JP2008194174A - 回路基板の固定構造、遊技機用表示機およびこれを用いた遊技機 - Google Patents

回路基板の固定構造、遊技機用表示機およびこれを用いた遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】基板間コネクタの接触不良を防止すること。
【解決手段】回路基板34の固定構造は、被固定部材36に固定される第一の回路基板と、被固定部材36に固定される第二の回路基板と、第一の回路基板に配設される雄コネクタ、及び第二の回路基板に配設される雌コネクタからなり、第一の回路基板及び第二の回路基板を機械的に接続する基板間コネクタと、を有し、第一の回路基板及び第二の回路基板が、基板間コネクタが有する接合方向および接合方向に直交する面内方向の位置ずれ許容量を満足するように、且つ雄コネクタおよび雌コネクタの一方が相対的に他方に倣う自由度を有して、それぞれ被固定部材36に固定されているものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板間コネクタにより相互に機械的に接続した回路基板の固定構造、遊技機用表示機およびこれを用いた遊技機に関するものである。
従来のパチンコ機等の遊技機には、液晶ディスプレイを有する表示装置(遊技機用表示機)が組み込まれており、この表示装置では、液晶ディスプレイの背面に、ディスプレイの表示制御回路やバックライト用の駆動回路等の多くの電子回路が配設された複数の回路基板が配設され、全体がケースに収容されている。この複数の回路基板同士は、コネクタ部(基板間コネクタ)により接続される一方、各回路基板は、その四隅に設けられた取付け穴を介して、ケースに設けられた取付けボスにそれぞれビス止めされている(特許文献1参照)。
特開2004−057292号公報
しかしながら、従来の回路基板のケースへの固定構造では、各回路基板の四隅全てがケースにビス止め固定されているため、回路基板に形成した取付け穴の位置や、取付けボスの成形位置に誤差がある場合に、基板間コネクタの接続公差の許容量を越えてしまい、緩みやずれなどが生じて、基板間コネクタに接触不良が起こる問題がある。
本発明は、基板間コネクタの接触不良を確実に防止することができる回路基板の固定構造、遊技機用表示機およびこれを用いた遊技機を提供することを目的とする。
本発明の回路基板の固定構造は、被固定部材に固定される第一の回路基板と、被固定部材に固定される第二の回路基板と、第一の回路基板に固定される雄コネクタ、及び第二の回路基板に固定される雌コネクタからなり、第一の回路基板及び第二の回路基板を機械的に接続する基板間コネクタと、を有し、第一の回路基板及び第二の回路基板が、基板間コネクタが有する接合方向および接合方向に直交する面内方向の位置ずれ許容量を満足するように、且つ雄コネクタおよび雌コネクタの一方が相対的に他方に倣う自由度を有するように、それぞれ被固定部材に固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、第一の回路基板及び第二の回路基板が、雄コネクタおよび雌コネクタを相互の位置ずれ許容量を満足し、かつ一方が他方に倣う所定の自由度を有するように被固定部材に固定されるため、回路基板の被固定部材への取付け精度が低い場合に生じる接合方向の位置ずれや、被固定部材における回路基板の被固定部分の成形誤差を吸収することができ、接続したコネクタ同士に無用な力が作用することがない。このため、基板間コネクタにおける雄コネクタと雌コネクタとの間にずれや緩みが生じることがなく、基板間コネクタの接続精度を維持し、基板間コネクタの接触不良を確実に防止することができる。なお、位置ずれ許容量は、基板間コネクタの製品仕様として明示されたものに基づいて決定される。
この場合、第一の回路基板及び第二の回路基板の少なくとも一方は、基板間コネクタから離間した1の辺の縁部で被固定部材に片持ち状態で固定されていることが好ましい。
この構成によれば、固定部分が基板間コネクタから離間するほど自由度が大きくなるので、一方に他方が倣うように接続することができ、基板間コネクタの接触不良をより確実に防止することができる。また、接続される第一の回路基板及び第二の回路基板の両方を片持ちで、被固定部材に固定してもよい。
