JP5183311B2 - 液吐出不良検出装置、およびインクジェット記録装置 - Google Patents

液吐出不良検出装置、およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

この発明は、インクジェット方式を用いて、用紙等の記録材に画像を記録するプリンタ、コピー、ファクシミリなどのインクジェット記録装置に関する。および、そのようなインクジェット記録装置などに設置して、インク滴等の液滴の曲がりや不吐出などの吐出不良を検出する液吐出不良検出装置に関する。
従来のインクジェットプリンタの中には、液滴としてのインク滴をヘッドノズル面から吐出するノズルヘッドが備えられ、そのノズルヘッドから吐出されるインク滴に向けて光を発する発光素子と、その発光素子が発した光を受光する受光素子とが備えられ、発光素子が発した光が、飛翔するインク滴に衝突するように設置して、受光素子の出力変化からインク滴の吐出不良を検出する液吐出不良検出装置が設けられているものがある。
この種のインクジェットプリンタでは、例えば図18(A)に示すように、ノズルヘッドのヘッドノズル面Hmのノズル穴Nxからインク滴b1が吐出される。その後、連続的に複数のインク滴b2、b3が吐出されて(図18(B)参照)、飛翔中に合体してやがて1つのインク滴Bとなる(図18(C)、(D)参照)。この際、インク滴Bに合体しなかったものがサテライトBsと呼ばれ、インク滴Bの後ろを飛翔している。このサテライトBsは、インク滴Bに比べ小さいことから、空気抵抗の影響を受けやすく、やがてインク滴Bの飛翔軌跡から外れて浮遊し始める(図18(E)、(F)参照)。この浮遊したサテライトBsをミストmと呼んでいる。
従来のインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置の中には、このようなミストmを積極的に除去する構成のものは存在しなかった。
特開2006‐137138号公報 特許第3520471号公報
ところが、浮遊したミストmが光ビームの光路内に入り込むと、ミストmによる散乱光が発生して、受光素子の出力に変動をきたし、液滴の吐出不良を正常に検出できないこととなる。また、浮遊しているミストmが光学系(レンズや受光素子)に付着し、発光素子の出力低下や受光素子の感度低下を招くおそれがあった。
そこで、この発明の第1の目的は、インクジェット記録装置などに備える液吐出不良検出装置において、吐出液滴から離れて浮遊するミストの影響を受けることなく、液滴の吐出不良を正常に検出できるようにするとともに、光学系へのミスト付着を防止して発光素子の出力低下や受光素子の感度低下を阻止し、同様に液滴の吐出不良を正常に検出できるようにすることにある。
ところで、従来、インクジェットプリンタなどでは、ノズルヘッドのノズル内にあるインクの粘度が高くなったとき、空吐出を行って、粘度が高くなったインクをノズル外に排出する一種のクリーニング機能を設けていた。この空吐出において吐出するインクの量は、液吐出不良検出時に吐出するインク滴の量に比べると、多くなることから、空吐出にともない発生するミストの量も大量となっていた。
そこで、この発明の第2の目的は、空吐出にともない発生する大量のミストに起因する液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着も有効に防止することにある。
この発明の第3の目的は、浮遊するミストが光ビームの光路内に入り込むことを確実に阻止して、液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することにある。
さて、吐出液滴から離れて浮遊するミストが、吐出液滴まわりの部品に付着して堆積すると、その堆積したミストが液滴の吐出を妨げたり、移動するノズルヘッドなどに触れてその動きを妨げたりする問題があった。
そこで、この発明の第4の目的は、堆積したミストが液滴の吐出を妨げたり、移動するノズルヘッドなどに触れてその動きを妨げたりすることなく、液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することにある。
この発明の第5の目的は、液吐出不良検出装置が備えられているインクジェット記録装置において、吐出液滴から離れて浮遊するミストの影響を受けることなく、液滴の吐出不良を正常に検出できるようにするとともに、光学系へのミスト付着の発生を防止して発光素子の出力低下や受光素子の感度低下を阻止し、同様に液滴の吐出不良を正常に検出できるようにすることにある。
このため、請求項1、2に係る発明は、光ビームを形成する光を発する半導体レーザ等の発光素子と、その発光素子が発した光を受光するフォトダイオード等の受光素子とが備えられ、光ビームが、飛翔する液滴に衝突するように設置して、受光素子の出力変化から液滴の吐出不良を検出する液吐出不良検出装置において、複数のノズル穴から吐出された液滴が通過するように液吐出不良検出用長孔があけられて、液滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止するミスト遮蔽板が設けられていることを特徴とする。
