JP5182780B2 - 封止装置及び封止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、気密容器の内部を所定の圧力状態で封止する封止装置及び該封止装置を用いた封止方法に関する。
従来より、気密容器の内部を真空状態などの所定の圧力状態にして該容器の封止部位を封止するためには、気密容器に真空バルブを設けたり、封止部位をピンチオフで封止するなどの方法がある。例えば、図10に示すのは、水素メーザ周波数標準器(以下、「水素メーザ」と省略する)における封止部位であり、水素メーザ本体200(気密容器)に真空バルブ201による封止がなされている。このような真空バルブ201による封止方法は、図に示すように、水素メーザ本体200の封止部位に真空バルブ201が設けられ、真空バルブ201の排気口202と図示しない真空ポンプとが接続されて本体200内部を排気し、真空状態となったところでバルブ201を閉じて封止する。
また、ピンチオフによる封止方法は、気密容器の内部を真空状態にして該容器に設けられた金属製のパイプを専用工具で機械的に潰してパイプの内周面を圧接させて封止し、同時に加圧して封止部分を残して切断する。
さらに、気密容器の内部に流体(気体)を導入して所定の圧力状態にして該容器の封止部位を封止する場合にもピンチオフによる封止方法が用いられ、例えば、下記特許文献1における封止部位にもピンチオフが用いられていることが開示されている。これによれば、バルブ(真空容器)のステムに真空ポンプなどの排気系と連結する機能を有する金属排気管が設けられ、金属排気管が排気系に連結されるとバルブ内部が真空状態にされるとともに、バルブ内部にアルカリ金属蒸気が導入される。そして、排気系から金属排気管にかけて冷間圧接(常温下での圧接)で切断する。
特開平5−290793号公報
しかしながら、上述したような封止方法では、真空バルブを用いた場合、真空バルブが比較的大型で、重量があり、価格的にも高価なことから、1つの装置(気密容器)に対して多数使用することが困難となり、民生機器への利用が制限されるなどの問題がある。また、図10に示すように、水素メーザの封止に真空バルブ201を用いた場合、この水素メーザは、本体200をできるだけ軽量に構成しなければならないため、重量のある真空バルブ201は不適当である。さらに、水素メーザ本体200から真空バルブ201が突出した形状をなしていることから、激しい機械的振動などに対して強度的に弱いなどの問題がある。
また、ピンチオフによる封止の場合は、上記真空バルブと比べて、価格的にも安く、振動などに対する強度面にも問題ないが、封止パイプを機械的に圧接させて封止するため、封止部分の性能にばらつきがあり、安定した封止性能が得られないことが多い。これにより、ピンチオフを上記水素メーザのような高い性能を必要とする封止に用いると事故につながる虞があり、信頼性に欠ける。さらに、ピンチオフによる封止方法では、一度封止した封止部分の再開封が困難である。また、たとえ開封できたとしても再度封止に用いることは不可能である。
なお、上記特許文献1に開示されている封止部位に関しても上述したピンチオフと同様の問題が発生する。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、封止した気密容器を小型且つ軽量に構成でき、ピンチオフが持つ軽便さ、価格的な安さ、振動に対する強度を維持しながら真空バルブと同等の高い封止性能を実現でき、また、一度封止しても再開封が容易にできる封止装置及び封止方法を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の封止装置は、開口4を有する封止ポート3が設けられた気密容器2の内部を所定の圧力状態で封止するための封止装置1であって、
前記封止ポート3に気密に取り付けられ、内部空間を有し、前記内部空間を介して前記気密容器2の内部に又は内部から流体を移送するための移送手段と接続させる移送口14が設けられたケーシング10と
前記ケーシング10の内部に設けられ、前記封止ポート3の前記開口4を封止する略フランジ状に形成された封止部材30と
前記ケーシング10の内部において前記封止部材30を着脱自在に保持し、且つ前記ケーシング10の外側から操作可能に構成され、前記封止ポート3に前記封止部材30を取り付ける取付手段40と、を具備し、
前記封止部材30と前記封止ポート3の間にガスケット34が介設され、前記封止部材30には該封止部材30を前記封止ポート3に固定させるための固定ボルト37が取り付けられた封止装置1において、
前記取付手段40が、前記ケーシング10の内部から外部にかけて該ケーシング10の後端部16を貫通して設けられるとともにその貫通部分が気密に保たれ、前記ケーシング10の内部において先端部により前記封止部材30を保持するためのガイドシャフト42を有し、前記封止部材30を前記封止ポート3に押し付ける押付手段41と、
