JP5174781B2 - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は表示装置およびその製造方法に関し、特に、湾曲した表示画面を有する表示装置について表示品位、信頼性等の向上を図る技術に関する。
液晶表示装置(LCD)に代表される平面型の表示装置は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして各種分野で利用されている。中でも液晶表示装置は、パーソナル・コンピュータやテレビに代表される情報機器やAV機器に幅広く用いられている。
また、自発光素子を表示部に用いた表示装置、例えば電界発光型エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置や、反射光を利用する電子ペーパー等が、次世代の薄型表示装置として用いられるようになってきている。EL表示装置は広視野角、高コントラスト、動画対応の高速応答等の特徴を有している。電子ペーパーは、そのメモリー機能や反射性能から得られる低消費電力が特徴である。
このような表示装置には従来から薄型軽量化の要求がある。また、例えば、列車や車両等に搭載される場合、限られた空間に多くの情報を効率的かつ視認性良く表示することが求められる。また、搭載機器や設置場所のデザインにフィットすることが求められる。
このような要求に対し、表示面を湾曲形状にして筐体の外形と一体化した湾曲ディスプレイの研究・開発がなされている。
湾曲形状のディスプレイを実現するためには、表示パネルを構成する基板に可撓性を持たせる必要がある。そのような基板の例として、例えばプラスチック基板(換言すれば樹脂基板)が知られている。液晶ディスプレイの場合、例えば、一方の樹脂基板上にアクティブ素子(TFT等)や配線等が形成され、もう一方の樹脂基板上にカラーフィルタやブラックマトリクス等が形成される。これらの各種要素の形成には、金属薄膜や半導体層を形成する成膜工程や、微細パターンを形成する写真製版工程が採用される。しかし、これらの工程には200℃以上の加熱工程や化学処理工程等が含まれるため、樹脂基板の耐熱性、膨張・収縮が問題になる。
一方、液晶ディスプレイ等にはガラス基板が広く用いられてきた。ガラス基板は、膨張率が小さく、耐熱性や耐薬品性に優れている。しかし、ガラス基板は、硬く、割れ易いという問題があり、このため湾曲形状のディスプレイには不適であるとされてきた。これに対し、厚さ0.2mm程度以下のガラス基板によれば、可撓性を持たせて湾曲化が可能であることが提案されている(特許文献1参照)。なお、液晶ディスプレイに用いられるガラス基板の一般的な厚さは例えば0.5〜1.0mmである。
特開2004−46115号公報 特許第4125195号公報
ガラス基板は一般にクラックや傷に対して注意が必要であるが、薄型ガラス基板を湾曲させる場合には、さらに注意が必要である。なぜならば、湾曲した薄型ガラス基板は、クラック等によって初期破壊が発生しやすく、また、クラック等の部分の経時劣化によって遅れ破壊が発生しやすいからである。これは、ガラス基板が薄いことに加えて、湾曲による引っ張りまたは圧縮の応力が加わり続けることに拠る。
このため、例えば基板切断工程においてクラック等を発生させないようにガラス基板を切断することが要求され、さらにその後の各種工程においても切断面に新たにクラック等を発生させないことが要求される。
また、パネルの保持構造や保護構造には、クラックの拡大を防止するために、不要な応力や歪みが表示パネルに加わらないことが求められる。パネルの保持構造には、表示パネル自体による平面形状に戻ろうとする弾性力に対抗して、表示パネルを湾曲状態に維持することが求められる。
上記の種々の要求に対して、薄型化した表示パネルを、予め湾曲形状に加工された前面支持基板に接着層により接着し、かつ接着された表示パネルの反対の面に裏面支持基板を設け、湾曲状態を維持する方法が提案されている。
しかしながら、この加工方法は、表示パネルの非湾曲辺の端部において、裏面支持基板と表示パネルが強く接触するために、湾曲による応力集中を招き、パネルの破壊強度を低下させることが分かった。また、応力の集中、換言すれば応力の偏りによって表示領域全体が均一な湾曲形状にならないため、非湾曲辺の端部付近に局所的な表示ムラが発生することが分かった。
さらに、表示パネルの非湾曲辺の端部において、裏面支持基板と表示パネルが強く接触するために、非湾曲辺の端部の機械強度が低下することが分かった。
本発明は、湾曲した表示パネルにおいて応力が集中するのを抑制して表示品位、信頼性等を向上可能な表示装置を提供し、また、そのような表示装置を製造するための製造方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる表示装置は、表示パネルと、前記表示パネル上に設けられた接着層と、湾曲面を予め有した部材で構成され、前記湾曲面上に前記接着層によって前記表示パネルが接着され、前記表示パネルを前記湾曲面に沿った湾曲形状に支持する、前面支持基板と、前記表示パネルを介して前記前面支持基板と対向配置され、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板と、前記前面支持基板と前記裏面支持基板とを、端部で固定する固定手段とを備え、前記固定手段に固定された前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有する。
また、この発明にかかる表示装置の製造方法は、(a)湾曲した前面支持基板を準備する工程と、(b)前記前面支持基板の湾曲面上に接着層を形成する工程と、(c)前記接着層上に、表示パネルを、前記前面支持基板の前記湾曲面に沿って貼り付ける工程と、(d)前記表示パネル上に、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板を配置する工程と、(e)前記前面支持基板と、前記裏面支持基板とを端部で固定する工程とを備え、固定後の前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有する。
この発明にかかる表示装置によれば、表示パネルと、前記表示パネル上に設けられた接着層と、湾曲面を予め有した部材で構成され、前記湾曲面上に前記接着層によって前記表示パネルが接着され、前記表示パネルを前記湾曲面に沿った湾曲形状に支持する、前面支持基板と、前記表示パネルを介して前記前面支持基板と対向配置され、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板と、前記前面支持基板と前記裏面支持基板とを、端部で固定する固定手段とを備え、前記固定手段に固定された前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有することにより、表示パネルの非湾曲辺の端部における応力集中を抑制し、表示装置の表示品位、信頼性等を向上することが可能となる。
また、この発明にかかる表示装置の製造方法によれば、(a)湾曲した前面支持基板を準備する工程と、(b)前記前面支持基板の湾曲面上に接着層を形成する工程と、(c)前記接着層上に、表示パネルを、前記前面支持基板の前記湾曲面に沿って貼り付ける工程と、(d)前記表示パネル上に、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板を配置する工程と、(e)前記前面支持基板と、前記裏面支持基板とを端部で固定する工程とを備え、固定後の前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有することにより、表示パネルの非湾曲辺の端部における応力集中を抑制し、表示品位、信頼性等を向上した表示装置の製造が可能となる。
