JP2003085806A - 光ヘッド用対物レンズおよびこれを用いた光ヘッド - Google Patents

光ヘッド用対物レンズおよびこれを用いた光ヘッド

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JP2003085806A JP2001271452A JP2001271452A JP2003085806A JP 2003085806 A JP2003085806 A JP 2003085806A JP 2001271452 A JP2001271452 A JP 2001271452A JP 2001271452 A JP2001271452 A JP 2001271452A JP 2003085806 A JP2003085806 A JP 2003085806A
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spherical aberration
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Koichi Maruyama
晃一 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射光束の発散収束度を変化させるのみで、
保護層の厚さの変化等により発生する球面収差を良好に
補正することが可能な光ヘッド用対物レンズを提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 対物レンズ10は、入射光束を収束させ
ることにより光ディスク10の透明な保護層11を介し
て記録面12上にスポットを形成するNA0.70以上
の単レンズである。コリメートレンズ2を光軸方向に移
動させて対物レンズ20への入射光の発散収束度を変化
させることにより、保護層の厚さの変化により発生する
球面収差を補正できるようコマ収差の補正状態が設定さ
れている。すなわち、有効開口半径hの6割から9割の
間で正弦条件違反量が正の極大値を持ち、それより周辺
部で正弦条件違反量が単調に減少するよう設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
光記録媒体に対して情報を記録し、再生する光ヘッドに
用いられる対物レンズに関し、特に、情報記録密度の大
きな光記録媒体に適用されるNA(開口数)が0.7以上
の対物レンズに関する。また、この発明は、このような
対物レンズを用いた光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の対物レンズのNAは、対象とな
る光記憶媒体の記録密度に応じて設定される。光ディス
クとしてCD(コンパクトディスク)を用いる光ヘッドの
対物レンズのNAは0.45程度、これより記録密度の
大きいDVD(デジタルバーサタイルディスク)を用いる
光ヘッドの対物レンズのNAは0.60程度である。
【0003】CDやDVD用の対物レンズには、一般に
プラスチックモールドによって成形された両面非球面単
レンズが用いられる。対物レンズは、入射光束を回折限
界のスポットとして収束させるため、球面収差を十分に
補正する必要がある。また、製造誤差や組立誤差による
偏心のマージンを確保するため、コマ収差も補正されて
いる必要がある。このため、従来の両面非球面単レンズ
である対物レンズは、所定の設計基準状態(一般的には
対物レンズに平行光が入射する状態)で球面収差が補正
され、かつ、正弦条件を満足するように設計されてい
る。
【0004】これに対して近時、記録密度をDVDより
高めた光ディスクが提案されており、このような光ディ
スクに対応するためには対物レンズのNAは0.70以
上必要となる。しかしながら、NAを高めるために焦点
距離を短くすると、単レンズの場合にはレンズ面の曲率
がきつくなり、現在の非球面加工技術では精度よく製造
することが困難である。
【0005】そこで、特開平11−190818号公報
には、2枚構成とすることにより、個々のレンズ面の曲
率を抑えつつ高NAを確保した対物レンズが開示されて
いる。ところが、対物レンズを2枚構成とすると、重
量、容積が単レンズの場合より大きくなるため、従来の
単レンズ用に設計されたファインアクチュエータ(対物
レンズを光軸方向へ駆動してフォーカシングするための
機構)を流用することができない。また、2枚のレンズ
を軸合わせして枠に固定しなければならないので、組立
工程数、部品点数が多くなる。さらに、上記の公報に記
載された対物レンズの作動距離(レンズ最終面とディス
ク保護層の表面との間隔)は3.5〜50μmとなり、
同じ焦点距離を有する単体の対物レンズと比較して極め
て小さくなる。
【0006】一方、光ディスクの保護層の厚み誤差は、
ディスク基板の作成方法に依存し、現在の技術では厚み
誤差を10μm以下とすることは困難である。例えばD
VDの規格では、厚みの公差は±0.03mmである。
ディスクに厚み誤差があると、球面収差が発生し、その
発生量はNAが大きくなるほど大きくなる。従来のC
D、DVD等を用いるための対物レンズは、NAが比較
的小さいため、ディスクの厚み誤差により発生する球面
収差の量も比較的小さく、これを補正する手段は不要で
あった。
【0007】しかしながら、NAが0.7以上になる
と、10μm程度の厚み誤差により発生する球面収差が
実用に耐えないほど大きくなり、補正しないとビームス
ポットを所定の径にまで絞ることができなくなる。そこ
で、特開2000−131603号公報には、前述の特
開平11−190818号公報に開示される2枚構成の
対物レンズを利用しつつ、対物レンズと光源との間に正
レンズと負レンズとから成る収差補正レンズ群を配置
し、正負レンズの間隔を調整することにより対物レンズ
に入射する光束の発散収束度を変化させ、これにより厚
み誤差により発生する球面収差を補正する技術が開示さ
れている。
【0008】一般に、ある発散収束度で入射する光束に
対して球面収差が補正された対物レンズを用いると、入
射光の発散収束度が変化したときに球面収差が変化す
る。したがって、ディスクの厚み誤差により球面収差が
発生したときに、入射光束の発散収束度を変化させるこ
とにより逆方向の球面収差を発生させれば、理論的には
球面収差を打ち消しあわせて補正することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−131603号公報に開示される光学系では、
