JP3409780B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3409780B2
JP3409780B2 JP2000261201A JP2000261201A JP3409780B2 JP 3409780 B2 JP3409780 B2 JP 3409780B2 JP 2000261201 A JP2000261201 A JP 2000261201A JP 2000261201 A JP2000261201 A JP 2000261201A JP 3409780 B2 JP3409780 B2 JP 3409780B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】本発明は、農業機械であるコンバ
インに関するものである。 【従来の技術】従来のコンバインにおいて、刈取前処理
装置の後方において、下方位置から上方位置へと刈取前
処理装置の後端部に沿って平行移動する構成である。ま
た、従来のセカンドモア装置の別の公知例は、該セカン
ドモア装置を走行車体側に設けて昇降する構成である。
また、セカンドモアを油圧モータで駆動する構成とし、
この油圧モータを冷却できるように構成したものはなか
った。 【発明が解決しようとする課題】前述のようなコンバイ
では、作業時においてファーストモアで刈り取られた
残稈が、刈取前処理装置により上方から圧接された状態
のままで刈り取られるので、残稈の刈取姿勢が不安定と
なって、刈跡に凹凸が生じて不規則な刈取状態となって
いた。さらに、セカンドモアの刈取取付枠や機枠上の前
方に、セカンドモアで刈り取られた稈が停滞して、セカ
ンドモアの負荷が増大して、刈取作業の能力が下がり、
セカンドモア装置が破損するという欠点があった。ま
た、セカンドモア装置を走行車体側に設けている構成の
ものにおいては、刈取前処理装置を上昇させると、セカ
ンドモア装置の刃先が開放状態となり、畦際ぎりぎりで
作業をすると、セカンドモア装置の刃先が畦に当接して
破損してしまう可能性がある。また、セカンドモアを油
圧モータで駆動する構成とし、この油圧モータを冷却で
きるように構成したものはなかったので、高負荷状態で
連続作業すると、油圧モータの寿命が短いものとなって
いた。そこで、この発明は、前記不具合を解消しようと
するものである。 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行車体6の下部に走行装置を、上部に
脱穀装置7を、前方に刈取前処理装置4を設け、該刈取
前処理装置4の前部には植立穀稈を高く刈り取るファー
ストモア1を設け、該ファーストモア1にて刈り取った
穀稈を前記脱穀装置7に搬送するベルトコンベア15を
箱体16に内装軸架して構成したコンバインであって、
前記刈取前処理装置4の後部に前記ファーストモア1に
よって刈り取られた後の残稈を低く刈り取るセカンドモ
ア9を設けるにあたり、該セカンドモア9は平行リンク
24を介して支持すると共に、油圧シリンダ25によっ
て昇降可能に構成し、前記セカンドモア9は油圧モータ
11で駆動する構成とし、前記ベルトコンベア15の始
端部側の回転軸32にファン33を設け、該ファン33
の回転にともなって前記箱体16内の塵埃を箱外に排塵
する構成とし、前記油圧モータ11は、ファン33の排
塵側に臨ませた状態に位置させ、ファン33の排塵風に
よって油圧モータ11が冷却できるように構成したこと
を特徴とするコンバインとしたものである。 【実施例】まず、その構成について述べる。刈取前処理
装置4は、前部両側に位置させた分草杆12と、その後
方低位置に配置したレシプロ式のファ−ストモア1と、
その上方に回動可能に支架した掻込リ−ル2と、前記フ
ァ−ストモア1によって刈り取られた穀稈を横送りする
移送螺旋13を有する掻込オ−ガ3とを一体的として機
枠14に取り付けて構成している。そして、搬送コンベ
ヤ5は、刈取穀稈を係合して掻き揚げながら搬送できる
ベルトコンベヤ15を箱体16に内装軸架させて構成
し、その始端部を前記刈取前処理装置4の掻込オ−ガ3
に開口して臨ませ、その終端部分を後述する脱穀装置7
の扱室17の穀稈供給口18に連通している。搬送コン
ベヤ5は、終端部を脱穀装置7に枢着し、油圧シリンダ
8を介して走行車体6に支架し、前部の刈取前処理装置
4と共に昇降移動ができる構成としている。そして、掻
込オ−ガ3は、前記搬送コンベヤ5の始端開口部に対応
する位置には掻込杆19を設けて穀稈を搬送コンベヤ5