この場合、固定は、回路基板の1の辺の縁部に形成した貫通孔を介して被固定部材に螺合した固定ねじで行なわれ、貫通孔の径は、固定ねじの径に対し位置ずれ許容量を越える公差を有して形成されていることが好ましい。
この構成によれば、固定ねじによる締め付け方向に直交する方向にも自由度をもって、すなわち3次元的な自由度をもって回路基板を固定することができる。すなわち、固定ねじと貫通孔の径との間の公差内でコネクタ同士の位置ずれを吸収することができるため、回路基板側の取付け穴の形成誤差や被固定部材の取付部の成形誤差が顕著であっても、基板間コネクタの接触不良を有効に防止することができる。なお、固定ねじを本締めすることにより、回路基板を被固定部材に確実に固定することができる。また、被固定部材が回路基板を収容するケースであり、固定ねじがタッピングビスであることが好ましい。
この場合、被固定部材には、1の辺の縁部に対峙する他の1の辺の縁部に対し、固定方向に所定の自由度を有して位置規制する規制部材が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、振動等により片持ちの回路基板のコネクタ側が大きくぶれることがなく、回路基板の被固定部材への干渉やビス等の固定部材の緩み等を有効に防止することができる。
この場合、第一の回路基板及び第二の回路基板の少なくとも一方は、弾力性を有するスペーサを介して被固定部材に両持ち状態で固定されていることが好ましい。
この構成によれば、両持ち状態で固定しても、各回路基板に所定の自由度をもたせた状態で固定でき、回路基板の被固定部材に対する固定精度を維持すると共に、スペーサにより回路基板同士の位置ずれ、すなわち雄雌コネクタ同士の位置ずれを吸収することができる。
この場合、固定は、回路基板の周縁部に形成した複数の貫通孔を介して被固定部材に螺合した固定ねじで行なわれ、貫通孔の径は、固定ねじの径に対し位置ずれ許容量を越える公差を有して形成されていることが好ましい。
この構成によれば、固定ねじによる締め付け方向に直交する方向にも自由度をもって、すなわち3次元的な自由度をもって回路基板を固定することができる。すなわち、固定ねじと貫通孔の径との間の公差内でコネクタ同士の位置ずれを吸収することができるため、回路基板側の取付け穴の形成誤差や被固定部材の取付部の成形誤差が顕著であっても、基板間コネクタの接触不良を有効に防止することができる。なお、固定ねじを本締めすることにより、回路基板を被固定部材に確実に固定することができる。また、被固定部材が回路基板を収容するケースであり、固定ねじがタッピングビスであることが好ましい。
本発明の遊技機用表示機は、ディスプレイと、ディスプレイを制御するための複数の回路基板と、ディスプレイおよび複数の回路基板を収容するケースと、から成り、複数の回路基板のうちの隣接する2枚の回路基板が、請求項1ないし6のいずれかに記載の回路基板の固定構造を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、基板間コネクタの接触不良を確実に防止することができるので、パチンコ機、スロット機およびゲーム機等のアミューズメント機等の遊技機用表示機に有用である。
この場合、複数の回路基板は、各種コンテンツの基絵のデータを記憶するメモリ基板と、基絵のデータに基づいて表示画像を制御するメイン基板と、ディスプレイ用に入力信号の変換を行うインタフェース基板と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、メモリ基板を交換することで、メイン基板を交換しなくても新しいコンテンツの表示画像を得ることができる。同様に、インタフェース基板を交換することで、メイン基板を交換しなくてもディスプレイの交換が可能になる。
本発明の遊技機は、上記した遊技機用表示機を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、簡単な構成により、基板間コネクタの接触不良を確実に防止することができるので、装置の信頼性を向上させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る回路基板の固定構造、遊技機用表示機およびこれを用いた遊技機について説明する。本実施形態に係る遊技機は、液晶ディスプレイを有する遊技機用表示機を備えたものであり、遊技機用表示機には、液晶ディスプレイを制御する複数の回路基板が、基板間コネクタにより相互に接続された状態で収容されている。本実施形態では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明する。また、本実施形態において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、パチンコ機で遊技を行う遊技者から見た方向に従う。
