JP2015097760A - 遊技機 - Google Patents

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祐介 工藤
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Abstract

【課題】遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体が上下方向の最下方位置等に到達した場合、遊技者が回転体の前面を見易くなるように構成された遊技機を提供する。【解決手段】遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体102を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体102が、上下方向の最下方位置、又は、上下方向の最上方位置、又は、左右方向の最左方位置、又は、左右方向の最右方位置に到達した際に、回転体102の回転中心軸116と直交して回転体102の前面114の中心と回転体102の後面115の中心とを通過する回転体102の中心線113aが遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線162となるように回転体102の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材160を備えた。【選択図】図12

Description

本発明は、遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機に関する。
従来、演出表示装置の表示画面の前方において上下方向に移動する可動体を備えた遊技機が知られている。当該可動体の前面には意匠が施され、かつ、可動体の内側には発光体が設けられており、可動体の前面の意匠を発光体の光で照らすことによって意匠と光との協働演出が可能な構成となっている。
当該遊技機においては、遊技者と向かい合う可動体が演出表示装置の表示画面の下辺縁付近の最下方位置に到達した場合、可動体の前面の中心と可動体の後面の中心とを通過する可動体の前後方向に延長する可動体の中心線が水平線となるように構成されている。
特開2013−94552号公報
通常、遊技機で遊技中の遊技者は、演出表示装置の表示画面に表示される演出に注目するため、遊技者の目線は演出表示装置の表示画面の中央部に向いていることが多い。
よって、遊技者と向かい合う可動体が演出表示装置の表示画面の下辺縁付近の最下方位置に到達した場合において、可動体の前面の中心と可動体の後面の中心とを通過する可動体の前後方向に延長する可動体の中心線が水平線となるように構成されていると、遊技者が目線を下方に移動したとしても可動体の前面が見えにくくなってしまう。
このように、遊技中に遊技者が最下方位置にある可動体の前面を見にくい場合、遊技者の可動体に対する関心度が低下してしまう。
本発明は上記課題を解決すべく、可動体を、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体により構成するとともに、当該回転体が上下方向の最下方位置、又は、上下方向の最上方位置、又は、左右方向の最左方位置、又は、左右方向の最右方位置に到達した場合、遊技者が回転体の前面を見易くなるように構成された遊技機を提供する。
上記課題を解決するための本発明に係る遊技機は、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体が、上下方向の最下方位置、又は、上下方向の最上方位置、又は、左右方向の最左方位置、又は、左右方向の最右方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた構成とした。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた構成とした。
また、回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持された構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となり、回転体の前面が遊技中の遊技者の顔の方向に向くようになるので、遊技者が回転体の前面を見易くなる。従って、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置にある場合において、遊技者の回転体に対する関心度の低下を抑制できる。
パチンコ機の概略斜視図である。 遊技盤の正面図である。 遊技盤を構成する複数の部品を示す分解斜視図である。 可動体を示す斜視図である。 可動体と可動体を昇降させる昇降機構の外観を示す図である。 筒部と連結部、及び、連結部と支持アームの連結構造を示す斜視図である。 回転体及び回転体の回転装置を示す斜視図である。 (a)はカバーの前面図、(b)はカバーの側面図、(c)はカバーの後面図である。 回転体姿勢維持部材を示す斜視図である。 回転体の連結部とカバーの後面に設けられた回転体姿勢維持部材とが接触する前の状態を示す図であって、(a)は側方から見た図、(b)は後方から見た図である。 回転体の連結部とカバーの後面に設けられた回転体姿勢維持部材とが接触して回転体が特定状態となったことを示す図であって、(a)は側方から見た図、(b)は後方から見た図である。 回転体の動作説明図である。 パチンコ機の制御ブロック図である。 特図当否判定テーブルの概要図である。 特図種別決定テーブルの概要図である。 変動パターン決定テーブルの概要図である。 特別遊技制御テーブルの概要図である。 遊技状態設定テーブルの概要図である。 普図当否判定テーブルの概要図である。 普図変動パターン決定テーブルの概要図である。 開閉体作動テーブルの概要図である。 第1大入賞装置及び第2大入賞装置の動作を示すタイムチャートである。 第2大入賞装置の開閉体及び振分開閉体の動作を示すタイムチャートである。 特別遊技中処理の概要を示すフローチャートである。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1に示すように、遊技機の一例としてのパチンコ機1は遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30(図2参照)と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A及びガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30A(図2参照)を視認することが可能である。
受皿6の中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御装置300と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御装置300側に入力する。受皿6には、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
本体枠3内に収容される遊技盤30は、図3に示すように、前面が遊技盤30の盤面30Fを形成する盤面構成体31A、遊技盤30の盤面30F(盤面構成体31Aの前面)に取付けられて当該盤面30Fよりも前方に突出する前側遊技部品31B、盤面構成体31Aの後面に取付けられた後側遊技部品31Cとを備える。
後側遊技部品31Cは、後述する役物装置100を搭載した役物装置搭載構成体31Dと、役物装置100の昇降機構140の前側を覆うように役物装置搭載構成体31Dの前面に取付けられるカバー31Eと、演出表示装置450を搭載して役物装置構成体31Dの後面に取付けられる演出表示装置搭載構成体31Fとを備える。
盤面構成体31Aの中央部、及び、役物装置搭載構成体31Dの中央部には、遊技者が演出表示装置450の表示画面である演出表示部45(図2参照)を盤面構成体31Aの前方から目視可能とするための表示孔31Hが形成されている。カバー31Eは、例えば役物装置搭載構成体31Dの表示孔31Hよりも左側に設けられた昇降機構140の前側を覆うように設けられる。
遊技盤30の盤面30Fに取付けられて当該盤面30Fより前方に突出する前側遊技部品31Bには、後述する複数の入賞装置が配設される。
演出表示装置450は、例えば1〜8までの数字、及び特定のキャラクター等からなる演出図柄Sを変動表示可能な液晶表示装置であって、その演出表示部45を遊技者に目視可能とする盤面構成体31Aの表示孔31Hは、遊技盤30の盤面30Fの中央部において盤面30F全体の面積4分の1程度を占めている。演出表示装置450の演出表示部45には、演出図柄Sの他、演出図柄Sの変動表示に伴って予告演出やリーチ演出とも呼ばれる画像や動画によって表現される多様な変動演出が表示され、遊技者は一般に、演出表示部45上に表示される変動表示、及び変動演出を視認しながら遊技を楽しむこととなる。
また、盤面構成体31Aの盤面30F側における表示孔31Hの周囲には、前側遊技部品31Bにより形成される遊技球誘導壁部35(図2参照)が前方に向けて突設されている。遊技球誘導壁部35は、盤面構成体31Aの盤面30F側における表示孔31Hの上側開口縁、及び左右両側の開口縁を略円形状に取り囲むように延在する壁部である。上述のガラス窓4Aが閉じられた場合において、遊技球誘導壁部35の前端部とガラス窓4Aとは、遊技球の直径未満で接近し、遊技球誘導壁部35で囲まれた内側に遊技球が進入することは不可能とされる。
遊技盤30には、遊技盤30の盤面30Fと、遊技球誘導壁部35と、外ガイド部27及び内ガイド部28とによって区画された遊技領域30Aが形成される。遊技領域30Aは、遊技盤30の盤面30Fとガラス窓4Aの後面との間に形成された遊技球の流下可能な空間である。また、遊技盤30の盤面30Fには、多数の釘や風車が稙設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作に応じて駆動する図外の発射機構により発射され、遊技領域30A内に到達した遊技球は、多数の釘や風車によって不規則に誘導されつつ遊技領域30A内を流下する。
また、本実施形態において遊技領域30Aは、概ね左打ち領域ELと右打ち領域ERとに区分けされている。左打ち領域ELは、遊技盤30の左右中心線CLよりも左側の領域であり、当該左打ち領域ELに到達した遊技球は概ね矢印X1で示す方向に向かって遊技領域30A内を流下する。
一方、右打ち領域ERは、遊技領域30Aの左右中心線CLよりも右側の領域であり、矢印X2で示すように当該右打ち領域ERに到達した遊技球は、遊技球の直径よりも僅かに広く、2個以上の遊技球が流下不能な右打ち通路36を通って遊技領域30A内を流下する。
遊技盤30の遊技領域30A内には、第1始動入賞装置50、第2始動入賞装置52、第1大入賞装置60、複数の一般入賞装置95、及び第2大入賞装置70が配設されており、これらの入賞装置に遊技球が入球すると、各入賞装置に対応した所定数の賞球が受皿6に払出される。
また、詳細については後述するが、遊技球が第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置52に入球すると、上記賞球の払出しの他、第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70を開放動作させ、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技の可否に関する抽選(特図当否抽選)や、当該特別遊技の態様を決定する抽選を始めとする各種の抽選が主制御装置200により実行される。即ち、第1始動入賞装置50、又は第2始動入賞装置52への遊技球の入球は、上記各種の抽選を受ける契機となるものである。
