JP2015097760A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
よって、遊技者と向かい合う可動体が演出表示装置の表示画面の下辺縁付近の最下方位置に到達した場合において、可動体の前面の中心と可動体の後面の中心とを通過する可動体の前後方向に延長する可動体の中心線が水平線となるように構成されていると、遊技者が目線を下方に移動したとしても可動体の前面が見えにくくなってしまう。
このように、遊技中に遊技者が最下方位置にある可動体の前面を見にくい場合、遊技者の可動体に対する関心度が低下してしまう。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた構成とした。
また、回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持された構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
本体枠3内に収容される遊技盤30は、図3に示すように、前面が遊技盤30の盤面30Fを形成する盤面構成体31A、遊技盤30の盤面30F(盤面構成体31Aの前面)に取付けられて当該盤面30Fよりも前方に突出する前側遊技部品31B、盤面構成体31Aの後面に取付けられた後側遊技部品31Cとを備える。
後側遊技部品31Cは、後述する役物装置100を搭載した役物装置搭載構成体31Dと、役物装置100の昇降機構140の前側を覆うように役物装置搭載構成体31Dの前面に取付けられるカバー31Eと、演出表示装置450を搭載して役物装置構成体31Dの後面に取付けられる演出表示装置搭載構成体31Fとを備える。
盤面構成体31Aの中央部、及び、役物装置搭載構成体31Dの中央部には、遊技者が演出表示装置450の表示画面である演出表示部45(図2参照)を盤面構成体31Aの前方から目視可能とするための表示孔31Hが形成されている。カバー31Eは、例えば役物装置搭載構成体31Dの表示孔31Hよりも左側に設けられた昇降機構140の前側を覆うように設けられる。
遊技盤30の盤面30Fに取付けられて当該盤面30Fより前方に突出する前側遊技部品31Bには、後述する複数の入賞装置が配設される。
一方、右打ち領域ERは、遊技領域30Aの左右中心線CLよりも右側の領域であり、矢印X2で示すように当該右打ち領域ERに到達した遊技球は、遊技球の直径よりも僅かに広く、2個以上の遊技球が流下不能な右打ち通路36を通って遊技領域30A内を流下する。
また、詳細については後述するが、遊技球が第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置52に入球すると、上記賞球の払出しの他、第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70を開放動作させ、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技の可否に関する抽選(特図当否抽選)や、当該特別遊技の態様を決定する抽選を始めとする各種の抽選が主制御装置200により実行される。即ち、第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置52への遊技球の入球は、上記各種の抽選を受ける契機となるものである。
第1始動入賞装置50は、遊技領域30Aの左右方向略中央において、上記演出表示部45の下部に延設されたステージ47の下方に配設される。第1始動入賞装置50は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上方が開口した入賞部50Aと、第1始動口検出スイッチSW1とを備え、入賞部50Aの上方開口(第1始動入賞口)より内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第1始動口検出スイッチSW1によって検出される。
図2に示すように、矩形状の入賞部52Aは透明なケーシングにより形成されており、遊技者は入賞部52Aの側部開口(第2始動入賞口)への遊技球の入球有無を視認可能である。入賞部52A内に入球した遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2により検出される。第2始動口検出スイッチSW2は主制御装置200と接続されており、主制御装置200は第2始動口検出スイッチSW2からの検出信号に基づいて前述した各種の抽選処理や、賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。
また、開閉体53の開放動作に関するソレノイドSOL1の駆動制御については後述する。
第1大入賞口62は、後述する特別遊技実行中以外の通常時においては、開閉機構63の開閉体65によって閉鎖され、落下流路61への遊技球の入球が阻止される。一方で、特別遊技実行中においては開閉体65が後方に向けて所定の周期により第1大入賞口62の開放動作を行うことによって、落下流路61への遊技球の入球が許容される。
通常時において、右打ち領域ERを流下して開閉体65上を通過する遊技球は、第1始動入賞装置50方向に流下することとなる。
また、後述する特別遊技が実行されている場合において、右打ち領域ERを流下する遊技球は開閉体65により開放された第1大入賞口62を介して落下流路61内に進入する可能性がある。
落下流路61の途中には、第1大入賞口検出スイッチSW4が配設される(図13参照)。第1大入賞口検出スイッチSW4は、主制御装置200と接続されており、主制御装置200側では、当該第1大入賞口検出スイッチSW4からの検出信号の入力に基づいて賞球を例えば15個払い出す賞球払出処理を実行する。
