JP6375497B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機、特に電源基板を有する遊技枠へ制御基板を有する遊技盤を組付けることで互いに両者に設けられたコネクタが嵌合して前記電源基板と前記制御基板とが電気的に接続される遊技機に関する。
遊技機であるパチンコ機は、外郭をなす外枠、これに支持された内枠(遊技枠)および該遊技枠に支持された遊技盤を備え、前記外枠を遊技施設に組付けることで設置されている。
遊技施設において既に設置されているパチンコ機を新たに変更するには、外枠ごと全て新しいものに交換する方法(所謂、「枠換え」)と、外枠および遊技枠を残し、遊技内容を制御する制御基板等が組付けられた遊技盤を新しいものに交換する方法(所謂、「面換え」)とがある。一般に、「枠換え」よりも「面換え」のほうが経済的であり、多くの場合で「面換え」が行われている。
「面換え」を行う場合、遊技枠に遊技盤を組付けるとともに、遊技盤に設けられた主制御基板や演出表示等の制御を行うサブ制御基板と、遊技枠に設けられた発射装置や払出基板とを多くの信号線により接続しなければならず、かつ遊技枠に設けられた電源基板から前記主制御基板およびサブ制御基板へ多数の電源線(給電線)を接続しなければならない。
多くの信号線や電源線を効率よく接続するために複数の接続端子を有するドロワコネクタが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
遊技盤の裏面側と遊技枠の前面側の互いに対向する位置にそれぞれ互いに接続可能なドロワコネクタを設け、各ドロワコネクタには制御基板、電源基板からの配線を繋ぎ、遊技盤を遊技枠に組付けることでこれと同時に各ドロワコネクタが接続され、遊技盤に設けられた制御基板と遊技枠に設けられた制御基板や電源基板が電気的に接続される。
特開2008−125980号公報
近時、パチンコ機の遊技盤には遊技演出を盛り上げる可動物や発光物などからなる複数の役物が設けられている。これらの役物は遊技盤を貫通してその裏面側へ突出するので、これらと干渉しないように遊技盤裏面側においてドロワコネクタを横向きに設置することが望ましい。
しかしながら、ドロワコネクタを横向きに設置すると次のような不具合が生じるおそれがある。遊技盤を遊技枠に組付けると同時にドロワコネクタを接続する場合、遊技盤の一方の側縁を遊技枠内の一方の側縁に沿うように係合して遊技枠に対して遊技盤を斜めに位置あわせした後、遊技盤の一方の側縁を回転中心として遊技盤の他方の側縁を遊技枠の枠内に押し込む手順で行なわれる。このため横向きに設けられたドロワコネクタも前記一方の側縁を中心とする回転により接続され、横方向に沿って多数の接続端子が並設されたドロワコネクタ内では、一方の側縁寄りの接続端子が他方の側縁寄りの接続端子よりも早く接続されることとなる。
パチンコ機では、前記「面換え」や修理等で遊技盤を脱着する際に、パチンコ機本体に電源が供給されたままの状態で行なわれることがある。この場合、ドロワコネクタ内において、早くに接続される接続端子の中に電源線があり電源線が他よりも早く接続されると、不安定な状態で制御基板へ電源が供給されるおそれがあり、設計値を超える電圧が供給され、制御基板が破損するおそれがある。
そこで本発明は前記事情に鑑み、遊技盤の脱着時等に、制御基板への不安定な電源の供給を防止し、制御基板の破損を防ぐ遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、
遊技枠と、その枠内に組付けられた遊技盤とを有する遊技機であって、
遊技盤はその一方の側縁を遊技枠の枠内の一方の側縁に、遊技盤の組付けをサポートするサポート部材を介して係合させ、該係合部を回転中心に遊技盤の他方の側縁側を遊技枠の枠内に押し込むことで遊技枠に遊技盤を組付けるようになし、
かつ、遊技枠に遊技盤を組付けることで、遊技枠側に設置された電源基板と電気的に繋がれた枠側コネクタと、遊技盤側に設置された遊技制御用の主制御基板と電気的に繋がれた盤側コネクタとが互いに前記押し込み方向に嵌合して接続され、電源基板と主制御基板とが電気的に繋がるよう構成された遊技機において、
前記枠側コネクタおよび前記盤側コネクタは複数の接続端子が並設された構成であり、
前記枠側コネクタとして、枠側第1コネクタと、枠側第2コネクタとを具備し、
前記盤側コネクタとして、前記枠側第1コネクタと接続される盤側第1コネクタと、前記枠側第2コネクタと接続される盤側第2コネクタを具備し、
前記枠側第1コネクタと前記盤側第1コネクタが接続されることで複数種類の電源電圧の異なる電源線および複数種類の信号線が、前記枠側第2コネクタと前記盤側第2コネクタが接続されることで複数種類の信号線が接続されるようになし、
遊技枠側には、前記枠内の一方の側縁側から順に前記枠側第1コネクタ、および前記枠側第2コネクタがそれぞれ前記接続端子の並設方向を横向きに配置され、
前記枠側および盤側第1コネクタ内の全ての接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりグランド線が接続されるように構成するとともに、
グランド線用の接続端子を除いた枠側および盤側第1コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子により主制御基板のCPU駆動用電源線が接続されるようにし、
さらに、主制御基板の制御により前記遊技盤側に設置された入賞口を開放するためのソレノイドを備え、
前記枠側および盤側第1コネクタ内の前記複数種類の電源電圧の異なる電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記他方の側縁寄りの接続端子により、前記ソレノイドの駆動用電源線が接続されるように構成する。
請求項1の発明によれば、遊技枠に遊技盤を組付ける際、枠側および盤側第1コネクタが枠側および盤側第2コネクタよりも先に接続され、枠側および盤側第1コネクタのグランド線が最初に接続されるので電源基準が定まり、その後に電源線が接続されたときに設計値を超えるような電圧がかかることを防ぎ、安定した電源電圧が供給されるので、各制御基板の破損を防ぐことができる。
