JP5200541B2 - 分布型増幅器、集積回路および送受信器 - Google Patents

分布型増幅器、集積回路および送受信器 Download PDF

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Description

本発明は、増幅器に関し、特に、帯域の広い信号の増幅に用いられる分布型増幅器に関する。
近年では様々な通信システムで高度な信号処理が要求されるようになり、それに伴い、広帯域信号を扱うことのできる集積回路が必要とされるようになっている。特に、光通信システムにおいて伝送速度の向上は著しく、2.4ギガビット/秒(Gb/s)のシステムや10Gb/sのシステムが実用化されている。また、さらに40Gb/s以上の伝送速度を有するシステムの研究開発も行われている。
このような光通信システムで伝送される多重化された信号は数十キロヘルツ(kHz)から数十ギガヘルツ(GHz)という広い帯域にわたる周波数成分を含む。そのため、送受信器に使用される増幅器には、数十kHzから数十GHzまでの広い帯域にわたり平坦な利得を得られることが要求される。そのような広帯域増幅器の例として分布型増幅器がある(例えば特開平6−125224号公報参照)。
図1は、分布型増幅器の構成例を示す回路図である。図1を参照すると、分布型増幅器は、一例として、複数の電解効果トランジスタ(FET)45、入力側終端抵抗46、入力側結合回路47、出力側終端抵抗48、および出力側結合回路49を有している。入力側結合回路47は直列接続された複数の分布定数線路43からなる。出力側結合回路49は直列接続された複数の分布定数線路44からなる。
入力側結合回路47の一方の端子が入力端子41であり、他方の端子は入力側終端抵抗46の一方の端子に接続されている。また、入力側終端抵抗46の他方の端子は接地されている。そして、入力側結合回路47における分布定数線路43同士の各接続点には複数のFET45の各々の入力端子52が接続されている。
出力側結合回路49における分布定数線路44同士の各接続点には複数のFET45の各々の出力端子53が接続されている。そして、出力側結合回路49の入力端子41から遠い方の端子が出力端子42であり、他方の端子は出力側終端抵抗48の一方の端子に接続されている。出力側終端抵抗48の他方の端子は接地されている。
このような分布型増幅器では、分布定数線路43と、それに隣接するFET45のゲート・ソース間のキャパシタンスCgsとで、特性インピーダンスZを有する擬似的分布定数線路が形成される。また、各FET45のドレイン・ソース間キャパシタンスCdsと、それに隣接する分布定数線路44とで疑似的分布定数線路が形成される。
次に、図1に示した分布型増幅器の動作について説明する。
入力端子41から入力された信号は、複数の分布定数線路43を入力側終端用抵抗46の方向に伝搬する。この伝搬する信号の大部分は各FET45に順々に分配され、そこで増幅される。
一方、いずれのFET45にも分配されなかった不要な信号は入力側終端用抵抗46にて吸収される。これにより、このような構成の入力側結合回路47は、一般的に、整合回路を用いることなく、広帯域にわたり良好な入力反射特性が得られる。
一方、各FET45に入力された信号は、各FET45のゲート幅に応じて増幅される。各FET45で増幅された信号は、出力側結合回路49にて複数の分布定数線路44を経て出力端子42の方向に伝搬し、順々に合成されて出力端子42から出力される。入力端子41から出力端子42までの伝搬経路の各々は電気長が互いに等しくなるように構成されている。このような出力側結合回路49は、入力側結合回路47と同様の構成により、整合回路を用いることなく、広帯域にわたり良好な反射特性が得られる。
以上説明したような分布型増幅器において各FET45にバイアスを与える回路としてバイアスティーが一般的に用いられる。図2は、図1の分布型増幅器にバイアスティーを用いた回路構成例を示す回路図である。図2を参照すると、インダクタ54および容量55を有するバイアスティー56が入力端子41および出力端子42の各々に用いられる。
広帯域の分布型増幅器に用いるバイアス回路は数十kHzから数十GHzにわたり良好な特性を示す必要がある。図2に示したバイアスティーでは、数十kHzから数十GHzにわたり良好な特性を示すことが要求される。数十GHzの周波数帯でバイアス回路のインピーダンスが高く見えるようにするためには、インダクタンスの大きなインダクタ54が必要である。また、数十kHzの周波数帯でも容量のインピーダンスが無視できるようにするためには、キャパシンタンスの大きな容量55が必要になる。そのためバイアスティー56が大型化し、分布型増幅器の集積回路内に内蔵することが困難であった。
