JP6916980B2 - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネルの前面に設けられた前面板により表示パネルが吊り下げ保持される表示装置及び表示装置の製造方法に関する。
電子機器の表示装置として、液晶表示装置が採用されている。液晶表示装置は、映像を表示する表示面を前側に有する液晶パネルと、液晶パネルの後側に配され、液晶パネルに対して光を照射する光源装置とを備える。また液晶表示装置は、液晶パネルを前側から保持する前側筐体と、光源装置を後側から保持する後側筐体とを連結して組み立てられている。このような液晶表示装置には、液晶パネルの前側に透明部材又はタッチパネルを設け、透明部材又はタッチパネルを前側筐体が保持し、透明部材又はタッチパネルが液晶パネルを保持するように構成されたものがある。
特許文献1には、筐体に保持された透明部材に透明弾性樹脂を介して液晶パネルが取り付けてある構成が開示されている。特許文献2には、筐体に保持されたタッチパネルにシール部材を介して液晶パネルが取り付けてある構成が開示されている。特許文献3には、液晶パネルを内包するフレーム(後側筐体)とフロントフレーム(前側筐体)とで透明部材を保持する構成が開示されている。
特開平11−174417号公報 特開2012−185814号公報 特開2009−128399号公報
特許文献1〜3に開示された構成では、前面板外形を介して表示パネルとシャーシ(筐体)を位置決めし、表示パネルとシャーシの適正な隙間を確保する為、前面板外形よりもシャーシを大型化しなければならない課題がある。
また、大型化の対策として、前面板とシャーシを位置決めせずに、表示パネルとシャーシを組み立てる場合、表示パネルとシャーシの隙間を適正に保つ作業は困難で生産性が悪化する課題がある。
更に、表示パネルが大型化し、前面板の剛性が不足すると、タッチ操作時の押圧により表示ムラが発生する課題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものである。そして、その目的とするところは、シャーシを大型化せず、組み立て時に容易に表示パネルとシャーシの位置決めを行い、表示パネルとシャーシとの隙間を適切に確保することが可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの前面に設けられ、前記表示パネルを吊り下げ保持する前面板と、前記表示パネルとの間に隙間を有して前記表示パネルを収納するシャーシとを有する表示装置において、前記前面板と前記表示パネルとの間に設けられ、前記前面板よりも小さい寸法を有する中間部材を有し、前記中間部材の側面の少なくとも一部と前記シャーシの内側面とが接しており、前記表示パネルの側面は、前記シャーシの内側面に接しておらず、前記表示パネルの背面は、前記シャーシに保持されたバックライトとの間に隙間を有する。
本発明に係る他の表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの前面に設けられ、前記表示パネルを吊り下げ保持する前面板と、前記表示パネルとの間に隙間を有して前記表示パネルを収納するシャーシとを有する表示装置において、前記前面板と前記表示パネルとの間に設けられ、前記前面板よりも小さい寸法を有する中間部材を有し、前記中間部材の側面と前記シャーシの隙間の間隔が前記表示パネルの側面と前記シャーシの隙間の間隔以下であり、前記表示パネルの側面は、前記シャーシの内側面に接しておらず、前記表示パネルの背面は、前記シャーシに保持されたバックライトとの間に隙間を有することを特徴とする。
本発明によれば、シャーシの外形を前面板より小型化でき、表示装置の軽量化が可能となる。また、表示パネルとシャーシの隙間を適正な状態に容易に組み立てることができると同時に、表示パネルとシャーシの干渉による表示ムラを軽減することができる。
実施形態1に係る液晶表示装置の平面図である。 図1におけるII-II線による断面図である。 中間部材の変形例を示す断面図である。 中間部材の変形例を示す断面図である。 バックライトシャーシの変形例を示す模式図である。 バックライトシャーシの変形例を示す模式図である。 バックライトシャーシの変形例を示す模式図である。 実施形態1の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 従来の構成との比較を示す断面図である。 従来の構成との比較を示す断面図である。 従来の構成との比較を示す断面図である。 実施形態2に係る液晶表示装置の平面図である。 図12におけるXIII-XIII線による断面図である。 実施形態2のバックライトシャーシの変形例を示す断面図である。 実施形態2のバックライトシャーシの変形例を示す模式図である。 図15に示した液晶表示装置の変形例を示す模式図である。 実施形態2の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 図19,20の製造フローによる液晶表示装置の断面図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の実施例の断面図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 図23,24の製造フローによる液晶表示装置の断面図である。 図25,26の製造フローによる液晶表示装置の断面図である。 従来の構成との比較を示す断面図である。 実施形態3に係る液晶表示装置の平面図である。 図30におけるXXXI−XXXI線による断面図である。 中間部材の変形例を示す断面図である。 実施形態3のバックライトシャーシの変形例を示す断面図である。 実施形態3の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 従来の構成との比較を示す模式図である。 従来の構成との比較を示す模式図である。 実施形態4に係る液晶表示装置の平面図である。 図37におけるXXXVIII-XXXVIII線による断面図である。 リブ付き前面板の例である。 実施形態4の中間部材の変形例を示す断面図である。 中間部材の変形例の断面図である。 実施形態4のバックライトシャーシの変形例を示す断面図である。 実施形態4のバックライトシャーシの他の変形例を示す断面図である。 実施形態4のバックライトシャーシの他の変形例を示す断面図である。 実施形態4のバックライトシャーシの他の変形例を示す断面図である。 実施形態4の液晶パネルを平坦に貼合した変形例を示す平面図である。 実施形態4の液晶パネルを平坦に貼合した変形例を示す断面図である。 実施形態4の液晶パネルを平坦に貼合する中間部材の変形例を示す断面図である。 実施形態4の液晶パネルを平坦に貼合した他の変形例を示す断面図である。 実施形態4の液晶パネルを平坦に貼合した他の変形例を示す断面図である。 実施形態4の前面板が凸方向に湾曲した変形例を示す断面図である。 実施形態4の前面板が凸方向に湾曲した他の変形例を示す断面図である。 実施形態4の前面板が凸方向に湾曲した他の変形例を示す断面図である。 実施形態4の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態4の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態4の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。 実施形態4の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。
以下に、本発明に係る表示装置及びその製造方法について、実施形態を示す図面を用いて具体的に説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1の構成について説明する。図1は、実施形態1に係る液晶表示装置の平面図、図2は、図1におけるII-II線による断面図である。本実施形態1の液晶表示装置は、前面板3から透明接着剤5にて液晶パネル1を吊り下げ、液晶パネル1とバックライトシャーシ(シャーシ)6との間に水平方向の隙間10と垂直方向の隙間11とを有する表示装置である。なお、水平方向は液晶パネル1の表示面に沿った方向を意味し、垂直方向は液晶パネル1の厚み方向を意味する。
本実施形態1の液晶表示装置は、前面板3、中間部材4、液晶パネル1、バックライト7、バックライトシャーシ6をこの順に有する。以下の説明では、液晶表示装置の前面板3側を前面又は上面といい、バックライトシャーシ6側を背面又は下面という。
液晶パネル(表示パネル)1は、矩形板状であり、画像を表示する表示面(表示領域)を有する。具体的には、液晶パネル1は、RGB(赤、緑、青)及びBM(ブラックマトリクス)等が形成されたカラーフィルタ基板1a、TFT(Thin Film Transistor)素子等が形成されたTFT基板1b、TFT基板1bとカラーフィルタ基板1aとの間に任意の隙間を設けるためのシール1c、TFT基板1bとカラーフィルタ基板1aとの隙間に充填された液晶剤1d、カラーフィルタ基板1a及びTFT基板1bにそれぞれ貼合される偏光板・光学補償フィルム2a及び2b等により構成される。
偏光板・光学補償フィルム2a,2bは、偏光板単体、光学補償フィルム単体、又は、偏光板の一面または両面に光学補償フィルムが貼合された複合体である。光学補償フィルムには例えば、位相差フィルム、視野角向上フィルム、輝度向上フィルム、低反射フィルム、光学フィルム、低複屈折フィルム等のうちの1つ又は複数を貼合したフィルムを用いることができる。また、カラーフィルタ基板1aに貼合される偏光板・光学補償フィルム2aと、TFT基板1bに貼合される偏光板・光学補償フィルム2bとは同一ものであってもよいし、異なるものであってもよい。例えば、カラーフィルタ基板1aに貼合される偏光板・光学補償フィルム2aに、偏光板と光学補償フィルムとを貼合した複合体を使用し、TFT基板1bに貼合される偏光板・光学補償フィルム2bに、偏光板単体を使用する場合がある。
また、液晶パネル1には、液晶を駆動する回路基板9がFPC(Flexible Printed Circuits )8を介して接続されている。FPC8は折り曲げられてバックライトシャーシ6の背面側に引き出される。回路基板9はバックライトシャーシ6の背面に配置される。バックライトシャーシ6の外側に引き出されたFPC8や回路基板9が損傷しないよう、FPC8及び回路基板9を覆う保護板(図示せず)を設けることができる。
前面板3は、液晶パネル1の前面側に設けられる。前面板3には、タッチパネル等の入力装置の他、透明なガラス又は強化ガラスを用いた基板、アクリル板又はPET(ポリエチレンテレフタレート)板等のプラスチックを用いた基板、あるいはその複合基板を用いることができる。前面板3は、液晶パネル1を貼合した際に液晶パネル1の表示領域に相当する領域以外の外周部に、遮光性を有するインク等で加飾塗装することができる。また、液晶表示装置を携帯通信機、スマートフォン等の機器に組み込んだ際に機器との一体感を高め、高級感のあるデザインにする為に、前面板3の外形寸法を、液晶パネル1の外形寸法よりも大きくする場合がある。