前記ケーシング10の内部から外部にかけて該ケーシング10の後端部16を貫通して設けられるとともにその貫通部分が気密に保たれ、前記ケーシング10の内部において先端部が前記固定ボルト37と連結される締付けシャフト71とを有し、前記封止部材30を前記封止ポート3に固定する固定手段70と、を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、封止ポート3にケーシング10が気密に取り付けられ、且つケーシング10の移送口14が移送手段と接続されることから、気密容器2の内部からケーシング10の内部にかけて気密状態となり、流体の圧力状態を均一にすることが可能となる。そして、ケーシング10の外部から取付手段40を操作してケーシング10の内部にて封止部材30を封止ポート3に取り付けるため、気密容器2の内部を所定の圧力状態で封止することが容易となる。また、封止部材30は取付手段40に着脱自在に保持されており、封止後、気密容器2には封止部材30のみが残る構成となる。
また、このような構成によれば、封止部材30を封止ポート3に取り付ける際、封止部材30が封止ポート3の上面に対し平行に押し付けられた状態で保持されるため、封止部材30を常に正しい位置に固定することができる。これにより、封止部材30と封止ポート3の間に介設されるガスケット34を均等に潰すことができ、封止部材30を封止ポート3上面に対して平行に密着させることが可能となる。したがって、封止部材30による封止がより確実となる。
さらに、ガイドシャフト42及び締付けシャフト71がケーシング10の外部に突出しており、これらをケーシング10の外部から操作して封止部材30を封止ポート3に取り付けることから、気密容器2の内部を所定の圧力状態としたままでの封止が容易となる。
請求項記載の封止装置は、前記ガイドシャフト42が、前記ケーシング10の外部において該ガイドシャフト42の後端部と同軸的に連結された送りネジ56の回転操作に連動して直動し、更に、該ガイドシャフト42の直動が直動補助機構20に補助されていることを特徴とする。
このような構成によれば、送りネジ56を回転させることでガイドシャフト42が直動することから、封止部材30を直線的に進退させることが可能となる。さらに、ガイドシャフト42の直動が、直動補助機構20に補助されることで円滑になる。
請求項記載の封止方法は、気密容器2に設けられた封止ポート3に、内部空間を有し、且つ該内部空間を介して前記気密容器2の内部に又は内部から流体を移送するための移送手段が接続されるケーシング10を気密に取り付け、
前記ケーシング10の内部を前記移送手段によって所定の圧力状態にしてから
前記ケーシング10の後端部16を気密状態で貫通した取付手段40の押付手段41を用いて、前記ケーシング10の内部にて前記押付手段41の先端部に保持した封止部材30を前記封止ポート3に押し付け、前記ケーシング10の後端部16を気密状態で貫通した前記取付手段40の固定手段70を用いて、前記ケーシング10の内部にて前記固定手段70の先端部を、前記封止部材30を前記封止ポート3に固定させる固定ボルト37に連結して、該固定ボルト37を回転固定して前記封止ポート3の開口4を封止し、
しかる後に、前記封止部材30を残したまま前記ケーシング10を前記封止ポート3から取り外すことを特徴とする。
このような構成によれば、気密容器2の内部を所定の圧力状態にしてから封止部材30,110を封止ポート3に取り付けることが容易となる。また、封止後、気密容器2には封止部材30,110のみが残る構成となる。
本発明による請求項1記載の封止装置によれば、封止ポートにケーシングが気密に取り付けられ、且つケーシングの移送口が移送手段と接続されることから、気密容器の内部からケーシングの内部にかけて気密状態となり、流体の圧力状態を均一にすることが可能となる。そして、ケーシングの外部から取付手段を操作して、ケーシングの内部にて封止部材を封止ポートに取り付けるため、気密容器の内部を所定の圧力状態で封止することが容易となる。また、封止後、気密容器には封止部材のみが残ることとなり、封止された気密容器を小型且つ軽量に構成できる。さらに、気密容器の封止には封止部材のコストのみで済むことから価格的に安くなる。また、気密容器からの突出が少ないため、振動に対する強度が増し、例えば、水素メーザ周波数標準器などの封止にも利用することができる。
また、請求項記載の封止装置によれば、封止部材が封止ポートの開口に嵌入されるため、封止部材による封止がより確実となる。さらに、封止部材と封止ポートの間にガスケットが介設されることにより、封止部材の開口に接する面と封止ポート上面との間が気密になり、上記同様に、封止部材による封止がより確実となる。この結果、高い封止性能を得ることができる。また、封止部材は固定ボルトによって固定されるため、封止した封止部材を取り外すことができる。つまり、封止後の再開封が可能となり、取り外した封止部材を再度封止に使用することも可能となる。
さらに、請求項記載の封止装置によれば、封止部材が封止ポートに押し付けられた状態で保持されるため、封止部材を常に正しい位置に固定することができる。これにより、固定ボルトを均等に締め付けることが可能となり、封止部材を封止ポート上面に対して平行に押し付け密着させることができる。したがって、封止部材による封止がより確実となり、高い封止性能を得ることができる。また、ガイドシャフト及び締付けシャフトをケーシングの外部から操作して、封止部材を封止ポートに取り付けることから、気密容器の内部を所定の圧力状態で封止することが容易となる。
また、請求項記載の封止装置によれば、送りネジを回転させることでガイドシャフトが直動し、封止部材を直線的に進退させることができる。さらに、ガイドシャフトの直動が、直動補助機構に補助されることで円滑になる。
