JP6142110B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技施設において既に設置されているパチンコ機を新たに変更するには、外枠ごと全て新しいものに交換する方法(所謂、「枠換え」)と、外枠および遊技枠を残し、遊技内容を制御する制御基板等が組付けられた遊技盤を新しいものに交換する方法(所謂、「面換え」)とがある。一般に、「枠換え」よりも「面換え」のほうが経済的であり、多くの場合で「面換え」が行われている。
多くの信号線や電源線を効率よく接続するために複数の接続端子を有するドロワコネクタが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
遊技盤の裏面側と遊技枠の前面側の互いに対向する位置にそれぞれ互いに接続可能なドロワコネクタを設け、各ドロワコネクタには制御基板、電源基板からの配線を繋ぎ、遊技盤を遊技枠に組付けることでこれと同時に各ドロワコネクタが接続され、遊技盤に設けられた制御基板と遊技枠に設けられた制御基板や電源基板が電気的に接続される。
パチンコ機では、前記「面換え」や修理等で遊技盤を脱着する際に、パチンコ機本体に電源が供給されたままの状態で行なわれることがある。この場合、ドロワコネクタ内において、早くに接続される接続端子の中に電源線があり電源線が他よりも早く接続されると、不安定な状態で制御基板へ電源が供給されるおそれがあり、設計値を超える電圧が供給され、制御基板が破損するおそれがある。
遊技枠と、その枠内に組付けられた遊技盤とを有する遊技機であって、
遊技盤はその一方の側縁を遊技枠の枠内の一方の側縁に、遊技盤の組付けをサポートするサポート部材を介して係合させ、該係合部を回転中心に遊技盤の他方の側縁側を遊技枠の枠内に押し込むことで遊技枠に遊技盤を組付けるようになし、
かつ、遊技枠に遊技盤を組付けることで、遊技枠側に設置された電源基板と電気的に繋がれた枠側コネクタと、遊技盤側に設置された遊技制御用の主制御基板と電気的に繋がれた盤側コネクタとが互いに前記押し込み方向に嵌合して接続され、電源基板と主制御基板とが電気的に繋がるよう構成された遊技機において、
前記枠側コネクタおよび前記盤側コネクタは複数の接続端子が並設された構成であり、
前記枠側コネクタとして、枠側第1コネクタと、枠側第2コネクタとを具備し、
前記盤側コネクタとして、前記枠側第1コネクタと接続される盤側第1コネクタと、前記枠側第2コネクタと接続される盤側第2コネクタを具備し、
前記枠側第1コネクタと前記盤側第1コネクタが接続されることで複数種類の電源電圧の異なる電源線又は複数種類の電源電圧の異なる電源線および複数種類の信号線が、前記枠側第2コネクタと前記盤側第2コネクタが接続されることで複数種類の信号線が接続されるようになし、
遊技枠側には、前記枠内の一方の側縁側から順に前記枠側第1コネクタ、および前記枠側第2コネクタがそれぞれ前記接続端子の並設方向を横向きに配置され、
前記枠側および盤側第1コネクタ内の全ての接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりグランド線が接続されるように構成するとともに、
グランド線用の接続端子を除いた枠側および盤側第1コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子により主制御基板のCPU駆動用電源線が接続されるように構成する。
信号線より電源線が先に繋がることで、確実に各種の信号を送受信することができる。即ち、信号線といっても電気的な信号であるため、電源が供給されていない状態で信号が送信されてしまうと信号が不安定で制御基板の誤動作、故障の原因に繋がってしまうが、信号線よりも先に電源線が接続されるので、各種の信号を安定させ制御基板の誤動作、故障を防ぐことができる。
更に、枠側および盤側第1コネクタの電源線の中で、主制御基板のCPUの駆動として使用する電源線が一番早く接続されるので、CPUを早く起動させてCPUが安定してから確実な信号の送受信が可能になる。
請求項1に記載の遊技機において、
遊技枠側に、複数の接続端子が並設された構成の枠側第3コネクタを設ける一方、遊技盤側に、前記枠側第3コネクタと接続される複数の接続端子が並設された構成の盤側第3コネクタを設け、
前記枠側第3コネクタと前記盤側第3コネクタが接続されることで、前記電源基板と、主制御基板の命令で制御を実行するサブ制御基板との複数種類の電源電圧の異なる電源線が接続されるようになし、
前記枠側第3コネクタは、その接続端子の並設方向を横向きに遊技枠に配置される一方、これに対応して盤側第3コネクタは、その接続端子の並設方向を横向きに遊技盤に配置され、
