JP5215072B2 - 回路基板検査装置および回路基板検査方法 - Google Patents

回路基板検査装置および回路基板検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5215072B2
JP5215072B2 JP2008197285A JP2008197285A JP5215072B2 JP 5215072 B2 JP5215072 B2 JP 5215072B2 JP 2008197285 A JP2008197285 A JP 2008197285A JP 2008197285 A JP2008197285 A JP 2008197285A JP 5215072 B2 JP5215072 B2 JP 5215072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor pattern
inspection
conductor
pattern group
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008197285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010032458A (ja
Inventor
隆弘 清水
誉 下平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2008197285A priority Critical patent/JP5215072B2/ja
Publication of JP2010032458A publication Critical patent/JP2010032458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5215072B2 publication Critical patent/JP5215072B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の導体パターン、および導体パターンに接続された電子部品を有する回路基板における各導体パターン間の絶縁状態を検査する回路基板検査装置および回路基板検査方法に関するものである。
この種の回路基板検査装置として、特開2001−66351号公報に開示された回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置は、フィクスチャおよび接続計測部を備えて、回路基板における各導体パターン(ランドパターン)の導通検査や各導体パターン間の絶縁検査を実行可能に構成されている。この場合、フィクスチャは、回路基板の各導体パターンに対応する複数のプローブピンがその上面に突出形成された下側フィクスチャと、回路基板の他面に実装された各電子部品間の隙間に対応して複数の当接ピンがその下面に形成されると共に昇降機構によって上下方向に移動させられる上側フィクスチャとで構成されている。この回路基板検査装置では、下側フィクスチャと上側フィクスチャとの間に回路基板を挟み込むことによって下側フィクスチャのプローブピンを各導体パターンに接触させて所定のプローブピンに信号を供給した状態で、接続計測部がプローブピンを介して入力する信号に基づいて各導体パターンの導通検査や各導体パターン間の絶縁検査を行う。
この場合、各導体パターン間の絶縁検査を行う際には、各導体パターンに高電圧を供給(印加)する必要があるため、電子部品が実装された回路基板や基板内に電子部品が内蔵された部品内蔵型の回路基板に対してこの絶縁検査を行う際には、高電圧の印加によって電子部品が損傷するおそれがある。このため、発明者らは、電子部品の損傷を回避しつつ導体パターン間の絶縁検査を行うことが可能な回路基板検査装置を開発している。この回路基板検査装置では、電子部品によって互いに接続されている導体パターンを1つの導体パターン群として規定して、この導体パターン群内の各導体パターンを互いに同電位としつつ導体パターン群外の導体パターン(例えば、電子部品に接続されていない単独の導体パターン)との間に検査用信号を供給(印加)して、検査用信号が供給されている導体パターン間の絶縁検査が行われる。このため、この回路基板検査装置では、同一導体パターン群内における各導体パターン間に電位差が生じることに起因しての、導体パターン間に配設された電子部品が損傷する事態を回避することが可能となっている。
特開2001−66351号公報(第3−5頁、第1図)
ところが、発明者が既に開発している上記の回路基板検査装置にも、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この回路基板検査装置では、導体パターン群内の各導体パターンを互いに同電位とすることで、電子部品の損傷を回避している。しかしながら、この回路基板検査装置では、導体パターン群内の導体パターンと導体パターン群外の導体パターンとの間の絶縁検査を行うことが可能なものの、電子部品を介して接続されている導体パターン群内の各導体パターン間の絶縁検査を行うことが困難である。また、この回路基板検査装置では、例えば、導体パターン群内のいずれかの導体パターンと上記した単独の導体パターンとの間の絶縁状態が不良である(短絡している)との検査結果を得たとしても、導体パターン群内のどの導体パターンが単独の導体パターンに短絡しているか、つまり導体パターン群内の個々の導体パターンと単独の導体パターンとの絶縁状態の良否を検査することは困難である。このため、この回路基板検査装置では、電子部品が実装された回路基板や部品内蔵型の回路基板を検査対象とする絶縁検査の検査精度を向上させるのが困難であり、この点の改善が望まれている。この場合、電子部品に接続されている導体パターンについては、電子部品の損傷を回避可能な低電圧を供給して絶縁検査を行う方法も考えられるが、この方法を採用した場合には、高電圧を供給しての絶縁検査に加えて、低電圧を供給しての絶縁検査を行うこととなるため、単独の導体パターンが数多く存在するときには、検査回数が増加し検査効率の向上が困難となる。