そして、発光素子から発した光を受光素子で受光する構成として、ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔を通過してきた吐出液滴に、発光素子から発して平行光とした光ビームを当てて、液滴吐出時におけるその受光素子の出力変化から液滴の吐出不良を検出する。このとき、吐出液滴が光ビームに衝突する手前に設けられているミスト遮蔽板で、吐出液滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止する。
また、請求項に係る発明にあっては、ミスト遮蔽板には、液吐出不良検出用長孔とは別に、空吐出用長孔があけられ、それらの長孔を通過した液滴が入り込む空間を仕切る仕切り板が設けられていることを特徴とする。
そして、空吐出を行うときは、吐出液滴を、液吐出不良検出用長孔とは別にあけた空吐出用長孔に通すようにする。このときも、吐出液滴から離れて浮遊するミストの通過をミスト遮蔽板で阻止するとともに、液吐出不良検出用長孔を通過した液滴が入り込む空間と空吐出用長孔を通過した液滴が入り込む空間とを仕切り板で仕切って、それらの空間内のミストが行き来しないようにする。
また、請求項に係る発明にあっては、ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔まわりを清掃するクリーニング手段が備えられていることを特徴とする。
そして、クリーニング手段により、ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用開口まわりを清掃する。
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載されている液吐出不良検出装置が備えられているインクジェット記録装置において、液滴としてインク滴をヘッドノズル面から吐出するノズルヘッドが備えられ、ミスト遮蔽板には、液吐出不良検出用長孔とは別に、空吐出用長孔があけられ、それらの長孔を通過した液滴が入り込む空間を仕切る仕切り板が設けられているとともに、液吐出不良検出用長孔に比し、空吐出用長孔がヘッドノズル面に接近して形成されていることを特徴とする。
そして、ノズルヘッドのヘッドノズル面からインク滴を吐出してミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔を通過し、その液吐出不良検出用長孔を通過してきた吐出液滴に、発光素子から発した光を平行光とした光ビームを当てて、発光素子から発した光ビームを受光素子で受光し、インク滴吐出時におけるその受光素子の出力変化からインク滴の吐出不良を検出する。このとき、吐出液滴が光ビームに衝突する手前に設けられているミスト遮蔽板で、吐出インク滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止する。
請求項1、2に係る発明によれば、発光素子から発した光を受光素子で受光する構成として、ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔を通過してきた吐出液滴に、発光素子から発して平行光とした光ビームを当てて、液滴吐出時におけるその受光素子の出力変化から液滴の吐出不良を検出するようにし、このとき吐出液滴が光ビームに衝突する手前に設けられているミスト遮蔽板で、吐出液滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止するので、インクジェット記録装置などに備える液吐出不良検出装置において、ミストの影響を受けることなく、液滴の吐出不良を正常に検出できるようにするとともに、光学系へのミスト付着を防止して発光素子の出力低下や受光素子の感度低下を阻止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、空吐出を行うときは、吐出液滴を、液吐出不良検出用長孔とは別にあけた空吐出用長孔に通すようにし、このとき吐出液滴から離れて浮遊するミストの通過をミスト遮蔽板で阻止するとともに、液吐出不良検出用長孔を通過した液滴が入り込む空間と空吐出用長孔を通過した液滴が入り込む空間とを仕切り板で仕切って、それらの空間内のミストを行き来しないようにするので、空吐出にともない発生する大量のミストに起因する液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、クリーニング手段により、ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔まわりを清掃するので、堆積したミストが液滴の飛翔を妨げたり、移動するノズルヘッドなどに触れてその動きを妨げたりすることなく、液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することができる。
