JP5222268B2 - 穀粒排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、穀粒排出口に向けて穀粒タンクから穀粒を搬送する搬送手段を設けるとともに、穀粒排出口からの穀粒漏れを防止する穀粒排出装置に関する。
従来の穀粒排出装置において、穀粒排出口は収穫した穀粒を穀粒タンクから排出する際には開放された状態で問題はないが、移動等の際には穀粒排出装置に残留している穀粒が無駄に排出されてしまうことがある。こうしたことを防ぐ目的で、穀粒排出装置の穀粒排出口には排出切換部材が揺動切換自在に設けられており、穀粒タンク、穀粒排出装置の搬送スクリュの回転等による搬送手段が稼動して穀粒を穀粒排出口から排出する際には、排出切換部材が開いて穀粒排出口を開放して穀粒の排出を許容し、前記搬送手段を停止して穀粒の排出を停止すると、排出切換部材が閉じて穀粒排出口を閉鎖して穀粒の排出を阻止するように構成されている(特許文献1の図3、特許文献2の図3参照)。
特開平10−75643号公報 特開2008−54650号公報
上記の構成において、排出切換部材を穀粒排出口の閉鎖側に揺動させると、排出切換部材の端部が排出切換部材の受け部、または穀粒排出口を構成するダクトの内面と接触(線接触)し穀粒排出口を閉鎖する。このとき、排出切換部材の側部とダクトの内面には排出切換部材の揺動動作を円滑にするために多少の隙間が形成されている。したがって、排出切換部材を閉じて穀粒排出口を閉鎖する状態であっても、排出切換部材の側部とダクトの内面との間の隙間から穀粒が漏れてしまうおそれがあった。
本発明の目的は、排出切換部材を閉じて穀粒排出口を閉鎖する状態において、穀粒排出口と排出切換部材との間に形成され得る隙間を密閉し、穀粒漏れを防止する穀粒排出装置を提供する点にある。
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、穀粒排出口に向けて穀粒タンクから穀粒を搬送する搬送装置を設けるととともに、前記穀粒排出口に穀粒漏れを防止する排出切換部材を設けた穀粒排出装置であって、
前記排出切換部材は、前記穀粒排出口を開放して前記穀粒排出口からの穀粒の排出を許容する下向きの排出許容姿勢と、前記排出許容姿勢よりも上向きで前記穀粒排出口を閉鎖して前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止する排出阻止姿勢とに揺動切換自在であり、
前記排出切換部材の側部に対向する前記穀粒排出口の内面に可撓性を有するシール部材を配設し、前記排出阻止姿勢において前記シール部材と前記排出切換部材の側縁部とが当接して、前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止するように構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
請求項1に係る発明の特徴構成によると、排出切換部材は揺動自在であって、穀粒排出口を開放して穀粒排出口からの穀粒の排出を許容する下向きの排出許容姿勢と、排出姿勢よりも上向きで穀粒排出口を閉鎖して穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止する排出阻止姿勢とに切り換えられる。排出切換部材が下向きの排出許容姿勢から上向きの排出阻止姿勢になると、排出切換部材の側部に対向する穀粒排出口の内面に配設された可撓性を有するシール部材と排出切換部材の側縁部とが当接する。すなわち、穀粒排出口の内面と排出切換部材の側部と間に形成される隙間がシール部材により密閉され、穀粒排出口からの穀粒漏れが防止される。
排出切換部材の側部にシール部材を取付けても、排出切換部材が排出阻止姿勢になったときに、シール部材が穀粒排出口の内面と排出切換部材の側部と間に形成される隙間を密閉する。しかしながら、側部にシール部材が取付けられた排出切換部材は排出阻止姿勢の際のみならず、排出切換部材の開閉動作中もシール部材が穀粒排出口の内面を擦り続けるため、シール部材の磨耗が早くなる。一方、請求項1に係る発明の特徴構成のように、シール部材が穀粒排出口の内面に配設されていると、シール部材は、排出切換部材が排出阻止姿勢になったときのみ排出切換部材の側縁部と当接するので、シール材の磨耗は抑制される。
〔効果〕
請求項1に係る発明の特徴構成によると、排出切換部材の排出阻止姿勢において、穀粒排出口の内面に配設されたシール部材と排出切換部材の側縁部とが当接し、穀粒排出口の内面と排出切換部材の側部との間の隙間がシール部材で密閉されて、穀粒の漏れを確実に防止でき、穀粒を無駄にすることが少なくなった。また、シール部材を穀粒排出口の内面に配設することで、シール部材の耐久性が向上した。
〔構成〕