落下流路61に配設された第1大入賞口検出スイッチSW4よりも下方の落下流路61には、特定領域R1が設けられる。特定領域R1は、入球口としての図外の特定領域取込口と、当該特定領域取込口の上方において前後方向に進退動作する振分機構64の図外の取込阻止体と、特定領域取込口の下方において前後方向に進退動作する振分機構64の図外の振分開閉体とから構成される領域である。
特別遊技の実行中において落下流路61を流下中の遊技球が振分開閉体の進退動作によって特定領域R1を形成する特定領域取込口内に入球すると、遊技状態を遊技者にとって有利な状態とする所定の遊技状態更新処理が主制御装置200により実行され、特別遊技終了後の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に切り替えられる。
開閉体65は、ソレノイドSOL2(図13参照)等の駆動源により第1大入賞口62の開閉動作が行われる。
また、振分機構64の図外の取込阻止体及び振分開閉体は、ソレノイドSOL3(図13参照)等の駆動源により進退動作が行われる。
なお、第1大入賞装置60の位置は、右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置とされており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、特別遊技中において開閉体65が開放動作中である場合に限って落下流路61内への入球が可能となる。
なお、第2大入賞装置70の位置は、前述の第1大入賞装置60と同様に右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置とされており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、特別遊技中において開閉体71が開放動作中である場合に限って入球が可能となる。
図13は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御装置200と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御装置250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御装置260と、前述の演出表示装置450を制御する演出制御装置300とを備える。
演出制御装置300は、(サブ)CPU300a、(サブ)ROM300b、(サブ)RAM300cを備えてなり、主制御装置200に対して、主制御装置200から演出制御装置300に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御装置300は、主制御装置200から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM300bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御装置300に接続された演出表示装置450の演出表示部45の画像制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御や、後述する回転体102を有した可動体101の昇降動作制御、及び、回転体102の回転制御、並びに、回転体102内、遊技盤30及びパネル枠4等の各所に配設された発光体(LED)57を多様なパターンにより発行させる発光制御を実行する。このときRAM300cは、CPU300aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
役物装置100は、可動体101と、駆動部と、制御装置とを備える。
図3;図4に示すように、可動体101は、回転体102と、回転体102を回転可能に支持する支持アーム103とを備える。
駆動部は、回転装置と、昇降装置とを備える。
制御装置は、回転制御装置と、昇降制御装置とを備える。当該回転制御装置及び昇降制御装置は、演出制御装置300により構成される。
図5に示すように、筒部111は、筒113と、当該筒113の筒の一端開口を塞ぐ平板状の一端面と、当該筒113の筒の他端開口を塞ぐ平板状の他端面とを備え、当該一端面及び他端面が、一端面の中心と他端面の中心とを通る筒113の中心線113aと直交して、かつ、互いに平行に向かい合うように構成された両端閉塞の筒状中空ケースにより形成される。
筒113は、例えば、筒113の中心線113aに沿った方向の長さが筒113の径に沿った方向の長さよりも短い短円筒により形成される。
尚、回転体102が昇降範囲の最下方位置に位置された場合の回転体102の前面114が筒113の一端面により形成され、回転体102が昇降範囲の最下方位置に位置された場合の回転体102の後面115が筒113の他端面により形成される。
円筒周面演出表示体121は、筒113を形成する円筒の中心線113aを回転中心として図外のモーター等の駆動源により回転可能に構成される。
従って、演出表示体120が筒部111の内側の発光体57の光で照らされることによる光演出と演出表示体120とによる協働演出が可能となる。さらに、円筒周面演出表示体121が筒113を形成する円筒の内周面に沿って筒113の中心線113aを回転中心として回転する演出表示体回転演出と円筒周面演出表示体121が図外の発光体からの光で照らされることによる光演出とによる協働演出が可能となる。
尚、回転体102の回転中心軸16は、遊技盤30の盤面30Fと平行で筒113の中心線113aと直交しかつ水平に延長する軸である。