さらに、請求項記載の封止方法によれば、気密容器の内部を所定の圧力状態にしてから封止部材を封止ポートに取り付けることが容易となる。また、封止後、気密容器には封止部材のみが残ることから、封止された気密容器を小型且つ軽量に構成できる。さらに、例えば、気密容器に封止ポートが多数存在しても、封止部材のみを封止ポートの数だけ準備して、その他は使い回すことができる。この結果、価格的に安くなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1(a)は本発明による封止装置の一実施の形態を気密容器に取り付けた状態を示す正面図、(b)は同平面図、図2(a)は同実施の形態で気密容器を封止した状態を示す正面図、(b)は同平面図、図3は同実施の形態の正断面図、図4はA−A矢視図、図5はB−B矢視図である。
本発明の封止装置1は、図1に示すように、気密容器2の封止部位に取り付け、後述する移送手段で該気密容器2の内部の流体を所定の圧力状態にして封止する装置(治具)である。また、気密容器2の封止が完了すると、図2に示すように、気密容器2に後述する封止部材のみを残して封止部位から封止装置1を取り外す。本実施の形態では、封止装置は、気密容器2の内部を真空状態にして封止する真空封止装置1としている。
まず最初に、この真空封止装置1を用いて封止する気密容器2について説明する。
図3に示すように、気密容器2は、内部に気密空間が形成されている。また、気密容器2の外面には、前記内部の空間に通じる略円形の開口4を有する封止ポート3が僅かに突出して設けられている。この封止ポート3は、開口4が略中央に位置する略円筒状に形成され、開口4の外周には後述する固定ボルトが取り付けられる固定孔5が設けられている。これら封止ポート3及び開口4は、気密容器2の封止部位を構成している。なお、気密容器2としては、真空封止を必要とする様々なものがあるが、例えば、高い封止性能が要求される水素メーザ周波数標準器などでもよい。
次に、気密容器2の内部の流体(気体・液体)を所定の圧力状態にするための移送手段について説明する。前述した移送手段(図示しない)は、気密容器2の内部に流体を供給したり、又は、気密容器2の内部から流体を排出するものであり、本実施の形態では、気密容器2の内部を排気して真空状態にするために真空ポンプが使用されている。
この真空封止装置1は、主要な構成要素として、ケーシング10と、封止部材30と、取付手段40とで大略構成されている。
図3に示すように、ケーシング10は、胴部11と、蓋部16とで略構成されている。
図3〜5に示すように、胴部11は、大円筒部材の前部及び後部軸端がそれぞれ略フランジ状に形成されてなり、また、両軸端は前部フランジ12及び後部フランジ13を形成している。さらに、胴部11の外周面の所定位置には、略円筒形状をなし、その軸端がフランジ状に形成された排気口14(移送口)が、胴部11の軸方向と直交して設けられている。なお、この排気口14は、移送手段としての真空ポンプとベローズ接続管15を介して接続される。
蓋部16は、円筒部17の中途部分が、前記胴部11の後部フランジ13と略同等の径の略フランジ状に形成されてなり、このフランジ18が、胴部11の後部フランジ13と軸方向に連結されている。これら胴部11の後部フランジ13と蓋部16のフランジ17との密着面にはOリング19が設けられ、後部フランジ13とフランジ18との連結部分を気密にしている。さらに、蓋部16の円筒部17内には、ボールベアリングが配設され、後述するガイドシャフトの軸方向の直動を補助して円滑にする直動補助機構20を構成している。
また、上述した胴部11と蓋部16とで、前記ケーシング10の内部空間を形成している。そして、胴部11の先端部は、前記封止ポート3が嵌入される開口部となり、蓋部16は、ケーシング10の後端部となっている。なお、開口部の内周面にはOリング21が設けられ、ケーシング10を封止ポート3に取り付けた際、その取り付け部分を気密にする。
図3に示すように、前述した封止部材30は、前記封止ポート3の開口4と嵌入可能な略円形の凸部31の後部軸端が略フランジ状に形成されてなる。また、封止部材30の後端面の略中央には略円形の凹部32が設けられている。さらに、先端面における凸部31の外周には、この凸部31を囲んで凹溝33が形成され、さらに、この凹溝33内には、ガスケットとしての金属製のCリング34が設けられている。Cリング34は、その開口に、凹溝33内の外側の内壁に突設された保持板35が嵌まり込むことで保持される。なお、このCリング34は、封止部材30・封止ポート3間を気密に保持するために設けられており、封止部材30と封止ポート3の間に介設されていればよい。したがって、Cリング34が封止ポート3の上面に設けられてもよい。また、図2(b)に示すように、封止部材30の後端面における周縁近傍には挿通孔36(図4参照)が設けられ、上面に六角凹部38(図3参照)が形成された固定ボルト37が複数(図中6個)挿通させて取り付けられている。なお、これら固定ボルト37は、封止部材30の後端面から先端面にかけて貫通している。
図3に示すように、取付手段40は、押付手段41と、固定手段70とで略構成されている。
