JP5183349B2 - 画像読取装置及び該装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

画像読取装置及び該装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置及び該装置の制御方法、制御プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータの普及、高機能化により、従来は紙による資料保存を行っていたのに対し、誰でも安価かつ簡単に資料を電子化し、保存しておくといった使い方もできるようになった。スキャナ(画像読取装置)は、ADF(オート・ドキュメント・フィーダ:自動原稿搬送装置)を装備し、原稿の交換なしにできるだけ簡単かつ高速に電子ファイルが得られる。ユーザにとって、ADFの読取速度は画質と並び重要なスペックの一つである。
ADFによる原稿の読取速度がホストコンピュータへの画像データ転送速度を上回る場合、スキャナ内のバッファメモリと呼ばれる記憶手段を用い、一時的に読み取った画像データをここに蓄積して転送を待つ。そして、バッファメモリがフルになってしまったときには画像の読み取りを一時停止する。そして、バッファメモリが空になるのを待ち、バッファメモリが空になったら画像読み取りを再開する。以後、このような原稿の読み取り処理の中断をSS処理(スタート・ストップ処理)と呼ぶ。SS処理時は、読取のための原稿搬送が中断している状態になる。このSS処理が発生すると、原稿を読み取るのに要する時間は増加する。
しかしながら、近年の高解像度化に伴い、転送するデータ量が膨大になっている。このために、SS処理の発生頻度は増える傾向にある。SS処理の発生頻度は、ホストコンピュータへのデータ転送能力に依存する。この転送能力はホストコンピュータのCPU種類/速度、メモリサイズ、HDD容量/速度、通信方式毎の転送速度等の様々な構成に依存する。
また、イメージスキャナにより読み取られた画像データをホストコンピュータへ転送するPCスキャンの他に、複写機のようなコピー機能がある。さらにFAX送信機能を有したデバイス(周辺機器、周辺装置)における、ADF読取時にも同様にSS処理は発生する場合がある。
このSS処理が発生すると画像の連続性失われ画質が劣化することがあるが、原稿搬送路内を原稿が安定して搬送されている間であれば、SS処理による画像の劣化はある程度抑えることが可能である。しかし、原稿搬送路内に原稿の挙動が不安定となるようなポイントが存在することがある。この場合、そのポイントでSS処理が実施されると読み取りを停止前と読み取りを再開後の画像データがうまくつながらず大きく画質が劣化してしまうことがある。
このSS処理の発生による画像の劣化を避けるため、画像読取装置からホストコンピュータへの転送に要する時間に応じて、画像形成装置の読取速度を変更する方法が知られている。ホストコンピュータへの画像データ転送に時間がかかる場合は読取速度を落とすことによりバッファRAMへの画像データの蓄積を抑え、SSの発生頻度を下げている。また、読取り装置のバッファメモリ容量が一定値以下の場合、一時的に読取りを中断する方法が知られている。その際に、読取り画像の種類が白画像か黒画像かを考慮している。また、読取りを中断する場合、中断後の読取り再開時に、読取りセンサユニットの位置に応じて、スイッチバック動作を行う技術が知られている。
特開2002―077541号公報 特開平11―239251号公報 特開2000―287045号公報
しかしながら、このような方法ではSS処理の発生をなくすわけではなく、読取速度を下げることによりSS処理の発生頻度を低減するものである。なんらかの理由によりホストコンピュータ側のデータ処理が大きく遅れてしまった場合や、データ転送手段の転送速度が低下した場合には、SS処理が発生してしまう場合がある。この場合、読取装置の搬送路で停止する位置によっては、搬送を再開する場合に、原稿スムーズに搬送されず、原稿の読取もスムーズに行われず、画像データの品位が悪くなる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものである。本発明は、搬送される原稿が不安定な位置で停止されたり搬送再開されたりしないようにして画質の劣化等を低減させることができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により逐次搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている画像データを出力する出力手段と、前記記憶手段に前記読取手段により原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶可能な空き容量が不足している場合に前記搬送手段による原稿の搬送と前記読取手段による読み取りを停止させ、前記空き容量が増加した場合に前記搬送手段による原稿の搬送と前記読取手段による読み取りを再開させる制御手段と、前記記憶手段の前記空き容量が所定の閾値以下であるか判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記搬送手段により搬送された原稿の位置に応じて異なる閾値を設定し、前記判定手段により前記記憶手段の前記空き容量が当該閾値以下となったと判定された場合に、前記搬送手段により搬送される原稿が不安定領域以外の位置で停止されるよう停止動作の開始タイミングを制御する。
また、本発明の画像読取装置の制御方法は、原稿を搬送する搬送手段により逐次搬送される原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶手段に記憶させ、該記憶手段に記憶されている画像データを出力する画像読取装置であって、前記記憶手段に、読み取られた原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶可能な空き容量が不足している場合に前記搬送手段による原稿の搬送と当該原稿の読み取りを停止させ、前記空き容量が増加した場合に前記搬送手段による原稿の搬送と当該原稿の読み取りを再開させる画像読取装置の制御方法であって、前記記憶手段の前記空き容量が所定の閾値以下であるかを判定し、前記搬送手段により搬送された原稿の位置に応じて異なる閾値を設定し、前記記憶手段の前記空き容量が当該閾値以下となったと判定された場合に、前記搬送手段により搬送される原稿が不安定領域以外の位置で停止されるよう停止動作の開始タイミングを制御する。
本発明によれば、不安定な状態で原稿の読取の中断がなされないように、原稿の読取動作を行い、読取画像の劣化を抑制できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における読取装置(画像読取装置)の構成を示す図である。同図において、読取装置(画像読取装置)101はホストコンピュータ(ホスト装置)100に接続されており、ホストコンピュータ100から読取実行命令を受信することにより画像の読み取りを実施する。画像読取装置101により読み取られた画像データはインターフェース回路111を介し、外部(ホストコンピュータ100)へ転送される。この転送されたデータはホストコンピュータ100に表示、あるいは保存される。
画像読取装置101は、密着型のイメージセンサ(以下「CIS」という)104と、光源であるLED103とを備える。さらにLED制御回路102と、A/D変換回路105と、シェーディングRAM106と、シェーディング補正回路107を備える。また、ガンマ変換回路108と、バッファRAM109と、バッファRAM制御回路110と、モータドライブ回路112と、モータ113と、CPU114、ROM115、RAM116とを備えている。CPU114は、ROM115に格納されているプログラムに従って、画像読取装置101の動作を制御する。このROM115には、後述する閾値が格納されている。本発明での閾値とは、読み取った画像データを一時保持するデータ保持部の空き領域に関する値である。具体的には、バッファRAM109の空き領域〔bite〕に関する値〔bite〕である。バッファRAM109は、データを保持可能になっている。
画像読取装置101は、ホストコンピュータ100よりインターフェース回路111を介しスキャン命令を受信すると、LED制御回路102とCIS104に対し読取開始を行う。これらの画像読取装置101の制御は、CPU114が行う。CIS104により取得された原稿情報はA/D変換回路105によりデジタル信号に変換され、シェーディング補正回路107に渡される。シェーディング補正回路107ではシェーディングRAM106に保存されているシェーディングデータをもとにシェーディング補正処理が実施される。補正されたデータはガンマ変換回路108によりガンマ変換された後、バッファRAM制御回路110に渡される。バッファRAM制御回路110はガンマ変換されたデータをバッファRAM 109に蓄積する。また、バッファRAM制御回路110は、バッファRAM109から読み出したデータをインターフェース回路111へ送る。インターフェース回路111は、ホストコンピュータ100へデータを転送する。以上の構成により、CIS104により読取りが行われた順に、ホストコンピュータ100へ転送される。詳しくは、バッファRAM制御回路110は、ガンマ変換回路108より渡されたデータをバッファRAM109に蓄積しながら、インターフェース回路111を介してホストコンピュータ100へデータを転送する。バッファRAM制御回路は、バッファRAMへのデータ蓄積や、バッファRAMからのデータ転送の順序を管理するものである。データは、バッファ内にCISで読み取ったライン順に蓄積され、読み取った順に転送されることになる。RAM内に蓄積されたデータや転送されたデータのRAM内での位置に関する情報を考慮することで、バッファ内の空き容量を把握することができる。