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、電子部品が実装された回路基板や部品内蔵型の回路基板に対する絶縁検査の検査精度および検査効率を向上し得る回路基板検査装置および回路基板検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板検査装置は、複数の導体パターンおよび当該導体パターンに接続された電子部品を有する回路基板の当該各導体パターンに対して検査用信号を供給する検査用信号供給部と、前記検査用信号の供給に伴って生じる物理量に基づいて前記導体パターン間の絶縁状態を検査する検査部とを備えた回路基板検査装置であって、前記検査用信号供給部は、前記電子部品を介して接続されている前記各導体パターンで構成される第1導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに同電位としつつ当該第1導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての高電圧信号を供給する第1信号供給処理と、前記電子部品に接続されていない全ての前記導体パターンで構成される第2導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに接続した状態で当該第2導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての低電圧信号を供給する第2信号供給処理とを実行し、前記検査部は、前記第1信号供給処理が実行されている状態において、前記高電圧信号が供給されている前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、前記第2信号供給処理が実行されている状態において、前記低電圧信号が供給されている前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する。
また、請求項2記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、前記電子部品が接続されている前記導体パターンを特定可能な接続データを記憶する記憶部と、前記接続データに基づいて前記第1導体パターン群および前記第2導体パターン群を特定する特定処理を実行する処理部とを備え、前記検査用信号供給部は、前記処理部が実行する前記特定処理によって特定された前記第1導体パターン群を対象として前記第1信号供給処理を実行すると共に、前記処理部が実行する前記特定処理によって特定された前記第2導体パターン群を対象として前記第2信号供給処理を実行する
また、請求項3記載の回路基板検査装置は、請求項1または2記載の回路基板検査装置において、前記検査用信号供給部は、前記第2信号供給処理において、抵抗値が所定値以下の前記電子部品を介して接続されている前記導体パターンを互いに同電位としつつ前記低電圧信号を供給する。
また、請求項4記載の回路基板検査方法は、複数の導体パターンおよび当該導体パターンに接続された電子部品を有する回路基板の当該各導体パターンに対して検査用信号を供給し、前記検査用信号の供給に伴って生じる物理量に基づいて前記導体パターン間の絶縁状態を検査する回路基板検査方法であって、前記電子部品を介して接続されている前記各導体パターンで構成される第1導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに同電位としつつ当該第1導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての高電圧信号を供給する第1信号供給処理と、前記電子部品に接続されていない全ての前記導体パターンで構成される第2導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに接続した状態で当該第2導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての低電圧信号を供給する第2信号供給処理とを実行し、前記第1信号供給処理を実行している状態において、前記高電圧信号を供給している前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、前記第2信号供給処理を実行している状態において、前記低電圧信号を供給している前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する。
請求項1記載の回路基板検査装置、および請求項4記載の回路基板検査方法では、第1導体パターン群内の各導体パターンを互いに同電位としつつ高電圧信号を供給する第1信号供給処理と、第2導体パターン群内の各導体パターンを互いに接続した状態で低電圧信号を供給する第2信号供給処理とを実行し、第1信号供給処理を実行している状態において高電圧信号を供給している導体パターン間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、第2信号供給処理を実行している状態において低電圧信号を供給している導体パターン間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する。このため、この回路基板検査装置および回路基板検査方法によれば、第1検査を実行することで、2つの第1導体パターン群間の絶縁の良否や、第1導体パターン群と電子部品に接続されていない単独の導体パターンとの間の絶縁状態の良否を、電子部品を破損させることなく行うことができるのに加えて、第2検査を実行することで、従来の回路基板検査装置および回路基板検査方法では困難であった第1導体パターン群内における導体パターン間の絶縁状態の良否や、第1導体パターン群内の個々の導体パターンと単独の導体パターンとの間の絶縁状態の良否を電子部品を破損させることなく確実かつ容易に行うことができる。したがって、この回路基板検査装置および回路基板検査方法によれば、絶縁検査の検査精度を十分に向上することができる。また、この回路基板検査装置および回路基板検査方法によれば、第2導体パターン群内の各導体パターンを互いに接続した状態、つまり、第2導体パターン群内の各導体パターンを1つにグループ化した状態で第2検査を実行するため、単独の導体パターンが数多く存在したとしても、少ない回数の第2信号供給処理および第2検査で全ての導体パターン間の絶縁状態を検査することができる。したがって、この回路基板検査装置および回路基板検査方法によれば、絶縁検査の検査効率を十分に向上することができる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置では、処理部が記憶部に記憶されている接続データに基づいて第1導体パターン群および第2導体パターン群を特定する特定処理を実行する。このため、この回路基板検査装置によれば、どの導体パターンが電子部品によって接続されているかを調査して第1導体パターン群および第2導体パターン群を人手によって特定する作業を不要とすることができる結果、その分、検査効率を向上させることができる。
