JP5219883B2 - 内燃機関のスタータモータ配置構造 - Google Patents

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本発明は、動弁系に動力を伝達するローラチェーンを押圧する押圧手段および同押圧手段に圧接するプッシュロッドからなるカムチェーンテンショナ装置を備えた内燃機関におけるスタータモータの配置構造に関する。
カムチェーンにローラチェーンを用いると、サイレントチェーンに比べフリクションが小さいが、その代わり押圧手段やプッシュロッド等の嵩張る機器が必要であり、内燃機関の大型化を避けてスタータモータを配置することが難しい。
このようなローラチェーンを用い、押圧手段やプッシュロッド等のカムチェーンテンショナ装置を備えた内燃機関としては、特許文献1に開示された例がある。
特許第4035226号公報
同特許文献1に開示された内燃機関は、クランクケースからシリンダが前方に略水平に突設されており、よってローラチェーンはクランク軸から前方に延び配設されている。
カムチェーンテンショナ装置の押圧手段であるテンショナアームおよびプッシュロッドは、前後水平に延びるローラチェーンと側面視で交叉するように配置されている。
クランク軸に嵌着された大径のスタータ被動ギアの周囲に設けられるスタータモータは、クランク軸(スタータ被動ギア)に関して前方に延出するローラチェーンおよび上方のオイル捕集室等を避けて、クランク軸の後方の斜め上方に配置されている。
クランク軸に関して前方にローラチェーンが延出し、後方斜め上にスタータモータが突設されるので、スタータモータを含めた内燃機関は大型化が避けられない。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、ローラチェーンのテンショナ装置を備えた内燃機関の大型化を避けて内燃機関全体をコンパクトに構成できるスタータモータ配置構造を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、自動二輪車に搭載される内燃機関のクランクケースにクランク軸が左右方向に指向して回転自在に軸支され、前記クランク軸に嵌着された駆動スプロケットと動弁系のカム軸に嵌着された従動スプロケットとの間に無端状のローラチェーンが架渡され、前記ローラチェーンが押圧部材により押圧され、前記クランクケースに形成されたガイド孔に摺動可能に嵌挿されるプッシュロッドにより前記押圧部材が圧接される内燃機関において、前記プッシュロッドは、そのロッド軸線が前記クランクケースから起立するシリンダのシリンダ軸線と側面視で前方に鈍角を形成するように配設され、前記シリンダ軸線と前記ロッド軸線とによる前方鈍角内で前記クランクケースの前部にスタータモータが配置される内燃機関のスタータモータ配置構造とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関のスタータモータ配置構造において、前記クランクケースの前記スタータモータより後方で前記クランク軸の略下方近傍箇所にオイルポンプが設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の内燃機関のスタータモータ配置構造において、前記スタータモータのモータ本体から左側に突出したスタータ駆動軸にスタータ駆動ギアが設けられ、前記クランク軸の左側軸部にスタータ被動ギアが軸支され、前記スタータ駆動ギアと前記スタータ被動ギアとの間に大径ギアと小径ギアが一体に形成された中間ギアを噛合させて介装したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の内燃機関のスタータモータ配置構造において、前記オイルポンプは、前記シリンダ軸線を含む鉛直面より右側で前記スタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の内燃機関のスタータモータ配置構造において、内燃機関を車体フレームに支持するマウントプレートが前記クランクケースの前部に配置される前記スタータモータを前方から覆い、前記マウントプレートは前記スタータモータの突出した電力端子に対応する部分が膨出して形成されたことを特徴とする。
