JP5199241B2 - 栄養補助食品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人やペットの健康の維持、増進に役立ち、誰でも手軽に食べることができる栄養補助食品及びその製造方法に関する。
近年においては、種々の栄養補助食品が出回っている。この例としては、特許文献1、2等がある。特許文献1は、乾燥穀物にカルシウムや漢方薬エキスの水溶液を吸収させて加熱する穀物サプリメントである。特許文献2は、ビタミンを含む主材に所定量のイオン化ミネラル含有液を添加してイオン化ミネラル結合型のサプリメントとして構成することを基本とし、粉体状に加工したビタミンを含む主材に対して0.1〜50.0重量%のイオン化ミネラル含有液を添加混合して微細化し、この微細化主材と油材とを混練した粘稠混合物をカプセルに充填して構成したサプリメントである。
特開2004−8120号公報 特開2005−41851号公報
上述したような従来のサプリメントでは、カルシウムやビタミン等の特定種類の少ない成分に特化して構成されたものがほとんどで、多数の栄養素を総合的に含む形で構成されたものはこれまで見当たらない。体全体に対して、生命維持発展に寄与するような総合的な栄養を考慮したものは見当たらない。
また、多数の栄養素を単純に混ぜ合わせてサプリメントにすると、各栄養素を効率的に吸収することができなかったり、においがきつかったり、食べ辛かったりする。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、人の健康の維持、増進に役立ち、誰でも手軽に食べることができる栄養補助食品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る栄養補助食品は、前記課題を解決するためになされたもので、小麦全粒粉又はライ麦全粒粉の一方又は両方、丸ごとの魚、種子類、自然塩、オリーブオイル及び味噌を少なくとも含んで、粉末状、ペースト状又は固形物として構成され、前記小麦全粒粉又はライ麦全粒粉の一方又は両方が約30〜60重量パーセント、前記丸ごとの魚が約1〜2重量パーセント、前記種子類が約8〜28重量パーセント、前記自然塩が約0.6〜1.2重量パーセント、前記オリーブオイルが約5〜12重量パーセント、前記味噌が約7〜16重量パーセントの比率で混ぜ込んで構成されたことを特徴とする。これらを基本として前記各食材を含めて、用途に応じた栄養補助食品を構成する。
本発明に係る栄養補助食品は、身体の健康の維持、増進に効果があり、誰でも手軽に長く摂取できるものである。また、ペットフードとしても用いることができる。
本発明の実施形態に係るクッキーを示す斜視図である。
符号の説明
1 クッキー
以下、本発明の実施形態に係る栄養補助食品について説明する。
現在日本には、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー、子宮内膜症、潰瘍性大腸炎などの病気が蔓延している。これらに対して本発明者は、食の領域での自己の長年の経験を踏まえて考察した結果、これらは食べ物、料理から摂取する微量栄養素の著しい欠落に大きな要因があると考えた。本発明者は、食べ物、料理から摂取する微量栄養素の著しい欠落により、身体の最小単位である細胞が必要としている幅広い豊かな微量栄養素が充分に補充されない為に、身体の様々な細胞が本来の役割、機能を失っているからだと考えた。本実施形態に係る栄養補助食品(サプリメント食品)は、これらの点を踏まえ、如何にして細胞に豊かな微量栄養素を送るかを考慮してなしたものである。本実施形態の栄養補助食品はクッキーの形をとっている。
ここで微量栄養素とは、ミネラル(鉱物)やビタミン類(有機物)やその他の、大量に摂取する必要はないが、僅かずつ毎日摂取する必要のある、不可欠な栄養素の総称である。
昔の日本の家庭においては、朝タの味噌汁には必ずいりこが入っていた。雑魚を、その頭や腸わたを取り除くことなく丸ごと煮干ししたいりこは、微量栄養素の豊富な食材である。現在の子供たちに比べて、昔の子供たちは,精気に満ち溢れていたように思う。いりこは日本の先人が与えてくれた知恵による優れた食材と考える。
人類は海で発生した生命に始まる。アメーバのような単細胞生物から多細胞生物になり、順次進化して魚のような状態を経て両生類になって陸に上がり、更に哺乳類へと進化してきた。これは系統的発生といい、人間の体内では、受精から細胞分裂を繰り返す過程で、かつての進化の段階の姿を再現しながら、刻々変化し、人間の子供へと成長していく。このように、人間の子供が産まれる際に、魚類、両生類等の姿を経て人間の子供に成長していく過程は、現在の人間においても、地球上に生命が発生したころからの身体的特徴が遺伝子レベルで受け継がれていることを示している。このため、魚類、両生類の時代に摂取していたと思われる小魚等は、現在の人間にとっても重要な栄養素となりうるものと考える。即ち、現在の人間が必要とする基本的な微量栄養素は、丸ごと一匹の魚が持つ微量栄養素とほぼそのまま重なり合うのではないか考える。丸ごと一匹の小魚には、カルシウム、鉄分、ビタミン、DHA、EPA、ペプチド等の幅広い微量栄養素が豊富に含まれている。そして、いりこは、丸ごと一匹の小魚そのままを煮干にするため、小魚の有する栄養素をそのまま摂取できる。なお、丸ごと一匹の魚としては、小魚でも大型の魚でもよく、頭から内臓まで全部を含む丸ごと一匹の魚をそのまま摂取することが重要である。
この考えに基づいて、本実施形態の栄養補助食品の微量栄養素の中心をいりことした。このいりこの微量栄養素を中心の柱として、様々の種子などの微量栄養素を重ね合わせた。様々の種子は、次世代への生命をつなぐ為のより重要な基本的微量栄養素を充分に含んでいる。また、これに豊かなミネラルを含んだ自然塩(特に岩塩が望ましい)を加える。現代人の身体において、細胞が浮かぶ体液のミネラル比は、地球上に生命が誕生した当時の海水のそれとほぼ同じと言われている。世界各地でとれる岩塩の中には、この海水に近いミネラル分を含んでいるものがある。
また、ほ乳類としての生命の長い歩みの中で必要としてきた、生命の維持のために必要な基本的微量栄養素を豊に含む牛乳を乳酸発酵させて栄養素の幅をさらに広げたチーズを複数加える。
このような、これまでにない考え方に基づいて、以下のような食材の組み合わせによるクッキーを考案した。
本実施形態のクッキーの原材料としては、小麦麦全粒粉、いりこ粉末、種子類(アーモンド、松の実、くるみ、ごま等)、岩塩、蜂蜜、オリーブオイル、味噌、チーズ(より複雑に発酵したエダムチーズやグリュイエールチーズ等のハードチーズが望ましい。ヨーロッパ産の他の種類のチーズを用いてもよい。)を用いた。なお、いりこは、丸ごとの魚として使いやすいために用いた。丸ごとの魚、即ち頭や内臓等も含む一匹丸ごとの魚であればよく、いりこよりも大型の魚でも良い。
このような材料を用いた理由、基本的な考え方は以下にある。
1)かつては魚の形態にあり、今ほ乳類としてある私達の身体を構成する細胞が必要としている、生命維持発展に必要な基礎的な微量栄養素を中心として、幅広く豊かな微量栄養素を如何にしてクッキーに含むようにするかを考慮した。
2)また、如何にしてそれらの原材料に含まれる微量栄養素を逃すことなくかつ破壊することなくクッキーの中に入れるかを考慮した。
3)如何にしてクッキーの中に含まれる微量栄養素を効率よく消化吸収できるようにするかを考慮した。
4)如何にしてこれらの物を独自の製菓技術により調理して、美味しさを与えるかを考慮した。

前記1)に関して
クッキーに使用する材料は以下の考え方に基づいて選択した。
[1]種子類は、例えば三内丸山古墳等においても木の実が発見されているように、種子類は原始時代から人類に連綿と受け継がれてきた食材であり、生命を次世代につなぐ、より基礎的微量栄養素を含んでいる。このため、松の実、くるみ、アーモンド、ごまを加える。ここで、松の実、アーモンド、ごまはスペイン産を、くるみはフランス産を使用した。なお、これらに他の種子類をさらに加えても良い。
これらの種子の中で、スペインの雨の少ない内陸で収穫されたアーモンドは極めて豊富な基本的微量栄養素を含んでいると思われる。このアーモンドを刻んだものを御飯や煮物と共に加えると、短期間で肌の荒れが治る、口内炎が治る等の効果が得られるほどの力を持つ。このスペイン産のアーモンドは、種子類の中でも不可欠のものである。
[2]食塩の選択は重要である。本発明者の経験から、日本人の細胞が最も必要としているミネラルを潤沢に含むのはモンゴル産の岩塩であると考えた。このため、モンゴル産の岩塩を選び、クッキーの材料の1つとして加えた。NaClのみの化学精製塩は細胞にダメージを与えるが、理想的な微量栄養素を豊に含んだモンゴル産の岩塩は、そのような心配はなく、重要なミネラル供給源でもある。また、自然塩のミネラルは、素材の味を引き出す作用もある。
また、塩は十分に加えなければならない。直接加える食塩の量は少ないが、味噌やチーズに含まれるものを合わせれば、塩の量はかなり多く、塩の効いた味わいである。塩の量は重要である。現在、食塩は健康を損ねるものと考えられているが、本発明者はこれを全く誤りであると考える。人間の細胞がつかっている体液は、海水の比率と同じと言われている。このため、海水と同じ成分の自然塩は人体にとって害はないと考える。NaClのみの化学精製塩の場合は害が有るかも知れないが、海水と同じ成分の自然塩であれば、体液の成分と同じであるため、人体に害を及ぼす可能性は考えずらい。さらに、人体には必要以上に摂取されたビタミンやミネラル等を体外に排出する機能を備えている。塩に対しても同様の機能が働くため、この面でも塩の量は問題にならず、十分に加える。
また、塩は微量栄養素相互の化学反応を効率よく行わしめる触媒の役を担うと考える。例えば、微量栄養素が豊かにあっても、塩が十分になければ、微量栄養素が効率的に体内に吸収されないことは、経験により確信を持つところである。本発明者の著書「ごはんとおかずのルネッサンス」の調理法に従い、十分な岩塩を摂取し続けた人たちは、体がむくむどころか、新陳代謝が活発になり、むくみが消えて、顔や身体がスリムになった人を多く見ている。
