JPH0856283A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0856283A
JPH0856283A JP6189556A JP18955694A JPH0856283A JP H0856283 A JPH0856283 A JP H0856283A JP 6189556 A JP6189556 A JP 6189556A JP 18955694 A JP18955694 A JP 18955694A JP H0856283 A JPH0856283 A JP H0856283A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はファクシミリ装置に関し、メモリ送
信の際にメモリ容量がオーバーしても自動的に再蓄積が
可能で、直接送信で同報送信及び頁再送を行うことを目
的とする。 【構成】 残量計算手段S18,S24は、画情報を蓄
積する画情報メモリ12の残量を計算する。消去手段1
6は、画情報メモリの残量が所定量以下となったとき蓄
積中の負の画情報を消去する。待機手段S22は、画情
報メモリの残量が所定量以下となったとき、ブック型ス
キャナ18,19の読み取り途中の原稿を読み取り位置
で保持し、画情報メモリが空くまで待機する。蓄積再開
手段S24は、待機状態で画情報メモリに空きができた
ときブック型スキャナに保持していた原稿の先頭部分か
ら1頁分の読み取り及び画情報の蓄積を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特にブック型スキャナを備えたファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置はシート型スキ
ャナを用い、ファクシミリ機能に簡易的なコピー機能が
付加された装置が一般的であったが、近年、ファクシミ
リ機能は勿論、コピー機能も単体の複写装置並に向上さ
せるため、原稿固定型の自動原稿搬送装置つまりブック
型スキャナを搭載したファクシミリ装置が開発されてい
る。
【0003】ブック読取型ファクシミリ装置は、原稿テ
ーブル上にセットされた原稿から1頁の原稿を分離して
コンタクトガラス上の所定位置まで搬送し、スキャナ部
の走行体を移動させてこの原稿の画情報を読み取る。読
み取り終了後、原稿は搬送されて排紙テーブル上に排出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メモリ送信を行う場
合、シート型スキャナのファクシミリ装置では、原稿蓄
積中にメモリオーバーとなったとき、オーバーページを
排出し蓄積を中断している。このため蓄積前に入力した
宛先のファクシミリの電話番号、原稿枚数、指定時刻等
の情報は全て消えてしまい、メモリに空きができた時点
で上記情報を再び入力しなければならないという問題が
あった。
【0005】また、従来のファクシミリ装置では複数の
宛先に同報送信を行う場合、原稿の画情報をメモリに蓄
積するメモリ送信を必ず用いている。このため、1頁の
原稿も蓄積できない程メモリ残量が少い場合は同報送信
が不可能であるという問題があった。
【0006】更に、従来のブック型スキャナのファクシ
ミリ装置では、直接送信の場合、画情報をメモリに蓄積
しておらず、送信エラーとなった頁はコンタクトガラス
上から排紙テーブル上に排出されてしまい、送信エラー
となった頁を自動的に再送することができないという問
題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
メモリ送信の際にメモリ容量がオーバーしても自動的に
再蓄積が可能で、直接送信で同報送信及び頁再送を行う
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1の原理図に示す如く、ブック型スキャナ(1
8,19)により原稿の読み取りを行うファクシミリ装
置において、画情報を蓄積する画情報メモリの残量を計
算する残量計算手段(S18,S24)と、上記画情報
メモリの残量が所定値以下となったとき蓄積中の原稿頁
の画情報を消去する消去手段(16)と、上記画情報メ
モリの残量が所定量以下となったとき、上記ブック型ス
キャナの読み取り途中の原稿を読み取り位置で保持し、
画情報メモリが空くまで待機する待機手段(S22)
と、上記待機状態で画情報メモリに空きができたとき上
記ブック型スキャナに保持していた原稿の先頭部分から
1頁分の読み取り及び画情報の蓄積を再開する蓄積再開
手段(S24)とを有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ファクシミリ装置において、蓄積再開を行う原稿のファ