請求項1記載の内燃機関のスタータモータ配置構造によれば、クランクケースから起立するシリンダのシリンダ軸線(シリンダボアの中心軸線)とプッシュロッドのロッド軸線(プッシュロッドが摺動可能に嵌挿されるガイド孔の中心軸線)とが側面視で形成する前方に向いた鈍角内にスタータモータが配置されるので、クランクケースの前部に配置されるスタータモータを可能な限り鈍角の奥に、すなわち後方に配置して内燃機関の前後長を抑えて大型化を避けスタータモータを含めた内燃機関全体をコンパクトに構成することができる。
請求項2記載のスタータモータ配置構造によれば、クランクケースのスタータモータより後方でクランク軸の略下方近傍箇所にオイルポンプが設けられるので、オイルポンプのために内燃機関が大型化するのは避けられるとともに、オイルポンプからクランク軸への油路を比較的短く設定でき、クランク軸への潤滑油の供給を円滑に行うことができる。
請求項3記載のスタータモータ配置構造によれば、クランクケースの前部に配置されるスタータモータのモータ本体から左側に突出したスタータ駆動軸に設けられたスタータ駆動ギアとクランク軸の左側軸部に軸支されたスタータ被動ギアとの間に大径ギアと小径ギアが一体に形成された中間ギアを噛合させて介装した構成なので、左側の中間ギアを介する歯車列に対してスタータモータを右側に配設してスタータモータを含む内燃機関全体の前後長を小さく抑えて内燃機関の大型化を避けコンパクトにすることができる。
請求項4記載のスタータモータ配置構造によれば、オイルポンプはシリンダ軸線を含む鉛直面より右側でスタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置される。
クランク軸の左側軸部に嵌着されるスタータ被動ギアはシリンダ軸線を含む鉛直面より左側に位置し、よって右側に位置するオイルポンプがスタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置されることで、内燃機関の前後長を大きくすることなく、内燃機関全体のコンパクト化を図ることができる。
請求項5記載のスタータモータ配置構造によれば、内燃機関を車体フレームに支持するマウントプレートがクランクケースの前部に配置されるスタータモータを前方から覆い、同マウントプレートはスタータモータの突出した電力端子に対応する部分が膨出して形成されているので、マウントプレートはスタータモータを電力端子も含め前方から覆って飛石等の異物の衝突からスタータモータ全体を保護することができ、そのためスタータモータを内燃機関の前側下方に配置することが可能で、内燃機関のコンパクト化とともに車両の重心を下げることができる。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車の側面図である。 車体に搭載された内燃機関の要部前面図である。 左ケースカバーを外した同内燃機関の左側面図である。 右ケースカバーを外した同内燃機関の右側面図である。 同内燃機関の断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は本実施の形態に係る自動二輪車1の全体側面図である。
本自動二輪車1の車体フレームは、ヘッドパイプ2から後方へ左右一対のメインフレーム3,3が若干下向きに延出した後にさらに下方に屈曲して急傾斜部3a,3aを形成し、その下部をくの字に前方に屈曲させて下端部に至っている。
またヘッドパイプ2から斜め急角度に下方へ左右一対のダウンフレーム4,4が、側面視でメインフレーム3の急傾斜部3aに平行に延出している。
メインフレーム3,3の急傾斜部3a,3aの上部からはシートレール5,5が後方に延出し、同シートレール5,5の中央部と急傾斜部3a,3aの下部とを連結したバックステー6,6がシートレール5,5を支持している。
以上のような車体フレームにおいて、ヘッドパイプ2にはフロントフォーク7が枢支され、その下端に前輪8が軸支され、メインフレーム3,3の下部のくの字屈曲部分に設けられたピボットプレート9に前端を軸支されたリヤフォーク10が後方へ延出し、その後端に後輪11が軸支され、リヤフォーク10の後部とシートレール5の中央部との間にリヤクッション12が介装されている。
メインフレーム3,3の前部には燃料タンク13が架設され、燃料タンク13の後方にシート14がシートレール5に支持されて設けられている。
車体フレームに搭載される内燃機関20は、SOHC型の単気筒4サイクル内燃機関であり、車体に対してクランク軸21を車体幅方向に指向させ、気筒を若干前傾させて起立した姿勢で懸架される。