以下、各入賞装置の構成について説明する。
第1始動入賞装置50は、遊技領域30Aの左右方向略中央において、上記演出表示部45の下部に延設されたステージ47の下方に配設される。第1始動入賞装置50は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上方が開口した入賞部50Aと、第1始動口検出スイッチSW1とを備え、入賞部50Aの上方開口(第1始動入賞口)より内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第1始動口検出スイッチSW1によって検出される。
図13に示すように、第1始動口検出スイッチSW1は、主制御装置200と接続されており、主制御装置200は第1始動口検出スイッチSW1からの検出信号に基づいて前述した各種の抽選処理や、賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。なお、本例において第1始動入賞装置50の位置は、上述の左打ち領域ELを流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されている。
第2始動入賞装置52は、右打ち領域ER内において前述の第1始動入賞装置50、第1大入賞装置60よりも上方に配設される。第2始動入賞装置52は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、側部が開口した矩形状の入賞部52Aと、第2始動口検出スイッチSW2と、入賞部52Aの側部において開閉動作可能に設けられた開閉体53とを備える。
図2に示すように、矩形状の入賞部52Aは透明なケーシングにより形成されており、遊技者は入賞部52Aの側部開口(第2始動入賞口)への遊技球の入球有無を視認可能である。入賞部52A内に入球した遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2により検出される。第2始動口検出スイッチSW2は主制御装置200と接続されており、主制御装置200は第2始動口検出スイッチSW2からの検出信号に基づいて前述した各種の抽選処理や、賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。
開閉体53は、盤面構成体31Aの後面側に配設されたソレノイドSOL1(図13参照)の駆動によって閉鎖状態と開放状態とを取り得る羽根状部材である。図2に示すように、開閉体53が直立した閉鎖状態においては、開閉体53の自由端部が、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上下方向に延在する流下阻止壁57の下端部と遊技球の直径未満の間隔で接近することから、遊技球は第2始動入賞装置52の入賞部52Aに入球することはできない。一方、開閉体53が左右方向に倒伏した開放状態においては、開閉体53の自由端部が流下阻止壁57の下端部と遊技球の直径以上の間隔を有して離間することから、遊技球は第2始動入賞装置52の入賞部52Aに入球可能となる。なお、第2始動入賞装置52の位置は、上述の右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置に設定されており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、開閉体53が開放動作中である場合に限って入球が可能となる。
また、開閉体53の開放動作に関するソレノイドSOL1の駆動制御については後述する。
第2始動入賞装置52の上方には、通過ゲート58が配設される。通過ゲート58は、上下が開放した門型の遊技部品であって、その内部にはゲート検出スイッチSW3が格納されている。通過ゲート58を通過した遊技球は、ゲート検出スイッチSW3によって検出される。詳細については後述するが、主制御装置200は、ゲート検出スイッチSW3からの検出信号の入力を契機として前述の開閉体53の開放の可否に関する各種の抽選を実行する。
次に、第1大入賞装置60について概説する。図2に示すように、第1大入賞装置60は、遊技球が流下(落下)可能な落下流路61と、落下流路61への入口である第1大入賞口62を開閉する開閉機構63と、落下流路61内に進入した遊技球を落下流路61の途中に形成された特定領域R1、又は落下流路61よりも下流側に設けられた非特定領域R2に振分ける振分機構64とを主たる構成として備える。
第1大入賞口62は、後述する特別遊技実行中以外の通常時においては、開閉機構63の開閉体65によって閉鎖され、落下流路61への遊技球の入球が阻止される。一方で、特別遊技実行中においては開閉体65が後方に向けて所定の周期により第1大入賞口62の開放動作を行うことによって、落下流路61への遊技球の入球が許容される。
通常時において、右打ち領域ERを流下して開閉体65上を通過する遊技球は、第1始動入賞装置50方向に流下することとなる。
また、後述する特別遊技が実行されている場合において、右打ち領域ERを流下する遊技球は開閉体65により開放された第1大入賞口62を介して落下流路61内に進入する可能性がある。
落下流路61の途中には、第1大入賞口検出スイッチSW4が配設される(図13参照)。第1大入賞口検出スイッチSW4は、主制御装置200と接続されており、主制御装置200側では、当該第1大入賞口検出スイッチSW4からの検出信号の入力に基づいて賞球を例えば15個払い出す賞球払出処理を実行する。
落下流路61に配設された第1大入賞口検出スイッチSW4よりも下方の落下流路61には、特定領域R1が設けられる。特定領域R1は、入球口としての図外の特定領域取込口と、当該特定領域取込口の上方において前後方向に進退動作する振分機構64の図外の取込阻止体と、特定領域取込口の下方において前後方向に進退動作する振分機構64の図外の振分開閉体とから構成される領域である。
特別遊技の実行中において落下流路61を流下中の遊技球が振分開閉体の進退動作によって特定領域R1を形成する特定領域取込口内に入球すると、遊技状態を遊技者にとって有利な状態とする所定の遊技状態更新処理が主制御装置200により実行され、特別遊技終了後の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に切り替えられる。
開閉体65は、ソレノイドSOL2(図13参照)等の駆動源により第1大入賞口62の開閉動作が行われる。
また、振分機構64の図外の取込阻止体及び振分開閉体は、ソレノイドSOL3(図13参照)等の駆動源により進退動作が行われる。
なお、第1大入賞装置60の位置は、右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置とされており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、特別遊技中において開閉体65が開放動作中である場合に限って落下流路61内への入球が可能となる。
次に、第2大入賞装置70について概説する。図2に示すように、第2大入賞装置70は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、側部が開口した矩形状の入賞部72と、第2大入賞口検出スイッチSW6(図13参照)と、入賞部72の側部において開閉動作可能に設けられた開閉体71とを備える。図2に示すように、矩形状の入賞部72は透明なケーシングにより形成されており、遊技者は入賞部72への遊技球の入球有無を視認可能である。入賞部72の側部開口(第2大入賞口)に入球した遊技球は、内部に配設された第2大入賞口検出スイッチSW6により検出される。第2大入賞口検出スイッチSW6は、主制御装置200と接続されており、主制御装置200は第2大入賞口検出スイッチSW6からの検出信号に基づいて賞球を例えば15個払い出す賞球払出処理を実行する。
開閉体71は、開閉体53と同様に盤面構成体31Aの後面側に配設されたソレノイドSOL4(図13参照)の駆動によって閉鎖状態と開放状態とを取り得る羽根状部材である。図2に示すように、開閉体71が直立した閉鎖状態においては、開閉体71の自由端部が、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、左右方向に傾斜して延在する入球阻止壁75と遊技球の直径未満の間隔で接近することから、遊技球は入賞部72の第2大入賞口に入球することはできない。一方、開閉体71が左右方向に倒伏した開放状態においては、開閉体71の自由端部が入球阻止壁75と遊技球の直径以上の間隔を有して離間することから、遊技球は第2大入賞口に入球可能となる。
なお、第2大入賞装置70の位置は、前述の第1大入賞装置60と同様に右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置とされており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、特別遊技中において開閉体71が開放動作中である場合に限って入球が可能となる。
複数の一般入賞装置95は、遊技盤30の左側部、左下側部、及び右下側部においてそれぞれ分かれて配設される。一般入賞装置95は、配設位置によって上方又は斜上方が開口した入賞部95aと、一般入賞口検出スイッチSW7とを備えており入賞部95aの開口(一般入賞口)から入球した遊技球は内部に収容された一般入賞口検出スイッチSW7により検出される。当該一般入賞口検出スイッチSW7は主制御装置200と接続されており、主制御装置200は一般入賞口検出スイッチSW7からの検出信号に応じて賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。また、上述した各入賞装置のいずれにも入球しなかった遊技球は、遊技領域の複数箇所に開設された複数のアウト口69に入球し、当該アウト口69と連通する図外の排出通路を介して機外に排出される。
[パチンコ機の内部構成について]
図13は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御装置200と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御装置250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御装置260と、前述の演出表示装置450を制御する演出制御装置300とを備える。
主制御装置200は、(メイン)CPU200a、(メイン)ROM200b、及び(メイン)RAM200cを備えてなり、CPU200aが、各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御装置200に接続された上述の各ソレノイドSOL1〜SOL4や、遊技盤30の遊技領域30Aの外方に配設された第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38といった各表示装置を直接的に制御したり、他の制御装置に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
主制御装置200には、払出制御装置250、及び演出制御装置300が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御装置200と一方向通信可能に接続されている。当該払出制御装置250には、外部情報出力端子板251が接続されている。外部情報出力端子板251は、主制御装置200(CPU200a)及び払出制御装置250(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