前面板3と液晶パネル1との中間には矩形板状の中間部材4が設けてあり、中間部材4は、透明接着剤5により前面板3と液晶パネル1とに貼合している。
透明接着剤5には、熱硬化樹脂、湿気硬化樹脂、光硬化樹脂及び熱、湿気、光による硬化方法を組合せたハイブリット硬化樹脂のようなOCR(Optically Clear Resin )や、透明性の高い粘着剤を使用したシート状の粘着テープであるOCA(Optically Clear Adhesive)等を用いることができる。透明接着剤5に光硬化型のOCRを用いた場合、UV(ultraviolet)光等の活性エネルギー線によって硬化する。
中間部材4の外形寸法は、前面板3よりも小さく、液晶パネル1よりも大きい。中間部材4には、透明なガラス又は強化ガラスを用いた基板、アクリル板又はPET板等のプラスチックを用いた基板、あるいはその複合基板を用いることができる。前面板3がアクリル板やPET板等のプラスチックを用いた基板のように剛性が無い場合、タッチ操作された場合に前面板3及び液晶パネル1が歪んで、液晶パネル1とバックライトシャーシ6とが接触する。その結果、色や輝度等が表示パネル内において不均一となる表示ムラが発生する。従って、この場合、中間部材4には、厚いガラスや強化ガラスのように、前面板3より剛性の高い材料を用いることが好ましい。
バックライトシャーシ6は、中間部材4の外形寸法と同程度の大きさを有する矩形の皿形状に形成してあり、底面にバックライト7が設けられている。バックライト7は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が2次元マトリクス状に実装されたLED基板であり、面状の光を照射する。バックライトシャーシ6の底面には、バックライト7を取り付けるための凹部が設けてある。なお、バックライト7は、冷陰極蛍光ランプ(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光ランプ(EEFL:External Electrode Fluorescent Lamp)、熱陰極蛍光ランプ(HCFL:Hot Cathode Fluorescent Lamp)等であってもよい。
バックライトシャーシ6は、開口縁6b(上面)が前面板3の背面(下面)の周縁の全周または一部に接し、前面板3を支持する。このとき、バックライト7は液晶パネル1の背面(下面)に対向して配置され、液晶パネル1の下部より光を照射する。バックライトシャーシ6の内側の寸法(対向する内側面6a間の長さ)が中間部材4の外形寸法と略同一である。従って、バックライトシャーシ6の上面が前面板3の下面に接した場合、バックライトシャーシ6の内側面6aは中間部材4の側面4aの全周または一部(少なくとも一部)に接する。よって、バックライトシャーシ6の開口縁6bが前面板3に接することにより、液晶パネル1の厚み方向(垂直方向、上下方向)における液晶パネル1及びバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができるので、垂直方向の隙間11を適切に確保できる。また、バックライトシャーシ6の内側面6aが中間部材4の側面4aに接することにより、液晶パネル1の表示面に沿った方向(水平方向)における液晶パネル1及びバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができるので、水平方向の隙間10を適切に確保できる。
以下に、上述した実施形態1の液晶表示装置の変形例について説明する。図3は、中間部材4の変形例を示す断面図である。図3A,Bには、図2に示した中間部材4よりも厚い中間部材4を用いた構成を示す。中間部材4に厚いガラスを用いた場合、中間部材4とバックライトシャーシ6との接触面積が増える為、中間部材4とバックライトシャーシ6とを接着固定する場合に、接着面積を大きくすることができる。その結果、液晶表示装置自体の剛性を増すことができる。
また、図3A,Bに示すように、中間部材4の背面(下面)の周縁部とバックライトシャーシ6の開口縁6bの内側を面取りすることが好ましい。図3Aにはテーパ状に面取りした中間部材4を示し、図3BにはR形状に面取りした中間部材4を示す。このような形状とすることにより、バックライトシャーシ6に液晶パネル1等を組込む際に中間部材4とバックライトシャーシ6とが接触して削れることを防止できる。よって、中間部材4及びバックライトシャーシ6の削れた異物が、液晶パネル1とバックライトシャーシ6との隙間に入り込み、表示異物となることを防止できる。
図4は、中間部材4の変形例を示す断面図である。図4Aに示す中間部材4は、タッチセンサーパターン14及びタッチパネル用FPC13を有し、タッチセンサーの機能を有する基板として構成されている。図4Aに示す例では、中間部材4の上面(前面)にタッチセンサーパターン14及びタッチパネル用FPC13が設けてある。また、図4Aに示す例では、バックライトシャーシ6の開口縁6bの一部に切り欠き部6cが設けてある。バックライトシャーシ6の開口縁6bは、切り欠き部6cの箇所では前面板3の下面に接せず、バックライトシャーシ6の内外をつなぐ貫通孔となる。よって、切り欠き部6cによる貫通孔を用いてタッチパネル用FPC13をバックライトシャーシ6の外側に引き出すことができる。
図4Bには、中間部材4と前面板3とを一体とした構成を示す。図4Bに示す例では、前面板3の下面に透明接着剤5を介さずに直接中間部材4が設けられている。図4Bに示すように前面板3の下面から下向きに中間部材4が突設されることにより、中間部材4の側面4aにバックライトシャーシ6の内側面6aを接することができる。よって、上述の実施形態1と同様に、水平方向における液晶パネル1及びバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができ、隙間10を適切に確保できる。また、中間部材4と前面板3とを貼合する必要が無い為、貼合工程の削減や透明接着剤5の使用量削減によるコストダウンや透明接着剤5の厚みが無くなり薄型化が可能である。なお、中間部材4と前面板3とを一体とした構成においても、タッチセンサーの機能を設けることができ、図4Bに示す例では、中間部材4の下面にタッチセンサーパターン14及びタッチパネル用FPC13が設けてある。また、図4Bに示す構成においても、タッチパネル用FPC13をバックライトシャーシ6の外側に引き出すために、バックライトシャーシ6の開口縁6bの一部に切り欠き部(図示せず)が設けてある。
図5は、バックライトシャーシ6の変形例を示す模式図である。図5Aには、液晶表示装置の平面図を示し、図5Bには、図5Aにおける5B−5B線による断面図を示す。図5に示すバックライトシャーシ6は、内側の寸法(対向する内側面6a間の長さ)が中間部材4の外形寸法よりも若干小さく構成されている。また、バックライトシャーシ6の1辺の側壁(一側壁、図5では左側壁)が他の3辺の側壁(三側壁)よりも若干低く(短く)形成してあり、三側壁の突出端(開口縁6b)にて前面板3の下面を支持し、短い一側壁の突出端(開口縁)6bbにて中間部材4の下面を支持するようにしてある。この場合、バックライトシャーシ6の三側壁の内側面6aが、それぞれ対向する中間部材4の側面4aに接して接着され、バックライトシャーシ6の短い一側壁の突出端6bbが中間部材4の下面に接することにより、中間部材4がバックライトシャーシ6に保持される。このような構成においても、バックライトシャーシ6の開口縁6b,6bbが前面板3及び中間部材4を支持することにより、垂直方向における液晶パネル1及びバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができ、隙間11を適切に確保できる。また、バックライトシャーシ6の三側壁の内側面6aが中間部材4の側面4aに接することにより、水平方向における液晶パネル1及びバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができ、隙間10を適切に確保できる。
また、図5に示す液晶表示装置では、中間部材4に、タッチセンサーパターン14及びタッチパネル用FPC13を有する基板を用い、中間部材4においてタッチパネル用FPC13が設けられた箇所の下面をバックライトシャーシ6の開口縁6bbで支持している。この場合、開口縁6bbが中間部材4を支持する箇所の上面と前面板3との間に空間が生じ、この空間を用いてタッチパネル用FPC13をバックライトシャーシ6の外側に引き出すことができる。よって、バックライトシャーシ6には、図4Aに示すような切り欠き部を設ける必要はない。その結果、バックライトシャーシ6と中間部材4との接触面積が広くなり、これらを剥離しにくくすることができる。
なお、図5では、三側壁の内側面が中間部材4の側面4aに接することにより、水平方向における液晶パネル1とバックライトシャーシ6の位置決めを行うことができることについて示したが、直交する2辺の側壁(二側壁)の内側面でも位置決めを行うように、バックライトシャーシ6の形状を変形して構成することも可能である。
図6は、バックライトシャーシ6の変形例を示す模式図である。図6Aには、液晶表示装置の平面図を示し、図6Bには、図6Aにおける6B−6B線による断面図を示し、図6Cには、図6Aにおける6C−6C線による断面図を示す。図6に示すバックライトシャーシ6は、液晶表示装置(液晶パネル1)の厚み方向(上下方向)に上側シャーシ61及び下側シャーシ62に分割されている。よって、図6に示すバックライトシャーシ6では、上側シャーシ61の内側面6aが中間部材4の側面4aに接する。また、図6Cに示すように、上側シャーシ61及び下側シャーシ62の連結箇所の一部には、連結した場合にバックライトシャーシ6の内外を貫通する貫通孔となるような切り欠き部60が設けてある。このような構成とした場合、液晶パネル1に接続されているFPC8は、上側シャーシ61及び下側シャーシ62を連結させた場合にバックライトシャーシ6の側面に生じる貫通孔を用いて、バックライトシャーシ6の外側に引き出すことができる。よって、FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き回すための隙間(貫通孔)を確保することが容易になる。