実施の形態1に係る表示装置を説明する平面図である。 実施の形態1に係る表示装置を説明する斜視図である。 図1および図2中のC1−C1線における断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の表示パネルを説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置のバックライトモジュールを説明する斜視図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する斜視図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する平面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 比較用の表示装置を説明する平面図である。 図20中のC4−C4線における断面図である。 図20中のC5−C5線における断面図である。 比較用表示装置の表示品位を説明する模式図である。 図1中のC2−C2線における断面図である。 図1中のC3−C3線における断面図である。 実施の形態1に係る表示装置の表示品位を説明する模式図である。 実施の形態2に係る表示装置を説明する平面図である。 実施の形態2に係る表示装置を説明する断面図である。 実施の形態2に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態2に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態3に係る表示装置を説明する断面図である。 表示装置を説明する斜視図である。 表示装置を説明する断面図である。 表示装置の製造工程を説明する断面図である。 表示装置を説明する断面図である。 表示装置を説明する断面図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1〜図3に、本発明の実施の形態1に係る表示装置の一例として、液晶表示装置50を例示する。図1は平面図であり、図2は斜視図であり、図3は図1および図2中のC1−C1線における断面図である。また、図4に、液晶表示装置50に設けられている液晶パネル52の断面図を例示する。なお、図3及び図4では、図面を分かりやすくするために、図面を煩雑化しない程度にハッチングを施している。かかる点は後出の図面においても同様である。
なお、ここでは、液晶表示装置50としてTN(Twisted Nematic)型の一例を挙げるが、液晶表示装置50をTN型の他の構造に変形することも可能であるし、また、TN型とは異なる構造(例えばFFS(Fringe Field Switching)型、IPS(In−Plane Switching)型等)で液晶表示装置50を構成することも可能である。また、液晶表示装置50がカラー表示型である場合を例示するが、単色表示型に変形することも可能である。また、液晶表示装置50が透過型または半透過型の場合を例示するが、反射型に変形することも可能である。
まず、図4を参照して、表示パネルである液晶パネル52を説明する。例示の液晶パネル52は、一対の絶縁性基板102、202と、液晶(または液晶層)70と、シール74とを含んでいる。
絶縁性基板102、202はそれぞれ例えば厚さが約0.1〜0.2mmのガラス板で構成されている。透過型または半透過型の液晶パネル52では絶縁性基板102、202の両方が透明な材質で構成されるが、反射型の場合は絶縁性基板102、202のうちで表示面を構成しない方の基板、すなわち背面側(換言すれば裏面側)になる基板は透明でなくてもよい。
絶縁性基板102、202は、互いに主面を対向させて(対面させて)配置されており、絶縁性基板102、202両基板間には例えば0.03〜0.1mmの隙間(ギャップ)が設けられている。絶縁性基板102は絶縁性基板202よりも大きく、このため絶縁性基板102、202両基板が対向配置された状態では絶縁性基板102は絶縁性基板202よりも張り出した部分を有している。
液晶70は絶縁性基板102、202間に配置されている。シール74は、絶縁性基板102、202間に配置されており、絶縁性基板102、202両基板を互いに接着し固定している。シール74は、絶縁性基板102、202の周縁部に沿って配置されており、液晶層70を取り囲む形状をしている。このため、液晶70は絶縁性基板102、202とシール74とで構成される容器内に収容されている。
絶縁性基板102、202の主面の上面視において液晶層70が配置された領域内に、画像が表示される領域である画素エリア(または表示エリア)62が設けられている(図1参照)。画素エリア62には、多数の画素が例えばマトリクス状に形成されている。例えば画面サイズが14インチ(対角線長約36cm)で表示規格がVGA(Video Graphic Array)の場合、画素エリア62には約92万個(640×480×3個)の画素がマトリクス状に配列されている。
液晶パネル52は、さらに能動素子部106と、外部配線接続端子110とを含んでいる。これらの能動素子部106、外部配線接続端子110は、絶縁性基板102の内面側、すなわち対向する絶縁性基板202の側に配置されている。
能動素子部106は、各画素を駆動するための各種要素、例えば能動素子(TFT等)、画素電極、容量素子、配線等を含んでいる。能動素子部106は、画素エリア62(図1参照)に配置されている。外部配線接続端子110は、絶縁性基板102のうちで絶縁性基板202よりも張り出した部分(絶縁性基板202が重なっていない部分)に配置されている。なお、能動素子部106と外部配線接続端子110とは引き出し配線によって接続されており、当該引き出し配線はシール74を跨いで延在している。
液晶パネル52は、さらに、カラーフィルタと電極(共通電極)との積層構造であるカラーフィルタ/電極部206を含んでいる。カラーフィルタ/電極部206は、絶縁性基板202の内面側、すなわち対向する絶縁性基板102の側に配置されている。また、カラーフィルタ/電極部206は、画素エリア62に配置されており、液晶層70を介して能動素子部106に対向している。
液晶表示装置50は、さらに、偏光板120、220を含んでいる。偏光板120は、絶縁性基板102の外面側、すなわち対を成す絶縁性基板202とは反対の側に配置されている。一方、偏光板220は、絶縁性基板202の外面側、すなわち対を成す絶縁性基板102とは反対の側に配置されている。このため、偏光板120、220は、絶縁性基板102と能動素子部106と液晶層70とカラーフィルタ/電極部206と絶縁性基板202とを介して対向している。また、偏光板120、220は画素エリア62を包含するように配置されている。
なお、図3等では、液晶パネル52を、絶縁性基板102、202と偏光板120、220で以て、簡略的に図示している。
図3に例示するように、液晶表示装置50は、さらに、外部配線80と、制御基板82とを含んでいる。外部配線80は、例えばフレキシブルケーブルで構成され、外部配線接続端子110(図4参照)に接続されている。制御基板82は、能動素子部106(図4参照)を駆動する回路等を有しており、外部配線80を介して外部配線接続端子110に接続されている。かかる構成により、制御基板82から、外部配線80と外部配線接続端子110と引き出し配線とを介して、能動素子部106へ電気信号等が伝達される。
ここでは、絶縁性基板102と、能動素子部106と、引き出し配線と、外部配線接続端子110と、偏光板120とを含む構造をアレイ基板100と呼ぶことにする。また、絶縁性基板202と、カラーフィルタ/電極部206(図4参照)と、偏光板220とを含む構造をカラーフィルタ基板200と呼ぶことにする。なお、アレイ基板は素子基板等と呼ばれる場合もあり、カラーフィルタ基板は対向基板等と呼ばれる場合もある。
また、ここでは液晶パネル52が、アレイ基板100と、カラーフィルタ基板200と、液晶層70と、シール74とを含んで構成される場合を例示するが、例えば当該構成の液晶パネル52に外部配線80をさらに含めた構成が液晶パネルと呼ばれる場合もある。
また、液晶パネル52と、外部配線80と、制御基板82とを含む構造、すなわち液晶パネル52による表示動作を制御可能に構成された基本単位構造を本体モジュール54と呼ぶことにする。
例示の液晶表示装置50は、ユーザが、液晶パネル52に表示される内容をカラーフィルタ基板200の側から見る構造をしている。換言すれば、カラーフィルタ基板200が表示面を構成している。なお、この場合、アレイ基板100を背面と呼ぶことにする。
液晶表示装置50は、さらに、液晶パネル52の外側においてカラーフィルタ基板200の側に、前面支持基板302と、接着層308とを含んでいる。より具体的には、液晶パネル52上に接着層308が設けられ、接着層308上に前面支持基板302が設けられている。これにより、前面支持基板302は、接着層308によって液晶パネル52に接着されて液晶パネル52を支持している。
前面支持基板302は、対向する主面としての湾曲面304、306が湾曲した板状部材で構成されており、一方の湾曲面304が前面支持基板302の凸面を構成し、他方の湾曲面306が前面支持基板302の凹面を構成している。なお、この場合、湾曲面304、306の曲率中心はいずれも湾曲面(凹面)306の側に在ることになる。
ここでは、湾曲面304、306は同じ曲面形状を有している場合、例えば湾曲面304、306が同じ曲率中心点を有している場合を例示する。また、湾曲面304、306間の距離が均一である場合、換言すれば前面支持基板302を構成する板状部材の厚さが全面的に均一である場合を例示する。かかる例の場合、湾曲面304、306は平行移動により重なる関係にある。
