JP5204517B2 - 電池ケース用アルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents

電池ケース用アルミニウム合金板およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池ケース等の電池ケース用アルミニウム合金板およびその製造方法に関する。
携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ等の電源として、リチウムイオン二次電池が広く使用されている。この二次電池の外装であるケース(以下、電池ケース)の材料には、従来、電池の小型化および軽量化、そして電池ケースに成形するための加工性等を満足するため、JISA3003合金等のアルミニウム合金が使用されている。このような電池において、充放電が行われると電池ケースの内部圧力が上昇する。さらに、夏季の自動車内のような高温環境下に電池を搭載した電子機器を放置したような場合は、電池ケース自体が60℃から90℃にも達し、温度上昇によって内部圧力が大きく上昇するだけでなく、電池ケース用材料自体の内部応力が緩和される。その結果、電池ケースが膨れて変形し電池交換時の取出しが困難になったり、さらには電池ケースが破損して電子機器の性能を損ねたり破裂に至る危険性を抱えている。
そこで、このような電池ケースには、前記の電池の充放電および高温環境下での使用により、電池ケースの内圧が上昇した場合にも、電池ケースの所期の形状を保持できるような、優れた耐圧性(耐膨れ性)および耐応力緩和性が要求される。その一方で、さらなる電池の小型化や軽量化および低コスト化のため、電池ケースの薄肉化を図ることが強く要求されている。ところが、従来のJISA3003合金等からなるアルミニウム合金板を薄肉化すると変形が生じ易くなり、電池ケースの耐圧性が低下して比較的小さな内部圧力が作用しても膨れが生じ易くなるという問題が発生する。
そこで、近年、JIS3000系のアルミニウム合金にCu等を添加することにより、アルミニウム合金板の強度を向上させて、薄肉化しても電池の使用状態に対応できる耐圧性を備えるようにした電池ケース用アルミニウム合金板が開発されている。例えば、特許文献1には、Cu,Mg,Si,Feを所定量添加することにより強度を向上させて、薄肉化しても十分な耐圧性および耐応力緩和性を備える電池ケース用アルミニウム合金板が開示されている。さらに、この電池ケース用アルミニウム合金板は、Znの含有量が所定量以下に規制されているため、電池ケースを作製する際のレーザー溶接性にも優れている。
特許第3867989号公報(段落番号0013、0025、0036〜0043)
しかしながら、二次電池のいっそうの安全性向上のため、電池ケース材料は、強度、耐圧性、および耐応力緩和性のさらなる向上が要求されている。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、電池ケースに作製するための成形性およびレーザー溶接性を有し、強度、耐圧性(耐膨れ性)、および耐応力緩和性を向上させた電池ケース用アルミニウム合金板およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、Mn:1.1質量%以上1.5質量%以下、Cu:1.0質量%を超え4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で形成され、前記Cu含有量に対するAl母相へのCuの固溶量の比が、0.8以上であることを特徴とする。また、請求項2に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、Mn:0.4質量%以上1.5質量%以下、Cu:2.5質量%以上4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で形成され、前記Cu含有量に対するAl母相へのCuの固溶量の比が、0.8以上であることを特徴とする。
このように、Mn,Cu,Mg,Si濃度を所定範囲に限定することによって、それぞれの元素の固溶強化により電池ケース用アルミニウム合金板の強度を向上させることができる。特に、Cu濃度を高い範囲に限定し、かつその固溶量を濃度に対して一定以上の比とすることで、Cuの固溶強化により電池ケース用アルミニウム合金板の強度を向上させることができる。また、Fe濃度を所定範囲に限定することによって、電池ケース用アルミニウム合金板の成形性を向上させることができる。そして、Zn濃度を所定範囲以下に規制することによって、電池ケース用アルミニウム合金板のレーザー溶接時に、蒸気圧の低いZnが飛散せず、周囲を汚染することがない。