また、払出制御装置250には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ252、及び賞球数計数スイッチ253が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ252を制御する。当該払出モータ252の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ253により検出され、払出制御装置250側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、払出制御装置250には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチや、本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ等の各種のスイッチが接続される。
発射制御装置260には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ261、発射ボリューム262、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ263、及び発射機構内に格納された球発射モータ264が接続されており、発射制御装置260は、払出制御装置250からの発射許可およびタッチセンサ261からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム262からの入力信号に基づいて球発射モータ264を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。
演出制御装置300は、遊技進行中や待機中における各種の演出を制御する。
演出制御装置300は、(サブ)CPU300a、(サブ)ROM300b、(サブ)RAM300cを備えてなり、主制御装置200に対して、主制御装置200から演出制御装置300に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御装置300は、主制御装置200から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM300bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御装置300に接続された演出表示装置450の演出表示部45の画像制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御や、後述する回転体102を有した可動体101の昇降動作制御、及び、回転体102の回転制御、並びに、回転体102内、遊技盤30及びパネル枠4等の各所に配設された発光体(LED)57を多様なパターンにより発行させる発光制御を実行する。このときRAM300cは、CPU300aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御装置300は、CPU300aと接続され、当該CPU300aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示部45に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御装置300には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
次に、図3乃至図12を参照し、回転体102を備えた役物装置100について説明する。
役物装置100は、可動体101と、駆動部と、制御装置とを備える。
図3;図4に示すように、可動体101は、回転体102と、回転体102を回転可能に支持する支持アーム103とを備える。
駆動部は、回転装置と、昇降装置とを備える。
制御装置は、回転制御装置と、昇降制御装置とを備える。当該回転制御装置及び昇降制御装置は、演出制御装置300により構成される。
図4に示すように、回転体102は、中空ケース110と、中空ケース110の内側、あるいは、中空ケース110の外面に設けられた演出表示体120とを備える。
図4に示すように、中空ケース110は、筒部111と、連結部112とを備える。
図5に示すように、筒部111は、筒113と、当該筒113の筒の一端開口を塞ぐ平板状の一端面と、当該筒113の筒の他端開口を塞ぐ平板状の他端面とを備え、当該一端面及び他端面が、一端面の中心と他端面の中心とを通る筒113の中心線113aと直交して、かつ、互いに平行に向かい合うように構成された両端閉塞の筒状中空ケースにより形成される。
筒113は、例えば、筒113の中心線113aに沿った方向の長さが筒113の径に沿った方向の長さよりも短い短円筒により形成される。
尚、回転体102が昇降範囲の最下方位置に位置された場合の回転体102の前面114が筒113の一端面により形成され、回転体102が昇降範囲の最下方位置に位置された場合の回転体102の後面115が筒113の他端面により形成される。
図4に示すように、演出表示体120は、例えば、筒113を形成する円筒の内周面に沿って設けられた円筒周面演出表示体121と、筒部111の一端面の内面に沿って設けられた一端側演出表示体122と、筒部111の他端面の内面に沿って設けられた他端側演出表示体123とを備える。
円筒周面演出表示体121は、筒113を形成する円筒の中心線113aを回転中心として図外のモーター等の駆動源により回転可能に構成される。
筒部111の内側には、円筒周面演出表示体121の駆動源が固定される図外の固定部、LED等の発光体57(図13参照)が固定される図外の固定部、回転体102の回転中心軸116が連結される図外の回転中心軸連結部を備えている。
従って、演出表示体120が筒部111の内側の発光体57の光で照らされることによる光演出と演出表示体120とによる協働演出が可能となる。さらに、円筒周面演出表示体121が筒113を形成する円筒の内周面に沿って筒113の中心線113aを回転中心として回転する演出表示体回転演出と円筒周面演出表示体121が図外の発光体からの光で照らされることによる光演出とによる協働演出が可能となる。
また、後述する回転駆動源150により発生した回転力が回転中心軸116を介して回転体102に伝達されることにより、回転体102が回転中心軸116を回転中心として回転可能に構成されている。
尚、回転体102の回転中心軸16は、遊技盤30の盤面30Fと平行で筒113の中心線113aと直交しかつ水平に延長する軸である。
図7に示すように、回転体102の連結部112は、筒部111の筒113の外周面より突出するように設けられる。
当該連結部112が連結される筒部111の筒113の外周面連結部118には、筒部111の内側に設けられた上述の円筒周面演出表示体121の駆動源と演出制御装置300とを接続する図外の信号線、筒部111の内側に設けられた上述の発光体57と演出制御装置300とを接続する信号線、回転体102の回転中心軸116を通すための貫通孔117が形成されている。
支持アーム103は、遊技盤30の左右方向に延長する筒状アーム130(図3参照)と、筒状アーム130の一端に設けられた回転体連結部131(図6参照)と、筒状アーム130の他端に設けられた昇降機構連結部132(図4参照)とを備える。
回転体102の連結部112が支持アーム103の回転体連結部131に回転中心軸116を回転中心として回転可能に取付けられることで、筒部111と連結部112とが連結されて構成された回転体102が、筒部111の筒113の中心線113aと直交する軸である回転中心軸116を回転中心として回転可能なように支持アーム103の一端側に取付けられている(図7参照)。
昇降装置は、図外の昇降駆動源と、昇降機構140(図3;図5参照)とを備える。
昇降機構140は、例えば、図外のラックピニオン機構又は図外の循環ベルト機構により構成される。昇降駆動源は、ラックピニオン機構のピニオンを回転させたり、循環ベルト機構の駆動プーリーを回転させる、例えばステッピングモーターにより形成される。
筒状アーム130の他端に設けられた昇降機構連結部132(図4参照)が、ラックピニオン機構のラック、又は、循環ベルト機構の循環ベルトに連結され、昇降制御装置が図外の昇降駆動源を駆動制御して、ラックを上下方向に移動させたり、循環ベルトを循環移動させることによって、可動体101を上下方向に昇降移動させることができる。
図7に示すように、回転装置は、回転駆動源150と、回転駆動源150の原点検出装置151とを備える。
回転駆動源150は、回転体102の回転中心軸116を回転させるための例えばステッピングモーターにより形成される。
原点検出装置151は、回転駆動源150を形成するステッピングモーターの出力軸159が円板の円の中心を貫通するように固定された原点検出用円板152と、原点検出用円板152の一方の円面と対向するように配置された発光部153としての例えば赤外線LEDと、原点検出用円板152の他方の円面と対向してかつ発光部153と対向するように配置された受光部154としてフォトトランジスタと、原点検出用円板152の板面を貫通するように形成された原点検出用孔(スリット)155と、を備えた構成である。
当該原点検出装置151を備えた場合、ステッピングモーターの出力軸159の回転に伴って原点検出用円板152がステッピングモーターの出力軸159を回転中心として回転し、回転制御装置が、発光部153からの光を原点検出用孔155を介して受光部154で受光したことを示す原点検出信号を受光部154から入力することによって、当該回転制御装置がステッピングモーターの回転制御のための原点位置を認識する。
そして、回転制御装置は、認識した原点位置を基準としてステッピングモーターに供給するパルス数を制御して、ステッピングモーターの出力軸159の回転角度制御を行うことにより、当該ステッピングモーターの出力軸159と連結された回転中心軸116の一端に固定された回転体102の回転角制御を行う。尚、出力軸159は、カップリング159aにより回転中心軸116と連結されたり、あるいは、図外の歯車伝達機構を介して回転中心軸116と連結されている。
次に、連結部112及び支持アーム103の構成の一例について説明する。
図6に示すように、筒状アーム130の一端に設けられた回転体連結部131は、回転体102の回転中心軸116を中心線とする円筒体135と、当該円筒体135の外周面より外方に突出して外周面を取り囲むように設けられた円環状係合凸部136とを備える。
連結部112は、円環状係合凸部136の半分である半円環係合凸部をそれぞれ個別に収容する半円環係合凹部137を備えた一対の分割部材138;138により構成される。
筒部111と連結部112との連結構造は、例えば、連結部112を構成する一対の分割部材138;138が、筒部111の筒113の外周面連結部118より突出するように設けられた取付フランジ125にそれぞれ止ねじ126で連結された構造である。
組付手順は、例えば、連結部112を構成する一方の分割部材138を筒113の外周面連結部118に取付けた後、支持アーム103の円環状係合凸部136の一方の半円環係合凸部を一方の分割部材138の半円環係合凹部137に収容するとともに、連結部112を構成する他方の分割部材138の半円環係合凹部137に支持アーム103の円環状係合凸部136の他方の半円環係合凸部を収容した状態で当該他方の分割部材138を筒113の外周面連結部118に取付ける。これにより、回転体102の連結部112が、支持アーム103の一端側の回転体連結部131に連結されて、かつ、回転体102が回転中心軸116を回転中心として回転可能となるように構成される(図6参照)。
回転体102内に設けられた円筒周面演出表示体121の駆動源や発光体57に接続された信号線が、貫通孔117、支持アーム103の一端側の円筒体135及び筒状アーム130の筒内を通過して演出制御装置300に接続される。