図1〜図3の例では、湾曲面304、306の短辺、換言すれば前面支持基板302の短辺が湾曲する一方で、湾曲面304、306の長辺、換言すれば前面支持基板302の長辺は湾曲しておらず直線状をしている。なお、前面支持基板302等について、湾曲した辺を湾曲辺と呼び、湾曲していない辺を非湾曲辺または直線状辺と呼ぶことにする。
後述の製造方法の説明において明らかとなるが、前面支持基板302は、液晶パネル52との貼り合わせ前から、既に湾曲しており、湾曲面(凸面)304および湾曲面(凹面)306を予め有している。前面支持基板302の湾曲形状は、例えば、平板状部材の曲げ加工、切削・研削加工、射出成形等の手法によって、形作ることが可能である。
前面支持基板302は、液晶パネル52よりも高い剛性を有しており、液晶パネル52に比べて、変形させることが困難に構成されている。なお、液晶パネル52の構成要素のうちで絶縁性基板102、202が、液晶パネル52の剛性に最も寄与していると考えられる。かかる点に鑑みれば、前面支持基板302は絶縁性基板102、202よりも高い剛性を有していると把握することも可能である。
かかる剛性の付与は例えば厚さの調整によって可能である。例えば、絶縁性基板102、202を構成するガラス基板の厚さが0.1〜0.2mm程度の場合、前面支持基板302は3.0mm以上の厚さのアクリル基板やポリカーボネート基板によって構成可能である。
この場合、前面支持基板302は液晶パネル52よりも厚い。絶縁性基板102、202の厚さが0.1〜0.2mm程度の場合、液晶パネル52の厚さは0.7〜0.8mm程度となる。なお、液晶パネル52の構成要素のうちで絶縁性基板102、202と偏光板120、220の厚さが、液晶パネル52の厚さに最も寄与している。このため、液晶パネル52の厚さは、絶縁性基板102、202の厚さと偏光板120、220の厚さとの合計に大略等しい。
前面支持基板302は、液晶表示装置50では、湾曲面(凸面)304をカラーフィルタ基板200の偏光板220に対向させて、配置されている。
この場合、前面支持基板302は液晶パネル52の表示面側に配置されており、液晶パネル52に表示される内容を前面支持基板302を通して見ることになる。このため、前面支持基板302は、透明な材料で構成されている。上記例示のアクリルやポリカーボネート等の樹脂によれば、透明な前面支持基板302を構成することが可能である。
接着層308は、ここでは、特許文献2に記載された透明ゲル粘着層によって構成される場合を例示する。特許文献2によれば、この透明ゲル接着層は、優れた柔軟性、緩衝性、接着性等を有し、高圧力や高温を必要とせずに容易に貼り付けを実現しうるとしている。特許文献2に記載の透明ゲル粘着層は、各種の表示パネルに光学フィルタを貼付するためのものであるが、上記の特性は液晶表示装置50の接着層308に好適である。
但し、接着層308はこれに限定されるものではなく、上記透明ゲル粘着層と同様の特性を有する各種材料を採用可能である。例えば、ゲル状材料でなくても、材料の分子構造等の選定によって、柔軟性等を付与することは可能である。
なお、市販の製品として、例えば三菱樹脂株式会社製の製品名「クリアフィット(登録商標)」等の粘着シートを、接着層308に利用可能である。
接着層308を構成する上記例示の粘着層は、三次元架橋ポリマーが可塑剤および無機微粒子を含有する液体で膨張されてなるゲル状をしている。また、当該ゲル粘着層は、室温下において所望の粘着力、保持力、緩衝力、柔軟性等を有している。当該ゲル粘着層は、シート状の部材として提供可能である。このため、室温下において、いわゆるローラー圧着方式によって、容易に、接着層308を形成することができる。また、例示のゲル粘着層によれば、接着層308を透明に構成可能であるので、液晶パネル52の表示面側に設けられる接着層308には好適である。
接着層308は、カラーフィルタ基板200の側において、液晶パネル52と前面支持基板302の湾曲面(凸面)304との間に設けられている。
偏光板220と前面支持基板302との間の接着層308は、均一な厚さで広がっている。このため、液晶パネル52は、前面支持基板302の湾曲面(凸面)304に沿った湾曲形状を成して、前面支持基板302に支持されている。すなわち、液晶表示装置50では、表示面に相当するカラーフィルタ基板200が凹形状に湾曲している。
なお、このとき、背面側のアレイ基板100は凸形状に湾曲し、液晶パネル52は全体としては、液晶層70から見てカラーフィルタ基板200の側に曲率中心を有するように湾曲している。
図1〜図4の例では、液晶パネル52の短辺、換言すれば絶縁性基板102、202の短辺が湾曲辺を構成し、液晶パネル52の長辺、換言すれば絶縁性基板102、202の長辺が非湾曲辺を構成している。
接着層308は、図示の例では、偏光板220の外側にも延在し、外部配線接続端子110と外部配線80との接続箇所を覆っている。
また、図示の例では、接着層308は、さらに液晶パネル52を越えて延在している。ここでは接着層308は、液晶パネル52の全周において液晶パネル52を越えて延在している場合を例示する。この場合、接着層308は液晶パネル52よりも広い範囲に設けられている。接着層308において、液晶パネル52よりもはみ出して延在する部分の幅は、例えば5.0mm以上が好ましい。但し、接着層308は、前面支持基板302の湾曲面(凸面)304上に収まっている。
また、図示の例では、接着層308において液晶パネル52よりもはみ出した部分が、絶縁性基板102、202の端面上、換言すれば液晶パネル52の端面上に延在している。かかる形態によれば、液晶パネル52と前面支持基板302との剥がれがパネル端部から生じるのを防止することができる。このため、液晶パネル52と前面支持基板302とが、より確実に接着される。これにより、高い信頼性が得られる。
接着層308は、上記配設形態によれば、偏光板220の外側の部分に比べて、偏光板220に対向する部分が凹んだ形状をしている。この場合、液晶パネル52はカラーフィルタ基板200側を、接着層308中に押し込めた形態あるいは沈めた形態にあると表現することが可能である。なお、図示の例では、接着層308はアレイ基板100の偏光板120上までは及んでおらず、液晶パネル52の全体が接着層308中に埋没した状態には至っていない。
接着層308は、厚さ0.7〜0.8mm程度の液晶パネル52に対しては、1mm程度に形成するのが好ましい。かかる厚さによれば、液晶パネル52の端面上まで接着層308が及ぶ程度に、液晶パネル52を接着層308中に押し込めることが可能である。換言すれば、接着層308が薄すぎる場合、液晶パネル52の端面が接着層308に覆われず、剥がれを起こしやすくなる。なお、接着層308が厚すぎると、接着層308の柔軟性によって液晶パネル52の保持が難しくなる場合もある。
なお、液晶パネル52よりもはみ出した部分、すなわち液晶パネル52の貼り付けによって凹形状になった接着層308において最も厚い部分は、当初の厚さ1mmをほぼ保っている。
液晶表示装置50は、さらに、液晶パネル52の外側においてアレイ基板100の側に、拡散シート310と、裏面支持基板332、バックライトモジュール312とを含んでいる。より具体的には、アレイ基板100の偏光板120上に、拡散シート310と、裏面支持基板332と、バックライトモジュール312とが、この順序で積み重ねられている。裏面支持基板332は、固定手段である、ネジ340とスペーサ345とによって、カラーフィルタ基板200側の前面支持基板302に固定されている。ネジ340とスペーサ345は、接着層308よりも外側に設置され、湾曲辺と非湾曲辺ともに設置される。
これにより、液晶パネル52を介して対向配置された前面支持基板302と裏面支持基板332とが固定されることによって、液晶パネル52が挟持される。裏面支持基板332は、元来平板状、または湾曲状をした部材であり、液晶パネル52の湾曲形状に沿って湾曲した状態を成してネジ340とスペーサ345で前面支持基板302に固定されている。このため、液晶パネル52は、裏面支持基板332の弾性およびネジ340による固定によって前面支持基板302に押し付けられ、少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持されることで保持されている。
また、裏面支持基板332は、液晶パネル52よりも剛性が低く(換言すれば、可撓性が高く)、液晶パネル52に比べて変形させることが容易に構成されている。なお、液晶パネル52の構成要素のうちで絶縁性基板102、202が、液晶パネル52の剛性に最も関与していると考えられる。かかる点に鑑みれば、裏面支持基板332は絶縁性基板102、202よりも低い剛性を有していると把握することも可能である。
かかる剛性の付与は例えば厚さの調整によって可能である。例えば、絶縁性基板102、202を構成するガラス基板の厚さが0.1〜0.2mm程度の場合、裏面支持基板332は0.5〜1.5mm程度の厚さのアクリル基板やポリカーボネート基板によって構成可能である。