そして、請求項に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、請求項1または請求項2に記載の電池ケース用アルミニウム合金板において、前記アルミニウム合金が、さらに、Zr:0.05質量%以上0.15質量%以下、Cr:0.05質量%以上0.20質量%以下、およびTi:0.02質量%以上0.15質量%以下のうち1種以上を含有することを特徴とする。
このように、Zr,Cr,Tiを所定範囲で添加することにより、組織を微細化、均質化することができる。
また、請求項に係る電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を溶解、鋳造して鋳塊とする鋳造工程と、前記鋳塊を480℃以上かつ前記アルミニウム合金の融点未満での熱処理により均質化する均熱処理工程と、前記均質化した鋳塊を熱間圧延する熱間圧延工程と、前記熱間圧延工程後に冷間圧延して圧延板とする冷間圧延工程と、前記圧延板を焼鈍する中間焼鈍工程と、前記焼鈍した圧延板を圧下率20〜50%で冷間圧延する最終冷間圧延工程と、を含み、前記中間焼鈍工程は、前記圧延板を100℃/分以上の加熱速度で420℃以上かつ前記アルミニウム合金の融点未満の温度域に加熱し、この温度域に0〜180秒保持した後、300℃/分以上の冷却速度で冷却することを特徴とする。
このように、所定の温度範囲で均質化熱処理および最終冷間圧延前の中間焼鈍を施すことにより、Cuを十分に固溶させて電池ケース用アルミニウム合金板の強度を向上させることができる。また、最終冷間圧延における圧下率を所定範囲に制御することによって、応力緩和現象が抑制されるとともに、耐圧性が向上する。
本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板によれば、板厚を薄肉化しても、電池ケースに成形される際に優れた成形性(しごき加工性)およびレーザー溶接性(溶接割れ性、溶接部強度)を有し、さらに、優れた強度、耐応力緩和性、および耐圧性(耐膨れ性)を有する電池ケースとすることができる。また、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法によれば、前記の効果を有する電池ケース用アルミニウム合金板を生産性よく製造することができる。
以下、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板(以下、アルミニウム合金板と称する)を実現するための最良の形態について説明する。
本発明に係るアルミニウム合金板は、Mn:1.1質量%以上1.5質量%以下、Cu:1.0質量%を超え4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金、あるいは、Mn:0.4質量%以上1.5質量%以下、Cu:2.5質量%以上4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で形成される。さらに、本発明に係るアルミニウム合金板は、Cu含有量に対して、Al母相へのCuの固溶量の比が、0.8以上である。以下、本発明に係るアルミニウム合金板を構成する各要素について説明する。
(Mn:0.4〜1.5質量%)
Mnは、母相内に固溶して、アルミニウム合金板の強度を高め、耐圧強度を向上させる効果があり、Mn含有量増加に伴い強度を高めることができる。また、Mnは、Al,Mn,Fe,Siと金属間化合物(Al−Fe−Mn系金属間化合物、Al−Fe−Mn−Si系金属間化合物)を形成して、アルミニウム合金板の成形性を向上させる。Mn含有量が0.4質量%未満であると、これらの効果が不十分である。一方、Mn含有量が1.5質量%を超えると前記金属間化合物が粗大なものとなり、成形時の割れの起点となりやすいため、アルミニウム合金板の成形性が低下する。したがって、Mn含有量は0.4〜1.5質量%とする。
(Cu:1.0質量%を超え4.0質量%以下)