ホストコンピュータ100へ転送される前に、バッファRAM109には読取手段により読取ったデータが格納される。なお、CPU114は、シェーディング補正・ガンマ補正された後の読取データが、RAM109内に格納可能となる空き容量〔bite〕を判定する。
ここで、CPU114は、1ライン分の画像をCIS104を用いて読み込みを行う毎に、バッファRAM109の空容量(残量)についての情報を取得する。即ち、読取り動作中に、1ライン単位でバッファRAM109の空き容量(残量)についての情報を取得する。そして、バッファの空容量(残量)についての情報と、後述する閾値に基づき、SS処理を実行するか否か判定する。
図2に、本実施の形態における画像読取装置の断面図を示す。201は本体スキャナユニット、202はADFユニットである。ADFユニット202は本体スキャナユニット201の端部で接続され、開閉可能な仕組みになっており、ADFユニット202を開くことで原稿を原稿台204上に配置し、フラットベットスキャンを行うことができる。205は、ADFユニット202に直接原稿を搬送する場合に使用するための原稿トレイである。
図3には、本実施の形態における本体スキャナユニット201の断面図を示す。同図において、301は枠体、302はセンサユニット、303はセンサユニット302を副走査方向へ移動する基準となる基準軸、304はセンサユニット302を基準軸303に沿って動作させるための動作ベルトである。305はフラットベット(FB)読取り用ステッピングモータ、306はFB用ステッピングモータ305からの駆動力を動作ベルト304に伝えるためのギア群である。307はフラットベットスキャンの原稿を置くための原稿台ガラスである。308はADFスキャン用のADF読取窓であり原稿台ガラス同様、LED103の光を透過する素材が使用されている。309は、本体スキャナユニット201とADFユニット202との接続部である。
ホストコンピュータ100からフラットベットスキャン命令を受けた画像読取装置はFB用ステッピングモータ305を駆動し、ギア群306を介して動作ベルト304を駆動する。これによりセンサユニット302が基準軸303に沿って副走査作方向へ移動して、原稿台307上に置かれた原稿を読み取る。
図4に、本実施の形態におけるADFユニットの断面図を示す。ADFユニットはピックアップローラ401、搬送ローラ402、排紙ローラ403の3つのローラにより読取原稿を搬送する。ピックアップローラ401は読取原稿を積載するための原稿トレイ408に積載された原稿をADFユニット内部の原稿搬送路内へ搬送するためのローラである。搬送ローラ402はピックアップローラ401により原稿搬送路内部に搬送されてきた原稿を搬送し、排紙ローラ403は搬送ローラ402により搬送されてきた原稿を排紙トレイ409まで原稿を搬送する。410はADF用の原稿台ガラスである。原稿台ガラス410の上にある原稿を下から固定されているCIS407にて読取を行う。
404は原稿トレイ上の原稿有無を検知するためのドキュメントセンサであり、405は原稿搬送内に搬送されてきた原稿の先端位置を検出するためのドキュメントエッジセンサ(以後、DES)である。406は本体スキャナユニットとADFユニットの境界を原稿が通過できるようにするためのジャンプ台である。点線411は、本体スキャナユニットとADFユニットの境界を示し、点線411から上側は開閉する。
図5に、本実施形態におけるADFユニットの斜視図を示す。501はピックアップローラ401、搬送ローラ402、排紙ローラ403の3つのローラを回すためのADF用ステッピングモータである。303は、本体スキャナユニット201とADFユニット202との接続部である。
ホストコンピュータ100からADFスキャン命令を受けた画像読取装置は、ドキュメントセンサ404により原稿トレイ409上に原稿の有無を検知する。原稿トレイ409上に原稿の有りを検知すると、ADF用ステッピングモータ501を駆動し、センサユニット302をADF読取窓308の下へ移動させる。
センサユニットが移動した後、ADF用ステッピングモータ501を制御し、ピックアップローラ401の駆動を開始する。原稿トレイ409に積載された原稿はピックアップローラ401により分離され原稿搬送路内へと搬送される。原稿搬送路内へ搬送された原稿は、搬送ローラ402、DES405、CIS407上、排紙ローラ403の順に搬送される。
