JP6776206B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
さらに換言すれば、遊技機の開発の途上で、盤面を取り外して内枠のみの性能検証を行う際等において、盤面側の機構を内枠側の機構から取り外した上で電源を投入する場合がある。そのような場合、上述した払出制御基板へバックアップ電源を送電するための専用の配線は、内枠と盤面の接続部分(例えば、枠側ドロワと盤面側ドロワの接続箇所)にて、内枠側の配線と盤面側の配線に分断されることになる。その様な状態では、当該内枠側の配線(バックアップ電源端子)は、電気的に開いた(開放された)状態となっているため、このときに電源を投入すると、電源基板から払出制御基板へは駆動用電源が供給されるが、一方、払出制御基板に接続された上記内枠側の配線(バックアップ電源端子)は、開放されていることで電圧が不定となってしまい、不具合が発生する虞があり、開発が滞ってしまうといった問題があった。
なお、以下の各図面を参照した説明において、方向、向き及び位置関係等を示す場合には、遊技機設置島設備に設置されて且つ遊技者に対向して位置するパチンコ機1(図1に示す状態)を基準として、向かって右方向を、右、右側、右側方、右側方向、右方向等として説明する。
また、向かって左方向を、左、左側、左側方、左側方向、左方向等として説明する。
また、パチンコ機1(図1に示す状態)を基準として、天井方向を、上、上側、上方、上方向等として説明する。
また、パチンコ機1(図1に示す状態)を基準として、床方向を、下、下側、下方、下方向等として説明する。
また、パチンコ機1(図1に示す状態)を基準として、遊技者(手前)側の方向を、前、前側、前方、前方向、手前、手前側、手前側方向、表、表側、表方、表方向等として説明する。
また、パチンコ機1(図1に示す状態)を基準として、遊技機設置島設備の内部側の方向を、後、後側、後方、後方向、奥、奥側、奥方、奥方向、裏、裏側、裏方、裏方向等として説明する。
このように、以下の図面説明では、個々に視点および視座が変化しても、該規定した方向に関する用語に基づいて説明を行うものとする。なお、部位の説明において、上記記載の用語に「部」や「面」等の用語を複合して記載した場合でも、方向に関しては、無論上記規定に遵うものである。
本発明を適用した遊技機であるパチンコ機を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。
外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ105,105を介して、パチンコ機前面の意匠枠20および内枠30(遊技枠)が開閉可能に設けられている。意匠枠20の枠内には板ガラス200が嵌め込まれており、板ガラス200の奥には前記内枠30に組付けられた遊技盤40が設けられている。尚、意匠枠20は外枠10に限らず内枠30にヒンジを設けてこれにヒンジ結合される構成でもよい。
意匠枠20の下半部には、賞球や貸し球として払い出された遊技球を遊技盤40の遊技領域41へ向けて発射する発射待ちの遊技球として貯留する上皿22と下皿23とが一体に形成されている。上皿22には右側に貸出ボタン221、精算ボタン222および残高表示器223が設けられている。また中央には演出ボタン225が設けられている。
下皿23の右側には発射ハンドル24が設けられ、該発射ハンドル24を時計回りに操作することにより発射基板が作動して、上皿22から供給された遊技球が遊技盤40の遊技領域41に向けて発射される。
なお、以下の説明において、一方とは、パチンコ機1を前方から視たときの、向かって左方向を意味する。
なお、以下の説明において、他方とは、パチンコ機1を前方から視たときの、向かって右方向を意味する。
内枠30の下枠部302はその上下幅が広く、下枠部302のほぼ中央位置には遊技盤40へ向けて遊技球を発射する発射装置52が設置されている。尚、図略ではあるが、発射装置52の設置位置に応じ、前記上皿22はその左右幅方向の中央より遊技球を取り込んで発射装置52へ送るように構成されている。
遊技盤40の下端の他方の側縁404寄りの位置には内レール402の外周沿いに、普図や特図の保留記憶数、普図の当否、特図の表示、および確変や時短の表示など遊技状態に関する表示等が配設され、遊技の状態を報知する装飾役物たる遊技状態報知装置417が設けられている。