前記枠側および盤側第3コネクタ内の全ての端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子にてグランド線が接続されるように構成するとともに、グランド線用の接続端子を除いた前記枠側および盤側第3コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりサブ制御基板のCPU駆動用電源線、又は、サブ制御基板のCPU駆動用電源電圧を生成するための電源線が接続され、
前記枠側および盤側第1コネクタと前記枠側および盤側第3コネクタとの配置は、枠側および盤側第1コネクタ内の前記主制御基板のCPU駆動用電源線を接続するための接続端子よりも、枠側および盤側第3コネクタ内の前記サブ制御基板のCPU駆動用電源線、又は、サブ制御基板のCPU駆動用電源電圧を生成するための電源線を接続するための接続端子のほうが前記一方の側縁寄りに位置するように配置する。
そこで請求項2の発明によれば、遊技枠に遊技盤を組付ける際、枠側および盤側第3コネクタが枠側および盤側第1コネクタよりも先に接続され、主制御基板のCPUを駆動させる電源よりも先にサブ制御基板のCPUを駆動する電源が供給されるので、サブ制御基板は主制御基板から送られてくる信号を確実に受信することができる。また一般に、主制御基板側に遅延回路等を設け、主制御基板よりもサブ制御基板を早く立ち上げるようにすることが行なわれているが、遅延回路等の作用効果と相まってより確実に主制御基板よりもサブ制御基板を早く立ち上げ、サブ制御基板に主制御基板から送られてくる信号を確実に受信させることができる。
外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ105,105を介して、パチンコ機前面の意匠枠20および内枠30(遊技枠)が開閉可能に設けられている。意匠枠20の枠内には板ガラス200が嵌め込まれており、板ガラス200の奥には前記内枠30に組付けられた遊技盤40が設けられている。尚、意匠枠20は外枠10に限らず内枠30にヒンジを設けてこれにヒンジ結合される構成でもよい。
意匠枠20の下半部には、賞球や貸し球として払い出された遊技球を遊技盤40の遊技領域へ向けて発射する発射待ちの遊技球として貯留する上皿22と下皿23とが一体に形成されている。上皿22には左側に貸出ボタン221、精算ボタン222および残高表示器223が設けられている。また中央には演出ボタン225が設けられている。
下皿23の右側には発射ハンドル24が設けられ、該発射ハンドル24を時計回りに操作することにより発射基板が作動して、上皿22から供給された遊技球が遊技盤40の遊技領域に向けて発射される。
内枠30の下枠部302はその上下幅が広く、下枠部302のほぼ中央位置には遊技盤40へ向けて遊技球を発射する発射装置52が設置されている。尚、図略ではあるが、発射装置52の設置位置に応じ、前記上皿22はその左右幅方向の中央より遊技球を取り込んで発射装置52へ送るように構成されている。
遊技盤40の下端の他方の側縁404寄りの位置には内レール402の外周沿いに、普図や特図の保留記憶数、普図の当否、特図の表示、および確変や時短の表示など遊技状態に関する表示等が配設され、遊技の状態を報知する装飾役物たる遊技状態報知装置417が設けられている。
尚、遊技領域41には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口418が設けられている。
尚、主制御基板80、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83はそれぞれ専用の基板ケースに収納された状態で遊技盤40の裏面に取付けられている。またこれ等、遊技盤の40の裏面に設置された基板類や部品類は全体的に合成樹脂からなるカバー部材420で被覆されている。
遊技盤40はその一方の側縁403をサポート部材53のバネ材531と当接突起532との間に斜めに挿入して、遊技盤の前記側縁403に設けられた係合溝431に前記バネ材531を嵌合せしめる(図7(a),(b))。そして、遊技盤40の他方の側縁側を後方へ押し込むことで、バネ材531の先端を前記係合溝431内に当接せしめるとともに前記当接突起532を遊技盤40の裏面に当接せしめて、バネ材531と当接突起532とで遊技盤の一方の側縁を前後に挟み付けて係合保持する(図7(c))。
両ガイド部713,713は先端が前記接続端子より突出しており、ガイド部713,713の先端は先細りのテーパー状をなす。