次に、1枚の原稿について読取制御について説明する。原稿の先端から読取を行う場合には、原稿先端がCIS407上に到達すると、CIS407による読取処理が開始される。原稿先端がCISに到達したタイミングは、原稿の先端を検出するDES405のタイミング情報と検知したタイミング後に駆動されるADF用ステッピングモータ501のパルス数に基づき、CPU114により判定される。そして、以後、ステッピングモータ501のパルス数をカウントすることで、CIS407の原稿における搬送方向の位置を判定する。補足すると、このステッピングモータ501を駆動するパルス出力に同期して、CIS407は1ライン分の読取り処理を行う。
DES405からCIS407までの距離はメカ構成により決まる固有値でありこの距離をD1とすると、原稿先端がDES405を通過してから距離D1分原稿を搬送すると原稿先端はCISに到達する。従って、原稿の読取が原稿先端から距離D2離れた位置から行われる場合には、原稿先端がDES405通過後、距離D1+D2分原稿を搬送した時点で読取処理を開始する。読取開始後もDES405により検知された原稿先端位置とADF用ステッピングモータ501の駆動量により、搬送路における原稿位置の管理は継続される。
例えば、読取が原稿の後端まで行われる場合、原稿後端をDES405で検知した後、距離D1分原稿を搬送したタイミングで読取処理を終了する。また、原稿の読取が原稿後端の距離D3手前(先端側)である場合には、原稿後端がDES通過後、距離D1―D3分原稿を搬送したタイミングで読取処理を終了する。
読取終了後は、原稿は排紙ローラ403により原稿排紙トレイ409へ排出される。以上のように、1枚単位で読取処理が実行される。
CIS407により読取られた画像データはバッファRAM109へ蓄積される。バッファRAM109へ蓄積(保持)された画像データはインターフェース回路111を介してホストコンピュータに転送される。CIS407による読取速度がホストコンピュータ100へ転送される速度よりも速い場合、バッファRAM109に画像データが蓄積される。このとき、バッファRAM109にすでに先に読取がなされたデータが格納されている場合、後から読取がなされたデータは、先に読取がなされたデータに上書きされる。このため、先に読取がなされたデータは、ホストコンピュータに転送される前に変更されてしまうことになる。よって、このデータの上書きを防止するために、読取を中断するSS処理を実行する。また、バッファRAM109の容量のうち、読取がなされたデータが格納されていない領域(データが格納されていても、それ以外にさらにデータを上書きせずに格納することが可能な領域)を空き領域と呼ぶ。バッファRAM109内に空き領域があれば、先述のデータの上書きが行なわれない。
画像読取装置101の搬送路中には、SS処理を実行すると画像品位が低下する領域が2つある。1つは原稿先端がジャンプ台406に到達する領域であり、もう1つは原稿先端が排紙ローラ403に到達する領域である。
原稿が搬送されている状態で、原稿先端がジャンプ台406を通過する際、原稿は本体スキャナユニット201とADFユニット202の境界を乗り越える。また、原稿の先端部がジャンプ台406付近に位置する場合、原稿の搬送方向の湾曲率が高くなる。このために、原稿は搬送路にそって湾曲し、挙動が不安定になりやすい。また、原稿先端が排紙ローラ403に到達し原稿が排紙ローラ403にかみこまれるタイミングでも原稿は不安定になりやすい。読取原稿の搬送自体が不安定になる結果として、この原稿をCISセンサで読み取った読取画像データも、本来あるべき画像データに対して異なったデータになってしまう。これは、読取停止時における原稿とCIS407間の距離(位置関係)と、読取再開時における原稿とCIS407間との距離(位置関係)が変わる場合があるからである。その結果、読取停止時の画像データと読取再開時後の画像データの繋ぎ目が目立ち、画像の品位が低下する。上述した2つの領域でSS処理を実行すると、他の領域でSS処理を実行した場合より、より画像の品位が低下する可能性がある。
以後、このSS処理を実行すると画像の品位が低下する可能性がある領域を「SS禁止領域(原稿不安定領域)」、それ以外の原稿の挙動が安定している領域を「原稿安定領域」と呼ぶ。
そこで、原稿が不安定な状態でのSS処理による画像の劣化を防ぐため、以下のような制御を行う。
<第1の実施形態>
図6を用いて説明する。図6は、原稿Sの読取領域とCIS407の位置の関係を説明する図であり、SS禁止領域(原稿不安定領域)が1箇所(1つ)ある場合の説明図である。