図7は、バックライトシャーシ6の変形例を示す模式図である。図7に示すように、バックライトシャーシ6の底面にバックライト7を取り囲むように、液晶パネル1の下面の周縁全周に接するクッション材16を設けてもよい。クッション材16を用いることにより、バックライト7の周囲と液晶パネル1の下面の周縁との隙間が塞がれるので、バックライト7と液晶パネル1との隙間に異物が侵入して表示欠陥を生じることを防止できる。クッション材16は、クッション性のあるスポンジ状のテープを貼るか、低弾性樹脂接着剤を塗布することで設けることができる。クッション材16の材料としては、液晶パネル1の反りによる応力を吸収できる低弾性な材料で、ヤング率が0.5Pa以下であることが好ましく、0.1Pa程度であれば液晶パネル1の反りによる応力を吸収でき表示ムラを軽減できる。
次に、本実施形態1の液晶表示装置の製造方法について説明する。図8は、実施形態1の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。以下では、前面板3に透明なアクリル板を用い、透明接着剤5にUV光で硬化する光硬化型のOCRを用いた構成の液晶表示装置について説明する。
まず、図8Aに示すように、液晶パネル1と中間部材4とを透明接着剤5で接着する。具体的には、液晶パネル1及び中間部材4の少なくとも一方に透明接着剤5を塗布し、液晶パネル1と中間部材4とを位置合わせし、未硬化の透明接着剤5にて貼り合わせた後、透明接着剤5を硬化する。
透明接着剤5を塗布する方法は、特に限定されず、例えば、ディスペンサーを用いる方法、コーターを用いる方法、印刷を用いる方法等がある。これらの中では、塗布量の制御及び貼合時の気泡混入を防止する点からディスペンサーを用いる方法が好ましい。液晶パネル1と中間部材4とを位置合わせする方法は、特に限定されず、例えば、外形基準にて位置決めする方法、中間部材4の外形端縁と液晶パネル1に設けた貼合用位置決めマーク(図示しない)とを画像処理して位置決めする方法等がある。これらの中では、位置決め精度の点から画像処理して位置決めする方法が好ましい。液晶パネル1と中間部材4とを貼合する方法は、特に限定されず、例えば、貼合環境としては、常圧環境下で貼合する方法、真空環境下で貼合する方法がある。また、貼合方式としては、ローラーにて貼合する方式、平行平板にて貼合する方式等がある。これらの中では、貼合時の気泡を防止する観点から、真空環境下で平行平板にて貼合する方法が好ましい。透明接着剤5を硬化する方法は、特に限定されず、例えば、貼合した中間部材4と液晶パネル1とを中間部材4を上側にして載置し、上方に配したUVランプにてUV光を一括照射する方法、中間部材4を下側にしてコンベアで搬送しながら中間部材4の下方に配したUVランプにて照射する方法等がある。これらの中では、照射による硬化状態の均一性の観点から、コンベアで搬送しながら、中間部材4下方からUV光を照射する方法が好ましい。
次に、図8Bに示すように、液晶パネル1が貼合された中間部材4と前面板3とを透明接着剤5で接着する。中間部材4と前面板3とを接着する方法は、液晶パネル1と中間部材4とを透明接着剤5で接着する方法と同様である為省略する。
次に、前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込み、固定する。なお、バックライトシャーシ6の底面に設けられた凹部にバックライト7を固定した後に、液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む。前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む方法は、特に限定されない。例えば、図8Cに示す方法では、開口縁6bを上に向けて載置されたバックライトシャーシ6の上方から、バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符で示すように、中間部材4を介して前面板3に吊り下げ保持された液晶パネル1を落とし込む。この場合、前面板3の下面がバックライトシャーシ6の開口縁6bに接するまで液晶パネル1が落とし込まれ、前面板3の下面とバックライトシャーシ6の開口縁6bとで垂直方向の位置決めが行われる。
図8Dには、液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む異なる方法を示す。図8Dに示す方法では、接着された液晶パネル1を上にして載置された前面板3の上方から、バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符で示すように、バックライトシャーシ6を開口縁6b側からかぶせる。この場合、前面板3の背面にバックライトシャーシ6の開口縁6bが接するまでバックライトシャーシ6がかぶせられ、前面板3の背面とバックライトシャーシ6の開口縁6bとで垂直方向の位置決めが行われる。
液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む方法は、図8C,Dに示した中では、前面板3や液晶パネル1のたわみや歪みによる液晶パネル1の表示ムラを防止する観点から、図8Dに示した方法が好ましい。
バックライトシャーシ6に中間部材4を位置決めしながら組込む為の遊びとして、バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとの間に隙間を設けることが可能である。隙間は1.5mm以下であればよく、1.0mm以下であればより好ましい。更に、0.5mm程度にすることでバックライト7からの光が漏れないようにすることができる。なお、バックライトシャーシ6と中間部材4との間に隙間(遊び)を設けた場合であっても、この隙間は、バックライトシャーシ6と中間部材4との接触箇所にがたつきが生じる程度のものではなく、バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとの接触によって水平方向の位置決めが可能な範囲である。また、組込んだ液晶パネル1とバックライトシャーシ6との固定は、特に限定されず、例えば、バックライトシャーシ6と前面板3または中間部材4とが接する箇所に、あらかじめ両面テープを貼り付けておいて固定する方法や、バックライトシャーシ6と前面板3または中間部材4との接着面に接着剤を塗布しておく方法等がある。これらの中では、組立時に位置調整がしやすいという理由から、接着面に接着剤を塗布しておく方法が好ましい。
次に、図8Eに示すように、バックライトシャーシ6の背面(下面)に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板を取り付ける。具体的には、FPC8をバックライトシャーシ6の内外を貫通する貫通孔(図示せず)にてバックライトシャーシ6の外側に引き出し、FPC8を介して液晶パネル1を引っ張らない位置に回路基板9を固定する。回路基板9の固定方法は、特に限定されず、例えば、ネジや両面テープ等を用いて固定する。これらの中では、バックライトシャーシ6や回路基板9の保守交換がしやすいネジを用いる方法が好ましい。
なお、図5に示すようにバックライトシャーシ6の開口縁6bが前面板3を支持し、開口縁6bbが中間部材4を支持する構成の液晶表示装置においても、上述した方法と同様の方法にて組立てを行うことができる。
上述した構成により、本実施形態1の液晶表示装置では、バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aの少なくとも一部とが接するように組み立てられる。バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとの接触箇所を、同一面上にすることで、バックライトシャーシ6の内側面6aに対して中間部材4の側面4aを位置決めすることができる。また、前面板3の下面とバックライトシャーシ6の開口縁6b(上面)の少なくとも一部とが接するように組み立てられる。前面板3の下面とバックライトシャーシ6の上面との接触箇所を同一面上にすることで、前面板3の下面に対してバックライトシャーシ6の上面を位置決めすることができる。
バックライトシャーシ6の内側面6aと中間部材4の側面4aとで位置決めすることで、水平方向におけるバックライトシャーシ6と液晶パネル1との隙間10aを適正に確保することができる。また、前面板3の下面とバックライトシャーシ6の上面とで位置決めすることで、垂直方向におけるバックライトシャーシ6(バックライト7)と液晶パネル1との隙間11を適正に確保することができる。
また、中間部材4の外形寸法は前面板3の外形寸法よりも小さく、中間部材4の側面4aとバックライトシャーシ6の内側面6aとで位置決めする為、バックライトシャーシ6の外形寸法を前面板3よりも小さくすることができる。更に、中間部材4は、液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む際の位置決めガイドとなり、液晶パネル1にバックライトシャーシ6を接触させることなく組込むことが容易である。
図9は、従来の構成との比較を示す断面図である。図9Aには本実施形態1の液晶表示装置の断面の一部を示し、図9Bには、中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の断面の一部を示す。従来の構成の場合、バックライトシャーシ63(筐体)が前面板3(透明部材又はタッチパネル)の側面を保持する。よって、図9Bに示すように、前面板3の側面にバックライトシャーシ63が接する必要がある為、バックライトシャーシ63は前面板3よりも大きくなる。具体的には、バックライトシャーシ63は、前面板3の側面から、図9Bに破線の矢符で示す長さ分大きい寸法を有する形状となる。これに対して本実施形態1の液晶表示装置では、従来の構成と比較して、バックライトシャーシ6の小型化及び軽量化が可能である。
図10は、従来の構成との比較を示す断面図である。図10Aには本実施形態1の液晶表示装置の断面の一部を示し、図10Bには、中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の断面の一部を示す。バックライトシャーシ64と前面板3の側面とで位置決めせずに組込む従来の構成の場合、液晶パネル1をバックライトシャーシ64に組込む際に、液晶パネル1とバックライトシャーシ64とが接触しないよう慎重に作業する必要がある。また、組込み作業に応じてあらかじめ水平方向の隙間10aを広くしておく必要がある為、バックライトシャーシ64が大きくなる。具体的には、バックライトシャーシ64は、本実施形態1のバックライトシャーシ6よりも、図10Bに破線の矢符で示す長さ分大きくなる。これに対して本実施形態1の液晶表示装置では、従来の構成と比較して、バックライトシャーシ6の小型化及び軽量化が可能である。
図11は、従来の構成との比較を示す断面図である。図11Aには本実施形態1の液晶表示装置の断面の一部を示し、図11Bには、中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の断面の一部を示す。従来の構造では、タッチ操作等によって、図11Bに矢符で示す方向に押圧された場合にたわみが生じやすく、水平方向の隙間10bと垂直方向の隙間11bとが狭くなり、更に押圧が強くなると、液晶パネル1とバックライトシャーシ6とが接触し、表示ムラが発生する。これに対して本実施形態1の液晶表示装置では、液晶パネル1を吊り下げ保持している部分が、前面板3と中間部材4とで厚みが増すとともに、中間部材4がバックライトシャーシ6の梁構造となる。よって、前面板3を中間部材4が補強し、タッチ操作等による押圧によって生じるたわみを抑制できる。