入射光束の発散収束度を変化させることにより発生する
球面収差が3次の成分であるのに対し、ディスクの厚み
誤差により発生する球面収差がより高次の成分を含むた
め、これらを完全に打ち消しあわせることができない。
そこで、上記公報には、残存収差が許容範囲を超える場
合には、対物レンズを構成する2枚のレンズの間隔を変
化させることにより高次の球面収差成分を補正すること
が記載されている。しかし、対物レンズのレンズ間隔を
調整するためには、ファインアクチュエータ上に配置さ
れる対物レンズ枠に調整機構を付加する必要があり、ア
クチュエータに対する負担をさらに増加させると共に、
調整作業も繁雑になる。
【0010】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、入射光束の発散収束度を変
化させるのみで、保護層の厚さの変化等により発生する
球面収差を良好に補正することが可能な光ヘッド用対物
レンズを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる光ヘッ
ド用対物レンズは、上記の目的を達成させるため、入射
光束を収束させることにより光記録媒体の透明な保護層
を介して記録面上にスポットを形成する構成において、
NA0.70以上の単レンズであって、入射光の発散収
束度の変化による球面収差の変化が、保護層の厚さの変
化による球面収差の変化とほぼ相似形であり、保護層の
厚さの変化により発生する球面収差を、入射光の発散収
束度の変化により補正できるようコマ収差の補正状態が
設定されていることを特徴とする。
【0012】入射光の発散収束度を変化させることは、
軸外の光束については対物レンズの第1面に対する入射
角度を変化させることに他ならない。そして、発散収束
度の変化により球面収差を変化させることは、入射角度
の変化により軸外コマ収差を変化させるのと等価であ
る。したがって、軸外コマ収差に高次の成分を導入して
その補正状態を適切に設定すれば、発散収束度の変化に
より変化する球面収差の形状をコントロールすることが
できる。
【0013】従来のように設計基準状態で球面収差が補
正され、正弦条件をほぼ満足するようなレンズでは、保
護層の厚さの変化により生じる球面収差と入射光の発散
収束度の変化により発生する球面収差との変化の形が異
なるため、入射光束の発散収束度を変化させても球面収
差を完全に補正することはできなかった。これに対し
て、上記のようにコマ収差補正のバランスをとり、故意
に正弦条件を満たさないよう設定することにより、保護
層の厚さの変化により生じる球面収差と入射光の発散収
束度の変化による球面収差との形を合わせることがで
き、入射光の発散収束度の変化によって全系の球面収差
を良好に補正することができる。
【0014】上記のようなコマ収差の補正状態は、具体
的には、有効開口半径hの6割から9割の間で正弦条件
違反量が正の極大値を持ち、それより周辺部で正弦条件
違反量が単調に減少するよう設定することにより実現で
きる。数値的には、入射光束が平行光である場合におけ
る正弦条件違反量の極大値をSCmax、焦点距離をfとし
て、以下の条件(1)を満たすことが望ましい。 0.001<SCmax/f<0.013 …(1)
【0015】条件(1)を満足し、開口の周辺部の正弦条
件が0に近づくように設定すると、保護層の厚さの変化
により生じる球面収差を補正しつつ、入射光が平行光で
ある設計基準状態の軸外コマ収差が大きくなり過ぎるの
を防ぐことができる。
【0016】一方、良好な軸外コマ特性を保ちつつ球面
収差を補正するという条件を考えると、1つの焦点距離
に対して、入射光の発散収束度の変化に対して発生する
球面収差の感度の範囲が限定される。なお、入射光の発
散収束度の変化は、光源を物点と考えたときの物体距離
の変化に相当し、光源を物点、スポットを像点と考えた
ときの結像倍率の変化に相当する。結像倍率を変化させ
て球面収差を発生させるとき、有効開口の最も周辺部の
波面収差変化量をΔW(1.0)、波長をλ、結像倍率(横倍
率)をm、有効開口に対応するNAをNAmaxとして、以下
の条件(2)を満たすことが望ましい。 −0.37 <ΔW(1.0)×λ/(f×m×NAmax 6)< −0.25 …(2)
【0017】この条件を外れると、軸外のコマ収差が過
大になるため、偏心に対する許容幅が小さくなりすぎ、
光ヘッドを組み立てる際の光軸合わせが難しくなる。
【0018】なお、球面収差を変化させる要因は、上記
のディスクの厚み誤差だけではない。例えば、多層記録
ディスクを用いる場合には、記録再生の対象となる記録
層が変更されれば保護層の厚さも変化し、これがディス
クの厚み誤差と同様の球面収差を変化させる。また、対
物レンズの成型時の条件や使用時の温度変化により面形
状や厚さ、屈折率等が設計値から外れる場合があり、こ
のような誤差によっても球面収差は発生する。多層記録
ディスクにおける記録層の変更に対しては、上述したよ
うにディスクの厚さの変化により発生する球面収差が入
射光の発散収束度の変化による球面収差と打ち消しあう
ようにコマ収差の補正状態を設定することにより対処す
ることができる。また、レンズの製造時に発生する各種
の誤差についても、入射光の発散収束度を変化させるこ
とにより、ほぼ対処することが可能である。このように
入射光の発散収束度を変化させる手段を設けることによ
り、面形状等の誤差に対する許容幅が広がるため、現在
の非球面加工技術では精度よく製造することが困難な高
NAの単レンズを利用することができる。
【0019】ただし、レンズ製造時の誤差により発生す
る収差をより良好に補正するためには、これらの誤差、
特に、レンズ厚さ、屈折率変化による収差変化の形状が
ディスク保護層の厚さ変化による収差とほぼ相似形とな
ることが望ましい。これにより、入射光の発散収束度を
変化させることにより、保護層の厚さ変化による収差と
共に、レンズ製造時の誤差により発生する収差も補正す
ることができる。そのための条件が以下の条件(3)であ
る。 0.050 < f/r2 < 0.110 …(3) ここで、r2は光記録媒体に対向する第2面の曲率半径
である。この条件を満たすことにより、非常に良好な補
正効果が得られる。条件(3)を満たさない場合には、低
次の球面収差を物体距離変化によって補正しても、高次
の球面収差のふくらみを補正しきれずに厚さや屈折率の
製造時の誤差に対する許容幅が狭くなるため、製造条件