信号線より電源線が先に繋がることで、確実に各種の信号を送受信することができる。即ち、信号線といっても電気的な信号であるため、電源が供給されていない状態で信号が送信されてしまうと信号が不安定で制御基板の誤動作、故障の原因に繋がってしまうが、信号線よりも先に電源線が接続されるので、各種の信号を安定させ制御基板の誤動作、故障を防ぐことができる。
更に、枠側および盤側第1コネクタの電源線の中で、主制御基板のCPUの駆動として使用する電源線が一番早く接続されるので、CPUを早く起動させてCPUが安定してから確実な信号の送受信が可能になる。
本発明の遊技機の前側斜視図である。 前記遊技機の遊技枠を示す概略正面図である。 前記遊技機の遊技盤の正面図である。 前記遊技盤の裏面図および下方から見た下面図である。 前記弾球遊技機の後側斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図で、遊技枠に遊技盤を組付ける作業を段階的に示す説明図である。 図6に示す遊技枠への遊技盤の組付け作業の要部を表す拡大図である。 遊技枠と遊技盤とを電気的に接続するドロワコネクタを示すもので、その上面図、正面図、側面図である。 図9(a),(b),(c)は移動可能に設けられた前記ドロワコネクタの移動を示す正面図、図9(d),(e),(f)は前記ドロワコネクタの移動を示す側面図である。 前記弾球遊技機の電気構成図である。 電源基板に関する第1の電気配線図である。 電源基板に関する第2の電気配線図である。 電源基板に関する第3の電気配線図である。 主制御基板に関する電気配線図である。 サブ制御基板に関する電気配線図である。 ドロワコネクタの接続端子の配置を示す図である。 前記遊技機に複数設けられた前記ドロワコネクタの配置を示す図である。 図17に対応する前記ドロワコネクタの他の配置を示す図である。
本発明を適用した遊技機であるパチンコ機を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。
外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ105,105を介して、パチンコ機前面の意匠枠20および内枠30(遊技枠)が開閉可能に設けられている。意匠枠20の枠内には板ガラス200が嵌め込まれており、板ガラス200の奥には前記内枠30に組付けられた遊技盤40が設けられている。尚、意匠枠20は外枠10に限らず内枠30にヒンジを設けてこれにヒンジ結合される構成でもよい。
意匠枠20の上部には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプや遊技の異常を報知するLED類を備えた装飾部210が設けられている。また意匠枠20の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ部211,212が設けられ、これらは内蔵されたスピーカより出力される遊技音を透過する構成で、前記遊技音により遊技の趣向性を向上させる。
意匠枠20の下半部には、賞球や貸し球として払い出された遊技球を遊技盤40の遊技領域へ向けて発射する発射待ちの遊技球として貯留する上皿22と下皿23とが一体に形成されている。上皿22には左側に貸出ボタン221、精算ボタン222および精算表示器223が設けられている。また中央には演出ボタン225が設けられている。
下皿23は上皿22から溢れた遊技球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿23に溜まった遊技球を遊技施設に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
下皿23の右側には発射ハンドル24が設けられ、該発射ハンドル24を時計回りに操作することにより発射基板が作動して、上皿22から供給された遊技球が遊技盤40の遊技領域に向けて発射される。
尚、図中、25は、意匠枠20および内枠30を外枠10にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠25に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠30を開放するようになし、反時計まわりの操作により意匠枠20を開放する。
図2は前記意匠枠20の無い状態における内枠30と、これに組付けた遊技盤40とを示す概略正面図である。遊技盤40を支持する内枠30は金属フレームからなり、上縁および下縁をなす上枠部301、下枠部302と、左右の縦枠部303,304とを備え、その外形寸法は前記外枠10の枠内寸法に合わせてあり、外枠10に一方の縦枠部303(図の左側)が前記ヒンジ105,105によりヒンジ結合されて開閉可能である。
内枠30はその枠内に組付けた遊技盤40を、一方の縦枠部303の上下に設けられて遊技盤40の組付けをサポートするサポート部材53,53により遊技盤40の一方の側縁403の上下位置を係合保持するとともに、上枠部301および下枠部302に設けられたロック部54,54により他方の縦枠部304(図の右側)寄りの位置で遊技盤40の上縁および下縁をロックする。
内枠30の上枠部301には、左右両端のコーナー部内に左右一対のスピーカ511,512が設けられている。
内枠30の下枠部302はその上下幅が広く、下枠部302のほぼ中央位置には遊技盤40へ向けて遊技球を発射する発射装置52が設置されている。尚、図略ではあるが、発射装置52の設置位置に応じ、前記上皿22はその左右幅方向の中央より遊技球を取り込んで発射装置52へ送るように構成されている。
また内枠30の下枠部302には前記意匠枠20の上皿22へ賞球又は貸し球としての遊技球を払い出す払出口55と、前記上皿22の満杯時に上皿22から溢れた遊技球を前記下皿23へ流下せしめる流下通路56、および溢れた遊技球を下皿23へ払い出す溢れ球口57が設けられている。尚、払出口55にはこれを開閉可能な仕切板551が、溢れ球口57にはこれを開閉可能な仕切板571が各々設けられており、通常、仕切板551および571は開放しており遊技球供給通路63と上皿22、溢れ球口57と下皿23とが連通している。意匠枠20が開放されると仕切板551および571を閉じて前記払出口55、溢れ球口57から遊技球がこぼれないようにしている。