そこで接続時に安定した電源電圧の供給や安定した信号の送受信を行なうための本実施形態における第1ドロワコネクタ71A,71B、第2ドロワコネクタ72A,72B、第3ドロワコネクタ73A,73B間の配置、および各ドロワコネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73B内においての電源線や信号線を接続する接続端子の配置について説明する。
また主制御基板80は図柄表示装置中継端子板を介して特図表示装置、特図保留数表示装置、普図表示装置および普図保留数表示装置の表示制御を行なう。
更に主制御基板80は、大入賞口415の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口415を開放作動せしめ、特図始動口414を開閉する普通電役ソレノイドの作動を制御する。
尚、主制御基板80への電源やリセット信号やRWMクリア信号については前記盤枠配線中継端子板85を介して供給されるが、払出制御基板81を介しても良いし、介さなくても良い。また、リセット信号やRWMクリア信号は払出制御基板81を介し、電源は電源基板65から盤枠配線中継端子板85に直接供給しても良い。リセット信号を演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83に主制御基板80を介して供給しているが、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83を盤枠配線中継端子板85を介して直接供給されるように構成しても良い。また、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83にWDT(ウォッチドッグタイマ)を設けて、リセット信号の供給を不要としても良い。
払出制御基板81は、主制御基板80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示装置223を介して球貸および精算SW221,222による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
図11ないし図13に示しように、電源基板65には、パチンコ機外部の遊技施設側からAC24V電源が、内枠30側に設けられた電源中継基板90および第1中継端子板(中継端子板1)91を介して供給(給電)される。また電源基板65はグランド線(GND)がパチンコ機の板金部に接続してある。
また電源基板65は、GND、電源基板65が生成したDC32VA電源、DC18VB電源、DC12VB電源、DC12VA電源、DC5VA電源、DC5VBB電源を第1中継端子板91へ給電するとともに、RWM初期化信号および停電検出信号1,2を第1中継端子板91へ送信可能に接続されている。
DC12VA電源は遊技球を検出するためのスイッチ類の電源、保留記憶数や特図、普図を表示するためのLED類の表示用等の電源として使用される。DC32VA電源は特図始動口414を開放するためソレノイドや大入賞口415を開放するためのソレノイド等の電源として使用される。
そして図14に示すように、遊技盤40側において盤側第1ドロワコネクタ71Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、主制御基板80へ、GND、DC5VA電源、DC5VBB電源、DC12VA電源、DC32VA電源が供給され、RWM初期化信号および停電検出信号1,2が通信可能に接続される。
盤側第2ドロワコネクタ72Aの接続端子のピン配置は図16(b)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に14ピンずつ並設された28ピンを有する盤側第2ドロワコネクタ72Aには、遊技盤40の一方の側縁403側の端部の上下の1番ピン、2番ピンにGNDが接続されている。
そして第2ドロワコネクタ72Aの3番ピンから7番ピンには順に、BD0,1,2,3信号およびBSTB信号が主制御基板80側から送信可能に接続されている。BD0、BD1、BD2、BD3、BSTBは、賞球を払い出すために払出制御基板81に命令を送る信号である。
一方、8番ピンから12番ピンには順に、ガラス枠(意匠枠)開放検出SW信号、遊技枠(内枠)開放検出SW信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号を主制御基板80側が受信可能に接続されている。更に13番ピンから22番ピンには順に、情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が主制御基板80側から送信可能に接続され、残りの23番ピンから28番ピンにはGNDが接続されている。