当該連結部112が連結される筒部111の筒113の外周面連結部118には、筒部111の内側に設けられた上述の円筒周面演出表示体121の駆動源と演出制御装置300とを接続する図外の信号線、筒部111の内側に設けられた上述の発光体57と演出制御装置300とを接続する信号線、回転体102の回転中心軸116を通すための貫通孔117が形成されている。
回転体102の連結部112が支持アーム103の回転体連結部131に回転中心軸116を回転中心として回転可能に取付けられることで、筒部111と連結部112とが連結されて構成された回転体102が、筒部111の筒113の中心線113aと直交する軸である回転中心軸116を回転中心として回転可能なように支持アーム103の一端側に取付けられている(図7参照)。
昇降機構140は、例えば、図外のラックピニオン機構又は図外の循環ベルト機構により構成される。昇降駆動源は、ラックピニオン機構のピニオンを回転させたり、循環ベルト機構の駆動プーリーを回転させる、例えばステッピングモーターにより形成される。
筒状アーム130の他端に設けられた昇降機構連結部132(図4参照)が、ラックピニオン機構のラック、又は、循環ベルト機構の循環ベルトに連結され、昇降制御装置が図外の昇降駆動源を駆動制御して、ラックを上下方向に移動させたり、循環ベルトを循環移動させることによって、可動体101を上下方向に昇降移動させることができる。
回転駆動源150は、回転体102の回転中心軸116を回転させるための例えばステッピングモーターにより形成される。
当該原点検出装置151を備えた場合、ステッピングモーターの出力軸159の回転に伴って原点検出用円板152がステッピングモーターの出力軸159を回転中心として回転し、回転制御装置が、発光部153からの光を原点検出用孔155を介して受光部154で受光したことを示す原点検出信号を受光部154から入力することによって、当該回転制御装置がステッピングモーターの回転制御のための原点位置を認識する。
そして、回転制御装置は、認識した原点位置を基準としてステッピングモーターに供給するパルス数を制御して、ステッピングモーターの出力軸159の回転角度制御を行うことにより、当該ステッピングモーターの出力軸159と連結された回転中心軸116の一端に固定された回転体102の回転角制御を行う。尚、出力軸159は、カップリング159aにより回転中心軸116と連結されたり、あるいは、図外の歯車伝達機構を介して回転中心軸116と連結されている。
図6に示すように、筒状アーム130の一端に設けられた回転体連結部131は、回転体102の回転中心軸116を中心線とする円筒体135と、当該円筒体135の外周面より外方に突出して外周面を取り囲むように設けられた円環状係合凸部136とを備える。
連結部112は、円環状係合凸部136の半分である半円環係合凸部をそれぞれ個別に収容する半円環係合凹部137を備えた一対の分割部材138;138により構成される。
筒部111と連結部112との連結構造は、例えば、連結部112を構成する一対の分割部材138;138が、筒部111の筒113の外周面連結部118より突出するように設けられた取付フランジ125にそれぞれ止ねじ126で連結された構造である。
また、回転体102の回転中心軸116の一端が回転体102の内面に設けられた図外の回転中心軸連結部に連結され、回転体102の回転中心軸116の他端側が、貫通孔117、支持アーム103の一端側の円筒体135及び筒状アーム130の筒内に延長して回転駆動源150としてのステッピングモーターの出力軸159に連結される。
尚、回転体102の回転駆動源150としてのステッピングモーターは、筒状アーム130の筒の内面又は外面に固定される。
回転体102は、例えば、所定の回転角度(例えば315度)範囲内で原点位置を基準として正方向及び逆方向に回転するように、回転装置及び回転制御装置によって回転制御される。
また、筒113の中心線113aが水平線となる状態を、以後、回転体102の垂直状態と呼ぶ。
例えば、回転体102が最下方位置に到達した場合に遊技者と向かい合う面となる回転体102の前面114が、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面と平行な面により形成されている場合、上記回転体102の特定状態においては、当該回転体102の前面114は、遊技盤30の盤面30Fとほぼ平行な垂直面119に対して所定の角度αだけ上下方向に傾斜する傾斜面となる(図12(c)参照)。即ち、この場合、回転体102の前面114が、下端前側から上端後側に向けて立ち上がるように傾斜した傾斜面となる(図12(c)参照)。
そして、上記特定状態の回転体102における連結部112の下面165に接触して特定状態の当該回転体102の姿勢を特定状態に維持する回転体姿勢維持部材160が遊技盤30のカバー31Eの後面31Rに取付けられている(図10;図11参照)。尚、回転体姿勢維持部材160の上面は、回転体姿勢維持部材160がカバー31Eの後面31Rに取付ねじ等で取付けられた状態において、上記特定状態の回転体102の傾斜線162と同じ傾斜で傾斜線162と平行に対向する傾斜面164となるように構成されている(図12(c);図8;図9参照)。
昇降制御装置によって昇降駆動源が制御されることによって、可動体101が昇降する。
また、回転体102が、最下方位置(図2;図12(c)参照)よりも上方に位置している状態(例えば演出表示装置450の演出表示部45の中央部の前方に位置した状態)において、回転制御装置により回転駆動源150が制御されることにより、回転体102が回転体102の回転中心軸116を回転中心として回転する。