また、請求項3記載の回路基板検査装置では、検査用信号供給部が、第2信号供給処理において、抵抗値が所定値以下の電子部品を介して接続されている導体パターンを互いに同電位としつつ低電圧信号を供給する。このため、この回路基板検査装置によれば、第2信号供給処理の実行時においても、電子部品を介して接続されている導体パターン間に大きな電位差が生じることに起因してその電子部品が破損する事態を確実に防止することができる。
以下、本発明に係る回路基板検査装置および回路基板検査方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について説明する。図1に示す回路基板検査装置1は、本発明に係る回路基板検査装置の一例であって、例えば、複数の導体パターンP1〜P23(図2参照:以下、区別しないときには「導体パターンP」ともいう)および導体パターンPに接続された電子部品E1〜E6(同図参照:以下、区別しないときには「電子部品E」ともいう)を有する回路基板100における各導体パターンP間の絶縁検査を本発明に係る回路基板検査方法に従って実行可能に構成されている。具体的には、回路基板検査装置1は、図1に示すように、基板保持部11、プローブユニット12、移動機構13、スキャナ部14、検査用信号生成部15、測定部16、記憶部17および制御部18を備えて構成されている。
基板保持部11は、保持板と、保持板に取り付けられて回路基板100の端部を挟み込んで固定するクランプ機構(いずれも図示せず)とを備えて、回路基板100を保持可能に構成されている。プローブユニット12は、複数のプローブピン21を備えて治具型に構成されている。この場合、プローブユニット12は、回路基板100の各導体パターンPの形状や配設位置などに応じて、プローブピン21の数や配列パターンが規定されている。移動機構13は、制御部18の制御に従い、上下方向にプローブユニット12を移動させることによってプロービングを実行する。
スキャナ部14は、複数のスイッチ(図示せず)を備えて構成され、制御部18の制御に従って各スイッチをオン状態またはオフ状態に移行させることにより、プローブユニット12におけるプローブピン21と検査用信号生成部15との接断(接続および切断)、およびプローブピン21と測定部16との接断を行う。検査用信号生成部15は、検査用信号としての高電圧信号S1および低電圧信号S2(以下、区別しないときには「電圧信号S」ともいう)を生成する。この場合、この回路基板検査装置1では、高電圧信号S1が、一例として、10V〜1000V程度に規定されている。一方、低電圧信号S2は、電子部品Eに印加しても破損しない程度の電圧(一例として、0.1V〜0.5V程度)に規定されている。測定部16は、電圧信号Sを供給した際にプローブピン21,21(導体パターンP間)に流れる(生じる)電流(本発明における物理量の一例)を測定する。
記憶部17は、制御部18によって実行される検査処理50(図5参照)において用いられる接続データD1および電子部品データD2を記憶する。この場合、接続データD1は、本発明における接続データの一例であって、図3に概念的に示すように、回路基板100に実装されている各電子部品E1〜E6が接続されている導体パターンPを特定可能な情報を含んで構成されている。また、電子部品データD2は、図4に概念的に示すように、各電子部品E1〜E4の抵抗値を示す情報を含んで構成されている。また、記憶部17は、制御部18によって生成される第1導体パターン群データD3(図6参照)、第2導体パターン群データD4(図7参照)、および第3導体パターン群データD5(図8参照)を記憶する。
制御部18は、図外の操作部から出力される操作信号に従って回路基板検査装置1を構成する各構成要素を制御する。具体的には、制御部18は、移動機構13によるプローブユニット12の移動を制御する。また、制御部18は、本発明における処理部として機能し、回路基板100における各導体パターンPの中から、電子部品Eを介して接続されている複数の導体パターンPで構成される第1導体パターン群Gf1〜Gf3(図2参照:以下、区別しないときには「第1導体パターン群Gf」ともいう)を接続データD1に基づいて特定して第1導体パターン群データD3を生成して、生成した第1導体パターン群データD3を記憶部17に記憶させる。
また、制御部18は、電子部品Eに接続されていない全ての導体パターンP(図2に示す導体パターンP19〜P23:以下、「単独の導体パターンP」ともいう)で構成される第2導体パターン群Gs(同図参照)を接続データD1に基づいて特定して第2導体パターン群データD4を生成して、生成した第2導体パターン群データD4を記憶部17に記憶させる。なお、第1導体パターン群Gfを特定する処理、および第2導体パターン群Gsを特定する処理が本発明における特定処理に相当する。さらに、制御部18は、抵抗値が所定値(一例として、1KΩ)以下の電子部品Eを介して接続されている導体パターンPで構成される第3導体パターン群Gt(同図参照)を接続データD1および電子部品データD2に基づいて特定して第3導体パターン群データD5を生成して、生成した第3導体パターン群データD5を記憶部17に記憶させる。
また、制御部18は、検査用信号生成部15およびスキャナ部14と共に本発明における検査用信号供給部を構成し、スキャナ部14による接断処理を制御することによって回路基板100の導体パターンPに対する電圧信号Sの供給を行う。この場合、制御部18は、第1導体パターン群Gf内の各導体パターンPを互いに同電位としつつ第1導体パターン群Gf外の導体パターンPとの間に高電圧信号S1を供給する第1信号供給処理を実行する。また、制御部18は、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPを互いに接続した状態で第2導体パターン群Gs外の導体パターンPとの間に低電圧信号S2を供給する第2信号供給処理を実行する。この場合、制御部18は、第3導体パターン群Gtが存在するときには、第2信号供給処理において、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンPを互いに同電位としつつ低電圧信号S2を供給する。