図3は、図1の分布型増幅器の入力側に図2と異なるバイアス回路を用いた構成例を示す回路図である。図3を参照すると、入力側バイアス回路として、バイアス入力端子58と接地電位の間に、入力側終端抵抗46とは別に、抵抗57と定電圧源50を直列接続した回路が接続されている。抵抗57は、入力インピーダンスが周波数により変化しないように数kΩという大きな抵抗値である。これにより、分布型増幅器の特性に影響を与えずに入力側バイアス回路を実現できる。
このバイアス回路は、図1に示した、ゲート電流のほとんど流れない、FETで構成された分布型増幅器の入力端子41のような場合には適用可能である。しかし、出力端子42のようにバイアス回路に電流が流れる場合、定電圧源に直列接続した大きな抵抗で電圧降下が生じるので、バイアス入力端子に所望のバイアスを与えるために、それよりも大幅に高い電圧の定電圧源が必要となり現実的でない。
本発明の目的は、大型のバイアスティーを用いることなく、広帯域にわたり平坦な利得特性を得ることのできる分布型増幅器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の分布型増幅器は、入力端子に入力された所定周波数範囲の成分を含む信号を増幅して出力端子から出力する分布型増幅器であって、複数のトランジスタ、入力側結合回路、出力側結合回路、および終端回路を有している。
複数のトランジスタは増幅素子として動作する。
入力側結合回路は、直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が入力端子で、他方の端子がバイアス入力端子である。その分布定数線路同士の接続点の各々が複数のトランジスタの各々の入力に接続されている。
出力側結合回路は、直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が出力端子で、他方の端子がバイアス入力端子である。その分布定数線路同士の接続点の各々が複数のトランジスタの各々の出力に接続されている。
終端回路は、入力側結合回路または出力側結合回路の少なくとも一方に備えられる。終端回路は、バイアス入力端子と電圧源の間に接続された第1の抵抗と、そのバイアス入力端子と接地電位の間に接続された第2の抵抗とを有している。第1の抵抗の抵抗値が第2の抵抗の抵抗値以下である。
したがって、本発明によれば、終端回路は入力インピーダンスが第1の抵抗と第2の抵抗の並列回路として定まるため周波数に依存せず広い帯域に対して平坦な特性を示す。また、第1の抵抗が第2の抵抗に等しいかまたはそれより小さいため電圧源の電位をバイアス入力端子の電位より大幅に高くする必要がない。そのため、大型のバイアスティーを用いることなく広帯域にわたり平坦な利得特性を得ることができる。
分布型増幅器の構成例を示す回路図である。 図1の分布型増幅器にバイアスティーを用いた回路構成例を示す回路図である。 図1の分布型増幅器の入力側に図6と異なるバイアス回路を用いた構成例を示す回路図である。 第1の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。 第1の実施形態による分布型増幅器の利得の周波数特性を示すグラフである。 第2の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。 第3の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図4は、第1の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。ここでは一例として、エミッタ接地バイポーラトランジスタを単位増幅回路とし、その単位増幅回路を4段備えた分布型増幅器を示す。
図4を参照すると、第1の実施形態の分布型増幅器は、複数(ここでは4つ)のバイポーラトランジスタ15、入力側結合回路19、入力側終端回路20、出力側結合回路24、および出力側終端回路25を有している。
入力側結合回路19は直列接続された複数の分布定数線路13からなる。出力側結合回路24は直列接続された複数の分布定数線路14からなる。
入力側終端回路20は、入力側終端抵抗16、抵抗17、および電圧源18からなる。出力側終端回路25は、出力側終端抵抗21、抵抗22、および電圧源23からなる。
入力側結合回路19の一方の端子が入力端子11であり、他方の端子は入力側終端回路20に接続される入力側バイアス入力端子32である。そして、入力側結合回路19における分布定数線路13同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の入力端子が接続されている。
出力側結合回路24における分布定数線路14同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の出力端子が接続されている。そして、出力側結合回路24の入力端子11から遠い方の端子が出力端子12であり、他方の端子は出力側終端回路25に接続される出力側バイアス入力端子33である。
入力側終端回路20において、入力側バイアス入力端子32に入力側終端抵抗16の一方の端子と抵抗17の一方の端子が接続されている。入力側終端抵抗16の他方の端子は接地されている。また、抵抗17の他方の端子はバイアス印加用の電圧源18に接続されている。
