JP5209771B2 - 遊技機用フレキシブル配線基板およびそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用フレキシブル配線基板およびそれを備えた遊技機に関する。
通常、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機には、当該遊技機に搭載される各種部品の動作を制御するための制御基板が複数設けられている。各種部品には、当該部品の駆動用の駆動用基板が設けられており、この駆動用基板と制御基板とが配線を用いて接続されている。また、制御基板と駆動用基板との間に中継基板を介在させる場合には、制御基板と中継基板との間、または中継基板と駆動用基板との間が配線を用いて接続される。
これらの配線が複雑な経路を通る場合には、その配線として、可撓性を有するフレキシブル配線基板が用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−62309号公報
また、部品が可動体であり、当該部品の移動に伴って基板(駆動用基板)が移動する場合にも、その基板と制御基板等とを接続するために、可撓性を有するフレキシブル配線基板を用いることが考えられる。
一方、近年、パチンコ機に搭載される各種基板では、電子部品の実装密度が向上しており、ノイズ対策が重視されている。そのため、ノイズによる影響を抑制しつつ、伝送性能を高めるために、両面搭載型のフレキシブルフラットケーブル(フレキシブル配線基板)を採用することが考えられる。
しかしながら、両面搭載型のフレキシブル配線基板は、表裏双方の主面の全域に金属製のグランドパターンを配置するので、その可撓性が低下するおそれがある。可撓性が低下すると、フレキシブル配線基板の撓み(変形)に伴って当該撓み部分に過度に高い応力が生じ、フレキシブル配線基板の配線パターンが断線するおそれがある。
本発明は、このような背景の下でなされたものであり、ノイズに配慮しつつ、配線パターンの断線の発生を抑制または防止することができる遊技機用フレキシブル配線基板およびそれを備えた遊技機を提供することを目的とする。
記の目的を達成するための請求項記載の発明は、遊技機(1)に搭載される基板(45,46)間を接続するために用いられるフレキシブル配線基板(70)であって、前記フレキシブル配線基板の一方主面に形成された第1配線パターン(62)と、前記フレキシブル配線基板の他方主面における所定の第1領域に形成された第2配線パターン(73)とを含み、前記第2配線パターンは、前記他方主面における所定の第1領域(70A)と、前記他方主面において、前記第1領域に対し、前記フレキシブル配線基板の長手方向に関し異なる領域である第2領域(70B)とで、当該配線パターンの態様が異なっており、前記第2配線パターンは、前記第1領域に形成された第1グランドパターン(71)と、前記第2領域に形成され、前記第1グランドパターンよりも単位面積当たりの配線面積が小さい第2グランドパターン(72)とを含む、遊技機用フレキシブル配線基板である。
この構成によれば、フレキシブル配線基板の他方主面の第1領域の配線パターンの態様、および当該他方主面の第2領域の配線パターンの態様が互いに異なっている。そのため、フレキシブル配線基板の他方主面の第2領域に含まれる配線パターンを工夫することにより、フレキシブル配線基板における第2領域に対応する部分に含まれる配線を少なくすることが可能である。この場合、フレキシブル配線基板の変形時に、第2領域に過度に高い応力が生じるのを抑制することができる。
また、フレキシブル配線基板の第1および第2領域の双方に配線パターンが形成されているので、ノイズによる影響を抑制することができる。
また、第2領域のグランドパターン(第2グランドパターン)を、たとえば網目状に形成することができる。これにより、フレキシブル配線基板における第2領域に対応する部分に含まれる配線の量を低減させることができ、フレキシブル配線基板の第2領域に過度に高い応力が加わるのを、より一層抑制することができる。
以上により、ノイズに配慮しつつ、配線パターンの断線の発生を抑制または防止することができる
求項に記載のように、前記フレキシブル配線基板には、前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの導通をとるための導通手段(59A)が設けられていてもよい。
記の目的を達成するための請求項6記載の発明は、遊技機本体(17A)に固定的に配設された第1基板(45)と、遊技動作に関連して移動可能な可動体に取り付けられた第2基板(46)と、前記第1および第2基板間を接続するために用いられ、可撓性を有するフレキシブル配線基板(70)とを含み、前記フレキシブル配線基板は、当該フレキシブル配線基板の一方主面に形成された第1配線パターン(62)と、当該フレキシブル配線基板の他方主面における所定の第1領域(70A)に形成された第2配線パターン(73)とを含み、前記第2配線パターンは、前記他方主面における所定の第1領域(70A)と、前記他方主面において、前記第1領域に対し、前記フレキシブル配線基板の長手方向に関し異なる領域である第2領域(70B)とで、当該配線パターンの態様が異なっている、遊技機である。
この構成によれば、請求項に関連して説明した作用効果と同等の作用効果を奏する。
また、前述のように、第1基板は遊技機の所定位置に固定的に配設されており、第2基板は、遊技動作に関連して移動可能な可動体に取り付けられている。この場合、可動体の移動に伴って、フレキシブル配線基板における第2基板側の領域が大きく変位する。可動体が頻繁に変位する場合、フレキシブル配線基板における第2基板側の領域が繰り返し変形されるおそれがある。