図3は遊技盤40の正面図であり、遊技盤40には外レール401と内レール402とによって囲まれた略円形の遊技領域41が形成されている。遊技領域41には、その中央部に表示枠飾りたるセンターケース411(装飾役物)が装着され、その内部には大型の演出図柄表示装置412が設置されている。演出図柄表示装置412の左横には普通図柄(以下、単に普図という)の始動口413が設置されている。始動口413は遊技球が通過可能なゲートで構成されている。始動口413は普図の当否抽選を実行する始動口であり、始動口413を遊技球が通過すると普図の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づいて当否判定が行なわれる。
演出図柄表示装置412の直下位置には、遊技球の入球により特別図柄(以下、単に特図という)の当否抽選の起因となる特図始動口414が配設されている。特図始動口414は前記普図の当否抽選が当選したときに開放される普通電動役物(可動役物)からなる。特図始動口414へ遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数は特図の保留記憶として記憶される。そして、これらの乱数に基づいて特図の当否抽選が行われる。
前記特図始動口414の下方位置には、特図の当否抽選が当選となって当り遊技に移行したときに開放される特別電動役物(可動役物)からなる大入賞口415が配設されている。
また特図始動口414の左右両横には、複数の普通入賞口416が配設されている。
遊技盤40の下端の他方の側縁404寄りの位置には内レール402の外周沿いに、普図や特図の保留記憶数、普図の当否、特図の表示、および確変や時短の表示など遊技状態に関する表示等が配設され、遊技の状態を報知する装飾役物たる遊技状態報知装置417が設けられている。
尚、遊技領域41には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口418が設けられている。
図4は遊技盤40の裏面図および下面図を示すもので、遊技盤40の裏面には、その下端部に遊技全般の制御を司る主制御基板80が設置され、裏面ほぼ中央にサブ制御基板として前記演出図柄表示装置412を制御する演出図柄制御基板82や、音声、ランプ類の制御等を司るサブ統合制御基板83、および図示しない遊技盤40を貫通する前記特図始動口、大入賞口などの可動役物や前記センターケース、遊技状態報知装置などの装飾役物の部品類が設置されている。
尚、主制御基板80、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83はそれぞれ専用の基板ケースに収納された状態で遊技盤40の裏面に取付けられている。またこれ等、遊技盤の40の裏面に設置された基板類や部品類は全体的に合成樹脂からなるカバー部材420で被覆されている。
遊技盤40の裏面下端部の他方の側縁404寄りの位置には、遊技盤40側(遊技盤側)の遊技制御用の主制御基板80、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83等と、内枠30側に設けられた後述の電源基板や他の制御基板等とを電気的に接続する(繋げる)盤側コネクタである盤側第1ドロワコネクタ71A、盤側第2ドロワコネクタ72A、および盤側第3ドロワコネクタ73Aが設けられている。これらのコネクタ71A,72A,73Aは、遊技盤40の幅方向(パチンコ機の幅方向)に沿う横向きの状態でコネクタ支持部701に取付けられ、前記カバー部材420の裏面より後方へ向けて突設されている。尚、盤側第1ドロワコネクタ71Aは特許請求の範囲に記載の盤側第1コネクタに相当し、盤側第2ドロワコネクタ72Aは特許請求の範囲に記載の盤側第2コネクタに相当する。
図5はパチンコ機1の裏面側を示す斜視図で、パチンコ機1の裏面側には、内枠30の裏面上端部に球タンク61が設けられている。球タンク61は図略の遊技施設の島設備から供給される遊技球を受ける。球タンク61にはタンクレール62が連結され、該タンクレール62を介して遊技球を、内枠30の裏面の一方の側縁に沿って縦方向に設けられた遊技球供給通路63へ送出すように構成されている。尚、内枠30の裏面上端部には一方の側端部に外部接続端子板60が設置されており、タンクレール62はこれを避けて設けられている。
遊技球供給通路63は、球タンク61からの遊技球を賞球又は貸し球として上皿22へ払い出すものである。遊技球供給通路63はその下半部に、払い出す遊技球を計数するとともに、払出量を制御する払出装置631と、タンクレール62からの遊技球を払出装置631へ流下せしめる球通路とを備えている。遊技球供給通路63は、内枠30の一方の縦枠部303に設けられたベース部31を介して設置されている。
また内枠30の下枠部302の裏面には、電源基板65や前記払出装置63aを制御する図略の払出制御基板やその他の構成部品が設置されている。
パチンコ機1の裏面の球タンク61の下方および遊技球供給通路63の内側位置で、かつ内枠30の下枠部302裏面の電源基板65等の上方位置には、内枠30に組付けられた遊技盤40の裏面の前記主制御基板、演出図柄制御基板、サブ統合制御基板、およびこれ等を覆うカバー部材420が収納されている。
また内枠30の裏面には、他方の縦枠部304の裏面側の位置において、前記遊技盤40の裏面の盤側第1、第2および第3ドロワコネクタ(図4の71A,72A,73A)と対応する位置にそれぞれ、内枠30側(遊技枠側)の枠側コネクタである枠側第1ドロワコネクタ71B、枠側第2ドロワコネクタ72B、および枠側第3ドロワコネクタ73Bがコネクタ支持部702により支持されている。そして遊技盤40側および内枠側の各コネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73Bがそれぞれ、内枠30に遊技盤40が組付けられることで自動的に接続されている。尚、枠側第1ドロワコネクタ71Bは特許請求の範囲に記載の枠側第1コネクタに相当し、枠側第2ドロワコネクタ72Bは特許請求の範囲に記載の枠側第2コネクタに相当する。