また、制御部18は、測定部16と共に本発明における検査部を構成し、測定部16によって測定された物理量(この例では電流)に基づいて導体パターンP間の絶縁状態を検査する。この場合、制御部18は、上記した第1信号供給処理を実行している状態において、第1導体パターン群Gf内の導体パターンPと、他の第1導体パターン群Gf内の導体パターンPとの間(高電圧信号S1を供給している導体パターンP間)の絶縁状態、および第1導体パターン群Gf内の導体パターンPと、単独の導体パターンP(第1導体パターン群Gf外の導体パターンP)との間(高電圧信号S1を供給している導体パターンP間)の絶縁状態を検査する第1検査を実行する。また、制御部18は、上記した第2信号供給処理を実行している状態において、第2導体パターン群Gs内の導体パターンPと、第2導体パターン群Gs外の導体パターンPとの間(低電圧信号S2を供給している導体パターンP間)の絶縁状態を検査する第2検査を実行する。
次に、回路基板検査装置1を用いて本発明に係る回路基板検査方法に従い、回路基板100における各導体パターンP間の絶縁状態を検査する方法、およびその際の回路基板検査装置1の動作について、図面を参照して説明する。なお、回路基板100は、図2に示すように、一例として、23個の導体パターンP1〜P23が一面に形成されると共に、6個の電子部品が実装されて構成されているものとする。
まず、検査対象の回路基板100を基板保持部11における保持板(図示せず)に載置し、次いで、基板保持部11のクランプ機構(図示せず)で回路基板100の端部を挟み込んで固定することにより、回路基板100を基板保持部11に保持させる。続いて、図外の操作部を用いて検査開始操作を行う。この際に、制御部18が、操作部から出力された操作信号に従い、移動機構13を制御してプローブユニット12を下向きに移動させる。これにより、プローブユニット12の各プローブピン21の先端部が各導体パターンP1〜P23に接触(プロービング)させられる。
次いで、制御部18は、図5に示す検査処理50を実行する。この検査処理50では、制御部18は、記憶部17から接続データD1および電子部品データD2を読み出す(ステップ51)。続いて、制御部18は、接続データD1に基づいて第1導体パターン群Gfを特定する(ステップ52)。この場合、制御部18は、図6に示すように、電子部品E1,E2を介して接続されている導体パターンP1,P2で構成される第1導体パターン群Gf1、電子部品E3を介して接続されている導体パターンP3,P4で構成される第1導体パターン群Gf2、および電子部品E4〜E6を介して接続されている導体パターンP5〜P18で構成される第1導体パターン群Gf3を特定する。次いで、制御部18は、特定した各第1導体パターン群Gf1〜Gf3を識別する番号(同図に示す同電位番号「1〜3」)と各導体パターンPとを関連付けた第1導体パターン群データD3を生成して、記憶部17に記憶させる。
続いて、制御部18は、接続データD1に基づいて第2導体パターン群Gsを特定する(ステップ53)。この場合、制御部18は、図7に示すように、電子部品Eに接続されていない単独の導体パターンP19〜P23で構成される第2導体パターン群Gsを特定する。次いで、制御部18は、特定した第2導体パターン群Gsを識別する番号(同図に示す同電位番号「4」)と各導体パターンPとを関連付けた第2導体パターン群データD4を生成して、記憶部17に記憶させる。
続いて、制御部18は、接続データD1および電子部品データD2に基づいて第3導体パターン群Gtを特定する(ステップ54)。この場合、制御部18は、基準値(例えば1KΩ)以下の抵抗値の電子部品E(この例では、電子部品E4(図4参照))を電子部品データD2に基づいて特定し、図8に示すように、その電子部品E4を介して接続されている導体パターンP7,P14で構成される第3導体パターン群Gtを接続データD1に基づいて特定する。次いで、制御部18は、特定した第3導体パターン群Gtを識別する番号(同図に示す同電位番号「11」)と各導体パターンPとを関連付けた第3導体パターン群データD5を生成して、記憶部17に記憶させる。
この場合、上記したように、この回路基板検査装置1では、制御部18が接続データD1および電子部品データD2に基づいて第1導体パターン群Gf、第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gtを特定して、第1導体パターン群データD3、第2導体パターン群データD4および第3導体パターン群データD5として記憶部17に記憶させる。このため、この回路基板検査装置1では、どの導体パターンPが電子部品Eによって接続されているかを調査して第1導体パターン群Gf、第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gtを特定する作業や、作成した第1導体パターン群データD3、第2導体パターン群データD4および第3導体パターン群データD5を入力する作業が不要なため、その分、検査効率を向上させることが可能となっている。
続いて、制御部18は、高電圧信号S1を用いて各導体パターンP間の絶縁状態を検査する高電圧検査を実行する(ステップ55)。この高電圧検査では、制御部18は、第1信号供給処理を実行する。この場合、制御部18は、第1信号供給処理において、検査用信号生成部15を制御して高電圧信号S1を生成させる。また、制御部18は、図6に示す第1導体パターン群データD3に基づいて各第1導体パターン群Gfを特定し、次いで、スキャナ部14を制御して、そのうちの1つの第1導体パターン群Gf(例えば、第1導体パターン群Gf1:図2参照)内の各導体パターンP(この例では、導体パターンP1,P2:同図参照)に接触しているプローブピン21と検査用信号生成部15とを接続する。また、制御部18は、スキャナ部14を制御して、上記した1つの第1導体パターン群Gf1とは異なる他の第1導体パターン群Gf(例えば、第1導体パターン群Gf2)内の各導体パターンP(この例では、導体パターンP3,P4:同図参照)に接触しているプローブピン21をグランド電位に接続する。
これにより、高電圧信号S1が、第1導体パターン群Gf1内の各導体パターンPと、第1導体パターン群Gf2内の各導体パターンPとの間に各プローブピン21を介して供給(印加)される。なお、この例では、第1導体パターン群Gf1内の各導体パターンPが、第1導体パターン群Gf2側から見たときの第1導体パターン群Gf外の導体パターンPに相当し、第1導体パターン群Gf2内の各導体パターンPが、第1導体パターン群Gf1側から見たときの第1導体パターン群Gf外の導体パターンPに相当する。