内燃機関20のクランク軸21を回転自在に軸支するクランクケース22は、後部がミッション室を形成するミッションケースを兼ねており、内燃機関20はパワーユニットを構成している。
クランクケース22の上方にはシリンダブロック23およびシリンダヘッド24が順次重ねられて一体に締結され、シリンダヘッド24の上にはシリンダヘッドカバー25が被せられ、シリンダブロック23、シリンダヘッド24、シリンダヘッドカバー25は、クランクケース22から僅かに前方に前傾して突設している。
クランクケース22は、前面の上部左右および下部左右からマウントブラケット22fu,22flが前方に突出形成され、後面の上部左右および下部左右からマウントブラケット22ru,22rlが後方に前方に突出形成されている(図5参照)。
車体フレームの左右一対のダウンフレーム4,4は、互いに平行に下方に延びており、ダウンフレーム4,4の両下端部に上下2か所に設けられた取付ボス部材4b,4b.にマウントプレート15の上部がボルト16により固定されている(図2参照)。
このマウントプレート15は、図2ないし図4を参照して、下部が後方に湾曲した前壁15fの左右端部を後方に屈曲させて左右側壁15l,15rを形成したチャンネル状をなし、左右側壁15l,15rの上部が後方に先細に延出して上側取付部15fuが形成され、左右側壁15l,15rの湾曲した下端部が斜め上方に延出して下側取付部15flが形成されている。
内燃機関20は、クランクケース22の前端部(後記するようにスタータモータ70が取り付けられている)をダウンフレーム4,4の両下端部に固定されたマウントプレート15の左右側壁15l,15r間に後方から嵌挿して、クランクケース22の前側上下のマウントブラケット22fu,22flがマウントプレート15の上側取付部15fu,下側取付部15flにそれぞれ支持ボルト17,17により取付けられて、クランクケース22の前部がダウンフレーム4,4にマウントプレート15を介して支持される。
他方、クランクケース22の後部は、後側上下のマウントブラケット22ru,22rlがメインフレーム3,3の急傾斜部3a,3aの下部寄り部分から前方に突設された上側取付部材18ru,18ruおよびメインフレーム3,3の下端部間を連結するクロスメンバ3cから前方に突設された下側取付部材18rl,18rlに支持ボルト19,19により取付けられて、メインフレーム3,3に上下取付部材18ru,18rlを介して支持される。
したがって、内燃機関20は、車体フレームのダウンフレーム4,4とメインフレーム3,3にクランクケース22の前後をそれぞれ上下2か所を取り付けられて車体フレームに懸架される。
このように車体フレームに搭載された内燃機関20の若干前傾して立設されたシリンダヘッド24から後方に吸気管26が延出し、吸気管26はスロットルボディ27を介して側面視でメインフレーム3とシートレール5とバックステー6に囲まれた空間に配設されるエアクリーナ28に連結されている(図1参照)。
また、シリンダヘッド24から前方に延出した排気管29は、下方に屈曲し、さらに後方に屈曲してクランクケース22の下面に沿って後方にかつ右側に寄って後輪11の右側に配置されたマフラー29Mに連結している。
図6を参照して、クランクケース22は、左右割りで左クランクケース22Lの軸受壁22Lwと右クランクケース22Rの軸受壁22Rwに主ベアリング31,31を介してクランク軸21が回転自在に軸支される。
クランク軸21は、軸受壁22Lw,22Rw間のクランク室22Sにクランクウエブ21w,21wが位置し、軸受壁22Lw,22Rwの左右外側に左側クランク軸部21lと右側クランク軸部21rが突出し、その各外側を左側ケースカバー30Lと右側ケースカバー30Rが覆っている。
左側クランク軸部21lには、主ベアリング31近傍に動弁駆動系の駆動スプロケット32が嵌着され、駆動スプロケット32の左隣りには始動機構の大径のスタータ被動ギア33が回動自在に軸支され、スタータ被動ギア33の左側にワンウエイクラッチ34を介して左側クランク軸部21lの左端部にはACジェネレータ35のアウタロータ35rが嵌着されている。
ACジェネレータ35のアウタロータ35r内に内装されるインナステータ35sは左側ケースカバー30Lに固定されている。
他方、右側クランク軸部21rには、オイルポンプ80のポンプ駆動ギア36が嵌合され、同ポンプ駆動ギア36を右側から挟むようにして遠心式オイルストレーナ37の内側ケース37aがスプライン嵌合されてナット38で固定されている。