図1および図2は、本実施形態に係るパチンコ機10の表裏両側からそれぞれ見た外観斜視図である。両図に示すように、パチンコ機10は、枠状の筐体11と、筐体11に組み込まれた遊技機本体20と、を備えている。
筐体11の前面左部には、ヒンジ12が設けられ、このヒンジ12を介して遊技機本体20が前方に開き戸形式で引き出されるようになっている。そして、遊技機本体20の裏面には、遊技機用表示機30が着脱自在に取り付けられている。また、筐体11の上部裏面側には切欠き部13が形成され、この切欠き部13には、後述するように下側から遊技球の受け皿41が臨んでいる。
遊技機本体20は、前面に広く設けた遊技盤21と、遊技盤21の前面を覆う透光板を有する前扉22と、前面右下部に設けられ、遊技球の発射操作を行うためのハンドル23と、遊技盤21の下側に配設した遊技球を貯めるための上皿24と、上皿24の下方に配設した下皿25と、を備えている。
遊技盤21は、ハンドル23から打ち出された遊技球を導くガイドレール26によって囲まれた遊技領域Aを有し、この遊技領域A内には、遊技球の軌道を変更させる複数の遊技釘27と、遊技球が入賞すると下皿25に所定数の遊技球を払い出させる複数の入賞口28と、遊技球が入ると使用済み遊技球として処理されるアウト口29が設けられている。また、遊技盤21の中央部には開口が形成され、この開口には裏側から遊技機用表示機30の液晶ディスプレイ31が臨んでいる(詳細は後述する)。また、前扉22は、遊技盤21に対し開閉自在に設けられており、前扉22を開放することにより、遊技盤21の盤面のメンテナンス等を行うことが可能になっている。
遊技機本体20の裏面側には、遊技盤21の裏面の位置に、外部の遊技球供給装置(図示省略)から供給される遊技球を自機に導入する導入ユニット40と、導入ユニット40の下方に配置した遊技機用表示機30と、が配設されている。
導入ユニット40は、上記の切欠き部13の下部に配設される受け皿41と、受け皿41から供給された遊技球を上皿24および下皿25に選択的に供給する払出し装置43と、受け皿41と払出し装置43とを接続する遊技球供給通路42と、払出し装置43と上皿24および下皿25とを接続する遊技球分岐通路44と、で構成されている。受け皿41に供給された遊技球は、遊技球供給通路42内を転動して払出し装置43に流れ、払出し装置43から上皿24および下皿25に選択的に供給される。
図2および図3に示すように、遊技盤21に裏側から臨む遊技機用表示機30は、表側の液晶ディスプレイ31と、液晶ディスプレイ31の裏面に添設したバックライト32と、液晶ディスプレイ31の表示を制御する表示制御回路やバックライトの駆動を制御する駆動制御回路等を組み込んだ回路基板34とを収容するケース35と、から構成されている。
液晶ディスプレイ31およびバックライト32は、ケース35の表側の空間に組み込まれて、回路基板34は、ケース35の裏側の空間に組み込まれている。液晶ディスプレイ31には、表示制御回路の制御により、抽選結果などの遊技に関連した画像が表示される。バックライト32は、蛍光管および反射板(図示省略)を有し、駆動制御回路の蛍光管への電圧印加により、蛍光管の生じた放電光を反射板に反射させて液晶ディスプレイ31側に射出する。
図4に示すように、複数の回路基板34は、メイン基板51と、これの両側に配設されたメモリ基板52およびインタフェース基板53とで構成されている。この場合、メイン基板51とインタフェース基板53とは、第一基板間コネクタ61により相互に機械的に接続され、同様にメイン基板51とメモリ基板52とは、第二基板間コネクタ62により相互に機械的に接続されている。そして、これらメイン基板51、メモリ基板52およびインタフェース基板53は、相互にコネクタ接続した状態で、ケース35の中枠36にそれぞれ固定されている(詳細は後述する。)。なお、メイン基板51、メモリ基板52及びインタフェース基板53は、その面方向に対して垂直な方向から見た際の平面形状がそれぞれ略長方形状である。