請求項に係る発明によれば、発光素子から発した光を受光素子で受光する構成として、ノズルヘッドのヘッドノズル面からインク滴を吐出してミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔を通過し、その液吐出不良検出用長孔を通過してきた吐出液滴に、発光素子から発した光ビームを当てて、インク滴吐出時におけるその受光素子の出力変化からインク滴の吐出不良を検出するようにし、このとき吐出液滴が光ビームに衝突する手前に設けられているミスト遮蔽板で、吐出インク滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止するので、液吐出不良検出装置が備えられているインクジェット記録装置において、吐出液滴から離れて浮遊するミストの影響を受けることなく、液滴の吐出不良を正常に検出できるようにするとともに、光学系へのミスト付着を防止して発光素子の出力低下や受光素子の感度低下を阻止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、ミスト遮蔽板には、液吐出不良検出用長孔とは別に、空吐出用長孔があけられ、それらの長孔を通過した液滴が入り込む空間を仕切る仕切り板が設けられているとともに、液吐出不良検出用長孔に比し、空吐出用長孔がヘッドノズル面に接近して形成されているので、空吐出にともない発生する大量のミストに起因する液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着をより効果的に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1(A)にはこの発明による液吐出不良検出装置が備えられているインクジェットプリンタを正面から見て示し、(B)にはその一部を斜め上から見て示す。
図中符号10は、筐体である。筐体10の左右の側板11、12には、ガイドシャフト13とガイド板14とが平行に掛け渡して設けられている。それらガイドシャフト13とガイド板14で、キャリッジ15が支持される。キャリッジ15には、不図示の無端ベルトが取り付けられている。無端ベルトは、筐体10内の左右に設ける図示しない駆動プーリと従動プーリに掛けまわされる。そして、駆動プーリの回転とともに従動プーリを従動回転して無端ベルトを走行し、キャリッジ15が図1(A)中で矢示するごとく左右に移動自在に備えられている。
キャリッジ15には、イエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のノズルヘッド16y、16c、16m、16bがキャリッジ15の移動方向に並べて搭載される。各ノズルヘッド16は、下向きのノズル面に複数のノズル穴を直線状に並べてノズル穴列を有している。図示しないが、直線状のノズル穴列は、キャリッジ15の移動方向と直交する方向に設けられている。
そして、キャリッジ15が図示する右端のホームポジションにあるときには、各ノズルヘッド16が、筐体10内の底板17上に設置する単独回復装置18と対向されるようになっている。単独回復装置18は、液吐出不良検出装置20でインク滴吐出不良を検出したノズル穴からインクを吸い出し、インクジェットプリンタ自身で単独で液体吐出不良を回復する装置である。
液吐出不良検出装置20は、全体が直方体状のケース38内に収納されて筐体10内の底板17上に設置されており、単独回復装置18の隣りに設けられている。この液吐出不良検出装置20については、図2以下を用いて詳しくは説明する。
液吐出不良検出装置20に隣接する位置には、板状のプラテン22が設置される。そのプラテン22の背面側には、プラテン22上に記録媒体である用紙23を供給する給紙台24が斜めに立てて設けられている。また、図示省略するが、給紙台24上の用紙23をプラテン22上に送り出す給紙ローラが備えられている。さらには、プラテン22上の用紙23を矢示方向に搬送して正面側に排出する搬送ローラ25が設けられている。
筐体10内の底板17上には、さらに左端に駆動装置26が設置されている。駆動装置26は、不図示の給紙ローラや搬送ローラ25などを駆動するとともに、上述した駆動プーリを駆動することにより無端ベルトを走行してキャリッジ15を移動する。
そして、記録時は、駆動装置26で駆動して用紙23がプラテン22上に移動され、所定位置に位置決めされるとともに、キャリッジ15を移動して用紙23上を走査し、左方向に移動しながら4色のノズルヘッド16y、16c、16m、16bを用いて順にそれぞれのノズル穴からインク滴を吐出して用紙23上に画像が記録される。画像記録後、キャリッジ15が右方向に戻されるとともに、用紙23が図1(B)中の矢示方向に所定量搬送される。