そして、昇降制御装置が、例えば可動体101を下降させる前、又は、可動体101を下降させている場合において、回転制御装置が、回転体102を回転させて回転体102を上述した特定状態にして原点検出装置151から原点検出信号を入力した後、回転駆動源150に所定数の駆動パルスを供給して回転体102を回転させることによって、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となる垂直状態となるように回転体102を制御する(図12(a)参照)。この場合、回転体102の前面114が、回転体102の筒113の中心線113a(回転体102の回転中心軸116と直交して遊技盤30の前後方向に延長する水平な中心線)と直交する面が垂直面119と平行な面により形成されていれば(図12(a)参照)、当該回転体102の前面114は遊技盤30の盤面30Fとほぼ平行な垂直面となる。その後、回転制御装置は、回転体102が最下方位置に到達する前に、回転駆動源150への通電を停止する。
その後、昇降制御装置が、昇降駆動源を制御して回転体を下降させると、回転体102が最下方位置に到達した場合に、連結部112が回転体姿勢維持部材160の傾斜面164との接触による外力を受けることによって回転体102が回転中心軸116を回転中心として回転して特定状態となり、連結部112の下面165の全面が回転体姿勢維持部材160の上面である傾斜面164に接触した状態となって、回転体102の姿勢が特定状態に維持されることになる。
尚、上述したように、回転体102の下降時に垂直状態の回転体102が遊技盤30に接触しないように最下方位置において回転体102を収容するための収容スペースの前後の幅寸法が設定されている場合においては、昇降制御装置が昇降駆動源を制御して最下方位置にある特定状態の回転体102を上昇させた場合に、回転体102の前面の下端側が遊技盤30に接触して回転体102が他方回転方向に回転して垂直状態で上昇するように構成すれば、実施の形態では、回転体102が垂直状態の場合に原点を検出するように構成されているので、垂直状態の回転体102の回転角度制御を原点検出に基づいて行え、回転制御装置で原点補正を行うことなく、回転体102を回転させる際の回転体102の回転角度制御を容易に行えるようになる。即ち、回転体102が特定状態の場合にのみ原点を検出するように構成されていれば、回転体102を垂直状態から回転角度制御するためには、回転体102の特定状態と垂直状態との角度のずれを補正する必要があるが、実施の形態では、回転体102が垂直状態の場合にも原点検出を行うように構成されているので、補正を行う必要が無くなる。
また、実施の形態では、回転体102が特定状態の場合にも原点検出を行う構成としたので、最下方位置にある特定状態の回転体102を特定状態のまま上昇させる構成であっても、当該特定状態の回転体102の回転角度制御を原点検出に基づいて行え、回転制御装置で原点補正を行うことなく、回転体102を回転させる際の回転体102の回転角度制御を容易に行えるようになる。
さらに、回転体102は、上方位置にある状態において、筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように制御されるため、回転体102が、演出表示部45の前方で遊技者の目線に近い位置にある場合に、遊技者は回転体102の前面114を見やすくなる。
即ち、実施の形態によれば、回転体102の上下位置に応じて回転体102の前面114の向きを変えることができるので、遊技中の遊技者から回転体102の前面114が常に見えやすくなるようにできる。
また、回転体102が最下方位置にある場合に回転体102の内側の発光体57を発光させることで、光が回転体102の前面114を介して遊技中の遊技者の顔の方向に照射されるようになるので、回転体102が最下方位置にある場合でも、遊技者に効果的な光演出を提供できるようになる。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、主制御装置200では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選ともいう)、特別図柄の種類を決定する抽選(以下、特図種別決定抽選ともいう)、特別図柄の変動パターンを決定する抽選(以下、特図変動パターン決定抽選ともいう)等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。以下、各抽選の概要について説明する。
そして、第1始動入賞装置50に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動入賞装置52に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(Y1)および特2保留数(Y2)は、それぞれ4つに設定されており、各保留記憶領域の上限を超えて保留数(Y1,Y2)が増加することはない。
図14は、特図当否抽選に係る処理において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。