また、図3に示すように、押付手段41は、前述したガイドシャフト42と、連結手段46と、送り機構52とで略構成されている。
ガイドシャフト42は、軸体からなり、この軸体の先端部に、軸方向に直交して貫通孔43が設けられ、貫通孔43の後方にフランジ44が設けられている。フランジ44の後面側と前記蓋部16の円筒部17の前面側との間には、ガイドシャフト42の周囲を被覆してベローズ接続管45が設けられ、ベローズ接続管45の両端部は、それぞれフランジ44及び蓋部16の円筒部17に気密に取り付けられている。なお、ガイドシャフト42は、上述したように、前記ケーシング10の直動補助機構20に挿通されて軸方向に直動できる構成となっている。また、ガイドシャフト42の後端部は、このガイドシャフト42を軸方向に直動させるための後述する送り機構と連結されている。さらに、ガイドシャフト42の先端部は、連結手段46を介して前記封止部材30と連結されている。
連結手段46は、前記ガイドシャフト42の貫通孔43と、連結部材47と、連結ボルト51とで構成されている。
連結部材47は、略円形ブロック状に形成され、先端面の略中央に前記封止部材30の凹部32に挿入可能な突起部48が設けられ、後端面の略中央に前記ガイドシャフト42の先端部が挿入される凹部49が設けられている。また、この連結部材47には、軸方向に直交するとともに、後端面の凹部49内面を貫通して取付孔50が設けられている。なお、連結部材47は、予め、ボルトなどで封止部材30の後端面に取り付けられる。そして、連結手段46は、封止部材30に取り付けられた連結部材47の凹部49に前記ガイドシャフト42の先端部が挿入され、ガイドシャフト42の貫通孔43と連結部材47の取付孔50とを連通させて連結ボルト51で連結固定される。これにより、ガイドシャフト42の先端部に封止部材30が保持される。
図3に示すように、送り機構52は、送りガイドシャフト53と、送りネジ56と、第1〜第3ガイドステージ54,59,61とで略構成されている。
図5に示すように、送りガイドシャフト53は、前記ケーシング10の後端部16の周縁近傍から同軸方向に複数(図中6本)設けられている。図3に示すように、送りガイドシャフト53の後端部には、略中央に雌ネジ部55が設けられた略フランジ状の第1ガイドステージ54が固設されている。この第1ガイドステージ54の雌ネジ部55には、先端部57が略フランジ状に形成された送りネジ56が挿通される。また、送りネジ56の後端部には、トルクレンチWと連結される六角柱状のレンチ取付部58が設けられている。送りネジ56は、先端部57が略中央に回転可能に収納されるとともに、その先端面と面接触しているフラットプレート60が設けられた第2ガイドステージ59と連動連結されている。さらに、第2ガイドステージ59は、第3ガイドステージ61と連結されている。第3ガイドステージ61は、略円盤状に形成され、周縁近傍に送りガイドシャフト53が挿通される挿通孔62が形成され、また、第3ガイドステージの略中央には前記ガイドシャフト42の後端部が連結されている。
ここで、送り機構52の動作について説明する。
送りネジ56のレンチ取付部58をトルクレンチWで回転させると、送りネジ56は回転しながら前進移動し、先端部57の先端面がフラットプレート60を押して第2ガイドステージ59を前進移動させる。そして、第2ガイドステージ59の移動に連動して第3ガイドステージ61(及びガイドシャフト42)が前進移動する。また、トルクレンチWを逆方向に回転させると、送りネジ56は回転しながら後退移動し、先端部57が第2ガイドステージ59を引き寄せて後退移動させる。そして、第2ガイドステージ59の移動に連動して第3ガイドステージ61(及びガイドシャフト42)が後退移動する。
図3〜5に示すように、固定手段70は、先端部に前記封止部材30の固定ボルト37の六角凹部38内に嵌入して連結される六角柱状の六角凸部72が設けられ、後端部に六角柱状の摘み部73が設けられている複数(図中6本)の締付けシャフト71からなる。これら複数の締付けシャフト71は、前記ケーシング10の後端部16(蓋部)を貫通して設けられるとともに、それぞれの貫通部分にはOリング74が設けられ、各貫通部分を気密にしている。
この実施の形態によれば、封止ポート3にケーシング10が気密に取り付けられ、且つケーシング10の排気口14が真空ポンプと接続されることから、気密容器2の内部からケーシング10の内部にかけて気密状態となり、気密容器2及びケーシング10の内部を真空状態にすることが可能となる。そして、ケーシング10の外部からガイドシャフト42及び締付けシャフト71を操作してケーシング10の内部にて封止部材30を封止ポート3に取り付けるため、気密容器2の内部を真空状態で封止することが容易となる。また、封止部材30はガイドシャフト42に連結手段46によって着脱自在に保持されており、封止後、気密容器2には封止部材30のみが残る構成となる。なお、連結手段46は、部品として無くてもよく、封止部材30と一体で作ることも可能である。
また、封止部材30の凸部31が封止ポート3の開口4に嵌入されるため、封止部材30による封止がより確実となる。また、凸部31の外周にCリング34が設けられ、封止ポート3上面との間でCリング34が潰れて気密になる。これにより、上記同様に、封止部材30による封止がより確実となる。さらに、封止部材30は固定ボルト37で封止ポート3に固定されるため、一度封止した封止部材30を取り外すことが可能となる。