イル種別を登録する登録手段(40)と、前記画像メモ
リの残量が所定値以下となったとき読み取り途中の原稿
のファイル種別が上記登録手段に登録されているか否か
を判定して、登録されているときにだけ前記蓄積再開手
段による画情報の蓄積を再開を許可するファイル種別判
定手段(S32)を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、ブック型スキャ
ナ(18,19)により原稿の読み取りを行うファクシ
ミリ装置において、複数の宛先を記憶する宛先記憶手段
(321 〜323 )と、直接送信の際に上記宛先記憶手
段に複数の宛先が記憶されているとき、各宛先毎に上記
ブック型スキャナにセットされた原稿を読み取り位置に
保持し続け、保持した原稿を読み取って直接送信を繰り
返す繰り返し手段(S56)とを有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、ブック型スキャ
ナ(18,19)により原稿の読み取りを行うファクシ
ミリ装置において、受信側からの応答信号に基き、送信
エラーの有無を判別する判別手段を備え、送信エラーが
発生した場合には上記ブック型スキャナの読み取り位置
に保持した原稿を読み取って再送し、送信エラーが発生
しなかった場合には上記ブック型スキャナの読み取り位
置の原稿の排出を行う。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明においては、画情報メモ
リがメモリオーバーした場合にブック型スキャナの読み
取り途中の原稿を保持し、画情報メモリに空きができた
ときに保持していた原稿の再読み取りを行って再び画情
報メモリに蓄積をするため、メモリオーバー後に設定情
報を入力しなおす必要がなくオペレータの手間を省くこ
とができる。
【0013】請求項2に記載の発明においては、メモリ
オーバー後の蓄積再開が予め登録されたファイル種別に
限られるため、メモリ容量が少ないときにコピー等の即
時性の画情報や蓄積の必要性の低い無駄な原稿が画情報
メモリに蓄積されることを防止できる。
【0014】請求項3に記載の発明においては、直接送
信を繰り返すことにより同報送信を行うことができ、画
情報メモリに空きがないとき、空きができるのを待つ必
要がなくなり、緊急時の同報が可能となる。
【0015】請求項4に記載の発明においては、直接送
信で送信エラーがあった場合に、その頁を自動的に再送
でき、送信漏れのない確実な送信を行うことができ、エ
ラーページのチェックや再送信のための設定情報を入力
しなおす必要がなくなる。
【0016】
【実施例】図2は本発明のファクシミリ装置の一実施例
のブロック図を示す。同図中、ファクシミリ装置は、画
情報圧縮伸長装置(DCR)11、画情報メモリ(SA
F)12、システム管理データを格納するシステムメモ
リ13、液晶等の表示部を持つ操作部14、文字コード
をパターン変換するパターンジェネレータ15、装置全
体を制御するファクシミリ制御部16、データ転送用メ
モリとしてのラインバッファ17、画情報読み取り装置
としてのスキャナ部18、ブック型の自動原稿搬送装置
(ADF)19、記録紙に印刷を行うプロッタ部20、
記録紙をセットする給紙ユニット21、通信制御装置
(CCU)22、モデム23、網制御装置(NCU)2
4とより構成され、DCR11乃至スキャナ部18及び
プロッタ部20及びCCU22はバス25により相互に
接続されている。
【0017】図10はブック型ADFを使用したファク
シミリ装置の一実施例の構造図を示す。図10に示す原
稿搬送部Aにおいて、51は原稿テーブル、52はピッ
クアップローラ、53は加圧板、54は分離パッド、5
5はフィールドローラ、56はプルアウトローラ、57
は原稿給紙センサ、58は搬送ベルト、59は排紙ロー
ラ、60は加圧コロ、61は排紙センサ、62は排紙テ
ーブルを示す。
【0018】原稿テーブル51上に対し、情報面を上方
に向けてセットされた原稿は、ピックアップローラ52
によってフィードローラ55と分離パッド54とのニッ
プ部に送られ、ここで最下原稿1枚が分離される。次
に、分離された原稿は、フィードローラ55とプルアウ
トローラ56によって搬送ベルト58とコンタクトガラ
ス64との間へと送られる。この間、原稿給紙センサ5
7によって移動量が制御され、原稿全体がコンタクトガ
ラス64上の所定の位置まで搬送され、ブック型ADF
の動作を一時停止させる。そこで、スキャナ部Bの第1
走行体70と第2走行体71を移動させて、原稿での反
射光をレンズ72でCCD73に結像し、コンタクトガ
ラス64上の原稿の画情報を読み取る。読み取り終了後
の原稿は、搬送ベルト58によって搬送され、排紙ロー