裏面支持基板332は、液晶パネル52よりも厚く、かつ、前面支持基板302よりも薄いのが好ましい。これによれば、裏面支持基板332に、可撓性を付与するとともに、液晶パネル52が平板状に戻ろうとする力(弾性力)に対抗しうる剛性を付与することができる。
スペーサ345は、高い剛性を有する部材で構成されている。例えば高密度プラスチックやSUSなどの金属などによって構成可能である。
ここで、スペーサ345の厚さ(高さ)は、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310を合計した厚さよりも0.2〜0.3mm程度厚くしている。具体的には、厚さ0.7〜0.8mm程度の液晶パネル52に対しては、1.5mm程度厚さのスペーサ345が好ましい。スペーサ345の厚さが液晶パネル52、接着層308、拡散シート310を合計した厚さ以下の場合、非湾曲辺の端部において押え付け力が強くなる。換言すれば、スペーサ345が薄すぎる(低すぎる)場合、非湾曲辺の端部において応力が集中して、機械強度が低下するとともに、表示ムラが発生する。
裏面支持基板332は、バックライトモジュール312からの出射光を液晶パネル52側へ通過させるために、透明な材料で構成されている。上記例示のアクリルやポリカーボネート等の樹脂によれば、透明な裏面支持基板332を構成することが可能である。
液晶表示装置50では、液晶パネル52の背面側に位置する裏面支持基板332の方が、液晶パネル52の表示面側に位置する前面支持基板302に比べて、小さい。このため、液晶パネル52に接続された外部配線80を液晶パネル52の背面側へ引き出すための空間を、容易に確保することができる。これにより、例えば、外部配線80とフレーム318等との接触による断線や漏電を防止することができる。したがって、高い信頼性を得ることができる。
バックライトモジュール312は、拡散シート310を介して液晶パネル52に対向しており、液晶パネル52にバックライトを照射する。
バックライトモジュール312の一例として、いわゆるエッジライト方式のバックライトモジュールを図5の斜視図を参照して説明する。なお、バックライトモジュール312はかかる方式に限定されるものではない。例示のバックライトモジュール312は、光源314と、導光板316と、光学シート(図示略)と、反射板(図示略)とを含んでいる。
導光板316は、液晶パネル52(図3参照)の湾曲形状に沿った形状、換言すれば前面支持基板302(図3参照)の湾曲面304、306と同様に湾曲した形状をしている。このため、バックライトモジュール312としても湾曲した形状を有している。バックライトモジュール312は、導光板316が液晶パネル52の湾曲形状に沿った状態で以て、液晶パネル52に対向配置される(図3参照)。
導光板316の非湾曲辺の端面に対向して、光源314が配置されている。図5の例では、2つの非湾曲辺のそれぞれに光源314が設けられている。光源314は、図5では模式的に図示しているが、例えば、導光板316の非湾曲端面に平行に延在する線光源や、当該非湾曲端面に沿って並べられた複数の点光源等によって構成可能である。なお、線光源として例えば冷陰極管が挙げられ、点光源として例えばLEDが挙げられる。
不図示の光学シートは、導光板316の光出射側の主面上に配置されている。光学シートは、例えばプリズムシート、拡散シート等各種の光学的機能シートのうちの1つまたは複数で構成される。また、不図示の反射板は、反対側の主面上に配置されている。
但し、湾曲状のバックライトモジュール312によれば、バックライトモジュール312と液晶パネル52との間の距離を、液晶パネル52の全面において均一化することができる。このため、液晶パネル52を全面的に、同じ光量で照明することができる。したがって、高い表示品位が得られる。
また、湾曲状のバックライトモジュール312によれば、液晶パネル52を背面側から湾曲形状に支持することができる。この場合、前面支持基板302、裏面支持基板332とバックライトモジュール312とによって、液晶パネル52は湾曲形状に挟み込まれ保持される。このため、液晶パネル52が自身の弾性力で平板状に戻るのを防止することができる。
液晶表示装置50は、さらに、上記の要素である本体モジュール54、前面支持基板302、接着層308、拡散シート310、バックライトモジュール312を収容するフレーム318を含んでいる(図1参照)。フレーム318は開口部を有しており、当該開口部に液晶パネル52の表示面が向けられている。本体モジュール54、前面支持基板302、接着層308、拡散シート310、バックライトモジュール312は上記のように積み重ねられた状態で、フレーム318に不図示のネジ等によって固定されている。なお、外部配線80がバックライトモジュール312の背面側へ曲げられることにより、バックライトモジュール312の背面に制御基板82が配置されている。
なお、例示の液晶表示装置50では、図3に示す断面方向において絶縁性基板102、202および前面支持基板302が、前面支持基板302の側に曲率中心を有するように湾曲している。換言すれば、絶縁性基板102、202および前面支持基板302はそれぞれ、例えば円筒の側面の一部分を当該円筒の中心軸に平行な平面で切り出したような形状をしている。
<A−2.製造方法>
次に、液晶表示装置50の製造方法を図6〜図17を参照して説明する。ここでは、多数個取り(または複数個取り)の製造方法を例示する。
まず、液晶パネル52における絶縁性基板102、202よりも大きく、マザーガラス基板となる絶縁性基板112、212を準備する。そして、図6および図7に示すように、絶縁性基板102に対応する絶縁性基板112上に能動素子部106等を複数台分形成し、また、絶縁性基板202に対応する絶縁性基板212上にカラーフィルタ/電極部206を複数台分形成する。なお、図6には、大判の絶縁性基板112、212から4台の液晶表示装置50を製造する場合を例示している。ここでは、マザーガラス基板である絶縁性基板112、212は、絶縁性基板102、202よりも厚く、例えば0.5〜1.0mmの厚さのガラス板である。
次に、図6に示すように、各能動素子部106を囲う枠状にシール74を塗布し、また、絶縁性基板112の全周を囲う枠状にダミーシール76を塗布する。シール74、ダミーシール76には例えば加熱により硬化する熱硬化型または紫外線等の光照射により硬化する光硬化型のエポキシ系接着剤等が用いられる。ここではシール74、ダミーシール76の両方を絶縁性基板112上に塗布する場合を例示しているが、シール74、ダミーシール76の一方または両方を絶縁性基板212上に塗布してもよい。
次に、図6および図7に示すように、シール74で囲まれた領域内に液晶70を滴下する。
そして、図8に示すように、絶縁性基板112、212を対向させ、位置合わせ後に貼り合わせる。貼り合わせた状態でシール74、ダミーシール76を硬化させることにより、絶縁性基板102、202両基板が接着される。絶縁性基板102、202両基板の接着により、絶縁性基板112、212とシール74とで仕切られた空間内に液晶70が封じ込められる。
ここでは液晶層70を滴下法で形成する場合を例示したが、浸漬注入法等によって液晶層70を形成してもよい。
その後、図9に示すように、絶縁性基板112、212を、既述の絶縁性基板102、202と同様の厚さに薄化する。かかる基板薄化は例えば化学的機械研磨法(Chemical Mechanical Polishing)や化学エッチング法(Chemical Etching)によって行うことが可能である。これらの方法によれば約0.1mmまで薄板化することが可能である。
次に、図10および図11に示すように、切断線114の位置で絶縁性基板112を切断し、また、切断線214の位置で絶縁性基板212を切断する。これにより、図12に示すように、絶縁性基板102、202を有した液晶パネルに切り分けられる。
その後、図13に示すように、絶縁性基板102上に偏光板120を貼り付け、また、絶縁性基板202上に偏光板220を貼り付ける。これにより、上記で例示した構造の液晶パネル52が得られる。
そして、図14に示すように、外部配線接続端子110に外部配線80の一端を例えば圧着によって接続する。また、外部配線80の他端に制御基板82を接続する。これにより、上記で例示した構造の本体モジュール54が得られる。なお、外部配線80と外部配線接続端子110との接続と、外部配線80と制御基板82との接続とは、いずれを先に実行してもよい。
その後、図15に示すように、前面支持基板302を作業台402上に載せる。前面支持基板302は、この時点までに、上記の湾曲面304、306を予め有する湾曲板状部材として準備される。作業台402は、前面支持基板302の湾曲面304、306と同じ湾曲形状をした湾曲面(凸面)403を有している。前面支持基板302は、当該基板の湾曲面(凹面)306を作業台402の湾曲面(凸面)403に向け両湾曲面306、403の湾曲形状を整合させた状態で、作業台402上に載せられる。