出力側終端回路25において、出力側バイアス入力端子33に出力側終端抵抗21の一方の端子と抵抗22の一方の端子が接続されている。出力側終端抵抗21の他方の端子は接地されている。また、抵抗22の他方の端子はバイアス印加用の電圧源23に接続されている。
このような分布型増幅器では、分布定数線路13と、それに隣接するバイポーラトランジスタ15のベース・エミッタ間のキャパシタンスとで入力側擬似分布定数線路(単一線路)が形成される。また、各バイポーラトランジスタ15のコレクタ・エミッタ間キャパシタンスと、それに隣接する分布定数線路14とで出力側疑似分布定数線路(単一線路)が形成される。
入力端子11および出力端子12の外部インピーダンスは50Ωとする。また、入力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダクタンス成分をLinとし、容量成分をCinとする。出力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダンクタンス成分をLoutとし、容量成分をCoutとする。
入力端子11への入力信号が入力側結合回路19で各バイポーラトランジスタ15のベースに分配され、各バイポーラトランジスタ15で増幅されて出力側結合回路24で順々に合成されるには、式(1)、(2)に示す関係がほぼ成立することが好ましい。
Figure 0005200541
また、入力側終端回路20の入力インピーダンスは入力端子11の外部インピーダンスと等しくなるように50Ωに設定されている。出力側終端回路25の入力インピーダンスは出力端子12の外部インピーダンスと等しくなるように50Ωに設定されている。
入力側にて入力側バイアス入力端子32にバイアス電圧を印加する定電圧源18の入力インピーダンスは0Ωと仮定できるので、入力側終端回路20の入力インピーダンスは入力側終端抵抗16と抵抗17の並列回路となる。この並列回路のインピーダインスは周波数に対して変化しない。
また、抵抗17の抵抗値をRin1とし、入力側終端抵抗16の抵抗値をRin2とすると、Rin1とRin2は式(3)の条件を満たすように定められる。これにより、バイアス入力端子32に電流が流れるような場合に、抵抗17で大幅な電圧降下が生じることがない。
Figure 0005200541
同様に、出力側にて出力側バイアス入力端子33にバイアス電圧を印加する定電圧源23の入力インピーダンスは0Ωと仮定できるので、出力側終端回路25の入力インピーダンスは出力側終端抵抗21と抵抗22の並列回路となる。そして、抵抗22の抵抗値をRout1とし、出力側終端抵抗21の抵抗値をRout2とすると、Rout1とRout2は式(4)の条件を満たすように定められる。
Figure 0005200541
具体例としては、入力側終端抵抗16および抵抗17と出力側終端抵抗21および抵抗22を全て100Ωに設定すればよい。
また、入力側において、電流が定電圧源18から入力側終端抵抗16に流れるので、定電圧源18の電圧は、式(3)の条件を満たす入力側終端抵抗16と抵抗17の並列回路により入力側バイアス入力端子33に所望のバイアスを与えることができるように設定されている。
出力側においても入力側と同様に、電流が定電圧源23から出力側終端抵抗21に流れるので、定電圧源23の電圧は、式(4)の条件を満たす出力側終端抵抗21と抵抗22の並列回路により出力側バイアス入力端子32に所望のバイアスを与えることができるように設定されている。
本実施形態によれば、入力側終端回路20は入力インピーダンスが抵抗16、17の並列回路として定まるため周波数に依存せず広い帯域に対して平坦な特性を示し、また抵抗17が終端抵抗16に等しいかまたはそれより小さいため定電圧源18の電位をバイアス入力端子32より大幅に高くする必要がない。本実施形態の分布型増幅器によれば、大型のバイアスティーを用いることなく、広帯域にわたり平坦な利得特性(例えば3dB程度以内)を得ることができる。また、従来の大型のバイアスティーの代わりに抵抗16、17からなる小型の終端回路を備える構成なので、分布型増幅器の集積回路内に終端回路を内蔵してもよい。これにより分布型増幅器を備えた装置の小型化および低コスト化が可能となる。
なお、利得および反射特性が所定の要求条件を満たす限り、入力側終端回路20の入力インピーダンスと入力側の分布定数線路13の特性インピーダンスとが整合することは必須でなく、整合していなくてもよい。
本実施形態によれば、出力側終端回路25は入力インピーダンスが抵抗21、22の並列回路として定まるため周波数に依存せず広い帯域に対して平坦な特性を示し、また抵抗22が終端抵抗21に等しいかまたはそれより小さいため定電圧源23の電位をバイアス入力端子33より大幅に高くする必要はない。本実施形態の分布型増幅器によれば、大型のバイアスティーを用いることなく、広帯域にわたり平坦な利得特性(例えば3dB程度以内)を得ることができる。また、従来の大型のバイアスティーの代わりに抵抗21、22からなる小型の終端回路を備える構成なので、分布型増幅器の集積回路内に終端回路を内蔵してもよい。これにより分布型増幅器を備えた装置の小型化および低コスト化が可能となる。