上述したように、本実施形態1の液晶表示装置では、バックライトシャーシ6を前面板3よりも小さい寸法に小型化でき、その結果、液晶表示装置を小型軽量化することができる。また、容易な組立作業によってバックライトシャーシ6と液晶パネル1との水平方向の隙間10と垂直方向の隙間11とを適切に確保できるので、液晶パネル1とバックライトシャーシ6との接触による表示ムラを軽減することができる。また、タッチ操作等による押圧によって生じるたわみを抑制でき、押圧によって液晶パネル1とバックライトシャーシ6とが接触した場合に生じる表示ムラを軽減することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2の構成について説明する。図12は、実施形態2に係る液晶表示装置の平面図、図13は、図12におけるXIII-XIII線による断面図である。本実施形態2の液晶表示装置では、中間部材4が、液晶パネル1と同程度の外形寸法に構成されている。本実施形態2において、液晶パネル1、前面板3、透明接着剤5の構成は、上述した実施形態1と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態2のバックライトシャーシ6は、開口縁6b側の開口寸法(対向する内側面6aa間の距離)が底面側の開口寸法(対向する内側面6ab間の距離)よりも小さい形状に形成されている。よって、開口縁6b側の内側面6aaが中間部材4の側面4aに接して位置決めされた場合に、底面側の内側面6abと液晶パネル1との間に隙間10が設けられる。またバックライトシャーシ6は、実施形態1と同様に、底面にバックライト7を有し、前面板3の下面の周縁の全周または一部を開口縁6bにて支持する。本実施形態2でも、前面板3に吊り下げ保持された液晶パネル1とバックライトシャーシ6との間には水平方向の隙間10と垂直方向の隙間11とが設けられている。
以下に、実施形態2のバックライトシャーシ6の変形例について説明する。図14は、実施形態2のバックライトシャーシ6の変形例を示す断面図である。図14に示す液晶表示装置では、バックライトシャーシ6が、上下方向に分割された上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aを有する。なお、バックライトシャーシ6において開口寸法が異なる箇所を2つに分割すればよく、内側面6aaを有する上側シャーシ61aと、内側面6abを有する下側シャーシ62aとに分割することができる。よって、図14に示す例では、上側シャーシ61aの内側面6aaが中間部材4の側面4aに接する。バックライトシャーシ6を成形等によって加工する場合は、上側シャーシ61aと下側シャーシ62aとに分割してそれぞれを加工することが好ましい。
図15は、実施形態2のバックライトシャーシ6の変形例を示す模式図である。図15Aには、液晶表示装置の平面図を示し、図15Bには、図15Aにおける15B−15B線による断面図を示す。図15に示す液晶表示装置では、バックライトシャーシ6の開口縁6bが、中間部材4の外形寸法よりも若干大きい開口寸法を有しており、開口縁6b側の内側面6aaに複数の凸部6cが設けられている。図15Aに示す例では、4つの内側面6aaのそれぞれから内向きに2つずつ凸部6cが突設してある。凸部6cは、中間部材4の4つの側面4aそれぞれの両端部側で、液晶パネル1のFPC8と重ならない位置に設けられるが、凸部6cの位置及び数は図15に示す例に限らない。このような構成のバックライトシャーシ6では、それぞれの凸部6cの突出端が中間部材4の側面4aに接し、バックライトシャーシ6と液晶パネル1とが位置決めされる。中間部材4の角部は、バックライトシャーシ6と接触すると欠けやすいが、図15に示すように中間部材4の角部とバックライトシャーシ6とが接しないようにすることで、中間部材4の角部の欠けによる不良が防止できる。
本実施形態2の中間部材4は、実施形態1と同様に、前面板3と液晶パネル1との中間で透明接着剤5により貼合されている。本実施形態2の中間部材4は、前面板3よりも小さく、液晶パネル1と同程度の外形寸法を有する。また、中間部材4の側面4aの全周または一部は、バックライトシャーシ6の内側面6aaに接する。
中間部材4の材質、厚さ、下面の外周縁部の形状は、実施形態1で説明したものと同様であるので、説明は省略する。また、中間部材4がタッチセンサー機能を有する場合も、実施形態1で説明した構成と同様に構成できる。更に、実施形態1の図5で説明した態様も適用することができる。この場合は、中間部材4の外形寸法は液晶パネル1よりも大きい。
図16は、図15に示した液晶表示装置の変形例を示す模式図である。図15に示した液晶表示装置の変形例として、液晶パネル1、バックライトシャーシ6、バックライト7及び前面板3が円形である場合にも、前面板3と液晶パネル1との間に円形の中間部材4を設けることができる。なお、図16A,Cには、円形の液晶表示装置の平面図を示し、図16Bには、図16Aにおける16B−16B線による断面図を示し、図16Dには、図16Cにおける16D−16D線による断面図を示す。円形の液晶表示装置では、例えば図16Aに示すように、円形の中間部材4の側面4aに、中間部材4の中心軸に平行な切り欠き面を有する切り欠き部4bが設けてある。また、バックライトシャーシ6の開口縁6b側の内側面6aaには、中間部材4の曲面である側面4aに対向する位置に凸部6cが内向きに突設してあり、切り欠き部4bの切り欠き面に対向する位置に平面部6dが内向きに突設してある。図16Aに示す例では、液晶パネル1のFPC8と重なる位置に中間部材4の切り欠き部4bが設けてあり、バックライトシャーシ6の内側面6aaには、切り欠き部4bに対向する位置にFPC8に重ならないように三角形状の平面部6dが2つ設けてある。また、バックライトシャーシ6の内側面6aaには、平面部6dに対向する位置と、この位置及び平面部6d間の2つの中央位置との3箇所に凸部6cが設けてある。
このような構成のバックライトシャーシ6では、凸部6cが中間部材4の側面4aに接し、平面部6dが中間部材4の切り欠き部4bに接し、バックライトシャーシ6と液晶パネル1とが位置決めされる。また、バックライトシャーシ6の平面部6dと中間部材4の切り欠き部4bとが接することにより、中間部材4が周方向に回転することを防止できる。また、図16Cに示すように、平面部6dの代わりに、図16Aに示す凸部6cと同じ形状の凸部6cを2つ設けてもよい。
次に、本実施形態2の液晶表示装置の製造方法について説明する。図17及び図18は、実施形態2の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。以下では、中間部材4の外形寸法が液晶パネル1の外形寸法と同程度であり、バックライトシャーシ6が上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aに分割されている構成の液晶表示装置について説明する。
まず、図17Aに示すように、液晶パネル1と中間部材4とを透明接着剤5で接着する。液晶パネル1と中間部材4とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、図17Bに示すように、液晶パネル1が貼合された中間部材4と前面板3とを透明接着剤5で接着する。中間部材4と前面板3とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1を上側シャーシ61aに組込み、固定する。前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1を上側シャーシ61aに組込む方法は、特に限定されない。例えば、図17Cに示す方法では、開口縁6bを上に向けて載置された上側シャーシ61aの上方から、上側シャーシ61aの内側面6aaと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符で示すように、中間部材4を介して前面板3に吊り下げ保持されている液晶パネル1を落とし込む。この場合、前面板3の下面が上側シャーシ61aの開口縁6b(上面)に接するまで液晶パネル1が落とし込まれ、前面板3の下面と上側シャーシ61aの上面とで垂直方向の位置決めが行われる。その後、図17Dに矢符で示すように、開口部を上に向けて載置された下側シャーシ62aの上方から、上側シャーシ61aが接着された液晶パネル1が挿入され、下側シャーシ62aに上側シャーシ61aが組み合わされる。なお、上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aは、例えば図17Dに示すように、下側シャーシ62aの開口端に突設されたガイドピン62bを、上側シャーシ61aに設けられた凹部(図示せず)に挿入することにより組み合わされるように構成してもよい。
図18Aには、液晶パネル1を上側シャーシ61aに組込む異なる方法を示す。図18Aに示す方法では、接着された液晶パネル1を上にして載置された前面板3の上方から、上側シャーシ61aの内側面6aaと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符で示すように、上側シャーシ61aを開口縁6b側からかぶせる。この場合、前面板3の背面に上側シャーシ61aの開口縁6bが接するまで上側シャーシ61aが下ろされ、前面板3の背面と上側シャーシ61aの開口縁6bとで垂直方向の位置決めが行われる。その後、図18Bに矢符で示すように、前面板3に載置された上側シャーシ61aの上方から、下側シャーシ62aが開口部側からかぶせられ、上側シャーシ61aに下側シャーシ62aが組み合わされる。なお、上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aは、例えば図18Bに示すように、下側シャーシ62aの開口端に突設された凸部62cと、上側シャーシ61aの背面側の開口端に設けられた凹部61bとを係合させることにより組み合わされるように構成してもよい。
液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込む方法は、図17C及び図17D、又は、図18A及び図18Bに示した中では、前面板3や液晶パネル1のたわみや歪みによる液晶パネル1の表示ムラを防止する観点から、図18A及び図18Bに示した方法が好ましい。また、上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aの連結構造は、組立時の精度を向上する為に、図17Dに示したようなガイドピン62bによるはめ合わせによる連結構造、図18Bに示したような凸部62cと凹部61bとの凹凸形状に組み合って連結する構造となることが好ましい。