この場合、上記したように、第1導体パターン群Gf1内の各導体パターンPがプローブピン21を介して検査用信号生成部15に接続されて各導体パターンPが同電位(この例では、高電圧信号S1の電位)に維持され、第1導体パターン群Gf2内の各導体パターンPがプローブピン21を介してグランド電位に接続されて各導体パターンPが同電位(この例では、グランド電位)に維持されている。このため、同じ第1導体パターン群Gf内の各導体パターンP間に大きな電位差が生じることに起因しての、各導体パターンP間に接続されている電子部品Eが破損する事態が確実に防止される。
続いて、制御部18は、第1信号供給処理を実行している状態において、第1検査を実行する。この場合、制御部18は、第1検査において、測定部16に対して、高電圧信号S1の供給に伴って第1導体パターン群Gf1と第1導体パターン群Gf2との間に流れる電流を測定させる。次いで、制御部18は、測定部16によって測定された電流の測定値および高電圧信号S1の電圧値に基づいて抵抗値を算出し、その抵抗値と所定の基準値とを比較して第1導体パターン群Gf1内の導体パターンPと第1導体パターン群Gf2内の導体パターンPとの間(高電圧信号S1を供給している導体パターンP間)の絶縁状態(の良否)を検査する。
続いて、制御部18は、各第1導体パターン群Gfおよび単独の各導体パターンPをそれぞれ1つと数えて、これらの中からいずれか2つを選択する全ての組み合わせについて、上記した第1信号供給処理および第1検査(高電圧検査)を順次(いわゆる総当たり方式で)実行する。これにより、1つの第1導体パターン群Gf内の各導体パターンPと他の1つの第1導体パターン群Gf内の各導体パターンPとの間、1つの第1導体パターン群Gf内の各導体パターンPと1つの単独の導体パターンPとの間、および2つの単独の導体パターンP間の絶縁状態の検査が行われる。
次いで、制御部18は、低電圧信号S2を用いて各導体パターンP間の絶縁状態を検査する低電圧検査を実行する(ステップ56)。この低電圧検査では、制御部18は、第2信号供給処理を実行する。この場合、制御部18は、第2信号供給処理において、検査用信号生成部15を制御して低電圧信号S2を生成させる。また、制御部18は、図7に示す第2導体パターン群データD4に基づいて第2導体パターン群Gsを特定し、次いで、スキャナ部14を制御して、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンP(この例では、導体パターンP19〜P23)に接触しているプローブピン21と検査用信号生成部15とを接続する。また、制御部18は、図8に示す第3導体パターン群データD5に基づいて第3導体パターン群Gtを特定し、次いで、スキャナ部14を制御して、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンP(この例では、導体パターンP7,P14)に接触しているプローブピン21とをグランド電位に接続する。これにより、低電圧信号S2が、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPと、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンP(第2導体パターン群Gs外の導体パターンP)との間に各プローブピン21を介して供給(印加)される。
この場合、上記したように、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンPがプローブピン21を介してグランド電位に接続されて各導体パターンPが同電位(この例では、グランド電位)に維持されている。このため、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンP間に大きな電位差が生じることに起因しての、各導体パターンP間に接続されている電子部品Eが破損する事態が確実に防止されている。
次いで、制御部18は、第2信号供給処理を実行している状態において、第2検査を実行する。この場合、制御部18は、第2検査において、測定部16に対して、低電圧信号S2の供給に伴って第2導体パターン群Gsと第3導体パターン群Gtとの間に流れる電流を測定させる。続いて、制御部18は、測定部16によって測定された電流の測定値および低電圧信号S2の電圧値に基づいて抵抗値を算出し、その抵抗値と所定の基準値とを比較して第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPと第3導体パターン群Gt内の各導体パターンP(第2導体パターン群Gs外の導体パターンP)との間(低電圧信号S2を供給している導体パターンP間)の絶縁状態(の良否)を検査する。
続いて、制御部18は、第2導体パターン群Gs、第3導体パターン群Gt、並びに第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gt外の各導体パターンPをそれぞれ1つと数えて、これらの中からいずれか2つを選択する全ての組み合わせについて、上記した第2信号供給処理および第2検査(低電圧検査)を順次(総当たり方式で)実行する。これにより、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPと第3導体パターン群Gt内の各導体パターンPとの間、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPと第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gt外の各導体パターンPとの間、第3導体パターン群Gt内の各導体パターンPと第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gt外の各導体パターンPとの間、並びに第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gt外の2つの導体パターンP間の絶縁状態の検査が行われる。次いで、制御部18は、第1検査および第2検査において検査した絶縁状態の良否を判別して、その結果を図外の表示部に表示させて検査処理50を終了する。
この場合、この回路基板検査装置1では、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンP(単独の導体パターンP)がプローブピン21を介して互いに接続されて1つにグループ化された状態で第2検査が行われる。このため、単独の導体パターンPが数多くの存在したとしても、少ない回数の第2信号供給処理および第2検査(低電圧検査)で全ての導体パターンP間の絶縁状態を検査することが可能となっている。
