JP5219883B2 - 内燃機関のスタータモータ配置構造 - Google Patents
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Description
このようなローラチェーンを用い、押圧手段やプッシュロッド等のカムチェーンテンショナ装置を備えた内燃機関としては、特許文献1に開示された例がある。
カムチェーンテンショナ装置の押圧手段であるテンショナアームおよびプッシュロッドは、前後水平に延びるローラチェーンと側面視で交叉するように配置されている。
クランク軸に関して前方にローラチェーンが延出し、後方斜め上にスタータモータが突設されるので、スタータモータを含めた内燃機関は大型化が避けられない。
クランク軸の左側軸部に嵌着されるスタータ被動ギアはシリンダ軸線を含む鉛直面より左側に位置し、よって右側に位置するオイルポンプがスタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置されることで、内燃機関の前後長を大きくすることなく、内燃機関全体のコンパクト化を図ることができる。
図1は本実施の形態に係る自動二輪車1の全体側面図である。
またヘッドパイプ2から斜め急角度に下方へ左右一対のダウンフレーム4,4が、側面視でメインフレーム3の急傾斜部3aに平行に延出している。
メインフレーム3,3の前部には燃料タンク13が架設され、燃料タンク13の後方にシート14がシートレール5に支持されて設けられている。
内燃機関20のクランク軸21を回転自在に軸支するクランクケース22は、後部がミッション室を形成するミッションケースを兼ねており、内燃機関20はパワーユニットを構成している。
クランク軸21は、軸受壁22Lw,22Rw間のクランク室22Sにクランクウエブ21w,21wが位置し、軸受壁22Lw,22Rwの左右外側に左側クランク軸部21lと右側クランク軸部21rが突出し、その各外側を左側ケースカバー30Lと右側ケースカバー30Rが覆っている。
ACジェネレータ35のアウタロータ35r内に内装されるインナステータ35sは左側ケースカバー30Lに固定されている。
円筒状をした内側ケース37aは、右端部が径方向に拡張して椀状部37aaを形成しており、同椀状部37aaの右方開口を板状の蓋部材37bが蓋して内部にストレーナ室37sを構成している。
右側クランク軸部21rおよび右側クランクウエブ21wには油路21raが形成されており、油路21raはその右端を径方向に貫通する連通孔によりストレーナ室37sと連通している。
また、右側クランク軸部21rの右端に油路21raと同軸に円筒ボス部30rb内と連通する右端油路21rbが穿孔されており、同右端油路21rbの左端を径方向に貫通する連通孔がストレーナ室37sに開口している。
シリンダ軸線Lcを含む鉛直面(図7においてコンロッド21cの中心軸を含む鉛直面)に関して左側に位置するスタータ被動ギア33と反対側の右側にオイルポンプ80は位置し、図4に示すように、側面視でオイルポンプ80はスタータ被動ギア33と重なる位置に配置される。
このポンプ被動ギア86が、クランク軸21の右側クランク軸部21rに嵌着されるポンプ駆動ギア36と噛合している。
オイルポンプ80は、クランク軸21の略下方で1組のポンプ駆動ギア36とポンプ被動ギア86の噛合いを隔てたクランク軸21の近傍に配置されているので、クランク軸21の右端部の遠心式オイルストレーナ37は、オイルポンプ80に比較的に近い位置にある。
カムローラチェーン43は、クランクケース22、シリンダブロック23、シリンダヘッド24の各カムチェーン室22C,23C,24Cに配設されている。
カムチェーン室23Cにおいて駆動スプロケット32の後方には、カムチェーンテンショナ装置50のテンショナアーム51が中央をピボットボルト52で軸支されて揺動自在に設けられている。
テンショナアーム51の上方に延びたアームの先端にはテンショナローラ53が回転自在に軸支され、下方に延びたアームの先端は当接端51eを形成している。
制御弁61は、底壁に円孔が穿孔された有底円筒状のバルブシート61sがプッシュロッド56の下端開口の若干奥に嵌入され、バルブシート61sの円筒内にボール61bを遊嵌させて有底円筒状のバルブキャップ61cがバルブシート61sの開口に当てがわれて、ボール61bの落下を防止した状態で、ボール61bがバルブシート61sの円孔に開閉可能に構成されている。
図5を参照して、内燃機関20の若干前傾して起立したシリンダブロック23のシリンダボアの中心軸線であるシリンダ軸線Lcとテンショナリフタ55のプッシュロッド56のロッド軸線Lr(プッシュロッド56が摺動可能に嵌挿されるガイド孔57の中心軸線)とが、図5に示す側面視で形成する前方に向いた鈍角内に、スタータモータ70が配置される。