Cuは、母相内に固溶して、アルミニウム合金板の強度を高め、耐圧強度を向上させる効果があり、Cu含有量増加に伴い強度を高めることができる。また、Cuは、レーザー溶接時の溶接部の強度を向上させる効果がある。また、Cuは、Al,Mgと結び付いて微細なS'(AlCuMg)相を形成、析出する。この微細なS'(AlCuMg)相が、転位の移動を抑制することによって、応力緩和現象を抑えて、アルミニウム合金板の耐応力緩和性を向上させる。Cu含有量が1.0質量%以下であると、これらの効果が不十分である。一方、Cu含有量が4.0質量%を超えると、アルミニウム合金板の強度が過剰になって成形性を低下させる。したがって、Cu含有量は1.0質量%を超え4.0質量%以下とする。
(Al母相へのCuの固溶量:Cu含有量に対する比0.8以上)
前記の通り、Cuは、母相内に固溶してアルミニウム合金板の強度を高めたり、微細なS'(AlCuMg)相を形成して耐応力緩和性を向上させるが、一方で、固溶していないCuが増加すると、粗大な化合物(AlCu)として析出して、強度や成形性を低下させる。アルミニウム合金板のCu含有量(全Cu量)に対して、同じアルミニウム合金板におけるAl母相に固溶しているCu量の比が0.8未満であるとき、前記のように固溶していないCuが粗大な化合物を形成しているか、あるいは固溶しているCuが不足していて、強度、耐圧性、および耐応力緩和性が不十分となる場合がある。したがって、Al母相へのCuの固溶量は、アルミニウム合金板のCu含有量に対する比で0.8以上、すなわち、[Al母相へのCu固溶量]/[アルミニウム合金板のCu含有量]≧0.8、とする。Cuの固溶量は、例えば、熱フェノールによる残渣抽出法を用いて、残渣すなわち析出物を分離した抽出溶液中のCuの量から得られる。
(Mg:0.2〜1.2質量%)
Mgは、母相内に固溶して、アルミニウム合金板の強度を高め、耐圧強度を向上させる効果があり、Mg含有量増加に伴い強度を高めることができる。また、Mgは、Siと結び付いてMgSiを析出したり、Al,Cuと結び付いて微細なS'(AlCuMg)相を析出する。このMgSiおよびS'(AlCuMg)相が転位の移動を抑制することによって、応力緩和現象を抑えて、アルミニウム合金板の耐応力緩和性を向上させる。Mg含有量が0.2質量%未満では、これらの効果が不十分である。一方、Mg含有量が1.2質量%を超えると、アルミニウム合金板の加工硬化性が高くなって成形性が低下し、また、レーザー溶接時に割れが生じやすくなる。したがって、Mg含有量は0.2〜1.2質量%とする。
(Si:0.05〜0.50質量%)
Siは、母相内に固溶して、アルミニウム合金板の強度を高め、耐圧強度を向上させる効果がある。また、Siは、Al,Mn,FeとAl−Fe−Mn−Si系金属間化合物を形成し、アルミニウム合金板の成形性を向上させる。さらに、Siは、Mgと結び付いてMgSiを析出するので、アルミニウム合金板の耐応力緩和性を向上させる。Si含有量が0.05質量%未満では、これらの効果が不十分である。一方、Si含有量が0.50質量%を超えると、前記金属間化合物が粗大なものとなり、成形時の割れの起点となりやすいため、アルミニウム合金板の成形性が低下する。また、MgSiが粗大化して耐力が低下する場合がある。さらに、Al−Cu−Fe−Si系金属間化合物を形成して、Cuの固溶量を減少させる場合がある。また、融点が低下するのでレーザー溶接性が低下する。したがって、Si含有量は、0.05〜0.50質量%とする。
(Fe:0.05〜0.60質量%)
Feは、Mn,Siと同様にAl−Fe−Mn系、Al−Fe−Mn−Si系金属間化合物を形成するため、アルミニウム合金板の成形性を向上させる効果がある。Fe含有量が0.05質量%未満であると、金属間化合物の形成量が少なくて、前記効果が小さい。一方、Fe含有量が0.60質量%を超えると、前記金属間化合物が粗大なものとなり、成形時の割れの起点となりやすいため、アルミニウム合金板の成形性が低下する。また、Al−Fe−Mn−Si系金属間化合物の形成量が多くなって、そのためMgSiの析出が減少して、耐応力緩和性が低下する場合がある。さらに、Al−Cu−Fe−Si系金属間化合物を形成して、Cuの固溶量を減少させる場合がある。したがって、Fe含有量は、0.05〜0.60質量%とする。
(Zn:0.10質量%以下)
Znは、蒸気圧が低いため、レーザー溶接時に飛散して周囲を汚染しやすく、アルミニウム合金板のレーザー溶接性を悪くする。したがって、Zn含有量は0.10質量%以下に規制する。
本発明に係るアルミニウム合金板は、さらに、Zr:0.05〜0.15質量%、Cr:0.05〜0.20質量%、Ti:0.02〜0.15質量%のうち1種以上を添加されてもよい。
(Zr:0.05〜0.15質量%、Cr:0.05〜0.20質量%、Ti:0.02〜0.15質量%)