また、回転体102の回転中心軸116の一端が回転体102の内面に設けられた図外の回転中心軸連結部に連結され、回転体102の回転中心軸116の他端側が、貫通孔117、支持アーム103の一端側の円筒体135及び筒状アーム130の筒内に延長して回転駆動源150としてのステッピングモーターの出力軸159に連結される。
尚、回転体102の回転駆動源150としてのステッピングモーターは、筒状アーム130の筒の内面又は外面に固定される。
回転体102は、筒113の中心線113aと直交して遊技盤30の左右方向に延長するように設けられた回転中心軸116を回転中心として回転可能なように構成されている(図2;図3参照)。
回転体102は、例えば、所定の回転角度(例えば315度)範囲内で原点位置を基準として正方向及び逆方向に回転するように、回転装置及び回転制御装置によって回転制御される。
ここで、図12(c)に示すように、回転体102の前面114の中心と回転体102の後面115の中心とを通過して遊技盤30の前後方向に延長する回転体102の中心線、即ち、筒113の中心線113aが、遊技盤30の前方から遊技盤30の後方に向けて傾斜して下る傾斜線162となる状態、例えば、当該傾斜線162が水平面163に対して所定の角度αだけ上下方向に傾斜する状態を、以後、回転体102の特定状態と呼ぶ。言い換えれば、回転体102は、特定状態において、回転体102の回転中心軸116と直交して回転体102の前面114の中心と回転体102の後面115の中心とを通過する回転体102の中心線113aが遊技盤30の前方から遊技盤30の後方に向けて遊技盤30の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線162となるように構成されている。
また、筒113の中心線113aが水平線となる状態を、以後、回転体102の垂直状態と呼ぶ。
例えば、回転体102が最下方位置に到達した場合に遊技者と向かい合う面となる回転体102の前面114が、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面と平行な面により形成されている場合、上記回転体102の特定状態においては、当該回転体102の前面114は、遊技盤30の盤面30Fとほぼ平行な垂直面119に対して所定の角度αだけ上下方向に傾斜する傾斜面となる(図12(c)参照)。即ち、この場合、回転体102の前面114が、下端前側から上端後側に向けて立ち上がるように傾斜した傾斜面となる(図12(c)参照)。
原点検出装置151は、回転体102が、上述した特定状態にある場合、又は、垂直状態にある場合、又は、特定状態と垂直状態との間の状態にある場合に、原点を検出するように構成されている。即ち、少なくとも、回転体102の筒113の中心線113aが水平線となる垂直状態、又は、回転体102の筒113の中心線113aが遊技盤30の前方から遊技盤30の後方に向けて水平面163に対して上述した所定の角度α以下の角度で傾斜して下る傾斜線となっている特定状態において、回転制御装置が、発光部153からの光を原点検出用孔155を介して受光部154で受光したことを示す原点検出信号を受光部154から入力することによって、当該回転制御装置がステッピングモーターの回転制御のための原点位置を認識する。
そして、上記特定状態の回転体102における連結部112の下面165に接触して特定状態の当該回転体102の姿勢を特定状態に維持する回転体姿勢維持部材160が遊技盤30のカバー31Eの後面31Rに取付けられている(図10;図11参照)。尚、回転体姿勢維持部材160の上面は、回転体姿勢維持部材160がカバー31Eの後面31Rに取付ねじ等で取付けられた状態において、上記特定状態の回転体102の傾斜線162と同じ傾斜で傾斜線162と平行に対向する傾斜面164となるように構成されている(図12(c);図8;図9参照)。
可動体101の駆動制御について説明する。
昇降制御装置によって昇降駆動源が制御されることによって、可動体101が昇降する。
また、回転体102が、最下方位置(図2;図12(c)参照)よりも上方に位置している状態(例えば演出表示装置450の演出表示部45の中央部の前方に位置した状態)において、回転制御装置により回転駆動源150が制御されることにより、回転体102が回転体102の回転中心軸116を回転中心として回転する。
そして、昇降制御装置が、例えば可動体101を下降させる前、又は、可動体101を下降させている場合において、回転制御装置が、回転体102を回転させて回転体102を上述した特定状態にして原点検出装置151から原点検出信号を入力した後、回転駆動源150に所定数の駆動パルスを供給して回転体102を回転させることによって、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となる垂直状態となるように回転体102を制御する(図12(a)参照)。この場合、回転体102の前面114が、回転体102の筒113の中心線113a(回転体102の回転中心軸116と直交して遊技盤30の前後方向に延長する水平な中心線)と直交する面が垂直面119と平行な面により形成されていれば(図12(a)参照)、当該回転体102の前面114は遊技盤30の盤面30Fとほぼ平行な垂直面となる。その後、回転制御装置は、回転体102が最下方位置に到達する前に、回転駆動源150への通電を停止する。
図12(a)に示すように、昇降制御装置が回転体102を下降させ、図12(b)に示すように、連結部112の下面165の前縁部が回転体姿勢維持部材160の傾斜面164に接触した後、さらに、昇降制御装置が可動体101を下降させる。すると、連結部112の前側は下面165の前縁部が回転体姿勢維持部材160の傾斜面164に既に接触していて下降しないので、可動体101を下降させる力が回転体姿勢維持部材160から連結部112の下面165の前縁部に回転体102を回転させるための反力として加わることで、図12(c)に示すように、回転体102が回転中心軸116を回転中心として回転し、連結部112の下面165の後縁部が下方に移動するように回転することによって、連結部112の下面165の全面が回転体姿勢維持部材160の上面である傾斜面164に接触した状態となり、回転体102の姿勢が特定状態に維持されることになる。
即ち、回転制御装置は、回転体102が最下方位置に到達する前に、回転体102が特定状態となるように回転体102を回転させて回転制御装置が原点検出信号の入力を確認して回転体102が特定状態となったことを確認した後に回転駆動源150に所定数の駆動パルスを供給して回転体102を一方回転方向に回転させることによって、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように回転体102を垂直状態となるよう回転させて、回転制御装置が原点検出信号の入力を確認した後に、回転駆動源150への通電を停止する。これにより、回転体102は、連結部112が外力を受けた場合に回転中心軸116を回転中心として回転可能な状態に設定される。
その後、昇降制御装置が、昇降駆動源を制御して回転体を下降させると、回転体102が最下方位置に到達した場合に、連結部112が回転体姿勢維持部材160の傾斜面164との接触による外力を受けることによって回転体102が回転中心軸116を回転中心として回転して特定状態となり、連結部112の下面165の全面が回転体姿勢維持部材160の上面である傾斜面164に接触した状態となって、回転体102の姿勢が特定状態に維持されることになる。
実施の形態における回転体102が、例えば、筒113と、筒113の一端開口を塞ぐ一端面により形成された前面114と、筒113の他端開口を塞ぐ他端面により形成された後面115とを有し、ほぼ平面状に形成された当該前面114と後面115とが筒113の中心線113aと直交して互いに平行に対向する筒部111を備え、当該回転体102が、筒113の中心線113aと直交して遊技盤30の盤面30Fと平行でかつ水平に延長する回転中心軸116を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された場合においては、回転体102が最下方位置で上記特定状態に設定された際には、回転体102の前面114が、下端前側から上端後側に向けて立ち上がるように傾斜した傾斜面となって、遊技中の遊技者の顔が位置する方向に向くので、遊技中の遊技者が回転体102の前面114を見易くなり、また、遊技者が回転体102の前面114の演出表示体120及び回転体102の内側の発光体57による光演出表示を見易くなる。従って、回転体102が最下方位置にある場合(図2参照)において、遊技者の回転体102に対する関心度の低下を抑制できるようになる。
また、回転体102は、最下方位置よりも上方位置にある状態において、特定状態から回転体102の筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となる垂直状態に制御された後、さらに下降して連結部112が回転体姿勢維持部材160に接触した場合に回転中心軸116を介して回転して、回転体102の前面114が、遊技中の遊技者の顔が位置する方向に向く特定状態となるように構成されている。即ち、回転体102は、筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面に維持された状態で最下方位置に到達するので、最下方位置において回転体102を収容するための収容スペースの前後の幅寸法を小さくできるようになって、遊技盤30の前後幅を小さくでき、遊技盤30のコンパクト化が図れるようになる。
つまり、回転体102の特定状態のまま下降させて最下方位置に到達させる場合、特定状態での回転体102の前後幅寸法が大きくなるため、特定状態での回転体102の下降時に回転体102が遊技盤30に接触しないようにするためには、最下方位置において回転体102を収容するための収容スペースの前後の幅寸法を大きくしなければならないが、実施の形態では、回転体102の筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となる垂直状態に制御されることで回転体102の前後幅寸法が最小となる垂直状態で下降させるため、回転体102の下降時に回転体102が遊技盤30に接触しないように最下方位置において回転体102を収容するための収容スペースの前後の幅寸法を小さくできるので、遊技盤30の前後幅寸法を小さくでき、遊技盤30のコンパクト化が図れるようになる。
尚、上述したように、回転体102の下降時に垂直状態の回転体102が遊技盤30に接触しないように最下方位置において回転体102を収容するための収容スペースの前後の幅寸法が設定されている場合においては、昇降制御装置が昇降駆動源を制御して最下方位置にある特定状態の回転体102を上昇させた場合に、回転体102の前面の下端側が遊技盤30に接触して回転体102が他方回転方向に回転して垂直状態で上昇するように構成すれば、実施の形態では、回転体102が垂直状態の場合に原点を検出するように構成されているので、垂直状態の回転体102の回転角度制御を原点検出に基づいて行え、回転制御装置で原点補正を行うことなく、回転体102を回転させる際の回転体102の回転角度制御を容易に行えるようになる。即ち、回転体102が特定状態の場合にのみ原点を検出するように構成されていれば、回転体102を垂直状態から回転角度制御するためには、回転体102の特定状態と垂直状態との角度のずれを補正する必要があるが、実施の形態では、回転体102が垂直状態の場合にも原点検出を行うように構成されているので、補正を行う必要が無くなる。
また、実施の形態では、回転体102が特定状態の場合にも原点検出を行う構成としたので、最下方位置にある特定状態の回転体102を特定状態のまま上昇させる構成であっても、当該特定状態の回転体102の回転角度制御を原点検出に基づいて行え、回転制御装置で原点補正を行うことなく、回転体102を回転させる際の回転体102の回転角度制御を容易に行えるようになる。