図6に示すように、遊技盤40の内枠30への組付け作業は、内枠30の枠内にその前方より遊技盤40を組付けることがなされる。先ず、遊技盤40はその一方の側縁403を、内枠30の一方の縦枠部303側の枠内にその斜め前方より挿入し、内枠30に対して遊技盤40が斜めの状態で、前記側縁403を前記縦枠部303に係合せしめる(図6(a)、(b))。前記係合は図2に示した前記サポート部材53,53によりなされる。前記係合の後、係合した部位(係合部)を回動中心として、遊技盤40の他方の側縁404を矢印G方向に沿って内枠30の他方の縦枠部304側の枠内へ押し込み(図6(c)、(d))、前記ロック部54,54(図2)によりロックせしめる。
図7はサポート部材53により内枠30の一方の縦枠部303に遊技盤40の一方の側縁403を係合せしめる作業を示す。サポート部材53には前記縦枠部303枠内面から突出し断面ほぼV字形に屈曲形成したバネ材531と、該バネ材531よりも後方位置で遊技盤40の裏面に当接せしめる当接突起532が設けられている。
遊技盤40はその一方の側縁403をサポート部材53のバネ材531と当接突起532との間に斜めに挿入して、遊技盤の前記側縁403に設けられた係合溝431に前記バネ材531を嵌合せしめる(図7(a),(b))。そして、遊技盤40の他方の側縁側を後方へ押し込むことで、バネ材531の先端を前記係合溝431内に当接せしめるとともに前記当接突起532を遊技盤40の裏面に当接せしめて、バネ材531と当接突起532とで遊技盤の一方の側縁を前後に挟み付けて係合保持する(図7(c))。
次に盤側第1、第2および第3ドロワコネクタ71A,72A,73Aと枠側第1、第2および第3ドロワコネクタ71B,72B,73Bに関する説明を、図6、図8および図9に基づき、盤側および枠側の第1ドロワコネクタ71A,71Bを中心に説明する。尚、図6には第1ドロワコネクタ71A,71Bのみを記載しており、図4のコネクタ配置とは異なる。
図6に示すように、枠側第1ドロワコネクタ71Bは、内枠30の他方の縦枠部304から後方へこれを延長するように延び、かつ枠内側へ屈曲せしめた断面ほぼL字形の金属厚板からなる前記コネクタ支持部702に支持されている。コネクタ支持部702にはその内面側に、前記遊技盤40の組付け作業の押し込み時、遊技盤40の他方の側縁404側の移動軌跡(矢印G)の延長線とほぼ直交するように設けられ、パチンコ機の前面の横幅方向(組付けられた遊技盤40の前面の横幅方向)に対して他方の側縁側が後方位置となるように所定の角度で傾斜する傾斜状の取付面が設けられている。そして該コネクタ支持部702の取付面には枠側の第1ドロワコネクタ71Bが前記移動軌跡に向け、前記傾斜状に設置されている。尚、図略の枠側第2および第3ドロワコネクタ72B,73Bも第1ドロワコネクタ71Bと同様、前記コネクタ支持部702の取付面に前記傾斜状に設置されている。
内枠30側の枠側第1ドロワコネクタ71Bに対応して遊技盤40の裏面には、前記カバー部材420に設けられた断面ほぼL字形のコネクタ支持部701の後面に、前記内枠30側と同様な傾斜状の取付面が設けられている。そして該取付面には後述の盤枠配線中継端子板(92)が設置固定され、該盤枠配線中継端子板に盤側第1ドロワコネクタ71Aが前記移動軌跡に向け、前記傾斜状に設置されている。尚、図略の盤側第2および第3ドロワコネクタ72A,73Aも第1ドロワコネクタ71Aと同様、前記コネクタ支持部701の盤枠配線中継端子板に前記傾斜状に設置されている。
図8,図9に示すように、遊技盤40側の盤側第1ドロワコネクタ71Aはオス型で、長方形状のベース部711の中央に、接続凸部712を備える。接続凸部712にはその両端に角柱状のガイド部713,713が立設され、両ガイド部713,713間に複数の接続端子(ピン)が並設されている。例えば、第1ドロワコネクタ71Aは、上下2段に8ピンずつの接続端子を備え、合計で16ピンの接続端子を有する。
両ガイド部713,713は先端が前記接続端子より突出しており、ガイド部713,713の先端は先細りのテーパー状をなす。
盤側第1ドロワコネクタ71Aにはベース部711の両端に取付マウント部材714,714が設けられている。これら取付マウント部材714,714は、盤側第1ドロワコネクタ71Aを前記コネクタ支持部701の前記端子板の表面に沿って上下左右に若干移動できるようにフローティング状態に取付けるものである。これら取付マウント部材714,714にねじ部材をN,Nを貫通せしめて前記支持部701の前記端子板に締結して、これにより盤側第1ドロワコネクタ71Aは前記端子板沿いに上下左右に移動可能に取付けられている(図9の矢印x,y方向)。盤側第1ドロワコネクタ71Aはその長手方向をパチンコ機の横幅方向に沿う横向きとし(並設方向)、上下2段の前記複数の接続端子が横方向に並設する状態に取付けられている。尚、盤側第2および第3ドロワコネクタ72A,73Aも盤側第1ドロワコネクタ71Aと同様である。
一方、内枠30側の枠側第1ドロワコネクタ71Bはメス型で、ベース部721に盤側第1ドロワコネクタ71Aの接続凸部712を嵌入する接続凹部722を備える。接続凹部722内には、盤側第1ドロワコネクタ71Aの複数の接続端子と同数の接続端子が設けられている。枠側第1ドロワコネクタ71Bは盤側のコネクタ71Aに対応して、内枠30側のコネクタ支持部702の取付面締結固定されている。尚、枠側第2および第3ドロワコネクタ72B,73Bも第1ドロワコネクタ71Bと同様である。
このように盤側第1、第2および第3ドロワコネクタ71A,72A,73Aと、枠側第1、第2および第3ドロワコネクタ71B,72B,73Bとは、前記内枠30への遊技盤40の組付け作業の押し込みにより遊技盤40が内枠30の所定位置となったときに自動的に接続されて作業手間が掛からない。
更に、盤側第1、第2および第3ドロワコネクタ71A,72A,73Aと、枠側第1、第2および第3ドロワコネクタ71B,72B,73Bとは、互いに前記遊技盤40の移動軌跡Gに沿う方向に設けたこと、遊技盤40側の盤側第1、第2および第3ドロワコネクタ71A,72A,73Aを上下左右に移動可能に取付けたので接続されるコネクタ間に位置ズレがあってもこの位置ズレが吸収、修正され、遊技盤40側のコネクタの接続凸部712が内枠30側のコネクタの接続凹部722に嵌入する際にこじれが起きたり異常な荷重が生じないため、スムーズな接続ができる。尚、接続凸部712を接続凹部722に嵌入する際、接続凸部712の両ガイド部713,713の先端テーパーがスムーズに嵌入案内する。