次に図18Cに示すように、バックライトシャーシ6の背面に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板を取り付ける。FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き出し、回路基板9を固定する方法は、実施形態1と同様である。
次に、本実施形態2の液晶表示装置の他の製造方法について説明する。図19及び図20は、実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。図21は、図19,20の製造フローによる液晶表示装置の断面図である。ここでは、中間部材4の外形寸法が液晶パネル1の外形寸法と同程度であり、バックライトシャーシ6が上側シャーシ65a及び下側シャーシ65bに分割されている構成で、中間部材位置合せ部品70を用いて製造した液晶表示装置の製造方法について説明する。
まず、図19Aに示すように、液晶パネル1と中間部材4とを透明接着剤5で接着する。液晶パネル1と中間部材4とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、図19Bに示すように、液晶パネル1が接着された中間部材4と前面板3とを透明接着剤5で接着する。中間部材4と前面板3とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、図19Cから図20Cに液晶パネル1に上側シャーシ65a及び下側シャーシ65bを組込む方法を示す。まず、図19Cに示すように、中間部材位置合せ部品70の内側面70aと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符のように中間部材位置合せ部品70をはめ込む。
次に、図19Dに示すように、中間部材位置合せ部品70をはめ込んだまま、中間部材位置合せ部品70の外側面70bと上側シャーシ65aの内側面6aaとで位置決めしながら、矢符のように、中間部材位置合せ部品70を介して上側シャーシ65aを開口縁6b側からかぶせる。この場合、前面板3の背面(上面)に上側シャーシ65aの開口縁6bが接するまで上側シャーシ65aが下ろされ、前面板3の背面と上側シャーシ65aの開口縁6bとで垂直方向の位置決めを行い固定する。
次に、図20Aに示すように、中間部材位置合せ部品70を中間部材4より取外す。次に、図20Bに示すように、下側シャーシ65bを上側シャーシ65aに位置合せしながら、矢符のように組合せる。上側シャーシ65aと下側シャーシ65bを固定する方法は特に限定されない。例えば、接着剤や両面テープ、ネジにより締結することが可能であり、部品の修理交換が容易なネジによる締結が好ましい。図20Cは上側シャーシ65aと下側シャーシ65bを組み合わせた図である。
次に、図20Dに示すように、バックライトシャーシ6の背面に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板(図示せず)を取り付ける。FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き出し、回路基板9を固定する方法は、実施形態1と同様である。
上述したように、本実施例では、中間部材位置合せ部品70を用いて中間部材4とバックライトシャーシ6(上側シャーシ65a)の水平方向の位置決めを行う。図20Aで中間部材位置合せ部品70を取外す必要があるため、液晶パネル1の外形寸法は中間部材4の外形寸法と同じか小さくしなければならない。従って、組立て後は、中間部材4と上側シャーシ65aとの隙間の間隔10bは液晶パネル1と下側シャーシ65bとの隙間の間隔10a以下となる。
図22には、中間部材4の外形寸法が液晶パネル1の外形寸法と同程度であり、バックライトシャーシ6が上側シャーシ65a及び下側シャーシ65bに分割されている構成で、中間部材位置合せ部品70を用いて製造した液晶表示装置の変形例を示している。本変形例では、上側シャーシ65aの幅を下側シャーシ65bの幅と異なる幅(本図では上側シャーシ65aの幅を下側シャーシ65bの幅より広くする)にすることにより、上側シャーシ65aと中間部材4との隙間の間隔10bを液晶パネル1と下側シャーシ65bとの隙間の間隔10aより小さくする。これにより、液晶パネル1を動作させた際にバックライト7の光が隙間10bから見えることを防止することができる。
次に、本実施形態2の液晶表示装置の更に他の製造方法について説明する。図23乃至26は、実施形態2の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。図27は、図23,24の製造フローによる液晶表示装置の断面図であり、図28は、図25,26の製造フローによる液晶表示装置の断面図である。ここでは、中間部材4の外形寸法が液晶パネル1の外形寸法と同程度であり、バックライトシャーシ6が内側シャーシ65c及び外側シャーシ65dに分割されている構成で、中間部材位置合せ部品70を用いて製造した液晶表示装置の製造方法について説明する。
まず、図23Aに示すように、液晶パネル1と中間部材4とを透明接着剤5で接着する。液晶パネル1と中間部材4とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、図23Bに示すように、液晶パネル1が接着された中間部材4と前面板3とを透明接着剤5で接着する。中間部材4と前面板3とを接着する方法は、実施形態1と同様である。
次に、図23Cから図24Cに液晶パネル1に内側シャーシ65c及び外側シャーシ65dを組込む方法を示す。まず、図23Cに示すように、中間部材位置合せ部品70の内側面70aと中間部材4の側面4aとで位置決めしながら、矢符のようにはめ込む。
次に、図23Dに示すように、中間部材位置合せ部品70をはめ込んだまま、中間部材位置合せ部品70の外側面70bと外側シャーシ65dの内側面6daとで位置決めしながら、矢符のように、中間部材位置合せ部品70を介して外側シャーシ65dを開口縁6db側からかぶせる。この場合、前面板3の背面(上面)に外側シャーシ65dの開口縁6dbが接するまで外側シャーシ65dが下ろされ、前面板3の背面と外側シャーシ65dの開口縁6dbとで垂直方向の位置決めを行い固定する。
次に、図24Aに示すように、中間部材位置合せ部品70を中間部材4より取外す。
次に、図24Bに示すように、内側シャーシ65cを外側シャーシ65dに位置合せしながら、矢符のように組合せる。内側シャーシ65cと外側シャーシ65dを固定する方法は特に限定されない。例えば、接着剤や両面テープ、ネジにより締結することが可能であり、部品の修理交換が容易なネジによる締結が好ましい。図24Cは内側シャーシ65cと外側シャーシ65dを組み合わせた図である。
次に、図24Dに示すように、バックライトシャーシ6の背面に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板を取り付ける。FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き出し、回路基板9(図示せず)を固定する方法は、実施形態1と同様である。
また、図25Aから図26Cに外側シャーシ65dの変形例による組込む方法を示す。図25A〜図26Cはそれぞれ、図23C〜図24Dに対応しており、組込み方法は、図23Cから図24Dと同様であるので、省略する。
上述したように、本実施例では、中間部材位置合せ部品70を用いて中間部材4とバックライトシャーシ6(外側シャーシ65d)の水平方向の位置決めを行う。図24Aで中間部材位置合せ部品70を取外す必要があるため、液晶パネル1の外形寸法は中間部材4の外形寸法と同じか小さくしなければならない。従って、組立て後は、中間部材4と内側シャーシ65cとの隙間の間隔10bは液晶パネル1と内側シャーシ65cとの隙間の間隔10a以下となる。
図28には、中間部材4の外形寸法が液晶パネル1の外形寸法と同程度であり、バックライトシャーシ6が内側シャーシ65c及び外側シャーシ65dに分割されている構成で、中間部材位置合せ部品70を用いて製造した液晶表示装置の変形例を示している。本変形例では、外側シャーシ65dをL字状にすることで、バックライトシャーシ6の外形を広げることなく内側シャーシ65cを補強し、かつ、前面板3と外側シャーシ65dの接着する幅を広くすることで、強度を増すことができる。更に内側シャーシ65cと中間部材4との隙間の間隔10bを内側シャーシ65cと液晶パネル1と隙間の間隔10aより小さくすることにより、液晶パネル1を動作させた際にバックライト7の光が隙間10bから見えることを防止することができる。
図29は、従来の構成との比較を示す断面図である。図29Aには本実施形態2の液晶表示装置の断面の一部を示し、図29Bには、中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の断面の一部を示す。中間部材4の外形寸法と液晶パネル1の外形寸法とを同程度にした場合、上側シャーシ61aの内側面6aaは中間部材4の側面4aと接して位置決めするが、下側シャーシ62aの内側面6abは液晶パネル1の側面との間に隙間10を有する。よって、上側シャーシ61aは、下側シャーシ62aよりも内側の寸法(開口寸法)が小さくなるように構成される。この構成では、上側シャーシ61aのシャーシ幅(厚み)12aが、下側シャーシ62aのシャーシ幅(厚み)12bよりも厚くなるので、前面板3と上側シャーシ61aとを接着固定する幅すなわち面積が広くなり、接着強度が強くなる。また、上側シャーシ61aの剛性が増し、バックライトシャーシ6の歪みが軽減でき、タッチ操作等による押圧によって生じるたわみを防止できる。
一方、バックライトシャーシ6と前面板3とを位置決めせずに組み立てる従来の構造において、図29Aに示すバックライトシャーシ6と同程度の外形寸法を有するバックライトシャーシ65を用いた場合、液晶パネル1の側面との間に隙間10を設ける為、バックライトシャーシ65のシャーシ幅12cは、本実施形態2における上側シャーシ61aのシャーシ幅12aよりも小さくなる。この為、前面板3とバックライトシャーシ6とを接着固定する幅すなわち面積が狭く、接着強度は弱くなる。よって、図29Bに示すバックライトシャーシ6では、タッチ操作等による押圧で、前面板3とバックライトシャーシ6とが剥離しやすい。
上述したように、本実施形態2の液晶表示装置では、バックライトシャーシ6と前面板3との接着強度が増し、押圧によるバックライトシャーシ6と前面板3との剥離を防止できる。また、上側シャーシ61aに歪みが生じた場合、前面板3及び中間部材4を介して液晶パネル1に伝わり、表示ムラの原因となるが、本実施形態2の液晶表示装置では、上側シャーシ61aに生じた歪みによる表示ムラを軽減できる。また、本実施形態2の液晶表示装置においても、中間部材4を組込むことによる効果は、実施形態1と同様に得られる。