尚、遊技領域41には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口418が設けられている。
尚、主制御基板80、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83はそれぞれ専用の基板ケースに収納された状態で遊技盤40の裏面に取付けられている。またこれ等、遊技盤の40の裏面に設置された基板類や部品類は全体的に合成樹脂からなるカバー部材420で被覆されている。
内枠30には、遊技盤40に設けられた構成部品(制御装置等)の内、少なくとも主制御基板80に電力を供給するための電源基板65を備える。電源基板65は、遊技盤40に設けられた主制御基板80に限らず、内枠30に設けられた払出制御基板81にも電源供給を行う。
遊技盤40はその一方の側縁403をサポート部材53のバネ材531と当接突起532との間に斜めに挿入して、遊技盤の前記側縁403に設けられた係合溝431に前記バネ材531を嵌合せしめる(図7(a),(b))。そして、遊技盤40の他方の側縁側を後方へ押し込むことで、バネ材531の先端を前記係合溝431内に当接せしめるとともに前記当接突起532を遊技盤40の裏面に当接せしめて、バネ材531と当接突起532とで遊技盤の一方の側縁を前後に挟み付けて係合保持する(図7c))。
両ガイド部713,713は先端が前記接続端子より突出しており、ガイド部713,713の先端は先細りのテーパー状をなす。
そこで接続時に安定した電源電圧の供給や安定した信号の送受信を行なうための本実施形態における第1ドロワコネクタ71A,71B、第2ドロワコネクタ72A,72B、第3ドロワコネクタ73A,73B間の配置、および各ドロワコネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73B内においての電源線や信号線を接続する接続端子の配置について説明する。
また主制御基板80は図柄表示装置中継端子板を介して特図表示装置、特図保留数表示装置、普図表示装置および普図保留数表示装置の表示制御を行なう。
更に主制御基板80は、大入賞口415の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口415を開放作動せしめ、特図始動口414を開閉する普通電役ソレノイドの作動を制御する。
尚、主制御基板80への電源やリセット信号やRWMクリア信号については前記盤枠配線中継端子板92を介して供給されるが、払出制御基板81を介しても良いし、介さなくても良い。また、リセット信号やRWMクリア信号は払出制御基板81を介し、電源は電源基板65から盤枠配線中継端子板92に直接供給しても良い。リセット信号を演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83に主制御基板80を介して供給しているが、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83を盤枠配線中継端子板92を介して直接供給されるように構成しても良い。また、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83にWDT(ウォッチドッグタイマ)を設けて、リセット信号の供給を不要としても良い。
払出制御基板81は、主制御基板80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示装置223を介して球貸および精算SW221,222による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
図11ないし図13に示したように、電源基板65には、パチンコ機外部の遊技施設側からAC24V電源が、内枠30側に設けられた電源中継基板90および第1中継端子板(中継端子板1と図示)91を介して供給(給電)される。また電源基板65はグランド線(GND)がパチンコ機の板金部に接続してある。
また電源基板65は、GND、電源基板65が生成したDC32VA電源、DC18VB電源、DC12VB電源、DC12VA電源、DC5VA電源、DC5VBB電源を第1中継端子板91へ給電するとともに、RWM初期化信号および停電検出信号1,2を第1中継端子板91へ送信可能に接続されている。
DC12VA電源は遊技球を検出するためのスイッチ類の電源、保留記憶数や特図、普図を表示するためのLED類の表示用等の電源として使用される。DC32VA電源は特図始動口414を開放するためソレノイドや大入賞口415を開放するためのソレノイド等の電源として使用される。