なお、上記した低電圧検査では総当たり方式で絶縁状態を検査したが、いわゆるマルチプル方式で絶縁状態を検査することができる。ここで、マルチプル方式では、第2導体パターン群Gs、第3導体パターン群Gt、並びに第2導体パターン群Gsおよび第3導体パターン群Gt外の導体パターンPをそれぞれ1つとして取り扱って、これらを2つのグループ(Aグループ、Bグループ)にグループ分けし、各グループ内において各導体パターンPを互いに同電位としつつ各導体パターンPに低電圧信号S2を供給して、各導体パターンP間の絶縁状態が良好であるか否かを検査する。そして、この検査を、グループ分けの内容(各グループに所属させる導体パターンPやその数)を所定の規則に従って変更しつつ所定の回数行う。この場合、全ての導体パターンP間の絶縁状態が良好であるか否かを検査するのに必要な検査回数(グループ分けの回数)は、全ての導体パターンPの数をNとしたときに、logN以上であってlogNに最も近い整数で規定される(例えば、N=20のときには5回)。このため、このマルチプル方式では、上記した総当たり方式よりもさらに少ない検査回数で全ての各導体パターンP間の絶縁状態を検査することができる。
このように、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法では、第1導体パターン群Gf内の各導体パターンPを互いに同電位としつつ高電圧信号S1を供給する第1信号供給処理と、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPを互いに接続した状態で低電圧信号S2を供給する第2信号供給処理を実行し、第1信号供給処理を実行している状態において、高電圧信号S1を供給している導体パターンP間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、第2信号供給処理を実行している状態において、低電圧信号S2を供給している導体パターンP間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する。このため、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、第1検査を実行することで、2つの第1導体パターン群Gf間の絶縁の良否や、第1導体パターン群Gfと単独の導体パターンPとの間の絶縁状態の良否を、電子部品Eを破損させることなく行うことができるのに加えて、第2検査を実行することで、従来の回路基板検査装置および回路基板検査方法では困難であった第1導体パターン群Gf内における導体パターンP間の絶縁状態の良否や、第1導体パターン群Gf内の個々の導体パターンPと単独の導体パターンとの間の絶縁状態の良否を電子部品Eを破損させることなく確実かつ容易に行うことができる。したがって、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、絶縁検査の検査精度を十分に向上することができる。また、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPをプローブピン21を介して互いに接続した状態、つまり、第2導体パターン群Gs内の各導体パターンPを1つにグループ化した状態で第2検査を実行するため、単独の導体パターンPが数多くの存在したとしても、少ない回数の第2信号供給処理および第2検査で全ての各導体パターンP間の絶縁状態を検査することができる。したがって、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、絶縁検査の検査効率を十分に向上することができる。
また、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法では、接続データD1に基づいて第1導体パターン群Gfおよび第2導体パターン群Gsを特定して第1導体パターン群データD3および第2導体パターン群データD4を生成する。このため、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、どの導体パターンPが電子部品Eによって接続されているかを調査して第1導体パターン群Gfおよび第2導体パターン群Gsを特定する作業や、作成した第1導体パターン群データD3および第2導体パターン群データD4を入力する作業を不要とすることができる結果、その分、検査効率を向上させることができる。
また、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法では、第2信号供給処理において、抵抗値が所定値以下の電子部品Eを介して接続されている導体パターンPを互いに同電位としつつ低電圧信号S2を供給する。このため、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、第2信号供給処理の実行時においても、電子部品Eを介して接続されている導体パターンP間に大きな電位差が生じることに起因してその電子部品Eが破損する事態を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記した構成および方法に限定されない。例えば、第1導体パターン群Gfが3つ存在すると共に、単独の導体パターンPが5つ存在する回路基板100に対して絶縁検査を実行する例について上記したが、第1導体パターン群Gfの数や単独の導体パターンPの数が回路基板100とは異なる各種の回路基板に対して絶縁検査を実行する際にも、上記と同様の効果を実現することができる。
また、一面に導体パターンPが形成された回路基板100に対する検査を実行可能に構成した回路基板検査装置1を例に挙げて説明したが、一対のプローブユニット12を備えて、両面に導体パターンPが形成された回路基板に対する上記の検査を実行可能に構成した回路基板検査装置に適用することもできる。また、多層の回路基板や、基板内部に電子部品が内蔵された部品内蔵型の回路基板を検査可能に構成された回路基板検査装置に適用することもできる。さらに、プローブユニット12を備えて各導体パターンPにプローブピン21を一度に接触させる構成例について上記したが、一対(または複数対)のプローブピンを移動させて、電圧信号Sを供給すべき導体パターンPにのみプローブピンを接触させるフライングプローブタイプの回路基板検査装置に適用することもできる。