円筒状をした内側ケース37aは、右端部が径方向に拡張して椀状部37aaを形成しており、同椀状部37aaの右方開口を板状の蓋部材37bが蓋して内部にストレーナ室37sを構成している。
右側クランク軸部21rは、蓋部材37bを貫通して右方に突出し、その突出端部は、右側ケースカバー30Rの内側に膨出して形成された円筒ボス部30rbに嵌入している。
右側クランク軸部21rおよび右側クランクウエブ21wには油路21raが形成されており、油路21raはその右端を径方向に貫通する連通孔によりストレーナ室37sと連通している。
また、右側クランク軸部21rの右端に油路21raと同軸に円筒ボス部30rb内と連通する右端油路21rbが穿孔されており、同右端油路21rbの左端を径方向に貫通する連通孔がストレーナ室37sに開口している。
遠心式オイルストレーナ37を右側から覆う右側ケースカバー30Rは、壁内に油路30raが形成され(図7参照)、クランク軸21に対向する部分が内側に膨出して形成された円筒ボス部30rb内に油路30raが連通しているので、右側ケースカバー30Rの壁内の油路30raより円筒ボス部30rb内に至ったオイルは、右端油路21rbを介して遠心式オイルストレーナ37のストレーナ室37sに入り、遠心力により異物が分離除去されて、クランク軸21の油路21raに入り、クランクピン21pとコンロッド21cの連結部に供せられる。
図4に示すように、右クランクケース22Rの軸受壁22Rwにおけるクランク軸21の略下方位置にオイルポンプ80が設けられている。
シリンダ軸線Lcを含む鉛直面(図7においてコンロッド21cの中心軸を含む鉛直面)に関して左側に位置するスタータ被動ギア33と反対側の右側にオイルポンプ80は位置し、図4に示すように、側面視でオイルポンプ80はスタータ被動ギア33と重なる位置に配置される。
したがって、シリンダ軸線Lcを含む鉛直面に関して右側に位置するオイルポンプ80が左側に位置するスタータ被動ギア33と側面視で重なる位置に配置されることで、内燃機関20の前後長を大きくすることなく、オイルポンプ80を含む内燃機関20全体のコンパクト化を図ることができる。
オイルポンプ80はトロコイドポンプであり、図7を参照して、軸受壁22Rwにポンプ基板81とポンプハウジング82が右側から固定され、ポンプハウジング82内で互いに偏心してアウタロータ83とインナロータ84が噛み合い回動する。
ポンプ基板81とポンプハウジング82を左右方向に貫通して回転自在に軸支されるポンプ駆動軸85は、ポンプハウジング82内でインナロータ84と嵌着され、ポンプハウジング82より右方に突出した端部にポンプ被動ギア86が嵌着されている。
このポンプ被動ギア86が、クランク軸21の右側クランク軸部21rに嵌着されるポンプ駆動ギア36と噛合している。
したがって、クランク軸21の回転は、ポンプ駆動ギア36とポンプ被動ギア86の噛合いを介してポンプ駆動軸85を回転してオイルポンプ80を駆動する。
オイルポンプ80は、クランク軸21の略下方で1組のポンプ駆動ギア36とポンプ被動ギア86の噛合いを隔てたクランク軸21の近傍に配置されているので、クランク軸21の右端部の遠心式オイルストレーナ37は、オイルポンプ80に比較的に近い位置にある。
したがって、オイルポンプ80からクランク軸21の油路21raまでのオイル通路を比較的短く設定でき、クランクピン21pとコンロッド21cの連結部へのオイルの供給を円滑に行うことができる。
一方、シリンダヘッド24には動弁機構が構成され、シリンダヘッド24の上面にカム軸ホルダ41に挟まれるようにしてカム軸40が車体幅方向に指向して軸支され、該カム軸40の左端に動弁駆動系の前記駆動スプロケット32の略2倍の径を有する従動スプロケット42が嵌着されている。
このカム軸40に嵌着された従動スプロケット42とクランク軸21に嵌着された駆動スプロケット32との間に無端状の伝動チェーンであるカムローラチェーン43が架渡されて、クランク軸21の回転が半分の回転速度になってカム軸40に伝達される。
カムローラチェーン43はサイレントチェーンではなくローラチェーンである。
カムローラチェーン43は、クランクケース22、シリンダブロック23、シリンダヘッド24の各カムチェーン室22C,23C,24Cに配設されている。
シリンダブロック23のカムチェーン室23Cには、駆動スプロケット32と従動スプロケット42との中間の径を有するガイドローラ44が回転自在に軸支されて、カムローラチェーン43の前側と後側の回動を案内している。