そして図14に示すように、遊技盤40側において盤側第1ドロワコネクタ71Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、主制御基板80へ、GND、DC5VA電源、DC5VBB電源、DC12VA電源、DC32VA電源が供給され、RWM初期化信号および停電検出信号1,2が通信可能に接続される。
盤側第2ドロワコネクタ72Aの接続端子のピン配置は図16(b)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に14ピンずつ並設された28ピンを有する盤側第2ドロワコネクタ72Aには、遊技盤40の一方の側縁403側の端部の上下の1番ピン、2番ピンにGNDが接続されている。
そして第2ドロワコネクタ72Aの3番ピンから7番ピンには順に、BD0,1,2,3信号およびBSTB信号が主制御基板80側から送信可能に接続されている。BD0、BD1、BD2、BD3、BSTBは、賞球を払い出すために払出制御基板81に命令を送る信号である。
一方、8番ピンから12番ピンには順に、ガラス枠(意匠枠)開放検出SW信号、遊技枠(内枠)開放検出SW信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号を主制御基板80側が受信可能に接続されている。更に13番ピンから22番ピンには順に、情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が主制御基板80側から送信可能に接続され、残りの23番ピンから28番ピンにはGNDが接続されている。
そして図12ないし図14に示すように前記複数種類の信号は枠側第2ドロワコネクタ72Bを介して前記第1中継端子板91に接続され、更に複数種類の信号のうちのBD0,1,2,3信号、BSTB信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号等が払出制御基板81に通信可能に接続されている。
また情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が外部接続端子板60へ通信可能に接続されている。
これらの電源および信号が接続された枠側第3ドロワコネクタ73Bの接続端子のピン配置は図16(c)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に13ピンずつ並設された26ピンからなる第3ドロワコネクタ73Bには、前記回転中心となる一方の側縁403(303)側の端部の上下の1番ピン、2番ピンGNDが接続されている。これらに隣接する3,4,5番ピンにはDC12VA電源が、6,7,8番ピンにはDC12VB電源が、9,10番ピンにはDC5VA電源が、11,12番ピンにはDC18VB電源が、13,14番ピンにはDC32VA電源が接続されている。そして信号として、15,16番ピンにはそれぞれスピーカ1,2信号が接続され、更に17番ピンから24番ピンには順に演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が接続され、25,26番ピンにはそれぞれGNDが接続されている。
そして図15に示すように、遊技盤40側において盤側第3ドロワコネクタ73Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、演出図柄制御基板82へ、GND、DC12VA電源、DC12VB電源、DC5VA電源、DC18VB電源、DC32VA電源が供給され、スピーカ1,2信号、演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が通信可能に接続される。
DC12VA電源は演出図柄制御基板82やサブ統合制御基板83のCPUを駆動させるための3.3V電源電圧を生成するのに使用され、DC12VB電源は演出用可動役物の位置を把握するためのスイッチ類、演出用のLED類の電源として使用される。DC5VA電源は演出用LED類を制御するためのIC類の電源に使用され、また、DC18VA電源は演出用LED類の電源として使用され、DC32VA電源は演出用可動役物等を可動させるためのソレノイドやモータ用の電源として使用される。
