JP2004247034A - 光ピックアップ光学系 - Google Patents
光ピックアップ光学系 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004247034A JP2004247034A JP2004012235A JP2004012235A JP2004247034A JP 2004247034 A JP2004247034 A JP 2004247034A JP 2004012235 A JP2004012235 A JP 2004012235A JP 2004012235 A JP2004012235 A JP 2004012235A JP 2004247034 A JP2004247034 A JP 2004247034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- objective lens
- optical system
- recording
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Head (AREA)
Abstract
規格の異なる複数の保護層厚の光ディスクに互換性を有する光ピックアップ光学系において、ディスク保護層厚が相対的に厚いディスクに適用する場合にも大きな作動距離と良好な収差特性を持つ光ピックアップ光学系を提供すること。
【解決手段】
光ディスク用対物レンズは、少なくとも、第一の光ディスクに対して情報の記録または再生を行う時において、複数の光源のうちのいずれか一つから照射され、カップリングレンズを介して対物レンズに入射する光束は、球面収差を有した発散光である。系全体の球面収差は、発散光の球面収差と対物レンズおよびディスク保護層で発生する球面収差によって補正され、また対物レンズシフトした際の系全体のコマ収差は、カップリングレンズの持つ球面収差に起因したコマ収差成分と、対物レンズおよびディスク保護層で発生するコマ収差成分とによって補正されるように構成にした。
【選択図】 図1
Description
−0.15<MOBL1<−0.03・・・(1)
条件(1)における下限を下回ると、第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な像側NAを確保するための対物レンズの有効径が大きくなりすぎて、対物レンズが大型化してしまう。また、上限を上回ると第一の光ディスクと第二の光ディスクとで情報の記録または再生時の作動距離の差を抑える効果が十分に得られない。
−0.01<MOBL2<0.01・・・(2)
を満たすように構成する(請求項9)。倍率MOBL2が条件(2)の範囲内であれば、発生するコマ収差や非点収差の量が十分抑えられる。
−0.15<mOBL1<−0.03・・・(1)
倍率MOBL1が条件(1)を満たすことにより、対物レンズ16を大型化させることなく、第一の光ディスクD1(CD)に対する情報の記録または再生時に発散光を使用することができる。また、第二光学系OP2の対物レンズ16の単独の倍率MOBL2が以下の条件(2)を満たす。
−0.01<mOBL2<0.01・・・(2)
つまり、第二の光ディスクD2(DVD)に対する情報の記録または再生時には平行光束が使用される。
12 第一カップリングレンズ
13 第二光源
14 第二カップリングレンズ
16 対物レンズ
21 第三カップリングレンズ
D1 第一の光ディスク
D2 第二の光ディスク
100、200 光ピックアップ光学系
Claims (12)
- 最もディスク保護層厚の厚い第一の光ディスクと、該第一の光ディスクよりも相対的にディスク保護層厚の薄い第二の光ディスクと、の少なくとも2種類の保護層厚の光ディスクに対して情報の記録または再生が可能な光ピックアップ光学系であって、
各光ディスクに対応する複数の光源と、
カップリングレンズと、
前記各光ディスクに対して共通に用いられる対物レンズと、を有し、
少なくとも、前記第一の光ディスクに対して情報の記録または再生を行う時において、
前記第一の光ディスクに対応する光源から照射され、前記カップリングレンズを介して前記対物レンズに入射する光束は、球面収差を有した発散光であり、
前記光ピックアップ光学系全体の球面収差は、前記発散光の持つ球面収差と、前記対物レンズおよびディスク保護層で発生する球面収差とによって補正され、
対物レンズシフトした際の前記光ピックアップ光学系全体のコマ収差は、前記カップリングレンズから射出されて前記対物レンズに入射する前記発散光の持つ横ずれした球面収差に起因するコマ収差相当成分と、前記対物レンズおよびディスク保護層で発生するコマ収差成分とが相殺されることにより補正されることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1に記載の光ピックアップ光学系は、前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時において、
前記発散光は、前記カップリングレンズの中心軸から離れるにつれて波面が遅れるような球面収差を有することを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1または2に記載の光ピックアップ光学系において、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に使用される光束が最も発散度の大きい発散光であることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ピックアップ光学系において、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時の前記対物レンズ単独の倍率MOBL1が以下の条件(1)、
−0.15<MOBL1<−0.03・・・(1)
を満たすことを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ光学系において、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時と前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時とで、異なるカップリングレンズが使用されることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ光学系において、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時と前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時とで、共通のカップリングレンズが使用されることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項6に記載の光ピックアップ光学系において、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時と前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時とで、使用される光の波長が異なっており、
前記カップリングレンズは、少なくとも一面に回折構造を有しており、前記第一の光ディスクに対応する波長の光が入射した場合には球面収差を有した発散光が射出され、前記第二の光ディスクに対応する波長の光が入射した場合には略無収差の光束が射出されることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の光ピックアップ光学系において、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時において、前記カップリングレンズから射出される光束の波面がほぼ平面であることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項8に記載の光ピックアップ光学系において、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、前記対物レンズ単独の倍率MOBL2が以下の条件(2)、
−0.01<MOBL2<0.01・・・(2)
を満たすことを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の光ピックアップ光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスク以外の所定の光ディスクに対する情報の記録または再生時において、入射光束が該対物レンズの光軸に対して傾いた場合に、コマ収差が発生しないように構成されていることを特徴とする光ピックアップ光学系。 - 請求項10に記載の光ピックアップ光学系において、