メモリ基板52には、パチンコ機10により異なる基絵データ等の表示コンテンツが記憶されている。インタフェース基板53には、液晶ディスプレイ31のパネルの仕様に合わせて入力信号変換等を行う専用回路が組み込まれている。メモリ基板52およびインタフェース基板53は、表示コンテンツの変更および液晶ディスプレイ31の交換等により交換が必要となる。一方、メイン基板51には、メモリ基板52からの表示コンテンツを用いて、液晶ディスプレイ31に表示される表示画像制御等を行う基本回路が組み込まれており、表示コンテンツおよび液晶ディスプレイ31が変更した場合でも交換する必要はない。
第一基板間コネクタ61および第二基板間コネクタ62は、いずれも隣接する回路基板34における第一の回路基板に配設された雄コネクタ部63と、第二の回路基板に配設された雌コネクタ部64と、で構成されている。例えば、第一基板間コネクタ61では、インタフェース基板53が第一の回路基板であり、メイン基板51が第二の回路基板である。また、インタフェース基板53の一端部に雄コネクタ部63が設けられ、これに対峙するメイン基板51の一端部に雌コネクタ部64が設けられている。一方、第二基板間コネクタ62では、メイン基板51及びメモリ基板52がそれぞれ第一の回路基板及び第二の回路基板である。
次に、第一基板間コネクタ61および第二基板間コネクタ62について説明するが、両基板間コネクタ61、62は同一の構造を有しているため、ここでは、メイン基板51とインタフェース基板53とを接続する第一基板間コネクタ61を例に説明を進める。また、以下の説明では、第一基板間コネクタ61における抜き差しの方向をZ軸方向とし、これに直交する面内方向のうちピンの列設方向をX軸方向、これに直交する方向をY軸方向とする。
図4および図5に示すように、雄コネクタ部63は、方形形状に形成されたハウジング内に、Z軸方向(雌コネクタ部64側)に突設した雄接続端子65と、Y軸方向(回路基板34の面側)に突設されインタフェース基板53に半田付けされる複数のリード端子66と、を備えている。一方、雌コネクタ部64は、方形形状に形成されたハウジング内に、Z軸方向(雄コネクタ部63側)に突設した雌接続端子67と、Y軸方向(回路基板34の面側)に突設されメイン基板52に半田付けされる複数のリード端子68と、を備えている。
雄接続端子65はバネ性を有し、雌接続端子67はピン状に形成されており、これら両接続端子65、67は、X軸方向に所定のピッチでそれぞれ複数列設されている。実施形態における第一基板間コネクタ61の製品仕様では、図5(a)に示すように、例えば、雄コネクタ部63の雄接続端子65と雌コネクタ部64の雌接続端子67との有効接触長は2.3mmから1.3mmの間となっており、図5(b)に示すように、Z軸方向への浮き量は1mm以下であれば、コネクタ接続における接触不良は発生しないものとなっている。同様に、図6(a)に示すように、X軸方向への位置ずれが0.05mm以下であれば、また図6(b)に示すように、Y軸方向への位置ずれが0.02mm以下であれば、コネクタ接続における接触不良は発生しないものとなっている。以上が、第一基板間コネクタ61(第二基板間コネクタ62も同様)の位置ずれ許容量の具体的な数値となる。
図4および図7に示すように、メモリ基板52には、第二基板間コネクタ62が設けられた辺に対向する辺(図示左辺)の縁部55に2つの貫通孔56、56が形成されており、メモリ基板52は、この2つの貫通孔56、56を介してケース35の中枠36に片持ち形式でビス止め固定されている。同様に、メイン基板51には、雌コネクタ部64が設けられた辺に略直行する辺の縁部57に2つの貫通孔56、56が形成されており、メイン基板51は、この2つの貫通孔56、56を介してケース35の中枠36に片持ち形式でビス止め固定されている。さらに、インタフェース基板53には、下側の図示右隅部に1つの貫通孔56が形成されており、インタフェース基板53は、この1つの貫通孔56を介してケース35の中枠36に片持ち形式でビス止め固定されている。なお、中枠36は、メイン基板51、メモリ基板52及びインタフェース基板53が固定される被固定部材である。