の始端部に掻き込むように構成している。脱穀装置7
は、前述の扱室17には扱胴20を内装軸架し、供給さ
れた穀稈を脱穀処理し、処理物を下方の選別室21に落
下供給する構成となっている。選別室21は、従来周知
のように、揺動選別棚が支架し、その下方に圧風唐箕,
一番移送螺旋,二番移送螺旋を設けて構成している。2
2はグレンタンク、23は穀粒排出オ−ガを示す。そし
て、セカンドモア9は、レシプロ式の刈取装置とし、前
記刈取前処理装置4の後方で、かつ、搬送コンベヤ5の
箱体16の始端部下方に位置させて刈取取付枠10に連
結し、この刈取取付枠10を平行リンク24を介して機
枠14に連結している。そして、平行リンク24は、油
圧シリンダ25によって上下できる構成としている。そ
して、油圧モ−タ11は、刈取取付枠10の伝動ボック
ス26上に設置し、走行車体6に装備した油圧ポンプか
ら圧油が送られて駆動され、駆動ア−ム27を介してセ
カンドモア9を伝動できる構成としている。この油圧モ
−タ11は、図1,図2,図3,図4に示すように、前
側に機枠14が位置し、前記刈取取付枠10を平行リン
ク24に連結するためのモアフレ−ム28を外側に、連
結枠29を背後にそれぞれ配置して周囲を囲わせ保護す
る状態に構成している。 別実施例1 図2,図3に示すように、駆動ア−ム27は、伝動ボッ
クス26の往復回動軸30の端部に取り付け、前述の通
りセカンドモア9を往復移動するように伝動する構成と
している。そして、スクレパ−31は、前記駆動ア−ム
27の裏側に固定し回動圏内に入り込んで藁屑等を往復
揺動にともなって跳ね飛ばすように構成している。この
ように構成すれば、藁屑は、駆動ア−ム27とともに往
復揺動を繰返しているスクレパ−31の揺動圏内に入り
込んだものを側方にはね飛ばし、回転部材や揺動部材に
絡みつくのを未然に防止できる特徴を有するものであ
る。 別実施例2 ファン33は、図5,図6に示すように、ベルトコンベ
ヤ15の始端部側の回転軸32に軸装し、回転にともな
って搬送コンベヤ5を構成する箱体16内に発生した塵
埃を吸塵して箱外に排塵できる構成としている。そし
て、油圧モ−タ11は、前記ファン33の排塵側に臨ま
せた状態に位置させ、排塵風によって冷却できる構成と
なっている。 別実施例3 図7に示す構成例は、セカンドモア9を前側の刈取前処
理装置4に対して左右横方向にスライド可能に取り付け
ている。そして、このセカンドモア9は、そのスライド
の左右の限界を前側の刈取前処理装置4の両側端に合わ
せて構成している。従来、圃場の畔際において、セカン
ドモア9は、運転席からの視覚による確認がやりにくい
から畔に衝突するのを恐れて上方に収納してファ−スト
モア1のみで作業をしている。このようにすると、ファ
−ストモア1は、穀稈を低く刈り取らなければならない
から、長い刈取穀稈を脱穀装置7に供給することとなっ
て、脱穀負荷の高い状態で作業を行なわざるをえないも
のであった。そこで、別実施例3は、上述のように構成
するから、セカンドモア9を必要に応じて左右方向にス
ライドさせながら作業ができ、畔際の刈取脱穀作業にお
いても高刈したファ−ストモア1の刈り残した穀稈株元
を適確に刈り取ることができる。次にその作用について
説明する。まず、作業に先だって、刈取前処理装置4
は、ファ−ストモア1を穀稈の上部を刈り取る高刈りの
位置にセットし、セカンドモア9は、穀稈の株元を刈り
取る低い位置にセットする。そして、機体の回転各部を
駆動しながら圃場内において走行車体6を前進させれ
ば、圃場の穀稈は、前部の分草杆12によって分草され
たのち上部の掻込リ−ル2によって後方に掻き込まれフ
ァ−ストモア1に達して刈り取られる。この場合、ファ
−ストモア1は、穀稈上部を刈り取って掻込オ−ガ3に
供給する。このようにして、穀稈は、移送螺旋13によ
って一側に搬送されて搬送コンベヤ5の始端部に達し、
掻込杆19によってベルトコンベヤ15に送り込まれ箱
体16内を順次上方に搬送される。そして、穀稈は、搬
送コンベヤ5の終端部から扱室17に供給され回転駆動
されている扱胴20によって脱穀処理される。そして、
脱穀処理物は、扱室17から選別室21に落下して揺動
選別棚上に達して揺動され、更に、圧風唐箕による選別
風によって選別作用を受けるものである。一方、セカン
ドモア9は、低位置にセットされているからファ−スト
モア1が刈り残した穀稈株元部分をを走行車体6の前進
に伴って刈り取りながら圃場面に放出する。さて、以上
のような作業中において、セカンドモア9は、刈取取付
枠10上の油圧モ−タ11から伝動ボックス26の往復