また、第1検査における検査結果(絶縁状態の良否)に拘わらず第2検査を実行する例について上記したが、第1検査において絶縁状態が良好であると判別したときにのみ第2検査を実行する構成および方法を採用することもできる。また、導体パターンP間の絶縁検査を行う回路基板検査装置1に適用した例について上記したが、絶縁検査に加えて導体パターンPの導通検査や電子部品Eの良否検査を行う回路基板検査装置に適用することもできる。
回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 回路基板100の構成を示す構成図である。 接続データD1の構成を概念的に示すデータ構成図である。 電子部品データD2の構成を概念的に示すデータ構成図である。 検査処理50のフローチャートである。 第1導体パターン群データD3の構成を概念的に示すデータ構成図である。 第2導体パターン群データD4の構成を概念的に示すデータ構成図である。 第3導体パターン群データD5の構成を概念的に示すデータ構成図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
12 プローブユニット
14 スキャナ部
15 検査用信号生成部
16 測定部
17 記憶部
18 制御部
50 検査処理
100 回路基板
D1 接続データ
D2 電子部品データ
D3 第1導体パターン群データ
D4 第2導体パターン群データ
D5 第3導体パターン群データ
E1〜E6 電子部品
Gf1〜Gf3 第1導体パターン群
Gs 第2導体パターン群
Gt 第3導体パターン群
P1〜P23 導体パターン
S1 高電圧信号
S2 低電圧信号

Claims (4)

  1. 複数の導体パターンおよび当該導体パターンに接続された電子部品を有する回路基板の当該各導体パターンに対して検査用信号を供給する検査用信号供給部と、前記検査用信号の供給に伴って生じる物理量に基づいて前記導体パターン間の絶縁状態を検査する検査部とを備えた回路基板検査装置であって、
    前記検査用信号供給部は、前記電子部品を介して接続されている前記各導体パターンで構成される第1導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに同電位としつつ当該第1導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての高電圧信号を供給する第1信号供給処理と、前記電子部品に接続されていない全ての前記導体パターンで構成される第2導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに接続した状態で当該第2導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての低電圧信号を供給する第2信号供給処理とを実行し、
    前記検査部は、前記第1信号供給処理が実行されている状態において、前記高電圧信号が供給されている前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、前記第2信号供給処理が実行されている状態において、前記低電圧信号が供給されている前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する回路基板検査装置。
  2. 前記電子部品が接続されている前記導体パターンを特定可能な接続データを記憶する記憶部と、前記接続データに基づいて前記第1導体パターン群および前記第2導体パターン群を特定する特定処理を実行する処理部とを備え
    前記検査用信号供給部は、前記処理部が実行する前記特定処理によって特定された前記第1導体パターン群を対象として前記第1信号供給処理を実行すると共に、前記処理部が実行する前記特定処理によって特定された前記第2導体パターン群を対象として前記第2信号供給処理を実行する請求項1記載の回路基板検査装置。
  3. 前記検査用信号供給部は、前記第2信号供給処理において、抵抗値が所定値以下の前記電子部品を介して接続されている前記導体パターンを互いに同電位としつつ前記低電圧信号を供給する請求項1または2記載の回路基板検査装置。
  4. 複数の導体パターンおよび当該導体パターンに接続された電子部品を有する回路基板の当該各導体パターンに対して検査用信号を供給し、前記検査用信号の供給に伴って生じる物理量に基づいて前記導体パターン間の絶縁状態を検査する回路基板検査方法であって、
    前記電子部品を介して接続されている前記各導体パターンで構成される第1導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに同電位としつつ当該第1導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての高電圧信号を供給する第1信号供給処理と、前記電子部品に接続されていない全ての前記導体パターンで構成される第2導体パターン群内の当該各導体パターンを互いに接続した状態で当該第2導体パターン群外の前記導体パターンとの間に前記検査用信号としての低電圧信号を供給する第2信号供給処理とを実行し、
    前記第1信号供給処理を実行している状態において、前記高電圧信号を供給している前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第1検査を実行すると共に、前記第2信号供給処理を実行している状態において、前記低電圧信号を供給している前記導体パターン間の絶縁状態を検査する第2検査を実行する回路基板検査方法。
JP2008197285A 2008-07-31 2008-07-31 回路基板検査装置および回路基板検査方法 Active JP5215072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197285A JP5215072B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 回路基板検査装置および回路基板検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197285A JP5215072B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 回路基板検査装置および回路基板検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010032458A JP2010032458A (ja) 2010-02-12