一方、ケース35の中枠36には、上記複数の貫通孔56に対応する複数の固定ボス71と、各回路基板34のY軸方向の揺動を位置規制するための複数の規制部材72と、が設けられている(図7では、いずれも1つのみ図示)。より具体的には、メイン基板51に対しては、2つの貫通孔56、56が設けられた逆側の辺の縁部を位置規制する2つの規制部材72、72が設けられ、インタフェース基板53に対しては、1つの貫通孔56が設けられた逆側の辺の縁部を位置規制する1つの規制部材72が設けられている。なお、メモリ基板52は小型であるため、これに対応する規制部材72は設けられていない。そして、これら各回路基板34は、貫通孔56を貫通して固定ボス71に捻じ込んだ固定ビス(タッピングビス)73により、ケース35(の中枠36)に固定されている。この場合、各貫通孔56の径は、各固定ネジ73に対して、各基板間コネクタ61、62の面内方向(X軸方向およびY軸方向)における位置ずれ許容量を越える寸法公差を有して形成されている。
固定ボス71は、回路基板34に形成された貫通孔56に対峙する位置に配設され、回路基板34を浮いた状態に支持している(片持ち支持)。また、規制部材72は、断面逆「L」字状に形成された第1規制部76と、第1規制部76に対峙する凸状の第2規制部77とから成り、この第1規制部76と第2規制部77との間の間隙に、回路基板34の縁部が臨むようになっている。すなわち、片持ちで固定ボス71に支持された各回路基板34は、自由端側を規制部材72によりY軸方向に位置規制されている。言い換えれば、回路基板34は、その自由端側がY軸方向に所定の自由度を有するように固定されている。
ここで、所定の自由度は、各基板間コネクタ61、62の位置において、上記の製品仕様(位置ずれ許容量)を満たすものであり、また上記の各貫通孔56の径と合わせて、製品仕様(位置ずれ許容量)を充足するようになっている。すなわち、接続された2枚の回路基板34は、各基板間コネクタ61、62の有する接合方向(Z軸方向)および接合方向に直行する面内方向(X軸方向およびY軸方向)の位置ずれ許容量を満足するように、且つ雄コネクタ部63および雌コネクタ部64の一方が相対的に他方に倣う自由度を有して、片持ち状態でケース35の中枠36に固定されている。
以上のように、雄コネクタ部63および雌コネクタ部64を相互の位置ずれ許容量を満足し、かつ一方が他方に倣う所定の自由度を有してケース35に固定されるため、回路基板34のケース35への取付け精度が低い場合に生じる接合方向の位置ずれや、ケース35における固定ボス71の成形誤差を吸収することができ、接続した各基板間コネクタ61、62に無用な力が作用することがない。このため、雄・雌両コネクタ部63、64同士のずれや緩みが生じることがなく、各基板間コネクタ61、62の接続精度を維持すると共に接触不良を確実に防止することができる。
次に、図8を参照して、本発明の他実施形態における回路基板34の固定構造について説明する。同図(a)の第2実施形態では、規制部材72が省略されている。固定ボス71の突出寸法が十分にあり、振動等で回路基板34のデバイス等がケース35に接触するおそれがない場合には、単純な構造となり有用である。同図(b)の第3実施形態では、規制部材が段付きボス81とこれに螺合したビス73とで構成されている。この場合には、回路基板34に段付きボス81に臨む開口82を形成しておく。なお、規制部材72を、ボスとこれに螺合する段付きビスとで構成することも可能である。この第3実施形態は、ケース35が複雑な形状になることがなく、ケース35の成形において有用となる。
同図(c)の第4実施形態は、回路基板34を両持ちでケース35に固定することを前提としたものであり、回路基板34の固定構造は、ケース35に形成した段付きボス81と、これに螺合したビス73と、段付きボス81の細径部に装着したスペーサ83と、で構成されている。スペーサ83は、弾力性を有するパッド状のものであり、中間位置に回路基板34(の開口縁部)が係合する環状溝が形成されている。この場合には、例えば回路基板34を四隅でケース35に固定しても、その自由度が維持される。なお、この実施形態では、固定部分の両方を上記の固定構造としたが、一方を上記実施形態と同様にビス止めするようにしてもよい。
