JP5199835B2 - 光情報記録再生装置用対物レンズ、および光情報記録再生装置 - Google Patents

光情報記録再生装置用対物レンズ、および光情報記録再生装置 Download PDF

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Description

この発明は、所定の規格の光ディスクに対する情報の記録または再生を行うのに適した光情報記録再生装置用対物レンズに関連し、詳しくは、BD(Blu-ray Disc)等の高記録密度光ディスクに対する情報の記録または再生を行うのに適したNA0.75以上の樹脂製対物レンズに関する。また、該光情報記録再生装置用対物レンズを有する光情報記録再生装置に関する。
光ディスクには、従来、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)といった記録密度や保護層の厚みが異なる複数の規格が存在する。また近年では、情報記録のさらなる高容量化を実現した、DVDよりも記録密度が一層高い高記録密度光ディスクが実用化されている。このような高記録密度光ディスクとして例えばBDが一般に普及している。
かかる高記録密度光ディスクは、CDやDVD等の光ディスクに比べて記録密度が高いことから、情報の記録時または再生時により小径なスポットの形成が要求される。つまり、高記録密度光ディスクに対する情報の記録や再生を行うためには高いNAが必要とされる。そのため、高記録密度光ディスクの記録や再生を行うのに適した高記録密度光ディスク用対物レンズは、屈折率の高いガラス製レンズが一般的である(例えば特許文献1参照)。しかし、ガラス製レンズは重量が重いため、対物レンズをトラッキング方向やフォーカス方向に移動させる際にレンズ駆動用アクチュエータに大きな負荷をかける欠点がある。
そこで、レンズ材料としてガラスの代わりに樹脂を用いて高記録密度光ディスク用対物レンズを製作し軽量化することが考えられる。高記録密度光ディスク用対物レンズを軽量化することにより、レンズ駆動用アクチュエータへの負荷が軽減される。また、高記録密度光ディスク用対物レンズを樹脂製レンズとした場合、ガラス製レンズと比較して、軽量化以外に、製造の容易性や量産性、コスト等の種々の面で有利である。樹脂を用いて製造された高記録密度光ディスク用対物レンズの例は、特許文献2に開示されている。
特開2005−156719号公報 特開2007−179720号公報 特開2003−85806号公報
ところで、樹脂は、温度変化時における屈折率変化の割合がガラスの十数倍以上大きい。そのため、樹脂製レンズは、屈折率変化(別の表現によれば温度変化)に伴う球面収差の変化量がガラス製レンズと比べて格段に大きい欠点を持つ。例えば特許文献2に記載の対物レンズを設計基準温度に対して温度差がある環境下で使用した場合、球面収差が大きく発生して、高記録密度光ディスクの記録や再生が正常に行われない虞がある。
また、特許文献3に記載の対物レンズは、保護層の厚さの変化により発生する球面収差を入射光束の発散収束度の変化による球面収差で相殺するため、正弦条件違反量を故意に発生させている。かかる対物レンズは、正弦条件違反量が有効光束径全体に亘り良好に補正されていないため、例えば組み立て誤差により軸外光束が入射することにより軸外コマ収差が大きく発生し性能が劣化する問題がある。
また、特許文献2に記載の対物レンズは、ガラス製レンズを樹脂製レンズに代えたことによる屈折率低下分に起因するレンズパワーの低下を補填する必要がある。レンズパワーを補填するためには、例えば各レンズ面の曲率を大きくしてパワーを強める構成が必要である。しかし、例えばレンズ面の曲率を大きく設計した場合、コバ厚、すなわち対物レンズの最外径の厚さを確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなるため、作動距離、すなわち光ディスクの保護層表面と、該保護層表面に隣接する対物レンズ面との距離を確保し難くするといった別の問題が生じる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズ厚を効果的に抑えつつも球面収差、コマ収差等の諸収差が良好に補正された、高記録密度光ディスクの記録や再生を行うのに好適な樹脂製の光情報記録再生装置用対物レンズ、および該光情報記録再生装置用対物レンズを有する光情報記録再生装置を提供することである。
上記の課題を解決する本発明の一形態に係る光情報記録再生装置用対物レンズは、所定の規格の光ディスクに対する情報の記録または再生を行うのに適したNA0.75以上の樹脂製対物レンズであり、以下の特徴を有している。すなわち、かかる光情報記録再生装置用対物レンズは、コマ収差、および温度変化に伴う球面収差の発生が良好に補正されるため、高記録密度光ディスクに対する情報の記録または再生に使用する波長λ(単位:nm)に対する焦点距離をf(単位:mm)と定義し、対物レンズの光軸を基準とした有効光束半径の0%〜90%未満の範囲の正弦条件違反量の絶対値における最大値を|SC|MAXと定義した場合に、次の条件(1)
0≦|SC|MAX/f<0.002・・・(1)
を満たすとともに、該有有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくなるように構成されている。
条件(1)を満足しない場合、コマ収差の発生量が大きいため、高記録密度光ディスクに対する再生性能が劣化する。また、有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくならない場合、温度変化が生じた際の球面収差の変化量が大きいため、例えば設計基準温度に対して温度差がある環境下で使用されたときに、高記録密度光ディスクに対する再生性能が劣化する。
かかる光情報記録再生装置用対物レンズは、少なくとも光源側に配置される第一面が非球面であって、光軸からの高さをh(単位:mm)と定義し、該非球面の光軸上の曲率半径をr(単位:mm)と定義し、円錐係数をκと定義し、非球面係数をA、A、・・・と定義し、該非球面上の座標点と該非球面の光軸上での接平面との距離であるサグ量SAGと定義した場合に、高さhに位置する該座標点に対応する該非球面の傾き(SAG)’が次の式
Figure 0005199835
で表され、該第一面の傾き(SAG1)’の有効光束径内における最大値を(SAG1)’MAXと定義し、波長λ(単位:nm)に対する屈折率をnと定義し、該波長λ使用時の光ディスク側の開口数をNAと定義した場合に、次の条件(2)
1.40<(n−1)・(SAG1)’MAX/NA<1.95・・・(2)
を満たすように構成されている。