演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号は枠側(意匠枠20に設けられたLED等を制御するためのものである。
これによれば、遊技盤40を内枠30へ組付けることにより第1ドロワコネクタ71A(71B)の方が第2ドロワコネクタ72A(72B)よりも早く接続されることとなり、主制御基板80へは第1ドロワコネクタ71A(71B)からの各種の電源の方が、第2ドロワコネクタ72A(72B)の信号よりも早く供給されることとなる。
更に第1ドロワコネクタ71A(71B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
これによれば、第1ドロワコネクタ71A(71B)と第3ドロワコネクタ73A(73B)とは、両者の1番、2番ピンがほぼ同時に接続されることとなる。この場合、第3ドロワコネクタ73A(73B)にはその3番、4番ピンに演出図柄制御基板82のCPU駆動用のDC12VA電源が接続されており、該電源の方が第1ドロワコネクタ71A(71B)の5番、6番ピンの主制御基板80のCPU駆動用のDC5VA電源よりも早く供給される。尚、前記DC12VA電源は演出図柄制御基板82のCPU駆動用の電源電圧を生成するものであり、これから3.3Vの電源電圧を生成して演出図柄制御基板82のCPUを駆動せしめる。
第3ドロワコネクタ73A(73B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
更に、第1ドロワコネクタ71A(71B)内において複数種類の電源の中で主制御基板80のCUP用の電源を最初に供給するようにしたので、CPUを早く起動させてCPUが安定してから確実な信号の送受信が可能となり、誤動作や故障を防ぐ効果をより向上させることができる。
特に、主制御基板80側に遅延回路等を設け、主制御基板80よりも演出図柄制御基板82等を早く立ち上げるようにすることが行なわれる場合、遅延回路等の作用と相まってより確実に主制御基板よりも演出図柄制御基板等のサブ制御基板を早く立ち上げ、主制御基板から送られてくる信号を確実に受信させることができる。
また、コネクタを3つ設けた構成に限らず、2つの構成、4つないしそれ以上の構成に適用してもよい。
次に、第2実施形態について、説明する。第2実施形態では、上述した第1実施形態の図11、図12、図14、及び図16に代わって、図19、図20、図21、及び図22を参照して説明し、他の構成は第1実施形態と同様であるので、第1実施形態の図11、図12、図14、及び図16以外の図面及び説明を援用するものとして、ここでの図示及び説明は割愛する。
また、電源遮断時における賞球等に関する情報の記憶を、払出制御基板81(賞球制御手段、又は賞球制御装置)ではなく、主制御基板80(主制御手段、又は主制御装置)に担わせた点を第2の特徴とする。以下、図示しつつ詳細に説明する。
図19および図20、加えて図13に示したように、電源基板65には、パチンコ機外部の遊技施設側からAC24V電源が、内枠30側に設けられた電源中継基板90および第1中継端子板(中継端子板1)91を介して供給(給電)される。また電源基板65はグランド線(GND)がパチンコ機の板金部に接続してある。
また電源基板65は、GND、電源基板65が生成したDC32VA電源、DC18VB電源、DC12VB電源、DC12VA電源、DC5VA電源、を第1中継端子板91へ給電するとともに、RWM初期化信号および停電検出信号1,2を第1中継端子板91へ送信可能に接続されている。
DC12VA電源は遊技球を検出するためのスイッチ類の電源、保留記憶数や特図、普図を表示するためのLED類の表示用等の電源として使用される。DC32VA電源は特図始動口414を開放するためソレノイドや大入賞口415を開放するためのソレノイド等の電源として使用される。
これにより、何らかの不具合発生に伴う原因究明のため、遊技中に電源を遮断して、遊技盤40を内枠30から取り外しても、バックアップ電源(DC5VBB電源)によりバックアップされた主制御基板80が、未払出に係る払出情報を記憶保持可能となっているので、遊技者に不利益を被らせるおそれがない。
このように構成したとき、遊技中に何らかの不具合により内枠30から遊技盤40を取り外した場合であっても、払出制御基板81へは個別のバックアップ電源生成手段が生成したDC5VBBが供給され、払出制御基板81は払出情報を記憶保持することが可能となる。よって、内枠30から遊技盤40を取り外しても、或いは取り外さなかったとしても、パチンコ機1は、払出情報を確実に保持可能な構成となっている。