実施の形態によれば、最下方位置に位置される回転体102の前面114が遊技者に見え易くなる特定状態に回転体102の姿勢を維持するための回転体姿勢維持部材160を備えたので、回転体102が最下方位置にある場合において、遊技者の回転体102に対する関心度の低下を抑制できるようになる。
さらに、回転体102は、上方位置にある状態において、筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように制御されるため、回転体102が、演出表示部45の前方で遊技者の目線に近い位置にある場合に、遊技者は回転体102の前面114を見やすくなる。
即ち、実施の形態によれば、回転体102の上下位置に応じて回転体102の前面114の向きを変えることができるので、遊技中の遊技者から回転体102の前面114が常に見えやすくなるようにできる。
また、回転体102が最下方位置にある場合に回転体102の内側の発光体57を発光させることで、光が回転体102の前面114を介して遊技中の遊技者の顔の方向に照射されるようになるので、回転体102が最下方位置にある場合でも、遊技者に効果的な光演出を提供できるようになる。
また、回転体102は、上方位置にある状態において、筒113の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように制御されて、前後幅寸法が最小となる状態で下降するため、上述したように、遊技盤30のコンパクト化が図れるようになる。
また、遊技盤30に回転体姿勢維持部材160を設けて、回転体102が最下方位置にある場合に、回転体姿勢維持部材160が回転体102の姿勢を特定状態に維持するようにしているので、回転駆動源150への通電を維持して回転体102を特定状態に維持するような電気的な制御が不要となり、省電化が図れる。
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れについて概説する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、主制御装置200では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選ともいう)、特別図柄の種類を決定する抽選(以下、特図種別決定抽選ともいう)、特別図柄の変動パターンを決定する抽選(以下、特図変動パターン決定抽選ともいう)等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。以下、各抽選の概要について説明する。
まず、遊技球が第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、上記特図当否抽選において参照される特図当否判定乱数や、特図種別決定乱数、第1変動パターン決定乱数、第2変動パターン決定乱数等、種々の乱数が同時に取得され、当該取得された乱数がRAM200cの保留記憶領域に格納される。なお、以下の説明においては、第1始動入賞装置50への入球を契機として取得される上記種々の乱数を総称して特1保留といい、第2始動入賞装置52への入球を契機として取得される上記種々の乱数を総称して特2保留という場合がある。
上記保留記憶領域は、特1保留、及び特2保留をそれぞれ独立して記憶可能な第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。
そして、第1始動入賞装置50に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動入賞装置52に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(Y1)および特2保留数(Y2)は、それぞれ4つに設定されており、各保留記憶領域の上限を超えて保留数(Y1,Y2)が増加することはない。
[特図当否抽選について]
図14は、特図当否抽選に係る処理において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。
同図に示すように特図当否判定テーブルTBは、遊技状態が特図低確率である場合に参照される低確率用特図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が特図高確率である場合に参照される高確率用特図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。特図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜65535までの特図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、約399分の1であり、これに対して高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、10倍の約39.9分の1である。そして、上記取得された特図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレと判定される。上記特図当否判定乱数及び特図当否判定テーブルTBに基づいて、特別遊技の可否に関する所定の抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)を決定する特図当否抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における当否抽選手段に相当する。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたがこの他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。ここで、「小当り」とは、例えば第2大入賞装置70の開閉体71を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする遊技の開放時間が特別遊技よりも少ない遊技であり、小当りによる遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
また、詳細については後述するが、特図低確率状態とは、上記特図当否抽選において低確率用特図当否判定テーブルTB1を参照して抽選結果を判定する遊技状態である。一方、特図高確率状態とは、特図当否抽選において高確率用特図当否判定テーブルTB2を参照して抽選結果を判定する遊技状態であり、特図低確率状態と比べて判定結果が「当り」となり易く、前述の特別遊技を獲得し易い状態である。
[特図種別決定抽選について]
図15は、特図種別決定抽選に係る処理において参照される特図種別決定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、特図種別決定テーブルTBは、特図種別決定乱数が第1始動入賞装置50への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB1と、特図種別決定乱数が第2始動入賞装置52への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB2と、特図当否抽選の結果がハズレである場合に参照される特図種別決定テーブルTB3とに細分化される。
第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの特図種別決定乱数が取得される。同図に示すように、特図種別決定テーブルTB1,TB2には、0〜99までの特図種別決定乱数に対応する特別図柄種別が所定の割合(選択率)で規定されている。例えば、特図種別決定テーブルTB1が参照され、取得された特図種別決定乱数が0〜65の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Aとして決定され、66〜99の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Bとして決定される。
つまり、第1始動入賞装置50への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB1が参照された場合の特別図柄A及び特別図柄Bの選択率は、それぞれ66%、34%となる。
また、特図種別決定テーブルTB2が参照された場合、取得された特図種別決定乱数に関わらず、特図種別が特別図柄Bとして決定される。つまり、第2始動入賞装置52への入球を契機とする特図当否抽選の結果が当りとなり、特図種別決定テーブルTB2が参照された場合には、特別図柄Bの選択率が100%となる。上記特図種別決定乱数と特図種別決定テーブルTBとに基づいて特図種別を決定する特図種別抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における特図種別抽選手段に相当する。
また、特図種別決定テーブルTB3は、上記特図当否抽選の結果が「ハズレ」である場合に参照され、取得された特図種別決定乱数の範囲、及び特図種別決定乱数の取得契機に関わらず特図種別が無条件に特別図柄X(ハズレ図柄X)に決定される。
[特図変動パターン決定抽選について]
図16は、上記特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定テーブルTBの概要を示す図である。なお、同図では遊技状態が後述する特図低確率かつ普図低確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB1を例示しているが、遊技状態が後述する特図高確率かつ普図高確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB2や、例えば特別遊技の終了からの遊技回数が所定の回数に達するまでの間に参照される特殊なテーブル等、複数のテーブルが存在する。第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの第1変動パターン決定乱数が取得され、同じく0〜99の範囲から1つの第2変動パターン決定乱数が取得される。
同図に示すように、変動パターン決定テーブルTBには、前述の抽選により決定された特図当否抽選の結果(特図判定結果)及び、特図種別抽選の結果、現在の保留記憶数に応じて、第1変動パターン決定乱数に対応して異なる複数の識別子によって表される第1変動パターンが規定されている。また、該規定される第1変動パターンと2変動パターン決定乱数に対応して異なる複数の識別子によって表される第2変動パターンが規定されている。なお、本実施形態では特図判定結果が「ハズレ」である場合には、特図種別に依らず、現在の保留記憶数に応じて各変動パターン(識別子)が決定される。また、本実施形態では、特図判定結果が「当り」である場合には、現在の保留記憶数に依らず各変動パターン(識別子)が決定される。
ここで、第1変動パターンとは、例えば演出図柄が変動を開始してから所定時間(前半部=リーチ形成前)までの演出態様を示すものであり、本例においては、第1変動パターンごとに例えば「弱予告1」〜「弱予告N」(Nは整数。以下同様),「強予告1」〜「強予告N」,「疑似1」〜「疑似3」等といった異なる複数の演出態様(演出系列)とともに、所定の秒数が規定されている。
また、第2変動パターンとは、例えば演出図柄が変動を開始してから前記所定時間経過後(後半部=リーチ形成後)の演出態様を示すものであり、本例においては第2変動パターンごとに「リーチ発展なし」,「スーパー1」〜「スーパーN」,「プレミア1」〜「プレミアN」等といった複数の異なる演出態様(演出系列)とともに、所定の秒数が規定されている。また、図示は省略しているが、第1変動パターンが「リーチなし」の場合の演出態様及び所定の秒数についても規定されている。
