JP2011135357A - スイッチング回路、分布定数型のスイッチング回路、及び包絡線信号増幅器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スイッチング回路33aは、炭化珪素(SiC)を半導体材料とするn個のトランジスタ(FET)M1,M2,・・MnのゲートをコイルL1を介して縦続接続する入力側伝送線路と、各トランジスタM1,M2,・・MnのドレインをコイルL2を介して縦続接続する出力側伝送線路とを備える。入力端331から与えられて入力側伝送線路を伝播するPWM信号によってトランジスタMm(mは1からnまでの整数)を順次オンさせ、トランジスタMmのドレインに流入する電流と、出力側伝送線路を出力端332の方向に伝播する電流とを加算する。
【選択図】図6
Description
このため、半導体材料がシリコン又はガリウム砒素からなるスイッチング素子を用いた場合より高周波且つ大電力のスイッチングが行える。また、スイッチング素子がオフした時に直流電源の電圧を大きく超えるサージ電圧がインダクタンス素子から印加されたとしても、スイッチング素子はサージ電圧に耐え得る。
このため、半導体材料がシリコン又はガリウム砒素からなるスイッチング素子を用いた場合より高周波且つ大電力のスイッチングが行える。また、各スイッチング素子がスイッチングして発生させた電力が出力側伝送線路上で合成されるため、夫々のスイッチング素子のチップサイズを小さくして浮遊容量を分散させることができる。これにより、スイッチング素子が1個の場合よりも高周波且つ大電力の増幅が行える。
これにより、半導体材料がシリコン又はガリウム砒素からなるスイッチング素子を用いた場合より高周波且つ大電力のスイッチングが行えるスイッチング回路が、包絡線信号増幅器に適用される。
これにより、包絡線信号増幅器の出力電圧を電源電圧とする飽和型増幅器で前記変調信号の位相成分に相当する信号を増幅することとした場合は、従来に勝る高周波且つ大電力の領域にEER方式を適用できる。
従って、単一のスイッチング素子でインンダクタンス素子をスイッチングすることにより、半導体材料がシリコン又はガリウム砒素からなるスイッチング素子を用いたプッシュプルの増幅器よりも高周波且つ大電力の増幅が可能となる。
(実施の形態1)
図1は、EER増幅器の要部構成を示すブロック図である。EER増幅器は、入力端子1から入力された携帯電話の変調信号を包絡線検波する検波器2と、検波信号(包絡線信号)を増幅する包絡線信号増幅器3と、入力された変調信号の振幅を制限して位相成分を抽出するリミッタ4と、抽出した位相成分を増幅するスイッチング回路5とを備える。
図2(a)は、入力端子1に与えられる変調信号の波形を示している。入力された変調信号は、搬送波が位相変調及び振幅変調されたものである。図2(b)は、入力された変調信号からリミッタ4が抽出した位相成分の波形を示し、図2(c)は、入力された変調信号を検波器2が包絡線検波した検波信号(包絡線信号)の波形を示している。図2(b)の位相信号は振幅が一定であり、図2(c)の包絡線信号は変調信号から搬送波の成分が除去されている。
以下、トランジスタM1が、このような要請に応えるものであることを説明する。尚、本実施の形態1では、電源Vddの電圧は100Vであり、包絡線信号増幅器3は100W程度の電力をスイッチングする。
従って、半導体材料がシリコン又はガリウム砒素からなるスイッチング素子を用いた場合より高周波且つ大電力のスイッチングが行えるスイッチング回路を、包絡線信号増幅器に適用することが可能となる。
この場合は、従来シリコン又はガリウム砒素を半導体材料とするスイッチング素子では対応できなかった高い電源電圧が与えられて、トランジスタM1がオフした時に電源電圧を大きく超えるサージ電圧がコイルL3から印加されたとしても、トランジスタM1がサージ電圧に耐えるようにすることが可能となる。
実施の形態1は、スイッチング回路33が1個のトランジスタM1からなる形態であるのに対し、実施の形態2は、スイッチング回路が、縦続接続された複数のトランジスタからなる形態である。
図7は、nチャネルMOSFETの飽和領域における大信号モデルの等価回路を示す回路図である。図7において、入力抵抗Rg及び入力キャパシタCgの直列回路が存在するゲート−ソース間に印加する電圧をVg+Vthとする。ここで、VthはMOSFETがオンする時の閾値であり、Vgは閾値Vthを基準とするゲート電圧である。MOSFETの飽和領域では、ドレイン電流が閾値Vthを基準とするゲート電圧の2乗関数になることが知られており、ドレイン−ソース間はK・Vg2 (Kは比例定数)の電流源で表される。
また、各トランジスタのドレインに流入する電流が出力側伝送線路上で加算されるため、夫々のトランジスタのチップサイズを小さくして浮遊容量を分散させることができ、トランジスタが1個の場合よりも高周波且つ大電力の増幅が可能となる。
3 包絡線信号増幅器
31 三角波発生器
32 比較器(変調回路)
33、33a スイッチング回路
34 ローパスフィルタ(積分回路)
4 リミッタ
5 スイッチング回路
Cgs、Cds、Cf キャパシタ
D2、D3 ダイオード
L1、L2、L2a、L3、Lf コイル
M1、M2、・・・Mn トランジスタ(FET)
Vdd 電源(直流電源)
Claims (4)
- 直流電源に直列に接続されたインダクタンス素子及びスイッチング素子を備え、該スイッチング素子をPWM信号でスイッチングさせるスイッチング回路において、
前記スイッチング素子は、半導体材料が炭化珪素からなるFETであることを特徴とするスイッチング回路。 - 複数のスイッチング素子のスイッチングを制御するための各制御端子を第1インダクタンス素子を介して縦続接続する入力側伝送線路と、前記複数のスイッチング素子の各一端子を第2インダクタンス素子を介して縦続接続する出力側伝送線路と、該出力側伝送線路の信号出力端子及び直流電源間に接続された第3インダクタンス素子とを備える分布定数型のスイッチング回路において、
前記複数のスイッチング素子は、半導体材料が炭化珪素からなるFETであり、
前記入力側伝送線路の入力端子に入力されるPWM信号で、前記複数のスイッチング素子を順次スイッチングさせるようにしてあること
を特徴とする分布定数型のスイッチング回路。 - アナログの信号をパルス幅変調する変調回路と、
請求項1又は2に記載のスイッチング回路と、
該スイッチング回路がスイッチングした信号を積分する積分回路とを備え、
前記変調回路が変調信号の包絡線信号をパルス幅変調して得られたPWM信号で前記スイッチング回路をスイッチングさせるようにしてあり、
前記スイッチング回路がスイッチングしたPWM信号を前記積分回路で積分して包絡線信号に復調するようにしてあること
を特徴とする包絡線信号増幅器。 - 前記変調信号は、携帯電話の基地局の送信機で増幅して送信されるべき信号であることを特徴とする請求項3に記載の包絡線信号増幅器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
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