このような場合、請求項3に記載のように、前記第2領域は、前記フレキシブル配線基板における前記第2基板側の領域に形成されていてもよい。この場合、繰り返し変形される領域が第2領域に設定されているので、フレキシブル配線基板における繰り返し変形される領域の配線の量を抑えることができ、これにより、配線パターンの断線の発生をより一層抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す遊技機に含まれる遊技盤の正面図である。 図1に示す遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 サブ液晶周辺基板と液晶インターフェイス基板とをフラットケーブルで接続した状態を示す図である。 サブ液晶周辺基板と液晶インターフェイス基板との位置関係を示す断面図である(その1)。 サブ液晶周辺基板と液晶インターフェイス基板との位置関係を示す断面図である(その2)。 図3Aに示すフラットケーブルの構成を示す図である。 図3Aに示すフラットケーブルの縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレキシブル配線基板が適用されたフラットケーブルの構成を示す図である。 図3Aに示すサブ液晶周辺基板に実装されるコネクタの概略構成を示す斜視図である。 図7に示す、第2コネクタを含むフラットケーブルの概略構成を示す縦断面図である。 フラットケーブルの変形例の構成を示す図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊技機1の概略構成を示す斜視図である。この実施形態では、図1に示す遊技機1はパチンコ機である。
遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、この外枠2に対し片開き(横開き)可能に取り付けられた内枠(遊技機本体)3とを備えている。外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、内枠3はヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
内枠3の上部分には、遊技盤5(遊技機本体。図2参照)が収容保持されている。内枠3の下部分には、発射装置(図示しない)が収容保持されている。内枠3の前側には、前扉6が開閉可能に設けられている。また、内枠3の手前側には、前扉6の下方に、下部開閉板7が開閉可能に設けられている。前扉6には、遊技盤5に対向する位置に略円形の開口8が形成されている。この開口8には、ガラス板などの透明板9が嵌められていて、前扉6を閉じた状態で、その透明板9を介して、透明板9の奥側の遊技盤5を視認することができるようになっている。前扉6の上部には、左右一対のスピーカ14が配設されている。また、前扉6の下部には、左右一対のランプユニット15が配設されている。
下部開閉板7には、遊技に使用する遊技球(パチンコ球)を貯留しておくための上皿10と、上皿10からオーバーフロー路(図示しない)を通して溢れた遊技球を受け止める下皿12とが上下に並んで設けられている。また、下皿12の右側には、遊技球を遊技盤5に打ち出す際に操作されるハンドル13が配設されている。遊技者が、ハンドル13を把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤5に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドル13の回転角度を調整することにより、遊技盤5に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
図2は、遊技機1に含まれる遊技盤5の正面図である。遊技盤5の盤面には、中央部に略円形の遊技領域Sが設定されており、この遊技領域Sの周縁には、発射装置から発射された遊技球を、遊技盤5の上方(左側上部)に導くための略円弧状のガイドレール57が配設されている。また、ガイドレール57に対向して、内レール58が配置されている。内レール58の先端は遊技領域Sの上部まで延びていて、発射装置により発射された遊技球は、内レール58とガイドレール57との間を通って遊技領域Sの上部へと導かれる。
遊技領域Sには、多数本の障害釘(図示しない)が配設されており、遊技盤5の左側上部からガイドレール57および内レール58に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って流下していく。
遊技領域Sの中央部には液晶表示部56を含むセンターユニット17が配設されている。液晶表示部56は、遊技機1の遊技中に、演出図柄を変動表示するためのものである。センターユニット17における液晶表示部56の周囲は、フレーム枠17A(遊技機本体。図4Aおよび図4Bも併せて参照)によって取り囲まれており、このフレーム枠17Aの前面には、たとえばハートなどの女の子らしさなどをモチーフとした装飾部材18が取り付けられている。センターユニット17内には、当該液晶表示部56を駆動する液晶基板35が内蔵されている。
センターユニット17の右側方には、小型液晶ユニット(可動体)36が配設されている。小型液晶ユニット36は全体として縦長の略直方体形状をなしており、縦長の正面視矩形状をなす小型のサブ液晶表示部37を備えている。小型液晶ユニット36においてサブ液晶表示部37の周囲は、フレーム(図示しない)によって取り囲まれており、このフレームの前面には、装飾部材18と同様にたとえばハートなどの女の子らしさなどをモチーフとした装飾部材38が取り付けられている。小型液晶ユニット36は可動式であり、第1姿勢(図4A参照)と第2姿勢(図4B参照)との間で姿勢変更可能(移動可能)に設けられている。小型液晶ユニット36には、サブ液晶表示部37を駆動するサブ液晶基板39が内蔵されている。