CIS407は固定された状態であり、原稿Sは図6に示す矢印の向きに移動する。Oは原稿の先端部である。原稿Sの先端部が、図4のジャンプ台406の位置にある場合、BCの間にCIS407が位置する。このBC間(斜線部分)がSS禁止領域(原稿不安定領域)である。CIS407がこの斜線部分の読取を行っている場合、SS処理を行うと画像品位が低下する可能性がある。一方、OB間、CD間は原稿安定領域であり、これらの領域をCIS407が読み取っている場合に、SS処理を行っても画像品位は低下しない。図6は、CIS407がOA間を読み取っていることを示す。
以下、CPU114によるSS処理判定の方法を説明する。
1.OA間(Aは除く)の読取処理におけるSS処理判定
CIS407がOA間(Aは除く)で読取を行っている場合に、バッファRAM109の空きサイズ[byte]と、閾値S1との大小を判定する。ここで閾値S1とは下記条件式を満足する値であり、具体的には読み取った画像データを一時保持するバッファRAM109の空き領域〔bite〕に関する値〔bite〕であり、図1に示すROM115に格納されている。
S1=Bl×Ld
Blは1ラインの読取に必要とされるデータサイズ[byte]である。Ldは読取速度から減速を開始して原稿が停止するまでに要するライン数である。即ち、Ldは減速制御領域にて読取を行うライン数である。読取速度が速いほど原稿の搬送を停止するまでに必要な距離は長くなるためLdの値は大きくなり、逆に読取速度が低いほど原稿搬送停止までに要する距離は短くなりLdの値は小さくなる。
閾値S1とは読み取り速度から減速を開始して停止するまでに必要なライン数Ldに、1ラインの読取に必要なデータサイズBl[byte]を乗じた値である。
CIS407がOA間(Aは除く)で読取を行っている場合に、バッファRAM109の空きサイズと閾値S1との大小関係を判定する。空きサイズがS1より大かどうかの判定結果、NOとなった場合、バッファの空サイズが閾値S1より小さいことになるので、SS処理を行う。即ち、搬送している原稿の移動速度を下げ、停止状態にする。そして、バッファRAMに蓄積されている画像データが空になるまで読取を停止したまま待機する。原稿はOA間で読取中断のSS処理を行ない、バッファRAMを空にするため、CIS407がBC間で停止することを防止できる。バッファRAMが空になったら原稿の搬送を再開しCISによる読取を再開する。CIS407がOA間で読取を行っている場合に、バッファの空サイズが閾値S1より大かどうか判定し、その結果YESとなった場合、次のステップに進む(読取を継続する)。
2.位置Aの読取処理におけるSS処理判定
CIS407が位置Aに対応するラインで読取を行っている場合に、バッファRAM109の空き容量と、閾値S2との大小を判定する。閾値S2とは下記条件式のことである。
ここで位置Aとは、原稿の搬送が不安定となる図6の斜線領域からLdライン手前の位置(SS禁止領域からLdライン手前位置)を示す。
Ldとは読取速度から減速を開始し、原稿が停止するまでに要するライン数である。
S2=Bl×(Ld+Lu)
LuはBC間の読み取りに必要なライン数であり、メカ構成に依存して決まる値である。位置Aでバッファの空容量が閾値S2より大かどうか判定する。判定結果NOだった場合、SS処理を実行する。この場合、CIS407が位置B(SS禁止領域開始位置)の手前で読取を停止することができる。SS処理実行後、バッファRAM109が空になった場合、読取りを再開する。バッファ内が空になった場合は、バッファの空き容量が最大になっていることになる。
位置Aに対応するラインで読取を行なっているとき、閾値S2との大小関係を判定して、バッファの空容量がS2より大きい場合は、次のステップに進む。
CIS407が位置Aにて読取を行っている場合に、バッファの空サイズが、閾値S2より大きければ、必ずバッファ内にS2バイト以上の空き容量が確保されているため、CIS407がBC間で停止することはない。
閾値S2とは、読み取り速度から減速を開始して停止するまでに必要なライン数Ldに、SS禁止領域の読取に必要なライン数を加え、この値に、1ラインの読取に必要なデータサイズBl[byte]を乗じた値である。
3.AD間(Aは除く)の読取処理におけるSS処理判定
CIS407がAD間(Aは除く)で読取を行っている場合に、上述した閾値S1との大小関係を判定する。これにより、バッファの空残量がS1より少なくなれば、SS処理を行うことになる。しかし、実際はA位置で閾値S2とバッファ空き容量の判定を行なっている。このため、A位置においては、バッファ内にS2以上の空きが確保されているか、あるいは、S2の空き容量が無かった場合B位置の手前で原稿が止まるSS処理が行なわれていることになる。従って、AD間(Aは除く)で閾値S1を用いてSS処理を行なった場合、実際は、次の制御になる。