請求項2に係る発明の特徴構成は、前記シール部材が、前記穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに延出するようにしてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
請求項2に係る発明の特徴構成によると、可撓性のシール部材が、穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに延出するようにしてあるので、排出切換部材が下向きの排出許容姿勢から上向きの排出阻止姿勢になったときに排出切換部材の縁部とシール部材が当接し、排出切換部材がさらに上向きへ揺動しても、シール部材が上方に押し曲げられて排出切換部材の側縁部との当接状態が維持される。
このため、排出切換部材の排出阻止姿勢において、排出切換部材の側縁部と当接するシール部材が上方に向けて押し曲げられた状態になるよう穀粒排出口に配設することもできる。つまり、排出切換部材の排出阻止姿勢において排出切換部材の側縁部とシール部材とが当接する位置に精度はそれほど要求されず、シール部材の穀粒排出口への配設が容易となる。
また、排出切換部材の排出阻止姿勢において、排出切換部材の側縁部と当接するシール部材が上方に向けて押し曲げられた状態になるよう穀粒排出口に配設すると、排出切換部材が外力等を受けて上下に振動した場合でも、シール部材と排出切換部材との当接状態が維持されて、穀粒の漏れを防止できる。
〔効果〕
請求項2に係る発明の特徴構成によると、シール部材の穀粒排出口への配設が容易となるともに、排出切換部材とシール部材とが十分に密着してシール性が高まり、穀粒の漏れが少なくなった。
〔構成〕
請求項3に係る発明の特徴構成は、前記シール部材の上部を断面がくの字状に屈曲して前記穀粒排出口の内面に固定された固定部材に沿わせて固定し、前記シール部材の下部を前記穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに延出するようにしてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
請求項3に係る発明の特徴構成によると、シール部材の上部を断面が「く」の字状に屈曲して穀粒排出口の内面に固定された固定部材に沿わせて固定するので、シール部材の下部を穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに容易に延出させることができる。また、シール部材の上部が固定部材で支持されるので、シール部材の上部の姿勢も維持される。
〔効果〕
請求項3に係る発明の特徴構成によると、シール部材の上部を断面が「く」の字状に屈曲して穀粒排出口の内面に固定された固定部材に沿わせて固定するので、シール部材の穀粒排出口へ容易に配設でき、シール部材の姿勢も極力保持されて、排出阻止姿勢において排出切換部材の側縁部がシール部材に安定して接触する。
〔構成〕
請求項4に係る発明の特徴構成は、断面がくの字状に屈曲した押え部材を前記シール部材の上部に固定して、前記固定部材と前記押え部材とにより前記シール部材の上部が挟持されてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
シール部材の裏面側が「く」の字状の固定部材で支持されることで、シール部材も、くの字状を呈している。このとき、シール部材の屈曲部から下方の部分の表面側が露出した状態で配設されていると、穀粒の排出時に多量の穀粒をシール部材の表面側に受ける。シール部材の下部(固定部材の下端部よりも下側の部分)は多量の穀粒の自重を受けて穀粒排出口の内面に沿うように真下向きに姿勢を変更して、穀粒の負荷を逃し易い。しかし、シール部材の固定部材に沿って支持されている部分は真下向きになることはできず、穀粒の自重を受けて破損するおそれがある。
ここで、請求項4に係る発明の特徴構成のように、断面が「く」の字状に屈曲した押え部材を前記シール部材の上部に固定して、前記固定部材と前記押え部材とにより前記シール部材の上部が挟持されてあると、シール部材の固定部材に支持されている部分の表面側は押え部材で保護できる。
〔効果〕
請求項4に係る発明の特徴構成によると、断面が「く」の字状に屈曲した押え部材を前記シール部材の上部に固定して、前記固定部材と前記押え部材とにより前記シール部材の上部が挟持されることで、シール部材の損傷等が極力押えられ、結果的にシール部材の耐久性が向上した。
〔構成〕
請求項5に係る発明の特徴構成は、前記排出切換部材の端部及び前記排出切換部材の端部に対向する前記穀粒排出口の内面に面部を設け、前記排出阻止姿勢において前記穀粒排出口の面部と前記排出切換部材の面部とが面接触し、且つ、前記シール部材と前記排出切換部材の側縁部とが当接して、前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止するように構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