条件(2)を満たすことにより、レンズ厚の薄型化に貢献するために適切に制限された該第一面の傾きと諸収差のバランスだけでなく、温度変化に伴う球面収差の変化量も好適に抑えられる。条件(2)の下限を下回る場合、レンズ全体の必要なパワーを確保するために光ディスク側に位置する第二面にパワーを負担させざるを得ず、そのため光軸に略直交する面内において像高を持った座標点に集光した場合に発生するコマ収差(以下、「軸外コマ収差」)と、組み付け誤差等によって対物レンズが偏心をおこした際に発生するコマ収差(以下、「偏心コマ収差」と記す。)をバランス良く補正することができず、一方あるいは両方のコマ収差が増大する弊害が生じ、さらには温度変化に伴う球面収差の変化量が大きくなる問題が生じる。条件(2)の上限を上回る場合には、レンズ面の傾きが大きくなるため、コバ厚を確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなり、作動距離を十分に確保することが難しい上に、温度変化に伴う球面収差の変化量が大きくなる問題が生じる。
本発明に係る光情報記録再生装置用対物レンズは、好ましくは、有効光束半径の90%の高さに対応する正弦条件違反量をSC0.9と定義し、該有効光束半径の100%の高さに対応する正弦条件違反量をSC1.0と定義した場合に、さらに、次の条件(3)
−0.010≦(SC1.0−SC0.9)≦−0.001・・・(3)
を満たす構成を有する。
条件(3)をさらに満たす場合、より一層、コマ収差の発生量を良好に抑えつつ、温度変化に伴う球面収差の変化量も同時に抑えることができる。条件(3)の下限を下回る場合、温度変化に伴う球面収差の発生量が抑えられるものの、コマ収差の発生量が大きくなり、高記録密度光ディスクの記録や再生に適した光学性能が得られない。条件(3)の上限を上回る場合には、温度変化に伴う球面収差の発生量が(場合によってはコマ収差も)大きくなり、高記録密度光ディスクの記録や再生に適した光学性能が得られない。
また、本発明に係る光情報記録再生装置用対物レンズは、該対物レンズの光軸上の厚みをd(単位:mm)と定義した場合に、さらに、次の条件(4)
1.70<d・n/f<2.10・・・(4)
を満たす構成であることが望ましい。
条件(4)を満たすことにより、光情報記録再生装置用対物レンズの大型化を有効に避けつつ、同時に十分な作動距離を確保するのに適したレンズ厚が規定される。条件(4)の下限を下回る場合、レンズ厚が薄くなりすぎて、レンズパワーを確保するために必要な面形状を設定することができない。レンズ厚が薄くなると第一面最大傾斜(SAG1)’MAXが大きくなりレンズの感度が敏感になり過ぎるため、特に温度変化に伴う球面収差の発生量が大きくなる問題が生じる。条件(4)の上限を上回る場合には、光情報記録再生装置用対物レンズが大型化するため、重量が重くなりレンズ駆動用アクチュエータに負荷がかかる。また、焦点距離の値に対してレンズ厚の値が大きくなりすぎるため、作動距離を確保することが難しくなる。
また、本発明に係る光情報記録再生装置用対物レンズは、さらに、次の条件(5)
0.70<f<1.50・・・(5)
を満たす構成であることが好適である。
条件(5)は、条件(4)を満たすために望ましい焦点距離であって、作動距離を確保しつつ光情報記録再生装置用対物レンズの大型化を抑えるのに適した焦点距離の条件である。条件(5)の下限を下回る場合、焦点距離が短すぎるため、光情報記録再生装置用対物レンズの形状いかんに拘わらず十分な作動距を確保することができない。条件(5)の上限を上回る場合には、焦点距離が長すぎるため、光情報記録再生装置用対物レンズの記録や再生に必要とするNAを確保すると光情報記録再生装置用対物レンズの有効径が大きくなり、光情報記録再生装置用対物レンズの小型化に不利である。また、温度変化による球面収差の発生量は焦点距離に比例して大きくなるため、焦点距離が長いほど光情報記録再生装置用対物レンズに対する再生性能が劣化する問題が生じる。
ここで、本発明に係る光情報記録再生装置用対物レンズの材料には、例えば屈折率nが次の条件(6)に収まる合成樹脂が適している。
1.50<n<1.70・・・(6)
また、使用波長λには、光源の使用環境や製品個体差を考慮して例えば次の条件(7)の範囲に収まる波長が想定される。
380<λ<420・・・(7)
また、本発明に係る光情報記録再生装置用対物レンズは、温度変化が生じた際の球面収差の変化量をより一層抑えるべく、有効光束半径の90%〜100%の範囲において、瞳座標が増加するにつれて、正弦条件違反量が連続的に減少するように構成されることが望ましい。
また、上記の課題を解決する本発明の一形態に係る光情報記録再生装置は、波長λの光を照射する光源と、上記の何れかに記載の光情報記録再生装置用対物レンズとを有し、光ディスクに対して波長λの光を使用することにより、該光ディスクに対する情報の記録または再生を行うことを特徴としている。
本発明によれば、高記録密度光ディスクの記録や再生に適した光学性能を有する対物レンズであって、コマ収差、および温度変化に伴う球面収差が良好に補正されつつも、レンズ厚の増加が効果的に抑えられた樹脂製対物レンズ、および該対物レンズを搭載した光情報記録再生装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の対物レンズおよび該対物レンズが搭載される光情報記録再生装置について説明する。本実施形態の光情報記録再生装置は、所定の規格の高記録密度光ディスクの記録や再生を行う装置である。ここでいう所定の規格の高記録密度光ディスクは、例えばBD規格の光ディスクである。以下、説明の便宜上、所定の規格の高記録密度光ディスクを光ディスクDと記す。なお、本明細書において、光情報記録再生装置と記した場合には、「情報の記録専用装置」、「情報の再生専用装置」、「情報の記録および再生兼用装置」の全てを含む。
図1は、本実施形態の対物レンズ10を有する光情報記録再生装置100の概略構成を表す模式図である。図1に示されるように、光情報記録再生装置100は、光源1、ハーフミラー2、コリメートレンズ3、受光部4、および対物レンズ10を有している。
なお、図1に示される一点鎖線は光情報記録再生装置100の基準軸AXである。また、実線は光ディスクDへの入射光束またはその戻り光を示している。対物レンズ10の光軸は、通常、基準軸AXと一致する。但し、トラッキング動作などにより対物レンズ10の光軸が基準軸AXから外れる状態も起こり得る。本実施形態において対物レンズ10に要求されるNAは、例えば0.75以上である。
光ディスクDは、図示省略された保護層、記録面を有している。なお、実際の光ディスクDにおいて、記録面は、保護層と基板層あるいはレーベル層によって挟持されている。また、光ディスクDは、記録又は再生を行う際に図示省略されたターンテーブル上にセットされ回転された状態にある。
光源1は、設計基準波長405nmの青色レーザー光を照射する半導体レーザーである。かかるレーザー光の波長λ(単位:nm)は、使用環境および製品個体差を考慮すると次の条件(7)に表される範囲で変動する。
380<λ<420・・・(7)