ラ59と加圧コロ60、さらに排紙センサ61を通って
排紙テーブル62へ排紙される。
【0019】図2において、オペレータは原稿をADF
19の原稿テーブル又はコンタクトガラス上にセットす
る。そして必要な情報、例えば宛先のファクシミリの電
話番号、原稿枚数、指定時刻等を操作部14から入力す
る。全ての入力が終了して操作部14のスタートキーを
押すと、図3に示すメモリ蓄積処理の第1実施例を開始
する。
【0020】図3において、ステップS10ではコンタ
クトガラス上の原稿をスキャナ部18で読み取り、ステ
ップS12で読み取った画情報をラインバッファ17に
セットする。次にステップS14でラインバッファ17
の画情報はDCR11に転送され、ここで圧縮される。
ステップS16で圧縮された画情報は画情報メモリ12
に転送されて蓄積される。この1連の動作はADF19
にセットされた全ての原稿に対して行われる。図4はメ
モリ蓄積処理における画情報の流れを表わしており、ス
キャナ部18からラインバッファ17を経て、その後、
DCR11から画情報メモリ12に至る。
【0021】上記画情報メモリ12に蓄積される圧縮さ
れた画情報についての管理情報は全てシステムメモリ1
3に記憶される。この管理情報のファイル構成を図5に
示す。図5において、ファイル管理ブロック31は、通
常送信、親展送信、中継送信、ポーリング待機、コピ
ー、メモファイル、送付票ファイル等を区別するファイ
ル種別、そのファイルが動作を開始する実行開始時間、
発呼宛先の先頭の宛先ファイルのアドレスを指す宛先フ
ァイルポインタ、送信する画情報の先頭頁を指すページ
ファイルポインタから構成されている。
【0022】宛先ファイル321 〜323 は、次の宛先
ファイルのアドレスを指すファイルポインタ、宛先の電
話番号、発呼回数、発呼結果から構成される。なお、末
尾の宛先ファイルのファイルポインタの値は終了を表わ
す「00」とされる。
【0023】ページファイル331 〜333 は、次のペ
ージファイルのアドレスを指すページファイルポイン
タ、原稿幅や線密度及び圧縮モード等がセットされるペ
ージ情報、画情報メモリ12における実際の画情報の先
頭アドレスを指す画情報ポインタとから構成される。
【0024】宛先ファイル321 〜323 は宛先が入力
されたときファクシミリ制御部16によって作成され、
ファイル管理ブロック31は操作部14のスタートキー
を押したときファクシミリ制御部16によって作成さ
れ、ページファイル331 〜333 は画情報を1頁蓄積
開始するときにファクシミリ制御部16によって作成さ
れ、画情報は原稿を1頁読み取ったときにファクシミリ
制御部16によって作成される。
【0025】図3について説明を続けるに、画情報を蓄
積すると、ファクシミリ制御部16は画情報メモリ12
のメモリ残量を計算する。メモリ容量は、画情報メモリ
12の有するメモリ容量から、図4の流れに従って蓄積
された画情報の情報量を減算することによって得る。勿
論、送信処理等が終了し、画情報が画情報メモリ12か
ら消去された場合には、消去された画情報の有する情報
量がメモリ残量に対して加算される。ファクシミリ制御
部16はステップS18で画情報メモリ12のメモリ容
量がオーバーしたか否かを判別し、メモリ容量があれば
ステップS20で原稿に次の頁があるか否かを判別し、
次の頁があればステップS10に戻ってステップS10
〜S20の処理を繰り返し、原稿の全頁を読み取り蓄積
して処理を終了する。このメモリ容量オーバーの閾値は
システム上で適宜設定でき、あるつ程度余裕を持って処
理する場合は画情報メモリ12の容量の10%を閾値と
し、メモリを無駄なく有効利用する場合には画情報メモ
リ12の容量の0%を閾値とする。
【0026】画情報メモリ12のメモリ容量がオーバー
するとDCR11はスキャナ部18の読み取りを中断さ
せ、ファクシミリ制御部16に画情報メモリ12のメモ
リ容量オーバーであることを通知する。これによりファ
クシミリ制御部16は蓄積開始時に作成された蓄積途中
のページファイル(例えば333 )を消去し、その直前
のページファイル(例えば332 )のページファイルポ
インタの値を一瞬的に最終頁を示す「00」に書き換え
る。また、スキャナ部18はブック型ADF19のコン
タクトガラスに載っている原稿の排出を禁止してそのま
まの状態を保つ。
【0027】更にファクシミリ制御部16はファイル管
理ブロック31に接続されている宛先ファイル及びペー
ジファイルを消去することなく保持し、ステップS18
からステップS22に進んで画情報メモリ12のメモリ
容量に空きが生じるのを待ち、ステップS24で画情報
メモリ12のメモリ残量を計算し、これが所定量以上か