遊技盤40側および内枠30側の各コネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73Bが接続されることにより、遊技盤40側の主制御基板80、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83等と、内枠30側の電源基板65、払出制御基板等との間で、電源基板65からの各種電源電圧を供給する電源線や各種の信号線が電気的に接続される。
ところで、盤側および枠側の各コネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73Bは横向きに配置したので、遊技盤40を内枠30へ、一方の側縁403を回転中心として組付ける際、接続される各ドロワコネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73B内において、前記回転中心側の接続端子と外側の接続端子とでは若干の接続時差が生じる。本実施形態では各ドロワコネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73Bを前記傾斜状としたが、十分であるとは言えない。
そこで接続時に安定した電源電圧の供給や安定した信号の送受信を行なうための本実施形態における第1ドロワコネクタ71A,71B、第2ドロワコネクタ72A,72B、第3ドロワコネクタ73A,73B間の配置、および各ドロワコネクタ71A,71B,72A,72B,73A,73B内においての電源線や信号線を接続する接続端子の配置について説明する。
まず、パチンコ機1の電気構成を説明する。図10に示すように、主制御基板80、払出制御基板81、演出図柄制御基板82、サブ統合制御基板83および発射制御基板84においては、詳細の図示は省略するが、これらの制御基板はいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御基板80は、外部接続端子板を介して遊技施設のホールコンピュータと電気的に接続される。主制御基板80には、遊技盤中継端子板を介して、特図始動口414への入球を検出する特図始動口SW、普図始動口413への入球を検出する普図作動SW、大入賞口415への入球を検出するカウントSW、普通入賞口416への入賞球を検出する一般入賞口SW等の検出信号が入力される。
主制御基板80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御基板81、演出図柄制御基板82およびサブ統合制御基板83にコマンドを出力する。
また主制御基板80は図柄表示装置中継端子板を介して特図表示装置、特図保留数表示装置、普図表示装置および普図保留数表示装置の表示制御を行なう。
更に主制御基板80は、大入賞口415の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口415を開放作動せしめ、特図始動口414を開閉する普通電役ソレノイドの作動を制御する。
遊技盤40側に設置された主制御基板80は内枠30側の払出制御基板81と盤枠配線中継端子板85を介して電気的に接続されている。また図略であるが、主制御基板80への電源やリセット信号やRWMクリア信号も内枠30側の電源基板65から前記盤枠配線中継端子板85を介して供給される。遊技盤40側の演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83の電源やリセット信号は主制御基板80を介して供給される。
尚、主制御基板80への電源やリセット信号やRWMクリア信号については前記盤枠配線中継端子板85を介して供給されるが、払出制御基板81を介しても良いし、介さなくても良い。また、リセット信号やRWMクリア信号は払出制御基板81を介し、電源は電源基板65から盤枠配線中継端子板85に直接供給しても良い。リセット信号を演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83に主制御基板80を介して供給しているが、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83を盤枠配線中継端子板85を介して直接供給されるように構成しても良い。また、演出図柄制御基板82や演出図柄表示装置412、サブ統合制御基板83にWDT(ウォッチドッグタイマ)を設けて、リセット信号の供給を不要としても良い。
払出制御基板81は、裏配線中継端子板を介して内枠30および意匠枠20が開放しているか否か検出する前面枠(内枠)閉鎖SW(スイッチ)、意匠枠閉鎖SWや球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW等の検出信号が入力され、裏配線中継端子板および払出中継端子板を介して、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW等の検出信号が入力される。
払出制御基板81は、主制御基板80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示器223を介して球貸SW221および精算SW222による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
発射制御基板84は、発射ハンドルの操作信号、発射停止SW、発射ハンドルに遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW等の検出信号が入力される。払出制御基板81を介して主制御基板80から送られてくるコマンド(タッチSWの信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドルの操作信号および発射停止SWの信号に基づいて発射モータを制御して遊技球を発射および停止させる。