3−(1) A位置で空き容量がS2よりも小さい場合
原稿は、A位置からLd進んだB位置の手前で停止する。ここでバッファ内のデータは全て転送されるため、B位置でバッファ内は空き容量最大となる。B位置からは閾値S1として判定がなされる。B位置で空き容量最大であるためBC間での空き容量はS1よりも大きく、従ってBC間で読取りが停止することはない。結果としてSS禁止領域では原稿が停止しない制御になっている。CD間では閾値S1にてSS処理がなされる制御になる。
3−(2) A位置で空き容量がS2以上であった場合
A位置での判定結果から、A位置において、バッファの空き容量はS2=Bl×(Lu+Ld)以上ある。この状態でA位置以降は閾値S1にて判定を行なうことになる。A位置から、Bl×Lu〔byte〕のデータをバッファに蓄積した時点で、バッファの残り容量はBl×Ldになる。これはS1〔byte〕に、ほかならない。つまりBC間の読取においてC位置手前Ldの位置までは、バッファの空き容量がS1以上あることになりSS処理は行なわれない(読取は停止しない)。このC位置手前Ldの位置を仮にX位置とする。X位置での判定において、バッファ空き容量がS1よりも小さい場合SS処理の停止が行なわれる。原稿停止に必要な距離はLdであるので、C位置で停止することになる。X位置での判定において、バッファ空き容量がS1以上の場合そのまま読取が継続される。以上まとめると、A位置で空き容量がS2以上あった場合、結果としてAC間(Aは除く)では読取停止が行なわれず、SS禁止領域では原稿が停止しない制御になっている。CD間では閾値S1にてSS処理がなされる制御になる。
以上の制御フローについて図8を用いて説明する。この制御は1枚の原稿の読取動作であり、上述したCPU114により実行される。ここでは、例えば、原稿の先端(図6のO)から後端(図6のD)まで読取を行うものとする。
ステップS1にて閾値をS1として、ステップS2で読み取り動作を開始する。ステップS3でバッファの空容量が閾値であるS1より大か判定する。Y(yes)であればステップS4へ進む。N(No)であればステップS5へ進みSS処理を行う。
ステップS4では、CIS407が位置Aに到達したか否か判定する。Yであれば、ステップS6へ進む。NであればステップS3へ戻る。ステップS6にて閾値をS2とする。即ち、閾値をS1からS2へ変更する。原稿の位置Aでは、閾値S2に基づき判定する。
ステップS7では、バッファの空容量が閾値S2より大か判定する。Y(yes)であればステップS8へ進む。N(No)であればステップS9へ進みSS処理を行う。
ステップS8では、CIS407が位置Aを通過したか否か判定する。Yであれば、ステップS10へ進む。NであればステップS7へ戻る。
ステップS10にて閾値をS1とする。即ち、閾値をS2からS1へ変更する。ステップS11でバッファの空容量が閾値S1より大か判定する。Y(yes)であればステップS13へ進む。N(No)であればステップS12へ進みSS処理を行う。
ステップS13では、CIS407が後端を通過したか否か判定する。Yであれば、CIS407による読取処理を終了する。NであればステップS11へ戻る。
次に、SS処理を行った場合について説明する。S5にて、SS処理を行った(読取りを停止した)後、バッファRAMが空になったか否か判定する。バッファRAMに保持されているデータは、順にホストコンピュータへ転送されれば空き容量が増加する。バッファRAMが空になる(バッファRAMに保持されたデータが全て転送される)まで停止状態を維持する。そして、バッファRAMが空になったら、読取り処理を再開する。S9やS12にて、SS処理を行った後、同様に、バッファRAMが空になるまで停止状態を維持する。
以上、CIS407の原稿の読取位置に応じて、原稿の搬送状態が不安定となる箇所と、それ以外の箇所において読取の停止処理を変更させる制御を行なう。読取の停止処理を変更するために、読取の停止処理を実行する条件を変更することで、読取画像の品位の低下を防止できる。具体的には原稿の搬送状態が不安定となる箇所と、それ以外の箇所において、読み取りデータを一時的に保管するバッファの空き容量に応じた異なる閾値を使用する。読取装置の制御を行なうCPUによってこの異なる閾値を読取位置に応じて使用し読取停止処理を変更するものである。以上の主旨に基づくものであれば、本発明はさまざまな適用が可能である。
<第2の実施形態>
図7を用いて説明する。図7は、原稿Sの読取領域とCIS407の位置の関係を説明する図であり、SS禁止領域(原稿不安定領域)が2箇所(2つ)ある場合の説明図である。第1の実施形態と異なる点について説明し、第1の実施形態と同じ点については説明を省く。OC間におけるCIS407の読取は第1の実施形態と同様であるので説明を省く。原稿Sの先端部が、図4の排紙ローラ403の位置にある場合、図7のFGの間にCIS407が位置する。