が厳しくなり、あるいは、歩留まりが低下する。
【0020】また、別の表現によれば、この発明にかか
る対物レンズは、対物レンズに入射する光束の発散収束
度の変化により発生する波面収差が、ほぼ以下の式(4)
で表される値OPに比例するようコマ収差の補正状態を設
定したことを特徴とする。 OP=(1−√(1−NA2))/n−(n−√(n2−NA2)) …(4) ただし、NAは開口数、nは保護層の屈折率である。
【0021】光ディスクの保護層の厚み誤差Δtにより
発生する波面収差ΔOPDは、波長をλとして以下の式
(5)で与えられ、対物レンズのNAが変わらなければ対
物レンズの他の設計を変更しても変化しない。 ΔOPD=Δt[(1−√(1−NA2))/n−(n−√(n2−NA2))]/λ …(5)
【0022】したがって、このような保護層の厚み誤差
により発生する波面収差を相殺するためには、対物レン
ズに発散収束度の変化によって発生する波面収差が式
(4)で表される値に比例することが望ましい。
【0023】一方、この発明にかかる光ヘッドは、レー
ザー光を発する光源部と、光源部からのレーザー光を光
記録媒体の透明な保護層を介して記録面上にスポットを
形成する上記の対物レンズと、この対物レンズへの入射
光の発散収束度を調整する調整手段とを備えることを特
徴とする。
【0024】光源部が発散光を発する半導体レーザー
と、半導体レーザーから発した光束をほぼ平行光にする
コリメートレンズとを備える場合、調整手段は、半導体
レーザーとコリメートレンズとの間隔を調整することに
より、対物レンズへの入射光の発散収束度を変化させる
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる光ヘッド
用対物レンズ、およびこれを備える光ヘッドの実施形態
を説明する。最初に、図1に基づいて実施形態の光ヘッ
ドの構成について説明する。実施形態の光ヘッドは、D
VD等よりも高密度の光ディスクに対して用いられるも
のであり、対物レンズのNAは0.70以上、使用する
レーザー光は波長405nmの青色光である。
【0026】実施形態の光ヘッドは、図1に示されるよ
うに、レーザー光を発する半導体レーザー1と、この半
導体レーザーから発する発散光をほぼ平行光にするコリ
メートレンズ2と、レーザー光を光ディスク10の透明
な保護層11を介して記録面12上に収束させる対物レ
ンズ20と、光ディスク10からの戻り光を分離するビ
ームスプリッター3と、分離された戻り光を集光させる
コンデンサレンズ4と、集光された戻り光を受光して各
種の信号を出力する受光素子5とを備えている。
【0027】半導体レーザー1とコリメートレンズ2と
は、レーザー光を発する光源部を構成しており、この光
源部から発して対物レンズ20へ入射するレーザー光の
発散収束度を調整する調整手段として、コリメートレン
ズ2を光軸方向に移動させるコリメートレンズアクチュ
エータ6が設けられている。調整手段としては、この例
のようにコリメートレンズ2を移動させる手段の他、半
導体レーザー1を光軸方向に移動させる手段を採用して
もよいし、コリメートレンズ2と対物レンズ20との間
に特開2000−131603号公報に開示されるよう
な正レンズと負レンズとから構成されるレンズ群を配置
し、これらの正負レンズの間隔を調整するようにしても
よい。
【0028】一方、対物レンズ20は、トラッキング、
フォーカシングのために対物レンズアクチュエータ7に
搭載されている。この対物レンズ20は、上記のように
NA0.70以上で、第1面21、第2面22の両面が
非球面の単レンズであり、保護層11の厚さの変化によ
り発生する球面収差と、入射光の発散収束度の変化によ
り発生する球面収差とが打ち消しあうようコマ収差の補
正状態が設定されている。上記のように設定すれば、入
射光の発散収束度の変化による球面収差の変化が、保護
層11の厚さの変化による球面収差の変化とほぼ相似形
になる。したがって、保護層11の厚さにばらつきがあ
った場合にも、それにより発生する球面収差を、コリメ
ートレンズ2の光軸方向の移動により良好に補正するこ
とができる。
【0029】上記のようなコマ収差の補正状態を得るた
め、実施形態の対物レンズ20は、有効開口半径hの6
割から9割の間で正弦条件違反量が正の極大値を持ち、
それより周辺部で正弦条件違反量が単調に減少するよう
設定されている。数値的には、入射光束が平行光である
場合における正弦条件違反量の極大値をSCmax、焦点距
離をfとして、以下の条件(1)を満たす。 0.001<SCmax/f<0.013 …(1)
【0030】また、結像倍率を変化させて球面収差を発
生させるとき、有効開口の最も周辺部の波面収差変化量
をΔW(1.0)、波長をλ、結像倍率(横倍率)をm、有効
開口に対応するNAをNAmaxとして、実施形態の対物レ
ンズ20は、以下の条件(2)を満たす。 −0.37 <ΔW(1.0)×λ/(f×m×NAmax 6)< −0.25 …(2)
【0031】さらに、以下の条件(3)を満たすことが望
ましい。 0.050 < f/r2 < 0.110 …(3) ここで、r2は光記録媒体に対向する第2面の曲率半径
である。後述の実施例では、実施例1,2がこの条件
(3)を満たし、実施例3〜6は満たしていない。これを
満たさなくとも実用上問題のない程度に球面収差を補正
することはできるが、満たす場合には非常に良好な補正
効果が得られ、厚さや屈折率の製造時の誤差に対する許
容幅を広くとることができる。
【0032】また、実施形態の対物レンズ20は、対物
レンズに入射する光束の発散収束度の変化により発生す
る波面収差が、ほぼ以下の式(4)で表される値OPに比例
するようコマ収差の補正状態が設定されている。 OP=(1−√(1−NA2))/n−(n−√(n2−NA2)) …(4)
【0033】次に、上述した実施形態に基づく具体的な
実施例を6例と比較例1例とを提示する。いずれも保護
層の厚さが0.1mmの光ディスク10に適用される光
ヘッド用の対物レンズである。
【0034】
【実施例1】図2は、実施例1にかかる対物レンズ20
と光ディスクの保護層11とを示すレンズ図である。実
施例1の対物レンズの具体的な数値構成は表1に示され
る。表中、fは焦点距離、NAは開口数、rは面の曲率
半径(単位:mm)、dは面間の光軸上の距離(単位:m
m)、nは使用波長405nmにおける屈折率である。
面番号1、2がそれぞれ対物レンズ20の第1面21、