さらに、封止部材30を封止ポート3に取り付ける際、封止部材30はガイドシャフト42によって封止ポート3に押し付けられた状態で保持され、封止部材30を常に正しい位置に固定可能となる。これにより、締付けシャフト71での微調整が可能となり、固定ボルト37を均等に締め付けることができるようになる。したがって、封止部材30のCリング34を均等に潰すことができ、封止部材30を封止ポート3上面に平行に密着させることが可能となる。この結果、封止部材30による封止がより確実となる。さらに、ガイドシャフト42及び締付けシャフト71をケーシング10の外部から操作して、封止部材30を封止ポート3に取り付けることから、気密容器2の内部を真空状態としたままでの封止が容易となる。
また、送りネジ56を回転させることでガイドシャフト42が直動することから、封止部材30を直線的に進退させることが可能となる。さらに、ガイドシャフト42の直動が、直動補助機構20に補助されることで円滑になる。
なお、上述した実施の形態では、封止装置1(真空封止装置)は、真空ポンプによって気密容器2の内部を排気し、該容器2の内部を真空状態にして封止したが、これに限定せず、気密容器2の内部に流体(気体・液体)を導入して所定の圧力状態で封止することに使用することもできる。この場合、封止装置1には、気密容器2の内部に流体を導入するための流体供給用ポンプが接続される。
ここから、図3及び図6〜9を参照して本実施の形態の真空封止装置1を用いて気密容器2の内部を真空状態で封止する封止方法について説明する。
図6〜8は本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図、図9は同実施の形態で気密容器を封止した状態を示す側断面図である。
第1工程
まず、封止部材30をケーシング10の内部で取付手段40(押付手段41及び固定手段70)に取り付ける。
この工程では、予め、連結部材47をボルトなどで取り付けるとともに、固定ボルト37を挿通孔36に取り付けた封止部材30を、ケーシング10の開口部から内部に挿入する。そして、ケーシング10の内部において、連結部材47の凹部49に押付手段41のガイドシャフト42の先端部を挿通させた後、ケーシング10の排気口14から連結ボルト51を取り付けて封止部材30及びガイドシャフト42を連結させる。それと同時に、固定ボルト37の六角凹部38を固定手段70の締付けシャフト71の六角凸部72と連結させる。
第2工程
次に、図3に示すように、ケーシング10を封止ポート3に取り付け、更に、気密容器2の内部を真空状態にする。
この工程では、ケーシング10を封止ポート3に気密に取り付け、ケーシング10の排気口14に真空ポンプから延びるベローズ接続管45を接続する。そして、真空ポンプを稼動させてケーシング10の内部を介して気密容器2の内部を排気して真空状態にする。
第3工程
次に、図6に示すように、ケーシング10の内部において封止部材30で封止ポート3(開口4)を封止する。
この工程では、送りネジ52のレンチ取付部58をトルクレンチWで回転させて第2,第3ガイドステージ59,61を介してガイドシャフト42を前進移動(直動)させる。そして、封止部材30の凸部31を封止ポート3の開口4に嵌入させる。このとき、封止部材30の凸部31は、封止部材30を封止ポート3に正確に取り付けるためのガイドの役割を果たす。その後、各締付けシャフト71の摘み部73をレンチなどで回し、この締付けシャフト71に連結された固定ボルト37を回転させて固定する。このとき、封止部材30が所定位置に保持されているため、各締付けシャフト71を微調整しながら回して封止部材30のCリング34を均一に潰して固定することができる。これにより、封止部材30は封止ポート3の開口4を確実に封止する。
第4工程
次に、図7に示すように、封止部材30とガイドシャフト42との連結を解除する。
この工程では、連結手段46を構成している連結ボルト51を、ケーシング10の排気口14から取り外す。
第5工程
次に、図8に示すように、封止部材30及び連結部材47を残して真空封止装置1を封止ポート3から取り外す。
この工程では、連結部材47が取り付けられている封止部材30を残して、真空封止装置1を封止ポート3から矢線方向に引き離して取り外す。
第6工程
最後に、図9に示すように、封止部材30から連結部材47を取り外す。
この工程では、封止部材30にボルトなどで固定されている連結部材47を取り外す。なお、封止ポート3の開封は、封止部材30を封止ポート3に固定している固定ボルト37を取り外すだけでよく、取り外した封止部材30を再度封止に使用することも可能である。
このような封止方法によれば、気密容器2の内部を真空状態にして封止ポート3を封止することが容易となる。また、封止後、気密容器2には封止部材30のみが残ることから、封止された気密容器2を小型且つ軽量に構成できる。さらに、例えば、気密容器2に封止ポート3が多数存在しても、封止部材30のみを封止ポート3の数だけ準備して、その他は使い回すことができる。