[3]オリーブオイルは、バターの代わりに加えた。通常のクッキーの生地にはバターを加えるが、飽和脂肪酸であるバターの脂肪は日本人の身体に合っていないと考え、オリーブオイルを加えた。このオリーブオイルを加えることによって生地を作り出し焼き上げた。バターは動物性脂肪であるのに対して、オリーブオイルは植物性脂肪である。また、オリーブオイルには人間の身体に有用な微量成分が豊富に含まれる。即ち、オリーブオイルには、スクワラン、ビタミンA、ビタミンE、ポリフェノール、葉緑素、オレイン酸などの有効成分が豊富に含まれている。オリーブオイルは、本発明者の経験から、最も豊かな微量栄養素を含むと考えるスペイン産を使用した。
[4]さらに、日本の先人が残した食に於ける知恵である、いりこと鰹節と味噌を加えた。上述したように、人間もかつては海で魚のような進化の段階を経て、現在に至っている。このため、いりこは現在の人間の細胞が必要としている基本的な微量栄養素をほぼ含んでいると考える。いりこは国産を使用した。頭や腸わたを残した、小魚そのままのいりこを使用した。なお、同じようなものがあれば外国産でも良い。
また、味噌も、大豆の蛋白質などの成分が乳酸菌、酵母菌などの食物連鎖によって、その成分を変化させ、微量栄養素の幅を広げたものであり、基礎的微量栄養素を豊かに含んでいる。味噌も国産を使用した。また、鰹節も、発酵により微量栄養素の幅を広げたものであり、もちろん国産のものを使用した。
また、チーズも同様に牛乳の蛋白質がより豊かに変化したものであり、ほ乳類によっての基礎的微量栄養素を豊かに含んでいるため、これも加えた。チーズはオランダ、フランス産を使用した。蜂蜜は、幼虫を育成すると同時に女王蜂が卵を産み続けるためのエネルギーと生命誕生のための基本的な、重要な微量栄養素を極めて豊富に含んでいると考えられるので加えた。この蜂蜜はフランス産を使用した。また、干しイチジクは、乾燥と共に様々の微量栄養素が変化してその幅を広げたものである。しかも、イチジクは果肉と種、つまり全体を摂取できる数少ない果実であり、微量栄養素の幅は極めて広いものと思われる。このイチジクはトルコ産を使用した。
[5]現在も多くの日本人が日本産の食材は素晴らしいと漠然と考えているが、様々のデータから、そうではないことが分かる。公のデータでも、過去から比べれば様々な食材で、著しく微量栄養素が欠落していることを示している。本発明者は、現実はそれらのデータ以上に深刻な欠落の程度だと考えている。
そこで、本発明者の経験、即ちヨーロッパなどの食材を扱った、40年近くに及ぶ発明者の経験の中から、より豊かに、理想的な微量栄養素を含んだ食材を厳選して、クッキーを製造した。具体的には、微量栄養素の欠落した日本の産物は味噌、鰹節、そしていりこ以外使わず、上述したように、充分な微量栄養素を含んだ外国産の食材を使用した。

2)に関して
[1]通常のサブリメントは様々の原材料を破砕、分解して一部分を抽出して作られる。この場合の欠点は、抽出の工程で逆に多くのミネラル、ビタミン類が破壊されかつ失われることである。
これを克服する為に、原材料に手を加えず、そのままクッキーの中に入れた。例えば、松の実、アーモンド、いりこなどはそのままの形、あるいは摩擦熱によるダメージが大きくならないように軽く微粉砕して加えた。
[2]通常のサプリメントは、カプセル、あるいは青汁などのように、パックされている。この場合の欠点は、高温殺菌、高圧の下での加熱されることにより、ビタミン類が破壊されることである。
これを克服する為に、原材料に手を加えず、そのままクッキーの中に入れた。

3)に関して
[1]自然の力を利用して、様々の食材の成分を消化吸収し易いようにする。具体的には、オリーブオイルと味噌を利用した。
オリーブオイルはそれ自体に豊かな微量栄養素を含んでいるのみならず、他の食材の成分を分解する力が非常に強い。このため、オリーブオイルを食材に加えてクッキーの生地を作り、この生地を一晩冷所において、他の食材成分を吸収し易い状態にした。さらに、オリーブオイルには、消化・吸収を促進する働きがある。即ち、食物栄養の消化・吸収には肝臓で作られた胆汁が使われるが、胆汁は胆嚢によって胆管から十二指腸に送られる。オリーブオイルは、この胆嚢と胆管の運動を刺激することによって消化・吸収を促進すると言われている。
味噌も同様に自らの中に豊かな微量栄養素を持つと共に、本発明者の経験から、やはり他の食材の成分を吸収し易い状態に分解してくれると思われるので、オリーブオイル同様に加える。例えば1つの実例として、子宮内膜症と診断された二人の女性の例を説明する。二人の女性のうちの一人は、日常的にいりこをそのまま食べていたが、病状は全く改善していない。手術が必要と言われた他の一人は本発明者の著書「ごはんとおかずのルネッサンス」に従い、いりこ入りの味噌汁を食べたところ、食べ始めてから二ヶ月くらいで全く手術の必要がない状態に回復した。これは、味噌汁がいりこの成分を吸収し易くしたためと考える。
[2]人間の日々の習慣となっている調理加熱を行う。[a]例えば、レトルトのパックの「青汁」などは、保存性を高める為に高温、高圧、100℃以上で熱処理を行う。これによって、多くのビタミン類が破壊されてしまい、自然な分解吸収は行われにくくなる。[b]通常、様々のものを抽出し、カプセルや錠剤にしたものは、消化吸収の効率が悪くなる。例えば、市販されているビタミン剤などを服用すると、おおよそ1時間後に尿が黄色くなり、ビタミン剤に含まれる多くの微量栄養素が尿の中に出て排出されてしまう。
これらを避ける為に、料理に於ける通常の手法である「焼く」ことによって栄養補助食品を製造した。即ち、シンプルにオーブンで、クッキーとして焼き上げた。このオーブンで焼くことによっては、微量栄養素の破壊はほとんどなく、適度な加熱によって良い成分変化が行われる。
この焼くという調理の手法は、人類の歴史において日々の生活の中で人間が連綿と長く続けてきたものであり、人間の身体はそれに順応している。即ち、身体の器官は、焼くことによる食材の成分変化に合うように、習慣化、変化してきているため、消化吸収は自然に効率的に行われる。
[3]日本人のこれまでの食習慣にあった食材を選ぶ。即ち、鰹節と、味噌と、いりこを加えて特に日本人の身体に合った食材を配合して、より効率よく吸収できるようになる。

4)に関して
クッキーの試作当初は、ニオイが強くて荒々しすぎたり、味わいも荒々し過ぎたりして、食べる人の口になじめないものであったが、本発明者の40年近くに及ぶフランス菓子作りの経験に基づく技術により、味わいをまとめ美味しさを支える事ができた。具体的には、次のようにしてクッキーを製作した。
本クッキーの製作の基本的な考え方は以下のようになる。
よく「医食同源」と言われるが、私の理解では、医療に携わる方々は食には殆ど関心がないように思われる。病気は遺伝子によって発症し、これを治すのは薬であると、考える風潮がある。1人1人の医師の診察対象は益々細分化し、自分が受け持つ範囲の症状にのみかまけて、自分が受け持つ範囲の症状さえ治せば他の部位は傷つけても構わないという極めて小さな部分主義が支配的になっているように見える。彼らは、病気を、身体全体が有機的なつながりを持つものとして見ることができない。
また、生物の身体は食べ物に含まれる微量栄養素が形を変えて築き上げられているという誰にでも全く明白なことを忘れてしまっている。さらに、一度できた組織も絶え間なく補給される微量栄養素によって絶え間なく新たな細胞を再生することによって、その本来の機能を維持し得るということ忘れてしまっている。
また、現代の栄養学は現代人が知り得ている極めて狭隘な特定の微量栄養素をいじくりまわして、身体のあまりにも精緻で複雑な身体の仕組みを既に充分に知り得たと勘違いしている。
今迄に人間の科学で知り得たものは極めて僅かであり、未だ知りえていないものの方が果てしなく大きいことを知らない。
本クッキーは医学によってバラバラにされた人問の身体を、まず有機的につなげて考える。全ての細胞へ微量栄養素を充分に補給し、様々の細胞を活性化させて本来の機能を回復させる。
そしてそれぞれの細胞同士を有機的につなげて、薬などに頼らなくて良い身体が本来持っているエネルギー免疫力を作りだそうという考えに立っている。
また、極めて狭隘な栄養素を基にしたつまみ食い的な分析をやめて、人間のDNAによる本来のおいしさによって食べ物に含まれる微量栄養素をさぐり、それを充実させようというものである。
a) 試作開始にあたり次の点を明確にした。
1.本クッキーを持って、人間の日々の食事で必要とされるエネルギー源としての脂質、炭水化物など全ての部分をまかなうことは、摂取すべき量からいってもまず不可能であり、特定の成分に片寄ることなく、できる限り幅広く多種多様な微量栄養素を整える。
2.本クッキーはあくまで補助的なものであり、望ましい日々の家庭料理をまずは前提とする。この日々の家庭料理ではカバーすることのできない、又は量的に不充分な微量栄養素を厚くすることを目的とする。
3.人間の食生活の基本は家庭での食事であり、この中での団欒、会話、そして美味しい料理を一緒に食べることの喜びが家族の結びつきを深め、人間的な優しさ、成長を促す。しかしながら現状の日本に於いては、野菜などの食材からの微量栄養素の欠落など、様々な理由によって、微量栄養素を充分に補給することはできない。例え家庭の主婦が心をこめて日々の料理を作っても、様々な理由によって、人問の身体、細胞が必要とする微量栄養素を充分に補給することはできない。この不足する部分を積極的にカバーしようというのが本クッキー製作の基本である。
b)試作の中で積み重ねた改良
試作当初は、微量栄養素の組み立ての中心となる、いりこの量をもっと多量に加えた方が良いと考えた。しかし、いりこが多すぎるとニオイが強烈なものとなり、味わいの点で評価が芳しくなかった。