次いで、上述した第2実施形態(図19〜図22参照)においては、バックアップ電源生成手段99が生成したDC5VBBを、主制御基板80にのみ供給する構成とした。しかし、これに限らず、前記バックアップ電源生成手段99が生成したDC5VBBを、内枠30側の払出制御基板81にも供給する構成も考案される。
この点、先ず第2実施形態に係るパチンコ機1の電気的な概略構成について、改めて図23を参照して説明する。図23は、上記図19〜図22で説明した第2実施形態の特徴的な電気的構成を、簡略化した概略電気配線図である。第2実施形態のパチンコ機1は、主制御基板80を備えた遊技盤40と、電源基板65及び払出制御基板81を備えた内枠30とを備える。遊技盤40と内枠30は、盤側第1ドロワコネクタ71Aと枠側第1ドロワコネクタ71Bとによって接続される。また、該接続によって電源基板65から主制御基板80に供給される電源を利用して、盤側第1ドロワコネクタ71Aを備えてなる盤枠配線中継端子板92(図示省略)に設けられたバックアップ電源生成手段99が、主制御基板80のバックアップ電源(DC5VBB)を生成可能な構成となっている。
したがって、内枠30に遊技盤40が取り付けられた状態、すなわち図示、枠側第1ドロワコネクタ71Bと盤側第1ドロワコネクタ71Aが電気的に接続された状態では、電源基板65、払出制御基板81のCPU、ダイオード100、及びバックアップ電源生成手段99は、個々を接続する配線によって、閉じた回路となっている。当該状態にて、電源基板65からの電源供給が途絶した場合には、バックアップ電源生成手段99が生成したバックアップ電源、すなわち主制御基板80用のバックアップ電源と、払出制御基板81用のバックアップ電源とが、各々上記した異なる配線を通じて対象となる主制御基板用CPUまたは払出制御基板用CPUに供給される。
このように、主制御基板80と払出制御基板81は、それぞれ個別にバックアップ電源が供給されるので、主制御基板80は第2実施形態と異なり、未払出の払出情報を記憶せず、供給されたDC5VBBによって遊技情報の記憶を保持する。また、これに対して、払出制御基板81は第2実施形態と異なり、未払出の払出情報を記憶し、供給されたDC5VBBによって該払出情報の記憶を保持する構成とすることが出来る。
この際、主制御基板80が記憶する遊技情報とは、例えば、パチンコ機1が制御されている現在の遊技状態の種別(低確率且つ時短無し状態、低確率且つ時短有り状態、高確率且つ時短無し状態、及び高確率且つ時短有り状態、の何れかの種別)や、始動口への入賞に係る情報、保留記憶に係る情報等、の情報である。
つまり電源基板65によって電源投入されているときに、内枠30に遊技盤40が取り付けられた状態(枠側第1ドロワコネクタ71Bと盤側第1ドロワコネクタ71Aが接続された状態)であれば、バックアップ生成用の電源が、払出制御基板81のCPUのバックアップ電源端子に入力されることになる。また、このように内枠30に遊技盤40が取り付けられた状態で、電源が遮断されると、バックアップ電源生成手段99で生成されたバックアップ電源が、破線で示した回線を介して払出制御基板81のCPUのバックアップ電源端子に入力される。しかし、内枠30から遊技盤40が取り外された状態(枠側第1ドロワコネクタ71Bと盤側第1ドロワコネクタ71Aが非接続となった状態)であれば、上記バックアップ電源端子にバックアップ電源が入力されないことになってしまう。この場合、IC駆動用の電源5Vは、電源基板65から払出制御基板81のCPUに入力されるが、一方、上記バックアップ電源端子には電源が入力されない状況が発生し、正常な入力状態ではなくなってしまうことから、CPUの故障を原因にもなりかねない。
さらに換言すると、枠側第1ドロワコネクタ71Bから盤側第1ドロワコネクタ71Aを抜去した状態では、電源基板65と払出制御基板81を含む回路は、枠側第1ドロワコネクタ71Bにおいて、開いた状態となっている。つまり、電源基板65から主制御基板80に向けて駆動電源を供給するための配線は、枠側第1ドロワコネクタ71Bにおいて途絶している。また、破線にて示したバックアップ電源生成手段99から払出制御基板81に向けてバックアップ電源を供給するための配線も、枠側第1ドロワコネクタ71Bにおいて途絶している。よって、両配線は電気的接続状態にないことから、回路が開いた状態となっている。