なお、上述した実施の形態は、第2工程は、気密容器2の内部を真空状態にして封止する工程としたが、真空ポンプに代えて流体供給用ポンプを使用することで気密容器2の内部に流体(気体・液体)を導入して所定の圧力状態で封止することが可能となる。この場合、第2工程において、ケーシング10の排気口14(移送口)に流体供給用ポンプを接続し、気密容器2及びケーシング10の内部に流体を導入して所定の圧力状態にする。これにより、真空封止と同じ工程で流体封入が可能となる。
次に、本発明による封止装置の第2の実施の形態について説明する。
図10〜12は本発明による封止装置の第2の実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。
なお、以下で説明する第2の実施の形態において、上述した実施の形態と同等あるいは同一箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2の実施の形態は、ケーシング101と、封止部材110と、取付手段とで大略構成されている。
図10に示すように、ケーシング101は、胴部102と、蓋部103とで略構成されている。
胴部102は、大円筒部材からなり、その外周面の所定位置には排気口14(移送口)が設けられている。
蓋部103は、前記胴部102の後端面を形成しており、略中央に円筒部17が設けられている。また、蓋部103には、ケーシング101の外部から内部まで貫通した操作孔104が複数(図示しないが、第2の実施の形態では6個)穿設されている。操作孔104には、通常時はキャップ105が取り付けられている。
さらに、胴部102の先端部は、封止ポート3が嵌入される開口部となり、蓋部103は、ケーシング101の後端部となっている。なお、開口部の内周面において、封止ポート3と接触する箇所にはOリング106が設けられ、ケーシング101を封止ポート3に取り付けた際、その取り付け部分を気密にする。
図10に示すように、封止部材110は、略円板の一方面の略中央に凹部111が形成され、この凹部111の内部に凸部材112が配置される。凸部材112はボルトなどで前記円板部材に固定され略フランジ状の封止部材110が形成される。なお、凸部材112の外径は封止ポート3の開口4の内径より僅かに小さいため、この凸部材112は開口4内に挿通可能となっている。さらに、凹部111内にはガスケットとしてのCリング34が設けられている。なお、Cリング34は、凹部111の内周面と凸部材112の外周面との間に挟まれることで保持されている。また、封止部材110の後端面における周縁近傍には複数(6個)の挿通孔36が設けられ、各挿通孔36に固定ボルト113が挿通されて取り付けられている。これらの固定ボルト113は、封止部材110の後端面から先端面にかけて貫通している。
図10に示すように、取付手段120は、押付手段121と、固定手段とで略構成されている。
また、押付手段121は、ガイドシャフト122と、連結手段123と、送り機構とで略構成されている。
ガイドシャフト122は、軸体からなり、この軸体の先端側にフランジ44が設けられている。ガイドシャフト122の先端部は、連結手段123を介して封止部材110と連結されている。
連結手段123は、連結部材124と、連結ボルト125とで略構成されている。
連結部材124は、略円形ブロック状に形成され、先端面が封止部材110の後端面と当接し、後端面の略中央にガイドシャフト122の先端部が挿入される凹部49が設けられている。また、連結部材124は、同軸的に挿通される連結ボルト125によって封止部材110に固定される。これにより、ガイドシャフト122の先端部に封止部材110が保持される。
図10に示すように、送り機構126は、送りガイドシャフト127と、ガイドステージ129と、送りネジ130とで略構成されている。
送りガイドシャフト127は、前記ケーシング101の後端部の周縁近傍から同軸方向に複数(3本)設けられている。図10に示すように、送りガイドシャフト127の後端部には、略中央に雌ネジ部128が設けられた略フランジ状のガイドステージ129が固設されている。このガイドステージ129の雌ネジ部128には、送りネジ130が挿通されている。さらに、送りネジ130の後端部には、トルクレンWチと連結されるレンチ取付部58が設けられている。また、送りネジ130の先端部は、ジョイント部材1311を介してガイドシャフト122の後端部と連結されている。
ここで、送り機構126の動作について説明する。
送りネジ130のレンチ取付部58をトルクレンチWで回転させると、送りネジ130は回転しながら前進移動する。この送りネジ130の移動により、ジョイント部材131を介してガイドシャフトが前進移動する。また、トルクレンチWを逆方向に回転させると送りネジ130は回転しながら後退移動し、ジョイント部材131を介してガイドシャフト122が後退移動する。
なお、前記蓋部103に穿設された操作孔104は固定手段140を構成しており、例えば、レンチなどを操作孔104から挿通して固定ボルト113を締め付ける(操作する)ことが可能となる。