このクッキーサプリメントでは、日々の食事でもいりこを取ることを、ある程度前提として、いりこ以外のものも充分に加えるべきと考え、いりこ粉を半量にして、ニオイを抑制した。また、このいりこのニオイを隠す為に味噌を増やして、その香り、味わいを増した。
また、クッキーの歯ざわりを左右するのは、粉に対する水の配合である。粉をつなぎ固めるには水を加えなければならないが、水が多すぎると、小麦粉中の蛋白質が水と結合し、過度にグルテン(麩)を形成して歯ざわりが固くなりすぎる。また、口どけも悪くなる。
このため、できるだけ必要最低量の水で生地をしっかり固まらせることを意図した。できるだけ水を抑えるため、おたま等で水分を粉などの上に少しずつ散らして、混ぜていく方法をとった。
この場合、生地をしっかり固めるには、種子などは全て一緒にフードプロセッサーにかけて挽き、粉状にして混ぜた方が作業性は良いが、歯ざわり、味わいに楽しさを与える為、あえて大きいままにした。アーモンドは粉状のものと小さな粒に刻んだものを加え、歯ざわりに変化をもたせた。
また、いりこ、鰹節などのニオイを和らげ、おいしいニオイに変える為に、シナモン、ナツメグ等の香辛料を加えた。また、シナモンは本発明者の経験によれば、自然の強い抗酸化剤としての働きを持つため、抗酸化剤としての役割も同時に考慮して入れた。
そして、最終的な味わいは、本発明者のフランス菓子作りとしての長い経験に基づいた技術と味わいの感覚によって整えた。
通常、サプリメント食品では、味わいについてはほとんど省みられず、無味乾燥な味わいのものがほとんどであったが、この場合は無味乾燥な味に飽きてしまい、長続きしない。即ち、栄養補助食品であってもクッキーの美味しさを与えることにより、日々の摂取をより楽しく続け易いものにした。
また、本クッキーは、ビールやワイン等のアルコール飲料のつまみとして摂っても何ら問題はなく、またその材料からしてもアルコール飲料ととてもよく合い、楽しみながら微量栄養素を摂ることができる。
以上4点を本実施形態の栄養補助食品の考え方の柱とし、これらの考えに基づいて本実施形態の栄養補助食品に係るクッキーを以下の手順で製造した。
使用する材料の比率は次のようになる。
小麦全粒粉又はライ麦全粒粉いずれか一方又は両方を3600g(34.18重量パーセント)、いりこ粉末120g(1.14重量パーセント)、鰹厚削り120g(1.14重量パーセント)、種子類2400g(22.8重量パーセント)[アーモンドパウダー480g(4.56重量パーセント)、松の実480g(4.56重量パーセント)、くるみ480g(4.56重量パーセント)、刻みアーモンド480g(4.56重量パーセント)、白ごま480g(4.56重量パーセント)]、岩塩72g(0.68重量パーセント)、粒エダムチーズ720g(6.84重量パーセント)、おろしグリュイエールチーズ360g(3.42重量パーセント)、オリーブオイル960g(9.12重量パーセント)、味噌960g(9.12重量パーセント)、水840g(7.98重量パーセント)、蜂蜜360g(3.42重量パーセント)、シナモン7.2g(0.07重量パーセント)、ナツメグ12g(0.11重量パーセント)を用いた。これらの材料は全量で10531.2gになり、これらを用いて以下の手順でクッキーを製造した。なお、チーズとしては、前記粒エダムチーズ等に加えて、ヨーロッパ産の他の種類のチーズを加えても良い。また、配合比や原材料の変化に伴って他の種類の香料を加えることもできる。さらに、精力回復に効果があるとされる冬虫夏草やトナカイの角を多少加えても良い。また、低下した肝機能を回復させるとされるシジミの干物や、健康な牛や豚の肝臓などを多少加えても良い。
1)前記水及びオリーブオイルの全量で前記岩塩及び味噌の全量を溶いて混ぜておく。
2)いりこはフードプロセッサーにかけ、微粉砕する。
3)ライ麦全粒紛全部をボウルに移して、このボウルに、前記第1手順の素材以外の他の全ての素材をあけよく混ぜる。
4)前記第3手順で混ぜたボウル内の素材の上に、前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと岩塩と味噌の全量の1/5を、スプーンあるいはおたまなどで、できるだけ満遍なく散らす。
5)次いで、水とオリーブを吸った粉を指先でほぐしながら混ぜる。
6)次いで、表面を平らにして、再び前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと岩塩と味噌の全量の1/5を散らし前記第5手順と同様に混ぜる。
7)これを更に3回繰り返して、前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと岩塩と味噌の全量を混ぜ込む。
8)水及び粉の全部が入ると水と粉の固まりが少しできてくる。これを大きなおにぎりに両手の圧力だけで固める。
9)これをビニールなどを敷いた金枠(縦40cm、横60cm、深さ4.5cm)にすき間のないように少しずつ足しながら強い力で押していく。
10)全て入れ終わったら、めん棒などで表面を強く押さえて平らにする。
11)これを5℃以下の冷蔵庫に一晩おき、しっかりと固める。
12)翌日まず幅4.5cmの棒状に切り、これを更に厚さ5mmほどに切る。
13)これを天板の上に5mmほどの間隔をおいて並べる。
14)次いで、オーブンに入れる。
(焼成)170℃で約17〜18分間焼く。
1)表面、底に濃い目の焼き色がつくまで焼いて、図1に示すように、混ぜ込んだ種子類等の粒が表面に見えるクッキー1を製造した。
2)オーブンから出し、網の上に並べ冷ます。
3)20℃ほどに冷めたなら、袋に入れ乾燥剤を入れて湿気ないように保管する。
以上の製法は、原材料の配合比や加える原材料の変化に伴い、各材料の特徴に応じて若干変化するが、基本的な製法は以上の通りである。
なお、賞味期限は製造日より45日間程度とする。前記クッキーが腐ることはないが、長くおくと脂肪類が酸化してくるので、品質の安全のため、賞味期限を45日間程度とする。なお、実験では、2ヶ月半経過した後も、不快なニオイ、味わい等の、補との感覚で分かるほどの変化はなかった。
また、酸化を遅らせる為にシナモン(桂皮抹)を微量加えてもよい。これは本発明者が経験によって認識したもので、シナモンの自然の抗酸化力によって脂肪類の酸化を遅らせることができる。
次に、前記いりこクッキーを実際に食べた場合の身体的変化について、まず第1次グループの被験者4名の例を説明する。4名の内訳は、本発明者(弓田 亨)男性59歳、53歳の女性1人、20歳代の女性2人の合計4人が被験者となって、前記いりこクッキーを実際に食べた場合の身体的変化について以下に述べる。
前記いりこクッキーを毎日の朝夕の食事とともに2枚〜3枚づつ食べ続けた。その結果、身体的な変化は次のようになった。
[1]十日後
被験者4人全員の共通の変化として次のようになった。
肌に艶が出てきて、とてもしっとりしてくる。
肌の感触も滑らかになる。
同時に顔から黒ずみがとれ、他の人が驚くほどとても白くなる。
[2]1ヶ月後
20歳代の女性2人(このうち1人は極めて初期の潰瘍性大腸炎を発症していた。)
身体の芯が出き、疲れを感じなくなった。
また、血色がとてもよく赤みをさしてきた。
2人とも、生理痛をほぼ感じなくなり、鎮痛剤の服用も必要なくなった。
1人は、ひどい慢性の下痢が治った。
1人は、現代医学では未だ有効な治療方法が確立されていない難病指定である、潰瘍性大腸炎が完治してしまった。
[3]本発明者のその他の変化
加齢による膝の病み(つらかった痛み)が二十日ほどで消えてしまった。
少しづつ薄くなってきた身体中の体毛が、若い頃と同じほどに短期間で生えてきた。頭髪も増し、白髪が以前ほど目立たなくなった。
3年前に手術した鼠径ヘルニアの跡が良くなった。手術のあと、ずっと痛みがとれずに腫れていた上に、今年当初から痛みが強くなっていたが、クッキーを食べ始めてから20日ほどで痛みはほぼなくなり、腫れもほぼひいてしまった。これは、細胞の再生が活発になり、傷口に正常な細胞がよみがえったためであろうと考える。
身体中の肌から黄色みがとれ、以前の若い頃の様な白さを持った肌になってきた。
身体に耐久力とカが湧いてきて、最近おっくうになりがちだったことにも、意志を持って立ち向かえるようになった。
日課にしている、朝の出勤前の50分ほどの早歩きも、それほどきつくなくなった。
[4]53歳の女性1人のその他の変化
肝機能が回復した。血圧を下げる為の薬の副作用と思われるが、肝機能が低下し、医者に処方された薬を長く飲み続けても病状は改善されなかった。この状態で、クッキーを食べ初めたら、食べ初めから20日ほど後に検査してもらった結果、肝機能の異常は消えていた。診察した医師は「どうしてだろう」と驚いていた。
[5]
本発明者は、本発明に係るクッキーのサプリメント以前に、新しい料理法によって、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎、花粉症、子宮内膜症、慢性の下痢などを、極めて高い確率で大きく改善させ又は完治させた実績を持つ。本発明に係るクッキーのサプリメントは、この新しい料理法を多くの方が実践して、得られた多くの画期的な結果に基づいて、更に考えを進めて作り上げたものである。
このクッキーのサプリメントは、本発明者の経験によると、身体全体の様々な細胞を活性化、再生させることができる強力な力を持ち、強力な即効性があると考える。即ち、身体のほぼ全ての細胞、そこに生じる様々な疾病に対して、大きな治癒力をもたらすと考える。
この考えは、40年近くに及ぶ本発明者の食に携わった経験、特に日本と外国を頻繁に行き来しながら食に携わってきた経験の中から出てきたものであるが、上記被験者の結果からもそれが裏付けられるものである。本発明に係るクッキーのサプリメントは、手軽に更に大きな効果が得られるものと解する。さらに、上記の結果から、アトピー性皮膚炎、花粉症などにも大きな即効性があるものと考える。
[効果]