前記所定の光ディスクは、情報の記録または再生に必要となる像側NAが最も大きい光ディスクであることを特徴とする光ピックアップ用光学系。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載の光ピックアップ光学系は、前記第一の光ディスクに対して情報の記録または再生を行う時において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における前記対物レンズ単独の倍率の絶対値が、該対物レンズを前記第一の光ディスクと組み合わせた状態で前記第一の光ディスクに対応する波長の無収差の発散光を入射させた場合に前記対物レンズおよび前記第一の光ディスクの保護層で発生する球面収差の合計が最小となる倍率の絶対値よりも、大きくなるように構成され、
前記カップリングレンズは、透過した光束の波面が光軸から離れるにつれて遅れるように構成されていることを特徴とする光ピックアップ用光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004012235A JP2004247034A (ja) | 2003-01-22 | 2004-01-20 | 光ピックアップ光学系 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003013244 | 2003-01-22 | ||
JP2004012235A JP2004247034A (ja) | 2003-01-22 | 2004-01-20 | 光ピックアップ光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004247034A true JP2004247034A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33031978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004012235A Pending JP2004247034A (ja) | 2003-01-22 | 2004-01-20 | 光ピックアップ光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004247034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141410A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Sony Corp | 光ピックアップ装置および光ディスク装置 |
US7826328B2 (en) | 2006-09-08 | 2010-11-02 | Sony Corporation | Optical pickup device and optical disk apparatus using the same |
JP2011118997A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Sony Corp | ピックアップ装置、光記録再生装置及び記録再生方法 |
-
2004
- 2004-01-20 JP JP2004012235A patent/JP2004247034A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141410A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Sony Corp | 光ピックアップ装置および光ディスク装置 |
US7551371B2 (en) | 2005-11-22 | 2009-06-23 | Sony Corporation | Optical pickup apparatus and optical disc apparatus |
JP4591329B2 (ja) * | 2005-11-22 | 2010-12-01 | ソニー株式会社 | 光ピックアップ装置 |
US7826328B2 (en) | 2006-09-08 | 2010-11-02 | Sony Corporation | Optical pickup device and optical disk apparatus using the same |
JP2011118997A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Sony Corp | ピックアップ装置、光記録再生装置及び記録再生方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101000664B1 (ko) | 기록 재생용 광학계, 대물 렌즈 및 광픽업 장치 | |
JP4822175B2 (ja) | 対物レンズ、光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置 | |
JP2004185797A (ja) | 光ピックアップ装置用光学系、光ピックアップ装置及び対物レンズ | |
JP2009277311A (ja) | 対物レンズ、光ピックアップ装置、光記録・再生装置 | |
JP2006185576A (ja) | 光学素子の設計方法および光情報記録再生装置 | |
JP2007122851A (ja) | 光情報記録再生装置および光情報記録再生装置用対物レンズ | |
JP4828303B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズおよび光情報記録再生装置 | |
JP4148520B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP2001194581A (ja) | 対物レンズ及び光ピックアップ装置 | |
JP4274429B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP2005158089A (ja) | 光ディスク用の対物レンズとそれを用いた光ヘッド装置 | |
US6900949B2 (en) | Optical system of optical pick-up | |
JP5199835B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズ、および光情報記録再生装置 | |
JP2004247034A (ja) | 光ピックアップ光学系 | |
JP2003156681A (ja) | 光ヘッドの光学系および光ヘッド用対物レンズ | |
JP4849979B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズおよび光情報記録再生装置 | |
JP2009070545A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2008165968A (ja) | アフォーカルレンズ、光学ヘッド、光ディスク装置、及び光情報機器 | |
JP4501304B2 (ja) | 対物レンズ及び光学装置 | |
JP2004303406A (ja) | 光ピックアップ光学系 | |
US8107350B2 (en) | Optical information recording/reproducing apparatus and objective lens for the same | |
JP2004103216A (ja) | 光ディスク用光学系および光ディスク用ヘッド装置 | |
JP4443368B2 (ja) | 対物レンズ | |
JP4722472B2 (ja) | 光ディスク用光学系 | |
JP4504875B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070223 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080627 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080827 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090225 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20090227 |