さて、このような状態にて、電源基板65から電源が投入されたとすると、電源基板65から払出制御基板81のCPUには駆動用電源の供給用配線が接続されているものの、払出制御基板81のCPUのバックアップ電源供給用の配線は上記のとおり途絶して開いた状態であるため、該バックアップ電源用端子(配線)の電圧が不定となってしまう状態が発生するものである。
そして、上記したような払出制御基板81のバックアップ電源用端子(配線)の電圧が不定となってしまう状態が発生すると、例えば、遊技機の開発段階において、内枠30から遊技盤40を取り外した状態で電源投入して、様々な検証を行う必要があり、そのような場合に、開発が滞ってしまうという問題があった。
本願発明の第3実施形態は、このような課題に鑑み為されたものであって、以下に図24を参照して第3実施形態について説明する。
第3実施形態のパチンコ機1001は、少なくとも電源基板1065および払出制御基板1081を備えてなる内枠(遊技枠)1030と、少なくとも主制御基板1080を備えてなる遊技盤1040を具備する。内枠1030は、枠側第1ドロワコネクタ1071Bを備え、遊技盤1040は、盤側第1ドロワコネクタ1071Aを備える。内枠1030に遊技盤1040が取り付けられる際、枠側第1ドロワコネクタ1071Bに盤側第1ドロワコネクタ1071Aが装着されることで、内枠1030と遊技盤1040が電気的に接続状態となる。
さらに、電源基板1065は、上記払出制御基板1081のCPUへの駆動用電源供給用配線である前記第3配線とは別の配線を用いて、主制御基板1080のCPUに対して、枠側第1ドロワコネクタ1071Bおよび盤側第1ドロワコネクタ1071Aを介して、同じく駆動用5V電源を供給する。該主制御基板1080のCPUへの駆動用電源供給用配線は、電源基板1065と枠側第1ドロワコネクタ1071Bとの間に、ダイオード1100を備える。該ダイオード1100は、電源基板1065から枠側第1ドロワコネクタ1071B方向への電気の流れが逆流することを防止する、換言すれば整流するために設けられている。また、該ダイオード100を備えることによって、電源基板1065による電源遮断時に、バックアップ電源生成手段1099で生成されたバックアップ電源が、電源基板1065へ逆流することを防止している。
なお、図示した主制御基板1080に搭載されたCPUが、本発明の主制御CPUの一例に相当し、同じく払出制御基板1081に搭載されたCPUが、本発明の賞球制御CPUの一例に相当する。
また、電源基板1065、払出制御基板1081のCPUの駆動用5V電源供給用の上記配線、払出制御基板1081のCPU、ダイオード1100、分岐点、及び第2配線で構成される回路は、内枠1030の内部で閉じた回路となっている。つまり、内枠1030から遊技盤1040が取り外されたとしても、電気的に該閉じた状態は維持される。
なお、図24では、ダイオード1100および分岐点が、払出制御基板1081上に設けられているように図示したが、便宜上このように示したに過ぎず、ダイオード1100および分岐点が、内枠1030の、つまり電源基板1065から枠側第1ドロワコネクタ1071Bまでの間に設けられているのであれば、何れであっても良い。
該バックアップ電源生成手段1099は、主制御基板1080用のバックアップ電源(DC5VBB)を生成し、該バックアップ電源をバックアップ電源生成手段1099から主制御基板1080のCPUへの配線を介して主制御基板1080のCPUに供給する。
また、バックアップ電源生成手段1099は、払出制御基板1081用のバックアップ電源(DC5VBB)を生成し、該バックアップ電源をバックアップ電源生成手段1099から払出制御基板1081のCPUへの配線を介して払出制御基板1081のCPUに供給する。詳述するならば、バックアップ電源生成手段1099は、払出制御基板1081用のバックアップ電源を、盤側第1ドロワコネクタ1071A、枠側第1ドロワコネクタ1071B、第1配線、分岐点、および第2配線を介して、払出制御基板1081のCPUに供給するものである。
さらに、このように構成することで、本実施形態のパチンコ機1001は、内枠1030から遊技盤1040が取り外された状態において、電源を投入したとしても、内枠1030上にて、上述したように、電源基板1065および払出制御基板1081のCPUを含む回路は電気的に閉じている、つまり払出制御基板1081用のバックアップ電源が供給される第2配線(バックアップ電源端子)は電気的に閉じていることから、該第2配線を流れる電圧は不定とはならず、不具合の発生を防止することができる。よって、内枠1030のみに電源投入して開発上の検証を問題無く行うことが出来る。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