請求項5に係る発明の特徴構成によると、排出切換部材が下向きの排出許容姿勢から上向きの排出阻止姿勢になると、穀粒排出口の内面の面部に排出切換部材の面部とが面接触して穀粒排出口を閉鎖する。したがって、排出切換部材の端部が弾性的に撓んでも、面接触の範囲内で部分的に接触しない部分が生じる程度の状態となる。さらに、前記排出切換部材の側縁部は前記シール部材と当接して、穀粒排出口の内面と排出切換部材の側部と間の隙間も密閉されて穀粒排出口の内面と排出切換部材と間に隙間が発生し難くなり、穀粒排出口からの穀粒漏れが防止される。
〔効果〕
請求項5に係る発明の特徴構成によると、穀粒排出口の内面及び排出切換部材の端部に設けられた面部と、穀粒排出口の内面に配設されたシール部材により、排出阻止姿勢において穀粒排出口の閉鎖状態が維持されるので、穀粒の漏れが確実に防止されて、穀粒を無駄にすることが少なくなった。
〔構成〕
請求項6に係る発明の特徴構成は、前記穀粒排出口の内面に凹部を形成し、前記凹部の内面の上側部分を前記穀粒排出口の面部として、前記排出阻止姿勢において前記排出切換部材の面部が前記穀粒排出口の面部に下側から面接触するように構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
請求項6に係る発明の特徴構成によると、排出切換部材が排出阻止姿勢に切り換わると、排出切換部材が上向きに揺動し、排出切換部材の面部が穀粒排出口の凹部の上側部分(面部)に下側から面接触する。その際、排出切換部材の端部が振動や穀粒の重みにより下方に弾性的に撓むと、排出切換部材の面部が穀粒排出口の凹部の上側部分(面部)から離間することがある。しかし、排出切換部材の下方への撓みが小さい場合には、平面視において排出切換部材の面部が穀粒排出口の内面の面部とは重なっており、隙間が発生しない状態が維持されて、穀粒漏れが阻止される。
特許文献2では、排出阻止姿勢の際に、特許文献2の図3(イ)に示すように、ダクト内面と排出切換部材とが接した状態となると、排出切換部材の先端とダクト内面とのこじれを発生させることがあり、特に排出切換部材の排出阻止姿勢から排出許容姿勢への操作を行い難くする。これは、ダクト内面と排出切換部材の先端とが交差(直交)して接する為と思われる。
しかし、請求項6に係る発明の特徴構成によれば、ダクトの面部に排出切換部材の面部が面接触する状態となり、両面部が平行状態で面接触するので、上記のようなこじれが発生しない。
〔効果〕
請求項6に係る発明の特徴構成によると、穀粒排出口の内面に凹部を形成し、前記凹部の内面の上側部分を穀粒排出口の面部として、排出阻止姿勢において排出切換部材の面部が穀粒排出口の面部に下側から面接触するように構成してあるので、穀粒漏れが確実に阻止されると共に、排出切換部材による穀粒の排出動作の操作性が向上する。
さらに、排出切換部材が下方への揺動の際に、穀粒排出口の内面と擦れ合うことがないので(こじれが発生し難いので)、排出切換部材の排出阻止姿勢と排出許容姿勢の切換操作を円滑に行なうことができる。
〔構成〕
請求項7に係る発明の特徴構成は、請求項6に係る発明において、前記排出切換部材の面部の端部に、前記穀粒排出口の面部とは反対側の下方に向く突出部を備えてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
請求項7に係る発明の特徴構成によると、穀粒排出口の内面に凹部が形成されている場合に、排出切換部材の面部の端部に、穀粒排出口の面部とは反対側の下方に向く突出部を備えてあると、排出切換部材が排出阻止姿勢に切り換わった際に、穀粒排出口の凹部の内面の下側部分と排出切換部材の突出部が対向する。そうなると、面部同士が面接触する部分とは別の、排出切換部材と穀粒排出口の内面との間の隙間の狭い部分(排出切換部材の突出部の部分)が広い範囲に亘って存在する状態となり、排出阻止姿勢におけるシール性がさらに向上する。したがって、排出切換部材の端部が下向きに少し撓んだとしても、排出阻止姿勢の排出切換部材によるシール性が維持され、穀粒の漏れをより確実に阻止できる。
コンバインの全体側面図 コンバインの全体平面図 コンバインの側面図 オーガの排出口の付近の縦断側面図(排出切換部材の排出許容姿勢) オーガの排出口の付近の縦断側面図(排出切換部材の排出阻止姿勢) (a)図4のVIa−VIa断面図、(b)図5のVIb−VIb断面図 (a)図4のVIIa−VIIa断面図、(b)図5のVIIb−VIIb断面図 排出切換部材とシール部材との当接動作図 シール部材と固定部材及び押え部材の配置を示す図 別実施形態における排出切換部材の拡大動作図 別実施形態における排出切換部材の拡大動作図 別実施形態における排出切換部材の拡大動作図
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[1]