4.AE間(A、Eは除く)の読取処理におけるSS処理判定
CIS407がCE間で読取を行っている場合に、閾値S1との大小関係を判定する(閾値S1=Bl×Ld)。
バッファの残量が閾値S1より小さければSS処理を行う。
5.位置Eの読取処理におけるSS処理判定
CIS407が位置Eに対応するラインの読取を行っている場合に、閾値S3との大小関係を判定する。(S3=Bl×(Ld+Lw))
Lwは、FG間(SS禁止領域=原稿不安定領域)の読み取りに必要なライン数であり、メカ構成に依存して決まる値である。Luとは異なる値である。Ldとは、読取速度から減速を開始して原稿が停止するまでに要するライン数である。
6.ED間(Eは除く)の読取処理におけるSS処理判定
CIS407がED間(Eは除く)で読取を行っている場合に、閾値S1との大小関係を判定する(閾値S1=Bl×Ld)。
バッファの残量が閾値S1より小さければSS処理を行う。
<その他の実施形態>
以上、実施形態について説明したが、搬送路における領域に対応した閾値に基づきSS判定処理を行うことを説明した。
また、原稿の搬送について他の制御でも構わない。例えば、原稿の減速領域をゼロとする読取の場合にも適用できる。図6を用いて説明すると、この場合Ld=0とみなす。この場合、位置Aで判定する必要はなく、CIS407が位置Bで、バッファ残量と閾値S4(S4=Bl×Lu)との比較を行って、SS処理を実行するか否かを判定すればよい。
また、CIS407が読み取りを行う原稿の位置について、第1の実施形態で説明した位置Aに対応するラインを含む複数ラインについて、閾値S2に基づきSS処理の判定を行っても構わない。例えば、実施例1における位置Aでの閾値S2を、
S2=Bl×(2×Ld+Lu)
と定義しても良い。Ldは読取速度から減速を開始して原稿が停止するまでに要するライン数である。本式では、バッファの空き容量にゆとりを持たせるため、2×Ldを用いてS2を定義しているが、本発明の主旨を変更するものでないことは、言うまでも無い。
同様に、第2の実施形態における位置A、Eについてそれぞれのラインを含む複数ラインについて、閾値S3に基づきSS処理の判定を行っても構わない。
また、SS処理を行った後、読取り処理を再開する場合に、読取再開用閾値Tを用いて、CPU制御による読取を行っても構わない。例えば、図6に示す場合、原稿のOA間でSS処理を行った場合、読取り再開のための条件として、バッファRAMの空き容量が読取再開用閾値T1=Ldより大であるか判定する。この空き容量がこの閾値であるLdより大であれば読み取り処理を行う。また、原稿の位置AB間でSS処理を行った場合、読取り再開のための条件として、バッファRAMの空き容量が読取再開用閾値T2=Ld+Luより大であるか判定する。空き容量がこの閾値であるLd+Luより大であれば読み取り処理を行う。また、原稿のBC間でSS処理を行った場合、読み取り再開のための条件として、バッファRAMの空容量が読取再開用閾値T3=Luより大であるか判定する。空容量がこの閾値であるLuより大であれば読み取り処理を行う。
読取再開用閾値Tは、いずれの場合もこのように、CIS407が読み取りを行う原稿(搬送方向)の位置に応じた閾値に基づき、読み取りを再開する構成にしても構わない。即ち、CIS407が停止している原稿の位置に基づき、SS処理を実行した後の読み取り処理を開始する閾値(条件)について異なる値とする。
また、画像読取装置101の制御構成として、CPU114やシェーディング回路107等を1チップのASICにする形態であっても構わない。
また、画像読取装置101の制御構成として、CPUやシェーディング回路を1チップのASICにする形態であっても構わない。閾値は必要に応じて複数設けて構わない。
また、本実施形態では、バッファRAMに格納されたデータをホストコンピュータへ転送する場合について説明したが、転送先はホストコンピュータに限定するものではない。例えば、メモリーカード(CFカードやSDカード等)を着脱可能なメモリーカードユニットを備えている場合、バッファRAMに格納されたデータをメモリーカードユニットに転送する形態であっても構わない。即ち、バッファRAMから読み出したデータを、メモリーカードユニットに装着されているメモリーカードに格納する形態であっても構わない。
さらに、本発明の画像読取装置は、本発明の各実施例で説明されている閾値を用いて、これをCPUで制御するための制御プログラムを備えているものであっても構わない。このプログラムが閾値とともにROMに格納されていても良い。