次に、図15に示すように、予めシート状に成形されたゲル状接着層308を、前面支持基板302の湾曲面(凸面)304上に載せ、ローラー404を用いて前面支持基板302に貼り付ける。これにより、接着層308が前面支持基板302の湾曲面(凸面)304上に形成される。なお、この時点では、接着層308は均一な厚さ(上記例示では1mm程度)を有している。
次に、図16に示すように、液晶パネル52を、前面支持基板302に貼り付けられた接着層308上に載せる。なお、ここでは、液晶パネル52は、既に組み立てられた本体モジュール54の形態で供給される。液晶パネル52は、カラーフィルタ基板200側を接着層308に向けて載せられる。そして、アレイ基板100側からローラー404で加圧することにより、液晶パネル52を全面的に接着層308に貼り付ける。これにより、図17に示すように、液晶パネル52は、前面支持基板302の湾曲面(凸面)304に沿って湾曲した状態になる。
なお、液晶パネル52は、ローラー404によってゲル状接着層308中へ押し込まれる。これにより、上記のようにゲル状接着層308中にカラーフィルタ基板200側が押し込まれた状態になる。
ここではローラー圧着方式による貼り付けを例示したが、真空圧着方式等によって液晶パネル52の貼り付けを行ってもよい。
その後、図17に示すように、拡散シート310を、前面支持基板302に貼り付けられた液晶パネル52の偏光板120上に載せる。
次に、図18に示すように拡散シート310上に平板状態にある裏面支持基板332を載せ、図19に示すように裏面支持基板332、前面支持基板302をネジ340とスペーサ345によって端部で固定する。裏面支持基板332は元来平板状をした部材であり(湾曲形状のものであってもよい)、液晶パネル52の湾曲形状に沿って湾曲した状態を成して、ネジ340およびスペーサ345で固定する。これにより、裏面支持基板332は、液晶パネル52の湾曲形状に沿って、換言すれば前面支持基板302の湾曲面(凸面)304に沿って湾曲する。また、液晶パネル52は、前面支持基板302、裏面支持基板332によって挟まれ、湾曲形状に押さえ込まれる。液晶パネル52は、少なくとも非湾曲辺の端部近傍において裏面支持基板332によって支持される。
そして、裏面支持基板332上にバックライトモジュール312を載せ、固定する。バックライトモジュール312の設置後、外部配線80を曲げて制御基板82をバックライト312上に固定する(図3参照)。
そして、組み立てられた構造体をフレーム318(図3参照)内に収容し固定することにより、上記構成を有する液晶表示装置50が得られる。
なお、上記では制御基板82が接続された状態で液晶パネル52の貼り付け工程を行う場合を例示した。これに代えて、制御基板82が未接続の状態で液晶パネル52の貼り付け工程を行い、その後に、制御基板82と外部配線80との接続工程を行ってもよい。この場合、当該接続工程は、例えばバックライトモジュール312の設置工程の後に実行することが可能である。
<A−3.液晶表示装置500の構成>
以下に、図20〜図23を参照して、液晶表示装置50と比較するための液晶表示装置500を説明する。図20は比較用の液晶表示装置500を説明する平面図である。図20に示すように、比較用の液晶表示装置500は、液晶パネル52に前面支持基板502が接着層508で接着され、前面支持基板502、裏面支持基板532がネジ540とスペーサ545で固定された構造を有している点において上記の液晶表示装置50と共通する。より具体的には、比較用の液晶表示装置500は、前面支持基板502と裏面支持基板532が、非湾曲辺で固定するネジ540とスペーサ545により固定されている。しかし、両液晶表示装置500、50は、他の構成要素において大きく相違する。また、比較するための液晶表示装置500と液晶表示装置50は、液晶パネル52の短辺を湾曲辺とし、長辺を非湾曲辺とした場合について記載している。
また、図20中のC4−C4部位における模式的な断面図を図21に示す。なお、説明を簡単にするために、比較用液晶表示装置500のその他の構造については図示および説明を省略する。
図21に示す様にスペーサ545は、液晶パネル52、接着層508、拡散シート510の合計厚さよりも薄い。このため、非湾曲辺端において、液晶パネル52と裏面支持基板532が強く接触し、接着層508に埋没する。換言すれば、液晶パネル52の湾曲形状に歪みが生じる。
これは、湾曲形状を保持するための裏面支持基板532が高い可撓性を有しているとともに、スペーサ545の厚さが液晶パネル52、接着層508の合計厚さよりも薄く、裏面支持基板532がスペーサ545の高さに追従するためと考えられる。また、接着層508が柔軟性を有しているため、液晶パネル52が埋没する。
また、スペーサ545の厚さが、液晶パネル52、接着層508、拡散シート510の合計厚さと同等である場合にも、液晶パネル52が平板状に戻ろうとすることにより非湾曲辺の端部において、液晶パネル52と裏面支持基板532とが強く接触することになる。
このため、比較用液晶表示装置500では、液晶パネル52の非湾曲辺端において応力が偏り、換言すれば応力が集中してしまう。
また、図20中のC5−C5部位における模式的な断面図を図22に示す。なお、説明を簡単にするために、比較用液晶表示装置500のその他の構造については図示および説明を省略する。
図22に示す様に、湾曲辺の中央においては、裏面支持基板532と拡散シート510、液晶パネル52との間に空間が生じる。これは、前述した様に、裏面支持基板532が非湾曲辺に強く押し付けられた結果生じる変形である。
このような空間があった場合でも、裏面支持基板532の上に湾曲したバックライトモジュールを固定した際に、その空間は押し付けられて生じなくなる。しかし、裏面支持基板532は変形して、非湾曲辺端にさらに応力が集中してしまう。応力の集中は、例えば、液晶パネル52の破壊強度の低下や、表示ムラの発生による表示品位の低下を招く。
なお、図23に表示ムラの模式的な説明図を示す。図23においてハッチングを施した領域506は、他の領域に比べて、光抜けの度合いが高い領域を例示している。
<A−4.液晶表示装置50の構成>
次に、実施の形態1に係る液晶表示装置50について説明する。液晶表示装置50の断面図において、図1中のC2−C2線およびC3−C3線における断面図を図24と図25に示す。図24、25は、上記の図21、22と対比的に示されるものである。なお、図24等では、説明を簡単にするために、液晶表示装置50を一部の要素を以て簡略的に図示している。また、図24等では、液晶パネル52を自身の短辺を湾曲辺として湾曲させた場合を例示している。
液晶表示装置50によれば、図1に図示されるように、前面支持基板302と裏面支持基板332とを固定するネジ340とスペーサ345が、湾曲辺と非湾曲辺ともに設置されている。
図24に示す様に非湾曲辺に対応して配置されたスペーサ345は、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310の合計厚さよりも厚く構成されている。一方、湾曲辺に設置されたスペーサ345(図1参照)は、図22に示すような表示領域中央における浮き上がり、それに伴う変形を防止するように適切な厚さ(例えば、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310の合計厚さより厚い)に設定され、かつ、裏面支持基板332の固定手段として機能するものである。
このとき、裏面支持基板332は、液晶パネル52の非湾曲辺の端部近傍において、液晶パネル52の非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって非湾曲辺の端部と接触しない、浮き上がり形状を有する。これは、裏面支持基板332の弾性と、ネジ340の締め付けによる引っ張り力との寄与により維持される形状であるが、予め同形状を有するように加工しておくことも可能である。
裏面支持基板332は液晶パネル52の非湾曲辺の端部において接触しないため、液晶パネル52は、非湾曲辺端部において裏面支持基板332の押し付け力が緩和されている。換言すれば、液晶パネル52は湾曲形状の歪みが発生しない。
これは、液晶パネル52の剛性が高く、湾曲形状を保持するための裏面支持基板332が高い可撓性を有しているとともに、スペーサ345の厚さが液晶パネル52、接着層308の合計厚さよりも厚く構成されることにより、裏面支持基板332が液晶パネル52の非湾曲辺のより内側を押し付けるためである。
このため、スペーサ545の高さが低い比較用の液晶表示装置500に比べて、液晶表示装置50は、非湾曲辺端における応力集中を抑制することができる。