図1は、本発明の実施例に係る穀粒排出オーガが装着されたコンバインの側面図である。図2は、本発明の実施例に係る穀粒排出オーガが装着されたコンバインの平面図である。これらの図に示すように、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1,1によって自走するように構成され、かつ運転座席2Aを有した運転部2、および運転座席2Aの下方に設けたエンジンEを有した原動部が装備された自走機体を備え、この自走機体の機体フレーム3の前部に連結された刈取り部4を備え、前記機体フレーム3の後部側に自走機体横方向に並べて設けた脱穀装置5と穀粒タンク6を備え、この穀粒タンク6の後側に自走機体上下向きに設けた縦穀粒排出オーガ7を有した穀粒排出装置8を備えている。
このコンバインは、稲、麦などの収穫作業を行う。
すなわち、刈取り部4は、刈取り部フレーム4aが昇降シリンダ9によって機体フレーム3に対して上下揺動操作されることにより、刈取り部4の前端部に位置する分草具4bが圃場の近くに下降した下降作業状態と、分草具4bが圃場から高く上昇した上昇作業状態とに昇降する。この刈取り部4を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り部4は、エンジンEからの駆動力によって駆動されて植立穀稈を引起しながら刈り取る。脱穀装置5は、エンジンEからの駆動力によって駆動されて刈取り部4からの刈り取り穀稈を脱穀処理する。穀粒タンク6は、脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留する。
[2]
穀粒排出装置8は、前記縦穀粒排出オーガ7(以下、縦オーガ7と略称する。)を備える他、この縦オーガ7の搬送終端側に上中継ケース10を介して搬送始端側が接続された横向きの穀粒排出オーガ11(以下、横オーガ11と略称する。)を備えている。また、コンバインには、横オーガ11を収納するオーガ受け75が脱穀装置5の上部に設けられている。
横オーガ11の搬送筒11bは、上中継ケース10に搬送上流側端部が連結された横断面円形の基端側搬送筒20と、角筒状の排出筒15が搬送下流側端部に設けられた横断面円形の先端側搬送筒21とを備えて構成してある。ここで、排出筒15が本発明の穀粒排出装置8における穀粒排出口に相当する。
先端側搬送筒21は、基端側搬送筒20に外嵌した状態で基端側搬送筒20に伸縮移動自在に支持されている。横オーガ11の搬送スクリュ11aは、基端側搬送筒20と先端側搬送筒21とにわたって内装されている。この搬送スクリュ11aは、搬送上流側に位置した搬送上流側スクリュ部30と、搬送下流側に位置した搬送下流側スクリュ部40とを備えて構成してある。したがって、横オーガ11の排出筒15から穀粒を排出する際には、図3に示すように先端側搬送筒21を伸張させることができる。
縦オーガ7の搬送始端側は、穀粒タンク6の底部内に位置する底排出スクリュ12に下中継ケース13を介して接続されている。縦オーガ7の搬送スクリュ7aは、下中継ケース13の内部に位置するベベルギヤを有した連動機構13aによって底排出スクリュ12に連動され、横オーガ11の搬送スクリュ11aは、上中継ケース10の内部に位置する連動機構14を介して縦オーガ7の搬送スクリュ7aに連動されている。
穀粒排出装置8は、エンジンEから底排出スクリュ12への伝動を入り切りする排出クラッチ12a(図1参照)が入り操作されることにより、穀粒タンク6に貯留されている穀粒を排出する。排出クラッチ12aは電動モータ(図示せず)により入り切り操作される。排出クラッチ12aが入り操作されると、底排出スクリュ12が駆動されるとともにこの底排出スクリュ12の駆動力によって縦オーガ7の搬送スクリュ7aが駆動され、この搬送スクリュ7aの駆動力によって横オーガ11の搬送スクリュ11aが駆動される。底排出スクリュ12によって穀粒タンク6から排出されて下中継ケース13に送り込まれた穀粒を縦オーガ7によって揚送して上中継ケース10に送り込み、上中継ケース10に流入した穀粒を横オーガ11によって横送りしてこの横オーガ11の搬送筒11bの先端部に設けてある排出筒15から排出する。このとき、排出筒15の外側に設けてある作業灯16(図1,4参照)によって穀粒排出箇所を照明することができる。
穀粒排出装置8は、縦オーガ7の搬送筒7bと下中継ケース13とにわたって設けられた旋回操作機構17(図1,図2参照)、縦オーガ7の搬送筒7bが有するシリンダブラケット19aと横オーガ11の搬送筒11bが有する連結軸18とにわたって連結された昇降シリンダ19(図1,図2参照)を備え、旋回操作機構17が有する旋回モータ17aが駆動され、昇降シリンダ19が駆動されることにより、穀粒排出箇所を変更する。
すなわち、旋回モータ17aが駆動されると、この旋回モータ17aによって駆動される旋回操作機構17によって縦オーガ7が下中継ケース13に対して旋回操作されて横オーガ11が縦オーガ7と共に旋回し、排出筒15が縦オーガ7の旋回軸芯まわりに旋回移動する。