図1に示されるように、光源1から照射されたレーザー光束は、ハーフミラー2で偏向されてコリメートレンズ3に入射される。コリメートレンズ3に入射されたレーザー光束は、平行光束に変換された後、対物レンズ10の第一面11に入射される。第一面11に入射されたレーザー光束は、対物レンズ10の第二面12から射出されて、情報の記録または再生の対象となる光ディスクDの記録面近傍に収束される。収束されたレーザー光束は、光ディスクDの記録面上で諸収差が補正された良好なスポットを形成する。そして、光ディスクDの記録面で反射されたレーザー光束は、入射時と同一の光路を戻り、ハーフミラー2を透過して受光部4により受光される。
受光部4は、受光された光を光電変換し、得られたアナログ信号を図示省略された信号処理回路に出力する。信号処理回路は、入力されたアナログ信号をビットストリームに変換して所定の誤り訂正処理を行う。次いで、誤り訂正されたビットストリームをオーディオストリームやビデオストリーム等の各ストリームに分離してデコードする。信号処理回路は、デコードして得られたオーディオ信号やビデオ信号等をアナログ信号に変換してスピーカやディスプレイ(何れも不図示)に出力する。これにより、例えば光ディスクDに記録された音声や映像等がスピーカやディスプレイを通じて再生される。
ところで、対物レンズ10をガラス製レンズとした場合には、上述したように重量が重いことからレンズ駆動用アクチュエータ(不図示)に負荷をかける問題がある。そのため、対物レンズ10は樹脂によって成形されており、ガラス製レンズに比べて軽量化されている。このように対物レンズ10を樹脂製レンズとした場合には、軽量化以外にも、製造の容易性や量産性、コスト等の種々の面においてガラス製レンズと比較して有利である。さらに、対物レンズ10は、第一面11の曲率が制限された設計がなされており、樹脂製レンズでありつつもレンズ厚の増加が効果的に抑えられている。第一面11の曲率が制限されつつも、光ディスクDの記録や再生に適するように球面収差やコマ収差等の諸収差が良好に補正されている。以下、対物レンズ10の具体的構成について説明する。
対物レンズ10は、樹脂製レンズであるため、ガラス製レンズよりも低い屈折率を有している。波長λに対する対物レンズ10の屈折率nは、次の条件(6)に表される通りである。
1.50<n<1.66・・・(6)
対物レンズ10は、第一面11、第二面12がともに非球面である。非球面の形状は、光軸からの高さがh(単位:mm)となる非球面上の座標点の該非球面の光軸上での接平面からの距離(サグ量)をSAGと定義し、非球面の光軸上での曲率を1/r(但し、r(単位:mm)は曲率半径)と定義し、円錐係数をκと定義し、4次以上の偶数次の非球面係数をA、A、・・・と定義した場合に、次の式で表される。対物レンズ10の各レンズ面を非球面にすることにより、球面収差やコマ収差等の諸収差を適切にコントロールすることが可能になる。
Figure 0005199835
対物レンズ10は、波長λに対する焦点距離をf(単位:mm)と定義し、該対物レンズ10の光軸を基準とした有効光束半径の0%〜90%未満の範囲の正弦条件違反量の絶対値における最大値を|SC|MAXと定義した場合に、次の条件(1)
0≦|SC|MAX/f<0.002・・・(1)
を満たすとともに、該有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくなるように構成されている。このように、有効光束半径の0%〜90%未満の範囲で正弦条件違反量が補正されている場合、組み付け誤差等による対物レンズ10の偏心や、トラッキング時の対物レンズ10のシフト等に起因するコマ収差等の軸外収差の発生量が効果的に抑えられる。さらに、有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくすることにより、温度変化に伴う球面収差の変化量が効果的に抑えられる。対物レンズ10は、さらに、有効光束半径の90%〜100%の範囲において、瞳座標が増加するにつれて、正弦条件違反量が連続的に減少するように構成されている場合には、温度変化が生じた際の球面収差の変化量がより一層効果的に抑えられる。以下、説明の便宜上、有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくする構成の条件を「条件(1’)」と記す。
対物レンズ10が仮に条件(1)を満足しない場合、コマ収差の発生量が大きいため、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。また、対物レンズ10は、条件(1’)を満足しない(すなわち、有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも大きくなる(又は変化しない)ように構成される)場合、温度変化が生じた際の球面収差の変化量が大きいため、例えば設計基準温度に対して温度差がある環境下で使用されたときに、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。
対物レンズ10は、条件(1)および(1’)を満たすことにより、コマ収差、および温度変化に伴う球面収差の発生が効果的に抑えられた、すなわち各収差が良好に補正された構成を有する。但し、条件(1)および(1’)を満たすだけでは、ガラス製レンズを樹脂製レンズに代えたことによる屈折率低下分に起因するレンズパワーの低下を補填すべく、例えば第一面11の曲率を大きくしてレンズ全体の必要なパワーを確保するといった設計が許容される。第一面11の曲率を大きく設計した場合には、コバ厚t、すなわち対物レンズ10の最外径の厚さを確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなるため、作動距離WD、すなわち光ディスクDの保護層表面と対物レンズ10の第二面12との距離が十分に確保されず望ましくない。作動距離WDが十分に確保されない場合、例えば光情報記録再生装置100が僅かな衝撃を受けた場合も対物レンズ10と光ディスクDとが衝突する虞が出てくるからである。そこで、対物レンズ10は、球面収差およびコマ収差が良好に補正された光学性能を有しつつもレンズ厚の増加が効果的に抑えられるよう、以下のように構成されている。
具体的には、対物レンズ10は、高さhに位置する第一面11の座標点に対応する第一面11の傾き(SAG1)’が次の式
Figure 0005199835
で表され、有効光束径内で最大となる第一面の傾き(SAG1)’を第一面最大傾斜(SAG1)’MAXと定義し、波長λ使用時の光ディスクD側の開口数をNAと定義した場合に、次の条件(2)を満たすように構成されている。
1.40<(n−1)・(SAG1)’MAX/NA<1.95・・・(2)
対物レンズ10は、条件(2)を満たすことにより、第一面11の傾きが適切に制限されてレンズ厚の増加が効果的に抑えられた構成となる。