左クランクケース22Lのカムチェーン室23Cは、左側ケースカバー30LによりACジェネレータ34が覆われるACG室と共通の空間を構成しており、左側軸受壁22Lw近傍のクランクケース22の左方に延出した周壁22Lsに囲まれる空間がカムチェーン室23Cに相当する。
このカムチェーン室23Cにおいて、図5に示すように、駆動スプロケット32の前側斜め上方位置にガイドローラ45が左側軸受壁22Lwに回転自在に軸支されてカムローラチェーン43の前側の回動を案内するようになっている。
カムチェーン室23Cにおいて駆動スプロケット32の後方には、カムチェーンテンショナ装置50のテンショナアーム51が中央をピボットボルト52で軸支されて揺動自在に設けられている。
テンショナアーム51の上方に延びたアームの先端にはテンショナローラ53が回転自在に軸支され、下方に延びたアームの先端は当接端51eを形成している。
そして、テンショナアーム51の当接端51eにはテンショナリフタ55のプッシュロッド56が当接し、押圧付勢しているので、上方に延びたアームの先端のテンショナローラ53がカムローラチェーン43の後側回動部を押圧してカムローラチェーン43に適度な緊張を与えるようにしている。
左クランクケース22Lの左側軸受壁22Lwから左方に延出した周壁22Lsの駆動スプロケット32の下方にあたる傾斜部分をガイド孔57が周壁22Lsの内側の上部より周壁22Lsの外側の下部が前方になるように斜めに穿孔され、該ガイド孔57がカムチェーン室22Cと外部とを貫通している(図5参照)。
ガイド孔57の周壁22Lsより上方は、左側面に側壁プレート59が添設されて油溜まり60が形成され、ガイド孔57の下半部は、周壁22Lsより斜め下方に延出したガイド筒部58に形成されており、ガイド筒部58の下端の開口をテンショナボルト63が閉栓する。
このガイド孔57に嵌挿されるプッシュロッド56は、円筒状をなし、上端開口にはゴム製のヘッド部材56hが嵌着され、下端開口には制御弁61が設けられている(図6参照)。
制御弁61は、底壁に円孔が穿孔された有底円筒状のバルブシート61sがプッシュロッド56の下端開口の若干奥に嵌入され、バルブシート61sの円筒内にボール61bを遊嵌させて有底円筒状のバルブキャップ61cがバルブシート61sの開口に当てがわれて、ボール61bの落下を防止した状態で、ボール61bがバルブシート61sの円孔に開閉可能に構成されている。
ガイド筒部58の下端開口から圧縮ばね62をガイド孔57内に挿入して下端開口をテンショナボルト63で閉栓すると、圧縮ばね62によりプッシュロッド56は斜め上方に付勢される。
このように圧縮ばね62により斜め上方に付勢されるプッシュロッド56の上端のヘッド部材56hが、前記したテンショナアーム51の当接端51eに当接して、図5の側面視でテンショナアーム51を反時計回りに揺動付勢することになり、よってテンショナアーム51の他端のテンショナローラ53がカムローラチェーン43の後側回動部を押圧してカムローラチェーン43に一定の張力を与えることができる。
油溜まり60に溜まったオイルはプッシュロッド56の円筒壁に形成された円孔からプッシュロッド56内および制御弁61から下の圧縮ばね62が介装されたガイド筒部58のガイド孔57も満たしており、同オイルの流れを制御する制御弁61の作用で、プッシュロッド56は後退を禁止され前進のみ許されることで、テンショナリフタ55はカムローラチェーン43の緩みを防止し、カムローラチェーン43に常に適度な緊張を与え維持することができる。
本内燃機関20には、クランクケース22の前側にスタータモータ70が配設される。
図5を参照して、内燃機関20の若干前傾して起立したシリンダブロック23のシリンダボアの中心軸線であるシリンダ軸線Lcとテンショナリフタ55のプッシュロッド56のロッド軸線Lr(プッシュロッド56が摺動可能に嵌挿されるガイド孔57の中心軸線)とが、図5に示す側面視で形成する前方に向いた鈍角内に、スタータモータ70が配置される。
動弁系へ動力を伝達するカムローラチェーン43は、サイレントチェーンに比べてフリクションが小さいが、その代わりテンショナアーム51やプッシュロッド56が必要であり、スタータモータ70はカムローラチェーン43やプッシュロッド56等を避けて配置しなければならない。