同図に示すように特図当否判定テーブルTBは、遊技状態が特図低確率である場合に参照される低確率用特図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が特図高確率である場合に参照される高確率用特図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。特図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜65535までの特図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、約399分の1であり、これに対して高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、10倍の約39.9分の1である。そして、上記取得された特図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレと判定される。上記特図当否判定乱数及び特図当否判定テーブルTBに基づいて、特別遊技の可否に関する所定の抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)を決定する特図当否抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における当否抽選手段に相当する。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたがこの他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。ここで、「小当り」とは、例えば第2大入賞装置70の開閉体71を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする遊技の開放時間が特別遊技よりも少ない遊技であり、小当りによる遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
図15は、特図種別決定抽選に係る処理において参照される特図種別決定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、特図種別決定テーブルTBは、特図種別決定乱数が第1始動入賞装置50への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB1と、特図種別決定乱数が第2始動入賞装置52への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB2と、特図当否抽選の結果がハズレである場合に参照される特図種別決定テーブルTB3とに細分化される。
つまり、第1始動入賞装置50への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB1が参照された場合の特別図柄A及び特別図柄Bの選択率は、それぞれ66%、34%となる。
図16は、上記特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定テーブルTBの概要を示す図である。なお、同図では遊技状態が後述する特図低確率かつ普図低確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB1を例示しているが、遊技状態が後述する特図高確率かつ普図高確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB2や、例えば特別遊技の終了からの遊技回数が所定の回数に達するまでの間に参照される特殊なテーブル等、複数のテーブルが存在する。第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの第1変動パターン決定乱数が取得され、同じく0〜99の範囲から1つの第2変動パターン決定乱数が取得される。
ここで、第1変動パターンとは、例えば演出図柄が変動を開始してから所定時間(前半部=リーチ形成前)までの演出態様を示すものであり、本例においては、第1変動パターンごとに例えば「弱予告1」〜「弱予告N」(Nは整数。以下同様),「強予告1」〜「強予告N」,「疑似1」〜「疑似3」等といった異なる複数の演出態様(演出系列)とともに、所定の秒数が規定されている。
また、第2変動パターンとは、例えば演出図柄が変動を開始してから前記所定時間経過後(後半部=リーチ形成後)の演出態様を示すものであり、本例においては第2変動パターンごとに「リーチ発展なし」,「スーパー1」〜「スーパーN」,「プレミア1」〜「プレミアN」等といった複数の異なる演出態様(演出系列)とともに、所定の秒数が規定されている。また、図示は省略しているが、第1変動パターンが「リーチなし」の場合の演出態様及び所定の秒数についても規定されている。
また、第1変動パターンの秒数、及び第2変動パターンの秒数を合算した秒数は、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上で表示される特別図柄の変動表示時間、及び演出表示部45上で特別図柄の変動表示と略同期して変動表示される演出図柄Sの変動表示時間となる。
上記第1変動パターン決定乱数及び2変動パターン決定乱数と、変動パターン決定テーブルTBとに基づいて、少なくとも図柄の変動時間を含む変動パターンを決定する特図変動パターン決定抽選に係る処理を実行するCPU200aが本実施形態に係る図柄変動情報決定手段に相当する。
図17は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」であることを示す態様で特別図柄及び演出図柄Sが停止表示された後に、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、主制御装置200は、特別遊技中において当該テーブルを参照して第1大入賞装置60の開閉体65と対応するソレノイドSOL2及び振分開閉体と対応するソレノイドSOL3、或いは、第2大入賞装置70の開閉体71と対応するソレノイドSOL4を駆動制御する。
なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