ところで、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXは、レンズ厚の薄型化だけを考慮して決定されるべきではない。本出願人は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXを決定するにあたり、温度変化に伴って発生する球面収差量も考慮すべきことを見出している。図2は、各収差と第一面最大傾斜(SAG1)’MAXとの関係を示す図である。図2の縦軸は収差量(単位:λrms)を、図2の横軸は第一面最大傾斜(SAG1)’MAXを表す。図2において●がプロットされた曲線は、設計基準温度(例えば35℃)より50℃低い環境下で発生する球面収差量を、▲がプロットされた曲線は、設計基準温度下で光軸に対して1度傾いたレーザー光が対物レンズに入射したときに発生する軸外コマ収差を、■がプロットされた曲線は、設計基準温度下で光軸に対して対物レンズ10の第二面12が+1μmディセンターしたときに発生する偏心コマ収差を示す。なお、図2のサンプルデータを計測したモデルは、焦点距離1.2mm、NA0.85、レンズ厚1.36mm、屈折率1.651、d線のアッベ数27、使用波長405nmの対物レンズである。第一面最大傾斜(SAG1)’MAXと各収差は、対物レンズの仕様を変更した場合も図2と同様の関係を持つ。つまり、図2は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXと各収差との定性的関係を示す。
図2に示されるように、軸外コマ収差は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXとは無関係に略一定になるようにコントロールする。これに対して、球面収差、偏心コマ収差は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXの変更に伴って変化する。球面収差、偏心コマ収差は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXが1.8付近であるときに最小となる。球面収差、偏心コマ収差は、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXが1.8付近から大きく又は小さくなるに従って大きくなる。
条件(2)は、図2に示される関係も考慮して、第一面最大傾斜(SAG1)’MAXが球面収差発生量の少ない範囲の値となる条件に定められている。すなわち、対物レンズ10は、条件(2)を満たすことにより、レンズ厚の薄型化に貢献するために適切に制限された該第一面12の傾きと諸収差のバランスだけでなく、温度変化に伴う球面収差の変化量も好適に抑えられている。
条件(2)の下限を下回る場合、ガラス製レンズを樹脂製レンズに代えたことによる屈折率低下分に起因するレンズパワーの低下を第一面11の面形状で補填できないため、レンズ全体の必要なパワーを確保するために光ディスク側に位置する第二面12にパワーを負担せざるを得ず、軸外コマ収差と偏心コマ収差をバランス良く補正することができず、一方あるいは両方のコマ収差が増大する弊害が生じ、さらには温度変化に伴う球面収差の変化量が大きくなる問題が生じる。条件(2)の上限を上回る場合には、第一面11の傾きが大きくなるため、コバ厚tを確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなり、作動距離WDを十分に確保することが難しい上に、温度変化に伴う球面収差の変化量が大きくなる問題が生じる。
以上のように条件(1)、(1’)、および(2)を満たすことにより、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能を有しつつも、レンズ厚の増加が効果的に抑えられた樹脂製対物レンズが提供される。第一面最大傾斜(SAG1)’MAXを適切な値に設定することにより、レンズ厚の増加を効果的に抑えるだけでなく、温度変化に伴う球面収差の変化量も良好に抑えられる。
対物レンズ10は、条件(1)、(1’)、(2)に加えて条件(3)を満たすことにより、本発明の目的をより好適に達成する光学性能を有することとなる。条件(3)は、対物レンズ10の有効光束半径の90%の高さに対応する正弦条件違反量をSC0.9と定義し、該有効光束半径の100%の高さに対応する正弦条件違反量をSC1.0と定義した場合に、次に表す通りである。
−0.010≦(SC1.0−SC0.9)≦−0.001・・・(3)
条件(3)をさらに満たす、すなわち有効光束半径の100%における正弦条件違反量が有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さく、その量が所定範囲に収まるように対物レンズ10を構成することにより、より一層、コマ収差の発生量を良好に抑えつつ、温度変化に伴う球面収差の変化量も同時に抑えることができる。
ここで、本出願人は、条件(3)を導出するために種々の検証、測定等を行い、各収差(単位:λrms)と(SC1.0−SC0.9)との関係を見出している。かかる関係を示すグラフを図3、4のそれぞれに示す。図3の縦軸は設計基準温度より50℃低い環境下で発生する球面収差量を、図3の横軸は(SC1.0−SC0.9)を表す。図3において●がプロットされた直線は三次の球面収差量を、▲がプロットされた直線は三次とより高次の球面収差の合計量を示す。図4の縦軸は設計基準温度下で光軸に対して1度傾いたレーザー光が対物レンズに入射したときに発生するコマ収差を、図4の横軸は(SC1.0−SC0.9)を表す。図4において●がプロットされた直線は三次のコマ収差量を、▲がプロットされた直線は三次とより高次のコマ収差の合計量(具体的には、三次コマ収差、五次コマ収差、および七次コマ収差の二乗和の正の平方根であり、以下の説明においても同じ)を示す。なお、図3、4のサンプルデータを計測したモデルは、図2と同じ仕様の対物レンズである。各収差と(SC1.0−SC0.9)は、対物レンズの仕様を変更した場合も図3又は図4と同様の関係を持つ。つまり、図3、図4は、(SC1.0−SC0.9)と各収差との定性的関係を示す。
図3に示されるように、有効光束半径の100%における正弦条件違反量と有効光束半径の90%における正弦条件違反量の差が大きいほど、温度変化に伴う球面収差の発生量は少ない。そのため、対物レンズ10は、(SC1.0−SC0.9)の値が小さいほどより一層光学性能が優れると考えられる。しかし、図4に示されるように、三次のコマ収差量、又は三次を含む高次のコマ収差の合計量は、有効光束径の周辺において正弦条件違反量が略変化しないときに最も少なく、該有効光束径の周辺において正弦条件違反量が増加又は減少するに従って大きくなる。したがって、(SC1.0−SC0.9)の値が小さくなるように対物レンズ10を構成して、温度変化に伴う球面収差の発生量を抑えた場合には、コマ収差量が大きくなる弊害が生じる。そこで、条件(3)は、球面収差、コマ収差をともに良好に補正すべく、(SC1.0−SC0.9)の範囲を適切に定めた条件となっている。
条件(3)の下限を下回る場合、温度変化に伴う球面収差の発生量が抑えられるものの、コマ収差の発生量が大きくなり、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能が得られない。条件(3)の上限を上回る場合には、温度変化に伴う球面収差の発生量が(場合によってはコマ収差も)が大きくなり、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能が得られない。