昇降シリンダ19が駆動されると、この昇降シリンダ19の駆動力によって横オーガ11が縦オーガ7に対して上下に揺動操作され、排出筒15が横オーガ11の揺動軸芯まわりに昇降移動する。
[3]
排出切換部材90及びシール部材60について説明する。
図4及び図5に示すように、先端側搬送筒21は、排出筒15の内部に設けた排出切換部材90を備えている。排出切換部材90は、横向きの支軸91の軸芯まわりに揺動開閉自在に支持されている。排出筒15の内部に電動モータ92(以下、開閉モータ92と呼称する。)が設けられ、着脱自在な排出筒15における搬送上手側の縦壁部15aに、開閉モータ92が減速機94を介して支持されている。減速機94の出力軸94aに円弧状のカム面93aを備えた略半円状のカム板93が取付けられている。排出切換部材90は、カム板93の回転操作によって排出許容姿勢と排出阻止姿勢とに切り換えられる。
排出切換部材90は全体が平板状であって、端部には面部90aを有している。また、排出切換部材90は側面視において、くの字状であって、折れ曲がり部90bを有しており、排出切換部材90の排出阻止姿勢において、折れ曲がり部90bが少し弾性変形して、面部90aが排出筒15の内面の凹部50の面部51に対して押圧付勢されるように、排出阻止姿勢でのカム板93の位置が設定されている。排出切換部材90が、くの字状に折れ曲がっていることにより、排出切換部材90の折れ曲がり部90bに沿った方向での変形は起こりにくい。
図4及び図5に示すように、排出筒15における縦壁部15aに対向する縦壁部15bの内面には、排出筒15の内面から外側に向けて凹入した凹部50が横方向に連続して形成されている。凹部50は上側部分51と下側部分52とで構成され、上側部分51が排出切換部材90の端部の面部90aと面接触する面部となる。なお、凹部50は支軸91と縦壁部15bとを水平方向に結ぶ線の高さより低い位置に形成されている。
また、図4及び図5に示すように、排出筒15の縦壁部15aの両隣に位置し、排出切換部材90の側部に対向する縦壁部15cには、可撓性を有するシール部材60が夫々配設されている。シール部材60は排出筒15の中央側に向く斜め下向きに延出されている。詳細には、図5及び図9に示すように、シール部材60は板状であって、その下端縁60a,60bは側面視において、排出切換部材90の上面の屈曲した形状に沿った形状に形成されており、ゴム等の各種弾性材料(ゴム以外では例えば軟質の樹脂等)で構成される。
シール部材60を縦壁部15cに配設するために、断面が「く」の字状の固定部材61と押え部材62とを用いる。固定部材61は、その上部の上下向き部分が縦壁部15cに沿い、下部61aが排出筒15の中央側に向く斜め下向きに延出する形状であり、押え部材61は、その上部の上下向き部分が縦壁部15cに沿い、下部62aが排出筒15の中央側に向く斜め下向きに延出する形状である。押え部材62の下部62aの延出長さは、固定部材61の下部61aの延出長さよりも短く設定されている。
固定部材61と押え部材62でシート部材60を挟持して、シール部材60の下部を固定部材61,押え部材62の夫々の下部61a,62aから排出筒15の中央側に向く斜め下向きに延出させる。この固定部材61と押え部材62でシール部材60を取り付けた状態では、固定部材61の下部61aと押え部材62の下部62aとの間の隙間が徐々に下側に向けて広くなるように、押え部材62の下部62aが固定部材61の下部61aよりもより排出筒15の中央側に屈曲している。シール部材60を排出筒15に固定するには、例えば、シール部材60,固定部材61及び押え部材62と排出筒15とに設けられた貫通穴に排出筒15の内側から、頭部が薄い円板状に構成されたボルト63を挿入し、当該ボルト63に排出筒15の外側から袋ナット64で締め付ける。このようにして、シール部材60を排出筒15に着脱自在にすると、シール部材60が損傷したり磨耗したりしても容易に交換することができる。
なお、押え部材62は必須ではなく、固定部材61、ボルト63、ナット64のみでもシール部材60を排出筒15へ固定することもできる。ただ、押え部材62を備えない場合、シール部材60の裏面側が「く」の字状の固定部材61で支持されて、シール部材60も、くの字状を呈している。このとき、シール部材60の屈曲部から下方の部分の表面側が露出した状態で配設されていると、穀粒の排出時に多量の穀粒をシール部材60の表面側に受ける。シール部材60の下部(固定部材の下端部よりも下側の部分)は多量の穀粒の自重を受けて穀粒排出口の内面に沿うように真下向きに姿勢を変更して、穀粒の負荷を逃し易い。しかし、シール部材60の固定部材61に沿って支持されている部分は真下向きになることはできず、穀粒の自重を受けて破損するおそれがある。また、押え部材62は、上下向き部分のみの縦板で下部62aを備えないものであってもよい。