第2面22、面番号3,4が光ディスク10の保護層1
1の両面を示している。
【0035】第1面21、第2面22は、共に光軸回り
の回転対称な非球面である。非球面の形状は、光軸から
の高さがhとなる非球面上の座標点の非球面の光軸上で
の接平面からの距離(サグ量)をX(h)、非球面の光軸上
での曲率(1/r)をC、円錐係数をK、4次、6次、8
次、10次、12次の非球面係数をA4,A6,A8,A10,A12
して、以下の式で表される。これらの係数は表2に示さ
れる。 X(h)=Ch2/(1+√(1-(1+K)C2h2))+A4h4+A6h6+A8h8+A10h
10+A12h12
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】実施例1の対物レンズ20は、物体距離無
限(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設
計基準状態としている。図3は、実施例1の対物レンズ
20の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差S
A、および正弦条件違反量(以下、図中では単に正弦条
件と示す)SCを示し、(B)が波面収差を示す。グラフ
(A)の横軸は収差の発生量を示し(単位:mm)、縦軸は
開口数NAを示す。グラフ(B)の縦軸は収差の発生量
(単位:波長)、横軸は光軸からの高さを示す。
【0039】図3(A)に示すように、有効開口半径hの
8割程度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それ
より周辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球
面収差はほぼ完全に補正されている。また、図3(B)に
示すとおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0040】実施例1の構成で、光ディスクの保護層1
1の厚さが+0.030mm変化した場合、入射光の発
散収束度が設計基準状態(物体距離無限)のままでは、球
面収差は大きくオーバーとなり、有効開口の最も周辺部
(NA0.851)の波面収差(マージナル光線の波面収差)の変
化ΔW(1.0)は-3.82λ、波面収差のrms(自乗平均平方
根)値は0.308λに達する。なお、この波面収差の変化
は、保護層の厚さの変化のみに起因して発生し、対物レ
ンズのNA、使用波長が変わらなければ対物レンズの設
計が変わっても変わらない。
【0041】ここで、コリメートレンズ2を光軸に沿っ
て半導体レーザー1側に移動させることにより対物レン
ズ20に対する入射光の発散収束度を変化させて収差を
補正する。ここでは、物体距離-420mmの発散光を入射さ
せる。対物レンズの結像倍率mは-0.0060倍になる。補
正した後の球面収差、正弦条件を図4(A)、波面収差を
図4(B)に示す。
【0042】図4(A)に示すように、球面収差は全開口
にわたって十分に補正されている。また、補正による有
効開口の最も周辺部の波面収差の変化ΔW(1.0)は3.83λ
となり、保護層の厚み誤差により発生した波面収差を相
殺することができる。その結果、図4(B)に示すよう
に、波面収差は良好に補正される。補正後のrms値波面
収差は0.008λとなる。このように、正弦条件が有効開
口半径の8割程度の位置で正の極大を持つ対物レンズを
利用すると、入射光の発散収束度を変化させることによ
り、光ディスクの保護層の厚み誤差により発生した球面
収差を良好に補正することができる。
【0043】また、実施例1の対物レンズ20の厚さが
製造誤差により0.010mm薄くなった場合には、波
面収差は図5(A)に示すように劣化する。有効開口の最
も周辺部の波面収差の変化ΔW(1.0)は-1.895λ、rms値
波面収差は0.160λになり、このままでは光ヘッド用対
物レンズとしては利用できない。ここで、コリメートレ
ンズ2を光軸に沿って半導体レーザー1側に移動させる
ことにより対物レンズ20に対して物体距離-830mmの発
散光を入射させると、球面収差をほぼ完全に補正するこ
とができる。結像倍率mは-0.00283倍になる。補正後の
波面収差を図5(B)に示す。この補正により、有効開口
の最も周辺部の波面収差W(1.0)は-0.018λ、rms値波面
収差は0.007λとなる。
【0044】
【比較例】次に、上記の実施例1とほぼ同様の仕様(焦
点距離、NA、曲率半径等)を有し、従来の設計手法で
設計された比較例の対物レンズ30について説明する。
従来の設計手法とは、設計基準状態で球面収差を完全に
補正すると共に、正弦条件をほぼ満足するようにした設
計を意味する。図6は、比較例の対物レンズ30と光デ
ィスクの保護層11とを示すレンズ図である。比較例の
対物レンズ30の基本的な数値構成を表3に、非球面に
関する係数を表4に示す。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】比較例の対物レンズ30は、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図7は、比較例の対物レンズ30
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図7(A)に示すように、球面収差が十分に補正され
ると共に、正弦条件も開口の全域にわたってほぼ満たさ
れている。図7(B)に示すように、波面収差も良好に補
正されている。
【0048】比較例の構成で、光ディスクの保護層11
の厚さが+0.030mm変化した場合、入射光の発散
収束度が設計基準状態(物体距離無限)のままでは、実施
例1の場合と同様、有効開口の最も周辺部(NA0.851)の
波面収差の変化ΔW(1.0)は-3.82λ、波面収差のrms値
は0.308λに達する。図8にこの状態での波面収差を示
す。
【0049】ここで、実施例1と同様に、物体距離-420
mmの発散光を入射させることにより補正を試みる。補正
した後の球面収差、正弦条件を図9(A)、波面収差を図
9(B)に示す。図9(A)に示すように球面収差は改善さ
れるが、図9(B)に示すように高次の球面収差が残存す
る。波面収差のrms値は0.027λであり、この例で示すよ
うな単層の光ディスクには利用することが可能である
が、多層記録ディスクを利用する場合や、保護層の厚さ
が異なる複数の規格の光ディスクを利用する場合には、