対物レンズ10は、さらに条件(4)を満たすことにより、本発明の目的をより好適に達成する光学性能を有することとなる。条件(4)は、光軸上の厚みをd(単位:mm)と定義した場合に、次に表す通りである。
1.70<d・n/f<2.10・・・(4)
条件(4)を満たすことにより、対物レンズ10の大型化を効果的に抑えつつ、同時に十分な作動距離WDと十分なコバ厚tを確保するのに適したレンズ厚dが規定される。条件(4)の下限を下回る場合、レンズ厚dが薄くなりすぎて、レンズパワーを確保するために必要な面形状(つまり曲率)を第一面11に設定することができない。第一面最大傾斜(SAG1)’MAXが大きくなりレンズの感度が敏感になりすぎるため、特に温度変化に伴う球面収差の発生量が大きくなる問題が生じる。条件(4)の上限を上回る場合には、対物レンズ10が大型化するため、対物レンズ10の重量が重くなりレンズ駆動用アクチュエータに負荷がかかる。また、焦点距離fの値に対してレンズ厚dの値が大きくなりすぎるため、作動距離WDを確保することが難しくなる。
なお、焦点距離fが適切でない場合も条件(4)が満たされないことがある。対物レンズ10が本発明の目的を達成する光学性能を有するために好適な焦点距離fは、次に表す通りである。
0.70<f<1.50・・・(5)
条件(5)は、条件(4)を満たすために望ましい焦点距離であって、作動距離WDを確保しつつ対物レンズ10の大型化を抑えるのに適した焦点距離の条件である。条件(5)の下限を下回る場合、焦点距離fが短すぎるため、対物レンズ10の形状いかんに拘わらず十分な作動距WDを確保することができない。条件(5)の上限を上回る場合には、焦点距離fが長すぎるため、光ディスクDの記録や再生に必要とするNAを確保すると対物レンズ10の有効径が大きくなり、対物レンズ10の小型化に不利である。また、温度変化による球面収差の発生量は焦点距離に比例して大きくなるため、焦点距離が長いほど光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題が生じる。
これまで説明された対物レンズ10を搭載する光情報記録再生装置100の具体的実施例を、次に8例説明する。各具体的実施例1〜8の光情報記録再生装置100は、図1に示される概略構成を有する。
図5は、実施例1の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。実施例1の光情報記録再生装置100に搭載される対物レンズ10の仕様、具体的には、光ディスクDの記録や再生に使用される光束の波長λ(単位:nm)、光ディスクD使用時における対物レンズ10の焦点距離f(単位:mm)およびNAは、次に表す通りである。なお、使用波長λ、つまり光源1から照射されるレーザー光はモードホップを考慮しても上記条件(7)の範囲に収まる。
λ :405
f : 1.00
NA: 0.80
実施例1をはじめとする各具体的実施例では、本発明に係る特徴、つまり対物レンズ10の特徴を明確化するため、提示する数値構成を対物レンズ10以降の数値構成、つまり対物レンズ10および光ディスクDの数値構成に限定する。また、実施例1の各表についての説明は、他の具体的実施例および比較例で提示される各表においても適用される。
実施例1の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成は、表1に示される。
Figure 0005199835
表1において、面番号1、2は対物レンズ10の第一面11、第二面12を、面番号3、4は光ディスクDの保護層、記録層をそれぞれ示す。「r」は光学部材の各面の曲率半径(単位:mm)、「d」は光学部材厚または光学部材間隔(単位:mm)、「n」は使用波長λに対する光学部材の屈折率である。なお、非球面素子におけるrは、光軸上での曲率半径を示す。
対物レンズ10の第一面11(面番号1)および第二面12(面番号2)は非球面である。各面の非球面形状は、光ディスクDの記録や再生に最適に設計されている。各面の非球面形状を規定する円錐係数κと非球面係数A、A、・・・は表2に示される。なお、各表における表記Eは、10を基数、Eの右の数字を指数とする累乗を表している。
Figure 0005199835
以上に説明されるように実施例1の焦点距離f、屈折率n、使用波長λはそれぞれ、条件(5)、(6)、(7)を満たすことが分かる。また、実施例1の各数値に基づき、「|SC|MAX/f」、「(n−1)・(SAG1)’MAX/NA」、「(SC1.0−SC0.9)」、「d・n/f」を計算したところ、それぞれ0.000、1.662、−0.003、2.069が得られる。すなわち、実施例1は条件(1)〜(7)の全てを満たす。このため、実施例1によれば、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能を有しつつも、レンズ厚の増加が効果的に抑えられた樹脂製対物レンズが提供される。
次に、実施例1の対物レンズ10が光ディスクDの記録や再生に適した光学性能を有することを各種収差図を提示して説明する。
図6(a)は、実施例1の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図6(b)は、実施例1の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。なお、図6(a)の縦軸は入射瞳座標を、横軸は球面収差量(mm)または正弦条件違反量を表す。また、実線は設計波長(λ=405nm)での球面収差SAを、点線は正弦条件違反量SCをそれぞれ表す。また、図6(b)の縦軸は波面収差量を、横軸は入射瞳座標をそれぞれ表す。図6(a)、(b)の各図に示すグラフおよび線種の定義は、次に説明される各具体的実施例および比較例で提示されるグラフにおいても同様とする。
図6(a)によれば、実施例1において光ディスクD使用時に発生する球面収差が良好に補正されている。また、正弦条件違反量が有効光束半径の0%〜90%未満の範囲で良好に補正されているとともに、該有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくなっている。さらに、有効光束半径の90%〜100%の範囲において、瞳座標が増加するにつれて、正弦条件違反量が連続的に減少している。そのため、コマ収差が良好に補正されると同時に、温度変化に伴う球面収差の発生も良好に補正されることが分かる。図6(b)によれば、波面のうねりが小さい、すなわち波面収差の発生量が少ない。波面収差量が少ないため、光ディスクDの記録面上により微小なスポットが形成することができる。このように実施例1の対物レンズ10においては、光ディスクDの記録や再生に必要なNAを有しつつ諸収差が良好に補正されており、光ディスクDに対する高精度での情報の記録または再生が保証されている。