Zr,Cr,Tiは、アルミニウム合金組織を微細化、均質化(安定化)する効果がある。しかしながら、それぞれの規定含有量を超えると、粗大な金属間化合物が晶出し、成形時の割れの起点となりやすいため、アルミニウム合金板の成形性が低下する。
Zr,Cr,Tiは、前記の規定含有量未満を不可避的不純物として含有してもよい。これらの元素をそれぞれの規定含有量未満含有していても、本発明に係るアルミニウム合金板の性能を何ら妨げるものではない。
〔アルミニウム合金板の製造方法〕
次に、本発明に係るアルミニウム合金板の製造方法を説明する。本発明に係るアルミニウム合金板の製造方法は、前記組成のアルミニウム合金を溶解、鋳造して鋳塊とし(鋳造工程)、この鋳塊を480℃以上かつアルミニウム合金の融点未満での熱処理により均質化する(均熱処理工程)。この均質化熱処理後の鋳塊に、熱間圧延(熱間圧延工程)、さらに冷間圧延を施して所定の厚さの圧延板とする(冷間圧延工程)。そして、この圧延板を100℃/分以上の加熱速度で420℃以上かつアルミニウム合金の融点未満の温度域に急速加熱し、この温度域に0〜180秒保持した後、300℃/分以上の冷却速度で冷却する(中間焼鈍工程)。最後に、圧下率20〜50%で最終冷間圧延を行って(最終冷間圧延工程)、所望の板厚のアルミニウム合金板に製造される。なお、製造方法としては前記方法に限定されるものではなく、例えば、中間焼鈍後の最終冷間圧延の後に、最終焼鈍を行ってもよい。以下に、各工程の条件について説明する。
(均熱処理工程−処理温度:480℃以上、アルミニウム合金の融点未満)
鋳塊を圧延する前に、所定温度で均質化熱処理(均熱処理)することが必要である。熱処理を施すことによって、鋳造時に晶出した金属間化合物を拡散固溶させて組織が均質化される。均熱処理温度が480℃未満では、本発明に係るアルミニウム合金からなる鋳塊の均質化が不十分である。一方、均熱処理温度がアルミニウム合金の融点に至ると、鋳塊が溶融する。したがって、均熱処理温度は480℃以上、アルミニウム合金の融点未満とする。なお、本発明に係るアルミニウム合金の融点は、その組成によって500〜610℃程度の範囲で変化し、特にCu含有量が多いと低くなる。また、均熱処理時間が1時間未満では、鋳塊の均質化が完了していないことがあるので、1時間以上行うことが好ましい。
(中間焼鈍工程−加熱速度:100℃/分以上、保持:420℃以上、アルミニウム合金の融点未満で0〜180秒、冷却速度:300℃/分以上)
最後の冷間圧延(最終冷間圧延)前の圧延板に中間焼鈍を施すことによって、最終冷間圧延において、アルミニウム合金板の板厚を所望の板厚に調整しやすくなり、かつ、加工硬化が生じてアルミニウム合金板の強度が向上する。また、中間焼鈍を行うことによって、圧延板にMgSiや微細なS'(AlCuMg)相が析出する。このMgSiやS'(AlCuMg)相によっても、加工硬化が生じてアルミニウム合金板の強度が向上する。それにより、電池ケース作製の際のしごき加工等の作業が安定する。また、このMgSiまたはS'(AlCuMg)相が転位の移動を抑制し、応力緩和現象を抑え、アルミニウム合金板の耐応力緩和性および耐圧性を向上させる。さらに、中間焼鈍を行うことによって、Cu等の溶質元素を母相内に固溶させるため、それぞれの元素の固溶強化によりアルミニウム合金板の強度を向上させる。
中間焼鈍の処理温度が420℃未満では、前記の効果が十分に得られない。一方、中間焼鈍の処理温度がアルミニウム合金の融点に至ると、圧延板が溶融する。したがって、中間焼鈍の処理温度は420℃以上、アルミニウム合金の融点未満とする。なお、本発明に係るアルミニウム合金の融点は、前記均熱処理の上限温度におけるものと同じであるので省略する。また、この中間焼鈍の温度域で180秒を超えて保持しても、前記の効果は増大せず、生産性が低下するので、保持時間は180秒以下とする。また、この中間焼鈍の温度域に圧延板を加熱する加熱速度が100℃/分未満であると、昇温途中の温度域で溶質元素が粗大な析出物となって、この析出物は中間焼鈍の処理温度域においても固溶しない。また、中間焼鈍(保持)後の冷却速度が300℃/分未満であると、固溶していた溶質元素が降温途中の温度域で析出する。さらに、加熱速度や冷却速度が遅いと、結晶が粗大化して成形性が低下することがある。したがって、中間焼鈍の処理温度域に加熱する加熱速度は100℃/分以上とし、中間焼鈍の処理温度域からは、冷却速度は300℃/分以上で、溶質元素が析出することのない100℃以下まで冷却することとする。
(最終冷間圧延工程−圧下率:20〜50%)