なお、利得および反射特性が所定の要求条件を満たす限り、出力側終端回路25の入力インピーダンスと分布定数線路14の特性インピーダンスとが整合することは必須でなく、整合していなくてもよい。
図5は、第1の実施形態による分布型増幅器の利得の周波数特性を示すグラフである。図5を参照すると、第1の実施形態の分布型増幅器によれば、30kHzから70GHzまでの広帯域にて平坦な利得特性(ここでは3dB以内)が得られている。
なお、本実施形態においては、エミッタ接地の複数のトランジスタ15を有する分布型増幅器について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、エミッタ接地トランジスタとベース接地トランジスタを接続したカスコード構成の分布型増幅器も同様に実現できる。
また、本実施形態においては、バイポーラトランジスタを用いた半導体集積回路を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、FETやMOSなど他のデバイスを用いた分布型増幅器も同様に構成できる。
また、本実施形態では、入力側終端回路20の入力インピーダンスを入力端子11の外部インピーダンスと等しくなるように50Ωに設定したが、これらは必ずしも等しくなくてもよい。入力側終端回路20の入力インピーダンスは所望の利得と反射特性により決定される。
同様に、本実施形態では、出力側終端回路25の入力インピーダンスを出力端子12の外部インピーダンスと等しくなるように50Ωに設定したが、これらは必ずしも等しくなくてもよい。出力側終端回路25の入力インピーダンスは所望の利得と反射特性により決定される。
また、本実施形態では、入力側および出力側の両方に同じ構成の終端回路を備えたが、本発明はこれに限定されるものではない。入力側と出力側に抵抗値の異なる抵抗を用いてもよい。また、一方のみに本実施形態の終端回路を用いることとしてもよい。その場合、他方には後述する第2あるいは第3の実施形態の終端回路を用いてもよい。また、例えば、電流のほとんど流れない、FETで構成した分布型増幅器の入力側には図3に示したバイアス回路を用い、出力側のみに本実施形態の終端回路を用いてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。ここでは一例として、エミッタ接地バイポーラトランジスタを単位増幅回路とし、その単位増幅回路を4段備えた分布型増幅器を示す。
図6を参照すると、第2の実施形態の分布型増幅器は、第1の実施形態と同様に、複数(4つ)のバイポーラトランジスタ15、入力側結合回路19、入力側終端回路20′、出力側結合回路24、および出力側終端回路25′を有している。第2の実施形態では、入力側終端回路20′と出力側終端回路25′の構成が第1の実施形態と異なる。
入力側結合回路19は直列接続された複数の分布定数線路13からなる。出力側結合回路24は直列接続された複数の分布定数線路14からなる。
入力側終端回路20′は、入力側終端抵抗16、抵抗17、インダクタ26、および電圧源18からなる。出力側終端回路25′は、出力側終端抵抗21、抵抗22、インダクタ27、および電圧源23からなる。
入力側結合回路19の一方の端子が入力端子11であり、他方の端子は入力側終端回路20′に接続される入力側バイアス入力端子32である。そして、入力側結合回路19における分布定数線路13同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の入力端子が接続されている。
出力側結合回路24における分布定数線路14同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の出力端子が接続されている。そして、出力側結合回路24の入力端子41から遠い方の端子が出力端子12であり、他方の端子は出力側終端回路25′に接続される出力側バイアス入力端子33である。
入力側終端回路20′において、入力側バイアス入力端子32に入力側終端抵抗16の一方の端子と抵抗17の一方の端子が接続されている。入力側終端抵抗16の他方の端子は接地されている。また、抵抗17の他方の端子はインダクタ26の一方の端子に接続されており、インダクタ26の他方の端子は電圧源18に接続されている。
出力側終端回路25′において、出力側バイアス入力端子33に出力側終端抵抗21の一方の端子と抵抗22の一方の端子が接続されている。出力側終端抵抗21の他方の端子は接地されている。また、抵抗22の他方の端子はインダクタ27の一方の端子に接続され、インダクタ27の他方の端子は電圧源23に接続されている。
