JP5213314B2 - アルカリ蓄電池 - Google Patents
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Description
このような現象は、極板長さが従来を遥かに超える領域で特に顕在化するようになった。これは、このような極板変形(波打ち)はこれまでは最大波打ちの手前で所定の極板長さになるように切断されることが殆どであったため、考慮されることがなかった。ところが、従来を遥かに超える極板長さとなるように切断されるようになったために顕在化したと考えられる。
ニッケル酸化物あるいはニッケル水酸化物を正極活物質とするニッケル正極板と、これらの両極板を隔離するセパレータと、アルカリ電解液とを外装缶内に備えている。そして、上記目的を達成するため、水素吸蔵合金負極板における水素吸蔵合金の充填密度が5.0g/cm3以上あるとともに、パンチングメタルからなる極板芯体のビッカース硬度をB1とし、水素吸蔵合金のビッカース硬度をB2としたときの両者のビッカース硬度比B2/B1が5.1以下(B2/B1≦5.1)であり、前記水素吸蔵合金は、一般式がLn 1-x Mg x (Ni 1-y T y ) z (ただし、式中のLnはランタノイド元素、Ca,Sr,Sc,Y,Yb,Er,Ti,ZrおよびHfから選ばれる少なくとも一つの元素で、TはV,Nb,Ta,Cr,Mo,Mn,Fe,Co,Al,Ga,Zn,Sn,In,Cu,Si,P及びBから選ばれる少なくとも一つの元素で、0<x≦1、O≦y≦0.5、3.3≦z≦3.8である)で表され、Lnは少なくともNdを含み、Ln中のNdの比率が50%以上であり、 前記水素吸蔵合金負極板の極板容量(X)に対する前記水素吸蔵合金負極板の表面積(Y)の割合(Y/X)が74cm 2 /Ah以上(Y/X≧74cm 2 /Ah)であり、前記水素吸蔵合金粉末の平均粒径は15μm〜35μmであることを特徴とする。
また、水素吸蔵合金粉末の平均粒径が15μm未満においては、水素吸蔵合金粒径が小さいことに起因して著しい水素吸蔵合金が著しく酸化されるようになって低寿命となることが明らかになった。さらに、水素吸蔵合金粉末の平均粒径が15μm未満においては、水素吸蔵合金負極板の活物質層の厚み方向に水素吸蔵合金の粒子数が著しく増加して、合金粒子間での歪による極板の波打ちが発生するようになることが明らかになった。
このことから、水素吸蔵合金粉末の平均粒径は15μm以上で、35μm以下であることが必要である。
Ln(Yを含む希土類元素)、Mg、Ni、Co、AlあるいはLn(Yを含む希土類元素)、Ni、Co、Al、Mnを所定のモル比の割合で混合した後、これらの混合物をアルゴンガス雰囲気の高周波誘導炉に投入して溶解させた後、冷却し、ついで、得られた水素吸蔵合金の融点よりも100℃低い温度で所定時間の熱処理を行って、水素吸蔵合金のインゴットを作製した。この場合、組成式がLn0.89Mg0.11Ni3.2Co0.1Al0.2で表されるものを水素吸蔵合金aとし、Ln0.87Mg0.13Ni3.4Co0.1Al0.2で表されるものを水素吸蔵合金bとした。また、LnNi4.3Co0.6Al0.3Mn0.2で表されるものを水素吸蔵合金cとした。
これらの各水素吸蔵合金a,b,cの塊を粗粉砕した後、不活性ガス雰囲気中で平均粒径が30μmになるまで機械的に粉砕して、水素吸蔵合金粉末を作製した。この後、得られた各水素吸蔵合金粉末100質量部に対し、非水溶性結着剤としてのSBR(スチレンブタジエンラテックス)を1.0質量部と水(あるいは純水)を加え、水素吸蔵合金スラリーを作製した。ついで、ビッカース硬度が125Hvで、開孔率が30%のNiメッキ軟鋼材製のパンチングメタルからなる負極芯体を用意した。この場合、厚みが60μmのものを負極芯体αとし、厚みが80μmのものを負極芯体βとした。この後、用意した負極芯体に水素吸蔵合金スラリーを塗着し、乾燥させた後、所定の厚みで、充填密度が5.0g/cm3となるように圧延した。この後、所定の寸法になるように切断して、水素吸蔵合金負極板11(a1〜a2,b1〜b2,c1〜c2)をそれぞれ作製した。