ここでスペーサ345は、前面支持基板302および/または裏面支持基板332と一体となっている場合であってもよい。すなわち、スペーサ345を独自に設けなくとも、前面支持基盤302および/または裏面指示基板332において、スペーサ345の代わりとなるような凸形状が設けられていてもよい。
また、図25に示す様に裏面支持基板332と拡散シート310、液晶パネル52との間に空間は生じず密着する。これは、前面支持基板302と裏面支持基板332が非湾曲辺だけでなく、湾曲辺においてもネジ340とスペーサ345で固定されており、前述のように、湾曲辺におけるスペーサ345が裏面支持基板332を固定するために適切な厚さに設定されているためである。
このように、裏面支持基板332と拡散シート310、液晶パネル52が密着した構成となる。このため、裏面支持基板332は、裏面支持基板332の上に湾曲したバックライトモジュールを固定した場合においても、変形を生じないため、非湾曲辺端において応力が集中しない。
また、上記の応力集中は機械的強度の低下、表示ムラを招く。したがって応力が集中しないように構成された液晶表示装置50によれば、高い機械的強度と優れた表示性能が得られる。なお、図26に表示ムラの模式的な説明図を示す。図23においてハッチングを施した光抜け領域506は、液晶表示装置50では観察されない。
ところで、液晶表示装置50において、接着層308の代わりに、熱硬化型または紫外線硬化型の接着剤を用いることも可能であり、この場合も、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310の合計厚さよりも厚いスペーサ345を採用したことによる上記効果を得ることができる。
液晶表示装置50の上記各種効果は、製造中にも発揮され、歩留まり向上等に貢献する。例えば、上記の応力集中の抑制等によって、製造中に液晶パネル52が破損するのを防止することができる。
なお、実施の形態1に係る液晶表示装置50と、上記の比較用の液晶表示装置500とを比較すると、次のような相違点が見られる。
まず、液晶パネル52の湾曲形状に相違が見られる。実施の形態1に係る液晶表示装置50では、上記のように、液晶パネル52の湾曲形状をパネル全面にわたって均質に、例えばほぼ単一の曲率にすることが可能である(図24、25参照)。これに対し、比較用の液晶表示装置500では非湾曲辺端において均質な湾曲状態を得ることは難しい(図21、22参照)。
また、スペーサ板厚、設置場所等に相違が見られる。比較用液晶表示装置500では、スペーサ545の厚さが液晶パネル52、接着層508、拡散シート510の合計厚さと同じ、もしくは薄く、非湾曲辺にのみ設置されている。これに対し、実施の形態1に係る液晶表示装置50は、非湾曲辺と湾曲辺とにスペーサ345が設置され、湾曲辺に設置されたスペーサ345とは異なり、非湾曲辺端部のスペーサ345の厚さは、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310の合計厚さよりも厚く構成されている。
<A−5.効果>
この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、表示パネルである液晶パネル52と、液晶パネル52上に設けられた接着層308と、湾曲面を予め有した部材で構成され、湾曲面上に接着層308によって液晶パネル52が接着され、液晶パネル52を湾曲面に沿った湾曲形状に支持する、前面支持基板302と、液晶パネル52を介して前面支持基板302と対向配置され、液晶パネル52の少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板332と、前面支持基板302と裏面支持基板332とを、端部で固定する固定手段340、345とを備え、固定手段340、345に固定された裏面支持基板332は、液晶パネル52の非湾曲辺の端部近傍において、液晶パネル52の非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有することで、液晶パネル52の非湾曲辺の端部における応力集中を抑制し、表示装置の表示ムラ等の低減や、応力集中を抑制することによる機械的強度の向上も実現可能となる。
また、前面支持基板302と、裏面支持基板332とが液晶パネル52を外力から保護するので、高い保護性、耐久性が得られる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、固定手段が、スペーサ345を備えることで、裏面支持基板332の形状に合わせて前面支持基板302との固定が可能となる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、スペーサ345は、液晶パネル52と接着層308とを合わせた厚さより厚いことで、裏面支持基板332の非湾曲辺端部の浮き上がり形状に合わせて固定でき、裏面支持基板332が非湾曲辺端部において液晶パネル52に接触せずに液晶パネル52を保持することが可能となる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、裏面支持基板332上に配置されたバックライトモジュール312と、液晶パネル52と裏面支持基板332との間に配置された拡散シート310とをさらに備えることで、表示装置の表示品位等を向上させることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、バックライトモジュール312は、液晶パネル52の湾曲形状に沿った形状を有することで、液晶パネル52を背面側から湾曲形状に支持することができる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置において、前面支持基板302は、湾曲形状にある液晶パネル52の凹側に設けられていることで、液晶パネル52が平板状に戻ろうとする際に非湾曲辺端部が強く接触することを防ぎ、表示品位を高く保つことができる。
また、この発明にかかる実施の形態1によれば、表示装置の製造方法において、(a)湾曲した前面支持基板302を準備する工程と、(b)前面支持基板302の湾曲面上に接着層308を形成する工程と、(c)接着層308上に、表示パネルである液晶パネル52を、前面支持基板302の湾曲面に沿って貼り付ける工程と、(d)液晶パネル52上に、液晶パネル52の少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板332を配置する工程と、(e)前面支持基板302と、裏面支持基板332とを端部で固定する工程とを備え、固定後の裏面支持基板332は、液晶パネル52の非湾曲辺の端部近傍において、液晶パネル52の非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有することで、液晶パネル52の非湾曲辺の端部における応力集中を抑制し、表示品位、信頼性等を向上した表示装置の製造が可能となる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図27に、本発明の実施の形態2に係る表示装置の一例として、液晶表示装置50Bの平面図を例示する。図27は図1に対応する平面図である。
また、図28は、図27中のC1−C1線における断面図である。図28は図3に対応する断面図である。
液晶表示装置50Bは、実施の形態1に係る液晶表示装置50(図3参照)の、裏面支持基板332を、非湾曲辺にのみに設置した裏面支持基板334で構成している。なお、図28ではネジ340を模式的に図示している。液晶表示装置50Bのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50(図3参照)と同様である。
裏面支持基板334は、拡散シート310およびバックライトモジュール312とともに、液晶パネル52の外側においてアレイ基板100の側に配置されている。より具体的には、アレイ基板100の偏光板120の非湾曲辺端から表示領域までの領域上には、拡散シート310と、裏面支持基板334と、バックライトモジュール312とが、この順序で積み重ねられている。また、アレイ基板100の偏光板120の表示領域上には拡散シート310、空隙を空けて、バックライトモジュール312が設置されている。裏面支持基板334は、ネジ340とスペーサ345によって、カラーフィルタ基板200側の前面支持基板302に固定されている。
裏面支持基板334は、元来、平板状をした部材であり、湾曲形状となった液晶パネル52の非湾曲辺に沿って湾曲した状態を保持している。また、前面支持基板302と裏面支持基板334とは、ネジ340とスペーサ345で固定されている。このため、液晶パネル52は、非湾曲辺端において前面支持基板302と裏面支持基板332とにより狭持され、湾曲形状に保持されている。