そして図12ないし図14に示すように前記複数種類の信号は枠側第2ドロワコネクタ72Bを介して前記第1中継端子板91に接続され、更に複数種類の信号のうちのBD0,1,2,3信号、BSTB信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号等が払出制御基板81に通信可能に接続されている。
また情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が外部接続端子板60へ通信可能に接続されている。
これらの電源および信号が接続された枠側第3ドロワコネクタ73Bの接続端子のピン配置は図16(c)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に13ピンずつ並設された26ピンからなる第3ドロワコネクタ73Bには、前記回転中心となる一方の側縁403(303)側の端部の上下の1番ピン、2番ピンGNDが接続されている。これらに隣接する3,4,5番ピンにはDC12VA電源が、6,7,8番ピンにはDC12VB電源が、9,10番ピンにはDC5VA電源が、11,12番ピンにはDC18VB電源が、13,14番ピンにはDC32VA電源が接続されている。そして信号として、15,16番ピンにはそれぞれスピーカ1,2信号が接続され、更に17番ピンから24番ピンには順に演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が接続され、25,26番ピンにはそれぞれGNDが接続されている。
そして図15に示すように、遊技盤40側において盤側第3ドロワコネクタ73Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、演出図柄制御基板82へ、GND、DC12VA電源、DC12VB電源、DC5VA電源、DC18VB電源、DC32VA電源が供給され、スピーカ1,2信号、演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が通信可能に接続される。
DC12VA電源は演出図柄制御基板82やサブ統合制御基板83のCPUを駆動させるための3.3V電源電圧を生成するのに使用され、DC12VB電源は演出用可動役物の位置を把握するためのスイッチ類、演出用のLED類の電源として使用される。DC5VA電源は演出用LED類を制御するためのIC類の電源に使用され、また、DC18VA電源は演出用LED類の電源として使用され、DC32VA電源は演出用可動役物等を可動させるためのソレノイドやモータ用の電源として使用される。
演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号は枠側(意匠枠20に設けられたLED等を制御するためのものである。
これによれば、遊技盤40を内枠30へ組付けることにより第1ドロワコネクタ71A(71B)の方が第2ドロワコネクタ72A(72B)よりも早く接続されることとなり、主制御基板85へは第1ドロワコネクタ71A(71B)からの各種の電源の方が、第2ドロワコネクタ72A(72B)の信号よりも早く供給されることとなる。
更に第1ドロワコネクタ71A(71B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
これによれば、第1ドロワコネクタ71A(71B)と第3ドロワコネクタ73A(73B)とは、両者の1番、2番ピンがほぼ同時に接続されることとなる。この場合、第3ドロワコネクタ73A(73B)にはその3番、4番ピンに演出図柄制御基板82のCPU駆動用のDC12VA電源が接続されており、該電源の方が第1ドロワコネクタ71A(71B)の5番、6番ピンの主制御基板80のCPU駆動用のDC5VA電源よりも早く供給される。尚、前記DC12VA電源は演出図柄制御基板82のCPU駆動用の電源電圧を生成するものであり、これから3.3Vの電源電圧を生成して演出図柄制御基板82のCPUを駆動せしめる。
第3ドロワコネクタ73A(73B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
更に、第1ドロワコネクタ71A(71B)内において複数種類の電源の中で主制御基板80のCUP用の電源を最初に供給するようにしたので、CPUを早く起動させてCPUが安定してから確実な信号の送受信が可能となり、誤動作や故障を防ぐ効果をより向上させることができる。