最終冷間圧延における圧下率を20〜50%に調整することによって、応力緩和現象が抑制されて、アルミニウム合金板の耐応力緩和性および耐圧性が向上する。圧下率が20%未満では、強度が十分得られず、電池ケースとしての剛性が不足する場合がある。一方、圧下率が50%を超えると、歪みの蓄積が多くなって回復が進行しやすくなり、耐応力緩和性が低下する。したがって、最終冷間圧延の圧下率は20〜50%とする。
〔電池ケースおよび二次電池の作製方法〕
次に、本発明に係るアルミニウム合金板から電池ケースを作製する方法の一例を説明する。ケース本体部とする本発明に係るアルミニウム合金板は、最終冷間圧延にて0.3〜0.8mm程度の板厚とする。このアルミニウム合金板を、所定の形状に切断し、絞り加工またはしごき加工により有底筒形状に成形する。さらにこの加工を複数回繰り返して徐々に側壁面を高くして、トリミングなどの加工を必要に応じて施すことで、所定の底面形状および側壁高さに成形してケース本体部とする。電池ケースの形状は特に限定されるものではなく、円筒形、偏平形の直方体等、二次電池の仕様に従い、ケース本体部は上面が開放された有底筒形状とする。
しごき加工等によるケース本体部の側壁の板厚減少率(しごき加工率)は、30〜80%であることが好ましい。板厚減少率がこの範囲外となる場合、成形したケース本体部の側壁を所望の板厚に調整することが困難となる。
また、ケース本体部と同じアルミニウム合金で、0.7〜1.5mm程度の板厚とした本発明に係るアルミニウム合金板で蓋部を作製する。このアルミニウム合金板をケース本体部の上面に対応した形状に切断し、注入口等を形成して蓋部とする。前記ケース本体部に二次電池材料(正極材料、負極材料、セパレータ等)を格納し、上面に前記蓋部を溶接する。ケース本体部と蓋部との溶接は、波形制御されたパルスレーザーによる溶接が一般的である。そして、電池ケースに注入口から電解液を注入して、注入口を封止して二次電池とする。
以上のように、本発明に係るアルミニウム合金板は、一連の成形加工が順次に施されるトランスファープレスによって所望の形状に成形される成形品、特に、リチウムイオン二次電池の電池ケースに好適なものである。すなわち、本発明に係るアルミニウム合金板は、トランスファープレスに含まれる、多段階の絞り−しごき加工のような特に過酷な加工に対して優れた強度および成形性(加工性)を有するものである。さらに、本発明に係るアルミニウム合金板は、例えば電池ケースに作製する際の、ケース本体部と蓋部とをレーザーで確実に封止できるレーザー溶接性を有するものである。
また、本発明に係るアルミニウム合金板から作製した電池ケースは、前記したようにリチウムイオン二次電池等で充放電が繰り返されたり高温環境下で使用されたりして電池ケース内部の温度が上昇し、それに伴って内部圧力が上昇した場合でも、この電池ケースの膨れの変形量を適切に低く抑えることができるものである。このように、本発明に係るアルミニウム合金板は、強度、成形性、レーザー溶接性(溶接割れ性、溶接部強度)、耐圧性(耐膨れ性)、および耐応力緩和性を満足するものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べてきたが、以下に、本発明の効果を確認した実施例を、本発明の要件を満たさない比較例と対比して具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
〔供試材作製〕
(実施例1〜12、比較例16〜29)
表1に示す組成のアルミニウム合金を、溶解、鋳造して鋳塊とし、この鋳塊に550℃にて4時間の均熱処理を施した。この均質化した鋳塊に、熱間圧延、さらに冷間圧延を施して、板厚0.7mm程度の圧延板とした。そして、この圧延板を500℃/分で520℃に加熱して、この温度に30秒保持した後、500℃/分で冷却して中間焼鈍を行った。最後に、圧下率30%で最終冷間圧延を行って板厚0.5mmのアルミニウム合金板とした。
(実施例13〜15、比較例30〜36)
表2に示す組成のアルミニウム合金(実施例1と同じ組成)を、溶解、鋳造して鋳塊とし、この鋳塊に表2に示す温度にて4時間の均熱処理を施した。この均質化した鋳塊に、熱間圧延、さらに冷間圧延を施して、所定の板厚の圧延板とした。そして、この圧延板に、表2に示す加熱速度、焼鈍温度(30秒保持)、および冷却速度で中間焼鈍を行った。最後に、表2に示す圧下率で最終冷間圧延を行って板厚0.5mmのアルミニウム合金板とした。なお、表2には実施例1の仕様および評価結果も記載する。
(Cu固溶量)