小型液晶ユニット36が第1姿勢にあるときには、サブ液晶表示部37の前面の右側が左側よりも前方に張り出しており(サブ液晶表示部37の前面が、左右方向に沿う鉛直面と所定の角度(たとえば30°または150°をなし)、また、正面視で、サブ液晶表示部37は液晶表示部56と重複していない。一方、小型液晶ユニット36が第2姿勢にあるときには、サブ液晶表示部37の前面が左右方向に沿っており、また、正面視で、サブ液晶表示部37が液晶表示部56に重複(この実施形態では一部重複)している。なお、小型液晶ユニット36が第1または第2姿勢のいずれにある場合であっても、サブ液晶表示部37は鉛直姿勢に保たれている。
遊技領域Sの下部には、第1特別図柄始動口19および第2特別図柄始動口20が上下に並べて配設されている。第1特別図柄始動口19および第2特別図柄始動口20は、それぞれ、遊技領域Sを流下する遊技球を入球可能に設けられている。第2特別図柄始動口20に関連して、1対の羽根を有し、第2特別図柄始動口20を開閉するための電動チューリップ役物21が配設されている。
第2特別図柄始動口20の直下には、たとえば、左右に長い長方形状をなす第1大入賞口22が配設されている。第1大入賞口22に関連して第1大入賞口開閉役物23が配設されている。第1大入賞口開閉役物23は、遊技盤5の盤面に沿った状態で第1大入賞口22を閉塞して、第1大入賞口22に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から第1大入賞口22の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、第1大入賞口22を開放して、第1大入賞口22上に流下してくる遊技球を第1大入賞口22内に導き入れることができる(図2では、第1大入賞口22の開放状態を示している)。
遊技盤5の右下部(センターユニット17の右下方で、かつ第1大入賞口22の右上方)には、たとえば、左右に長い長方形状をなす第2大入賞口24が配設されている。第2大入賞口24に関連して第2大入賞口開閉役物25が配設されている。第2大入賞口開閉役物25は、遊技盤5の盤面に沿った状態で第2大入賞口24を閉塞して、第2大入賞口24に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から第2大入賞口24の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、第2大入賞口24を開放して、第2大入賞口24上に流下してくる遊技球を第2大入賞口24内に導き入れることができる。
第1または第2特別図柄始動口19,20に遊技球が入ると、それぞれ予め定める個数の賞球が、賞球払出装置(図示しない)から払い出される。また、第1特別図柄始動口19または第2特別図柄始動口20への遊技球の入球に伴って、第1大入賞口開閉役物23の第1大入賞口22の開放動作、または第2大入賞口開閉役物25の第2大入賞口24の複数回の開放動作を含む大当たり遊技を、実行するか否かを決定するための大当たり抽選が実行される。第1または第2大入賞口22,24に遊技球が入ると、それぞれ予め定める個数の賞球が賞球払出装置(図示しない)から払い出される。
遊技盤5の右下部(センターユニット17の右下方で、かつ第2大入賞口24の右上方)には、遊技領域Sを流下する遊技球が通過可能な普通図柄ゲート26が配設されている。普通図柄ゲート26を遊技球が通過すると、第2特別図柄始動口20を開放するか否か(電動チューリップ役物21を拡開状態にするか否か)を決定するための普通図柄抽選が実行される。
遊技盤5の左下部には、第1普通入賞口27、第2普通入賞口28および第3普通入賞口29が左上がりの斜め一列に整列した状態で設けられた普通入賞口ユニット30が配設されている。遊技盤5の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1および第2特別図柄始動口19,20、第1および第2大入賞口22,24、ならびに第1〜第3普通入賞口27〜29のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技領域Sの下部に形成されたアウト口31から機内に入り、球回収部(図示しない)に回収される。
また、遊技盤5の盤面における遊技領域Sの右下方には、遊技機1の機械番号等を表示した証紙を貼着するための正面視矩形状の証紙台40が設けられている。
図3Aは、遊技機1における電気的構成を示すブロック図である。図3Aでは、表示制御のための電気的構成のみを示している。
遊技機1は、遊技の動作制御(遊技制御)を司る主制御基板41と、演出制御を司る演出制御基板42と、液晶表示部56およびサブ液晶表示部37の表示を制御するための液晶制御基板43とを備えている。その他、遊技機1は、賞球払出装置(図示しない)による払出し動作を制御するための払出制御基板や、発射装置(図示しない)による遊技球の払出し動作を制御するための発射制御基板を備えているがこれらの基板の図示は省略する。各制御基板41,42,43には、たとえばCPU、RAMおよびROMを含む構成のマイクロコンピュータが実装されている。
主制御基板41と演出制御基板42とは、演出インターフェイス基板44を介して接続されている。この演出インターフェイス基板44には、液晶インターフェイス基板(第1基板)45が接続されている。
主制御基板41と演出制御基板42とは、演出インターフェイス基板44および液晶インターフェイス基板45を介して接続されている。液晶インターフェイス基板45には液晶基板35が接続されているとともに、サブ液晶周辺基板(第2基板)46を介してサブ液晶基板39が接続されている。
液晶制御基板43は、液晶表示部56およびサブ液晶表示部37を制御するための表示信号を作成する液晶制御部48を備えている。液晶制御基板43における配線負荷容量の定格値はたとえば15pFに設定されている。液晶基板35は、液晶表示部56の表示制御のためのドライバ(液晶ドライバ)49を備えている。サブ液晶基板39は、サブ液晶表示部37の表示制御のためのドライバ(液晶ドライバ)50を備えている。また、サブ液晶基板39における、ハーネス負荷容量の定格値はたとえば10pFに、またサブ液晶の負荷容量はたとえば1pFにそれぞれ設定されている。