次いで、再びキャリッジ15を左方向に移動しながら往路で4色のノズルヘッド16y、16c、16m、16bを用いて順にそれぞれのノズル穴からインク滴を吐出して用紙23上に画像が記録される。そして、同様に画像記録後、キャリッジ15が右方向に戻されるとともに、用紙23が(B)中の矢示方向に所定量搬送される。以下同様に繰り返し、1枚の用紙23上に画像が記録される。
図2には、図1に示すインクジェットプリンタに備える液吐出不良検出装置20を、ノズルヘッド16とともに示す。
図1に示すノズルヘッド16には、下向きにヘッドノズル面31が設けられている。ヘッドノズル面31には、複数のノズル穴N1、N2、………Nx、………Nnを直線的に並べてあけてノズル列が形成されている。各ノズル穴からは、選択的に液滴であるインク滴32が吐出される。
液吐出不良検出装置20は、ノズルヘッド16の各ノズル穴N1、N2、………Nx、………Nnからのインク滴32の吐出不良を検出する。図示液吐出不良検出装置20には、光を発する発光素子33、その発光素子33が発した光を平行光として光ビームLBを形成するコリメートレンズ34、発光素子33が発した光を受光するフォトダイオード等の受光素子35などが備えられている。
液吐出不良検出装置20は、光ビームLBが、ヘッドノズル面31から吐出して飛翔するインク滴32に衝突するように液吐出方向と交差する方向に向けて設置され、ヘッドノズル面31から一定距離離れた位置において、光ビームLBの光軸Lがノズル列と平行となるように設けられている。
一方、受光素子35は、断面楕円形状の光ビームLBのビーム径を外れた位置に受光面37が位置するように、この例では光ビームLBの光軸Lに対して角度θ開いた下方位置に配置されている。
そして、ヘッドノズル面31のノズルNxからインク滴32を吐出し、そのインク滴32に光ビームLBが衝突することにより散乱光Sを生じ、その散乱光Sのうち、特に前方散乱光S3が受光素子35の受光面37で受光されてその受光素子35の出力を電圧値(光出力値)として計測することにより受光データを得、受光素子35の出力変化から、インク滴32の吐出の有無、曲がりなどの液吐出不良が検出されるようになっている。
ところで、この例では、発光素子33として半導体レーザが使用されている。半導体レーザを使用した場合、垂直・水平方向にそれぞれ角度を持って発光する。一般的な半導体レーザでは、垂直・水平方向の角度は、それぞれ14°/30°となっている。このような光をコリメートレンズ34で平行光にした場合、図3に示すような、縦横比が異なる断面楕円形状となる。
図3には、光ビームLBのビーム径の長手方向の距離をX、短手方向の距離をYとするときのそれぞれX方向、Y方向における光強度分布を示す。これより、光強度は、光ビームLBの中心(光ビームLBの光軸L)で最も強く、縁に行くにしたがい低下するガウシアン分布となっていることが判る。
図4には、光ビームLBに対するインク滴32の衝突位置p、qをノズル穴Nx側から見て示す。図5には、その衝突位置p、qでインク滴32が光ビームLBに衝突したときの受光素子35の光出力波形を示す。
図4に示すようにx方向(光ビームLBの照射方向に対して直角な光ビームLBの径方向)のある位置(図中q位置)にインク滴32を吐出した場合、図3に示すように光ビームLBはガウシアン分布になっているため、真ん中に吐出したとき(図中p位置)に比べ、図5に示すように光出力値は低くなる(Vp>Vq)。また、光ビームLBの縁に行くにしたがい光出力値は低下する。
すなわち、ノズルヘッド16のノズル列が光ビームLBの光軸L上にある場合、正常吐出したインク滴32はそのまま鉛直方向に飛翔するためインク滴32は光ビームLBの中心p位置を通過する。しかし、曲がりが発生したインク滴32は、光ビームLBの中心から外れたq位置を通過する。また、不吐出のときは、インク滴32が吐出しないため、インク滴32は、光ビームLBを通過しない。
正常吐出したインク滴32は、光強度が最も高い光ビームLBの中心を通過するため、散乱光強度も高くなり、Vpの出力を得ることができる(図5中実線)。これに対し、曲がりが発生したインク滴32は、光ビームLBの中心から外れるため、出力はVq(<Vp)と低くなる(図5中破線)。また、不吐出の場合、インク滴32が光ビームLBを通過しないため、出力が得られない(図中一点鎖線)。この出力を見ることにより、インク滴32の不吐出や曲がりを検知することができる。ここで、インク滴32が光ビームLBを通過していないときでもVoの出力があるが、これは光ビームLBのフレア光が受光素子35内に入り込むためである。