このような分布型増幅器では、分布定数線路13と、それに隣接するバイポーラトランジスタ15のベース・エミッタ間のキャパシタンスとで入力側擬似分布定数線路(単一線路)が形成される。また、各バイポーラトランジスタ15のコレクタ・エミッタ間キャパシタンスと、それに隣接する分布定数線路14とで出力側疑似分布定数線路(単一線路)が形成される。
入力側終端回路20′および出力側終端回路25′の入力インピーダンスをZとする。また、入力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダクタンス成分をLinとし、容量成分をCinとする。出力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダンクタンス成分をLoutとし、容量成分をCoutとする。
入力端子11への入力信号が入力側結合回路19で各バイポーラトランジスタ15のベースに分配され、各バイポーラトランジスタ15で増幅されて出力側結合回路24で順々に合成されるには、式(5)、(6)に示す関係がほぼ成立することが好ましい。
Figure 0005200541
また、入力側にて入力側バイアス入力端子32にバイアス電圧を印加する定電圧源18の入力インピーダンスは0Ωと仮定できるので、入力側終端回路20′の入力インピーダンスは、入力側終端抵抗16と、抵抗17とインダクタ26の直列接続との並列回路になる。そして、抵抗17の抵抗値をRとし、入力側終端抵抗16の抵抗値をRとし、インダクタ26のインダクタンスをLとすると、入力インピーダンスZは、R、R、Lにより式(7)のように示すことができる。
Figure 0005200541
ここで、本実施形態の分布型増幅器の利得と反射特性は、所望の周波数範囲において、良好な所定範囲内の値をとる必要がある。所望の周波数範囲は、分布型増幅器が適用されるシステムにおける要求条件により決まり、本実施形態では、一例として30kHzから50GHzあるいはそれ以上の値までの範囲である。また、良好な利得と反射特性の範囲は、どの程度の利得とその平坦さが要求されるか等の要求条件により決まる。本実施形態では、所望の周波数範囲にて、式(7)により示される入力インピーダンスZが所定の範囲に収まるようにR、R、およびLの値が選択される。
また、定電圧源18の電位がバイアス入力端子32より大幅に高くなることがないようにRとRは式(8)の条件を満たすように定められる。
Figure 0005200541
本実施形態では、所定の周波数範囲(30kHzから50GHz)内で、式(5)〜(8)を実質的に(所定範囲内で)満たすようなR、R、Lの値が選択される。
また、出力側も入力側と同様に考えることができ、出力側終端回路25′の入力インピーダンスは、出力側終端抵抗21と、抵抗22とインダクタ27の直列接続との並列回路になる。そして、抵抗22の抵抗値をRとし、入力側終端抵抗21の抵抗値をRとし、インダクタ26のインダクタンスをLとすると、入力インピーダンスZは、R、R、Lにより式(7)のように示すことができる。
本実施形態では、具体例として、インダクタ26、27のインダクタンスLをボンディングワイヤによる0.2nHとし、終端抵抗16、21の抵抗値Rを110Ωとし、抵抗17、22の抵抗値Rを90Ωとする。また、バイアス入力端子32、33に所望のバイアスを与えるように、一例として、入力側の定電圧源18を1.8Vとし、出力側の定電圧源23を3Vとする。
本実施形態によれば、入力側終端回路20′、出力側終端回路25′は、抵抗17、22が終端抵抗16、21に等しいかまたはそれより小さくなるように抵抗17、16、22、21の抵抗値が選択されているため定電圧源18、23の電位をバイアス入力端子32より大幅に高くする必要がない。また、入力側終端回路20′、出力側終端回路25′は、入力インピーダンスが式(7)によって示され、所望の周波数範囲内での利得の変化が所定範囲内となるように抵抗17、16、22、21の抵抗値およびインダクタ26、27のインダクタンスが選択されているため、所望の広い帯域において平坦な特性を示す。その結果、本実施形態の分布型増幅器によれば、大型のバイアスティーを用いることなく、所望の広帯域にわたり平坦な利得特性を得ることができる。
なお、本実施形態では、エミッタ接地の複数のトランジスタ15を有する分布型増幅器について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、エミッタ接地トランジスタとベース接地トランジスタを接続したカスコード構成の分布型増幅器も同様に実現できる。
また、本実施形態においては、バイポーラトランジスタを用いた半導体集積回路を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、FETやMOSなど他のデバイスを用いた分布型増幅器も同様に構成できる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態による分布型増幅器の構成を示す回路図である。ここでは一例として、エミッタ接地バイポーラトランジスタを単位増幅回路とし、その単位増幅回路を4段備えた分布型増幅器を示す。