これら接続されるべき基板間は、ハーネスや配線、ケーブルによって電気的な接続が達成されている。換言するとこれらハーネスや配線、ケーブルによって基板間の信号の授受や、電圧供給などが達成されている。
図3Aに示す各種基板のうち、主制御基板41、演出制御基板42、液晶制御基板43および演出インターフェイス基板44は、遊技盤5の背面側に取り付けられている。さらに、液晶インターフェイス基板45は、遊技盤5に固定的に取り付けられたセンターユニット17(図4Aおよび図4B参照)の背面側に取り付けられている。
その一方で、サブ液晶周辺基板46は、遊技盤5に対して変位可能な小型液晶ユニット36の背面に取り付けられている。
主制御基板41は、演出制御基板42に向けて演出制御コマンドCMDを出力する。主制御基板41からの演出制御コマンドCMDは、演出インターフェイス基板44を介して演出制御基板42に与えられる。
演出制御基板42は、主制御基板30からの演出制御コマンドCMDに基づいて液晶表示ユニット15の具体的な演出内容を決定し、その演出内容が記された液晶制御用の画像制御信号VCSを液晶制御基板43に送信する。演出制御基板42から出力される画像制御信号VCSは、演出インターフェイス基板44および液晶インターフェイス基板45を介して液晶制御基板43に与えられる。液晶制御基板43の液晶制御部48は、演出制御基板42から送出される画像制御信号VCSに基づいて、液晶表示部56やサブ液晶表示部37を制御するための表示信号VSを作成する。液晶制御部48によって作成された表示信号VSが、液晶インターフェイス基板45を介して液晶基板35のドライバ49に与えられるようになっており、また、液晶制御部48によって作成された表示信号VSが、液晶インターフェイス基板45およびサブ液晶周辺基板46を介してサブ液晶基板39のドライバ50に与えられるようになっている。
この実施形態では、液晶インターフェイス基板45とサブ液晶周辺基板46との間の電気的接続が、可撓性を有するフレキシブルフラットケーブル(遊技機用フレキシブル配線基板。以下、単に「フラットケーブル」という)60によって達成されている。
また、液晶インターフェイス基板45とサブ液晶周辺基板46との間の通信のインターフェイスが、V-by-One HSによって実現されている。すなわち、液晶インターフェイス基板45の送出側のインターフェイスおよびサブ液晶周辺基板46の受取り側のインターフェイスが、それぞれV-by-One HS方式である(送出側のインターフェイスとして、たとえばV-by-OneトランスミッタTHCV213(ザインエレクトロニクス社製)を採用することができ、また、受取り側のインターフェイスとして、たとえばV-by-OneレシーバーTHCV214(ザインエレクトロニクス社製)を採用することができる。
図3Bは、サブ液晶周辺基板46と液晶インターフェイス基板45とをフラットケーブル60で接続した状態を示す図である。
液晶インターフェイス基板45は液晶制御基板43と共通の液晶用基板ケース100内に収容保持されている。フラットケーブル60の両端部には、それぞれ第1および第2コネクタ67,68が接続されている。液晶用基板ケース100には、フラットケーブル60の第1コネクタ67を装着するための縦長の開口103が形成されており、この開口103を介して第1コネクタ67が、液晶用基板ケース100内に収容された液晶インターフェイス基板45のコネクタに結合されている。また、フラットケーブル60の第2コネクタ68は、サブ液晶周辺基板46のコネクタに結合されている。
図4Aおよび図4Bは、サブ液晶周辺基板46と液晶インターフェイス基板45との位置関係を示す断面図である。小型液晶ユニット36が第1姿勢にあるときの状態を図4Aに示し、小型液晶ユニット36が第2姿勢にあるときの状態を図4Bに示す。図4Aおよび図4Bでは、フレーム枠17Aの上下方向途中部を、水平方向に沿って切断したときの上方から見た状態を示している。また、図4Aおよび図4Bでは、センターユニット17から装飾部材18を取り除き、かつ小型液晶ユニット36から装飾部材38を取り除いた状態を示している。
センターユニット17のフレーム枠17Aは水平面からなる枠底上面17B(枠底部の上面)を備えている。このセンターユニット17に対し液晶表示部56は、その前面(液晶表示面)が、フレーム枠17Aよりも一段後方に配置されるように取り付けられている。枠底上面17Bには、小型液晶ユニット36が姿勢変更可能に取り付けられている。
フレーム枠17Aの枠底上面17Bには、それぞれ溝幅の狭い第1および第2ガイド溝51,52が形成されている。第1ガイド溝51は左右方向に延びている。また、第2ガイド溝52は、右方向に向かうに従って前方に向かうように傾斜しながら延びている。小型液晶ユニット36の本体底面の幅方向の左端部には、鉛直下方に向けて突出する第1係合突起53が形成されている。小型液晶ユニット36の本体底面の幅方向の右端部には、鉛直下方に向けて突出する第2係合突起54が形成されている。第1および第2係合突起53,54は、それぞれ第1ガイド溝51および第2ガイド溝52に嵌合している。これにより、小型液晶ユニット36が、第1姿勢(図4A参照)と第2姿勢(図4B参照)との間で姿勢変更可能に設けられている。また、小型液晶ユニット36には、ボールねじやモータなどによって構成される小型液晶ユニット駆動機構55が結合されている。この小型液晶ユニット駆動機構55の駆動により、小型液晶ユニット36が、第1姿勢(図4A参照)と第2姿勢(図4B参照)との間で移動される。