なお、実施形態1,2では、前面板3と中間部材4あるいは中間部材4と液晶パネル1とが透明接着剤で貼合されている場合について説明したが、液晶パネル1の中間部材4と対向する面、中間部材4の前面板と対向する面の一方あるいは双方の周囲に両面テープ等の接着部材を設け、空気層を介して貼合してもよい。
(実施形態3)
本発明の実施形態3の構成について説明する。図30は、実施形態3に係る液晶表示装置の平面図、図31は、図30におけるXXXI−XXXI線による断面図である。本実施形態3の液晶表示装置では、上述の実施形態1,2の液晶パネル1においてカラーフィルタ基板1aに貼合されていた偏光板・光学補償フィルム2aを中間部材4に用いる構成である。従って、本実施形態3では、液晶パネル1のカラーフィルタ基板1aに偏光板・光学補償フィルム2aが貼合されていない。また、以下では、偏光板・光学補償フィルム2aである中間部材4のことを単に中間部材4という。
本実施形態3の中間部材4は、前面板3に両面テープ5bにて貼合している。中間部材4の外形寸法は、前面板3よりも小さく、液晶パネル1と同じかまたは液晶パネル1よりも大きい寸法にする。本実施形態3においても、中間部材4の側面4aの全周または一部は、バックライトシャーシ6の内側面6aに接する。中間部材4に用いる、偏光板・光学補償フィルム2aは、TAC(トリアセチルセルロース)やPVC(ポリ塩化ビニル)等の複合材料で構成される。中間部材4の厚さ、下面の外周縁部の形状は、実施形態1で説明したものと同様であるので、説明は省略する。
本実施形態3の液晶パネル1は、カラーフィルタ基板1a、TFT基板1b、シール1c、液晶剤1d、TFT基板1bに貼合された偏光板・光学補償フィルム2b等により構成される。また、液晶パネル1には回路基板9がFPC8を介して接続されている。本実施形態3では、液晶パネル1がタッチセンサーの機能を有しており、カラーフィルタ基板1aの上面にタッチセンサーパターン14が形成されている。また、タッチセンサーパターン14からタッチ検出信号を出力するタッチパネル用FPC13が、図示しない検出回路に接続される。液晶パネル1は、タッチセンサーパターン14が設けられた面が、透明接着剤5aを介して中間部材4に貼合してある。透明接着剤5a及び両面テープ5bの材質は、実施形態1と同様であるが、より好ましくは、抵抗値が高く、水を通しにくい材料が適している。
液晶パネル1と中間部材4とを接着する透明接着剤5aは、液晶パネル1及び中間部材4の対向面を覆うように形成し、タッチセンサーパターン14と、タッチセンサーパターン14及びタッチパネル用FPC13の接続部分とを覆うことが好ましい。また、透明接着剤5aは、中間部材4に用いる偏光板・光学補償フィルム2aの外周縁部に接触しないことが好ましい。中間部材4の外周縁部に透明接着剤5aを接触させない方法は、特に限定されず、保護テープを貼る方法、中間部材4の外周縁部にコーティング剤を塗布する方法、中間部材4の内周にダム材を塗布して堰き止める方法等がある。これらの中では、作業性の観点からコーティング剤を塗布しておくことが好ましい。図32は、中間部材4の変形例を示す断面図である。図32には、中間部材4の外周縁部にコーティング剤15が塗布してある構成を示す。このように中間部材4の外周縁部にコーティング剤15が塗布することにより、中間部材4の外周縁部に透明接着剤5aが接触することを防止できる。
本実施形態3において、前面板3及びバックライトシャーシ6の構成は、上述した実施形態1と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態3の液晶表示装置は、上述の実施形態2のように、バックライトシャーシ6が上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aに分割され、中間部材4を液晶パネル1と同程度の外形寸法にすることも可能である。図33は、実施形態3のバックライトシャーシ6の変形例を示す断面図である。図33に示す液晶表示装置でも、上側シャーシ61aの内側面6aaが中間部材4の側面4aに接して水平方向の位置決めが行われ、上側シャーシ61aの開口縁6bが前面板3に接して垂直方向の位置決めが行われる。
また、例えば前面板3及び中間部材4にプラスチックを用いた場合、液晶パネル1のガラス製のカラーフィルタ基板1a及びTFT基板1bとの熱膨張係数の違いで、前面板3と中間部材4とに反りが起こりやすい。このような場合は、中間部材4と液晶パネル1とを両面テープ5bで貼合し、中間部材4と前面板3とを透明接着剤5aで貼合することが望ましい。
次に、本実施形態3の液晶表示装置の製造方法について説明する。図34は、実施形態3の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。以下では、中間部材4に偏光板・光学補償フィルム2aを用いた構成の液晶表示装置について説明する。
まず、図34Aに示すように、偏光板・光学補償フィルム2aが貼合されていない液晶パネル1のカラーフィルタ基板1aの上面にタッチセンサーパターン14を形成し、カラーフィルタ基板1aの上面のタッチセンサーパターン14にタッチパネル用FPC13を接続する。カラーフィルタ基板1a上のタッチセンサーパターン14にタッチパネル用FPC13を接続する方法は、特に限定されず、例えば、ACF(Anisotropic Conductive Film)で熱圧接する方法や、導電性ペーストで接着する方法等がある。これらの中では、接続精度や安定性の点からACFを用いることが好ましい。
次に、図34Bに示すように、前面板3と中間部材4とを両面テープ5bで接着する。具体的には、前面板3及び中間部材4の少なくとも一方に両面テープ5bを設け、前面板3と中間部材4とを位置合わせし、両面テープ5bにて貼合せを行う。両面テープ5bは、中間部材4である偏光板・光学補償フィルム2aに貼合する方が好ましく、フィルム同士を貼合するロールツーロールによる貼合処理が可能である。両面テープ5bを貼付する方法は、特に限定されず、例えば、貼合環境では、常圧環境下で貼合する方法、真空環境下で貼合する方法がある。また、貼合方式としてローラーにて貼合する方式、平行平板にて貼合する方式等がある。これらの中では、貼合時の貼合時間を短縮する観点から、常圧環境下でローラーにて貼合する方法が好ましい。また、貼合時の気泡を軽減する為に、オートクレーブ(50度程度の熱環境下にて0.3MPa程度の加圧処理を30分程度行う処理)を行うことが好ましい。前面板3と中間部材4とを位置合わせする方法は、実施形態1と同様であり説明を省略する。
次に、図34Cに示すように、中間部材4が貼合された前面板3と液晶パネル1とを透明接着剤5aで接着する。具体的には、前面板3に貼合された中間部材4及び液晶パネル1の少なくとも一方に透明接着剤5aを塗布し、液晶パネル1と中間部材4とを位置合わせし、未硬化の透明接着剤5aにて貼合せを行い、透明接着剤5aを硬化する。また、中間部材4が偏光板・光学補償フィルム2aのように樹脂材料である場合、中間部材4と液晶パネル1とを貼合する透明接着剤5aの厚さは、液晶パネル1(タッチセンサーパターン14)に接続したタッチパネル用FPC13よりも厚いほうが好ましく、タッチパネル用FPC13とカラーフィルタ基板1aとの段差を無くすことで、液晶パネル1の反りをなくし、液晶パネル1の表示ムラを防止することができる。
次に、図34Dに示すように、前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1を、バックライトシャーシ6に組込み、固定する。液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込み、固定する方法は、実施形態1と同様であり説明を省略する。なお、図34Dには、実施形態1で図8Cに示した方法を示しているが、図8Dに示したように、接着された液晶パネル1を上にして載置された前面板3の上方からバックライトシャーシ6をかぶせる方法で液晶パネル1をバックライトシャーシ6に組込んでもよい。
次に、図34Eに示すように、バックライトシャーシ6の背面に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板を取り付ける。FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き出し、回路基板9を固定する方法は、実施形態1と同様であり説明を省略する。
図35は、従来の構成との比較を示す模式図である。図35Aには本実施形態3の液晶表示装置の平面図の一部を示し、図35Bには図35Aにおける35B−35B線による断面の一部を示す。図35Cには中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の平面図の一部を示し、図35Dには図35Cにおける35D−35D線による断面の一部を示す。
本実施形態3のように、中間部材4に偏光板・光学補償フィルム2aを用いた場合、カラーフィルタ基板1a上のタッチセンサーパターン14に対してタッチパネル用FPC13をACFにて熱圧接する際に、カラーフィルタ基板1a上に偏光板・光学補償フィルム2aが無い為、圧接幅を広くとることができる。よって、図35Aに示すように、圧接時の位置ズレ等による接続不良を軽減できるとともに、熱圧接時の熱により偏光板・光学補償フィルム2aが焼損することを防止できる。
一方、図35C,Dに示した構造では、偏光板・光学補償フィルム2aが貼られた液晶パネル1に対してタッチパネル用FPC13をACFにて熱圧接する場合、偏光板・光学補償フィルム2aの外周にタッチパネル用FPC13及びタッチセンサーパターン14を圧接するスペース13aを設ける為、カラーフィルタ基板1aを大型化する必要がある。また、カラーフィルタ基板1aを大型化しない場合、タッチパネル用FPC13及びタッチセンサーパターン14を圧接するスペースが狭くなる為、図35Cに示すように、圧接位置ズレ等の接続不良が発生しやすくなる。また、タッチパネル用FPC13と偏光板・光学補償フィルム2aとが近接する(偏光板接触)為、熱圧接する際に偏光板・光学補償フィルム2aが焼損しやすくなる。
図36は、従来の構成との比較を示す模式図である。図36Aには本実施形態3の液晶表示装置の断面の一部を示し、図36B,Cには、中間部材4を備えない従来の構成を有する液晶表示装置の断面の一部を示す。本実施形態3の液晶表示装置では、透明接着剤5aが、液晶パネル1に設けられたタッチセンサーパターン14を覆うことで、タッチセンサーパターン14が傷ついたり、表面が腐食したりすることを防止できる。また、透明接着剤5にてタッチセンサーパターン14とタッチパネル用FPC13との接続箇所を覆うことで接続箇所の剥離を防止するとともに、圧接部分の配線腐食等を防止することができる。また、中間部材4は液晶パネル1よりも寸法が大きい為、中間部材4の外周縁部にまでに透明接着剤5aを塗布する必要がない。この為、透明接着剤5aは、中間部材4に用いる偏光板・光学補償フィルム2aの外周縁部に接触せず、透明接着剤5aの溶剤成分等により発生する偏光板・光学補償フィルム2aのクラック等のダメージを抑制することができる。
