JP5605256B2 - 低雑音増幅器 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態の低雑音増幅器2の構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の低雑音増幅器2は、増幅回路4、終端回路6、およびアクティブインダクタ8を有している。増幅回路4は、入力信号がゲートに供給されるソース接地トランジスタ10と、ソース接地トランジスタ10のドレイン電流が供給される第1の負荷12を有している。終端回路6は、入力信号がソースに供給されるゲート接地トランジスタ14と、ゲート接地トランジスタ14のドレイン電流が供給される第2の負荷16とを有している。アクティブインダクタ8は、ゲート接地トランジスタ14のソースとドレインの間に接続されている。第1の負荷12および第2の負荷16には、電源電圧VDDが供給される。
図3は、入力端子24から見た低雑音増幅器2の等価回路である。図3に示すように、入力端子24から見た等価回路は、ソース接地トランジスタ10のゲートソース間容量36と、ゲート接地トランジスタ14の入力抵抗38と、アクティブインダクタ8の等価回路40と、寄生容量42とを有している。これらの回路要素の一端はそれぞれ入力端子24に接続され、他端はグラウンドGに接続されている。他の回路要素と同様、寄生容量42には、入力信号が供給される。アクティブインダクタ8の等価回路40は、インダクタ(受動インダクタ)44と抵抗46の直列回路である。すなわち、アクティブインダクタ8は、インダクタ44と抵抗46の直列回路と等価である。
図7は、インダクタ用トランジスタ18を等価回路で置き換えたアクティブインダクタ8の等価回路58である。図7には、インダクタ用トランジスタ18のソースSに信号を供給する信号源60も示されている。
上述したように、アクティブインダクタ8を設けることで、低雑音増幅器2の周波数帯域を拡大することができる。一方、アクティブインダクタ8を設けると、インダクタ用トランジスタ18の熱雑音で雑音指数が増加する虞ある。しかし、本低雑音増幅器2では、差動出力によりインダクタ用トランジスタ18の熱雑音が相殺されて次の回路28に供給されるので、雑音指数は殆ど増加しない。
図9は、本実施の形態における低雑音増幅器の変形例を示す図である。この例では、ソース接地トランジスタ10のドレインにカスコード接続された第1のカスコードトランジスタ66およびゲート接地トランジスタ14のドレインにカスコードされた第2のカスコードトランジスタ68が設けられている。これらカスコードトランジスタ66, 68のゲートには、固定電位が供給される。第1および第2のカスコードトランジスタ66,68により、増幅回路4aおよび終端回路6aの出力インピーダンスが大きくなる。従って、低雑音増幅器2aの電圧利得が高くなる。
図16は、本実施の形態の低雑音増幅器2eの構成を示す図である。図16に示ように、この低雑音増幅器2eは、増幅回路4と、終端回路6と、アクティブインダクタ8と、結合回路78とを有している。増幅回路4、終端回路6、およびアクティブインダクタ8の構成は、実施の形態1の回路と略同じある。従って、実施の形態1と同様、アクティブインダクタ8が寄生容量と共振して、最高増幅周波数を高する。
入力信号がゲートに供給されるソース接地トランジスタと、前記ソース接地トランジスタのドレイン電流が供給される第1の負荷とを有する増幅回路と、
前記入力信号がソースに供給されるゲート接地トランジスタと、前記ゲート接地トランジスタのドレイン電流が供給される第2の負荷とを有する終端回路と、
前記ゲート接地トランジスタのソースとドレインの間に接続されたアクティブインダクタとを有する
低雑音増幅器。
付記1に記載の低雑音増幅器において、
前記入力信号に応答して前記第1の負荷に発生する第1の信号および前記入力信号に応答して前記第2の負荷に発生する第2の信号は、差動出力として次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1に記載の低雑音増幅器において、
更に、前記入力信号に応答して前記第2の負荷に発生する第2の信号を、前記ソース接地トランジスタのゲートに結合する結合回路を有し、
前記第2の信号は、前記入力信号とともに前記増幅回路により増幅されて、単相出力として次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至3のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記アクティブインダクタは、
ソースが前記ゲート接地トランジスタのソースに接続され、ドレインが前記ゲート接地トランジスタのドレインに接続されたインダクタ用トランジスタと、
前記インダクタ用トランジスタのゲートに一端が接続されたインダクタ用抵抗とを有し、
前記入力信号と逆相の信号または固定電位が、前記抵抗の他端に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至4のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記アクティブインダクタは、インダクタと抵抗の直列回路と等価であり、