JP5215072B2 true JP5215072B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=41737095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008197285A Active JP5215072B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 回路基板検査装置および回路基板検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5215072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3317975B2 (ja) 1997-06-20 2002-08-26 旭化成株式会社 ポリアクリロニトリル系中空糸状濾過膜

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6143617B2 (ja) * 2012-09-12 2017-06-07 日置電機株式会社 回路基板検査装置
JP6169435B2 (ja) * 2013-08-06 2017-07-26 日置電機株式会社 基板検査装置および基板検査方法
JP6173836B2 (ja) * 2013-08-28 2017-08-02 日置電機株式会社 基板検査装置および基板検査方法
JP6143295B2 (ja) * 2013-09-25 2017-06-07 日置電機株式会社 回路基板検査装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62180276A (ja) * 1986-02-05 1987-08-07 Ibiden Co Ltd プリント配線板の検査方法とその検査装置
JPH06230058A (ja) * 1993-02-04 1994-08-19 Hitachi Ltd プリント配線板の電気検査方法
JP3784479B2 (ja) * 1996-12-05 2006-06-14 日置電機株式会社 回路基板検査方法
JP2001066351A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Sony Corp 回路基板検査装置及びコネクタ
JP2006105795A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Hioki Ee Corp 絶縁検査方法および絶縁検査装置
JP5014635B2 (ja) * 2006-01-24 2012-08-29 日置電機株式会社 検査装置および検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3317975B2 (ja) 1997-06-20 2002-08-26 旭化成株式会社 ポリアクリロニトリル系中空糸状濾過膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010032458A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4532570B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5215072B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5215149B2 (ja) 絶縁検査方法および絶縁検査装置
JP5215148B2 (ja) 絶縁検査装置および絶縁検査方法
JP2006105795A (ja) 絶縁検査方法および絶縁検査装置
JP5208787B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5160332B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP2007322127A (ja) 基板検査方法及び基板検査装置
JP5844096B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5420303B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
WO2008001651A1 (fr) Procédé d'inspection de carte et dispositif d'inspection de carte
JP2013061261A (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5160331B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5208701B2 (ja) 絶縁検査方法および絶縁検査装置
JP5474392B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5430892B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP2014137231A (ja) 検査治具の検査方法
JP5329160B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5828697B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP6222966B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP5966688B2 (ja) 配線構造及び基板検査装置
JP6076034B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP6169435B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP5972763B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP2010133836A (ja) 絶縁検査方法および絶縁検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5215072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250