また、第1変動パターンの秒数、及び第2変動パターンの秒数を合算した秒数は、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上で表示される特別図柄の変動表示時間、及び演出表示部45上で特別図柄の変動表示と略同期して変動表示される演出図柄Sの変動表示時間となる。
上記変動パターン決定テーブルTBから、第1変動パターン決定乱数及び第2変動パターン決定乱数に対応する第1変動パターン及び第2変動パターンが決定されると、それぞれの変動パターンを表す識別子と秒数に関する情報を含む変動パターンコマンドが演出制御装置300側に送信され、演出図柄Sの変動表示とともに、各変動パターンに従った種々の演出を表現する変動演出が演出表示部45上に表示されることとなる。また、主制御装置200は、上記変動パターンコマンドの送信と同時に第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御し、いずれかの表示装置上において特別図柄の変動表示を開始させる。その後、主制御装置200は、上記変動表示時間が経過したことに基づいて、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御して特別図柄の変動を停止させるとともに、演出制御装置300側に後述する特図停止指定コマンドを送信し、演出表示部45上において変動表示される演出図柄の変動を停止させる。なお、本例においては、第1変動パターン及び第2変動パターンを個別に決定するものとしたが、単一の変動パターンを決定し、その変動パターンにより変動パターンコマンドを送信してもよい。
上記第1変動パターン決定乱数及び2変動パターン決定乱数と、変動パターン決定テーブルTBとに基づいて、少なくとも図柄の変動時間を含む変動パターンを決定する特図変動パターン決定抽選に係る処理を実行するCPU200aが本実施形態に係る図柄変動情報決定手段に相当する。
以上説明したとおり、主制御装置200は、特別図柄の変動開始時に上述の特図当否抽選,特図種別決定抽選、及び特図変動パターン決定抽選に係る処理を実行し、特別図柄及び演出図柄の最終的な停止の態様によって、特別遊技実行の可否と関連する特図当否抽選の結果を報知する。また、以下、これら特別遊技の実行に関わる各種の抽選処理を総称して特図遊技という場合がある。なお、一般的に遊技者は、特別図柄の変動表示と同期して変動表示される演出図柄Sの停止態様によって特図当否抽選の結果を認識することとなる。
[特別遊技について]
図17は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」であることを示す態様で特別図柄及び演出図柄Sが停止表示された後に、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、主制御装置200は、特別遊技中において当該テーブルを参照して第1大入賞装置60の開閉体65と対応するソレノイドSOL2及び振分開閉体と対応するソレノイドSOL3、或いは、第2大入賞装置70の開閉体71と対応するソレノイドSOL4を駆動制御する。
なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
本実施形態における特別遊技は、第1大入賞装置60の開閉体65が開放動作されるラウンド遊技と、第2大入賞装置70の開閉体71が開放動作される複数のラウンド遊技とが組み合わされて構成されている。本例においては、特別電動役物最大作動回数(1回の特別遊技中に実行されるラウンド遊技の最大回数)が特図種別に依らず15回(15R(ラウンド))に設定されており、例えば1R目から13R目までのラウンド遊技では第2大入賞装置70の開閉体71が開放動作され、14R目のラウンド遊技では第1大入賞装置60の開閉体65及び振分開閉体が開放動作され、15R目には再び第2大入賞装置70の開閉体71が開放動作されるというように、1回の特別遊技において第1大入賞装置60と第2大入賞装置70とが切り替わって動作する。
また、特別遊技制御テーブルTBには、オープニング時間(最初のラウンド遊技が開始されるまでの待機時間)、特別電動役物開閉切替回数(1R中の開放回数)、各ソレノイド通電時間(第1大入賞口開放時間,振分開閉体開閉時間,第2大入賞口開放時間)、規定数(1R中の最大入賞可能数)、大入賞口閉鎖有効時間(ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖時間(インターバル時間))、エンディング時間(最後のラウンド遊技が終了してから、通常の遊技(特別図柄の変動表示)が再開されるまでの待機時間)が、特図種別ごとに予め記憶されている。なお、特図種別ごとの特別遊技の具体的な態様については図22,図23のタイムチャートに基づいて後述する。
[遊技状態について]
図18は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、前述の特定領域R1への入球、より具体的には特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の有無に対応して、特図低確率及び普図高確率と、特図高確率及び普図高確率とのいずれかの組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
ここで、特図低確率とは、前述の特図当否抽選において、図14に示す低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照される状態(当り確率=399分の1)である。また、特図高確率とは、図14に示す高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照される状態(当り確率=39.9分の1)である。
また、普図低確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、図16に示す変動パターン決定テーブルTB1が参照され、後述の普図当否抽選において、図19に示す低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照され、判定結果が「当り」の場合に図20に示す低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1が参照される状態である。
また、普図高確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、決定される変動時間(秒数)が相対的に短く規定された図外の変動パターン決定テーブルTB2が参照され、後述の普図当否抽選において、図19に示す高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照され、判定結果が「当り」の場合に図20に示す高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2が参照される状態である。
図18に示す遊技状態設定テーブルTBによれば、特別遊技の14R目に動作する振分開閉体により、遊技球が特定領域R1に振分けられなかった場合には、当該特別遊技後の遊技状態は、特図低確率、かつ、普図高確率の遊技状態となり、当該遊技状態は、前述の特別図柄及び演出図柄Sの変動が100回実行されるまで継続し、以降、特図低確率、かつ、普図低確率の状態に移行(転落)する。
一方、振分開閉体の動作により遊技球が特定領域R1に振分けられた場合には、当該特別遊技後の遊技状態は、特図高確率、かつ、普図高確率の遊技状態となり、当該遊技状態は、前述の特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回実行されるまで継続し、以降、特図低確率、かつ、普図低確率の状態に移行(転落)する。
なお、特図種別の数、及び遊技状態の組み合わせは上述のものに限られることなく、特図種別をさらに細分化して設定することにより、特別遊技の態様や特別遊技後の遊技状態をさらに細分化することも可能である。
以上説明したとおり、パチンコ機1においては、第1始動入賞装置50又は第2始動入賞装置52への入球を契機とする各種の抽選が実行され、上記各種抽選の結果が所定の結果である場合に、遊技者にとって有利な特別遊技が実行され、さらに当該特別遊技後の遊技状態が切り替わる構成である。一方、パチンコ機1においては、上記特別遊技の実行等に関する種々の抽選(特図遊技)とは独立して、第2始動入賞装置52に設けられた開閉体53を開放動作させる普通遊技実行の可否等に関する抽選(普図当否抽選,普図変動時間パターン決定抽選)も実行される。以下、普通遊技実行の可否等に関する種々の抽選処理(普図遊技)の概要について説明する。
遊技球が通過ゲート58を通過すると、後述の普図当否抽選において参照される普図当否判定乱数が取得され、当該取得された乱数がRAM200cの保留記憶領域に格納される。ここで、保留記憶領域は、上記普図当否判定乱数を記憶可能な普図記憶領域を有しており、当該普図記憶領域は4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。
そして、通過ゲート58を遊技球が通過すると、普図当否判定乱数を第1記憶部から順に記憶する。但し、普図保留記憶領域に記憶可能な普図保留数(Y3)は4つに設定されており、当該上限を超えて普図保留数Y3が増加することはない。
図19は、普図当否抽選において参照される普図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、通過ゲート58を通過すると、例えば0〜99の範囲から1つの普図当否判定乱数が取得される。同図に示すように普図当否判定テーブルTBは、遊技状態が前述の普図低確率である場合に参照される低確率用普図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。上記普図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜99までの普図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、50分の1である。これに対して高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、1.2分の1である。
そして、上記取得された普図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレとなる。
上記普図当否判定乱数及び普図当否判定テーブルTBに基づいて、普通遊技の可否に関する所定の抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)を決定する普図当否抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における普図当否抽選手段に相当する。
図20は、普図変動パターン決定抽選において参照される普図変動パターン決定テーブルTBを説明する図である。上述の普図当否抽選が行われると、普図変動パターン決定テーブルTBに基づいて普通図柄の変動時間が決定される。同図に示すように、普図変動パターン決定テーブルTBは、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2とに細分化されており、それぞれのテーブルに単一の変動時間が規定されている。そして、低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1によれば、普通図柄の変動時間が「30秒」に決定され、高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2によれば、普通図柄の変動時間が「1秒」に決定される。このようにして普通図柄の変動時間が決定されると、当該決定された変動時間に渡って、普通図柄表示装置37上で表示される普通図柄の変動表示が開始され、変動時間経過後に上記普図当否抽選の結果を示す態様で停止表示される。