主制御基板1080が、主制御装置の一例に、また、主制御基板1080に搭載されたCPUが主制御CPUの一例に、相当する。
払出制御基板1081が、賞球制御装置の一例に、また、払出制御基板1081に搭載されたCPUが賞球制御CPUの一例に、相当する。
電源基板65が、電力供給手段の一例に、内枠30が、遊技枠の一例に、パチンコ機1001が、遊技機の一例に相当する。
盤側第1ドロワコネクタ1071Aが、遊技盤側コネクタの一例に相当する。
盤枠配線中継端子板92が、遊技盤側中継基板の一例に相当する。
枠側第1ドロワコネクタ1071Bが、遊技枠側コネクタの一例に相当する。
メモリバックアップ用のバックアップ電源としてDC5VBB電源が、主制御装置用のバックアップ電源および賞球制御装置用のバックアップ電源の一例に相当する。
バックアップ電源生成手段1099が、バックアップ電源生成手段の一例に相当する。
ダイオード1100が、逆流防止手段の一例に相当する。
30 内枠(遊技枠)
40 遊技盤
53 サポート部材
65 電源基板
71A 盤側第1ドロワコネクタ(盤側第1コネクタ)
71B 枠側第1ドロワコネクタ(枠側第1コネクタ)
72A 盤側第2ドロワコネクタ(盤側第2コネクタ)
72B 枠側第2ドロワコネクタ(枠側第2コネクタ)
73A 盤側第3ドロワコネクタ(盤側第3コネクタ)
73B 枠側第3ドロワコネクタ(枠側第3コネクタ)
80 主制御基板
82 演出図柄制御基板(サブ制御基板)
1001 パチンコ機(遊技機)
1030 内枠(遊技枠)
1040 遊技盤
1065 電源基板
1071A 盤側第1ドロワコネクタ(盤側第1コネクタ)
1071B 枠側第1ドロワコネクタ(枠側第1コネクタ)
1080 主制御基板
1081 払出制御基板
1099 バックアップ電源生成手段
1100 ダイオード
Claims (1)
- 表側に遊技領域が形成されると共に、裏側に遊技の進行を司る主制御CPUを具備してなる主制御装置が配設されてなる遊技盤と、
前記遊技盤が着脱可能に取り付けられると共に、入賞に基づく賞媒体の付与制御を行う賞球制御CPUを具備してなる賞球制御装置と、該賞球制御装置及び取り付けられた前記遊技盤に配設された各種装置に電力を供給する電力供給手段と、が配設された遊技枠と、を備えた遊技機において、
前記遊技盤は、前記電力供給手段から前記主制御CPUへの電力供給を行うための遊技盤側コネクタを設けた遊技盤側中継基板を備え、
前記遊技枠は、該遊技枠に前記遊技盤が取り付けられた際に、前記遊技盤側コネクタに接続される遊技枠側コネクタと、前記電力供給手段から前記遊技枠側コネクタへの途中に配設される逆流防止手段と、該逆流防止手段から前記遊技枠側コネクタへの途中に配置された分岐点と、該分岐点と前記遊技枠側コネクタとを接続する第1配線と、前記分岐点にて前記第1配線とは分岐して設けられた第2配線と、該第2配線とは別途設けられて前記電力供給手段から前記賞球制御CPUへ電力を供給するための第3配線と、を備え、
前記電力供給手段は、
前記遊技枠に前記遊技盤が取り付けられたとき、接続状態となった前記遊技枠側コネクタ及び前記遊技盤側コネクタを介して、前記遊技盤に配設された主制御CPUに対し電力を供給すると共に、前記遊技枠に前記遊技盤が取り付けられていなくても、前記第2配線及び前記第3配線を介して前記賞球制御CPUに対し電力を供給し、
前記遊技盤側中継基板は、前記主制御CPU及び前記賞球制御CPUへの電力遮断中に供給される前記主制御装置用及び前記賞球制御装置用のバックアップ電源を生成するためのバックアップ電源生成手段を備え、
前記バックアップ電源生成手段は、
前記遊技盤側コネクタから前記主制御CPUへの途中に設けられ、前記遊技盤側コネクタを介して主制御CPUに供給される前記電力の一部を用いて前記バックアップ電源を生成すると共に、前記遊技盤側コネクタ、前記遊技枠側コネクタ、前記第1配線、及び前記第2配線を介して賞球制御CPUにバックアップ電源を供給すること、
を特徴とする遊技機。
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