また、裏面支持基板334は、液晶パネル52よりも剛性が低く(換言すれば、可撓性が高く)、液晶パネル52に比べて変形させることが容易に構成されている。なお、液晶パネル52の構成要素のうちで絶縁性基板102、202が、液晶パネル52の剛性に最も関与していると考えられる。かかる点に鑑みれば、裏面支持基板334は絶縁性基板102、202よりも低い剛性を有していると把握することも可能である。
かかる剛性の付与は例えば厚さの調整によって可能である。例えば、絶縁性基板102、202を構成するガラス基板の厚さが0.1〜0.2mm程度の場合、裏面支持基板334は0.5〜1.5mm程度の厚さのアクリル基板やポリカーボネート基板によって構成可能である。
また、裏面支持基板334は、アレイ基板100の偏光板120と接触する部位の角が曲面に加工されている。
裏面支持基板334は、液晶パネル52よりも厚く、かつ、前面支持基板302よりも薄いのが好ましい。これによれば、裏面支持基板334に、可撓性を付与するとともに、液晶パネル52が平板状に戻ろうとする力(弾性力)に対抗しうる剛性を付与することができる。
裏面支持基板334は、アレイ基板100の偏光板120と接触する部位の角が曲面に加工されているが好ましい。これによれば、裏面支持基板334が液晶パネル52の非湾曲辺端を押え付ける際に、押し付け力が集中することを抑制することができる。
上記例示の裏面支持基板334では、透明なアクリルやポリカーボネート等の樹脂により構成しているが、裏面支持基板334は、液晶パネル52の表示領域よりも外側に備えられているため、バックライトモジュール312からの出射光を液晶パネル52側へ通過させない、不透明な材料で構成することも可能である。
スペーサ345は、高い剛性を有する部材で構成されている。例えば高密度プラスチックやSUSなどの金属などによって構成可能である。
ここで、スペーサ345の厚さ(高さ)は、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310を合計した厚さよりも0.2〜0.3mm程度厚くしている。具体的には、厚さ0.7〜0.8mm程度の液晶パネル52に対しては、1.5mm程度厚さのスペーサ345が好ましい。スペーサ345の厚さが液晶パネル52、接着層308、拡散シート310を合計した厚さ以下の場合、非湾曲辺の端部かかる押え付け力が強くなる。換言すれば、スペーサ345が薄すぎる(低すぎる)場合、非湾曲辺の端部に応力が集中して、機械強度が低下するとともに、表示ムラが発生する。
液晶表示装置50Bでは、液晶パネル52の背面側に位置する裏面支持基板334の方が、液晶パネル52の表示面側に位置する前面支持基板302に比べて、小さい。このため、液晶パネル52に接続された外部配線80を液晶パネル52の背面側へ引き出すための空間を、容易に確保することができる(図28参照)。これにより、例えば、外部配線80とフレーム318等との接触による断線や漏電を防止することができる。したがって、高い信頼性を得ることができる。
<B−2.製造方法>
次に、液晶表示装置50Bの製造方法を図29および図30を参照して説明する。
まず、例えば実施の形態1で例示した製造方法を利用して、本体モジュール54を製造する(図6〜図14参照)。そして、例えば実施の形態1で例示した製造方法を利用して、液晶パネル52を前面支持基板302上に貼り付け(図15〜図17参照)、その後、液晶パネル52の偏光板120上に拡散シート310を配置する(図17参照)。
次に、図29に示すように拡散シート310上に裏面支持基板334を載せ、前面支持基板302と裏面支持基板334とをネジ340とスペーサ345によって固定する。これにより、裏面支持基板334は、液晶パネル52の非湾曲辺端から表示領域までの領域において液晶パネル52を保持する。
そして、図30に示すように裏面支持基板334上にバックライトモジュール312を載せ、固定する。これにより、裏面支持基板334は、液晶パネル52の非湾曲辺端から表示領域までの領域において、液晶パネル52を押し付けることにより保持する。裏面支持基板334の弾性と、ネジの締め付けによる引っ張り力との寄与により、図示するような形状が維持される。その後の工程は、例えば実施の形態1で例示した製造方法を採用可能である。
液晶表示装置50Bによれば、以下のような効果が得られる。
例えば、液晶表示装置50Bでは、前面支持基板302と裏面支持基板334とをネジ340とスペーサ345によって固定されている。
また、スペーサ345は、液晶パネル52、接着層308、拡散シート310の合計厚さよりも厚く構成されている。
このため、液晶パネル52は、非湾曲辺端において裏面支持基板334の押し付け力が緩和されている。換言すれば、液晶パネル52は湾曲形状の歪みが発生しない。
また、裏面支持基板334は、液晶パネル52の表示領域には設けられていないため、湾曲したバックライトモジュール312を固定する場合、裏面支持基板334が変形することによる非湾曲辺端における応力集中が発生しない。
このため、液晶表示装置50に比べて、液晶パネル52の非湾曲辺の端部に湾曲形状を保持する構造をより簡素化することができる。
なお、液晶表示装置50Bでは、拡散シート310が液晶パネル52と裏面支持基板334との間に配置されている。すなわち、液晶パネル52とバックライトモジュール312との直接接触が回避され、液晶パネル52、バックライトモジュール312の破損を防止することができる。
ところで、上記では裏面支持基板334が平板状部材である場合を例示した。これに対し、当該裏面支持基板334を前面支持基板302と同様に予め湾曲した部材で構成することも可能である。この場合にも、前面支持基板302と裏面支持基板334とをネジ340とスペーサ345により固定することによって、同様の効果を得ることは可能である。
<B−3.効果>
この発明にかかる実施の形態2によれば、表示装置において、裏面支持基板334は、液晶パネル52の表示領域を除く領域に対応して設けられることで、液晶パネル52とバックライトモジュール312との直接接触が回避され、液晶パネル52、バックライトモジュール312の破損を防止することができる。
また、裏面支持基板334が変形することによる非湾曲辺端における応力集中を抑制することができる。
また、液晶パネル52の非湾曲辺の端部に湾曲形状を保持する構造をより簡素化することができる。
<C.実施の形態3>
<C−1.構成、製造方法>
図31に、本発明の実施の形態3に係る表示装置の一例として、液晶表示装置50Cを例示する。図31は図3に対応する断面図である。
液晶表示装置50Cは、実施の形態1に係る液晶表示装置50(図3参照)の、裏面支持基板332を反射裏面支持基板360で構成している。
反射裏面支持基板360は、カラーフィルタ基板200の偏光板220上に配置されており、前面支持基板302と反射裏面支持基板360とはネジ340とスペーサ345によって固定されている。
また、液晶表示装置50Cは、実施の形態1に係る液晶表示装置50で設置されているバックライトモジュール312(図3参照)が取り外された構成となっている。液晶表示装置50Cのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50と同様である。
液晶表示装置50Cは、例えば、実施の形態1で例示した製造方法の裏面支持基板332に代わり、反射裏面支持基板360取り付け、バックライトモジュール312を固定する工程を排除することにより、製造可能である。
<C−2.効果>
この発明にかかる実施の形態3によれば、表示装置において、裏面支持基板332は、反射性または遮光性を備える反射裏面支持基板360であることで、バックライトモジュール312を必要としない反射型の液晶表示装置を得ることができる。
<実施の形態1〜3の変形例>
上記の実施の形態1〜3では、前面支持基板302の湾曲面(凸面)304側に液晶パネル52が配置されている構造、換言すれば前面支持基板302が湾曲状態にある液晶パネル52の凹側に位置する構造を例示した(図3、図28、図31参照)。前面支持基板302の湾曲面(凹面)306側に液晶パネル52を配置した構造、換言すれば前面支持基板302が湾曲状態にある液晶パネル52の凸側に位置する構造を例示する。
また、図32は、以下に説明する液晶表示装置50D、50E、50Fの斜視図である。
図33に、液晶表示装置50Dを例示する。図33は、図32中のC6−C6線における断面図であり、実施の形態1の図3に対応する。