図7を参照すると、第3の実施形態の分布型増幅器は、第1の実施形態と同様に、複数(4つ)のバイポーラトランジスタ15、入力側結合回路19、入力側終端回路20″、出力側結合回路24、および出力側終端回路25″を有している。第3の実施形態では、入力側終端回路20″と出力側終端回路25″の構成が第1の実施形態と異なる。
入力側結合回路19は直列接続された複数の分布定数線路13からなる。出力側結合回路24は直列接続された複数の分布定数線路14からなる。
入力側終端回路20″は、入力側終端抵抗16、抵抗17、インダクタ26、および電圧源18からなる。出力側終端回路25″は、出力側終端抵抗21、抵抗22、インダクタ27、および電圧源23からなる。
入力側結合回路19の一方の端子が入力端子11であり、他方の端子は入力側終端回路20″に接続される入力側バイアス入力端子32である。そして、入力側結合回路19における分布定数線路13同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の入力端子が接続されている。
出力側結合回路24における分布定数線路14同士の各接続点には複数のバイポーラトランジスタ15の各々の出力端子が接続されている。そして、出力側結合回路24の入力端子41から遠い方の端子が出力端子12であり、他方の端子は出力側終端回路25″に接続される出力側バイアス入力端子33である。
入力側終端回路20″において、入力側バイアス入力端子32に入力側終端抵抗16の一方の端子と抵抗17の一方の端子が接続されている。入力側終端抵抗16の他方の端子は接地されている。また、抵抗17の他方の端子は、インダクタ26の一方の端子、および接地容量28の一方の端子に接続されている。インダクタ26の他方の端子は、定電圧源18、および接地容量29の一方の端子に接続されている。接地容量28、29の他方の端子は接地されている。
出力側終端回路25″において、出力側バイアス入力端子33に出力側終端抵抗21の一方の端子と抵抗22の一方の端子が接続されている。出力側終端抵抗21の他方の端子は接地されている。また、抵抗22の他方の端子は、インダクタ27の一方の端子、および接地容量30の一方の端子に接続されている。インダクタ27の他方の端子は、定電圧源23、および接地容量31の一方の端子に接続されている。
接地容量30、31の他方の端子は接地されている。
このような分布型増幅器では、分布定数線路13と、それに隣接するバイポーラトランジスタ15のベース・エミッタ間のキャパシタンスとで入力側擬似分布定数線路(単一線路)が形成される。また、各バイポーラトランジスタ15のコレクタ・エミッタ間キャパシタンスと、それに隣接する分布定数線路14とで出力側疑似分布定数線路(単一線路)が形成される。
入力側終端回路20″および出力側終端回路25″の入力インピーダンスをZとする。また、入力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダクタンス成分をLinとし、容量成分をCinとする。出力側疑似分布定数伝送線路の単一線路のインダンクタンス成分をLoutとし、容量成分をCoutとする。
入力端子11への入力信号が入力側結合回路19で各バイポーラトランジスタ15のベースに分配され、各バイポーラトランジスタ15で増幅されて出力側結合回路24で順々に合成されるには、上述した式(5)、(6)に示す関係がほぼ成立することが好ましい。
また、入力側にて入力側バイアス入力端子32にバイアス電圧を印加する定電圧源18の入力インピーダンスは0Ωと仮定できるので、入力側終端回路20″の入力インピーダンスは、入力側終端抵抗16と、一方の端子に接地容量28を有し他方の端子に接地容量29を有するインダクタ26と抵抗17の直列接続との並列回路になる。そして、抵抗17の抵抗値をRとし、入力側終端抵抗16の抵抗値をRとし、インダクタ26のインダクタンスをLとし、接地容量28のキャパシンタンスをCとし、接地容量29のキャパシンタンスをCとすると、入力インピーダンスZは、R、R、L、C、Cにより式(9)のように示すことができる。
Figure 0005200541
ここで、本実施形態の分布型増幅器の利得と反射特性は、所望の周波数範囲において良好な所定範囲内の値をとる必要がある。所望の周波数範囲は、分布型増幅器が適用されるシステムにおける要求条件により決まり、本実施形態では、一例として30kHzから50GHzあるいはそれ以上の値までの範囲である。また、良好な利得と反射特性の範囲は、どの程度の利得とその平坦さが要求されるか等の要求条件により決まる。本実施形態では、所望の周波数範囲にて、式(9)により示される入力インピーダンスZが所定の範囲に収まるようにR、R、L、C、およびCの値が選択される。
また、定電圧源18の電位がバイアス入力端子32より大幅に高くなることがないようにRとRは、上述した式(8)の条件を満たすように定められる。