さて、図1に示すインクジェットプリンタでは、同図に示すように、液吐出不良検出装置20を収納している直方体形状のケース38の上面がミスト遮蔽板40で被われている。ミスト遮蔽板40は、ケース38にねじ止め等で取り付けられて、ノズルヘッド16を液吐出不良検出位置としたとき、そのヘッドノズル面31と光ビームLBとの間に位置するようになっている。そして、そのミスト遮蔽板40には、複数のノズル穴N1、N2、………Nx、………Nnから吐出されたインク滴32は通過するが、インク滴32から離れて浮遊するミストmの通過は阻止するように、1つの長方形状の液吐出不良検出用長孔41があけられている。
図6には、図2に示す液吐出不良検出装置20を光ビームLBの照射方向から見て示す。この図では、発光素子33、コリメートレンズ34、受光素子35は省略してある。
まず、図示するように、液吐出不良検出用長孔41に合わせてノズルヘッド16が移動されて、ノズル穴Nxからインク滴32が吐出される。吐出されたインク滴32は、ミスト遮蔽板40の液吐出不良検出用長孔41を通過した後、光ビームLBに衝突して散乱光Sを発生し、インク滴32の散乱光Sのみを受光素子35で受光する。
ミスト遮蔽板40を設けることにより、インク滴32を吐出したときに発生するミストmをミスト遮蔽板40の光ビームLB側に浮遊しないようにしている。これにより、ミストmの影響を受けることなく、ミストmによる誤検出を無くしてインク滴の吐出不良を正常に検出できるようにするとともに、光学系へのミスト付着を防止して発光素子33の出力低下や受光素子35の感度低下を阻止し、同様にインク滴の吐出不良を正常に検出できるようにすることができる。
図7には、ミスト遮蔽板40の位置によるミストmの検知状況を示す。
横軸には、ノズルヘッド16とミスト遮蔽板40間の距離を、縦軸には、ミストmによる受光素子35の出力の変化量をとっている。この図7から、ミスト遮蔽板40をノズルヘッド16から離した時、出力の変化量が小さくなっていることがわかる。また、受光素子35の出力は、前述したように、ミストmが発生して、光ビームLBの光路上に浮遊すると上昇する。このとき、ミスト径が大きければ、散乱光強度も大きく、空気抵抗の影響を受けにくく、飛翔経路から外れる距離は小さくなる。反対に、ミスト径が小さければ、散乱光強度は小さいく、飛翔経路から外れる距離は大きくなる。
このことより、ミスト遮蔽板40を設置する場所により、ミストmが光ビームLBの光路上に侵入する割合は変化する。ミスト径が大きい場合、ノズルヘッド16とミスト遮蔽板40の距離を十分取っておかなければ、ミストmがミスト遮蔽板40の液吐出不良検出用長孔41を通過し、光ビームLBの光路内に入り込んでしまう。
以上より、ミスト遮蔽板40は、ヘッドノズル面31から離れた距離(例えば6mm付近)に配置しておけば、様々なミスト径に対してミストmが光ビームLBの光路内や光学系に進入することを阻止でき、光学系のミスト汚れや誤検知を防止することができる。また、例えば、中程度の径のミストのみが発生するとわかっていれば、ヘッドノズル面31からミスト遮蔽板40を4mm程度離した付近に設置し、小程度の径のミストのみが発生するとわかっていれば、ヘッドノズル面31からミスト遮蔽板40を2mm程度離した付近に設置することにより、液吐出不良検出装置20の高さ方向の寸法を小さくすることが可能となる。
図8は、中程度の径のミストの場合におけるヘッド‐ミスト遮蔽板間距離と液吐出不良検出用長孔41の長孔幅の関係を示している。この図8から、ミスト遮蔽板40の液吐出不良検出用長孔41の長孔幅を小さくすることによって、光学系のミスト汚れや誤検知を有効に防止することができることがわかる。例えば、ヘッドノズル面31からミスト遮蔽板40を4mmくらい離したときは、ノズルヘッド16の移動方向における長孔幅を2.5mm程度に、ヘッドノズル面31からミスト遮蔽板40を2mmくらい離したときは、長孔幅を0.5mm程度にするとよい。
上記では、中程度の径のミストのときについて述べたが、ミスト径が大の場合、飛翔経路から外れる距離は小さくなるため、長孔幅は小さく、0.1mm程度とする必要がある。反対に、ミスト径が小の場合、飛翔経路から外れる距離は大きくなるため、長孔幅は大きく、5.0mm程度とすることが好ましい。
ここで、液吐出不良検出用長孔41の長孔幅を決める際には、吐出の位置精度や取り付け精度、検知範囲などを考慮し、正常に吐出したインク滴32が光ビームLB上に吐出するようにしなければならない。例えば、検知範囲が±0.5mmの場合、吐出位置精度や取り付け位置精度などを考慮し、長孔幅は2.5mmくらいとする。この場合、ヘッド‐ミスト遮蔽板間距離を4mm程度にすれば、ミストによる光学系のミスト汚れや誤検知を防止することができる。
図9には、液吐出不良検出と空吐出を別のところで行う方法を示す。