波面収差が大きくなって所望の収束性能が得られない可
能性もある。
【0050】比較例の構成で補正時に波面収差が劣化す
るのは、比較例の対物レンズ30が設計基準状態で正弦
条件を満たすよう設計されているため、保護層の厚さの
変化により生じる球面収差の形状と、入射光束の発散収
束度を変化させることにより生じる球面収差の形状とが
異なり、これらを完全に打ち消しあわせることができな
いことに起因する。
【0051】
【実施例2】次に実施例2の対物レンズについて説明す
る。実施例2以下では、対物レンズの形状は実施例1の
対物レンズ20とほぼ同様であり、図面上は区別がつか
ないため、レンズ図は省略する。実施例2の対物レンズ
の基本的な数値構成を表5に、非球面に関する係数を表
6に示す。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】実施例2の対物レンズは、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図10は、実施例2の対物レンズ
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図10(A)に示すように、有効開口半径hの8割程
度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それより周
辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球面収差
はほぼ完全に補正されている。また、図10(B)に示す
とおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0055】光ディスクの保護層11の厚さが+0.0
30mm変化した場合、実施例2の構成では、補正後の
結像倍率mが-0.00573倍になるよう入射光の発散収束度
合いを変化させる。補正した後の球面収差、正弦条件を
図11(A)、波面収差を図11(B)に示す。図11(A)
に示すように、球面収差は全開口にわたって十分に補正
されている。また、補正による有効開口の最も周辺部の
波面収差の変化ΔW(1.0)は3.73λとなり、保護層の厚み
誤差により発生した波面収差の変化-3.82λをほぼ相殺
することができる。その結果、図11(B)に示すよう
に、波面収差を良好に補正することができる。補正後の
rms値波面収差は0.006λとなる。
【0056】
【実施例3】実施例3の対物レンズの基本的な数値構成
を表7に、非球面に関する係数を表8に示す。
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】実施例3の対物レンズは、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図12は、実施例3の対物レンズ
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図12(A)に示すように、有効開口半径hの8割程
度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それより周
辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球面収差
はほぼ完全に補正されている。また、図12(B)に示す
とおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0060】光ディスクの保護層11の厚さが+0.0
30mm変化した場合、実施例3の構成では、補正後の
結像倍率mが-0.0217倍になるよう入射光の発散収束度
合いを変化させる。補正した後の球面収差、正弦条件を
図13(A)、波面収差を図13(B)に示す。図13(A)
に示すように、球面収差は全開口にわたって十分に補正
されている。また、補正による有効開口の最も周辺部の
波面収差の変化ΔW(1.0)は3.83λとなり、保護層の厚み
誤差により発生した波面収差-3.82λをほぼ相殺するこ
とができる。その結果、図13(B)に示すように、波面
収差を良好に補正することができる。補正後のrms値波
面収差は0.010λとなる。
【0061】
【実施例4】実施例4の対物レンズの基本的な数値構成
を表9に、非球面に関する係数を表10に示す。
【0062】
【表9】
【0063】
【表10】
【0064】実施例4の対物レンズは、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図14は、実施例4の対物レンズ
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図14(A)に示すように、有効開口半径hの9割程
度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それより周
辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球面収差
はほぼ完全に補正されている。また、図14(B)に示す
とおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0065】光ディスクの保護層11の厚さが+0.0
30mm変化した場合、実施例4の構成では、補正後の
結像倍率mが-0.0226倍になるよう入射光の発散収束度
合いを変化させる。補正した後の球面収差、正弦条件を
図15(A)、波面収差を図15(B)に示す。図15(A)
に示すように、球面収差は全開口にわたって十分に補正
されている。また、補正による有効開口の最も周辺部の
波面収差の変化ΔW(1.0)は3.62λとなり、保護層の厚み
誤差により発生した波面収差-3.82λをほぼ相殺するこ
とができる。その結果、図15(B)に示すように、波面
収差を良好に補正することができる。補正後のrms値波
面収差は0.006λとなる。
【0066】
【実施例5】実施例5の対物レンズの基本的な数値構成
を表11に、非球面に関する係数を表12に示す。
【0067】
【表11】
【0068】
【表12】
【0069】実施例5の対物レンズは、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図16は、実施例5の対物レンズ
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図16(A)に示すように、有効開口半径hの8割程