特に、主制御基板80側に遅延回路等を設け、主制御基板80よりも演出図柄制御基板82等を早く立ち上げるようにすることが行なわれる場合、遅延回路等の作用と相まってより確実に主制御基板よりも演出図柄制御基板等のサブ制御基板を早く立ち上げ、主制御基板から送られてくる信号を確実に受信させることができる。
更に本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
30 内枠(遊技枠)
40 遊技盤
53 サポート部材
65 電源基板
71A 盤側第1ドロワコネクタ(盤側第1コネクタ)
71B 枠側第1ドロワコネクタ(枠側第1コネクタ)
72A 盤側第2ドロワコネクタ(盤側第2コネクタ)
72B 枠側第2ドロワコネクタ(枠側第2コネクタ)
73A 盤側第3ドロワコネクタ(盤側第3コネクタ)
73B 枠側第3ドロワコネクタ(枠側第3コネクタ)
80 主制御基板
82 演出図柄制御基板(サブ制御基板)
Claims (2)
- 遊技枠と、その枠内に組付けられた遊技盤とを有する遊技機であって、
遊技盤はその一方の側縁を遊技枠の枠内の一方の側縁に、遊技盤の組付けをサポートするサポート部材を介して係合させ、該係合部を回転中心に遊技盤の他方の側縁側を遊技枠の枠内に押し込むことで遊技枠に遊技盤を組付けるようになし、
かつ、遊技枠に遊技盤を組付けることで、遊技枠側に設置された電源基板と電気的に繋がれた枠側コネクタと、遊技盤側に設置された遊技制御用の主制御基板と電気的に繋がれた盤側コネクタとが互いに前記押し込み方向に嵌合して接続され、電源基板と主制御基板とが電気的に繋がるよう構成された遊技機において、
前記枠側コネクタおよび前記盤側コネクタは複数の接続端子が並設された構成であり、
前記枠側コネクタとして、枠側第1コネクタと、枠側第2コネクタとを具備し、
前記盤側コネクタとして、前記枠側第1コネクタと接続される盤側第1コネクタと、前記枠側第2コネクタと接続される盤側第2コネクタを具備し、
前記枠側第1コネクタと前記盤側第1コネクタが接続されることで複数種類の電源電圧の異なる電源線又は複数種類の電源電圧の異なる電源線および複数種類の信号線が、前記枠側第2コネクタと前記盤側第2コネクタが接続されることで複数種類の信号線が接続されるようになし、
遊技枠側には、前記枠内の一方の側縁側から順に前記枠側第1コネクタ、および前記枠側第2コネクタがそれぞれ前記接続端子の並設方向を横向きに配置され、
前記枠側および盤側第1コネクタ内の全ての接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりグランド線が接続されるように構成するとともに、
グランド線用の接続端子を除いた枠側および盤側第1コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子により主制御基板のCPU駆動用電源線が接続されるように構成したことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
遊技枠側に、複数の接続端子が並設された構成の枠側第3コネクタを設ける一方、遊技盤側に、前記枠側第3コネクタと接続される複数の接続端子が並設された構成の盤側第3コネクタを設け、
前記枠側第3コネクタと前記盤側第3コネクタが接続されることで、前記電源基板と、主制御基板の命令で制御を実行するサブ制御基板との複数種類の電源電圧の異なる電源線が接続されるようになし、
前記枠側第3コネクタは、その接続端子の並設方向を横向きに遊技枠に配置される一方、これに対応して盤側第3コネクタは、その接続端子の並設方向を横向きに遊技盤に配置され、
前記枠側および盤側第3コネクタ内の全ての端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子にてグランド線が接続されるように構成するとともに、グランド線用の接続端子を除いた前記枠側および盤側第3コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりサブ制御基板のCPU駆動用電源線、又は、サブ制御基板のCPU駆動用電源電圧を生成するための電源線が接続され、
前記枠側および盤側第1コネクタと前記枠側および盤側第3コネクタとの配置は、枠側および盤側第1コネクタ内の前記主制御基板のCPU駆動用電源線を接続するための接続端子よりも、枠側および盤側第3コネクタ内の前記サブ制御基板のCPU駆動用電源線、又は、サブ制御基板のCPU駆動用電源電圧を生成するための電源線を接続するための接続端子のほうが前記一方の側縁寄りに位置するように配置されたことを特徴とする遊技機。
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