ここで、普通図柄表示装置37は、例えば複数のLEDランプを配列した形態として構成されており、変動表示中においては複数のランプが点滅し、上記普図当否抽選の結果が当りである場合には、複数のランプのうち、いずれかLEDのランプが点灯して停止した状態となり、ハズレである場合には、例えば全てのLEDランプ又は一部のランプが消灯した状態となる。なお、上記説明においては遊技状態に応じて単一の変動時間が規定された例を示したが、各遊技状態において複数の変動時間を規定し、所定の乱数による抽選によって遊技状態ごとに異なる普通図柄の変動時間が決定される構成としてもよい。
[普通遊技について]
図21は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、開閉体53の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。
そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動入賞装置52の開閉体53が0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動入賞装置52の開閉体53が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となり易く、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ開閉体53の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動入賞装置52に入球し易くなり、遊技球の消費を抑えながら第2始動入賞装置52への入球を契機とする上述の特図遊技を行うことが可能となる。
以下、上記特別遊技中における第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70の具体的な動作について説明する。図22は、1回の特別遊技における第1大入賞装置60及び第2大入賞装置70の動作を示すタイムチャートであり、図23は、特別遊技の14R目に動作する第1大入賞装置60の開閉体65及び振分開閉体の開閉動作を示すタイムチャートである。なお、図示の例では、14R目に第1大入賞装置60を動作させるものとしているが、これに限られるものではなく、特別遊技中であればどのようなタイミングで第1大入賞装置60を動作させてもよい。
図22に示すように、特別遊技が実行されると、まず1R目から13R目までの間、第2大入賞装置70の動作が繰り返し実行される。具体的には、図17の特別遊技制御テーブルTBに従って、特別図柄及び演出図柄Sの変動表示が停止(確定)してから5秒後に1回目(1R目)のラウンド遊技が開始され、当該ラウンド遊技が合計13回(13R)まで繰り返し実行される。より詳細には、主制御装置200からの駆動信号により、第2大入賞装置70の開閉体71の駆動源としてのソレノイドSOL4が駆動し、開閉体71が開放状態となり、第2大入賞口への遊技球の入球を許容する。このときの開閉体71の開放は、開放開始から29秒が経過するか、規定数として設定された9個の遊技球が第2大入賞口検出スイッチSW6により検出されるまで継続する。また、各ラウンド間には、ソレノイドSOL2への駆動信号の出力が停止されることにより、開閉体71が2秒間閉鎖し遊技球の入球を阻止するインターバル時間が設けられる。同図に示すように、13回目(13R目)のラウンド遊技終了後には2秒間のインターバル時間を挟み、動作対象が第2大入賞装置70から第1大入賞装置60へと切り替わる。
図23は、14回目(14R目)のラウンド遊技における第1大入賞装置60のソレノイドSOL2;SOL3の動作の関係を特図種別ごとに示す図である。
図23(a)に示すように、特図種別が特別図柄Aである場合、ラウンド遊技の開始から4秒間に渡ってソレノイドSOL2への駆動振動が繰り返し出力され、当該ソレノイドSOL2を駆動源とする開閉体65が合計10回分開放動作される。ここで、開閉体65の1回当りの開放時間は0.2秒であるからラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の実質的な開放時間の合計は2秒となる。また、当該期間においては開閉体65の1回当りの開放時間が0.2秒と極めて短時間であることから、遊技球が第1大入賞装置60の第1大入賞口62に入球することは困難であるものの、流下のタイミングによっては入球する可能性がある。
続いて上記開閉体65の開放動作終了後、さらに2秒が経過した時点からは8秒間に渡ってソレノイドSOL3への駆動信号が繰り返し出力され、当該ソレノイドSOL3を駆動源とする振分開閉体が合計3回分開放動作される。ここで、振分開閉体の1回当りの開放時間は2秒として設定されており、8秒間における振分開閉体の実質的な開放時間の合計は6秒となる。
図23(a)に示すとおり、上記振分開閉体が開放動作を複数回繰り返す8秒の期間においては、開閉体65は閉鎖状態に維持されているため、当該期間中に遊技球が第1大入賞口62に入球する可能性は皆無であり、結果として8秒間に渡って開放動作される振分開閉体により遊技球が特定領域R1に入球(振り分けられる)することも皆無となる。
また、極めて低い可能性ながらも上記ラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の複数の開放動作によって、遊技球が第1大入賞口62に入球した場合であっても、当該時期に入球した遊技球が振分開閉体の開放動作が実行される時期まで第1大入賞装置60内に残存することは第1大入賞装置60の特有の構造により防止されるため、この場合においても遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)ことが皆無となる。
即ち、前述のとおり第1大入賞装置60の落下流路61は、第1大入賞口62と連通して実質的に垂直に延在する構造であり、さらにその幅寸法は遊技球の直径よりも僅かに広く、遊技球の直径の2倍未満に設定されているため、遊技球が第1大入賞口62に正常に入球した場合は元より、パチンコ機1に対して外部から振動を加えるといった不正が行われた場合であっても、当該振動の影響を受けることなく落下流路61内を直ちに流下(落下)する。
よって、上記ラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の複数の開放動作によって、遊技球が第1大入賞口62に入球した場合であっても落下流路61内(振分開閉体よりも上流側)に遊技球が滞留している可能性は限りなく低く、8秒間に渡って開放動作される振分開閉体により遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)ことを確実に防止することができる。
即ち、本実施形態に係る第1大入賞装置60によれば、落下流路61が実質的に垂直に延在する構成とされ、さらに当該落下流路61の途中に遊技球の入球が可能な特定領域R1と当該特定領域R1から落下流路61内に向かって進退動作(開閉動作)する振分開閉体が設けられているため、落下流路61内における遊技球の滞留を考慮することなく、開閉体65と開閉動作と、振分開閉体の開閉動作とのタイミングのみによってイレギュラー入賞(本例では特定領域R1に入球すること)が生じることを効果的に抑制することができる。
続いて上記振分開閉体の動作終了後には、開閉体65及び振分開閉体の閉鎖状態が所定時間維持された後に14R目のラウンド遊技が終了し、2秒のインターバル時間を挟んで再び第2大入賞装置70の動作による15R目のラウンド遊技が開始される。
次に、特図種別が特別図柄Bである場合について説明する。図23(b)に示すように特図種別が特別図柄Bである場合、ラウンド遊技の開始から4秒間に渡ってソレノイドSOL2への駆動振動が繰り返し出力され、当該ソレノイドSOL2を駆動源とする開閉体65が合計9回分開放動作される。ここで、開閉体65の1回当りの開放時間は上記同様に0.2秒であるからラウンド遊技開始から4秒間における開閉体65の実質的な開放時間の合計は1.8秒となる。また、上記同様に、当該期間においては開閉体65の1回当りの開放時間が0.2秒と極めて短時間であることから、遊技球が第1大入賞装置60の第1大入賞口62に入球することは困難である。
続いて上記開閉体65の開放動作終了後、さらに2秒が経過した時点からは8秒間に渡ってソレノイドSOL3への駆動信号が繰り返し出力され、当該ソレノイドSOL3を駆動源とする振分開閉体が合計3回分開放動作される。なお、振分開閉体の開閉動作については前述の場合と同様である。
一方、図23(b)に示すとおり、上記振分開閉体が開放動作を複数回繰り返す8秒の期間においては、開閉体65は開放状態に維持されているため(10回目の開放)、当該期間中において遊技球は、第1大入賞口62に容易に入球することが可能となり、結果として8秒間に渡って開放動作される振分開閉体により遊技球が特定領域R1に入球する(振り分けられる)可能性が極めて高くなる。
即ち、前述のとおり第1大入賞装置60の落下流路61は、遊技球の滞留を生じさせない構造であるため、第1大入賞口62に入球した遊技球は、直ちに開放動作中の振分開閉体に到達することとなり、当該遊技球は当該振分開閉体によって特定領域R1内に適切に誘導されることとなる。つまり、本実施形態に係る第1大入賞装置60によれば、特別遊技後の遊技状態が遊技者にとって最も有利となり得る特図種別(特別図柄B)に基づいて特別遊技が実行された場合にあっても、落下流路61内における遊技球の滞留を考慮することなく、開閉体65と開閉動作と、振分開閉体の開閉動作とのタイミングのみによってイレギュラー入賞(本例では非特定領域R2のみに入球すること)が生じることを効果的に抑制することができる。
続いて上記振分開閉体の動作終了後には、上記同様に、開閉体65及び振分開閉体の閉鎖状態が所定時間維持された後に14R目のラウンド遊技が終了し、2秒のインターバル時間を挟んで再び第2大入賞装置70により15R目のラウンド遊技が開始される。
主制御装置200は、上記特別遊技中において上述したようなソレノイドSOL2〜ソレノイドSOL4の駆動制御処理を実行するとともに、第1大入賞装置60が動作するラウンド遊技(特定ラウンド遊技)において、特定領域R1に対応して配設された特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の有無に基づく特別遊技中処理を実行する。
図24は、特別遊技中処理の概要を示すフローチャートである。
(ステップS100−1)
主制御装置200は、特定ラウンド遊技が開始されたかを判定し、開始された場合にはステップS100−3に処理を移し、開始されていない場合には当該判定を繰り返す。なお、当該判定は、特別遊技の開始前にセットされ、ラウンド遊技開始毎に減算又は加算して更新されるラウンド遊技カウンタの値に基づいて実行される。
(ステップS100−3)
主制御装置200は、特定ラウンド中において振分開閉体の開閉体動作が実行される時期が到来したかを判定し、到来したと判定した場合にはステップS100−5に処理を移し、到来していないと判定した場合には当該判定を繰り返す。なお、当該判定は、各ラウンド遊技の開始と同時にリセットされ、カウントを開始するラウンド遊技タイマの値に基づいて実行される。
(ステップS100−5)