この第2の実施の形態によれば、上述した実施の形態同様に、封止ポート3にケーシング101が気密に取り付けられ、且つケーシング101の排気口14が真空ポンプと接続されることから、気密容器2の内部からケーシング101の内部にかけて気密状態となり、気密容器2及びケーシング101の内部を真空状態にすることが可能となる。そして、ケーシング101の外部から操作孔104を介して固定ボルト113を操作してケーシング101の内部にて封止部材110を封止ポート3に取り付けるため、気密容器2の内部を真空状態で封止することが容易となる。また、封止部材110はガイドシャフト122に連結手段123によって着脱自在に保持されており、封止後、気密容器2には封止部材110のみが残る構成となる。なお、連結手段123は、部品として無くてもよく、封止部材110と一体で作ることも可能である。
また、封止部材110の凸部材112が封止ポート3の開口4に嵌入されるため、封止部材110による封止がより確実となる。また、凸部材112の外周にCリング34が設けられ、封止ポート3上面との間でCリング34が潰れて気密になる。これにより、上記同様に、封止部材110による封止がより確実となる。さらに、封止部材110は固定ボルト113で封止ポート3に固定されるため、一度封止した封止部材110を取り外すことが可能となる。
さらに、封止部材110を封止ポート3に取り付ける際、封止部材110はガイドシャフト122によって封止ポート3に押し付けられた状態で保持され、封止部材110を常に正しい位置に固定可能となる。この状態のまま、例えば、レンチなどの締付け具を操作孔104から通すことで固定ボルト113を均等に締め付けることができるようになる。これにより、封止部材110のCリング34を均等に潰すことができ、封止部材110を封止ポート3上面に平行に密着させることが可能となる。この結果、封止部材110による封止がより確実となる。なお、このとき、封止部材110は封止ポート3の開口4を封止した状態にある。これにより、気密容器2の内部を所定の圧力状態としたままで容易に封止することが可能となる。
また、送りネジ130を回転させることでガイドシャフト122が直動することから、封止部材110を直線的に進退させることが可能となる。さらに、ガイドシャフト122の直動が、直動補助機構20に補助されることで円滑になる。
なお、この第2の実施の形態では、上述した実施の形態同様に、封止装置100(真空封止装置)は、真空ポンプによって気密容器2の内部を排気し、該容器2の内部を真空状態にして封止したが、これに限定せず、気密容器2の内部に流体(気体・液体)を導入して所定の圧力状態で封止することに使用することもできる。この場合、封止装置100には、気密容器2の内部に流体を導入するための流体供給用ポンプが接続される。
ここから、図10〜12を参照して第2の実施の形態の真空封止装置100を用いて気密容器2の内部を真空状態で封止する封止方法について説明する。
第1工程
まず、封止部材110をケーシング101の内部で取付手段120(押付手段121)に取り付ける。
この工程では、予め、連結部材124を連結ボルト125で封止部材110に取り付けるとともに、この封止部材110をケーシング101の開口部から内部に挿入する。そして、ケーシング101の内部において、連結部材124の凹部49に押付手段121のガイドシャフト122の先端部を挿通させる。
第2工程
次に、図10に示すように、ケーシング101を封止ポート3に取り付け、更に、気密容器2の内部を真空状態にする。
この工程では、ケーシング101を封止ポート3に気密に取り付け、ケーシング101の排気口14に真空ポンプから延びるベローズ接続管45を接続する。そして、真空ポンプを稼動させてケーシング101の内部を介して気密容器2の内部を排気して真空状態にする。
第3工程
次に、図11に示すように、ケーシング101の内部において封止部材110で封止ポート3(開口4)を封止する。
この工程では、送りネジ130のレンチ取付部58をトルクレンチWで回転させてジョイント部材131を介してガイドシャフト122を前進移動(直動)させる。そして、封止部材110の凸部材112を封止ポート3の開口4に嵌入させる。このとき、封止部材110の凸部材112は、封止部材110を封止ポート3に正確に取り付けるためのガイドの役割を果たす。その後、蓋部103の操作孔104から、レンチなどを差し込んで固定ボルト113を固定する。このとき、封止部材110が所定位置に保持されているため、レンチを微調整しながら回して封止部材110のCリング34を均一に潰して固定することができる。これにより、封止部材110は封止ポート3の開口4を確実に封止する。
第4工程
次に、図11に示すように、封止部材110とガイドシャフト122との連結を解除する。
この工程では、連結手段121を構成している連結ボルト125を緩めることで封止部材110からガイドシャフト122及び連結部材124を取り外す。
第5工程
最後に、図12に示すように、封止部材110を残して真空封止装置100を封止ポート3から取り外す。
この工程では、封止部材110を残して、真空封止装置100を封止ポート3から矢線方向に引き離して取り外す。なお、封止ポート3の開封は、封止部材110を封止ポート3に固定している固定ボルト113を取り外すだけでよく、取り外した封止部材110を再度封止に使用することも可能である。
このような封止方法によれば、上述した実施の形態同様に、気密容器2の内部を真空状態にして封止ポート3を封止することが容易となる。また、封止後、気密容器2には封止部材110のみが残ることから、封止された気密容器2を小型且つ軽量に構成できる。さらに、例えば、気密容器2に封止ポート3が多数存在しても、封止部材110のみを封止ポート3の数だけ準備して、その他は使い回すことができる。