モータ取付壁22Mの周壁22Lsの内側に形成された円孔22mhにスタータモータ70のスタータ駆動軸73が挿入される(図7参照)。
軸受蓋部材72には、電力供給のための電力端子74が径方向に突出している。
スタータモータ70は、モータ取付壁22Mに右方から配設され、軸受ボス部72bを円孔22mhに嵌入してモータ取付壁22Mに軸受蓋部材72をボルト75により固定する。
スタータモータ70が駆動すると、スタータ駆動軸73の回転は、中間ギア77を介して減速されてスタータ被動ギア33に伝達され、スタータ被動ギア33からワンウエイクラッチ34を介してクランク軸21に回転が伝達されて内燃機関20が始動される。
マウントプレート15の前壁15fの下端は、内燃機関20より下方に位置する。
20…内燃機関、21…クランク軸、21l…左側クランク軸部、21r…右側クランク軸部、21w…クランクウエブ、22…クランクケース、23…シリンダブロック、24…シリンダヘッド、25…シリンダヘッドカバー、26…吸気管、27…スロットルボディ、28…エアクリーナ、29…排気管、
30L…左側ケースカバー、30R…右側ケースカバー、31…主ベアリング、32…駆動スプロケット、33…スタータ被動ギア、34…ワンウエイクラッチ、35…ACジェネレータ、36…ポンプ駆動ギア、37…遠心式オイルストレーナ、38…ナット、
40…カム軸、41…カム軸ホルダ、42…従動スプロケット、43…カムローラチェーン、44…ガイドローラ、45…ガイドローラ、
50…カムチェーンテンショナ装置、51…テンショナアーム、52…ピボットボルト、53…テンショナローラ、55…テンショナリフタ、56…プッシュロッド、57…ガイド孔、58…ガイド筒部、59…側壁プレート、60…油溜まり、61…制御弁、62…圧縮ばね、63…テンショナボルト、
70…スタータモータ、71…本体ケース、72…軸受蓋部材、73…スタータ駆動軸、74…電力端子、75…ボルト、76…中間ギア軸、77…中間ギア、
80…オイルポンプ、81…ポンプ基板、82…ポンプハウジング、83…アウタロータ、84…、85…ポンプ駆動軸、86…ポンプ被動ギア。
Claims (5)
- 自動二輪車に搭載される内燃機関のクランクケースにクランク軸が左右方向に指向して回転自在に軸支され、
前記クランク軸に嵌着された駆動スプロケットと動弁系のカム軸に嵌着された従動スプロケットとの間に無端状のローラチェーンが架渡され、
前記ローラチェーンが押圧部材により押圧され、
前記クランクケースに形成されたガイド孔に摺動可能に嵌挿されるプッシュロッドにより前記押圧部材が圧接される内燃機関において、
前記プッシュロッドは、そのロッド軸線が前記クランクケースから起立するシリンダのシリンダ軸線と側面視で前方に鈍角を形成するように配設され、
前記シリンダ軸線と前記ロッド軸線とによる前方鈍角内で前記クランクケースの前部にスタータモータが配置されることを特徴とする内燃機関のスタータモータ配置構造。 - 前記クランクケースの前記スタータモータより後方で前記クランク軸の略下方近傍箇所にオイルポンプが設けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
- 前記スタータモータのモータ本体から左側に突出したスタータ駆動軸にスタータ駆動ギアが設けられ、
前記クランク軸の左側軸部にスタータ被動ギアが軸支され、
前記スタータ駆動ギアと前記スタータ被動ギアとの間に大径ギアと小径ギアが一体に形成された中間ギアを噛合させて介装したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。 - 前記オイルポンプは、前記シリンダ軸線を含む鉛直面より右側で前記スタータ被動ギアと側面視で重なる位置に配置されることを特徴とする請求項3記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
- 内燃機関を車体フレームに支持するマウントプレートが前記クランクケースの前部に配置される前記スタータモータを前方から覆い、
前記マウントプレートは前記スタータモータの突出した電力端子に対応する部分が膨出して形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の内燃機関のスタータモータ配置構造。
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