そのため、本実施形態では、所定の周波数範囲(30kHzから50GHz)内で、式(5)、(6)、(9)、(8)を実質的に(要求される所定範囲内で)満たすようなR、R、L、C、Cの値が選択される。
また、出力側も入力側と同様に考えることができ、出力側終端回路25″の入力インピーダンスは、出力側終端抵抗21と、一方の端子に接地容量30を有し他方の端子に接地容量31を有するインダクタ27と抵抗22の直列接続との並列回路になる。そして、抵抗22の抵抗値をRとし、入力側終端抵抗21の抵抗値をRとし、インダクタ26のインダクタンスをLとし、接地容量30のキャパシンタンスをCとし、接地容量31のキャパシンタンスをCとすると、入力インピーダンスZは、R、R、L、C、Cにより式(9)のように示すことができる。
本実施形態では、具体例として、インダクタ26、27のインダクタンスLをボンディングワイヤによる0.2nHとし、終端抵抗16、21の抵抗値Rを110Ωとし、抵抗17、22の抵抗値Rを90Ωとし、接地容量28、30のキャパシンタンスを1pFとし、接地容量29、31のキャパシンタンスを50pFとする。インダクタ26、27の前にある接地容量28、30はボンディングワイヤのインダクタンスの変動を抑制するように働き、インダクタ26、27の後にある接地容量29、31は定電圧源18、23の変動を抑制するように働く。また、バイアス入力端32、33に所望のバイアスを与えるように、一例として、入力側の定電圧源18を1.8Vとし、出力側の定電圧源23を3Vとする。
本実施形態によれば、入力側終端回路20″、出力側終端回路25″は、抵抗17、22が終端抵抗16、21に等しいかまたはそれより小さくなるように抵抗17、16、22、21の抵抗値が選択されているため定電圧源18、23の電位をバイアス入力端子32より大幅に高くする必要がない。また、入力側終端回路20″、出力側終端回路25″は、入力インピーダンスが式(9)によって示され、所望の周波数範囲内での利得の変化が所定範囲内となるように抵抗17、16、22、21の抵抗値、インダクタ26、27のインダクタンス、および容量28、29、30、31のキャパシタンスが選択されているため、所望の広い帯域において平坦な特性を示す。その結果、本実施形態の分布型増幅器によれば、大型のバイアスティーを用いることなく、広帯域にわたり平坦な利得特性を得ることができる。
なお、本実施形態では、エミッタ接地の複数のトランジスタ15を有する分布型増幅器について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、エミッタ接地トランジスタとベース接地トランジスタを接続したカスコード構成の分布型増幅器も同様に実現できる。
また、本実施形態においては、バイポーラトランジスタを用いた半導体集積回路を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、FETやMOSなど他のデバイスを用いた分布型増幅器も同様に構成できる。

Claims (11)

  1. 入力端子に入力された所定周波数範囲の成分を含む信号を増幅して出力端子から出力する分布型増幅器であって、
    増幅素子として動作する複数のトランジスタと、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記入力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の入力に接続された入力側結合回路と、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記出力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の出力に接続された出力側結合回路と、
    前記入力側結合回路または前記出力側結合回路の少なくとも一方に備えられ、前記バイアス入力端子と電圧源の間に接続された第1の抵抗と、該バイアス入力端子と接地電位の間に接続された第2の抵抗とを有し、前記第1の抵抗の抵抗値が前記第2の抵抗の抵抗値以下である終端回路とを有し、
    前記終端回路のインピーダンスが、前記所定周波数範囲にて、所定範囲内の値となるように前記第1の抵抗の抵抗値および前記第2の抵抗の抵抗値が設定され
    前記終端回路は、前記第1の抵抗と前記電圧源の間にインダクタを有する、分布型増幅器。
  2. 前記増幅素子は、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の分布型増幅器。
  3. 前記第1の抵抗の抵抗値が前記第2の抵抗の抵抗値未満である請求項1または請求項2に記載の分布型増幅器。
  4. 前記第1の抵抗と前記インダクタの直列回路と、前記第2の抵抗とが並列に接続された等価回路のインピーダンスが、前記所定周波数範囲にて、所定範囲内の値となるように、前記第1の抵抗の抵抗値、前記第2の抵抗の抵抗値、および前記インダクタのインダクタンスが選択されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の分布型増幅器。