サブ統合制御基板83は、音量調節SWや遊技SWなどの検出信号が入力される。主制御基板80から送られてくるコマンドに応じて、スピーカを駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御基板82へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御基板82は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置412を構成している。演出図柄制御基板82は、サブ統合制御基板83から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルの表示を制御する。
図11ないし図16に基いて内枠30側の電源基板65や払出制御基板81等と、遊技盤40側の主制御基板80や演出図柄制御基板82等との電源線および信号線等の接続の構成を説明する。
図11ないし図13に示しように、電源基板65には、パチンコ機外部の遊技施設側からAC24V電源が、内枠30側に設けられた電源中継基板90および第1中継端子板(中継端子板1)91を介して供給(給電)される。また電源基板65はグランド線(GND)がパチンコ機の板金部に接続してある。
電源基板65は、GND、電源基板65が生成したDC12VA電源、DC5VA電源、DC5VBB電源を払出制御基板81へ給電するとともに、RWM初期化信号および停電検出信号1,2を払出制御基板81へ送信可能に接続されている。
また電源基板65は、GND、電源基板65が生成したDC32VA電源、DC18VB電源、DC12VB電源、DC12VA電源、DC5VA電源、DC5VBB電源を第1中継端子板91へ給電するとともに、RWM初期化信号および停電検出信号1,2を第1中継端子板91へ送信可能に接続されている。
図11ないし図14に示すように、前記各種の電源および前記各種の信号のうち、GND、DC5VA電源、DC5VBB電源、DC12VA電源、DC32VA電源、RWM初期化信号および停電検出信号1,2が第1中継端子板91を介して枠側第1ドロワコネクタ71Bへ接続される。
これらの電源および信号が接続された枠側第1ドロワコネクタ71Bの接続端子のピン配置は図16(a)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に8ピンずつ並設された16ピンからなる第1ドロワコネクタ71Bには、遊技盤40を内枠30に組付ける際に回転中心となる一方の側縁403(303)側の端部の上下の1番ピン、2番ピンおよびこれらに隣接する3番ピン、4番ピンにGNDが接続されている。
そしてGND(グランド線用)を除く電源および信号の中では最も前記回転中心寄りとなる上下の5番ピン,6番ピンに主制御基板80のCPU駆動用の電源であるDC5VA電源(駆動用電源線)が接続されている。そして7番ピンにメモリバックアップ用のDC5VBB電源が、8,9番ピンにDC12VA電源が、10,11番ピンにDC32VA電源が接続され、更に12,13,14番ピンにそれぞれRWM初期化信号および停電検出信号1,2が接続され、15,16番ピンにGNDが接続されている。
DC12VA電源は遊技球を検出するためのスイッチ類の電源、保留記憶数や特図、普図を表示するためのLED類の表示用等の電源として使用される。DC32VA電源は特図始動口414を開放するためソレノイドや大入賞口415を開放するためのソレノイド等の電源として使用される。
勿論、枠側第1ドロワコネクタ71Bと接続される盤側第1ドロワコネクタ71Aのピン配置も同様の構成である。
そして図14に示すように、遊技盤40側において盤側第1ドロワコネクタ71Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、主制御基板80へ、GND、DC5VA電源、DC5VBB電源、DC12VA電源、DC32VA電源が供給され、RWM初期化信号および停電検出信号1,2が通信可能に接続される。
また主制御基板80は、盤枠配線中継端子板92に取付けられた盤側第2ドロワコネクタ72Aと複数種類の信号を通信可能に接続されている。
盤側第2ドロワコネクタ72Aの接続端子のピン配置は図16(b)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に14ピンずつ並設された28ピンを有する盤側第2ドロワコネクタ72Aには、遊技盤40の一方の側縁403側の端部の上下の1番ピン、2番ピンにGNDが接続されている。
そして第2ドロワコネクタ72Aの3番ピンから7番ピンには順に、BD0,1,2,3信号およびBSTB信号が主制御基板80側から送信可能に接続されている。BD0、BD1、BD2、BD3、BSTBは、賞球を払い出すために払出制御基板81に命令を送る信号である。
一方、8番ピンから12番ピンには順に、ガラス枠(意匠枠)開放検出SW信号、遊技枠(内枠)開放検出SW信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号を主制御基板80側が受信可能に接続されている。更に13番ピンから22番ピンには順に、情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が主制御基板80側から送信可能に接続され、残りの23番ピンから28番ピンにはGNDが接続されている。
盤側第2ドロワコネクタ72Aと接続される枠側第2ドロワコネクタ72Bのピン配置も同様の構成である。
そして図12ないし図14に示すように前記複数種類の信号は枠側第2ドロワコネクタ72Bを介して前記第1中継端子板91に接続され、更に複数種類の信号のうちのBD0,1,2,3信号、BSTB信号、オーバーフローSW信号、シュート球切れSW信号および払出異常ステータス信号等が払出制御基板81に通信可能に接続されている。
また情報1,2,3,4,5,6,7,8,9,10信号が外部接続端子板60へ通信可能に接続されている。
図13および図15に示すように、電源基板65で生成されたDC12VA電源、DC12VB電源、DC5VA電源、DC18VB電源、DC32VA電源は第1中継端子板91より第2中継端子板93を介して、複数種類の信号とともに枠側第3ドロワコネクタ73Bへ接続されている。