また、画像読取装置101の搬送系の駆動源はステッピングモータであったが、DCモータを用いても構わない。この場合、例えば、原稿を搬送するローラにロータリーエンコーダーを設け、そのエンコーダからの信号に基づき、原稿の位置を判定する構成でも構わない。
以上のように、SS処理を実行する条件を変更することにより、原稿の挙動が不安定な状態にあるときSS処理が発生することがなくなり、画質の劣化を低減することが可能となる。
実施の形態における画像読取装置の構成図 実施の形態における画像読取装置の断面図 実施の形態における本体スキャナユニットの断面図 実施の形態におけるADFユニットの断面図 実施の形態におけるADFユニットの斜視図 第1の実施形態の説明図 第2の実施形態の説明図 第1の実施形態の制御フロー
符号の説明
100 ホストコンピュータ
101 画像読取装置
104、407 CIS
114 CPU
S 原稿

Claims (8)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により逐次搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている画像データを出力する出力手段と、
    前記記憶手段に前記読取手段により原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶可能な空き容量が不足している場合に前記搬送手段による原稿の搬送と前記読取手段による読み取りを停止させ、前記空き容量が増加した場合に前記搬送手段による原稿の搬送と前記読取手段による読み取りを再開させる制御手段と、
    前記記憶手段の前記空き容量が所定の閾値以下であるか判定する判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記搬送手段により搬送された原稿の位置に応じて異なる閾値を設定し、前記判定手段により前記記憶手段の前記空き容量が当該閾値以下となったと判定された場合に、前記搬送手段により搬送される原稿が不安定領域以外の位置で停止されるよう停止動作の開始タイミングを制御することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記閾値は、前記読取手段により原稿の画像を読み取って得られる画像データの量と前記搬送手段による原稿の搬送を停止させるまでに必要な距離に基づき決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記閾値は、さらに原稿が搬送された位置に基づく前記読取手段による読取範囲に基づき決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段の前記空き容量を監視し、前記空き容量が所定量以上になった場合に前記搬送手段による原稿の搬送と前記読取手段による読み取りを再開させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記判定手段は、前記読取手段により1ライン分の画像の読み取りを行う毎に前記空き容量を判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている画像データを他の記憶手段に転送することにより前記空き容量を増加させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 原稿を搬送する搬送手段により逐次搬送される原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶手段に記憶させ、該記憶手段に記憶されている画像データを出力する画像読取装置であって、前記記憶手段に、読み取られた原稿の画像を読み取って得た画像データを記憶可能な空き容量が不足している場合に前記搬送手段による原稿の搬送と当該原稿の読み取りを停止させ、前記空き容量が増加した場合に前記搬送手段による原稿の搬送と当該原稿の読み取りを再開させる画像読取装置の制御方法であって、
    前記記憶手段の前記空き容量が所定の閾値以下であるかを判定し、
    前記搬送手段により搬送された原稿の位置に応じて異なる閾値を設定し、前記記憶手段の前記空き容量が当該閾値以下となったと判定された場合に、前記搬送手段により搬送される原稿が不安定領域以外の位置で停止されるよう停止動作の開始タイミングを制御することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータで実行するための制御プログラム。
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