次に、実施例2〜8について説明する。実施例2〜8における使用波長λは、全ての405nmである。
図7は、実施例2の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図8(a)は、実施例2の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図8(b)は、実施例2の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例2の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表3に、非球面形状を規定する各係数を表4に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図9は、実施例3の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図10(a)は、実施例3の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図10(b)は、実施例3の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例3の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表5に、非球面形状を規定する各係数を表6に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図11は、実施例4の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図12(a)は、実施例4の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図12(b)は、実施例4の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例4の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表7に、非球面形状を規定する各係数を表8に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図13は、実施例5の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図14(a)は、実施例5の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図14(b)は、実施例5の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例5の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表9に、非球面形状を規定する各係数を表10に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図15は、実施例6の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図16(a)は、実施例6の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図16(b)は、実施例6の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例6の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表11に、非球面形状を規定する各係数を表12に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図17は、実施例7の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図18(a)は、実施例7の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図18(b)は、実施例7の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例7の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表13に、非球面形状を規定する各係数を表14に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
図19は、実施例8の対物レンズ10近傍の構成を拡大して示す図である。図20(a)は、実施例8の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図20(b)は、実施例8の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する波面収差図である。実施例8の光情報記録再生装置100の光ディスクD使用時における具体的数値構成を表15に、非球面形状を規定する各係数を表16に示す。
Figure 0005199835
Figure 0005199835
実施例2〜8の各実施例におけるNAおよび条件(1)〜(6)の具体的数値を表17に示す。なお、表17には、既に説明した実施例1および後述する各比較例のNAおよび条件(1)〜(6)の具体的数値も示している。
Figure 0005199835
表17に示されるように、実施例2〜8の各実施例は、条件(1)〜(6)を全て満たす。また、実施例2〜8における使用波長λは上述したように全ての405nmであり、条件(7)を満たす。このため、実施例2〜8の各実施例においても実施例1と同様に、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能を有しつつも、レンズ厚の増加が効果的に抑えられた樹脂製対物レンズが提供される。
また、図8、図10、図12、図14、図16、図18、図20の各図(a)、(b)によれば、実施例1と同様に、光ディスクDの記録や再生に必要なNAを有しつつ諸収差が良好に補正されており、光ディスクDに対する高精度での情報の記録または再生が保証されていることが分かる。
次に、比較例1、2について説明する。図21(a)は、比較例1(特許文献2の実施例1)の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。図21(b)は、比較例2(特許文献3の実施例6)の光情報記録再生装置100において光ディスクD使用時に発生する球面収差SAと正弦条件違反量SCを示すグラフである。
比較例1、比較例2のそれぞれにおける使用波長λは、408nm、405nmである。また、比較例1、比較例2におけるNAおよび条件(1)〜(6)の具体的数値は、表17に示される通りである。