本実施形態に係るクッキーは、上述のように、人間が料理やお菓子などを食べることによって体内に取り込まれる前記微量栄養素の種類、質、量によってどのような健康上の影響が出るかを個々の被験者を観察することによって得た経験則によって築かれたものである。それらの被験者とは、本発明者の編集に係る既刊の本である、豊かな微量栄養素を補給することを目的とした「ごはんとおかずのルネサンス」のレシピに従って料理を作り、食べ続けた方々である。この「ごはんとおかずのルネサンス」の本は、材料において、オリーブオイルやいりこ等を、本実施形態のような方法によって使用していないが、身体の細胞から活性化させる料理として、本発明と同様の思想に基づいて編集された本である。
本願発明が、「ごはんとおかずのルネサンス」と異なる新しい視点は次の点になる。
1.通常、お菓子の範疇でのクッキーに、バターを加えずオリーブオイルを主たる油脂成分とすることはない。
2.同様に、クッキーに鰹節やいりこの微粉を加えることはない。
3.オリーブオイルや味噌が、料理の味わいの為に加えられることはあっても、他の材料の成分変化を促し、消化吸収を良くする為にという目的を意識して加えられることはない。
4.種子類が次世代へ生命をつなぐものとして、生命の維持成長に基本的な微量栄養素を含むものとして明確な認識を持って、多種類加えられることはない。
5.日本の産物は、味覚的にも栄養的にも外国産のものより優れているという考えが日本では半ば定説となっているが、実際は世界の中でアメリカと共に最も微量栄養素の欠落した産物である。この点は、本発明者のこれまでの経験上、確信を持って言えることである。このような考えのもとに栄養学を考え直した例はこれまでない。
6.日常の食事の際の料理で、日常的に使われている調理法が最も効果的に食材の微量栄養素を身体に消化・吸収させて、成分を変質させないという考え方はこれまでない。
クッキーをオーブンによってシンプルに焼く処理では、クッキーの内部はそれほど高温にならず、微量栄養素の分解等はあまりない。これに対して、一般的にサプリメント食品に用いられる処理である、高加圧、高温殺菌、物理的又は化学的な処理による特定物の抽出は、微量栄養素を破壊する。また、多くの有用な微量栄養素を流出させる。
7.現在では、NaClは細胞にダメージを与えるということが一般的定説となっている。常に、NaCl量は抑制されなければならないとされている。しかし、この定説とは全く反対に、細胞を活性化させるためには、豊かな微量栄養素と共に十分な量のNaClが必要であると考え、サプリメントに積極的にかなりのしょっぱさを感じさせるほどにNaClを加えた例はない。
以上のような新しい視点から、本実施形態に係るクッキーを食べることによってどのような健康上の影響が出るかを多くの前記被験者を観察することによって得た経験則を基に考案したクッキーが本発明である。即ち、以上は、本発明者が経験的に得た確信である。同時に、前記4人の被験者に対してより具体的な変化を観察することで得た結論である病気の治癒、即ち、現在有効な治療法がない潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎、子宮内膜症、花粉症などの病気を完治あるいは大幅に改善させることができたという実験結果によって得た確信である。
本実施形態に係るクッキーは、身体の健康の維持、増進に効果があり、誰でも手軽に摂取できるものである。さらに、おつまみ感覚で手軽に食べることができ、臭いが強い等のくせもなく、試験的にこのクッキーを食べた10人中の8人の人からとても美味しいという評価を得た。楽に食べる楽しみと嬉しさをもって長く続けられる栄養補助食品である。
[他の実施例]
次に、表1,2に基づいて他の実施例を説明する。
Figure 0005199241
Figure 0005199241
なお、表1,2の(1)〜(6)までのそれぞれの総量は、加えられる食材の量が異なるため、当然異なっている。ここではまず、試作の時の実際の配合に従って総量を出し、それぞれの食材の比率(パーセント)を出した。
表1,2においては、(1)第一次完成品を基準の量とした。総量は9,451.2gで、これからクッキー480枚を作った。これにより、クッキー1枚は19.69gとなる(9,451.2g÷480=1枚19.69g)。このクッキー1枚19.69gを表1,2の(1)〜(6)まで全てを統一した。
(1)〜(6)までそれぞれの項目での各素材の比率(パーセント)をクッキー1枚(19.69g)にかければ、クッキー1枚の中のそれぞれの実際の重量が得られる。この数値によって相互に比較した。
例)表1の(2)の場合
いりこの比率(%)
(360÷9,691.20)×100=3.71%
クッキー1枚当たりのいりこの重さ
(9,451.2÷480枚÷100)×3.71=0.73g
オリーブオイルの比率(%)
(720÷9,691.2)×100=7.43%
クッキー1枚当たりのオリーブオイルの重さ
(9,451.2÷480枚÷100)×7.43=1.46g
例)表2の(5)の場合
総量8,490.20g
いりこの比率(%)
(120÷8,490.20)×100=1.41%
クッキー1枚当たりのいりこの重さ
(19.69÷100)×1.41=0.28g
オリーブオイルの比率(%)
(720÷8,490.20)×100=8.48%
クッキー1枚当たりのオリーブオイルの重さ
(19.69÷100)×8.48=1.67g

表1,2において960gを1とする。
表1の(3)改良比の場合
いりこ 0.25
アーモンド 1
チーズ類 1
蜂蜜、干しいちじく 1
オリーブオイル 1
塩 0.075
アーモンドを含む種子類 2.25
オリーブオイルとごま油 1.25

表2の(4)参考(A)の場合
粉が少ないのでオリーブオイルの吸収量が低下するため、加えるオリーブオイルの量は少なくなっている。
粉が少ないので同じ量の塩ではしょっぱすぎるため、塩の量も減る。
蜂蜜の効果を高めようと思ったが、この量では甘すぎたので、(3)の改良比では減らしている。(1)第一次完成比等でも半分360gに減らしている。

表1の(1)第一次完成比のうち粉を除いた食材の比率は、粉の比率が(5.08+33.01)%であるため、
100−(5.08+33.01)=61.91%
これに対して表2の(4)のうち粉を除いた食材の比率は、粉の比率が(27.14+2.78)%であるため、
100−(27.14+2.78)=69.97%
69.97−61.91=8.06%
表2の(4)の方が表1の(1)よりも、粉以外の微量栄養素群が8%ほど多くなっている。

この表1,2に基づいて他の実施例を説明する。
1)3年余りに渡る「ごはんとおかずのルネサンス」の料理法の実践者とのやりとりの中で、次の事は動かし難い事実となっている。
日々食べる味噌汁、御飯、おかずの中の野菜、その他の多くの様々な食材と共に、次のものが必要量加えられれば、著しく細胞が活性化し、様々の病状が著しく改善される。
・いりこ、種子類(特にスペイン産アーモンド)、外国産オリーブオイル(特にスペイン産)、味噌、自然塩(特にモンゴル産岩塩)
2)これら1)に加えて、チーズ、蜂蜜、干しいちじく、鰹節、くるみ、松の実を加えた。これらは、これ迄の私の経験に基づいて、生命維持にとって基本的と思われる微量栄養素の種類、幅を1)以上に更に広げ、細胞活性化力を更に強固に確実にする為に加えたものである。
味わいにも重点をおいた多数回の試作により、表1の第一次完成比の比率のクッキーを完成した。これによって、狙い通りに身体細胞活性化力、治癒力は更に著しく高まり、前述のようなモニター諸氏の更に著しい体調の改善となって表れた。

[充分な細胞活性化力を得る為に必要な微量栄養素の種類の幅と量に対する考察]
1) 前述の第一グループの20代の女性2人についての次の様なモニターの結果が現れた。
(食べたクッキーは[試作表](1)第一次完成比)
第一番目のモニター20代の女性2人は、まず前記クッキーを1日3枚食べ続け、食べ始めてから2回目の生理では殆ど痛みが感じられなくなった。
しかし、2ヶ月後に、食べる量を1日1枚に減らしたら、体調が顔色とともに再び芳しくなくなり、以前ほどではないが生理痛がまた出てきた。
女性の生理の状態、痛みなどは単にそれだけに留まらず、女性の全体の健康状態を測る上での有効なバロメーターになり得ると思われる。アトピー性皮膚炎、花粉症、潰瘍性大腸炎などの疾病状態にある人は、生理に伴い痛みが強かったり、不順であったりする場合が確率的に極めて高いことが知られている。
身体中の細胞に充分微量栄養素が補給され、健康状態にある人は、痛みを全く感じないか、あるいはあまり感じないことが多い。
そして、今現在は2人共1日に前記クッキー2枚を食べている。この様な条件の中で、家で最近は毎日「ごはんとおかずのルネサンス」の料理を食べている方の1人はクッキーを3枚食べていた時と同じ位、顔色も元のように素晴らしくよくなり、体調良好である。
しかし、彼女ほどしっかりと日々のご飯を食べていないもう1人の方も元気であるが、3枚を食べていた時よりは少し見劣りする顔色にとどまっている。このような例は他にもある。
やはり、クッキーだけでなく[ごはんとおかずのルネッサンス]の食事を合わせ食べている人は効果が現れるのが早く著しいように思われる。つまり、先にあげた女性はクッキー以外の、食事に含まれる野菜などを始めとする様々の異なる食材がより幅広い微量栄養素を彼女の細胞に与え、より良好な健康を与えていることになっているものと思われる。
しかし、1、2番目の女性とも、この頃は未だ「ごはんとおかずのルネサンス」による食事を充分に摂っていなかったが、クッキーを3枚食べ続けることによってかつて無かったほど、とても良い健康状態になったということは、クッキーによるものと考えられる。即ち、野菜などのより多くの食材で作られる日々の食事と比べるならば、クッキーに含まれる種類の少ない食材群であっても、それが種子などの、より生命に結びついた基本的な微量栄養素の集合であるなら、これを増すことによって細胞は同様に著しく活性化されることを示していると思います。