上述の水素吸蔵合金負極板a1〜a2,c1〜c2を作製する際の各負極板a1〜a2,c1〜c2の波打量を測定すると、下記の表3に示すような結果が得られた。ここで、波打量(mm)は、図2に示すように、完成した水素吸蔵合金負極板11を作業台20上に配置して測定するが、この場合、水素吸蔵合金負極板11の長手方向での変形により、水素吸蔵合金負極板11が波状に変形している。この時の、水平な作業台20からの最大の弧の高さhを測定することにより、波打量の測定を行った。
ついで、水素吸蔵合金粉末の平均粒径について検討した。そこで、水素吸蔵合金a(Ln0.89Mg0.11Ni3.2Co0.1Al0.2:ビッカース硬度は552Hv)を用い、この水素吸蔵合金aの塊を粗粉砕した後、不活性ガス雰囲気中で平均粒径が15μm,20μm,25μm,35μm,50μmになるまで機械的に粉砕して、水素吸蔵合金粉末を作製した後、上述と同様に水素吸蔵合金スラリーを作製した。ついで、上述と同様にビッカース硬度が125Hvで、厚みが80μmで、開孔率が30%のNiメッキ軟鋼材製のパンチングメタルからなる負極芯体を用意した。
ついで、上述のような水素吸蔵合金負極板11(a1)を用いてニッケル−水素蓄電池を作製する例について、以下に説明する。まず、多孔度が約85%の多孔性ニッケル焼結基板を比重が1.75の硝酸ニッケルと硝酸コバルトの混合水溶液に浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内にニッケル塩およびコバルト塩を保持させた。この後、この多孔性ニッケル焼結基板を25質量%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液中に浸漬して、ニッケル塩およびコバルト塩をそれぞれ水酸化ニッケルおよび水酸化コバルトに転換させた。
Claims (1)
- 水素吸蔵合金粉末を負極活物質として含有するスラリーをパンチングメタルからなる極板芯体の両面に塗着して形成された水素吸蔵合金負極板と、ニッケル酸化物あるいはニッケル水酸化物を正極活物質とするニッケル正極板と、これらの両極板を隔離するセパレータと、アルカリ電解液とを外装缶内に備えたアルカリ蓄電池であって、
前記水素吸蔵合金負極板における水素吸蔵合金の充填密度が5.0g/cm3以上であるとともに、
前記パンチングメタルからなる極板芯体のビッカース硬度をB1とし、前記水素吸蔵合金のビッカース硬度をB2としたときの両者のビッカース硬度比B2/B1が5.1以下(B2/B1≦5.1)であり、
前記水素吸蔵合金は、一般式がLn1-xMgx(Ni1-yTy)z(ただし、式中のLnはランタノイド元素、Ca,Sr,Sc,Y,Yb,Er,Ti,ZrおよびHfから選ばれる少なくとも一つの元素で、TはV,Nb,Ta,Cr,Mo,Mn,Fe,Co,Al,Ga,Zn,Sn,In,Cu,Si,P及びBから選ばれる少なくとも一つの元素で、0<x≦1、O≦y≦0.5、3.3≦z≦3.8である)で表され、Lnは少なくともNdを含み、Ln中のNdの比率が50%以上であり、
前記水素吸蔵合金負極板の極板容量(X)に対する前記水素吸蔵合金負極板の表面積(Y)の割合(Y/X)が74cm 2 /Ah以上(Y/X≧74cm 2 /Ah)であり、
前記水素吸蔵合金粉末の平均粒径は15μm〜35μmであることを特徴とするアルカリ蓄電池。
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