表17に示されるように、比較例1は、条件(2)〜(5)を満たさない。具体的には、比較例1は条件(2)の上限を上回るため、対物レンズの面の傾きが大きい。そのため、コバ厚を確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなり、例えば装置を大型化しなければ作動距離WDを十分に確保することが難しい。さらに、温度変化に伴う球面収差の変化量が大きい欠点を持つ。また、比較例1は条件(3)の上限を上回る。かかる面からも、温度変化に伴う球面収差の発生量が大きくなり、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能が得られない。また、比較例1は条件(4)の下限を下回り、かつ条件(5)の上限を上回る。すなわち、比較例1は焦点距離が長すぎるため、光ディスクDの記録や再生に必要とするNAを確保すると対物レンズ10の有効径が大きくなり、対物レンズ10の小型化に不利である。焦点距離が長いため、温度変化に伴い球面収差が大きく発生して、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題もある。
ここで、本実施例1、2と比較例1について、設計基準温度より50℃低い環境下で発生する三次の球面収差量、および三次を含む高次の球面収差の合計量の比較検討を行う。なお、各球面収差量は、実効的な比較検討を行うため、対物レンズの仕様が計算上共通化されて求めている。具体的には、NA0.85換算で各球面収差量を焦点距離によって正規化している。このような計算を行った結果、本実施例1、2の三次の球面収差量はそれぞれ、0.078、0.160である。これに対して、比較例1の三次の球面収差量は、0.238である。また、本実施例1、2の三次を含む高次の球面収差の合計量はそれぞれ、0.081、0.168である。これに対して、比較例1の三次を含む高次の球面収差の合計量は、0.245である。このように、比較例1は、条件(2)〜(5)、特に条件(2)を満たさないことにより、温度変化に伴う球面収差の変化量が大きくなっており、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。
また、表17に示されるように、比較例2は、条件(1)および(2)を満たさない。具体的には、比較例2は条件(1)を満足しないため、コマ収差の発生量が大きく、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。また、比較例2は条件(2)の上限を上回るため、対物レンズの面の傾きが大きい。そのため、コバ厚を確保するためにレンズ厚が必然的に厚くなり、例えば装置を大型化しなければ作動距離WDを十分に確保することが難しい。さらに、条件(2)の上限を上回りつつも温度変化に伴う球面収差の変化量を抑えるために、軸外コマ収差や偏心コマ収差が犠牲となっており、光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。
本実施例1、2と比較例2について、三次のコマ収差量、および三次を含む高次のコマ収差の合計量の比較検討を行う。本実施例1、2の三次のコマ収差量の計算したところ、それぞれ−0.017、−0.019である。これに対して、比較例2の三次のコマ収差量は、−0.019である。また、本実施例1、2の三次を含む高次のコマ収差の合計量はそれぞれ、0.021、0.028である。これに対して、比較例2の三次を含む高次のコマ収差の合計量は、0.036である。このように、比較例2は、三次のコマ収差量に関しては本実施例1、2と略変わらないが、三次を含む高次のコマ収差量に関しては本実施例1、2と比べて大きい。そのため、比較例2は、コマ収差に起因して光ディスクDに対する再生性能が劣化する問題がある。
実施例1〜8によれば、比較例との比較検討結果から分かるように、条件(1)〜(7)の全てを満たすため、光ディスクDの記録や再生に適した光学性能を有しつつも、レンズ厚の増加が効果的に抑えられた樹脂製対物レンズが提供される。
以上が本発明の実施形態の説明である。本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。
本発明の実施形態の対物レンズを有する光情報記録再生装置の概略構成を表す模式図である。 各収差と第一面最大傾斜(SAG1)’MAXとの関係を示す図である。 球面収差と(SC1.0−SC0.9)との関係を示す図である。 コマ収差と(SC1.0−SC0.9)との関係を示す図である。 本発明の実施例1の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図6(a)は、本発明の実施例1において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図6(b)は、本発明の実施例1において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例2の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図8(a)は、本発明の実施例2において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図8(b)は、本発明の実施例2において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例3の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図10(a)は、本発明の実施例3において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図10(b)は、本発明の実施例3において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例4の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図12(a)は、本発明の実施例4において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図12(b)は、本発明の実施例4において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例5の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図14(a)は、本発明の実施例5において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図14(b)は、本発明の実施例5において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例6の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図16(a)は、本発明の実施例6において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図16(b)は、本発明の実施例6において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例7の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図18(a)は、本発明の実施例6において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図18(b)は、本発明の実施例7において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 本発明の実施例8の対物レンズ近傍の構成を拡大して示す図である。 図20(a)は、本発明の実施例8において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図であり、図20(b)は、本発明の実施例8において光ディスク使用時に発生する波面収差量を示す収差図である。 図21(a)、図21(b)はそれぞれ、比較例1、比較例2において光ディスク使用時に発生する球面収差量と正弦条件違反量を表す収差図である。