否かを監視する。メモリ残量が所定量未満ならばステッ
プS22に進む。メモリ残量が所定量以上となるとステ
ップS10に進み、ファクシミリ制御部16はDCR1
1、画情報メモリ12、ラインバッファ17、スキャナ
部18を動作させる。この蓄積処理の再実行は新たにフ
ァイル管理ブロックを作成するのではなく、メモリオー
バーとなったファイル管理ブロックに対して実行する。
これにより、値が「00」となっているページファイル
ポインタ値が再び当初の値に書き換えられ、ステップS
10で読み取った頁のページファイルは、以前に蓄積し
た最終のページファイルに順次接続していく。これによ
って画情報メモリ12のメモリオーバー後も画情報の蓄
積を自動的に再開することができる。
【0028】ところで、画情報メモリ12に蓄積されて
いた画情報はCCU22の送信処理やプロッタ部20の
印刷処理、又はオペレータが操作部14から消去指示を
行うことにより消去され、画情報メモリ12に空きが発
生する。この消去方法としては次のようなものがある。
【0029】 図3のステップS18がYESとなっ
た時点でファイル管理ブロック31のファイル種別を参
照し、予めシステムメモリ13に登録されているファイ
ル種別に該当するものを強制的に送信或いは印刷処理す
る。
【0030】 逆に、強制処理の対象外となるファイ
ル種別を登録しておき、これ以外のファイル種別を有す
る画情報を送信或いは印刷処理する。
【0031】 図3のステップS18がYESとなっ
た時点で蓄積時間の長いファイルを強制的に消去する。
【0032】 図3のステップS18がYESとなっ
た時点でファイル管理ブロック31、宛先ファイル3
2、ページファイル33を参照し、現在画情報メモリ1
2内に蓄積されている画情報に関連する管理情報をパタ
ーンジェネレータ15でパターン変換して操作部14の
表示部に表示、或いは、プロッタ部20でレポートとし
て印刷する。この表示或いはレポートを見たオペレータ
が操作部14を操作して消去すべきファイルを指示す
る。
【0033】このように、画情報メモリ12がメモリオ
ーバーした場合にブック型スキャナの読み取り途中の原
稿を保持し、画情報メモリ12に空きができたときに保
持していた原稿の再読み取りを行って再び画情報メモリ
12に蓄積をするため、メモリオーバー後に設定情報を
入力しなおす必要がなくオペレータの手間を省くことが
できる。
【0034】図3の実施例では全てのファイル種別のフ
ァイルに対してメモリオーバー後、メモリ容量が回復し
たとき蓄積を再開しているが、蓄積を再開するファイル
種別を限定した実施例について説明する。
【0035】この場合、オペレータはシステム設定時に
メモリオーバー後の蓄積再開を行うファイル種別を登録
する。ファイル種別はシステムに1つだけ登録され、図
6に示す如く、通常送信、親展送信、中継送信、ポーリ
ング待機、コピー、メモリファイル、送信票ファイル、
等の各ファイル種別を1ビットに対応させ、各ビットに
“1”ONをセットすると蓄積再開、“0”オフをセッ
トすると蓄積再開しないと定義して、この蓄積再開ビッ
トマップ40をシステムメモリ13に登録しておく。
【0036】図7は蓄積処理の第2実施例のフローチャ
ートを示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。図7においてはステップS1
8とS22との間にステップS30〜S34が追加挿入
されている。
【0037】オペレータは宛先のファクシミリ番号等の
入力時にファイル種別を入力しておきこのファイル種別
はファイル管理ブロック31のファイル種別にセットさ
れる。セット方法は予め定義した値をセットする。例え
ば通常送信は1、親展送信は2、中継送信は3等であ
る。
【0038】図7のステップS18でメモリオーバーと
判別されるとステップS30に進み、ファクシミリ制御
部16はファイル管理ブロック31からファイル種別を
読み出し、ステップS32で蓄積再開ビットマップの上
記ファイル種別に対応するビットがオンか否かを判別す
る。
【0039】該当ビットがオフであればステップS34
に進んで、ファイル管理ブロック31に接続されている
宛先ファイル及びページファイルの情報を翻訳してパタ
ーンジェネレータ15でパターン変換し、ラインバッフ
ァ17からプロッタ部20に転送することにより、蓄積
されたファイルがメモリオーバーで消去されたことを示
す蓄積結果レポートを印刷し、上記ファイル管理ブロッ
ク31を消去して処理を終了する。
【0040】また、ステップS32で該当ビットがオン
の場合はステップS22に進み、画情報メモリ12のメ
モリ容量が回復したときに蓄積を再開する。
【0041】このように蓄積再開を行うファイル種別を