ミスト遮蔽板40には、2つの長孔41、42を設けており、液吐出不良検出用長孔41とは別に、空吐出用長孔42があけられている。液吐出不良検出用長孔41の下方向は、その長孔41を通過したインク滴32が入り込む空間43となっており、その空間43を液吐出不良検出装置20の光ビームLBが横切っている。他方、空吐出用長孔42の下方向は、その長孔42を通過したインク滴32が入り込む空間44となっている。そして、これらの2つの空間43、44を仕切る仕切り板45が設けられており、例えば液吐出不良検出用の空間43から空吐出用の空間44の方へは移動できないようになっている。なお、図9において、点線で示すノズルヘッド16は、ミスト遮蔽板40に対してノズルヘッド16を移動して空吐出位置としたときの状態を示す。
ここで、空吐出とは、クリーニング機能の一つであり、ノズルヘッド16のノズル穴Nx内にある粘度が高くなったインクを外部に排出することである。空吐出時に吐出するインク滴32の量は、液吐出不良検出時に吐出するインク滴32に比べて多くなるため、空吐出時には、液吐出不良検出時よりも大量のミストmを発生する。
以下に、液吐出不良検出と空吐出の流れを示す。
例えば、ノズルヘッド16に不吐出やインク曲がりなどの液吐出不良が発生していないかを確認する場合は、ミスト遮蔽板40に対して、図中実線で示す液吐出不良検出位置にノズルヘッド16を移動させる。そして、インク滴32を吐出して液吐出不良検出装置20で検出し、液吐出不良が発生している場合には、クリーニング動作を行う。他方、空吐出を行う場合は、ミスト遮蔽板40に対して、図中点線で示す空吐出位置にノズルヘッド16を移動させる。そして、空吐出を行って、図示していない吸引キャップにより強制的にインクを吸引するとともにノズルヘッド16にインクを補充し、図示していないワイパによりヘッドノズル面31に付着しているインクをワイピングし、クリーニング動作を完了する。
以上のとおり、液吐出不良検出と空吐出とを行うところを分けることにより、図1に示すようなインクジェットプリンタにおいて、空吐出を行うとき、大量に発生したミストmによって、液不吐出検出装置20の光学系にミスト汚れが生ずる問題を解消することができる。
図10には、液吐出不良検出と空吐出を別のところで行う他例を示す。
この図10に示す例では、図9に示す例と同様に、ミスト遮蔽板40に、液吐出不良検出用長孔41とは別に、空吐出用長孔42があけられ、それらの長孔41、42を通過したインク滴32が入り込む空間43、44を仕切る仕切り板45が設けられている。ところが、図9に示す例では、両長孔41、42がヘッドノズル面31からほぼ等距離にあったが、この例では、液吐出不良検出用長孔41に比し、空吐出用長孔42がヘッドノズル面31に接近して形成されている。
図7より、ミスト遮蔽板40をノズルヘッド16に近付けたとき、出力の変化量が大きくなることがわかる。これは、ミストmとなる前のサテライトBsが液吐出不良検出用長孔41を通過し、光ビームLBの光路上に浮遊しているためである。そこで、ミスト遮蔽板40をノズルヘッド16に近付けることにより、空吐出時のミストmを積極的に下方向の空間44に取り入れることができ、液吐出不良検出装置20周辺や機体内部のミストmによるインク汚れを防ぐ効果がある。
図11には、液吐出不良検出用長孔41まわりに浮遊するミストmを吸引してミストmが光ビームLB内に入り込むことを阻止するミスト吸引手段50が備えられている例を示す。
この例では、吸引口51を有する吸引管52を設け、吸引口51を液吐出不良検出用長孔41付近、またはインク滴吐出場所であるノズル穴Nx付近に配置する。この状態でファン53をまわすことにより、吸引管52内を負圧として、吸引口51からミストmを吸引する。図11では、ミスト吸引手段50を、ミスト遮蔽板40のヘッドノズル面31側に取り付けているが、光ビームLB側に取り付けてもよい。
そして、ミスト吸引手段50により、液吐出不良検出装置20やその周辺など、液吐出不良検出用長孔41まわりに浮遊するミストmを吸引して、ミストmが光ビームLB内に入り込むことを防止する。これにより、浮遊するミストmが光ビームLBの光路内に入り込むことを確実に阻止して、液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することができる。
図12には、ミスト吸引手段50を用いた別の例を示す。
図9、10で液吐出不良検出と空吐出を別のところで行う方法を紹介した。この構成で、空吐出用長孔42の下方向の空間44を被い、カバー55にあけた開口にファン54を取り付ける。そして、このファン54を回して空間44内を負圧にすることにより、空吐出用長孔42を通して液吐出不良検出用長孔41まわりから空気を吸引することができる。これにより、インク吐出時に発生したミストmを液吐出不良検出装置20周辺や機体内部で浮遊させることなく、インク汚れを防止することができる。
図13には、図12に示す液吐出不良検出装置20で、空吐出用長孔42を用いて空吐出を行う場合を示す。
この空吐出を行うときには、ノズルヘッド16を図中点線位置まで移動する。そして、空間44を負圧にして空吐出時の大量のミストmを、空吐出用長孔42を通して吸引することにより、液吐出不良検出装置20やその周辺、機体内部で浮遊させることなく、インク汚れを防止することができる。