なお、本実施形態では、パチンコ機10を例に説明をしたが、これに限定されるものではなく、基板間コネクタ61、62により接続された複数の回路基板34を有する遊技機用表示機30を備えたスロット機やゲーム機等のアミューズメント機に、本発明を適用することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ機を前面側から見た外観斜視図である。 本実施形態に係るパチンコ機の後面側から見た外観斜視図である。 本実施形態に係る遊技機用表示機をケースの側面側から見た模式的な断面図である。 本実施形態に係る複数の回路基板を説明するための平面図である。 本実施形態に係る基板間コネクタを説明するための図である。 本実施形態に係る基板間コネクタの位置ずれ許容量を説明するための図である。 本実施形態に係る回路基板の固定構造を説明するための断面模式図である。 本発明の他の実施形態に係る回路基板の固定構造を説明するための断面模式図である。
符号の説明
30…遊技機用表示機 31…液晶ディスプレイ 34…回路基板 35…ケース 51…メイン基板 52…メモリ基板 53…インタフェース基板 55、57…縁部 56…貫通孔 61、62…基板間コネクタ 63…雄コネクタ部 64…雌コネクタ部 72…規制部材 83…スペーサ

Claims (9)

  1. 被固定部材に固定される第一の回路基板と、
    前記被固定部材に固定される第二の回路基板と、
    前記第一の回路基板に配設される雄コネクタ、及び前記第二の回路基板に配設される雌コネクタからなり、前記第一の回路基板及び前記第二の回路基板を機械的に接続する基板間コネクタと、を有し、
    前記第一の回路基板及び前記第二の回路基板が、前記基板間コネクタが有する接合方向および前記接合方向に直交する面内方向の位置ずれ許容量を満足するように、且つ前記雄コネクタおよび前記雌コネクタの一方が相対的に他方に倣う自由度を有するように、それぞれ前記被固定部材に固定されていることを特徴とする回路基板の固定構造。
  2. 前記第一の回路基板及び前記第二の回路基板の少なくとも一方は、前記基板間コネクタから離間した1の辺の縁部で前記被固定部材に片持ち状態で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の固定構造。
  3. 前記固定は、前記回路基板の1の辺の縁部に形成した貫通孔を介して前記被固定部材に螺合した固定ねじで行なわれ、
    前記貫通孔の径は、前記固定ねじの径に対し前記位置ずれ許容量を越える公差を有して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回路基板の固定構造。
  4. 前記被固定部材には、前記1の辺の縁部に対峙する他の1の辺の縁部に対し、固定方向に所定の自由度を有して位置規制する規制部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の回路基板の固定構造。
  5. 前記第一の回路基板及び前記第二の回路基板の少なくとも一方は、弾力性を有するスペーサを介して前記被固定部材に両持ち状態で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の固定構造。
  6. 前記固定は、前記回路基板の周縁部に形成した複数の貫通孔を介して前記被固定部材に螺合した固定ねじで行なわれ、
    前記貫通孔の径は、前記固定ねじの径に対し前記位置ずれ許容量を越える公差を有して形成されていることを特徴とする請求項5に記載の回路基板の固定構造。
  7. ディスプレイと、前記ディスプレイを制御するための複数の回路基板と、前記ディスプレイおよび前記複数の回路基板を収容するケースと、から成り、
    前記複数の回路基板のうちの隣接する2枚の回路基板が、請求項1ないし6のいずれかに記載の回路基板の固定構造を備えていることを特徴とする遊技機用表示機。
  8. 前記複数の回路基板は、各種コンテンツの基絵のデータを記憶するメモリ基板と、前記基絵のデータに基づいて表示画像を制御するメイン基板と、前記ディスプレイ用に入力信号の変換を行うインタフェース基板と、を有していることを特徴とする請求項7に記載の遊技機用表示機。
  9. 請求項7または8に記載の遊技機用表示機を備えたことを特徴とする遊技機。
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