度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それより周
辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球面収差
はほぼ完全に補正されている。また、図16(B)に示す
とおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0070】光ディスクの保護層11の厚さが+0.0
30mm変化した場合、実施例5の構成では、補正後の
結像倍率mが-0.0131倍になるよう入射光の発散収束度
合いを変化させる。補正した後の球面収差、正弦条件を
図17(A)、波面収差を図17(B)に示す。図17(A)
に示すように、球面収差は全開口にわたって十分に補正
されている。また、補正による有効開口の最も周辺部の
波面収差の変化ΔW(1.0)は3.84λとなり、保護層の厚み
誤差により発生した波面収差-3.82λをほぼ相殺するこ
とができる。その結果、図17(B)に示すように、波面
収差を良好に補正することができる。補正後のrms値波
面収差は0.013λとなる。
【0071】
【実施例6】実施例6の対物レンズの基本的な数値構成
を表13に、非球面に関する係数を表14に示す。
【0072】
【表13】
【0073】
【表14】
【0074】実施例6の対物レンズは、物体距離無限
(入射光が平行光)、ディスク保護層厚さ0.100mmを設計
基準状態としている。図18は、実施例6の対物レンズ
の設計基準状態での収差を示し、(A)が球面収差SA、
および正弦条件違反量SCを示し、(B)が波面収差を示
す。図18(A)に示すように、有効開口半径hの8割程
度の位置で正弦条件違反量が極大値を持ち、それより周
辺部で正弦条件違反量が単調に減少している。球面収差
はほぼ完全に補正されている。また、図18(B)に示す
とおり、波面収差の乱れも生じていない。
【0075】光ディスクの保護層11の厚さが+0.0
30mm変化した場合、実施例6の構成では、補正後の
結像倍率mが-0.0127倍になるよう入射光の発散収束度
合いを変化させる。補正した後の球面収差、正弦条件を
図19(A)、波面収差を図19(B)に示す。図19(A)
に示すように、球面収差は全開口にわたって十分に補正
されている。また、補正による有効開口の最も周辺部の
波面収差の変化ΔW(1.0)は2.75λとなり、保護層の厚み
誤差により発生した波面収差-3.82λをほぼ相殺するこ
とができる。その結果、図19(B)に示すように、波面
収差を良好に補正することができる。補正後のrms値波
面収差は0.014λとなる。
【0076】以下の表15は、前述した条件(1)〜(3)
と、各実施例との関係を示す。実施例1,2は条件
(1)、(2)、(3)を全て満たし、軸外コマ収差を小さく
抑えつつ、光ディスクの保護層の厚さの変化による球面
収差の変化と、レンズ厚や屈折率の誤差による球面収差
の変化とを、共に入射光の発散収束度を変化させること
により良好に補正することができる。実施例3〜6は、
条件(1)、(2)を満たすため、軸外コマ収差を小さく抑
えつつ、光ディスクの保護層の厚さの変化による球面収
差の変化を入射光の発散収束度を変化させることにより
良好に補正することができる。
【表15】 条件 (1) (2) (3) 実施例1 0.0038 -0.289 0.095 実施例2 0.0075 -0.295 0.071 実施例3 0.0073 -0.321 -0.295 実施例4 0.0111 -0.291 -0.077 実施例5 0.0053 -0.315 -0.554 実施例6 0.0024 -0.335 -1.034
【0077】また、各実施例の対物レンズの設計データ
から求められる波面収差の変化量(厚み誤差+0.030mmを
補正するための物体距離に設定した場合の値)を表1
6、各実施例の対物レンズのNAと前記の式(4)に乗じ
る比例定数αの値とを表17、式(4)で求められる値に
比例定数αを乗じて求められる波面収差の値を表18、
表16と表18とに示される収差量の差を表19にそれ
ぞれ示す。瞳座標は、対物レンズ瞳の最外周の高さ(光
軸からの距離)をhMAX、光線が通る実際の高さをhとし
たときに、h/hMAXにより求められる比率であり、表
16、18は、各瞳座標を通る光線の収差量を示してい
る。
【0078】
【表16】 瞳座標 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 1.0 3.82 3.73 3.83 3.62 3.84 2.75 0.9 2.05 2.00 2.01 1.96 2.03 1.51 0.8 1.12 1.07 1.07 1.06 1.07 0.81 0.7 0.60 0.57 0.58 0.56 0.56 0.44 0.6 0.30 0.29 0.30 0.29 0.29 0.23 0.5 0.14 0.13 0.14 0.13 0.14 0.11 0.4 0.06 0.05 0.06 0.05 0.06 0.05 0.3 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.2 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.1 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
【0079】
【表17】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 NA 0.851 0.851 0.851 0.851 0.850 0.800 α 74.06 72.13 73.64 70.15 74.33 76.38
【0080】
【表18】 瞳座標 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 1.0 3.82 3.72 3.80 3.62 3.80 2.72 0.9 2.07 2.01 2.06 1.96 2.06 1.54 0.8 1.12 1.09 1.12 1.06 1.12 0.86 0.7 0.59 0.58 0.59 0.56 0.59 0.46 0.6 0.29 0.29 0.29 0.28 0.29 0.23 0.5 0.13 0.13 0.13 0.13 0.13 0.11 0.4 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.04 0.3 0.02 0.02 0.02 0.01 0.02 0.01 0.2 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.1 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