そこで、シリンダ軸線Lcとロッド軸線Lrとが形成する鈍角内のスペースであれば、シリンダブロック23やテンショナリフタ55に干渉することなく、側面視でシリンダ軸線Lcとロッド軸線Lrとが交わる交点に可能な限り近づける鈍角の奥にスタータモータ70を配置させることができ、内燃機関20の前後長を抑えて大型化を避けスタータモータ70を含めた内燃機関20全体をコンパクトに構成することができる。
この鈍角内のスペースにある左クランクケース22Lの前壁において、上下部分から前方に突出したマウントブラケット22fu,22flの間が前方に延出してスタータモータ70のモータ取付壁22Mが形成されており(図5参照)、前方に延出したモータ取付壁22Mの端縁に前記周壁22Lsが形成されている。
モータ取付壁22Mの周壁22Lsの内側に形成された円孔22mhにスタータモータ70のスタータ駆動軸73が挿入される(図7参照)。
図7を参照して、スタータモータ70は、有底円筒状の本体ケース71の開口端部が軸受蓋部材72が覆い、軸受蓋部材72の突出した軸受ボス部72bをスタータ駆動軸73が貫通し突出している。
軸受蓋部材72には、電力供給のための電力端子74が径方向に突出している。
スタータモータ70は、モータ取付壁22Mに右方から配設され、軸受ボス部72bを円孔22mhに嵌入してモータ取付壁22Mに軸受蓋部材72をボルト75により固定する。
モータ取付壁22Mに固定されたスタータモータ70の軸受ボス部72bより左方に突出したスタータ駆動軸73は、左クランクケース22Lの周壁22Lsの内側で、周壁22Lsの最も前方に膨出した部分に沿って突出しており、スタータ駆動軸73の端部にはスタータ駆動ギア73gが形成されている。
このスタータ駆動ギア73gの後方斜め上に、左クランクケース22Lのモータ取付壁22Mと左ケースカバー30Lとの間に架設された中間ギア軸76に中間ギア77が回転自在に軸支されている(図7参照)。
中間ギア77は、大径ギア77bと小径ギア77sが隣り合って一体に形成されたもので、大径ギア77bがスタータモータ70のスタータ駆動軸73に形成されたスタータ駆動ギア73gに噛合し、小径ギア77sがさらに後方斜め上のクランク軸21に軸支されたスタータ被動ギア33に噛合する(図3,図7参照)。
このようにクランク軸21に軸支されたスタータ被動ギア33の前方に始動機構が構成される。
スタータモータ70が駆動すると、スタータ駆動軸73の回転は、中間ギア77を介して減速されてスタータ被動ギア33に伝達され、スタータ被動ギア33からワンウエイクラッチ34を介してクランク軸21に回転が伝達されて内燃機関20が始動される。
スタータモータ70のモータ本体71から左側に突出したスタータ駆動軸73に形成されたスタータ駆動ギア73gとクランク軸21の左側クランク軸部21lに軸支されたスタータ被動ギア33との間に大径ギア77bと小径ギア77sが一体に形成された中間ギア77を介装した構成であり、図7に示すようにクランク軸21の中央に対して左側に中間ギア77を介する歯車列を配列するのに対して、右側にスタータモータを配設してスタータモータ70を含む内燃機関20全体の前後長を小さく抑えて内燃機関20の大型化を避けコンパクトにすることができる。
クランクケース22の前壁の外壁面に沿って取り付けられるスタータモータ70を覆う前記マウントプレート15は、概ね前壁15fと左右側壁15l,15rによりスタータモータ70の本体ケース71に沿って下方を後方に湾曲させたチャンネル状をなし、前壁15fの左側は本体ケース71より径方向に大きい軸受蓋部材72および軸受蓋部材72より突出する電力端子74を覆うべく前方に膨出した前壁膨出部15fbを形成している。
また、右側壁15rは、スタータモータ70の本体ケース71の右端部を前方から覆うべく右方に膨出した右側壁膨出部15rbを形成している。
マウントプレート15の前壁15fの下端は、内燃機関20より下方に位置する。
以上のように、車体フレームに内燃機関20を支持するマウントプレート15がクランクケース22の前壁に配設されるスタータモータ70の前方および下方を覆うので、飛石等の異物の衝突からスタータモータ70全体を保護することができ、そのためスタータモータ70を内燃機関20の前側下方に配置することが可能で、内燃機関20のコンパクト化とともに車両の重心を下げることができる。
なお、マウントプレート15は、前壁15fの下端が内燃機関20より下方に位置して内燃機関20の下部も飛石等から保護している。