なお、この第2の実施の形態では、上述した実施の形態同様に、第2工程は、気密容器2の内部を真空状態にして封止する工程としたが、真空ポンプに代えて流体供給用ポンプを使用することで気密容器2の内部に流体(気体・液体)を導入して所定の圧力状態で封止することが可能となる。この場合、第2工程において、ケーシング101の排気口14(移送口)に流体供給用ポンプを接続し、気密容器2及びケーシング101の内部に流体を導入して所定の圧力状態にする。これにより、真空封止と同じ工程で流体封入が可能となる。
(a)本発明による封止装置の一実施の形態を気密容器に取り付けた状態を示す正面図である。 (b)同平面図である。 (a)本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止した状態を示す正面図である。 (b)同平面図である。 本発明による封止装置の一実施の形態を示す正断面図である。 図3におけるA−A矢視図である。 図3におけるB−B矢視図である。 本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 本発明による封止装置の一実施の形態で気密容器を封止した状態を示す側断面図である。 本発明による封止装置の第2の実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 本発明による封止装置の第2の実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 本発明による封止装置の第2の実施の形態で気密容器を封止する工程を示す正断面図である。 従来の封止方法による封止部位を示す側面図である。
符号の説明
1…封止装置
2…気密容器
3…封止ポート
4…開口
0…ケーシング
14…移送口としての排気口
6…ケーシングの後端部となる蓋部
20…直動補助機構
0…封止部材
34…ガスケットとしてのCリング
7…固定ボルト
0…取付手段
1…押付手段
2…ガイドシャフト
6…送りネジ
0…固定手段
71…締付けシャフ

Claims (3)

  1. 開口(4)を有する封止ポート(3)が設けられた気密容器(2)の内部を所定の圧力状態で封止するための封止装置(1)であって、
    前記封止ポートに気密に取り付けられ、内部空間を有し、前記内部空間を介して前記気密容器の内部に又は内部から流体を移送するための移送手段と接続させる移送口(14)が設けられたケーシング(10)と、
    前記ケーシングの内部に設けられ、前記封止ポートの前記開口を封止する略フランジ状に形成された封止部材(30)と、
    前記ケーシングの内部において前記封止部材を着脱自在に保持し、且つ前記ケーシングの外側から操作可能に構成され、前記封止ポートに前記封止部材を取り付ける取付手段(40)と、を具備し、
    前記封止部材と前記封止ポートの間にガスケット(34)が介設され、前記封止部材には該封止部材を前記封止ポートに固定させるための固定ボルト(37)が取り付けられた封止装置において、
    前記取付手段が、前記ケーシングの内部から外部にかけて該ケーシングの後端部(16)を貫通して設けられるとともにその貫通部分が気密に保たれ、前記ケーシングの内部において先端部により前記封止部材を保持するためのガイドシャフト(42)を有し、前記封止部材を前記封止ポートに押し付ける押付手段(41)と、
    前記ケーシングの内部から外部にかけて該ケーシングの後端部を貫通して設けられるとともにその貫通部分が気密に保たれ、前記ケーシングの内部において先端部が前記固定ボルトと連結される締付けシャフト(71)とを有し、前記封止部材を前記封止ポートに固定する固定手段(70)と、を備えていることを特徴とする封止装置。
  2. 前記ガイドシャフトが、前記ケーシングの外部において該ガイドシャフトの後端部と同軸的に連結された送りネジ(56)の回転操作に連動して直動し、更に、該ガイドシャフトの直動が直動補助機構(20)に補助されていることを特徴とする請求項1記載の封止装置。
  3. 気密容器(2)に設けられた封止ポート(3)に、内部空間を有し、且つ該内部空間を介して前記気密容器の内部に又は内部から流体を移送するための移送手段が接続されるケーシング(10)を気密に取り付け、
    前記ケーシングの内部を前記移送手段によって所定の圧力状態としてから、
    前記ケーシングの後端部(16)を気密状態で貫通した取付手段(40)の押付手段(41)を用いて、前記ケーシングの内部にて前記押付手段の先端部に保持した封止部材(30)を前記封止ポートに押し付け、前記ケーシングの後端部を気密状態で貫通した前記取付手段の固定手段(70)を用いて、前記ケーシングの内部にて前記固定手段の先端部を、前記封止部材を前記封止ポートに固定させる固定ボルト(37)に連結して、該固定ボルトを回転固定して前記封止ポートの開口(4)を封止し、
    しかる後に、前記封止部材を残したまま前記ケーシングを前記封止ポートから取り外すことを特徴とする封止方法
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