【0081】
【表19】 瞳座標 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 1.0 0.00 0.01 0.04 0.00 0.04 0.03 0.9 -0.01 -0.01 -0.04 0.00 -0.03 -0.03 0.8 0.00 -0.02 -0.04 0.00 -0.05 -0.04 0.7 0.01 -0.01 -0.01 0.01 -0.03 -0.02 0.6 0.01 0.00 0.01 0.01 0.00 0.00 0.5 0.01 0.01 0.01 0.01 0.00 0.01 0.4 0.00 0.00 0.01 0.01 0.00 0.01 0.3 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.2 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.1 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
【0082】設計データから計算された実際の波面収差
に対し、式(4)に適切な比例定数を乗じることにより得
られる波面収差の値の誤差は最大で約5%である。すな
わち、入射光の発散収束度の変化により発生する波面収
差が式(4)で示される値に比例するよう対物レンズを設
計することにより、実施例に示したものとほぼ同様の対
物レンズを得ることができ、これにより、光ディスクの
保護層の厚み誤差により発生する波面収差を良好に補正
することが可能となる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、設計基準状態でのコマ収差の補正状態を適切に設定
することにより、光ディスクの保護層の厚さ変化やレン
ズ厚さや屈折率誤差等に起因する球面収差の変化を、対
物レンズに入射する光束の発散収束度合いを変化させる
ことにより補正することができる。また、入射光の発散
収束度を変化させる手段を設けることにより、面形状等
の誤差に対する許容幅が広がるため、加工の難しい高N
Aの対物レンズを単レンズで構成することができ、従来
の2枚構成の対物レンズと比較するとレンズの重量、容
積を削減し、ファインアクチュエータの負担を軽減する
と共に、十分な作動距離を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる光ヘッドの構成を概念的に
示す説明図である。
【図2】 実施例1にかかる対物レンズと光ディスクの
保護層とを示すレンズ図である。
【図3】 実施例1にかかる対物レンズの設計基準状態
における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示す
グラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図4】 実施例1の対物レンズを利用した光学系で保
護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散収
束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球面
収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示すグ
ラフである。
【図5】 実施例1の対物レンズを利用した光学系の波
面収差を示し、(A)はレンズ厚が−0.010mm変化
した際の波面収差を示すグラフ、(B)はこれを入射光の
発散収束度を変化させて補正した際の波面収差を示すグ
ラフである。
【図6】 比較例の対物レンズと光ディスクの保護層と
を示すレンズ図である。
【図7】 比較例の対物レンズの設計基準状態における
収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示すグラフ、
(B)は波面収差を示すグラフである。
【図8】 比較例の対物レンズを利用した光学系で保護
層の厚さが+0.030mm変化した際の波面収差を示
すグラフである。
【図9】 比較例の対物レンズを利用した光学系で保護
層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散収束
度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球面収
差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示すグラ
フである。
【図10】 実施例2にかかる対物レンズの設計基準状
態における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示
すグラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図11】 実施例2の対物レンズを利用した光学系で
保護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散
収束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球
面収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示す
グラフである。
【図12】 実施例3にかかる対物レンズの設計基準状
態における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示
すグラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図13】 実施例3の対物レンズを利用した光学系で
保護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散
収束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球
