JP2004103216A - 光ディスク用光学系および光ディスク用ヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第一の光ディスク使用時に用いる第一の光束と、第二の光ディスク使用時に用いる第二の光束とを照射する光源部と、波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、各光ディスクの互換性を有する対物レンズと、光源部から照射された各光束を略平行光束に変換して対物レンズに入射させるコリメートレンズと、を有し、第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に、光源の個体差による、該第一光束の波長の設計波長に対するずれに起因して発生する球面収差の変化を、コリメートレンズから射出される光束の平行度の調整によって補正する構成にした。
【選択図】 図1
Description
20 コリメートレンズ
30 対物レンズ
30a 回折構造
Claims (23)
- 保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第一の光束と、第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第二の光束とを照射する光源部と、
波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、第一の光ディスクと第二の光ディスクの互換性を有する対物レンズと、
前記光源部から照射された各光束を略平行光束に変換して前記対物レンズに入射させるコリメートレンズと、を有し、
第一の光ディスクに対する記録または再生時に、前記光源の個体差による、該第一光束の波長の設計波長に対するずれに起因して発生する球面収差の変化を、前記コリメートレンズから射出される光束の平行度の調整によって補正することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1に記載の光学系において、
前記回折構造は、前記光源部の射出光の波長の変化に依存して変化するような波長依存性を持つ球面収差を生成し、
温度変化に伴う前記対物レンズの形状および、あるいは屈折率の変化に起因する球面収差の変化を、該温度変化に伴う前記光源部の射出光の波長の変化に応じて前記回折構造によって生成される球面収差の変化により補正するよう構成されたことを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1または請求項2に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に前記第一の光束の波長の設計波長に対するずれによって3次の球面収差が最も大きく変化するように構成されることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項3に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に前記第一の光束の波長の設計波長に対するずれによって変化する5次以上の各球面収差の変化量がそれぞれ前記3次の球面収差の変化量の1/5以下であるように構成されることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に前記第一の光束の波長の設計波長に対するずれによって変化する5次以上の各球面収差が、それぞれ0.0005λrms/nm以下であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ディスク用光学系は、
前記コリメートレンズから射出される光束の平行度を前記第二の光束の波長も考慮して設定することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記光源部は、前記第一の光束を照射する第一光源と前記第二の光束を照射する第二光源とが一体に形成されていることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項7に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズから射出された前記第一の光束が前記第一の光ディスクの記録面位置に最良の状態で収束するよう、前記平行度を設定することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項7に記載の光ディスク用光学系において、
光路上、前記対物レンズから射出された前記第一の光束が前記第一の光ディスクの記録面位置に最良の状態で収束する位置と、前記対物レンズから射出された前記第二の光束が前記第二の光ディスクの記録面位置に最良の状態で収束する位置との間における任意の位置に前記コリメートレンズを配置することにより前記平行度を設定することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記光源部は、前記第一の光束を照射する第一光源と前記第二の光束を照射する第二光源とが別個独立して配置されていることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項10に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズから射出された前記第一の光束が前記第一の光ディスクの記録面位置に最良の状態で収束する位置であって、かつ前記対物レンズから射出された前記第二の光束が前記第二の光ディスクの記録面位置に最良の状態で収束する位置に前記コリメートレンズが配置されるように、前記第一の光源と前記コリメートレンズとの間隔および第二光源と前記コリメートレンズとの間隔を調整することにより前記平行度を設定することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクと第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクとの互換性を有する対物レンズを用いた光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に光源から照射される前記第一の光ディスク用の光束の発振波長の変化によって3次の球面収差が最も大きく変化するように構成されることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項12に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、第一の光ディスクに対する記録または再生時に前記第一の光ディスク用の光束の波長の変化によって変化する5次以上の各球面収差の変化量がそれぞれ前記3次の球面収差の変化量の1/5以下であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項12または請求項13に記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、第一の光ディスクに対する記録または再生時に前記第一の光ディスク用の光束の波長の変化によって変化する5次以上の各球面収差が、それぞれ0.0005λrms/nm以下であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項14のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する開口数が0.63以上であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項15のいずれかに記載の光ディスク用光学系を備え、前記第一の光ディスクあるいは前記第二の光ディスクに対する記録または再生を行うことを特徴とする光ディスクヘッド装置。
- 波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクと第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクとのそれぞれの記録面位置に、異なる波長の光束を収束させる光ディスク用対物レンズであって、
前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に、光源から照射される前記第一の光ディスク用の光束の発振波長の変化によって3次の球面収差が最も大きく変化することを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項17に記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記光束の発振波長の変化は、前記光源の個体差による波長のずれも含むことを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項17または請求項18に記載の光ディスク用対物レンズは、さらに、
前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に、前記第一の光ディスク用の光束の波長の変化によって変化する5次以上の各球面収差の変化量がそれぞれ前記3次の球面収差の変化量の1/5以下であることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項17から請求項19のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズは、さらに、
前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に、前記DVD用の光束の波長の変化によって変化する5次以上の各球面収差がそれぞれ0.0005λrms/nm以下であることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクと第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクとのそれぞれの記録面位置に光束を収束させる光ディスク用対物レンズであって、
前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に、光源から照射される前記第一の光ディスク用の光束の発振波長の変化によって3次の球面収差が最も大きく変化し、かつ5次以上の各球面収差の変化量がそれぞれ前記3次の球面収差の変化量の1/5以下であり、かつ該5次以上の各球面収差はそれぞれ0.0005λrms/nm以下であることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第一の光束と、第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第二の光束とを照射する光源部と、
前記光源から照射された各光束を略平行光束に変換するコリメートレンズと、 波長に依存して球面収差が変化する特性を有する回折構造を利用することにより、前記第一の光ディスクと前記第二の光ディスクとの互換性を有する対物レンズと、を有し、
前記光源の個体差による波長変化に起因する球面収差の変化は、前記対物レンズの特性と、前記コリメートレンズから射出される光束の平行度の調整とによって補正し、
温度変化に起因する球面収差は、前記回折構造の特性によって補正することを特徴とする光ディスク用光学系。 - 保護層が薄く記録密度が高い第一の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第一の光束と、第一の光ディスクより保護層が厚く記録密度が低い第二の光ディスクに対する記録または再生時に用いる第二の光束とを照射する光源部と、該光源部から照射された各光束を略行光束に変換するコリメートレンズと、を備えた光ディスク用光学系に用いられる対物レンズであって、
前記対物レンズは、前記第一の光ディスクに対する記録または再生時に、該光源の個体差による、該第一光束の波長の設計波長に対するずれに起因する球面収差の変化を、前記コリメートレンズの位置を調整することにより調整される入射光束の平行度によって補正するよう構成されると共に、前記第一の光ディスクと前記第二の光ディスクとの保護層の厚みの差異に起因する球面収差の変化を、該第1の光束と第2の光束との切替により変化する球面収差により相殺するような、波長依存性を有する球面収差を生成する回折レンズ構造を備え、
該回折レンズ構造は、さらに温度の変化に伴う対物レンズの形状および、あるいは屈折率の変化に起因する球面収差の変化を、温度変化に伴う前記光源部の射出光の波長の変化に起因する球面収差の変化により補正するような波長依存性を有することを特徴とする光ディスク用対物レンズ。
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2003
- 2003-08-20 JP JP2003296706A patent/JP2004103216A/ja active Pending
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