主制御装置200は、第1大入賞装置60が動作する特定ラウンド遊技中における振分開閉体の動作開始時期と対応して特定領域入球監視処理を実行してステップS100−7に処理を移す。当該処理は、特定領域R1と対応して配設された特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の入力有無を継続して監視する処理である。当該処理は、第1大入賞口検出スイッチSW4からの検出信号によって更新される入球数カウンタの値(合計入球数)と、非特定領域R2と対応して配設された図外の排出球検出スイッチからの検出信号によって更新される排出数カウンタ、及び特定領域検出スイッチSW5からの検出信号によって更新される特定領域排出カウンタの値(合計排出数)が一致するまで、換言すれば第1大入賞装置60内に入球した遊技球が全て排出されるまで継続する。
(ステップS100−7)
主制御装置200は、上記特定領域監視処理の継続中に特定領域検出スイッチSW5からの検出信号の入力があったかを判定し、入力があった場合にはステップS100−9に処理を移し、入力がなかった場合にはステップS100−11に処理を移す。
(ステップS100−9)
主制御装置200は、特定領域検出スイッチSW5からの入力があったことに基づいて遊技状態を特図高確率かつ普図高確率の状態に更新する遊技状態更新処理を実行して処理を終了する。具体的には、RAM200cの所定領域に記憶される特図遊技状態フラグの状態を特図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、特図高確率の継続回数をカウントする特図遊技カウンタの値をリセット(本例では150回)する。
また、同様にRAM200cの所定領域に記憶される普図遊技状態フラグの状態を普図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、普図高確率の継続回数をカウントする普図遊技カウンタの値をリセット(本例では150回)する。
当該処理が実行されることにより、特別遊技後の遊技状態が特図高確率かつ普図高確率の状態となり、当該状態は次回の特別遊技が実行されるか、或いは特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回実行されるまで継続する。また、次回の特別遊技が開始されることなく、特別図柄及び演出図柄Sの変動が150回に達した場合には、特図遊技状態フラグ及び普図遊技フラグの状態がそれぞれ特図低確率、普図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新される。
(ステップS100−11)
主制御装置200は、特定領域検出スイッチSW5からの入力がなかったことに基づいて遊技状態を特図低確率かつ普図高確率の状態に切り替える遊技状態更新処理を実行して処理を終了する。具体的には、RAM200cの所定領域に記憶される特図遊技状態フラグの状態を特図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新する。また、普図遊技状態フラグの状態を普図高確率であることを示す値(例えば「1」)に更新するとともに、普図高確率の継続回数をカウントする普図遊技カウンタの値をリセット(本例では100回)する。
当該処理が実行されることにより、特別遊技後の遊技状態が特図低確率かつ普図高確率の状態となり、当該状態は次回の特別遊技が実行されるか、或いは特別図柄及び演出図柄Sの変動が100回実行されるまで継続する。また、特別図柄及び演出図柄Sの変動が100回に達した場合には、普図遊技フラグの状態が普図低確率であることを示す値(例えば「0」)に更新される。
実施の形態においては、例えば、特定のリーチ状態、又は、特別遊技中において、回転体102を演出表示部45の中央部前方まで上昇させて回転させる回転演出を行い、また、特定のリーチ状態終了後、又は、特別遊技終了後に、回転体102を下降させて、回転体102を特定状態に設定して、特定のリーチ状態、又は、特別遊技中以外において、回転体102を最下方位置にて特定状態に維持させることにより、遊技者が回転体102の前面114を見易くなる。また、遊技者が回転体102の前面114の一端側演出表示体122及び回転体102の内側の発光体57による光演出表示を見易くなる。従って、例えば、特定のリーチ状態、又は、特別遊技中以外において、回転体102が最下方位置にある場合、遊技者の回転体102に対する関心度の低下を抑制できる。
尚、実施の形態では、回転体102が最下方位置に到達する前に、回転体102の回転中心軸116と直交する回転体の中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように回転体102を制御した後、回転体102を最下方位置に移動させて回転体102の姿勢を特定状態にしたが、中心線113aと直交する面が垂直面119と平行な面となるように回転体102を制御した後に当該回転体102を下方に移動させずに、例えば、回転体102を特定状態のまま最下方位置に移動させたり、回転体102を特定状態に近い状態のまま最下方位置に移動させるようにしてもよい。
また、例えば、回転体は、上述した前面が、曲面状や凹凸面状等に形成されたものであってもよい。また、回転体は、上述した筒部に代えて球体を備えた回転体であってもよい。
即ち、本発明においては、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を特定状態に維持する回転体姿勢維持部材を遊技盤が備え、かつ、回転体が回転体姿勢維持部材に接触する接触部を備えていればよく、回転体の形状は特に限定されない。
尚、遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた構成において、遊技盤は、回転体が最上方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して上がる傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機としてもよい。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ垂直に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた構成において、遊技盤は、回転体が最左方(左端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて左側に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機としてもよい。
また、遊技盤の盤面と平行でかつ垂直に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた構成において、遊技盤は、回転体が最右方(右端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて右側に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機としてもよい。
即ち、本発明の遊技機にあっては、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体、あるいは、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向及び左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、遊技盤は、回転体が、上下方向の最下方(下端)位置、又は、上下方向の最上方(上端)位置、又は、左右方向の最左方(左端)位置、又は、左右方向の最右方(右端)位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えた遊技機であればよい。
尚、遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向、あるいは、上下方向及び左右方向に移動可能に構成された回転体は、上下垂直方向、左右水平方向に限らず、右斜上と左斜下との間を上下に往復可能に構成された回転体、又は、左斜上と右斜下との間を上下に往復可能に構成された回転体であってもよい。この場合、回転体の回転中心軸は、遊技盤の盤面と平行でかつ回転体の移動方向と直交する方向に延長する回転中心軸であればよい。
以上のように構成された遊技機によれば、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置に到達した際に、回転体の前面が遊技中の遊技者の顔の方向に向くようになるので、遊技者が回転体の前面を見易くなる。従って、回転体が、最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置にある場合において、遊技者の回転体に対する関心度の低下を抑制できる。
そして、回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持された構成とすることにより、回転体の前後幅寸法が最小となる垂直状態で回転体を移動させることができるようになる。従って、回転体の移動時に回転体が遊技盤に接触しないように最下方位置、又は、最上方位置、又は、最左方位置、又は、最右方位置において回転体を収容するための収容スペースの前後の幅寸法を小さくできるので、遊技盤の前後幅寸法を小さくでき、遊技盤のコンパクト化が図れるようになる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 パチンコ機(遊技機)、30 遊技盤、30F 盤面、102 回転体、
113a 回転体の中心線、114 回転体の前面、115 回転体の後面、
116 回転体の回転中心軸、160 回転体姿勢維持部材、162 傾斜線。

Claims (3)

  1. 遊技盤の盤面に沿って遊技盤の上下方向又は左右方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、
    遊技盤は、回転体が、上下方向の最下方位置、又は、上下方向の最上方位置、又は、左右方向の最左方位置、又は、左右方向の最右方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて遊技盤の中心から離れる方向に傾斜する傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤の盤面と平行でかつ水平に延長する回転中心軸を介して回転可能で、かつ、上下方向に移動可能に構成された回転体を備えた遊技機において、
    遊技盤は、回転体が最下方位置に到達した際に、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が遊技盤の前方から遊技盤の後方に向けて傾斜して下る傾斜線となるように回転体の姿勢を維持する回転体姿勢維持部材を備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 回転体は、最下方位置以外、又は、最上方位置以外、又は、最左方位置以外、又は、最右方位置以外に位置する状態において、回転体の回転中心軸と直交して回転体の前面の中心と回転体の後面の中心とを通過する回転体の中心線が水平線となるように制御された後、回転体姿勢維持部材に接触した場合に、回転中心軸を介して回転して回転体の中心線が前記傾斜線となるように維持されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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Citations (3)

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