ここで、断面が「く」の字状に屈曲した押え部材62をシール部材60の上部に固定し、固定部材61と押え部材62とによりシール部材60の上部を挟持すると、シール部材60の固定部材61に支持されている部分の表面側は押え部材62で保護できる。その結果、シール部材60の耐久性が向上する。なお、押え部材62の下部62aは固定部材61の下部61aより大きく屈曲しており、押え部材62の下部62aとシール部材60との間には多少の隙間が形成されて、下方に延出するシール部材60の姿勢変更を許容している。
動力停止用リミットスイッチ35が排出筒15の下方に固設されている。横オーガ11からトラック(図示せず)の荷台に穀粒を排出している最中に、荷台が穀粒で満杯となると荷台の穀粒が排出筒15に達して、排出筒15に穀粒が詰まり、排出筒15に詰まった穀粒で動力停止用リミットスイッチ35が押される。そうなると、排出クラッチ12aが切り状態となって、搬送スクリュ12,7a,11aの駆動を停止し、穀粒の排出を自動的に停止するように構成されている。
排出筒15の内部にポテンショメータ95が備えられており、ポテンショメータ95に連結されたアーム96の端部にピン96aが形成され、ピン96aがカム板93に対して常に付勢し接触状態を維持する。こうして、ポテンショメータ95によりカム板93の回動移動に追随するピン96aの位置を検出し、排出切換部材90が排出阻止姿勢か排出許容姿勢のいずれの状態かを検知する。ポテンショメータ95で排出切換部材90の排出阻止姿勢か排出許容姿勢のいずれかが検知されると、開閉モータ92が停止しカム板93の位置が保持されて、排出切換部材90の姿勢が維持される。
図4,図6(a)及び図7(a)は、排出切換部材90の排出許容姿勢を示している。これらの図に示すように、開閉モータ92の回転によりカム面93aの位置が出力軸94aの下方側になると、排出切換部材90は自重により下降揺動して排出許容姿勢になる。排出許容姿勢になった排出切換部材90は、排出筒15を開き状態に切り換えて、排出筒15の内部に排出路97を形成する。排出路97は、先端側搬送筒21の穀粒出口21aに連通しており、先端側搬送筒21の穀粒出口21aに搬送された穀粒を排出筒15から排出させる。
図5,図6(b)及び図7(b)は、排出切換部材90の排出阻止姿勢を示している。これらの図に示すように、開閉モータ92の回転によりカム面93aの位置が出力軸94aの上方側になると、後述する排出切換部材90の折れ曲がり部90bと支軸91との間に、カム板93(カム面93a)が接当することにより、排出切換部材90はカム面93aによって徐々に押し上げられて、最終的に排出阻止姿勢になる。排出阻止姿勢になった排出切換部材90は、排出筒15を閉じ状態に切り換えて、排出筒15の内部に貯留室98を形成する。貯留室98は、下流側スクリュ部40によって搬送された穀粒を排出筒15から出ないように貯留する。排出切換部材90が排出阻止姿勢になると、排出切換部材90の端部が凹部50に下側から挿入されて、排出切換部材90の端部の面部90aと凹部50の上側の面部51とが面接触する。排出切換部材90の端部の面部90aと凹部50の上側の面部51とが面接触していると、排出切換部材90の端部が穀粒等の影響を受けて下方に弾性的に撓んだとしても、互いの面部90a,51によって穀粒排出口の閉鎖状態が維持されることとなり、穀粒の排出が確実に阻止される。
このとき、図8(a),(b)に示すように、排出切換部材90の側縁部90cは、シール部材60の下端縁60a,60bに当接し、シール部材60の下端縁60a,60bを上方に押し曲げて排出筒15と排出切換部材90の両側部との間に形成される隙間を密閉する。こうして、貯留室98に貯留される穀粒は、排出筒15と排出切換部材90の両側部との間の隙間から漏れ落ちることも防止される。シール部材60の下端縁60a,60bが上方に押し曲げられていると、排出切換部材90が外力を受けて上下に振動したとしても、排出切換部材90の側縁部90cとシール部材60の下端縁60a,60bとの当接状態が維持されるので、排出筒15と排出切換部材90の両側部との間の隙間からの穀粒の漏れをより安定的に防止できる。
[4]
次に横オーガ11の排出筒15から穀粒をトラックの荷台に排出する状態について説明する。運転部2内の運転席2Aの近くに、図示しない穀粒排出スイッチが備えられている。穀粒排出スイッチは、穀粒タンク6から穀粒を排出するためのスイッチであり、排出位置及び停止位置に切換操作される。
横オーガ11の排出筒15から穀粒をトラックの荷台に排出する状態では一般に、穀粒を一台のトラックの荷台に排出し始めて、トラックの荷台が満杯になると穀粒の排出を停止して、横オーガ11を移動させることにより(又はトラックを移動させることにより)、穀粒を次のトラックの荷台に排出する。