図14には、ミスト遮蔽板40より光ビームLB側で浮遊しているミストmを液吐出不良検出用長孔41から押し出してミストmが光ビームLB内に入り込むことを阻止するミスト送出手段56が備えられている例を示す。
図2に示したようなミスト遮蔽板40を有する液吐出不良検出装置20において、ミスト遮蔽板40の液吐出不良検出用長孔41より下方向の空間57をケース38で囲い、ケース38にあけた開口にファン58を取り付ける。そして、そのファン58を回して空間57内を正圧にすることにより、液吐出不良検出用長孔41から空気を排気することができる。これにより、インク吐出時に発生したミストmを空間57で浮遊させることなく、光学系のインク汚れを防止することができる。
また、図11の構成において、ファン53をまわし、吸引管52内を正圧にして、吸引口51から風を出し、ミストmを吹き飛ばすことによっても、浮遊するミストmが光ビームLBの光路内に入り込むことを確実に阻止して、液吐出不良の誤検出や光学系へのミスト付着の発生を有効に防止することができる。そして、風の下流にはミストmを捕獲できるシート、またはフィルタを設けることにより、液吐出不良検出装置20周辺や機体内部のミストmによるインク汚れを防ぐことができる。
また、図12、13の吸引の機能を持つものも、同様に排気の機能を持たせることによっても、液吐出不良検出装置20やその周辺、機体内部のミストmによるインク汚れを防ぐことができる。
図15には、ミストの給排気機能を持たせた一例を示す。
図12に示すような構成で空間43の側も囲み、仕切り板45にあけた開口にファン59を取り付ける。これにより、図中一点鎖線で示したように長孔42を通して空間44に吸気を行う一方、長孔41を通して空間43から排気を行うようにし、液吐出不良検出装置20やその周辺、機体内部のミストmによるインク汚れを防ぐことができる。
なお、図11〜15での吸引・排気は、インク滴32の吐出に影響を与えず、ミストmのみを移動する吸排気を行うことが望ましい。また、フィルタを取り付けることにより、ファン59へのインク付着や外部へのインク排出を防止することができる。
ところで、インクジェットプリンタを長時間使用すると、ミストmが堆積して、ミスト遮蔽板40上に図16に示すようなインク塊60ができる。このインク塊60が大きくなると、ヘッド方向に高くなって、ヘッドノズル面31が擦れるようになり、ノズル詰まりを引き起こしたり、ミストmの蓄積したものが液吐出不良検出用長孔41から落ちてインク滴32と間違え、誤検知したりするおそれがある。そこで、ミスト遮蔽板40上のインク塊60を除去するクリーニング手段61を備えることが好ましい。
図16には、ミスト遮蔽板40の液吐出不良検出用長孔41まわりを清掃するクリーニング手段61が備えられている例を示す。
クリーニング手段61は、図示するように、フレーム62でスクリュシャフト63が、その一端に接続されているモータ64により回転自在に支持されるようになっているとともに、そのスクリュシャフト63上にナット状移動体65が取り付けられてスクリュシャフト63の回転にともない左右に移動自在とされている。移動体65には、先端にワイパ66が取り付けられている支持杆67の基端が固定されている。
そして、モータ64が駆動されることにより、スクリュシャフト63が回転されて移動体65が左右に移動され、それにともないワイパ66がミスト遮蔽板40の上面に沿って移動されて液吐出不良検出用長孔41まわりが清掃されるようになっている。ワイパ66で除去したインク塊60は、液吐出不良検出用長孔41の下方向にある廃液タンク68と、ミスト遮蔽板40に隣接して設けられている廃液タンク69に溜まる。
上述したと同様に、図中符号33は発光素子、34はコリメートレンズ、35は受光素子である。また、70は光ビームLBを整形するアパーチャ、71は光ビームLBを減衰させる迷光処理機構である。
図17には、クリーニング手段61の他例を示す。
この例では、ミスト遮蔽板40に傾斜をつけることにより、そこに溜まるミストmが蓄積する前に傾斜に沿って下方向に流れるようにするものであり、ワイピング機構を必要としない簡易的な方法として有効である。そして、傾斜している面の下流に廃液タンク72を備えることにより、傾斜面を流れてくるインクを効率的に回収することができる。
上述した例では、インク滴32が光ビームLBと交わる時に発生する散乱光Sを受光素子35で受光して吐出不良を検出するタイプの液吐出不良検出装置20について述べた。しかし、液吐出不良検出装置は、このようなタイプのものに限らず、光ビームLBの光軸L上に受光素子を配置する構成として、インク滴が光ビームLBと交わった時に発生する影を検出するタイプの液吐出不良検出装置にも、同様に適用することができる。
なお、ノズルヘッド16の数が多いときには、液吐出不良検出装置20のミスト遮蔽板40に液吐出不良検出用長孔41を1つではなく2つ以上設けて、液吐出不良検出時に複数のノズルヘッド16の液吐出不良を同時に検出することができるようにするとよい。