これらの電源および信号が接続された枠側第3ドロワコネクタ73Bの接続端子のピン配置は図16(c)に示すように構成してある。上下に2段、横方向に13ピンずつ並設された26ピンからなる第3ドロワコネクタ73Bには、前記回転中心となる一方の側縁403(303)側の端部の上下の1番ピン、2番ピンにはGNDが接続されている。これらに隣接する3,4,5番ピンにはDC12VA電源が、6,7,8番ピンにはDC12VB電源が、9,10番ピンにはDC5VA電源が、11,12番ピンにはDC18VB電源が、13,14番ピンにはDC32VA電源が接続されている。そして信号として、15,16番ピンにはそれぞれスピーカ1,2信号が接続され、更に17番ピンから24番ピンには順に演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が接続され、25,26番ピンにはそれぞれGNDが接続されている。
勿論、枠側第3ドロワコネクタ73Bと接続される盤側第3ドロワコネクタ73Aのピン配置も同様の構成である。
そして図15に示すように、遊技盤40側において盤側第3ドロワコネクタ73Aおよびこれが取付けられた盤枠配線中継端子板92を介して、演出図柄制御基板82へ、GND、DC12VA電源、DC12VB電源、DC5VA電源、DC18VB電源、DC32VA電源が供給され、スピーカ1,2信号、演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号が通信可能に接続される。
DC12VA電源は演出図柄制御基板82やサブ統合制御基板83のCPUを駆動させるための3.3V電源電圧を生成するのに使用され、DC12VB電源は演出用可動役物の位置を把握するためのスイッチ類、演出用のLED類の電源として使用される。DC5VA電源は演出用LED類を制御するためのIC類の電源に使用され、また、DC18VA電源は演出用LED類の電源として使用され、DC32VA電源は演出用可動役物等を可動させるためのソレノイドやモータ用の電源として使用される。
演出制御データ1,2,3,4,5,6,7,8信号は枠側(意匠枠20に設けられたLED等を制御するためのものである。
次に図17に基いて第1ドロワコネクタ71A(71B)、第2ドロワコネクタ72A(72B)および第3ドロワコネクタ73A(73B)のは位置を説明する。尚、図17はパチンコ機の正面側から見た第1、第2および第3ドロワコネクタの配置を示す概略図で、図面の左側が、遊技盤40を内枠30に組付けるときの回転中心となる一方の側縁に当たる。
先ず第1ドロワコネクタ71A(71B)と第2ドロワコネクタ72A(72B)とでは、第1ドロワコネクタ71A(71B)が前記一方の側縁403(303)寄りの位置に設置され、第1ドロワコネクタ71A(71B)の右側で、水平方向延長線上に第2ドロワコネクタ72A(72B)が設けられている。
これによれば、遊技盤40を内枠30へ組付けることにより第1ドロワコネクタ71A(71B)の方が第2ドロワコネクタ72A(72B)よりも早く接続されることとなり、主制御基板80へは第1ドロワコネクタ71A(71B)からの各種の電源の方が、第2ドロワコネクタ72A(72B)の信号よりも早く供給されることとなる。
更に第1ドロワコネクタ71A(71B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
第3ドロワコネクタ73A(73B)は、第1ドロワコネクタ71A(71B)の上方位置に設置され、かつ前記一方の側縁403(303)側の端部の1番、2番ピンが第1ドロワコネクタ71A(71B)の1番、2番ピンと上下方向に同一位置となるように設けられている。
これによれば、第1ドロワコネクタ71A(71B)と第3ドロワコネクタ73A(73B)とは、両者の1番、2番ピンがほぼ同時に接続されることとなる。この場合、第3ドロワコネクタ73A(73B)にはその3番、4番ピンに演出図柄制御基板82のCPU駆動用のDC12VA電源が接続されており、該電源の方が第1ドロワコネクタ71A(71B)の5番、6番ピンの主制御基板80のCPU駆動用のDC5VA電源よりも早く供給される。尚、前記DC12VA電源は演出図柄制御基板82のCPU駆動用の電源電圧を生成するものであり、これから3.3Vの電源電圧を生成して演出図柄制御基板82のCPUを駆動せしめる。
第3ドロワコネクタ73A(73B)内においても、各種の電源線の接続端子を信号線の接続端子よりも前記一方の側縁寄りの位置に設けたので電源の方が信号より早く基板へ供給される。
以上のように構成された本実施形態のパチンコ機によれば、内枠30側から主制御基板80へ電源を供給する第1ドロワコネクタ71A(71B)、内枠30側から主制御基板80へ信号通信を行う第2ドロワコネクタ72A(72B)、内枠30側から演出図柄制御基板82への電源の供給および信号通信を行なう第3ドロワコネクタ73A(73B)はいずれも、内枠30へ遊技盤40を組付ける際の回転中心寄りの1番、2番ピンをGND線としたので、コネクタの接続時にGND線が最初に接続され、各基板80,82では電源電圧および信号電圧のローレベル基準が定まり、その後に電源線や信号線が接続されたときに設計値を超えるような電圧がかかることがなく、安定した電源電圧や信号が供給されるので、主制御基板80や演出図柄制御基板82の破損を防ぐことができる。
主制御基板80においては、電源を供給する第1ドロワコネクタ71A(71B)の方が、信号通信を行なう第2ドロワコネクタ72A(72B)よりも早く接続されて先に電源が供給され、かつ第1ドロワコネクタ71A(71B)内でも信号よりも先に電源が供給されるので、主制御基板80上の各種のIC類が起動した状態でこれらにより確実に各種の信号を送受信することができる。即ち、信号線といっても電気的な信号であるため、電源が供給されていない状態で信号が送信されてしまうと信号が不安定で制御基板の誤動作、故障の原因になるが、信号線よりも先に電源線が接続されるので、各種の信号を安定した状態で通信することができ主制御基板80の誤動作、故障を防ぐことができる。
更に、第1ドロワコネクタ71A(71B)内において複数種類の電源の中で主制御基板80のCUP用の電源を最初に供給するようにしたので、CPUを早く起動させてCPUが安定してから確実な信号の送受信が可能となり、誤動作や故障を防ぐ効果をより向上させることができる。
また第3ドロワコネクタ73A(73B)により電源の供給および信号通信が行なわれる演出図柄制御基板82においても、信号よりも先に電源が供給され、かつ電源の中でもCPU駆動用の電源を最初に供給するので、前記主制御基板80と同様の作用効果を奏する。