また、特別遊技制御テーブルTBには、オープニング時間(最初のラウンド遊技が開始されるまでの待機時間)、特別電動役物開閉切替回数(1R中の開放回数)、各ソレノイド通電時間(第1大入賞口開放時間,振分開閉体開閉時間,第2大入賞口開放時間)、規定数(1R中の最大入賞可能数)、大入賞口閉鎖有効時間(ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖時間(インターバル時間))、エンディング時間(最後のラウンド遊技が終了してから、通常の遊技(特別図柄の変動表示)が再開されるまでの待機時間)が、特図種別ごとに予め記憶されている。なお、特図種別ごとの特別遊技の具体的な態様については図22,図23のタイムチャートに基づいて後述する。
図18は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、前述の特定領域R1への入球、より具体的には特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の有無に対応して、特図低確率及び普図高確率と、特図高確率及び普図高確率とのいずれかの組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
また、普図低確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、図16に示す変動パターン決定テーブルTB1が参照され、後述の普図当否抽選において、図19に示す低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照され、判定結果が「当り」の場合に図20に示す低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1が参照される状態である。
一方、振分開閉体の動作により遊技球が特定領域R1に振分けられた場合には、当該特別遊技後の遊技状態は、特図高確率、かつ、普図高確率の遊技状態となり、当該遊技状態は、前述の特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回実行されるまで継続し、以降、特図低確率、かつ、普図低確率の状態に移行(転落)する。
なお、特図種別の数、及び遊技状態の組み合わせは上述のものに限られることなく、特図種別をさらに細分化して設定することにより、特別遊技の態様や特別遊技後の遊技状態をさらに細分化することも可能である。
そして、通過ゲート58を遊技球が通過すると、普図当否判定乱数を第1記憶部から順に記憶する。但し、普図保留記憶領域に記憶可能な普図保留数(Y3)は4つに設定されており、当該上限を超えて普図保留数Y3が増加することはない。
そして、上記取得された普図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレとなる。
上記普図当否判定乱数及び普図当否判定テーブルTBに基づいて、普通遊技の可否に関する所定の抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)を決定する普図当否抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における普図当否抽選手段に相当する。
図21は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、開閉体53の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。
そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動入賞装置52の開閉体53が0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動入賞装置52の開閉体53が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となり易く、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ開閉体53の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動入賞装置52に入球し易くなり、遊技球の消費を抑えながら第2始動入賞装置52への入球を契機とする上述の特図遊技を行うことが可能となる。
図23(a)に示すように、特図種別が特別図柄Aである場合、ラウンド遊技の開始から4秒間に渡ってソレノイドSOL2への駆動振動が繰り返し出力され、当該ソレノイドSOL2を駆動源とする開閉体65が合計10回分開放動作される。ここで、開閉体65の1回当りの開放時間は0.2秒であるからラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の実質的な開放時間の合計は2秒となる。また、当該期間においては開閉体65の1回当りの開放時間が0.2秒と極めて短時間であることから、遊技球が第1大入賞装置60の第1大入賞口62に入球することは困難であるものの、流下のタイミングによっては入球する可能性がある。
また、極めて低い可能性ながらも上記ラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の複数の開放動作によって、遊技球が第1大入賞口62に入球した場合であっても、当該時期に入球した遊技球が振分開閉体の開放動作が実行される時期まで第1大入賞装置60内に残存することは第1大入賞装置60の特有の構造により防止されるため、この場合においても遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)ことが皆無となる。