これに対しては、次のような例がある。30代前半の女性である。3年間ほぼ毎食1日に2〜3度の「ごはんとおかずのルネッサンス」による食事を摂ってきて、以前とは比較にならないほど体調がよくなっていた。それでも前記クッキーの更なる効果ははっきりと現れた。クッキーを毎日2枚食べ続けた。既にかなりツルツルになっていた肌が更にツルツルになった。12日後には少し遅れ気味であった生理の周期がぴったりと合い、又、生理前後の眠気もなく、痛みも全く感じず、生理中であることを忘れてしまうほどであった。3週間後には更に肌は白くなり、つるつるになった。毎日の仕事でかなり洗い物をするが、手は少しも荒れなくなった。
2) つまり、1)からは、微量栄養素は種類も幅もより広く、量もより多く摂取した方が細胞の活性化の為には良いという結論が得られる。
より広くという点では、前述の様々の考えと根拠によって支えられた1)と2)の食材群をできるだけ全種類摂取することが大事であると考えられる。
次により多くという点では、明確な効果が現れる迄、食べるクッキーの枚数を単純に増やせば事足りると思われる。
例えば、2枚分では微量栄養素が量的に足りずに効果が得られない場合は、枚数を1〜2枚増やせば簡単に充分な量をとることができ、効果は得られます。

後述するように、これまでのモニターの結果から、1日3〜4枚のクッキーを食べれば紛れもなく100%のモニターの方々に著しく良い変化が得られたので、まずこの目安に従って1日の摂取する量を決め、15日ほど続けてみた。
これで良い結果が得られれば、この枚数を継続し、効果が弱ければ更に1〜2枚ほど増して、自己の病状の変化をよく観察しながら半月ほど様子を見る。
また、留意すべきは、食べる枚数を増やすことによって幾つかの種類の微量栄養素について、もし身体が必要としている以上の量が体内に摂取されたとしても、少しも心配する必要がないと思われる点である。炭水化物や脂質とは違って、脂肪となって身体中に蓄積されることはなく、規則正しく対外に排出され、身体に害を与えることはないと思われる。
ここで再び認識すべき点は、ここでの素材の配分は発明者の経験から有効と思われる食材を経験に基づいて、多くの試作を経て過不足なく配分したものであり、何よりもそれによって今までに例を見ない、急速で著しい細胞の活性化がクッキーを食べ続けた多くの方の身体に間違いなく現実として起こり、難病指定の疾病を始めとして、現代医学では治し得ていない様々な病状が奇跡的とも言えるほどに改善されている事実がある。
これは次の様な考え方によって導き出せると解する。
このサプリメントの最も基本的な考え方は、より基本的な微量栄養素の種類の幅と量をできる限り広く多くして、身体中の細胞を全て同時に活性化させ、細胞同士の相互の影響を良好に変化させ、全体を良くする事によって同時に疾病状態にある部分の組織、器官をも改善させるということである。部分的な対処療法は全く意図していない。ここで使われる食材は、発明者の考えでは、生命の維持にとってとても大事な基本的なものであり、全ての細胞に充分に届けられるべきものである。ここで使われるそれぞれの食材が、特にどの細胞によく効くかを考える必要はなく、記された食材を最大限多くして、つまり塩以外の全ての素材を原則として同量にして全ての細胞に微量栄養素を充分に届けて活性化させることで、健康をもたらすという考えである。それぞれの素材の量・比率に大小の差を設ければ、量や比率の小さいものは全ての細胞に充分にいきわたらなくなる可能性があるため、全ての細胞に充分にいきわたる比率にする。このために考案したのが、表1,2の比率である。
この考えに基づいて、後述の最も確実で、最も迅速で、最も明確な効果が現れると考えられる表1の改良比(表1の(3)改良比)が生まれた。
前述した内容を言い返れば、使われる食材の相互の比率を幾つも変えてみて、どの比率が一番望ましい効果が得られるかを厳密に検証するよりも、前述した食材を組み合わせてクッキーにした点が重要であると思われる。食材に含まれる極めて多数の微量栄養素同士の、あまりに複雑な相互反応は現在の人知にあまるものであり、これを知ろうと意図しても、解明は容易でないと思われます。比率や量を変えれば、個々人に最適な量があると思われるため、絶対的な比率、量を検証するよりも、個々人のそれぞれの状態に応じて必要と思われる食材の比率、量(枚数)を特定することが望ましい。即ち、基本の5つの食材、丸ごとの魚(いりこ)、種子類、自然塩、オリーブオイル及び味噌を基に、他の食材を適宜加えて個々人に応じたクッキーを焼成する。
表1の第一次完成比によるクッキーの現在のモニターの結果では次のようになる。
(1)平均的体格の通常の成人(3〜4枚以上)
(2)身体大きめの成人(4〜5枚以上)
本発明者(身長177cm、体重74kg)は1日4枚食べている。4枚にしているのは、今は未だ試作段階で作る枚数に限りがある為です。しかし、この枚数でも発明者の人生観を全く変えたほどの、発明者の全てを若返らせてくれるほどの細胞活性力を与えてくれたように感じる。尚、発明者自身の感じとしては、もっと多く5〜6枚食べれば更に良い結果が得られるのではないかと考える。
(3) 慢性、急性の病気の人は4〜5枚(潰瘍性大腸炎の平均的体格の女性 1日4枚で急速に病状改善)
(4) 日々の食事が十分に摂れない人、1日の食事を殆ど外で済ませる人、出来合いの惣菜や弁当、あるいは菓子パン、インスタントラーメンなどで食事を済ませがちな人は4〜5枚
(5) 前記(2)の特に急な対応を必要としない普通の状態にある人には、食べておいしくてしかも著しい効果がある、表1の第一次完成品で十分と思われます。
(6) 前記(4)の方には、いりこの量を第一次完成品の2倍にし、他の食材も最大限加えられた表1の改良品が良いと思われます。
[細胞活性化を最重点に考慮したサプリメントクッキーの改良品の食材の配分比(表1の(3)改良比参照)の考え方]
身体を構成する数多くの様々の細胞が必要とする微量栄養素の種類はそれぞれ異なり、その幅は極めて広いと考えられる。1枚のクッキーの大きさと重量は限られたものであり、この条件の下で量的に過不足のないようにする為には加えられるそれぞれの食材の量を最大限、つまりどれを少なく多くとかは考えずに、全ての食材を同じ量配分することが基本となると思われます。
この基本の考えの上に、更に発明者の経験により幾つかの食材が増減された。
(1)第一次完成品は食べておいしくという点を重視した。今食べても、それぞれの素材のバランスがとても良く、誰が食べても一番おいしいと言う。また、これで著しい効果があったので、特別に急を要しない場合はこの配合でよいと思われる。
(自然塩)
食塩は微量栄養素間の化学反応を円滑に行う為の触媒としての重要な役割を持つ。
この配分では自然塩の量とともに加えられる味噌、チーズに含まれる塩がある。これを1日分のクッキー4枚分に換算すると約2gになる。この量でクッキーの味としては充分なしょっぱさと共においしさを感じるので、上限はこれで良いと思われる。食べられないほどしょっぱ過ぎる塩を加えても意味がない。
一方、体格の大小によって、必要とされる塩の量は当然異なるので、クッキーの枚数により調節する。出張の時や家族の他の人達の好みなどにより充分な塩分量が摂れない場合は、クッキーの枚数を増やせば充分な量が得られる。
この塩の摂取量を10〜20%ほど減らしても、それほど効果の違いは出ないと思われるが、1/3以下にした場合は細胞活性化力は低下すると思われる。
しかし、現在の栄養学・医学の定説に従い、塩をできるだけ控えていた人には1/3の量であっても、とりあえずそれなりの効果は、ゆっくりではあるが、間違いなく出ると思われる。
(蜂蜜)
蜂蜜は表2の(4)参考Aの試験的配合比に於いて他の食材と同じ比率加えるとクッキーそのものが、かなり甘くなり、食べた全ての人が味覚の点で拒否反応を示したので1/2にした。
(種子類)
特に種子類は重要であると考え、改良品では種子類全体の量で他の食材との比率を2倍にした。生命を次代につなぐ為の基本的な微量栄養素を含む種子を5種加え、更にその幅を広げている。
発明者の知る限り、ピーナッツ、枝豆、大豆などの種子類の好きな人には、とても健康で元気な人が多い。また、スペイン産アーモンドを摂取すると肌が綺麗になり、ヒビ割れていたかかとが治るなどの話もよく聞く。また、種子類を煮物や味噌汁に入れると、本当においしくなり、これを食べた翌日は身体に力を感じたりする。発明者は以前から種子類を料理の出汁の重要な1つと考えており、これを実践してきた。発明者はしばしば同年代の他の男性にない若い綺麗な顔の肌であると今でもよく言われるが、前記実践によるものと考えられる。発明者は当年60才ですが、20〜30才代の肌のようであるといわれる。
種子類は食べてもとてもおいしく、身体が必要としている微量栄養素を豊かに含んでいるという、自己の体験からくる実感によって2倍の比率にした。また、更に微量栄養素の幅を広げる為にスペイン産、ヘーゼルナッツを新に加えました。
(いりこ・鰹節)
(1)第一次完成比では、いりこは、クッキー1枚分に0.25g含まれ、3枚では0.75g含まれる。
このいりこの量で様々の目覚しい効果が得られた。しかし、このいりこの摂取量は「ごはん」を毎日朝夕摂るという前提での考えである。「ごはんとおかずのルネサンス」の料理法の中で、味噌汁、ご飯などに加えて実際に摂るいりこの量はそれぞれの食べる量によって異なるが、1人1日約2〜3gになっている。この量で、これ迄に少なくない方々のアトピー性皮膚炎などが治っている。更にこの料理に加えてクッキーに含まれる分がプラスされるため、充分であると思われる。
また、これ以上加えると、いりこの生臭さが強くなり、自然に持続させる為の食べ易いおいしさが失われてしまう。
(2) しかし念の為に試験的に、第一次完成比の中の配分のいりこだけを3倍(360g)、一枚中に0.73g、3枚摂るとして2.19gにしたものを作った(表1の(2)いりこ補強比参照)。そして、前述の同じ20歳代の女性2人によってモニターを取った。