指定することにより、必要なファイルのみの蓄積再開が
可能となる。例えば、コピーは即時性を要するため、メ
モリを必要とする2部以上のコピーを取る場合も画情報
メモリ12が空くまで再実行を待ちたくない。このた
め、蓄積再開ビットマップのコピーに対応する第4ビッ
トはOFFを登録しておく。同様に画情報メモリ12を
ファイル保存用又はメイルボックスとして使用するドキ
ュメントバンク等のメモファイルは手動で消去するた
め、画情報メモリ12の残量が少ない場合はこのような
ファイルは蓄積したくないので、メモファイルも蓄積再
開ビットマップ上でOFFを登録しておく。これによっ
て、メモリオーバー後の蓄積再開が予め登録されたファ
イル種別に限られるため、メモリ容量が少ないときにコ
ピー等の即時性が要求される画情報や蓄積の必要性の低
い無駄な原稿が画情報メモリに蓄積されることを防止で
きる。
【0042】図8は直接送信処理のフローチャートを示
す。オペレータは送信原稿が1頁ならば、その原稿をA
DF19の原稿テーブル又はコンタクトガラス上にセッ
トし、操作部14の直接送信を選択する。その後、送信
する宛先を複数入力する。これにより入力された宛先は
宛先ファイルとしてファイル管理ブロックに接続され
る。この後、操作部14のスタートキーを押すと、ファ
クシミリ制御部16はDCR11、ラインバッファ1
7、スキャナ部18、CCU22を動作させて図8の処
理を開始する。
【0043】図8のステップS40ではファクシミリ制
御部16は1番目から順に宛先ファイルの宛先電話番号
をシステムメモリ13から読み出してステップS42で
この電話番号に発呼を行う。宛先が応答したら、ステッ
プS44でADF19の原稿テーブル上の原稿はコンタ
クトガラス上に移動し、コンタクトガラス上の原稿はそ
のままにしてスキャナ部18で画情報を読み取る。読み
取った画情報はラインバッファ17にセットされ、この
画情報はステップS48でDCR11により圧縮されて
CCU22に転送される。CCU22はステップS50
でそのデータを回線上に送出する。図9は直接送信にお
ける画情報の流れを表わしており、スキャナ部18から
ラインバッファ17を経て、その後、DCR11から直
接CCU22に至り、画情報メモリ12を経ることがな
い。CCU22はステップS52で宛先からの応答によ
り送信結果を判定し、ファクシミリ制御部16はこの送
信結果を宛先ファイルの発呼結果にセットしてシステム
メモリ13に格納する。
【0044】この後、ステップS52で伝送エラーによ
る宛先からのネガティブ信号(ITU−T〔旧CCIT
T〕勧告で定められたRTN〔Return To Negative: ト
レーニング否定信号〕等)の受信か否かを判別し、ネガ
ティブ信号の受信であればステップS44に進み、ファ
クシミリ制御部16は回線を解放することなく、再度ス
キャナ部18に原稿の読み取り指令を出し、CCU22
には原稿の再送を行うことを通知する。
【0045】ネガティブ信号の受信がなければステップ
S56に進み、ファクシミリ制御部16は次に発呼する
宛先が存在するか否かを判別し、これがあればコンタク
トガラス上の原稿を排出することなくステップS40に
進み、次の宛先に発呼を行う。次の宛先がなければコン
タクトガラス上の原稿を排出して送信を終了し、ファク
シミリ制御部16はシステムメモリ13からファイル管
理ブロック及び宛先ファイル及びページファイルを消去
する。
【0046】このように、直接送信を繰り返すことによ
り同報送信を行うことができ、画情報メモリに空きがな
いとき、空きができるのを待つ必要がなくなり、緊急時
の同報が可能となる。また、直接送信で送信エラーがあ
った場合に、その頁を自動的に再送でき、送信漏れのな
い確実な送信を行うことができ、エラーページのチェッ
クや再送信のための設定情報を入力しなおす必要がなく
なる。
【0047】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、画情報メモリがメモリオーバーした場合にブック
型スキャナの読み取り途中の原稿を保持し、画情報メモ
リに空きができたときに保持していた原稿の再読み取り
を行って再び画情報メモリに蓄積をするため、メモリオ
ーバー後に設定情報を入力しなおす必要がなくオペレー
タの手間を省くことができる。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、メ
モリオーバー後の蓄積再開が予め登録されたファイル種
別に限られるため、メモリ容量が少ないときにコピー等
の即時性が要求される画情報や蓄積の必要性の低い無駄
な原稿が画情報メモリに蓄積されることを防止できる。
【0049】また、請求項3に記載の発明によれば、直