液晶表示部56は大型の液晶ユニットから構成されている。液晶表示部56は、当該液晶表示部56の後方に配置された鉛直略板状の取付台102によって、液晶表示面を前方に向けた姿勢に保持されている。具体的には、取付台102の背面側には、液晶用基板ケース100、および演出制御基板42を収容する演出用基板ケース101が固定的に取り付けられている。取付台102の背面側に対する演出用基板ケース101の取付け状態では、演出用基板ケース101の前面と取付台102の背面との間に隙間105が形成されている。フラットケーブル60は、サブ液晶周辺基板46と液晶インターフェイス基板45とを、隙間105を通って接続している。
サブ液晶周辺基板46は、遊技動作に関連して移動可能な小型液晶ユニット36に取り付けられている。換言すると、フラットケーブル60の他端(第2コネクタ68)が隙間105を通って、液晶表示部56よりも前後方向に関して前方に位置する小型液晶ユニット36のサブ周辺基板46まで引き出されている。
そのため、小型液晶ユニット36が第1姿勢にあるときと第2姿勢にあるときとでは、サブ液晶周辺基板46の位置、とくにサブ液晶周辺基板46における、第2コネクタ68と結合するためのサブ液晶周辺基板46側のコネクタの位置が大きく変化する。この場合、図4Aおよび図4Bに示すように、液晶インターフェイス基板45とサブ液晶周辺基板46とを接続するフラットケーブル60は、小型液晶ユニット36の移動に伴って変形する(撓む)。とくに、フラットケーブル60におけるサブ液晶周辺基板46側の領域の変形量(撓み量)が大きい。小型液晶ユニット36が頻繁に移動する場合、フラットケーブル60におけるサブ液晶周辺基板46側の領域が繰り返し変形されるおそれがある。
なお、液晶用基板ケース100と演出用基板ケース101との位置関係は左右方向逆位置であってもよいし、上下に配置される構成であってもよい。
また、基板ケース100と演出用基板ケース101という2つのケースを設ける構成でなく、基板ケースを1つ設ける構成であってもよい。この場合、複数の演出装置(液晶表示部56やランプ、スピーカ14等)制御用の複数の制御基板(各制御基板には制御手段(CPU)が実装)を1つの基板ケースに収容する構成(各演出装置に対応して制御基板を設ける構成)を採用してもよいし、複数の制御手段(CPU)が実装された1枚の基板を基板ケース内に収容する構成(1つの制御基板ですべての演出装置の制御を司るように構成)を採用してもよい。前者の場合の一例として、たとえば液晶制御基板43および演出制御基板42等を1つの基板ケースに収容する構成を例示することができる。
図5は、フラットケーブル60の構成を示す図である。図6は、フラットケーブル60の縦断面図である。
図5(a)はフラットケーブル60の平面図であり、図5(b)はフラットケーブル60の底面図である。図5(a),(b)に示すように、フラットケーブル60は、絶縁フィルム等からなる帯状の絶縁シート61と、絶縁シート61の表面(一方主面)に配置された第1配線パターン62と、絶縁シート61の裏面(他方主面)の一部分に配置された第2配線パターン63とを含む両面搭載型のフラットケーブルである。第1配線パターン62は、絶縁シート61の表面における絶縁部分を除く全域にわたって配置されている。絶縁シート61としては、ポリイミド樹脂フィルムやPET(Polyethylene terephthalate)フィルムなどを例示することができる。
第1配線パターン62は、電源供給配線64と、グランドパターン65と、複数本の信号線66とを備えている。電源供給配線64、グランドパターン65および信号線66は、それぞれフラットケーブル60の長手方向に沿って延びている。電源供給配線64は、絶縁シート61の一方側の側辺(図5(a)に示す上側辺。一側辺)よりもやや内方(図5(a)に示す下方)で当該一側辺に沿って、一様の幅間隔で延びている。電源供給配線64は金属箔(たとえば銅箔)により形成されている。電源供給配線64は、たとえばDC5Vのバックライト用の直流電圧のための配線や、たとえばDC3.3Vの液晶駆動用の直流電圧のための配線を備えている。
グランドパターン65は、絶縁シート61の他方側の側辺(図5(a)に示す下側辺。他側辺)よりもやや内方(図5(a)に示す上方)で当該他側辺に沿って、一様の幅間隔で延びている。グランドパターン65は金属箔(たとえば銅箔)により形成されている。この実施形態では、グランドパターン65の幅は電源供給配線64の幅と同等に設定されている。
なお、グランドパターン65の幅を電源供給配線64の幅よりも広く設定してもよい。また、信号線66、グランドパターン65および電源供給線64のパターン幅を全て同一に設定してもよいし、グランドパターン65や電源供給線64のパターン幅を、信号線66とは異なる幅に設定してもよい。
電源供給配線64とグランドパターン65との間に、複数本の信号線66が互いに平行に並置されている。この実施形態では、6本の信号線66を、たとえば0.5mmの間隔を空けて並列に配置している。信号線66は、直線状の金属箔(たとえば銅箔)を用いて形成されている(図5(a)では、6本の信号線66のみを示している)。これら複数本の信号線66としては、1本の差動信号(V-by-One HS方式)用の信号線、イネーブル信号用の信号線、クロック信号用の信号線、データ信号の信号線、リセット信号用の信号線等が設けられている。
第2配線パターン63は、絶縁シート61の裏面の一部分に配置されており、絶縁シート61の裏面における、当該部分を除く領域には、第2配線パターン63は配置されていない。この実施形態では、絶縁シート61の裏面における、液晶インターフェイス基板45側の2/3程度の第1領域60Aに第2配線パターン63を配置し、サブ液晶周辺基板46側の1/3程度の第2領域60Bには配線パターンを配置していない。すなわち、フラットケーブル60の裏面の第1領域60Aには、絶縁シート61の裏面が露出している。
