JP4384555B2 - 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 - Google Patents
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t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、第一の波長の光束は略平行光が、第二及び第三の波長の光束は発散光が対物レンズに入射し、第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
を満たすことを特徴とする。
λ1/(n1−1):λ3/(n3−1)≒1:2・・・(4)
を満たすような三種類の光束を照射する光源を備える光ピックアップ装置に搭載される(請求項7)。このような光ピックアップ装置は、少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクのいずれに対しても、情報の記録または再生を行うことができる。
第一から第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、
第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
第一の波長の光束は略平行光が、第二及び第三の波長の光束は発散光が対物レンズに入射し、
第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、
第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、
第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×m1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×m2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×m3<−0.19・・・(3)
を満たすことを特徴とする。
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
なお、どの光ディスクも情報の記録または再生時は、図示しないターンテーブル上に載置され回転駆動される。
NA1≧NA2>NA3
つまり、最も記録密度の高い第一の光ディスクD1に対する情報の記録または再生時には、より小径なスポットの形成が要求されるため、必要なNAが高くなる。
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
また、第三の光ディスクD3使用時における対物レンズ30の結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、対物レンズ30は、以下の式(2)を満たすように設計される。
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
λ1/(n1−1):λ3/(n3−1)≒1:2・・・(4)
第一の領域31…h≦1.53、
第二の領域32…1.53<h≦1.89、
第三の領域33…1.89<h≦1.95、となる。
20A〜20C カップリングレンズ
30 対物レンズ
31 第一の領域
32 第二の領域
33 第三の領域
41、42 ビームスプリッタ
D1〜D3 光ディスク
100 光ピックアップ装置
Claims (9)
- 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置であって、
対物レンズを備え、
前記第一から前記第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
前記第一の波長の光束は略平行光が、前記第二及び前記第三の波長の光束は発散光が前記対物レンズに入射し、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
を満たし、
前記対物レンズは、
少なくとも一面に、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数に対応する光束が入射する第一の領域と、該第一の領域の外側に位置する第二の領域とを有し、前記第一の領域は前記第一から前記第三の波長の光束をそれぞれ前記第一から前記第三の光ディスクの記録面上に収束させる回折構造を有し、前記第二の領域は前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しない回折構造を有し、
前記第二の領域において、回折効率が最大になる回折次数は、前記第一の波長の光束が三次、前記第二の波長の光束が二次であり、
前記第一の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径が、前記第二の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径より大きい場合、
前記少なくとも一面は、前記第二の領域の外側に、さらに前記第一の波長の光束のみを収束させる回折構造をもつ第三の領域を有し、
前記第三の領域において、前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二の領域において前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置であって、
対物レンズを備え、
前記第一から前記第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
前記第一の波長の光束は略平行光が、前記第二及び前記第三の波長の光束は発散光が前記対物レンズに入射し、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
を満たし、
前記対物レンズは、
少なくとも一面に、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数に対応する光束が入射する第一の領域と、該第一の領域の外側に位置する第二の領域とを有し、前記第一の領域は前記第一から前記第三の波長の光束をそれぞれ前記第一から前記第三の光ディスクの記録面上に収束させる回折構造を有し、前記第二の領域は前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しない回折構造を有し、
前記第二の領域において、回折効率が最大になる回折次数は、前記第一の波長の光束が三次、前記第二の波長の光束が二次であり、
前記第二の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径が、前記第一の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径より大きい場合、
前記少なくとも一面は、前記第二の領域の外側に、さらに前記第二の波長の光束のみを収束させる回折構造をもつ第三の領域を有し、
前記第三の領域において、前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二の領域において前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
前記第二の領域の回折構造は、隣接しあう屈折面間の境界で内側に位置する屈折面を基準とすると、前記第一の波長の光束に対する光路長付加量が略3波長分、もしくは略−3波長分の段差を有することを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
前記第二の領域の回折構造は、隣接しあう屈折面間の境界で内側に位置する屈折面を基準とすると、前記第一の波長の光束に対する光路長付加量が略5波長分、もしくは略−5波長分の段差を有することを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ装置において、
前記各光束を照射する光源を有し、
前記第一の波長をλ1、前記第三の波長をλ3、前記第一の波長λ1に対する前記対物レンズの屈折率をn1、前記第三の波長λ3に対する前記対物レンズの屈折率をn3、とすると、以下の式(4)、
λ1/(n1−1):λ3/(n3−1)≒1:2・・・(4)
を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置における対物レンズであって、
前記第一から前記第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
前記第一の波長の光束は略平行光が、前記第二及び前記第三の波長の光束は発散光が前記対物レンズに入射し、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
を満たし、
少なくとも一面に、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数に対応する光束が入射する第一の領域と、該第一の領域の外側に位置する第二の領域とを有し、前記第一の領域は前記第一から前記第三の波長の光束をそれぞれ前記第一から前記第三の光ディスクの記録面上に収束させる回折構造を有し、前記第二の領域は前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しない回折構造を有し、
前記第二の領域において、回折効率が最大になる回折次数は、前記第一の波長の光束が三次、前記第二の波長の光束が二次であり、
前記第一の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径が、前記第二の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径より大きい場合、
前記少なくとも一面は、前記第二の領域の外側に、さらに前記第一の波長の光束のみを収束させる回折構造をもつ第三の領域を有し、
前記第三の領域において、前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二の領域において前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置における対物レンズであって、
前記第一から前記第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≒0.6mm
t2≒0.6mm
t3≒1.2mm
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
前記第一の波長の光束は略平行光が、前記第二及び前記第三の波長の光束は発散光が前記対物レンズに入射し、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM1、焦点距離をf1、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM2、焦点距離をf2、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時における、結像倍率をM3、焦点距離をf3とすると、以下の式(1)から式(3)、
−0.02<f1×M1<0.02・・・(1)
−0.10<f2×M2<−0.04・・・(2)
−0.29<f3×M3<−0.19・・・(3)
を満たし、
少なくとも一面に、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数に対応する光束が入射する第一の領域と、該第一の領域の外側に位置する第二の領域とを有し、前記第一の領域は前記第一から前記第三の波長の光束をそれぞれ前記第一から前記第三の光ディスクの記録面上に収束させる回折構造を有し、前記第二の領域は前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しない回折構造を有し、
前記第二の領域において、回折効率が最大になる回折次数は、前記第一の波長の光束が三次、前記第二の波長の光束が二次であり、
前記第二の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径が、前記第一の光束が入射する場合の前記対物レンズの入射面での有効光束径より大きい場合、
前記少なくとも一面は、前記第二の領域の外側に、さらに前記第二の波長の光束のみを収束させる回折構造をもつ第三の領域を有し、
前記第三の領域において、前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二の領域において前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 請求項6又は請求項7に記載の光ピックアップ用対物レンズは、
前記第二の領域の回折構造は、隣接しあう屈折面間の境界で内側に位置する屈折面を基準とすると、前記第一の波長の光束に対する光路長付加量が略3波長分、もしくは略−3波長分の段差を有することを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 請求項6又は請求項7に記載の光ピックアップ用対物レンズは、
前記第二の領域の回折構造は、隣接しあう屈折面間の境界で内側に位置する屈折面を基準とすると、前記第一の波長の光束に対する光路長付加量が略5波長分、もしくは略−5波長分の段差を有することを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。
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