よって、上記ラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の複数の開放動作によって、遊技球が第1大入賞口62に入球した場合であっても落下流路61内(振分開閉体よりも上流側)に遊技球が滞留している可能性は限りなく低く、8秒間に渡って開放動作される振分開閉体により遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)ことを確実に防止することができる。
即ち、本実施形態に係る第1大入賞装置60によれば、落下流路61が実質的に垂直に延在する構成とされ、さらに当該落下流路61の途中に遊技球の入球が可能な特定領域R1と当該特定領域R1から落下流路61内に向かって進退動作(開閉動作)する振分開閉体が設けられているため、落下流路61内における遊技球の滞留を考慮することなく、開閉体65と開閉動作と、振分開閉体の開閉動作とのタイミングのみによってイレギュラー入賞(本例では特定領域R1に入球すること)が生じることを効果的に抑制することができる。
一方、図23(b)に示すとおり、上記振分開閉体が開放動作を複数回繰り返す8秒の期間においては、開閉体65は開放状態に維持されているため(10回目の開放)、当該期間中において遊技球は、第1大入賞口62に容易に入球することが可能となり、結果として8秒間に渡って開放動作される振分開閉体により遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)可能性が極めて高くなる。
(ステップS100−1)
主制御装置200は、特定ラウンド遊技が開始されたかを判定し、開始された場合にはステップS100−3に処理を移し、開始されていない場合には当該判定を繰り返す。なお、当該判定は、特別遊技の開始前にセットされ、ラウンド遊技開始毎に減算又は加算して更新されるラウンド遊技カウンタの値に基づいて実行される。
主制御装置200は、特定ラウンド中において振分開閉体の開閉体動作が実行される時期が到来したかを判定し、到来したと判定した場合にはステップS100−5に処理を移し、到来していないと判定した場合には当該判定を繰り返す。なお、当該判定は、各ラウンド遊技の開始と同時にリセットされ、カウントを開始するラウンド遊技タイマの値に基づいて実行される。
主制御装置200は、第1大入賞装置60が動作する特定ラウンド遊技中における振分開閉体の動作開始時期と対応して特定領域入球監視処理を実行してステップS100−7に処理を移す。当該処理は、特定領域R1と対応して配設された特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の入力有無を継続して監視する処理である。当該処理は、第1大入賞口検出スイッチSW4からの検出信号によって更新される入球数カウンタの値(合計入球数)と、非特定領域R2と対応して配設された図外の排出球検出スイッチからの検出信号によって更新される排出数カウンタ、及び特定領域検出スイッチSW5からの検出信号によって更新される特定領域排出カウンタの値(合計排出数)が一致するまで、換言すれば第1大入賞装置60内に入球した遊技球が全て排出されるまで継続する。
主制御装置200は、上記特定領域監視処理の継続中に特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の入力があったかを判定し、入力があった場合にはステップS100−9に処理を移し、入力がなかった場合にはステップS100−11に処理を移す。
主制御装置200は、特定領域検出スイッチSW5からの入力があったことに基づいて遊技状態を特図高確率かつ普図高確率の状態に更新する遊技状態更新処理を実行して処理を終了する。具体的には、RAM200cの所定領域に記憶される特図遊技状態フラグの状態を特図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、特図高確率の継続回数をカウントする特図遊技カウンタの値をリセット(本例では150回)する。
また、同様にRAM200cの所定領域に記憶される普図遊技状態フラグの状態を普図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、普図高確率の継続回数をカウントする普図遊技カウンタの値をリセット(本例では150回)する。
当該処理が実行されることにより、特別遊技後の遊技状態が特図高確率かつ普図高確率の状態となり、当該状態は次回の特別遊技が実行されるか、或いは特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回実行されるまで継続する。また、次回の特別遊技が開始されることなく、特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回に達した場合には、特図遊技状態フラグ及び普図遊技フラグの状態がそれぞれ特図低確率、普図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新される。
主制御装置200は、特定領域検出スイッチSW5からの入力がなかったことに基づいて遊技状態を特図低確率かつ普図高確率の状態に切り替える遊技状態更新処理を実行して処理を終了する。具体的には、RAM200cの所定領域に記憶される特図遊技状態フラグの状態を特図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新する。また、普図遊技状態フラグの状態を普図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、普図高確率の継続回数をカウントする普図遊技カウンタの値をリセット(本例では100回)する。