符号の説明
1 光源
2 ハーフミラー
3 コリメートレンズ
4 受光部
10 対物レンズ
11 第一面
12 第二面
100 光情報記録再生装置

Claims (8)

  1. 所定の規格の光ディスクに対する情報の記録または再生を行うのに適したNA0.75以上の樹脂製の光情報記録再生装置用対物レンズにおいて、
    前記光ディスクに対する情報の記録または再生に使用する波長λ(単位:nm)に対する焦点距離をf(単位:mm)と定義し、前記対物レンズの光軸を基準とした有効光束半径の0%〜90%未満の範囲の正弦条件違反量の絶対値における最大値を|SC|MAXと定義した場合に、次の条件
    0≦|SC|MAX/f<0.002
    を満たすとともに、該有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくなるように構成されており、
    少なくとも光源側に配置される第一面が非球面であって、光軸からの高さをh(単位:mm)と定義し、該非球面の光軸上の曲率半径をr(単位:mm)と定義し、円錐係数をκと定義し、非球面係数をA4、A6、・・・と定義し、該非球面上の座標点と該非球面の光軸上での接平面との距離であるサグ量SAGと定義した場合に、高さhに位置する該座標点に対応する該非球面の傾き(SAG)’が次の式
    Figure 0005199835
    で表され、該第一面の前記傾き(SAG1)’の有効光束径内における最大値を(SAG1)’MAXと定義し、前記波長λ(単位:nm)に対する屈折率をnと定義し、該波長λ使用時の前記光ディスク側の開口数をNAと定義した場合に、次の条件
    1.40<(n−1)・(SAG1)’MAX/NA <1.95
    1.50<n<1.66
    を満たすことを特徴とする光情報記録再生装置用対物レンズ。
  2. 所定の規格の光ディスクに対する情報の記録または再生を行うのに適したNA0.75以上の樹脂製の光情報記録再生装置用対物レンズにおいて、
    前記光ディスクに対する情報の記録または再生に使用する波長λ(単位:nm)に対する焦点距離をf(単位:mm)と定義し、前記対物レンズの光軸を基準とした有効光束半径の0%〜90%未満の範囲の正弦条件違反量の絶対値における最大値を|SC|MAXと定義した場合に、次の条件
    0≦|SC|MAX/f<0.002
    を満たすとともに、該有効光束半径の100%における正弦条件違反量が該有効光束半径の90%における正弦条件違反量よりも小さくなるように構成されているものであって、該有効光束半径の90%〜100%の範囲において、瞳座標が増加するにつれて、正弦条件違反量が連続的に減少するように構成されており、
    少なくとも光源側に配置される第一面が非球面であって、光軸からの高さをh(単位:mm)と定義し、該非球面の光軸上の曲率半径をr(単位:mm)と定義し、円錐係数をκと定義し、非球面係数をA4、A6、・・・と定義し、該非球面上の座標点と該非球面の光軸上での接平面との距離であるサグ量SAGと定義した場合に、高さhに位置する該座標点に対応する該非球面の傾き(SAG)’が次の式
    Figure 0005199835
    で表され、該第一面の前記傾き(SAG1)’の有効光束径内における最大値を(SAG1)’MAXと定義し、前記波長λ(単位:nm)に対する屈折率をnと定義し、該波長λ使用時の前記光ディスク側の開口数をNAと定義した場合に、次の条件
    1.40<(n−1)・(SAG1)’MAX/NA <1.95
    を満たすことを特徴とする光情報記録再生装置用対物レンズ。
  3. 前記有効光束半径の90%の高さに対応する正弦条件違反量をSC0.9と定義し、該有効光束半径の100%の高さに対応する正弦条件違反量をSC1.0と定義した場合に、さらに、次の条件
    −0.010≦(SC1.0−SC0.9)≦−0.001
    を満たすことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の光情報記録再生装置用対物レンズ。
  4. 前記対物レンズの光軸上の厚みをd(単位:mm)と定義した場合に、さらに、次の条件
    1.70<d・n/f<2.10
    を満たすことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の光情報記録再生装置用対物レンズ。
  5. さらに、次の条件
    0.70<f<1.50
    を満たすことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光情報記録再生装置用対物レンズ。
  6. さらに、次の条件
    380<λ<420
    を満たすことを特徴とする、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光情報記録再生装置用対物レンズ。
  7. 前記有効光束半径の90%〜100%の範囲において、瞳座標が増加するにつれて、正弦条件違反量が連続的に減少するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項1を引用する請求項3から請求項6の何れか一項に記載の光情報記録再生装置用対物レンズ。
  8. 所定の規格の光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光情報記録再生装置において、
    波長λの光を照射する光源と、
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の光情報記録再生装置用対物レンズと、
    を有し、
    前記光ディスクに対して波長λの光を使用することにより、該光ディスクに対する情報の記録または再生を行うことを特徴とする光情報記録再生装置。
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