この第2配線パターン63は、第1領域60Aの全域に配置されたグランドパターンである。この第2配線パターン(グランドパターン)は金属箔等によって形成されている。
換言すると、フラットケーブル60の第1領域60Aに対応する領域は表裏面双方に配線パターンが配置された両面配線領域であるが、フラットケーブル60の第2領域60Bに対応する領域は片面配線領域である。そして、図6に示すように、この両面配線領域の適所には、第1配線パターン62のグランドパターン65と第2配線パターン63との導通をとるためのビア59Aが設けられている。具体的には、絶縁シート61には、当該絶縁シート61を貫通するスルーホール59が、フラットケーブル60の長手方向に間隔を空けて形成され、各スルーホール59にはビア59Aが埋設されている。
なお、第2配線パターンの領域は、配線の変形領域に応じて適宜設定される。よって、第2配線パターンの領域の方が第2領域60Bよりも広くなるように構成される場合もある。
以上のようにこの実施形態によれば、フラットケーブル60の裏面の第1領域60Aに配線パターン(第2配線パターン63)が配置されているが、当該裏面の第2領域60Bには配線パターンは形成されていない。そのため、フラットケーブル60における第2領域60Bに対応する部分にある配線は少なく、これにより、フラットケーブル60の変形時(撓み時)に、第2領域60Bに過度に高い応力が生じるのを抑制することができる。
また、この場合、フラットケーブル60の第1領域60Aには配線パターン(第2配線パターン63)が形成されているので、ノイズによる影響を抑制することができる。
以上により、ノイズに配慮しつつ、配線パターンの断線の発生を抑制または防止することができる。
とくに、フラットケーブル60におけるサブ液晶周辺基板46側の領域である第2領域60Bは、フラットケーブル60における繰り返し変形される領域である。フラットケーブル60の第2領域60Bに対応する領域だけ配線を少なくするので、ノイズ抑制効果は高く維持しつつ、配線パターンの断線の発生を効果的に抑制することができる。
図7は、本発明の第2実施形態に係るフレキシブル配線基板が適用されたフラットケーブル70の構成を示す図である。
これら図7〜図9において、図1〜6に示す実施形態(第1実施形態)に示された各部に対応する部分には、第1実施形態と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
図7(a)はフラットケーブル70の平面図であり、図7(b)はフラットケーブル70の底面図である。図7(b)に示すように、フラットケーブル70が、第1実施形態に係るフラットケーブル60と相違する主たる点は、フラットケーブル70の裏面の第2領域70Bに配線パターンを全く設けないのではなく、この裏面の第2領域70Bに、単位面積当たりの配線面積の少ないグランドパターン(配線パターン)72を形成するようにした点にある。以下、具体的に説明する。
フラットケーブル70は、絶縁フィルム等からなる帯状の絶縁シート61と、絶縁シート61の表面(一方主面)に配置された第1配線パターン62と、絶縁シート61の裏面(他方主面)に配置された第2配線パターン73とを含む両面搭載型のフラットケーブルである。
第2配線パターン73は、フラットケーブル70の裏面の第1領域70Aに形成された第1グランドパターン71と、フラットケーブル70の裏面の第2領域70Bに形成された第2グランドパターン72とを備えている。第2グランドパターン72の単位面積当たりの配線面積は、第1グランドパターン71の単位面積当たりの配線面積よりも小面積にされている。
たとえば、第2グランドパターン72は網目状に形成されており、互いに直交する複数の直線状金属箔(銅箔)により構成されている。この第2グランドパターン72の網目状の格子は正方形をなしている。隣り合う金属直線の間隔はたとえば3.0mmに設定されている。この第2グランドパターン72は、第1グランドパターン71に電気的に接続されている。また、第2グランドパターン72とグランドパターン65とは、後述するように、第2コネクタ68と第2コネクタ80とが結合された状態で、導通が達成されている。
この実施形態では、フラットケーブル70の裏面の第1領域70Aは、フラットケーブル60の裏面の第1領域60A(図5(b)参照)と同様、液晶インターフェイス基板45側の2/3程度の領域である。また、フラットケーブル70の裏面の第2領域70Bは、フラットケーブル60の裏面の第2領域60A(図5(b)参照)と同様、サブ液晶周辺基板46側の1/3程度の領域である。
なお、第1領域60Aおよび第2領域70Bは、フラットケーブル70の配線の変形領域に応じて適宜設定される。したがって、第1領域60Aの方が第2領域70Bよりも大きくなるように構成される場合もある。
また、たとえば第1および第2グランドパターン71,72の形成は同時に行われることが望ましい。具体的には絶縁シート61の全域に金属箔を蒸着させた後、不要箇所をエッチングにより除去することにより第1および第2グランドパターン71,72を形成してもよい。しかしながら、第1グランドパターン71が形成されている絶縁シート61の裏面に、絶縁シート61とは異なるシートに形成された第2グランドパターン72(たとえば、導体パターンを付したシール)を貼り付けるようにすることもできる。
ところで、サブ液晶周辺基板46とフラットケーブル70との電気的接続は次に述べるように達成される。
図8は、サブ液晶周辺基板46のコネクタ80の概略構成を示す斜視図である。