回動軸30を伝動し、更に、駆動ア−ム27を介して伝
動されて刈取作業を行なうものである。この場合、セカ
ンドモア9は、一体的に油圧モ−タ11が装備されてい
るから従来のような伝動機構を不要とし、平行リンク2
4による上下調節も油圧シリンダ25の作用によって確
実に行なうことができる。 【発明の作用】セカンドモア9を使用しない時は、油圧
シリンダ25を上昇方向へ駆動すると、セカンドモア9
は平行リンク24によって上方へと移動して刈取前処理
装置4の背面側に接近する。セカンドモア9を使用する
時は、油圧シリンダ25を下降方向へ駆動すると、セカ
ンドモア9は平行リンク24によって下方へと移動して
刈取前処理装置4の背面側から離れて走行装置の前方に
接近する。そして、ファン33が回転すると箱体16内
の塵埃が機外へと排出される。さらに、ファン33の排
塵風は油圧モータ11を冷却する。 【発明の効果】本発明は上述のごとく、セカンドモア9
は上方移動時において刈取前処理装置4の背面側に接近
すると共に、下方移動時において刈取前処理装置4の背
面側から離れて走行装置の前方に接近するように構成し
たので、セカンドモア9が上方へ収納されている時は、
セカンドモア9が障害物に当接するのを防止することが
できる。また、セカンドモア9が下方へと移動して作業
状態にある時は、残稈が略直立状態となることにより、
残稈の切断性能が向上する。さらに、切断された残稈は
走行装置の回転走行作用により圃場面との間に掻きこま
れていくので、残稈がセカンドモア9の近傍に停滞する
のを防止でき、詰まり等によるセカンドモア9の損傷が
防止できる。さらに、セカンドモア9は平行リンク24
によって支持されているので、より強固に支持できる。
そして、ファン33が回転すると箱体16内の塵埃が機
外へと排出されるので、選別が向上し、さらに、ファン
33の排塵風は油圧モータ11を冷却するので、油圧モ
ータ11の寿命が伸びるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であって、要部の側面図であ
る。 【図2】本発明の一実施例であって、一部の作用を示す
正面図である。 【図3】本発明の一実施例であって、一部の側面図であ
る。 【図4】本発明の一実施例であって、一部の平面図であ
る。 【図5】本発明の別実施例であって、その側面図であ
る。 【図6】本発明の別実施例であって、その平面図であ
る。 【図7】本発明の別実施例であって、その作用平面図で
ある。 【図8】本発明の一実施例であって、一部を破断して示
す側面図である。 【図9】本発明の一実施例であって、一部を欠切して示
す平面図である。 【符号の説明】 1…ファ−ストモア、4…刈取前処理装置、6…走行車
体、7…脱穀装置、9…セカンドモア、24…平行リン
ク、25…油圧シリンダ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行車体6の下部に走行装置を、上部に
    脱穀装置7を、前方に刈取前処理装置4を設け、該刈取
    前処理装置4の前部には植立穀稈を高く刈り取るファー
    ストモア1を設け、該ファーストモア1にて刈り取った
    穀稈を前記脱穀装置7に搬送するベルトコンベア15を
    箱体16に内装軸架して構成したコンバインであって、
    前記刈取前処理装置4の後部に前記ファーストモア1に
    よって刈り取られた後の残稈を低く刈り取るセカンドモ
    ア9を設けるにあたり、該セカンドモア9は平行リンク
    24を介して支持すると共に、油圧シリンダ25によっ
    て昇降可能に構成し、前記セカンドモア9は油圧モータ
    11で駆動する構成とし、前記ベルトコンベア15の始
    端部側の回転軸32にファン33を設け、該ファン33
    の回転にともなって前記箱体16内の塵埃を箱外に排塵
    する構成とし、前記油圧モータ11は、ファン33の排
    塵側に臨ませた状態に位置させ、ファン33の排塵風に
    よって油圧モータ11が冷却できるように構成したこと
    を特徴とするコンバイン。
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JP2014183795A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Yanmar Co Ltd コンバイン

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