面収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示す
グラフである。
【図14】 実施例4にかかる対物レンズの設計基準状
態における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示
すグラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図15】 実施例4の対物レンズを利用した光学系で
保護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散
収束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球
面収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示す
グラフである。
【図16】 実施例5にかかる対物レンズの設計基準状
態における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示
すグラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図17】 実施例5の対物レンズを利用した光学系で
保護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散
収束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球
面収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示す
グラフである。
【図18】 実施例6にかかる対物レンズの設計基準状
態における収差を示し、(A)は球面収差、正弦条件を示
すグラフ、(B)は波面収差を示すグラフである。
【図19】 実施例6の対物レンズを利用した光学系で
保護層の厚さの+0.030mmの変化を入射光の発散
収束度を変化させて補正した際の収差を示し、(A)は球
面収差、正弦条件を示すグラフ、(B)は波面収差を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 半導体レーザー 2 コリメートレンズ 3 ビームスプリッター 6 コリメートレンズアクチュエータ 7 対物レンズアクチュエータ 10 光ディスク 11 保護層 12 記録面 20 対物レンズ 21 第1面 22 第2面
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Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光束を収束させることにより光記録
    媒体の透明な保護層を介して記録面上にスポットを形成
    する光ヘッド用対物レンズにおいて、 NA0.70以上の単レンズであって、入射光の発散収束度の
    変化による球面収差の変化が、前記保護層の厚さの変化
    による球面収差の変化とほぼ相似形であり、前記保護層
    の厚さの変化により発生する球面収差を、入射光の発散
    収束度の変化により補正できるようコマ収差の補正状態
    が設定されていることを特徴とする光ヘッド用対物レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 有効開口半径hの6割から9割の間で正
    弦条件違反量が正の極大値を持ち、それより周辺部で正
    弦条件違反量が単調に減少するようコマ収差の補正状態
    が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    ヘッド用対物レンズ。
  3. 【請求項3】 入射光束が平行光である場合における正
    弦条件違反量の極大値をSCmax、焦点距離をfとして、
    以下の条件(1)を満たすことを特徴とする請求項2に記
    載の光ヘッド用対物レンズ。 0.001<SCmax/f<0.013 …(1)
  4. 【請求項4】 入射光の発散収束度を変化させて球面収
    差を発生させるとき、有効開口の最も周辺部の波面収差
    変化量をΔW(1.0)、波長をλ、焦点距離をf、結像倍
    率(横倍率)をm、有効開口に対応するNAをNAmaxとし
    て、以下の条件(2)を満たすことを特徴とする請求項1
    に記載の光ヘッド用対物レンズ。 −0.37 <ΔW(1.0)×λ/(f×m×NAmax 6)< −0.25 …(2)
  5. 【請求項5】 焦点距離をf、前記光記録媒体に対向す
    る第2面の曲率半径をr2として、以下の条件(3)を満
    たすことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    光ヘッド用対物レンズ。 0.050 < f/r2 < 0.110 …(3)
  6. 【請求項6】 入射光束を収束させることにより光記録
    媒体の透明な保護層を介して記録面上にスポットを形成
    する光ヘッド用対物レンズにおいて、NA0.70以上の単レ
    ンズであって、前記対物レンズへの入射光の発散収束度
    の変化により発生する波面収差が、ほぼ以下の式(4)で
    表される値OPに比例するようコマ収差の補正状態が設定
    されていることを特徴とする光ヘッド用対物レンズ。 OP=(1−√(1−NA2))/n−(n−√(n2−NA2)) …(4) ただし、NAは開口数、nは保護層の屈折率である。
  7. 【請求項7】 レーザー光を発する光源部と、該光源部
    からのレーザー光を光記録媒体の透明な保護層を介して
    記録面上にスポットを形成する請求項1〜6のいずれか
    に記載の対物レンズと、該対物レンズへの入射光の発散
    収束度を調整する調整手段とを備えることを特徴とする
    光ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記光源部は、発散光を発する半導体レ
    ーザーと、該半導体レーザーから発した光束をほぼ平行
    光にするコリメートレンズとを備え、前記調整手段は、
    前記半導体レーザーと前記コリメートレンズとの間隔を
    調整することを特徴とする請求項7に記載の光ヘッド。
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