今までの第一次完成比のクッキーを2枚(クッキー2枚でいりこ0.5g)を食べていたところを、このいりこを強化したクッキー1枚にして経過をみてみた。クッキー1枚でも、結果としてはいりこの量は1.46倍に増え、1枚につき0.73gとなる。いりこ以外のものは全て1/2に減ったのに、良い変化としては、2人とも生理痛が更に軽くなり、一人は便通が快適になった。しかし、悪い変化としては、2人とも朝起きれなくなり、1日中眠気が取れなくなった。また一人は冷え性が出てきた。
この眠さと冷え性は、いりこ以外のものが1/2になり細胞が不活性化したからと思われる。しかし、その様な中でも増加したいりこが生理痛の減少など、良い変化をもたらしたということは、いりこは生殖器系には大きな効果をもたらすものであり、第一次完成比より多い方が良いということになる。
前記(2)の結果を見て、味よりも効果を若干重視し、完成品(表1の(3)改良比)では、いりこは2倍(240g)、クッキー1枚中に0.46g、3枚摂るとして1.38gに増えた。これにより、いりこの量を増すと、1枚でも身体にとって部分的に良い結果がでる場合があると言う事が分かった。同時に結論として、味わいを調整すれば、いりこは、かなりの量まで多いほど良いということになり、更なるモニターによって実証されている。
(チーズ類、味噌、干しいちじく)
これら3種の食材は他の食材との比率1で充分であると思われる。
(オリーブオイル・ごま油)
第一次完成品では、油脂類の微量栄養素の幅を広げる為に併用したごま油とオリーブオイルを合計して他の素材との比率としていた。しかし、オリーブオイルは、それ自身の中に豊かな微量栄養素を含むとともに、他の食材を分解し吸収しやすくする力もあるため、極めて重要である。次の様な理由でオリーブオイルのみで他の素材との比率を計算して量を増やした。
インフルエンザにかかった時でも、毎日10gほどパンにつけて食べましたら、ずっと肌がツルツルに保たれ、驚いたことがあるほど、その力は絶大である。
「ごはんとおかずのルネサンス」の料理法では、ご飯、煮物などでは3人家族で1日20〜30g、1人1日当たり7g〜10g摂取するようにして、体調が著しく改善された。
また、日常的にオリーブオイルを多量摂るスペインでは、肥満の人が本当に少なく、肌が綺麗でエネルギッシュである。また、オリーブオイルを多く摂るところには、長寿の人が多いと聞く。
発明者と取引のあるスペインのオリーブ生産者達は、食事で、とにかく何にでもよくオリーブオイルをかけて食べる。1人当たり20〜30gのオリーブオイルを摂る。スペインに行けば、発明者も同じ位摂る。しかし、決して胃はもたれない。食事の終わりには逆にあまりにお腹がすっきりし過ぎて、もう一度始めから食べたくなるほどである。オリーブオイルの消化力には本当に驚かされる。また、スペインでは、発明者も、微量栄養素豊かな食材群と共にオリーブオイルを取り続けるため、全身に力が湧いてきて、睡眠時間も5時間ほどで充分になった。
第一次完成品では、クッキー1枚では1.5g、4枚で6gとなり、それで充分な効果が得られた。更に、身体中の全ての細胞に確実に届くように、種子類やチーズ類などの他の中心的素材と同じ量まで増加させ、1枚1.84g、4枚7.36gにした。
(細胞活性力の喚起を最重点とした改良配分比に到った基本的な考え方)
第一次完成比に於いても驚くべき様々の効果があったが、示されている食材の(3)改良配分は、前述のように身体の中の全ての細胞の活性化にとって最大の効果が期待できるものとして考えた。改良完成比では、更に確実に、全ての細胞に、より大きな効果があるようにした。そしてこれもまた、後述するように推測以上に強烈な即効性を示した。
最も重要な事は実際に摂取する量である。細胞活性、他の効果の大小、緩急を左右するのは、最終的には食材間の比率ではなく実際に摂取する量である。全ての食材を、必要量だけ効率的に摂取できるようにするために、食材間の比率を特定しているものである。
食材間の比率を適当に変えたものであっても、食べる量を増やせば、つまり、クッキー1枚を2枚にすれば、ここで示された第一次完成比や改良完成比に近くなり、効果は大きくなる。勿論、幾つかの食材はここで示された量を超えるものもあると思われるが、枚数を増す毎に全ての食材がここで望ましいとしている量に近づいていく。もし改良品の粉と水以外のものを全て増やせば、それぞれの食材の比率のいかに関わらず、クッキー3枚を摂れば微量栄養素の量は増すので、確実に3枚以上の効果はある。もし改良品の粉、水以外の全てを半分にすれば微量栄養素の量は大幅に不足するので同じクッキーの枚数で効果は半減する。しかしこの半分にした配合のものでも、通常の枚数の3枚2倍の6枚を食べれば確実に全く同じ効果は得られる。摂取する人の通常食べる量に応じて調整することができる。また、多く摂りすぎるのは、摂取する人にとって、少し苦痛であったり、カロリー摂取量の面で望ましくなかったりする。
改良品の食材の量を1/2にすれば効果は半減すると思われるが、10%〜20%ほどの小さな減少ではそれほど効果に違いはできないと思われる。何故なら改良品よりも幾つかの食材が少し少なくなっている第一次完成比でも大きな効果が得られたように、この程度の小さな減少では、食べるクッキーの枚数を3枚から4枚に増やさなくても、改良品の3枚分に近い、それなりの大きな効果が得られると考えられる。
これを逆説的に裏付ける例がある。前述の生理時に激しい痛み、吐き気があったものが、第一次配合比のクッキー3枚により著しく改善され、顔色も赤みがさして来ていた20代後半の女性の場合である。
表2の(4)参考Aの比率において、粉が少なく一枚のクッキーの中に相対的に微量栄養素の量がより多くなっているものを、それ迄でと同数の3枚摂るようにした。(1)第一次完成比と(4)参考Aのクッキー1枚に含まれるそれぞれの素材の量を比較すると、(4)参考Aのクッキーの方が、それぞれの食材が下記のように8%ほど多くなっている。
(1)100%−(粉5.08+33.01)=61.91%
(4)100%−(粉2.89+27.14)=69.97%
69.97−61.91=8.06%多い
しかし(1)第一次完成品によって既に充分活性化していた細胞にとってこの程度の増加は少なくとも短期的には目を見張るほどの新たなる効果は現れなかった。
このため、(1)第一次完成比の配合を小さい幅(10〜20%)で減らしたものもそれ以上に増加したものも、既に結果は明らかなので、モニターを実施する必要はないと思われる。
[確認すべき配合比と第三次グループによるモニター]
前記食材群から基本となる、いりこ、自然塩、アーモンド、味噌、オリーブオイル等を分量どおり加えれば、それ以外の食材を30〜50%と大幅に減らした場合や、新に他の食材を加えた場合はどうなるか、あるいはそれ以外の食材を完全に抜いた場合はどうかということを検証する必要がある。この検証を行った例が表2の(5)参考B、(6)参考Cである。
(5)参考Bは基本となる、いりこ、種子類、オリーブオイル、味噌、塩は変えずに、(1)第一次完成比と同じで、その他のものを1/2に減らしたものである。(6)参考Cは基本となる5種の食材のみを粉に混ぜたものである。
(5)参考Bのモニターの女性は20代後半、ここ一年「ごはんとおかずのルネサンス」を実践してきて、最近の身体の調子は良いとのことである。
食べ始めてから3日後の朝、朝起きた時のいつもの顔のむくみが消えているのに気付いた。半月後、顔色の白さが少しずつ増してきた。
(6)参考Cのモニターには20代後半の女性で「ごはんとおかずのルネサンス」は食べておらず、最近疲れ気味の方である。食べ始めてから半月ほどで少しずつ顔色の白さが増し、毎年かなり強く出る花粉症がかなり軽くなった。
これらの結果から要はこの食材群が選び抜かれた考え方と調理法に従えば、適当に比率などを変えたり、幾つかを抜いたりしても第一次完成品や改良完成品で得られる100%の効果には及ばなくても、現在でも半分の50%ほどの効果が得られるという予測がつく。
しかし、例え50%の効果であっても、それ迄好ましくない日々の食事により、極めて乏しい微量栄養素しか補給しておらず、極めて低調な細胞活動の状態であった人には、以前から比べればとても大きな効果となり、体調、疾病の大幅な改善が得られると思われる。
この様な考え方によって選ばれた[食材群]はこれまで存在しなかったものである。更にこれによって、現代の医学では不治と言われている様々の病気が奇跡的にと言えるほどに短期間で極めて高い確率で改善するという事実である。
[第2グループとのモニター結果]
以下は表1の(1)第一次完成比による結果である。
[30代後半のバセドウ氏病の女性 1日・クッキー3枚]
食べ始めて10日目で、どうしようもなかった、強く辛い肩こりが消えて、身体が軽くなった。また、手の甲がとても白くなった。
食べ始めてから半月後にバセドウ氏病の検査を受けたが、かなり改善しており、薬は必要ないと言われた。
クッキーを食べ始めた時には既にかなり病状は回復していた。しかし、薬のみによる回復は真の回復にはならず、多くの場合揺り戻しが来る。しかし、血管を通して微量栄養素が補給され続ければ、回復はより早まり、回復後もその改善された状態は安定する。今後の検査の結果が待たれる。
また、この女性がクッキーのモニターを希望した理由は、過去に流産の経験があり、現在40歳の高齢になったため、何とか体を強くしてどうしても子供を産みたいというものであった。そして、この女性の場合、食べ始めてから3ヶ月後に妊娠したと言う知らせが届いた。このことと、後述する愛犬の妊娠出産とを照らし合わせれば、人間と犬の身体の仕組みにそれほど大きな差異はないということが理解できる。
[20代後半 アトピー性皮膚炎の女性 1日・クッキー3枚]
これ迄ずっとアトピー性皮膚炎を患ってきた。1年半ほど前から「ごはんとおかずのルネサンス」を食べていた。しかし、本当は朝夕2回必要なのであるが、朝1回のみしか摂らず、病状の回復が中途半端で足踏状態が続いていた。