  5. 前記終端回路は、前記第1の抵抗と前記電圧源の間に接続されたインダクタと、該第1の抵抗と該インダクタの接続点と接地電位の間に接続された第1の容量と、該インダクタと該電圧源の接続点と接地電位の間に接続された第2の容量とをさらに有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の分布型増幅器。
  6. 前記インダクタと前記第2の容量が直列に接続され、その直列回路と前記第1の容量とが並列に接続され、その並列回路と前記第1の抵抗が直列に接続され、その回路に前記第2の抵抗が並列に接続された等価回路のインピーダンスが、前記所定周波数範囲にて、所定範囲内となるように、前記第1の抵抗の抵抗値、前記第2の抵抗の抵抗値、前記インダクタのインダクタンス、前記第1の容量のキャパシタンス、および前記第2の容量のキャパシタンスが選択されている、請求項に記載の分布型増幅器。
  7. 前記終端回路が前記入力側結合回路および前記出力側結合回路の両方に備えられており、
    前記入力側結合回路の前記分布定数線路と該分布定数線路に隣接するトランジスタとで形成される単一の入力側疑似分布定数線路のキャパシタンスをCinとしインダクタンスをLinとし、前記出力側結合回路の前記分布定数線路と該分布定数線路に隣接するトランジスタとで形成される単一の出力側疑似分布定数線路のキャパシタンスをCoutとしインダクタンスをLoutとすると、
    √(Lin・Cin)=√(Lout・Cout)と√(Lin/Cin)=√(Lout/Cout)とが成り立つ、請求項1からのいずれか1項に記載の分布型増幅器。
  8. 前記所定周波数範囲にて、√(Lin/Cin)および√(Lout/Cout)の値が前記終端回路の前記等価回路のインピーダンスと実質的に等しい、請求項に記載の分布型増幅器。
  9. 前記所定周波数範囲は少なくとも30kHzから50GHzを含む、請求項1からのいずれか1項に記載の分布型増幅器。
  10. 入力端子に入力された所定周波数範囲の成分を含む信号を増幅して出力端子から出力し、
    増幅素子として動作する複数のトランジスタと、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記入力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の入力に接続された入力側結合回路と、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記出力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の出力に接続された出力側結合回路と、
    前記入力側結合回路または前記出力側結合回路の少なくとも一方に備えられ、前記バイアス入力端子と電圧源の間に接続された第1の抵抗と、該バイアス入力端子と接地電位の間に接続された第2の抵抗とを有し、前記第1の抵抗の抵抗値が前記第2の抵抗の抵抗値以下である終端回路とを有し、
    前記終端回路のインピーダンスが、前記所定周波数範囲にて、所定範囲内の値となるように前記第1の抵抗の抵抗値および前記第2の抵抗の抵抗値が設定され
    前記終端回路は、前記第1の抵抗と前記電圧源の間にインダクタを有する分布型増幅器を内蔵した集積回路。
  11. 入力端子に入力された所定周波数範囲の成分を含む信号を増幅して出力端子から出力し、
    増幅素子として動作する複数のトランジスタと、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記入力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の入力に接続された入力側結合回路と、
    直列接続された複数の分布定数線路からなり、一方の端子が前記出力端子で、他方の端子がバイアス入力端子であり、該分布定数線路同士の接続点の各々が前記複数のトランジスタの各々の出力に接続された出力側結合回路と、
    前記入力側結合回路または前記出力側結合回路の少なくとも一方に備えられ、前記バイアス入力端子と電圧源の間に接続された第1の抵抗と、該バイアス入力端子と接地電位の間に接続された第2の抵抗とを有し、前記第1の抵抗の抵抗値が前記第2の抵抗の抵抗値以下である終端回路とを有し、
    前記終端回路のインピーダンスが、前記所定周波数範囲にて、所定範囲内の値となるように前記第1の抵抗の抵抗値および前記第2の抵抗の抵抗値が設定され
    前記終端回路は、前記第1の抵抗と前記電圧源の間にインダクタを有する分布型増幅器を内蔵した送受信器。
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