穀粒排出スイッチを排出位置にすると、カム板94の外周部94aが排出切換部材90に作用しない位置に移動して、排出切換部材90を排出許容姿勢に切換える(図4)。そして、ポテンショメータ96が排出切換部材90の排出許容姿勢を検知すると、カム板94の回転を停止し、電動モータ(図示せず)により排出クラッチ12aが入り操作される。逆に、穀粒排出スイッチを停止位置にすると、電動モータにより排出クラッチ12aが切り操作されるだけで、排出切換部材90は排出許容姿勢のまま維持される。穀粒排出スイッチを停止位置にするとともに、横オーガ11がオーガ受け75の上に戻されると、カム板94の外周部94aが排出切換部材90に最も作用する位置まで移動して、排出切換部材90を排出阻止姿勢に切換える(図5)。
横オーガ11の排出筒15をトラックの荷台の上方の位置に移動させた状態において、穀粒排出スイッチを排出位置に操作すると、まず、排出阻止姿勢の排出切換部材90が排出許容姿勢に揺動切換される(図4)。その後、電動モータにより排出クラッチ12aが入り操作されて、エンジンEの動力が底排出スクリュ12に伝達されて、底排出スクリュ12、縦オーガ7の搬送スクリュ7a及び横オーガ11の搬送スクリュ11aが回転駆動される。こうして、穀粒タンク6の穀粒が搬送され横オーガ11の排出筒15から排出される。
[5]
前項[4]の状態において、トラックの荷台が満杯になった場合に、穀粒排出スイッチを停止位置に操作すると、電動モータにより排出クラッチ12aが切り状態に操作されて、底排出スクリュ12、縦オーガ7の搬送スクリュ7a及び横オーガ11の搬送スクリュ11aが停止する。この結果、横オーガ11の排出筒15からトラックの荷台への穀粒の排出は停止されるが、排出切換部材90は排出許容姿勢が維持される。
その後、横オーガ11の排出筒15を別のトラックの荷台の上方の位置に移動させ、穀粒排出スイッチを排出位置に操作すると、電動モータにより排出クラッチ12aが入り状態に操作されて搬送スクリュ12,7a,11aが駆動し、穀粒が穀粒タンク6から排出されて横オーガ11の排出筒15から次のトラックの荷台に排出される。
穀粒の排出作業が終了し、穀粒排出スイッチを停止位置に操作して電動モータにより排出クラッチ12aを切り状態にするとともに、横オーガ11をオーガ受け75に戻すと、前述のように排出切換部材90を排出阻止姿勢に切換える。排出切換部材90が排出阻止姿勢になると、排出切換部材90の面部90aと排出筒15の面部51が面接触するとともに、排出切換部材90の側縁部90cと排出筒15の内面に配設されたシール部材60とが当接して、排出切換部材90による排出筒15の閉鎖状態が保持される(図5)。こうして、その後のコンバインの移動時や収穫作業時における、排出筒15内の貯留室98に残存する穀粒の無駄な排出が防止される。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、板状のシール部材60を用いたが、シール部材60はブロック状であってもよい。シール部材60がブロック状である場合には、シール部材60は必ずしも排出筒15の中央側に向く斜め下向きに延出されている必要はなく、単に排出筒15の中央側に向けて突出していてもよい。
(2)上記実施形態では、シール部材60を固定部材61、押え部材62、ボルト63、ナット64を用いて排出筒15の内面に固着したが、固定部材61の排出筒15の内面への固着手段はこれに限定されず、固定部材を排出筒15の内壁に溶接してもよいし、接着して固定してもよく、シール部材60についても固定部材61に接着して固定してもよい。また、固定部材61を用いずに、シール部材60を排出筒15の内壁に直接接着して固定してもよいし、ボルト63,ナット64等のみを用いて固定してもよい。
(3)排出切換部材90には、図10に示すように、面部90aに連続する端部を折り返して凹部50の面部51とは反対側の下方に向く突出部90dが設けられてもよい。突出部90dは排出切換部材90の端部(面部90a)を補強しつつ、排出阻止姿勢(図5)の排出切換部材90の端部が下向きに少し撓んだ場合に、排出筒15の内面の凹部50の下側部分52に沿うように移動して、排出切換部材90の端部と排出筒15との間隔を保持する。そうなると、排出切換部材90の面部90aと凹部50の上側の面部51とが面接触する部分とは別の、排出切換部材90と排出筒15の内面との間の隙間の狭い部分(排出切換部材90の突出部90dの部分)が広い範囲に亘って存在する状態となり、排出阻止姿勢におけるシール性がさらに向上する。したがって、排出切換部材90の端部が下向きに少し撓んだとしても、排出阻止姿勢の排出切換部材90によるシール性が維持され、穀粒の漏れをより確実に阻止できる。
(4)図11に示すように、排出筒15の内面に凹部50を形成せずに、排出切換部材90の端部を折り曲げて面部90aを形成して、排出阻止姿勢において面部90aが排出筒15の内面の平らな面部51に沿うように面接触してもよい。このようにすると、排出切換部材90が、排出阻止姿勢になる直前から排出阻止姿勢なるまでの間と、排出阻止姿勢から排出許容姿勢に切換わろうとする際にも、排出筒15の内面の面部51と排出切換部材90の面部90aとが擦れ合うこととなって穀粒の漏れが防止される。