クッキーを食べ始めてから1ヶ月後には、他の人に、肌が綺麗になったと言われるほどに改善された。また、これまでどうしても消えなかった、膝やひじの部分の炎症もほぼ治りかけている。
[30代中頃の女性 長年、潰瘍性大腸炎を患っている]
「ごはんとおかずのルネサンス」による御飯を食べ始め、1日・3枚のクッキーを食べ続けた。
一ヵ月後、年末の忙しい時期になるとほぼ決まって出血していたものがなくなり、医者の薬も1錠に減らされた。体重も少しずつ増え始め、顔色も良くなった。
この後少ししてから発明者も彼女に会ったが、以前の骨と皮だけのようなガリガリの青い顔色は完全に消えていた。顔はふっくらと肉がつき、顔色は他の普通の人よりもとても健康的な綺麗なピンク色に変わっていた。完治は近いと思われた。
[改良比によるモニター結果]
被験者3名のうち、第一次グループは本願発明者、弓田亨と53歳の女性の2名、第二次グループは二八歳の男性1名
第一次グループでは、クッキーを食べ始めてから半月ほどで、二人ともさらに顔色が白さを増し、みずみずしい艶が出てきた。
何よりも二人とも身体がパパッとキビキビ動くようになり、力が戻ってきたことを強く感じるようになった。
第二次グループの男性は、かなり重傷のアトピー性皮膚炎を患っていた。驚くことに、食べ始めてから十二日ほどで顔のただれがほぼ消えてしまった。誰もがただただ驚くばからだった。
また、彼は、クッキーと共に「ごはんとおかずのルネッサンス」の御飯と味噌汁も食べ始めていた。
[その他のモニター]
30代看護師 特に健康上は問題なし 「ごはんとおかずのルネッサンス」はほとんど実践していない。
夜勤を3交代制でしている。食べ始めて1週間ほどでお腹の調子がよくなり便通が良くなった。それまでは特に夕方からの勤務の始まりの頃にだるさが強く、仕事への気分がのるのに時間がかかっていたが、それが和らいだ。2ヶ月後頃からは勤務後の疲れも軽くなった。
身体の平熱が35度台だったのが36度前半に上がったのはクッキーの影響かもしれないとのことであった。また、この女性は、夜勤による慢性の疲れのため、顔色がとても悪く、かなり黒ずんでいた。二ヶ月後から私も周囲の人もビックリするほどに黒ずみが取れて本当に色が白くなり、艶としっとり感が出てきた。
モニターの数としては、上述のように少ないが、その中で、体調の良い人も悪い人も、短期間で自覚できるほどに体調改善が見られた。すべてのモニターの方に、改善が見られた。しかも、各モニターの身体の異なる部位の疾病が改善あるいは完治している。これは、前述のようにこのクッキーが、身体の全ての細胞に充分な微量栄養素を補給し、全ての細胞を活性化してくるということの一つの証明であると考える。
また、正規の看護師のモニターにより、身体の平熱が35度から36度代前半に上昇したということが確認されたことはとても意義のあることだと思われる。この事は正にクッキー中の微量栄養素が身体の中の細胞全体を著しく活性化させてためと考えられる。
[クッキーの使用例]
前記クッキーの考えられる用途としては以下のものがある。
1.食生活の不規則な人への微量栄養素補給
例えば、親元や家庭を離れて暮らし、食事がおろそかになりがちな学生、単身赴任者の微量栄養素補給用の食品として用いることができる。
2.手術後の栄養補給
身体の細胞を活性化させる働きがあるため、傷跡の綺麗な回復、及び早い回復を図るための微量栄養素補給用の食品として用いることができる。
3.潰瘍性大腸炎、子宮内膜症など緊急に細胞を活性化させる必要があるものの微量栄養素補給用の食品として用いることができる。
4.重度のアトピー性皮膚炎、花粉症の人に対して、身体の細胞の力強いエネルギーを支えて、症状の回復を図るための微量栄養素補給用の補助食品として用いることができる。
5.微量栄養素など少しも考慮されていない極めて微量栄養の欠落した病院の食事を補うために用いることができる。
6.身体に疲労がたまっている人の疲労回復用の補助食品として用いることができる。
7.年齢による細胞の衰えから来る、身体の様々の部位の機能低下、衰えを抑えて若さを保つ為に用いることができる。
8.顔と全身の肌にしっとりとした滑らかさをもたらす為に用いることができる。また、顔から、しみ、くすみを取り除き美白な肌にする為に用いることができる。
9.育毛剤や精力増強剤などにおいても、これらのみを使用したとしても効果らしいものを得ることができない場合が多い。しかし、本クッキーを常時摂取すれば、細胞は活性化され、発毛、精力回復等に著しい効果が得られることは身をもって体験している。
10.本発明のクッキーは身体の細胞を活性化させるため、身体の各部位における様々な疾病にオールマイティーな効果を発揮することができると解する。
前記実施形態では、焼き上げた後のクッキーをそのまま食べるようにしたが、他のお菓子等の材料として使用しても良い。この場合も、前記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
前記実施形態では、いりこを微粉砕してクッキーに混ぜ込むようにしたが、いりこが小さい魚の場合は、そのまま使用してもよい。いりこそのままの食感を楽しみたい場合は、粉砕せずに使用する。
前記実施形態で記載した各材料の配合比は前述したように固定的なものではなく、追加する材料や用途に応じて変わりうるものである。具体的には、丸ごとの魚(いりこ等)、種子類、自然塩、オリーブオイル及び味噌が基本であり、食べる人に応じて、他の食材を配合にすることができる。これらを食べる人に応じて配合にすることにより、より効果的に微量栄養素を摂取することができる。
前記実施形態では、栄養補助食品として固形物のクッキーや粉末状のふりかけを例に説明したが、ペースト状にしても良い。例えば、全ての材料を混ぜ合わせてペースト状にして使用しても良い。この場合、料理の際に食材と共に使用してもよく、食パンにバター代わりにぬったり、御飯にのりの佃煮のような感じで載せて食べたり、種々の態様に使える。
基本となる食材5種類、即ち、丸ごとの魚(いりこ)、種子類、自然塩、オリーブオイル及び味噌は30%以内の減少であれば、元の状態での効果と近い効果が得られる。なお、微量栄養素の著しく欠乏した食事を摂り続けてきて体調不良に陥った人にとっては、1/3ほどの量であっても甚だしい体調の改善が見られることがある。
前記実施形態における、材料の混ぜ合わせから焼成までの工程は、手動で行ってもよく、機械化して全自動で行っても良い。
〔クッキーの形以外での細胞活性化の為の微量栄養素補給剤としての活用例〕
クッキーの配合の中で、粉・水は微量栄養源である様々な食材を、自然なおいしさを持ったクッキーの形にして誰でもが飽きずに続けて摂取できるように意図したものである。ニオイの強いイリコの味わいを和らげたり、また誰もが経験のない通常で考えられない食材の組み合わせから生じる、味わいへの驚きと違和感を小麦粉の澱粉で包むことによって和らげたりして、おいしさを生み出すことを1つの目的として加えている。また、食材からの成分抽出などは全くせず、食材そのものを全て摂ることになるので、当然、クッキー3枚分に相当する必要な量の微量栄養素を摂取する為には粉が加えられなくても、約45gと多量のものを毎日摂らねばならない。これはかなり困難なことである。このため、粉を加え、クッキーの形にしておいしさを与えることにより、毎日多量のものを食べることを可能としたものである。
しかし、特に味覚の点を第一に考慮しないのであれば、この配合から全粒粉を減らすか取り除き、同時にこれに比例して水も減らして、クッキー以外の形態としても同じ効果は得られる。何故なら全粒粉には勿論豊かな微量栄養素が含まれるが、澱粉類が重量の殆どを占め、それほど生命に密着した微量栄養素を持ってはいないと考えられるので、ここまで多量に加える必要はなく、クッキーに含まれる量の1/4ほどで充分であると考えられる。小麦粉を減らしてクッキーとして板状にまとめなくても、顆粒状に仕上げたものを必要量摂取しても、細胞活性化の為の微量栄養素補給剤として同じ効果は得られる。また、この際の配合比では粉が少なくなり、(1)第一次完成比のオリーブ量を吸収できなくなるので、オリーブオイルの量は減少する。
「栄養補給剤をご飯やうどん、味噌汁へのふりかけとして、又は、煮物などの出汁の素やふりかけ用として、又は御飯のおにぎりに混ぜ込むことができるように、フレーク状に仕上げる為の製法」
(1) くるみはフードプロセッサーで大きいもので3〜5mmの大きさに挽く。
また、いりこ、鰹節も同様にフードプロセッサーで微粉砕しておく。
(2) 味噌と蜂蜜は水で溶いておく。
(3) 大きな器に(1)と全ての種子類、チーズ類、塩、粉類、香辛料類を加えよく混ぜる。
(4) (3)にオイル類を3回に分けて、その都度、よく混ぜてよくほぐしながら加えていく。
次第に全体はしっとりしてくる。
(5) 次に(2)を3回に分けて、その都度よく混ぜてよくほぐしながら加えていく。次第に少しずつ塊ができてくる。最終的には2〜3cmほどの大きな塊ができてくる。
(6) これをオーブン用の天板に広げて、170℃のオーブンに入れる。
(7) 表面にきつね色がついたらなら、オーブンから出し、2枚のおこし金で塊をほぐすようにしながらよく混ぜる。
(8) 再びオーブンに入れ表面にきつね色がついたなら、オーブンから出し(7)と同様にしてオーブンに入れる。(170℃ほどで約20分)
(9) これを繰り返して、全体にきつね色に焼き色をつけ、カリっとなるまでよく乾燥させる。
なお、生地の塊は大きいものは1cmほどあれば良い。
(10) 充分に焼き色がつき、乾燥したら、これを冷ます。
なお、あまり黒い焼き色を付けすぎると、味わいも損ね、又ビタミン類も芳しくないものに変質するので、穏やかなきつね色をつける。
(11) 冷めたらパックなどに詰める。
パックは一例として通常1人1日分のクッキー3枚分となる45gを詰める。これを様々なものにふりかけるなどして1日に全て摂取すれば良い。
[ふりかけ微量栄養素補給剤としての食べ方]