一方、従来の構造では、図36Bに示すように、タッチセンサーパターン14とタッチパネル用FPC13との接続箇所は露出するので、この箇所でのタッチセンサーパターン14の損傷(パターン傷)又は表面の腐食、接続箇所の剥離を防止することは難しい。また、図36Cに示すように、タッチセンサーパターン14とタッチパネル用FPC13との接続箇所を透明接着剤5で覆った場合、透明接着剤5が偏光板・光学補償フィルム2aの外周縁部まで付着する。この場合、偏光板・光学補償フィルム2aにクラック等のダメージ(付着によるクラック等のダメージ)が発生する。
上述したように、本実施形態3の液晶表示装置では、カラーフィルタ基板1aにタッチパネル用FPC13をACFにて熱圧接する圧接スペースを広げることができる。その為、圧接位置ズレ等を防止するともに、偏光板・光学補償フィルム2aが焼損することを防止できる。また、液晶パネル1の一面に設けられたタッチセンサーパターン14を透明接着剤5aで被覆するので、タッチセンサーパターン14に傷がつくことを防止できる。また、液晶パネル1に対するタッチパネル用FPC13の圧接部分を透明接着剤5aで補強し、タッチパネル用FPC13の剥離を防止するだけでなく、圧接部分の配線腐食等も防止できる。また、カラーフィルタ基板1aとタッチパネル用FPC13との段差をなくした場合、液晶パネル1と中間部材4とを貼合した際の液晶パネル1の反りを防止できる。更に、透明接着剤5aによる偏光板・光学補償フィルム2aのクラック等のダメージを抑制することができる。また、本実施形態3の液晶表示装置においても、中間部材4を組込むことによる効果は、実施形態1と同様に得られる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4の構成について説明する。図37は、実施形態4に係る液晶表示装置の平面図、図38は、図37におけるXXXVIII-XXXVIII線による断面図である。本実施形態4の液晶表示装置では、前面板3が湾曲形状に構成されている。本実施形態4において、液晶パネル1、中間部材4、透明接着剤5の構成は、上述した実施形態1と同様であるので説明は省略する。
前面板3は、湾曲しており、観察者側に凹で湾曲する凹湾曲あるいは観察者側に凸で湾曲する凸湾曲した形状や、対向する二辺が凹方向または凸方向に湾曲した形状や、周囲四辺で湾曲した形状に形成されている。本実施形態4では対向する二辺が凹方向に湾曲した形状を示す。また、前面板3に樹脂材のように剛性が弱いものを用いる場合、図39に示すように樹脂成形時にリブ31を設ける方法や厚みを増すことで前面板3に剛性を持たせることが好ましい。
中間部材4は、実施形態1と同様に、前面板3と液晶パネル1の中間に透明接着剤5により前面板3のバックライトシャーシ6側の面に沿って湾曲して貼合し、液晶パネル1は、中間部材4のバックライトシャーシ6側の面に沿って湾曲して貼合する。
バックライトシャーシ6は、実施形態1と同様に、底面にバックライト7を有し、バックライトシャーシ6の開口縁6bは、前面板3の湾曲形状に沿う形状に形成してあり、前面板3の下面の周縁の全周または一部を開口縁6bにて支持する。また、バックライトシャーシ6の内側面6aが、湾曲した中間部材4の側面4aの全周または一部に接する。液晶パネル1とバックライトシャーシ6の垂直方向の隙間11と水平方向の隙間10を適切に確保する動作は、実施形態1と同様である。
次に、実施形態4の中間部材4の変形例について説明する。図40は、実施形態4の中間部材4の変形例を示す断面図である。図40に示す液晶表示装置では、中間部材4を湾曲した前面板3に貼合した時、中間部材4の側面4aがバックライトシャーシ6の内側面6aに沿う形状に形成してある。例えば、図41Aのように、湾曲した前面板3に貼合する前の中間部材4は、台形形状の平板で、中間部材4の側面4aをテーパ形状にしてある。これにより、前面板3に貼合された場合に、中間部材4の側面4aがバックライトシャーシ6の内側面6aに沿う形状になる。また、図41Bのように、中間部材4の側面4aの角部を面取りすることで、角部の欠けによる不良を防止することが可能である。
次に、実施形態4のバックライトシャーシ6の変形例について説明する。図42は、実施形態4のバックライトシャーシ6の変形例を示す断面図である。図42に示す液晶表示装置では、実施形態2と同様に、バックライトシャーシ6を、上下方向に分割し上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aを有する液晶表示装置に、湾曲した前面板3を用いた例である。上側シャーシ61aは、前面板3の湾曲形状に沿う形状にした開口縁61abと湾曲した中間部材4の側面4aに沿うようにテーパ形状にした内側面61aaを有している。上側シャーシ61aと下側シャーシ62aの分割位置や、加工方法は実施形態2と同様である。バックライトシャーシ6を分割することにより、湾曲した前面板3の湾曲形状が変わった際に、上側シャーシ61aの形状を変更するだけで良く、下側シャーシ62aを共通部材として使用できる。また、上側シャーシ61aと下側シャーシ62aの素材を変えることができ、例えば、バックライト7は点灯により発熱するが、下側シャーシ62aに放熱性の高い材料を用い、上側シャーシ61aに断熱性を有する材料を用いることで、液晶パネル1や前面板3が熱により変形することを軽減できる。
また、バックライトシャーシ6の他の変形例について説明する。図43、図44及び図45は、バックライトシャーシ6の変形例を示す模式図である。図43に示すように、バックライトシャーシ6の底面にバックライト7を取り囲むように、液晶パネル1の下面の周縁全周に接するクッション材16を設けてもよい。この場合、液晶パネル1とバックライト7の間に異物が侵入することを防止できる。また、図44に示すようにクッション材16とバックライトシャーシ6とが一体化した構造にすることで、クッション材16の組立を削減することができる。また、図45に示すように、弾性を有するバネ構造を用いることもできる。例えば、バネ構造を有する導電性のクッション材16をバックライトシャーシ6の周縁と液晶パネル1の下面周縁の間に設け、クッション材16を接地電位にすることにより、液晶パネル1の裏面が帯電することを防止できる。この場合、クッション材16はバックライトシャーシ6の周縁全周に設けることが好ましいが、必ずしも全周に設ける必要はない。
また、図46及び図47のように、湾曲した前面板3及び中間部材4と液晶パネル1とを透明接着剤5で貼合する際に、液晶パネル1を湾曲させずに貼合することも可能である。図46は、液晶パネル1を湾曲させずに貼合した例を示す平面図で、図47は、図46におけるXLVII-XLVII線による断面図である。図46及び図47に示す液晶表示装置では、偏光板・光学補償フィルム2aの周囲にスペーサ51を設け、液晶パネル1が湾曲しないよう液晶パネル1と中間部材4の隙間を維持している。また、液晶パネル1の中央付近の透明接着剤5は薄く、スペーサ51付近の透明接着剤5は厚くできる。
また、図48は、中間部材4の変形例を示す断面図で、図49A及び図49Bは、液晶パネル1を湾曲させずに貼合した例を示す断面図である。図48に示す液晶表示装置では、中間部材4の前面板3に面した側を前面板3の湾曲形状に沿った形状にし、液晶パネル1に面した側を平坦にすることで、液晶パネル1を湾曲せずに貼合することが可能である。更に、図49Aに示す液晶表示装置では、両側の面が平坦な中間部材4の、前面板3に対向する面の周囲にスペーサ51を設け、液晶パネル1と中間部材4の双方が湾曲しないよう中間部材4と前面板3の隙間を維持している。このとき、中間部材3の中央付近の透明接着剤5は薄く、スペーサ51付近の透明接着剤5は厚くできる。また同様に、図49Bに示す液晶表示装置では、両側の面が平坦な中間部材4の、前面板3に対向する面の周囲に接着部材(両面テープ)52を設け、液晶パネル1と中間部材4の双方が湾曲しないよう中間部材4と前面板3の隙間(空気層53)を維持している。図49Bの場合、空気層53を介して前面板3と中間部材4を貼合するので、図49Aの場合のように透明接着剤5を用いる必要がない。
図47、図48、図49A及び図49Bのように液晶パネル1を湾曲させずに貼合すれば、湾曲によりカラーフィルタ基板1aとTFT基板1bとの隙間が不均一になることで発生する表示不良(ムラ)や、TFT基板1bとカラーフィルタ基板1aとを接着しているシール1cが剥がれることが無く、良好な表示状態にすることができる。また、特に図48に示す液晶表示装置では、あらかじめ湾曲した前面板3と前面板3の湾曲形状に沿った凹形状に加工した中間部材4を、図49Aに示す液晶表示装置では、あらかじめ湾曲した前面板3を用いることにより、実施形態1と同様な製造フローで液晶表示装置の組立をすることができる。すなわち、後述する図53Aや図53Bに示すような中間部材4を湾曲させる工程を省略できる。このため、貼合装置の貼り合せの機構を複雑化することなく、安定的な生産が可能となる。
なお、図49Bでは、前面板3と中間部材4とが空気層53を介して貼合される場合を示したが、中間部材4と液晶パネル1とが空気層を介して貼合されていてもよいし、前面板3と中間部材4、中間部材4と液晶パネル1の双方が空気層を介して貼合されていても差支えない。
上述の実施形態4では、湾曲した前面板3は、対向した二辺が凹方向に湾曲した形状で説明したが、対向する二辺が凸方向に湾曲した形状であっても同様の構成が可能である。図50,51,52は、前面板3の対向する二辺が凸方向に湾曲した実施例を示す断面図である。図50は前面板3、中間部材4、液晶パネル1のすべてが凸方向に湾曲した例を示し、図51は前面板3と中間部材4とが凸方向に湾曲した例を示し、図52は前面板3のみが凸方向に湾曲した例を示す。
ここで、図51に示す液晶表示装置では、偏光板・光学補償フィルム2aの周囲にスペーサ51を設け、液晶パネル1が湾曲しないよう液晶パネル1と中間部材4の隙間をスペーサ51及び透明接着剤5で維持している。また、液晶パネル1の中央付近の透明接着剤5は厚く、スペーサ51付近の透明接着剤5は薄くできる。また、図52に示す液晶表示装置では、両側の面が平坦な中間部材4の、前面板3に対向する面の周囲にスペーサ51を設け、液晶パネル1と中間部材4の双方が湾曲しないよう中間部材4と前面板3の隙間をスペーサ51及び透明接着剤5で維持している。このとき、中間部材4の中央付近の透明接着剤5は厚く、スペーサ51付近の透明接着剤5は薄くできる。