液晶表示装置50Dでは、前面支持基板302の湾曲面(凹面)306上に、接着層308と、液晶パネル52と、拡散シート310と、裏面支持基板332と、バックライトモジュール312とが、この順序で積み重ねられている。前面支持基板302と裏面支持基板332とは、ネジ340とスペーサ345によって固定されている。液晶パネル52は、接着層308によって前面支持基板302の湾曲面(凹面)306に接着されている。この構造により、液晶パネル52は、表示面を構成するカラーフィルタ基板200が凸形状に湾曲した状態で配置されている。液晶表示装置50Dのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50(図3参照)と同様である。
液晶表示装置50Dは、例えば実施の形態1で例示した製造方法を利用して製造可能である。この場合、図34に示すように、前面支持基板302の湾曲面304、306と同じ湾曲形状をした湾曲面(凹面)413を有する作業台412を利用すれば便利である。より具体的には、前面支持基板302は、当該前面支持基板302の湾曲面(凸面)304を作業台412の湾曲面(凹面)413に向け両湾曲面304、413の湾曲形状を整合させた状態で、作業台412上に載せれば好適である。
図35に、液晶表示装置50Eを例示する。液晶表示装置50Eは、液晶表示装置50D(図3参照)の、裏面支持基板334を、非湾曲辺にのみに設置した構成を有している。なお、図35ではネジ340を模式的に図示している。液晶表示装置50Eのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50B(図3参照)と同様である。
より具体的には、裏面支持基板334は、拡散シート310およびバックライトモジュール312とともに、液晶パネル52の外側においてアレイ基板100の側に配置されている。より具体的には、アレイ基板100の偏光板120の非湾曲辺端から表示領域までの領域上には、拡散シート310と、裏面支持基板334と、バックライトモジュール312とが、この順序で積み重ねられている。また、アレイ基板100の偏光板120の表示領域上には拡散シート310、空隙を空けて、バックライトモジュール312が設置されている。前面支持基板302と裏面支持基板334とは、ネジ340とスペーサ345によって固定されている。液晶表示装置50Eのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50B(図28参照)と同様である。
液晶表示装置50Eは、例えば実施の形態2で例示した製造方法を利用して製造可能である。この場合、図34に示すように、前面支持基板302の湾曲面304、306と同じ湾曲形状をした湾曲面(凹面)413を有する作業台412を利用すれば便利である。より具体的には、前面支持基板302は、当該前面支持基板302の湾曲面(凸面)304を作業台412の湾曲面(凹面)413に向け両湾曲面304、413の湾曲形状を整合させた状態で、作業台412上に載せれば好適である。
図36に、液晶表示装置50Fを例示する。液晶表示装置50Fは、液晶表示装置50D(図3参照)の、裏面支持基板332を反射裏面支持基板360で構成している。
反射裏面支持基板360は、カラーフィルタ基板200の偏光板220上に配置されており、前面支持基板302と反射裏面支持基板360とは、ネジ340とスペーサ345によって固定されている。
液晶表示装置50Fは、液晶表示装置50Dで設置されているバックライトモジュール312が取り外された構成となっている。液晶表示装置50Fのその他の構成は、基本的に、上記の液晶表示装置50Dと同様である。
液晶表示装置50Fは、例えば、実施の形態1で例示した製造方法の裏面支持基板332に代わり、反射裏面支持基板360を取り付け、バックライトモジュール312を固定する工程を排除することにより、製造可能である。
カラーフィルタ基板200側が表示面を構成する場合に対し、アレイ基板100側を表示面にすることも可能である。例えば液晶表示装置50(図3参照)において、アレイ基板100を前面支持基板302の側に向けて液晶パネル52を配置することにより、アレイ基板100側を表示面とすることが可能である。また、液晶表示装置50B等において液晶パネル52を裏返しに配置すれば、同様に、アレイ基板100側を表示面にすることが可能である。
また、上記の各種構造は、反射型の液晶表示装置に応用可能である。この場合、既述のように、絶縁性基板102、202のうちで表示面を構成しない方の基板、すなわち背面側になる基板は透明でなくてもよい。この点は前面支持基板302、裏面支持基板332、334についても同様である。
また、上記では液晶表示装置を例示したが、液晶パネル以外の表示パネルを有する表示装置にも上記の各種構造は適用可能である。他の表示パネルとして、例えば、電子ペーパーパネル、電界発光型エレクトロルミネッセンスパネル等が挙げられる。
50,50B〜50F,500 液晶表示装置、52 液晶パネル、54 本体モジュール、62 画素エリア(表示エリア)、70 液晶層、74 シール、76 ダミーシール、80 外部配線、82 制御基板、100 アレイ基板、102,112,202,212 絶縁性基板、106 能動素子部、110 外部配線接続端子、114,214 切断線、120,220 偏光板、200 カラーフィルタ基板、206 電極部、302,502 前面支持基板、304,403 湾曲面(凸面)、306,413 湾曲面(凹面)、308,508 接着層、310,510 拡散シート、312 バックライトモジュール、314 光源、316 導光板、318 フレーム、332,334,532 裏面支持基板、340,540 ネジ、345,545 スペーサ、360 反射裏面支持基板、402,412 作業台、404 ローラー、506 領域。

Claims (10)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネル上に設けられた接着層と、
    湾曲面を予め有した部材で構成され、前記湾曲面上に前記接着層によって前記表示パネルが接着され、前記表示パネルを前記湾曲面に沿った湾曲形状に支持する、前面支持基板と、
    前記表示パネルを介して前記前面支持基板と対向配置され、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板と、
    前記前面支持基板と前記裏面支持基板とを、端部で固定する固定手段とを備え、
    前記固定手段に固定された前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有する、
    表示装置。
  2. 前記裏面支持基板は、前記表示パネルの表示領域を除く領域に対応して設けられる、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記固定手段は、スペーサを備える、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記スペーサは、前記表示パネルと前記接着層とを合わせた厚さより厚い、
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記裏面支持基板は、反射性または遮光性を備える、
    請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記裏面支持基板上に配置されたバックライトモジュールと、
    前記表示パネルと前記裏面支持基板との間に配置された拡散シートとをさらに備える、
    請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記バックライトモジュールは、前記表示パネルの湾曲形状に沿った形状を有する、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記前面支持基板は、前記湾曲形状にある前記表示パネルの凹側に設けられている、
    請求項1〜7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記表示パネルは、液晶パネル、電子ペーパーパネル、電界発光型エレクトロルミネッセンスパネルのいずれかである、
    請求項1〜8のいずれかに記載の表示装置。
  10. (a)湾曲した前面支持基板を準備する工程と、
    (b)前記前面支持基板の湾曲面上に接着層を形成する工程と、
    (c)前記接着層上に、表示パネルを、前記前面支持基板の前記湾曲面に沿って貼り付ける工程と、
    (d)前記表示パネル上に、前記表示パネルの少なくとも非湾曲辺の端部近傍を支持する裏面支持基板を配置する工程と、
    (e)前記前面支持基板と、前記裏面支持基板とを端部で固定する工程とを備え、
    固定後の前記裏面支持基板は、前記表示パネルの非湾曲辺の端部近傍において、前記表示パネルの非湾曲辺の端部に対面する部分が浮き上がって当該非湾曲辺の端部と接触しない浮き上がり形状を有する、
    表示装置の製造方法。
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