振りかけやお茶漬け用なら、1パック45gを好みにより丼一杯か二杯のご飯にかける。
振りかけはこのまま食べる。お茶漬けでは、お茶をかけると塩分が足りないので、好みにより塩や味噌を加えて食べる。また、青のりを加えて青のり風味のふりかけなどを作ることもできる。
汁椀一杯の味噌汁には1/3袋を目安として椀に盛った味噌汁の上にかけて混ぜて食べる。
また、かけうどん、かけそばなどには1/2パックほどかけて食べるとそばの味わいがふっくらと引き立って、おいしくなる。
おにぎり3個分の御飯に各15gずつのクレームを加えれば、必要な量を摂取できる。
煮物には適量かけて食べる。あるいは初めから出汁の素として水に加えて、これに野菜などの具材を加えて煮ても、ふっくらとした味わいが得られる。
クッキーの形態と同じように、このようにふりかけの形を取れば、3枚分のクッキーに相当するかなり多量の、45gのフレーク状の微量栄養素補給剤も、毎日無理なくおいしく摂取することができる。
[クッキーの形で、あるいは前述のようにふりかけのようにして混ぜて与え、犬、猫などのペットフードとすることもできる。]
人間の身体にとって良いサプリメントがそのまま動物に良いと言えば、殆どの人が驚くだろうが、発明者は、人間と動物の細胞・組織を構成する微量栄養郡の種類とそれぞれの比率はそれほど変りないものと考える。人間も犬猫も、他の動物も、海で発生した生命をその起源とし、魚であった時もあり更に両生類を経て、哺乳類となり、ある時点で枝分かれにしたものである。よって基本的な微量栄養素はそれほど違うことはないと思われます。このことは発明者の経験に裏付けられている。
ペットフードを与えられ続けていたラブラドール雄雌の2匹が慢性の皮膚炎(これは人間のアトピー性皮膚炎と同じものと思われる)と膀胱炎にかかっていた。その症状が重くなって獣医師に行き、薬を飲ませていた。しかし、少しよくなっても薬をやめれば、すぐ再発し、また薬を飲ませるということの繰り返しだった。
飼い主は、丁度「ごはんとおかずのルネサンス」が出版され、様々の病気に良いという評判を聞いて、薬はもう与えず、いりこを主体とした出汁でご飯を作って与え始めた。
それから一ヵ月後に、2匹とも病気が治ってしまった。そして、雄の犬は年齢10歳であり、人間であれば80歳ほどであってかなり老いてはいるが、昨年妊娠出産するまでになった。さらに、以前は行儀が良かったのに、ご飯を作り始めると、ニオイを嗅ぎつけて、いくらお座りと言っても言う事を聞かず、ご飯ができるまで待ちきれずピョンピョン飛び跳ねているという。これは、とりも直さず、御飯の中に、身体が必要としている微量栄養素が著しく豊に含まれていることをニオイに感知している証拠である。身体が必要としている微量栄養素を欲したり美味しく感じたりするのは、犬も人間も同じではないかと解する。この現象は生体反応の一種といって差し支えないのではないかと解する。
これと同様の話を他にも2つほど聞いたことがある。また、ある方の家のテーブルの上においていた、「ごはんとおかずのルネサンス」によって作られたご飯を、猫が盗み食いをして驚いたという話も聞いたことがある。その猫はこれまで一度も盗み食いをしてことがなかったそうで、驚いたということだった。人間も動物もおいしいものを食べたいのは一緒なのだろうと、怒る気になれなかったとのことである。
テレビなどで、ペットフードは犬や猫の身体が必要とする殆どの栄養素を含有していて、これを摂取すればたちどころに健康になるが如き印象を持たせる宣伝をしているが、これは全く誤りである。これらのペットフードは賞味期間を延ばす為に様々の加工が施されていて、ビタミン類は甚だしく破壊されている。このようなペットフードのみを、常に多量に与え続ければ必ず体調不良に陥ってしまう。ペットフードには、犬や猫にとって必要な栄養素を含んでいるが、それだけでは不足する分があり、それを補って体調不良から犬や猫を救うことができるのが「ごはんとおかずのルネサンス」の調理法である。
そして、このクッキーはこの料理と同じ効果が期待でき、ペットフード代わりに与えるだけで、犬や猫の健康を保つことができる。

Claims (15)

  1. 小麦全粒粉又はライ麦全粒粉の一方又は両方、丸ごとの魚、種子類、自然塩、オリーブオイル及び味噌を少なくとも含んで、粉末状、ペースト状又は固形物として構成され、
    前記小麦全粒粉又はライ麦全粒粉の一方又は両方が約30〜60重量パーセント、前記丸ごとの魚が約1〜2重量パーセント、前記種子類が約8〜28重量パーセント、前記自然塩が約0.6〜1.2重量パーセント、前記オリーブオイルが約5〜12重量パーセント、前記味噌が約7〜16重量パーセントの比率で混ぜ込んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品。
  2. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    前記種子類が、アーモンドパウダーと、松の実と、くるみと、刻みアーモンドと、白ごまとを含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品。
  3. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    チーズをさらに含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品。
  4. 請求項3に記載の栄養補助食品において、
    前記チーズが、少なくともエダムチーズとグリュイエールチーズを約6〜12重量パーセント含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品。
  5. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    シナモン約0.07重量パーセント及びナツメグ約0.13重量パーセントをさらに含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品。
  6. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    蜂蜜又は干しイチジク及び蜂蜜約2〜18重量パーセントをさらに加えたことを特徴とする栄養補助食品。
  7. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    冬虫夏草又はトナカイの角の一方又は両方をさらに加えたことを特徴とする栄養補助食品。
  8. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    前記各材料を用いてクッキーを焼成したことを特徴とする栄養補助食品。
  9. 請求項1に記載の栄養補助食品において、
    前記各材料を用いてペットフードを焼成したことを特徴とする栄養補助食品。
  10. 以下の手順で製造されることを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
    1)水とオリーブオイル約5〜12重量パーセントで自然塩約0.6〜1.2重量パーセントと味噌約7〜16重量パーセントを溶いて混ぜておく。
    2)丸ごとの魚約1〜2重量パーセントはフードプロセッサーにかけ、微粉砕する。
    3)ライ麦全粒粉約30〜60重量パーセント全部をボウルに移して、このボウルに、前記第1手順の素材以外の他の全ての素材(種子類約8〜28重量パーセントを含む)をあけ混ぜる。
    4)前記第3手順で混ぜたボウル内の素材の上に、前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと自然塩と味噌の全量の1/5を満遍なく散らす。
    5)自然塩と味噌が溶けた水とオリーブオイルを吸った粉をほぐしながら混ぜる。
    6)再び前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと自然塩と味噌の全量の1/5を散らし前記第4手順と同様に混ぜる。
    7)これを更に3回繰り返して、前記第1手順で混ぜておいた水とオリーブオイルと自然塩と味噌の全量を混ぜ込む。
    8)水と粉の固まりが少しできてきたら、これを両手で力を加えて大きく固める。
    9)これを容器に、手でよく押しながら手にならして入れ、5℃以下で一晩おき、しっかりと固める。
    10)次いで、小さく切り分けてオーブンに入れ、170℃で約17〜18分間焼く。
  11. 請求項10に記載の栄養補助食品の製造方法において、
    前記種子類が、アーモンドパウダー、松の実と、くるみと、刻みアーモンドと、白ごまとを含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
  12. 請求項10に記載の栄養補助食品の製造方法において、
    チーズをさらに含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
  13. 請求項12に記載の栄養補助食品の製造方法において、
    前記チーズが、少なくともエダムチーズとグリュイエールチーズを約6〜12重量パーセント含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
  14. 請求項10に記載の栄養補助食品の製造方法において、
    シナモン約0.07重量パーセント及びナツメグ約0.12重量パーセントをさらに含んで構成されたことを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
  15. 請求項10に記載の栄養補助食品の製造方法において、
    前記丸ごとの魚を微粉砕せずにそのまま使用することを特徴とする栄養補助食品の製造方法。
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