得られたアルミニウム合金板のAl母相へのCu固溶量を、熱フェノールによる残渣抽出法を用いて測定した。所定量のアルミニウム合金板を熱フェノールに溶解したものをメッシュサイズ0.1μmのフィルターでろ過し、残渣を分離した抽出溶液中のCu量をICP発光分析法により測定して、Al母相へのCu固溶量を求めた。Cu固溶量およびCu固溶量のCu含有量に対する比を表1、表2に示す。
〔評価〕
得られたアルミニウム合金板にて以下の評価を行い、結果を表1、表2に示す。なお、比較例31,33は、後記するようにアルミニウム合金板に作製できなかったため、以降の処理および評価は実施しなかったので、表2に「−」で示す。
(強度)
アルミニウム合金板から、引張方向が圧延方向と平行になるようにJIS5号による引張試験片を切り出した。この試験片で、JISZ2241による引張試験を実施し、引張強さ、耐力(0.2%耐力)、および伸びを測定した。強度の合格基準は、耐力が300N/mm以上とした。
(成形性)
アルミニウム合金板から、プレス加工機を使用して、側壁のしごき加工率を50%として、底面が縦5mm×横30mm、側壁の高さ50mmの箱体の角型電池ケース本体を成形した。この際、成形可能であり、成形後に肌荒れのないものを成形性が優れているとして「◎」、成形可能であり、わずかに肌荒れが発生したものを良好であるとして「○」、成形時に割れが発生したもの、または著しい肌荒れが発生したものは成形性が不良であるとして「×」で評価した。
(レーザー溶接性)
前記成形性の評価で成形したケース本体の上部に、ケース本体と同じ合金からなるアルミニウム合金板(板厚1.0mm)で作成した蓋部をパルスレーザーで溶接した。溶接部に割れなどの欠陥が見られず、パルス毎のビード形状が一定であるものをレーザー溶接性が良好であるとして「○」、溶接部に割れが発生したもの、または溶質元素が飛散して溶接部の周囲を汚染したものを不良であるとして「×」で評価した。
(耐圧性)
前記成形性およびレーザー溶接性の評価で作製し、封止された角型電池ケースを、294kPa(3kg/cm)の内圧を作用させた状態で、100℃に加熱して2時間保持した。室温に戻した後、電池ケースの側面(横30mm×高さ50mmの面)の膨れの変位量を測定した。変位量が0.8mm以下であったものは耐圧性が優れているとして「◎」、0.8mmを超え、1.0mm以下であったものは耐圧性が良好であるとして「○」、1.0mmを超えたものは不良であるとして「×」で評価した。
(耐応力緩和性)
アルミニウム合金板に、ケース本体に成形するしごき加工を想定して圧下率50%で冷間圧延をさらに施して、幅10mm×長さ150mmの試験片を、長さ方向が圧延方向と平行になるように切り出した。この試験片で、日本電子材料工業会標準規格EMAS−3003に記載されている片持ち梁式による応力緩和特性試験を実施した。試験温度85℃で、試験片の固定端から50mmの位置に120MPaの応力を付加して試験片を変形させ、この状態を24時間保持した後に応力を除去し、試験片の変形量を測定した。この変形量が大きいほど耐応力緩和性に劣る。なお、前記の耐圧性が低い場合も変形量が大きくなる。表1、表2には変形量を示し、耐応力緩和性の合格基準は、変形量が1.7mm以下とした。
Figure 0005204517
Figure 0005204517
(アルミニウム合金組成による評価)
実施例1,2は、Mn含有量が本発明の範囲内であるので、強度、成形性、および耐圧性が良好であった。これに対して、比較例16はMn含有量が不足しているため、強度および耐圧性が十分に得られなかった。一方、比較例17はMn含有量が過剰なため、成形性が劣化して成形時に割れが発生した。
実施例1,3,4は、Cu含有量が本発明の範囲内であるので、強度、耐圧性、レーザー溶接性、および耐応力緩和性が良好であった。これに対して、比較例18はCu含有量が不足しているため、強度、耐圧性、および耐応力緩和性が十分に得られなかった。一方、比較例19はCu含有量が過剰なため、成形性が劣化して成形時に割れが発生した。
実施例1,5,6は、Mg含有量が本発明の範囲内であるので、強度、耐圧性、および耐応力緩和性が良好であった。これに対して、比較例20はMg含有量が不足しているため、強度、耐圧性、および耐応力緩和性が十分に得られなかった。一方、比較例21はMg含有量が過剰なため、成形性が劣化して成形時に割れが発生し、また、レーザー溶接時に溶接部で割れが発生した。