サブ液晶周辺基板46には、たとえば雄コネクタからなるサブ液晶周辺用のサブ周辺コネクタ80が実装されている。このサブ周辺コネクタ80に、フラットケーブル70のたとえば雌コネクタからなる第2コネクタ68が差し込まれる。サブ周辺コネクタ80は合成樹脂製のハウジング81を備えている。このハウジング81の周囲(ハウジング81における液晶周辺基板46と対向する面以外の三面)は、金属製のシェル82によって被覆されているとともに、このシェル82がサブ液晶周辺基板46のパターンとの間で電気的接続されている。サブ周辺コネクタ80は、一列または複数列(図8では一列)に配列された複数本の第1接触子(接触ピン)83を備えている。この第1接触子83はサブ液晶周辺基板46の表面のパターンとの間で導通が保たれている。
図9は、第2コネクタ68を含むフラットケーブル70の縦断面図である。
第2コネクタ68は断面略矩形の直方体形状のハウジング68Aを備えておる。ハウジング68A内には、複数の第2接触子(図示しない)が収容配置(配列)されている。第2接触子は、第1配線パターン62の電源供給配線64や信号線66と導通されている。また、ハウジング68Aの上辺には、前方(フラットケーブル70の長手方向に沿い、かつフラットケーブル70の内側から端部へと向かう方向)へと延びる上導通片86が設けられている。上導通片86は、第1配線パターン62のグランドパターン65と電気的接続されている。また、ハウジング68Aの下辺には、前方(フラットケーブル70の長手方向に沿い、かつフラットケーブル70の内側から端部へと向かう方向)へと延びる下導通片87が設けられている。下導通片87は、第2グランドパターン72と電気的接続されている。
第2コネクタ68とサブ周辺コネクタ80との結合状態では、第1接触子83と対応する第2接触子とが電気的接続し、これにより、フラットケーブル70とサブ液晶周辺基板46との導通が達成される。また、第2コネクタ68とサブ周辺コネクタ80との結合状態では、上導通片86および下導通片87がシェル82とそれぞれ電気的接続しており、上導通片86、下導通片87およびシェル82を介して第1配線パターン62のグランドパターン65と、第2グランドパターン72との導通が達成されている。
以上によりこの第2実施形態によれば、フラットケーブル70の裏面の第2領域70Bには、その裏面の第1領域70Aに形成された第1グランドパターン71よりも単位面積当たりの配線面積の小さい第2グランドパターン72が形成されている。そのため、フラットケーブル70における第2領域70Bに対応する部分に含まれる配線を少なくすることができる。これにより、フラットケーブル70の変形時に、第2領域70Bに過度に高い応力が生じるのを抑制することが可能である。
また、第2グランドパターン72を網目状に形成することにより、第2領域に配線パターンを形成しつつ、その配線の総面積を少ないまま抑えることができる。これにより、ノイズによる影響を抑制することができる。この場合、第1実施形態(フラットケーブル60)と比較して、フラットケーブル70におけるより広範な領域に配線パターン(グランドパターン)を形成するので、ノイズによる影響をより一層抑制することができる。
とくに、フラットケーブル70におけるサブ液晶周辺基板46側の領域である第2領域70Bは、フラットケーブル70における繰り返し変形される領域である。フラットケーブル70における第2領域70Bに相当する領域だけ配線を少なくするので、ノイズ抑制効果は高く維持しつつ、配線パターンの断線の発生を効果的に抑制することができる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、図10に示すように、第1実施形態のフラットケーブル60の第2領域60Bのうち、サブ液晶周辺基板46側の短い領域60Cに、第2配線パターン63と同等のグランドパターン75を形成してもよい。この場合、フラットケーブル60の裏面は、液晶インターフェイス基板45からサブ液晶周辺基板46にかけて、グランドパターン(第2配線パターン63)、配線パターンが形成されていない領域、およびグランドパターン(グランドパターン75)の順で設けられる。
また、この場合と同様に、たとえば、第2実施形態のフラットケーブル70の第2領域70Bのうち、サブ液晶周辺基板46側の短い領域に、第1グランドパターン71と同等のグランドパターンを形成してもよい。この場合、フラットケーブル70の裏面は、液晶インターフェイス基板45からサブ液晶周辺基板46にかけて、グランドパターン(第1グランドパターン71)、網目状にグランドパターンが形成された領域、およびグランドパターンの順で設けられる。
また、第2実施形態において、網目状の第2グランドパターン71の態様を正方格子状であるとして説明したが、第2グランドパターン71の態様は、正方格子状以外の網目状であってもよい。また、フラットケーブル70の長手方向または長手方向と直角方向への1本または複数本の直線パターンであってもよい。
また、第2実施形態において、第1配線パターン62のグランドパターン65と、第2グランドパターン72との導通は、第1実施形態のスルーホール59およびビア59Aと同等のスルーホールおよびビアによっても達成される。
また、前述の第1および第2実施形態において、第1領域60A,70Aを、インターフェイス基板45側の2/3程度の領域とし、第2領域60B,70Bを、インターフェイス基板45側の1/3程度の領域としたが、第1領域と第2領域とがフラットケーブル60,70の長手方向に関して異なる領域であれば、各領域の設定は適宜変更可能である。しかしながら、フラットケーブル60,70における、小型液晶ユニット36の移動に伴って繰り返し変形される(撓む)部分は、第2領域に含まれていることが望ましい。
また、液晶インターフェイス基板45側から、第2領域、第1領域および第2領域の順でこれらの第1および第2領域が設けられていてもよい。各領域の大きさは、フラットケーブル60,70の配置や変形(撓み)状態に応じて適宜設定することができる。
また、第2領域は、変形部位に対応するのではなく、静止状態で撓む部位に対応して形成されていてもよい。