また、クランクケース22のスタータモータ70より後方でクランク軸21の略下方近傍箇所にオイルポンプ80が設けられるので、オイルポンプ80のために内燃機関が大型化することも避けられる。
1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…メインフレーム、4…ダウンフレーム、5…シートレール、6…バックステー、7…フロントフォーク、8…前輪、9…ピボットプレート、10…リヤフォーク、11…後輪、12…リヤクッション、13…燃料タンク、14…シート、15…マウントプレート、16…ボルト、17…支持ボルト、18ru…上側取付部材、18rl…下側取付部材、19…支持ボルト、
20…内燃機関、21…クランク軸、21l…左側クランク軸部、21r…右側クランク軸部、21w…クランクウエブ、22…クランクケース、23…シリンダブロック、24…シリンダヘッド、25…シリンダヘッドカバー、26…吸気管、27…スロットルボディ、28…エアクリーナ、29…排気管、
30L…左側ケースカバー、30R…右側ケースカバー、31…主ベアリング、32…駆動スプロケット、33…スタータ被動ギア、34…ワンウエイクラッチ、35…ACジェネレータ、36…ポンプ駆動ギア、37…遠心式オイルストレーナ、38…ナット、
40…カム軸、41…カム軸ホルダ、42…従動スプロケット、43…カムローラチェーン、44…ガイドローラ、45…ガイドローラ、
50…カムチェーンテンショナ装置、51…テンショナアーム、52…ピボットボルト、53…テンショナローラ、55…テンショナリフタ、56…プッシュロッド、57…ガイド孔、58…ガイド筒部、59…側壁プレート、60…油溜まり、61…制御弁、62…圧縮ばね、63…テンショナボルト、
70…スタータモータ、71…本体ケース、72…軸受蓋部材、73…スタータ駆動軸、74…電力端子、75…ボルト、76…中間ギア軸、77…中間ギア、
80…オイルポンプ、81…ポンプ基板、82…ポンプハウジング、83…アウタロータ、84…、85…ポンプ駆動軸、86…ポンプ被動ギア。

Claims (5)

  1. 自動二輪車に搭載される内燃機関のクランクケースにクランク軸が左右方向に指向して回転自在に軸支され、
    前記クランク軸に嵌着された駆動スプロケットと動弁系のカム軸に嵌着された従動スプロケットとの間に無端状のローラチェーンが架渡され、
    前記ローラチェーンが押圧部材により押圧され、
    前記クランクケースに形成されたガイド孔に摺動可能に嵌挿されるプッシュロッドにより前記押圧部材が圧接される内燃機関において、
    前記プッシュロッドは、そのロッド軸線が前記クランクケースから起立するシリンダのシリンダ軸線と側面視で前方に鈍角を形成するように配設され、
    前記シリンダ軸線と前記ロッド軸線とによる前方鈍角内で前記クランクケースの前部にスタータモータが配置されることを特徴とする内燃機関のスタータモータ配置構造。
  2. 前記クランクケースの前記スタータモータより後方で前記クランク軸の略下方近傍箇所にオイルポンプが設けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
  3. 前記スタータモータのモータ本体から左側に突出したスタータ駆動軸にスタータ駆動ギアが設けられ、
    前記クランク軸の左側軸部にスタータ被動ギアが軸支され、
    前記スタータ駆動ギアと前記スタータ被動ギアとの間に大径ギアと小径ギアが一体に形成された中間ギアを噛合させて介装したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
  4. 前記オイルポンプは、前記シリンダ軸線を含む鉛直面より右側で前記スタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置されることを特徴とする請求項3記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
  5. 内燃機関を車体フレームに支持するマウントプレートが前記クランクケースの前部に配置される前記スタータモータを前方から覆い、
    前記マウントプレートは前記スタータモータの突出した電力端子に対応する部分が膨出して形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
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