前記アクティブインダクタの抵抗と前記終端回路の入力抵抗の合成並列抵抗は、前記低雑音増幅器の周波数帯域の最低周波数において前記低雑音増幅器の電圧反射係数が前記入力信号に対する電圧反射係数として許容される許容反射係数以下になるように設定され、
前記アクティブインダクタのインダクタは、前記入力信号が印加される寄生容量と共振して、前記周波数帯域の最高周波数における前記電圧反射係数を前記許容反射係数以下にするように設定されていることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至5のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記インダクタ用トランジスタの熱雑音電流が前記入力信号の信号源に供給されて前記第1の負荷に発生する第1の雑音電圧と前記熱雑音電流が前記第2の負荷に供給されて発生する第2の雑音電圧は、相殺されて次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至6のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記アクティブインダクタの前記インダクタ用抵抗および前記ゲート接地トランジスタのゲートは、前記ソース接地トランジスタのドレインに接続されていることを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至7のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
更に、前記ソース接地トランジスタのドレインにカスコード接続されたカスコードトランジスタを有することを
特徴とする低雑音増幅器。
付記1乃至8のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
更に、前記ゲート接地トランジスタのドレインにカスコード接続されたカスコードトランジスタを有することを
特徴とする低雑音増幅器。
4・・・増幅回路
6・・・終端回路
8・・・アクティブインダクタ
10・・・ソース接地トランジスタ
12・・・第1の負荷
14・・・ゲート接地トランジスタ
16・・・第2の負荷
18・・・インダクタ用トランジスタ
20・・・インダクタ用抵抗
Claims (5)
- 入力信号がゲートに供給されるソース接地トランジスタと、前記ソース接地トランジスタのドレイン電流が供給される第1の負荷とを有する増幅回路と、
前記入力信号がソースに供給されるゲート接地トランジスタと、前記ゲート接地トランジスタのドレイン電流が供給される第2の負荷とを有する終端回路と、
一端が前記ゲート接地トランジスタのソースに接続され、他端が前記ゲート接地トランジスタのドレインと前記第2の負荷の間に接続されたアクティブインダクタとを有する
低雑音増幅器。 - 請求項1に記載の低雑音増幅器において、
前記入力信号に応答して前記第1の負荷に発生する第1の信号および前記入力信号に応答して前記第2の負荷に発生する第2の信号は、差動出力として次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。 - 請求項1に記載の低雑音増幅器において、
更に、前記入力信号に応答して前記第2の負荷に発生する第2の信号を、前記ソース接地トランジスタのゲートに結合する結合回路を有し、
前記第2の信号は、前記入力信号とともに前記増幅回路により増幅されて、単相出力として次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記アクティブインダクタは、インダクタと抵抗の直列回路と等価であり、
前記アクティブインダクタの抵抗と前記終端回路の入力抵抗の合成並列抵抗は、前記低雑音増幅器の周波数帯域の最低周波数において前記低雑音増幅器の電圧反射係数が前記入力信号に対する電圧反射係数として許容される許容反射係数以下になるように設定され、
前記アクティブインダクタのインダクタは、前記入力信号が印加される寄生容量と共振して、前記周波数帯域の最高周波数における前記電圧反射係数が前記許容反射係数以下にするように設定されていることを
特徴とする低雑音増幅器。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の低雑音増幅器において、
前記アクティブインダクタは、ソースが前記ゲート接地トランジスタのソースに接続されドレインが前記ゲート接地トランジスタのドレインに接続されたインダクタ用トランジスタと、前記インダクタ用トランジスタのゲートに一端が接続されたインダクタ用抵抗とを有し、
前記インダクタ用トランジスタの熱雑音電流が前記入力信号の信号源に供給されて前記第1の負荷に発生する第1の雑音電圧と前記熱雑音電流が前記第2の負荷に供給されて発生する第2の雑音電圧は、相殺されて次段の回路に供給されることを
特徴とする低雑音増幅器。
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