更に、主制御基板80と演出図柄制御基板82とでは、演出図柄制御基板82は主制御基板80からの信号を受信する構成である。そして第1および第3ドロワコネクタ71A(71B)、73A(73B)の接続時に、演出図柄制御基板82のCPU駆動用電源の方が主制御基板80のCPU駆動用電源よりも先に供給されるので、演出図柄制御基板82はそのCPUが起動し安定してから主制御基板80からの信号を確実に受信することができる。
特に、主制御基板80側に遅延回路等を設け、主制御基板80よりも演出図柄制御基板82等を早く立ち上げるようにすることが行なわれる場合、遅延回路等の作用と相まってより確実に主制御基板よりも演出図柄制御基板等のサブ制御基板を早く立ち上げ、主制御基板から送られてくる信号を確実に受信させることができる。
また本実施形態では第1、第2および第3ドロワコネクタ71A(71B)、72A(72B)、73A(73B)はそれぞれ、遊技盤40をパチンコ機に組付ける時の押し込み側のコネクタ側端部が、パチンコ機の前面の横幅方向に対して後方位置となるように所定の角度で傾斜する傾斜状に設けられているので、遊技盤40の組付け時に、前記押し込み側のコネクタ側端部側の接続端子から接続される可能性がある。しかし第1、2、3ドロワコネクタ71A(71B)、72A(72B)、73A(73B)はそれぞれ、押し込み側のコネクタ側端部においてもGNDが接続される構成にしたので、万が一、他端側から接続されたとしても、GNDが先に接続され、基板等が破損されることはない。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、第1、第2および第3ドロワコネクタを図18(a)または図18(b)に示す図例のように配置してもよい。
図18(a)は図17と同様に図面の左側が、遊技盤40を内枠30に組付けるときの回転中心に当たる。本図例では、前記回転中心寄りに第3ドロワコネクタ73A(73B)を設置し、第3ドロワコネクタ73A(73B)の右側で、水平方向延長線上の位置に、順に第1ドロワコネクタ71A(71B)、第2ドロワコネクタ72A(72B)を設けるようにしてもよい。
図18(b)に示す図例は、下方から第1ドロワコネクタ71A(71B)、第2ドロワコネクタ72A(72B)および第3ドロワコネクタ73A(73B)を上下位置に配置する。そして、第1ドロワコネクタ71A(71B)に対して第2ドロワコネクタ72A(72B)は、その1番、2番ピンが第1ドロワコネクタ71A(71B)の主制御基板80のCPU駆動用の電源を供給する5番、6番ピンと上下にほぼ同じ位置又は5番、6番ピンよりも右側にくるように配置する。更に第1ドロワコネクタ71A(71B)に対して第3ドロワコネクタ73A(73B)は、演出図柄制御基板82のCPU駆動用の電源を供給する3番、4番ピンが第1ドロワコネクタ71A(71B)の3番、4番ピン(CPU駆動用の電源の5番、6番ピン)よりも左側で前記回転中心寄りとなるように配置してもよい。
また本発明は、コネクタを3つ設けた構成に限らず、2つの構成、4つないしそれ以上の構成に適用してもよい。
更に本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
30 内枠(遊技枠)
40 遊技盤
53 サポート部材
65 電源基板
71A 盤側第1ドロワコネクタ(盤側第1コネクタ)
71B 枠側第1ドロワコネクタ(枠側第1コネクタ)
72A 盤側第2ドロワコネクタ(盤側第2コネクタ)
72B 枠側第2ドロワコネクタ(枠側第2コネクタ)
73A 盤側第3ドロワコネクタ(盤側第3コネクタ)
73B 枠側第3ドロワコネクタ(枠側第3コネクタ)
80 主制御基板
82 演出図柄制御基板(サブ制御基板)

Claims (1)

  1. 遊技枠と、その枠内に組付けられた遊技盤とを有する遊技機であって、
    遊技盤はその一方の側縁を遊技枠の枠内の一方の側縁に、遊技盤の組付けをサポートするサポート部材を介して係合させ、該係合部を回転中心に遊技盤の他方の側縁側を遊技枠の枠内に押し込むことで遊技枠に遊技盤を組付けるようになし、
    かつ、遊技枠に遊技盤を組付けることで、遊技枠側に設置された電源基板と電気的に繋がれた枠側コネクタと、遊技盤側に設置された遊技制御用の主制御基板と電気的に繋がれた盤側コネクタとが互いに前記押し込み方向に嵌合して接続され、電源基板と主制御基板とが電気的に繋がるよう構成された遊技機において、
    前記枠側コネクタおよび前記盤側コネクタは複数の接続端子が並設された構成であり、
    前記枠側コネクタとして、枠側第1コネクタと、枠側第2コネクタとを具備し、
    前記盤側コネクタとして、前記枠側第1コネクタと接続される盤側第1コネクタと、前記枠側第2コネクタと接続される盤側第2コネクタを具備し、
    前記枠側第1コネクタと前記盤側第1コネクタが接続されることで複数種類の電源電圧の異なる電源線および複数種類の信号線が、前記枠側第2コネクタと前記盤側第2コネクタが接続されることで複数種類の信号線が接続されるようになし、
    遊技枠側には、前記枠内の一方の側縁側から順に前記枠側第1コネクタ、および前記枠側第2コネクタがそれぞれ前記接続端子の並設方向を横向きに配置され、
    前記枠側および盤側第1コネクタ内の全ての接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子によりグランド線が接続されるように構成するとともに、
    グランド線用の接続端子を除いた枠側および盤側第1コネクタ内の複数種類の電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記一方の側縁寄りの接続端子により主制御基板のCPU駆動用電源線が接続されるようにし、
    さらに、主制御基板の制御により前記遊技盤側に設置された入賞口を開放するためのソレノイドを備え、
    前記枠側および盤側第1コネクタ内の前記複数種類の電源電圧の異なる電源線を接続するための接続端子のうち、最も前記他方の側縁寄りの接続端子により、前記ソレノイドの駆動用電源線が接続されるように構成したことを特徴とする遊技機。
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