また、前述の各実施形態において、フラットケーブル60,70の表面側に設けられる第1配線パターン62の配線の配置構成は一例であり、この構成に限られるものではない。たとえば各信号線66の間にグランドパターンを配置したり、信号線66と電源供給配線64との間に1または複数本のグランドパターンを配置したりすることもできる。これにより耐ノイズ性を高めることができる。
より具体的には、フラットケーブル幅方向の両端部に、1本または複数本(たとえば4本)のDC5Vの電源供給配線、および1本または複数本(たとえば4本)のDC3.3Vの電源供給配線がそれぞれ配置されており、DC5Vの電源供給配線に隣接して、複数本(たとえば4本)の配線からなるグランドパターン(BGND)が配置されており、そのグランドパターンとDC3.3Vの電源供給配線との間に複数本(たとえば7本)の信号線が配置されており、各隣り合う信号線同士の間、グランドパターンと最もグランドパターン側の信号線との間、およびDC3.3Vの電源供給配線と最もDC3.3Vの電源供給配線側の信号線との間にそれぞれ、1または複数本のグランド用配線が配置されていてもよい。このとき配置される信号線として、たとえば、リセット信号用信号線、CSB信号用信号線、SDI信号用信号線、クロック信号線、TXOUT信号線およびイニシャル信号が設けられていてもよく、たとえば、これらがグランドパターン(BGND)から、この順に並べられていてもよい。なお、このような第1配線パターンの配線配置は、2基板間の通信のインターフェイスが、すなわち、液晶インターフェイス基板45とサブ液晶周辺基板46との間の通信のインターフェイスが、LVDS(low voltage differential signaling)方式によって実現されている場合に、とくに採用される。
また、前述の各実施形態では、第1基板に液晶インターフェイス基板45を採用した場合を例に挙げて説明したが、液晶インターフェイス基板45が設けられない場合には、液晶制御基板43を第1基板として採用することもできる。
また、前述の各実施形態では、第2基板にサブ液晶周辺基板46を採用した場合を例に挙げて説明したが、サブ液晶周辺基板46が設けられない場合には、サブ液晶基板39を第2基板として採用することもできる。
また、フレキシブル配線基板の一例であるフレシキブルフラットケーブル60,70に適用した場合を例に挙げて説明したが、本願発明は、遊技機1に適用されるフレキシブル配線基板全体に適用可能である。すなわち、種々の電子部品やコネクタが実装されるフレキシブル基板に、この発明を適用することも可能である。
また、前述の実施形態では、遊技機1としてパチンコ機に適用した例を示したが、パチスロ機等の他の遊技機にも適用可能であることは言うまでもない。この場合、たとえばパチスロ機の液晶表示部(または周りの役物。可動部)に設けられる基板と、他の基板との接続にこのようなフレキシブル配線基板を用いることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 遊技機
17A フレーム枠(遊技機本体)
36 小型液晶ユニット(可動体)
45 液晶インターフェイス基板(第1基板)
46 サブ液晶周辺基板(第2基板)
59A ビア(導通手段)
60 フラットケーブル(フレキシブル配線基板)
60A 第1領域
60B 第2領域
62 第1配線パターン
63 第2配線パターン
70 フラットケーブル(フレキシブル配線基板)
70A 第1領域
70B 第2領域
62 第1配線パターン
71 第1グランドパターン
72 第2グランドパターン
73 第2配線パターン

Claims (4)

  1. 遊技機に搭載される基板間を接続するために用いられ、可撓性を有するフレキシブル配線基板であって、
    前記フレキシブル配線基板の一方主面に形成された第1配線パターンと、
    前記フレキシブル配線基板の他方主面における所定の第1領域に形成された第2配線パターンとを含み、
    前記第2配線パターンは、前記他方主面における所定の第1領域と、前記他方主面において、前記第1領域に対し、前記フレキシブル配線基板の長手 方向に関し異なる領域である第2領域とで、当該配線パターンの態様が異なっており、
    前記第2配線パターンは、前記第1領域に形成された第1グランドパターンと、前記第2領域に形成され、前記第1グランドパターンよりも単位面積当たりの配線面積が小さい第2グランドパターンとを含む、遊技機用フレキシブル配線基板。
  2. 前記フレキシブル配線基板には、前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの導通をとるための導通手段が設けられている、請求項1記載の遊技機用フレキシブル配線基板。
  3. 遊技機本体の所定位置に固定的に配設された第1基板と、
    遊技動作に関連して移動可能な可動体に取り付けられた第2基板と、
    前記第1および第2基板間を接続するために用いられ、可撓性を有するフレキシブル配線基板とを含み、
    前記フレキシブル配線基板は、当該フレキシブル配線基板の一方主面に形成された第1配線パターンと、当該フレキシブル配線基板の他方主面における所定の第1領域に形成された第2配線パターンとを含み、
    前記第2配線パターンは、前記他方主面における所定の第1領域と、前記他方主面において、前記第1領域に対し、前記フレキシブル配線基板の長手方向に関し異なる領域である第2領域とで、当該配線パターンの態様が異なっており、
    前記第2配線パターンは、前記第1領域に形成された第1グランドパターンと、前記第2領域に形成され、前記第1グランドパターンよりも単位面積当たりの配線面積が小さい第2グランドパターンとを含む、遊技機。
  4. 前記第2領域は、前記フレキシブル配線基板における前記第2基板側の領域に形成されている、請求項記載の遊技機。
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