当該処理が実行されることにより、特別遊技後の遊技状態が特図低確率かつ普図高確率の状態となり、当該状態は次回の特別遊技が実行されるか、或いは特別図柄及び演出図柄Sの変動が100回実行されるまで継続する。また、特別図柄及び演出図柄Sの変動が100回に達した場合には、普図遊技フラグの状態が普図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新される。
即ち、本発明においては、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を特定状態に維持する回転体姿勢維持部材を遊技盤が備え、かつ、回転体が回転体姿勢維持部材に接触する接触部を備えていればよく、回転体の形状は特に限定されない。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ垂直に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた構成において、遊技盤は、回転体が最左方(左端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて左側に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機としてもよい。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ垂直に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた構成において、遊技盤は、回転体が最右方(右端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて右側に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機としてもよい。
即ち、本発明の遊技機にあっては、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体、あるいは、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向及び左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体が、上下方向の最下方(下端)位置、又は、上下方向の最上方(上端)位置、又は、左右方向の最左方(左端)位置、又は、左右方向の最右方(右端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機であればよい。
尚、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向、あるいは、上下方向及び左右方向に移動可能に構成された回転体は、上下垂直方向、左右水平方向に限らず、右斜上と左斜下との間を上下に往復可能に構成された回転体、又は、左斜上と右斜下との間を上下に往復可能に構成された回転体であってもよい。この場合、回転体の回転中心軸は、遊技盤の盤面と平行でかつ回転体の移動方向と直交する方向に延長する回転中心軸であればよい。
以上のように構成された遊技機によれば、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置に到達した際に、回転体の前面が遊技中の遊技者の顔の方向に向くようになるので、遊技者が回転体の前面を見易くなる。従って、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置にある場合において、遊技者の回転体に対する関心度の低下を抑制できる。
そして、回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持された構成とすることにより、回転体の前後幅寸法が最小となる垂直状態で回転体を移動させることができるようになる。従って、回転体の移動時に回転体が遊技盤に接触しないように最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置において回転体を収容するための収容スペースの前後の幅寸法を小さくできるので、遊技盤の前後幅寸法を小さくでき、遊技盤のコンパクト化が図れるようになる。
113a 回転体の中心線、114 回転体の前面、115 回転体の後面、
116 回転体の回転中心軸、160 回転体姿勢維持部材、162 傾斜線。
Claims (3)
- 遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、
遊技盤は、回転体が、上下方向の最下方位置、又は、上下方向の最上方位置、又は、左右方向の最左方位置、又は、左右方向の最右方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えたことを特徴とする遊技機。 - 遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、
遊技盤は、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えたことを特徴とする遊技機。 - 回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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JP2013075011A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機用フレキシブル配線基板およびそれを備えた遊技機 |
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