実施例1,7は、Si含有量が本発明の範囲内であるので、強度、耐圧性、および耐応力緩和性が良好であった。これに対して、比較例22はSi含有量が不足しているため、耐圧性および耐応力緩和性が十分に得られなかった。一方、比較例23はSi含有量が過剰なため、耐力が低下し、また、レーザー溶接時に溶接部で割れが発生した。
実施例1,8は、Fe含有量が本発明の範囲内であるので、成形性が良好であった。これに対して、比較例24はFe含有量が不足しているため、比較例25はFe含有量が過剰なため、それぞれ成形性が低下して成形時に割れが発生した。
実施例1,9は、Zn含有量が本発明の範囲以下に抑えられているので、レーザー溶接性が良好であった。これに対して、比較例26はZn含有量が本発明の範囲を超えたため、レーザー溶接時にZnが飛散して溶接部の周囲がZnで汚染された。
実施例10はZr,Ti含有量が、実施例11はCr,Ti含有量が、実施例12はTi含有量が、それぞれ本発明の範囲内であるので、成形性が良好であった。これに対して、比較例27はZr含有量が、比較例28はCr含有量が、比較例29はTi含有量が、それぞれ過剰なため、いずれも成形性が低下して成形時に割れが発生した。
(製造方法による評価)
実施例1,13,14は、均熱処理条件および中間焼鈍条件が本発明の範囲内であるので、それぞれの処理においてCu等の溶質元素が十分に固溶して、耐圧性および耐応力緩和性が良好であった。これに対して、比較例30は均熱処理温度が低くて鋳塊の均質化が不十分となり、耐圧性および耐応力緩和性が低下した。また、比較例32は中間焼鈍温度が低く、比較例34は中間焼鈍における加熱速度および冷却速度が遅く、それぞれ溶質元素の固溶が不十分で耐圧性および耐応力緩和性が低下した。一方、比較例31は均熱処理温度が、比較例33は中間焼鈍温度が、それぞれ本発明の範囲を超えて高いため、鋳塊または圧延板が溶融してアルミニウム合金板を作製できなかった。
実施例1,15は、最終冷間圧延における圧下率が本発明の範囲内であるので、耐圧性および耐応力緩和性が良好であった。これに対して、比較例35は圧下率が不足しているため、比較例36は圧下率が過剰なため、それぞれ耐圧性および耐応力緩和性が低下した。

Claims (4)

  1. Mn:1.1質量%以上1.5質量%以下、Cu:1.0質量%を超え4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で形成され、
    前記Cu含有量に対するAl母相へのCuの固溶量の比が、0.8以上であることを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板。
  2. Mn:0.4質量%以上1.5質量%以下、Cu:2.5質量%以上4.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上1.2質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で形成され、
    前記Cu含有量に対するAl母相へのCuの固溶量の比が、0.8以上であることを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板。
  3. 前記アルミニウム合金が、さらに、Zr:0.05質量%以上0.15質量%以下、Cr:0.05質量%以上0.20質量%以下、およびTi:0.02質量%以上0.15質量%以下のうち1種以上を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池ケース用アルミニウム合金板。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を溶解、鋳造して鋳塊とする鋳造工程と、前記鋳塊を480℃以上かつ前記アルミニウム合金の融点未満での熱処理により均質化する均熱処理工程と、前記均質化した鋳塊を熱間圧延する熱間圧延工程と、前記熱間圧延工程後に冷間圧延して圧延板とする冷間圧延工程と、前記圧延板を焼鈍する中間焼鈍工程と、前記焼鈍した圧延板を圧下率20〜50%で冷間圧延する最終冷間圧延工程と、を含み、
    前記中間焼鈍工程は、前記圧延板を、100℃/分以上の加熱速度で420℃以上かつ前記アルミニウム合金の融点未満の温度域に加熱し、この温度域に0〜180秒保持した後、300℃/分以上の冷却速度で冷却することを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法。
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