(5)図12に示すように、排出筒15の内面に凹部50を形成するのではなく、排出切換部材90の面部90aに面接触する面部51を備えた面部付加部材53を排出筒15の内面に取り付けるようにして構成してもよい。こうすると、排出筒15の内面に加工を施す必要がなくなり、排出切換部材90に面接触する面部51が容易に形成できる。また、排出切換部材90には、面部90aに連続する端部を折り返して面部51とは反対側の下方に向く突出部90dが設けられている。したがって、排出阻止姿勢の排出切換部材90の端部が下向きに少し撓んだとしても、シール性が維持されて、穀粒の漏れをより確実に阻止できる。
(6)縦壁部15bに凹部を形成するのではなく、縦壁部15bの上下方向の途中に外側向きの段差を設けて、この段差の下向き面が排出切換部材90の面部90aに面接触する面部として機能するように構成してもよい。すなわち、縦壁部15bから外側へ直角または斜め下方に傾斜した下向き面と、この下向き面の外端から下方に延出されて縦壁部15bに平行な下部縦壁部とでクランク状の段差部を構成し、この段差部の下向き面を排出切換部材90の面部90aに面接触する面部として構成してもよい。
(7)排出切換部材90を、縦壁部15aの両隣に位置する縦壁部15cや縦壁部15aに対向する縦壁部15bに揺動自在に支持してもよい。この場合、排出切換部材90を揺動自在に支持した縦壁部に対向する縦壁部に凹部50等を形成し、排出切換部材90の面部90aに面接触する面部を構成するとともに、排出切換部材90を揺動自在に支持した縦壁部の両隣に位置する縦壁部にシール部材60を配設する。
本発明に係る穀粒排出装置は、自脱式コンバインに限らず、普通型コンバインにおいても利用することができる。
6 穀粒タンク
8 穀粒排出装置
11 横オーガ
12,7a,11a 搬送スクリュ(搬送装置)
15 排出筒(穀粒排出口)
50 凹部
51 面部
60 シール部材
61 固定部材
62 押え部材
90 排出切換部材
90a 面部
90c 側縁部
90d 突出部

Claims (7)

  1. 穀粒排出口に向けて穀粒タンクから穀粒を搬送する搬送装置を設けるととともに、前記穀粒排出口に穀粒漏れを防止する排出切換部材を設けた穀粒排出装置であって、
    前記排出切換部材は、前記穀粒排出口を開放して前記穀粒排出口からの穀粒の排出を許容する下向きの排出許容姿勢と、前記排出許容姿勢よりも上向きで前記穀粒排出口を閉鎖して前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止する排出阻止姿勢とに揺動切換自在であり、
    前記排出切換部材の側部に対向する前記穀粒排出口の内面に可撓性を有するシール部材を配設し、前記排出阻止姿勢において前記シール部材と前記排出切換部材の側縁部とが当接して、前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止するように構成してある穀粒排出装置。
  2. 前記シール部材が、前記穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに延出するようにしてある請求項1に記載の穀粒排出装置。
  3. 前記シール部材の上部を断面がくの字状に屈曲して前記穀粒排出口の内面に固定された固定部材に沿わせて固定し、前記シール部材の下部を前記穀粒排出口の中央側に向く斜め下向きに延出するようにしてある請求項2に記載の穀粒排出装置。
  4. 断面がくの字状に屈曲した押え部材を前記シール部材の上部に固定して、前記固定部材と前記押え部材とにより前記シール部材の上部が挟持されてある請求項3に記載の穀粒排出装置。
  5. 前記排出切換部材の端部及び前記排出切換部材の端部に対向する前記穀粒排出口の内面に面部を設け、前記排出阻止姿勢において前記穀粒排出口の面部と前記排出切換部材の面部とが面接触し、且つ、前記シール部材と前記排出切換部材の側縁部とが当接して、前記穀粒排出口からの穀粒の排出を阻止するように構成してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の穀粒排出装置。
  6. 前記排出切換部材の端部に対向する前記穀粒排出口の内面に凹部を形成し、前記凹部の内面の上側部分を前記穀粒排出口の面部として、
    前記排出阻止姿勢において前記排出切換部材の面部が前記穀粒排出口の面部に下側から面接触するように構成してある請求項5に記載の穀粒排出装置。
  7. 前記排出切換部材の面部の端部に、前記穀粒排出口の面部とは反対側の下方に向く突出部を備えてある請求項6に記載の穀粒排出装置。
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