(A)はこの発明による液吐出不良検出装置が備えられているインクジェットプリンタの正面図、(B)はその一部を斜め上から見て示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタに備える液吐出不良検出装置を、ノズルヘッドとともに示す図である。 図2に示す液吐出不良検出装置において、光ビームのビーム径の長手方向の距離をX、短手方向の距離をYとするときのそれぞれX方向、Y方向における光強度分布図である。 光ビームに対するインク滴の衝突位置p、qをノズル穴側から見て示す図である。 その衝突位置p、qでインク滴が光ビームに衝突したときの受光素子の光出力波形図である。 図2に示す液吐出不良検出装置を光ビームの照射方向から見て示す概略図である。 ノズルヘッドとミスト遮蔽板間の距離によるミストの検知状況を示す図である。 中程度の径のミストの場合における、ノズルヘッド‐ミスト遮蔽板間距離と液吐出不良検出用長孔の長孔幅との関係図である。 液吐出不良検出と空吐出を別のところで行う例を示す図である。 液吐出不良検出と空吐出を別のところで行う他例を示す図である。 液吐出不良検出用長孔まわりに浮遊するミストを吸引してミストが光ビーム内に入り込むことを阻止するミスト吸引手段が備えられている例を示す図である。 ミスト吸引手段を用いた別の例を示す図である。 図12に示す液吐出不良検出装置で、空吐出用長孔を用いて空吐出を行う場合を示す図である。 ミスト遮蔽板より光ビーム側で浮遊しているミストを液吐出不良検出用長孔から押し出してミストが光ビーム内に入り込むことを阻止するミスト送出手段が備えられている例を示す図である。 ミストの給排気機能を持たせた一例を示す図である。 ミスト遮蔽板の液吐出不良検出用長孔まわりを清掃するクリーニング手段が備えられている例を示す図である。 クリーニング手段が備えられている他例を示す図である。 (A)〜(F)は、インクジェットプリンタのインク滴吐出時において、ミストが発生する様子を示す図である。
符号の説明
16 ノズルヘッド
20 液吐出不良検出装置
31 ヘッドノズル面
32 インク滴(液滴)
33 発光素子
34 コリメートレンズ
35 受光素子
37 受光面
38 ケース
40 ミスト遮蔽板
41 液吐出不良検出用長孔
42 空吐出用長孔
43 液吐出不良検出用の空間
44 空吐出用の空間
45 仕切り板
50 ミスト吸引手段
54 ファン
56 ミスト送出手段
57 空間
58 ファン
59 ファン
60 インク塊
61 クリーニング手段
LB 光ビーム
L 光ビームの光軸
N1、N2、………Nx、………Nn ノズル
S 散乱光
m ミスト

Claims (3)

  1. 光ビームを形成する光を発する発光素子と、その発光素子が発した光を受光する受光素子とが備えられ、前記光ビームが、飛翔する液滴に衝突するように設置して、前記受光素子の出力変化から前記液滴の吐出不良を検出する液吐出不良検出装置において、
    複数のノズル穴から吐出された液滴が通過するように液吐出不良検出用長孔があけられて、前記液滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止するミスト遮蔽板が設けられ、
    前記ミスト遮蔽板には、前記液吐出不良検出用長孔とは別に、空吐出用長孔があけられ、それらの長孔を通過した液滴が入り込む空間を仕切る仕切り板が設けられていることを特徴とする液吐出不良検出装置。
  2. 光ビームを形成する光を発する発光素子と、その発光素子が発した光を受光する受光素子とが備えられ、前記光ビームが、飛翔する液滴に衝突するように設置して、前記受光素子の出力変化から前記液滴の吐出不良を検出する液吐出不良検出装置において、
    複数のノズル穴から吐出された液滴が通過するように液吐出不良検出用長孔があけられて、前記液滴から離れて浮遊するミストの通過を阻止するミスト遮蔽板が設けられ、
    前記ミスト遮蔽板の前記液吐出不良検出用長孔まわりを清掃するクリーニング手段が備えられていることを特徴とする液吐出不良検出装置。
  3. 液滴としてインク滴を前記ヘッドノズル面から吐出するノズルヘッドが備えられ、
    請求項1または2に記載されている液吐出不良検出装置が設けられ、
    前記ミスト遮蔽板には、前記液吐出不良検出用長孔とは別に、空吐出用長孔があけられ、それらの長孔を通過した液滴が入り込む空間を仕切る仕切り板が設けられているとともに、前記液吐出不良検出用長孔に比し、前記空吐出用長孔が前記ヘッドノズル面に接近して形成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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