接送信を繰り返すことにより同報送信を行うことがで
き、画情報メモリに空きがないとき、空きができるのを
待つ必要がなくなり、緊急時の同報が可能となる。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、直
接送信で送信エラーがあった場合に、その頁を自動的に
再送でき、送信漏れのない確実な送信を行うことがで
き、エラーページのチェックや再送信のための設定情報
を入力しなおす必要がなくなり、実用上きわめて有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明装置のブロック図である。
【図3】メモリ蓄積処理のフローチャートである。
【図4】メモリ送信時の画情報の流れを示す図である。
【図5】管理情報のファイル構成図である。
【図6】蓄積再開ビットマップを示す図である。
【図7】メモリ蓄積処理のフローチャートである。
【図8】直接送信処理のフローチャートである。
【図9】直接送信時の画情報の流れを示す図である。
【図10】ブック型ADFを使用したファクシミリ装置
の構造図である。
【符号の説明】
11 DCR 12 画情報メモリ(SAF) 13 システムメモリ 14 操作部 15 パターンジェネレータ 16 ファクシミリ制御部 17 ラインバッファ 18 スキャナ部 19 ブック型スキャナ 20 プロック部 21 給紙ユニット 22 CCU 23 モデム 24 NCU 64 コンタクトガラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブック型スキャナにより原稿の読み取り
    を行うファクシミリ装置において、 画情報を蓄積する画情報メモリの残量を計算する残量計
    算手段と、 上記画情報メモリの残量が所定値以下となったとき蓄積
    中の原稿頁の画情報を消去する消去手段と、 上記画情報メモリの残量が所定量以下となったとき、上
    記ブック型スキャナの読み取り途中の原稿を読み取り位
    置で保持し、画情報メモリが空くまで待機する待機手段
    と、 上記待機状態で画情報メモリに空きができたとき上記ブ
    ック型スキャナに保持していた原稿の先頭部分から1頁
    分の読み取り及び画情報の蓄積を再開する蓄積再開手段
    とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 蓄積再開を行う原稿のファイル種別を登録する登録手段
    と、 前記画像メモリの残量が所定値以下となったとき読み取
    り途中の原稿のファイル種別が上記登録手段に登録され
    ているか否かを判定して、登録されているときにだけ前
    記蓄積再開手段による画情報の蓄積を再開を許可するフ
    ァイル種別判定手段を有することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】 ブック型スキャナにより原稿の読み取り
    を行うファクシミリ装置において、 複数の宛先を記憶する宛先記憶手段と、 直接送信の際に上記宛先記憶手段に複数の宛先が記憶さ
    れているとき、各宛先毎に上記ブック型スキャナにセッ
    トされた原稿を読み取り位置に保持し続け、保持した原
    稿を読み取って直接送信を繰り返す繰り返し手段とを有
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 ブック型スキャナにより原稿の読み取り
    を行うファクシミリ装置において、 受信側からの応答信号に基き、送信エラーの有無を判別
    する判別手段を備え、 送信エラーが発生した場合には上記ブック型スキャナの
    読み取り位置に保持した原稿を読み取って再送し、送信
    エラーが発生しなかった場合には上記ブック型スキャナ
    の読み取り位置の原稿の排出を行うことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG86338A1 (en) * 1997-11-06 2002-02-19 Matsushita Graphic Communic Scanner
KR100472432B1 (ko) * 1997-07-14 2005-09-30 삼성전자주식회사 팩스데이터저장및송신방법
US8582143B2 (en) 2007-08-10 2013-11-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and control method

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