次に、本実施形態4の液晶表示装置の製造方法について説明する。図53及び図54は、実施形態4の液晶表示装置の製造フローの例を示す工程概略図である。以下では、前面板3は対向する二辺が凹方向に湾曲した形状であり、バックライトシャーシ6が上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aに分割されており、液晶パネル1を湾曲させずに貼合する構成の液晶表示装置について説明する。
まず、図53A及び図53Bに示すように、湾曲した前面板3と中間部材4とを透明接着剤5で接着(貼合)する。接着する方法は特に限定せず、実施形態1の方法の他に、中間部材4に透明接着剤5を均一な厚さに塗布し、湾曲した前面板3に、透明接着剤5を塗布した中間部材4を押し当てて貼合する方法を用いることができる。また、このとき、図53Aのように、中間部材4を保持するステージが前面板3の湾曲形状に合わせてへこみを有したステージ110を用いる方法や、図53Bのように、中間部材4の両端を保持して前面板3に押し当てると共に、中間部材4の落下防止のため、中間部材4の両端を保持している爪111が互いに近づく動作をする機構を用いる方法がある。
次に、図53Cに示すように、液晶パネル1の周囲にスペーサ51を設け、その内側に透明接着剤5を塗布する。スペーサ51を設ける方法は特に限定せず、透明接着剤5と同等の屈折率の透明樹脂をビード状に塗布する方法やテープを貼る方法があり、形状の自由度が高い透明樹脂を塗布する方法が好ましい。
次に、図54Aに示すように、中間部材4を貼合した前面板3と透明接着剤5を塗布した液晶パネル1とを接着(貼合)する。中間部材4と液晶パネル1とを接着する方法は特に限定せず、実施形態1と同様の方法を用いることができる。
次に、図54Bに示すように、前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1に上側シャーシ61aを組込み、固定する。前面板3及び中間部材4が接着された液晶パネル1に上側シャーシ61aを組込む方法は、実施形態2の方法の他に、上側シャーシ61aを四辺で分割し、中間部材4の側面方向より分割した上側シャーシ61aをはめ込む方法がある。この方法は、組立作業が容易で作業性を向上できるという利点があり、製造上の観点から適用することが好ましい。
次に、図54Cに示すように、上側シャーシ61aを組込んだ液晶パネル1を下側シャーシ62aに組込み、固定する。下側シャーシ62aに組込む方法は、実施形態2と同様である。
次に、図54Dに示すように、バックライトシャーシ6の背面に回路基板9を固定し、回路基板9及びFPC8を覆う保護板(図示せず)を取り付ける。FPC8をバックライトシャーシ6の外側に引き出し、回路基板9を固定する方法は、実施形態1と同様である。
上述したように、本実施形態4の液晶表示装置では、前面板3が湾曲している構造においても、中間部材4を用いることにより、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記では図47に示す液晶表示装置の製造方法について説明したが、図49Aに示す液晶表示装置についても、実施形態1(図8)と同様に製造することが可能である。この場合、中間部材4の前面板3に対向する面の周囲にスペーサ51を設け、その内側に透明接着剤5を塗布し、この中間部材4に湾曲した前面板3を貼合して、シャーシ6に組み込めばよい。
次に、本実施形態4の液晶表示装置の他の製造方法について説明する。図55及び図56は、実施形態4の液晶表示装置の他の製造フローの例を示す工程概略図である。以下では、前面板3は対向する二辺が凸方向に湾曲した形状であり、バックライトシャーシ6が上側シャーシ61a及び下側シャーシ62aに分割されており、液晶パネル1を湾曲させずに貼合する構成の液晶表示装置について説明する。なお、上記の製造工程と同じ点については、説明を省略する。
まず、図55Aに示すように、湾曲した前面板3と中間部材4とを透明接着剤5で接着(貼合)する。接着する方法は特に限定せず、実施形態1の方法の他に、中間部材4に透明接着剤5を均一な厚さに塗布し、湾曲した前面板3に、透明接着剤5を塗布した中間部材4を押し当てて貼合する方法を用いることができる。このとき、図55Aのように、前面板3の湾曲形状に合わせた凸形状を有するプレス治具120を用いて中間部材4を押圧して貼合する。
次に、図55Bに示すように、中間部材4の前面板3に対向する面の反対側の面の周囲(次に貼合する液晶パネル1の周囲に対応する部分)にスペーサ51を設け、その内側に透明接着剤5を塗布する。スペーサ51を設ける方法は特に限定せず、透明接着剤5と同等の屈折率の透明樹脂をビード状に塗布する方法やテープを貼る方法があり、形状の自由度が高い透明樹脂を塗布する方法が好ましい。
次に、図55Cに示すように、中間部材4を貼合した前面板3と液晶パネル1とを接着(貼合)する。中間部材4と液晶パネル1とを接着する方法は特に限定せず、実施形態1と同様の方法を用いることができる。
以下、図55Cで接着した前面板3と中間部材4と液晶パネル1をひっくり返し、図56A〜図56Cに示すように、上側シャーシ61aをはめ込み、下側シャーシ62aに組み込む。この工程は、図54B〜図54Dと同様である。
なお、上記では図51に示す液晶表示装置の製造方法について説明したが、図52に示す液晶表示装置についても、実施形態1(図8)と同様に製造することが可能である。この場合、湾曲した前面板3の中間部材4に対向する面の周囲(次に貼合する中間部材4の周囲に対応する部分)にスペーサ51を設け、その内側に透明接着剤5を塗布し、中間部材4を貼合する。さらにこの中間部材4に液晶パネル1を貼合し、ひっくり返してシャーシ6に組み込めばよい。
実施形態1の図5で説明したように、バックライトシャーシ6の開口縁6bが前面板3に接し、開口縁6bbが中間部材4に接する構成は、実施形態2,3,4にも適用可能である。また、実施形態3,4は、実施形態1だけでなく、実施形態2の各実施例にも適用可能である。
上述の実施形態1〜4では、バックライトが直下型である場合について説明したが、本発明はこれに限られず、例えばバックライトは、導光板を備え、導光板の端面から光が入射されるエッジライト方式のバックライトであってもよい。また、上述の実施形態1〜4では、表示パネルが液晶パネル1である場合について説明したが、本発明はこれに限られず、例えば表示パネルは有機EL(electroluminescence )パネル等、液晶以外の表示パネルであってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 液晶パネル(表示パネル)
3 前面板
4 中間部材
5,5a 透明接着剤
5b 両面テープ
6 バックライトシャーシ(シャーシ)
13 タッチパネル用FPC
14 タッチセンサーパターン(タッチセンサー)
61,61a,65a 上側シャーシ
62,62a,65b 下側シャーシ
65c 内側シャーシ
65d 外側シャーシ
1a カラーフィルタ基板
2a 偏光板・光学補償フィルム(偏光板)
4a 側面
6a 内側面
6b 開口縁

Claims (30)

  1. 表示パネルと、前記表示パネルの前面に設けられ、前記表示パネルを吊り下げ保持する前面板と、前記表示パネルとの間に隙間を有して前記表示パネルを収納するシャーシとを有する表示装置において、
    前記前面板と前記表示パネルとの間に設けられ、前記前面板よりも小さい寸法を有する中間部材を有し、
    前記中間部材の側面の少なくとも一部と前記シャーシの内側面とが接しており、
    前記表示パネルの側面は、前記シャーシの内側面に接しておらず、前記表示パネルの背面は、前記シャーシに保持されたバックライトとの間に隙間を有する
    ことを特徴とした表示装置。
  2. 前記シャーシの上面は、前記表示パネルの寸法と同程度の開口寸法を有する開口部を有する
    ことを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記シャーシは、上下方向に分割された上側シャーシ及び下側シャーシを備え、
    前記上側シャーシの内側面が前記中間部材の側面の少なくとも一部に接する
    ことを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記前面板の下面の全周または一部と前記シャーシの上面とが接することを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記中間部材の下面の一部と前記シャーシの上面とがさらに接することを特徴とした請求項に記載の表示装置。
  6. 前記前面板及び中間部材、あるいは、前記中間部材及び表示パネルの少なくとも一組が透明接着剤で貼合されていることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記透明接着剤が、光硬化機能、熱硬化機能、及び湿気硬化機能のうち、少なくとも一つの硬化機能を有することを特徴とした請求項に記載の表示装置。
  8. 前記中間部材が偏光板であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記表示パネルは、カラーフィルタ基板を有し、前記カラーフィルタ基板表面にタッチセンサーをさらに有し、
    前記タッチセンサーから出力信号を取り出すタッチパネル用FPC(Flexible Printed Circuits)を、前記カラーフィルタ基板の表示領域外周で前記タッチセンサーに接続している
    ことを特徴とした請求項に記載の表示装置。
  10. 前記タッチセンサー及び前記タッチパネル用FPCの接続部分が透明接着剤で覆われた
    ことを特徴とした請求項に記載の表示装置。
  11. 前記中間部材がタッチ入力機能を有することを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  12. 前記前面板は、入力装置、基板または複合基板であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  13. 前記前面板が湾曲した形状であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  14. 前記中間部材の前記前面板と貼合する面が湾曲面であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  15. 前記中間部材の前記表示パネルと貼合する面が平面であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  16. 前記中間部材の側面がテーパ形状であることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  17. 前記前面板が湾曲した形状であることを特徴とした請求項に記載の表示装置。
  18. 前記表示パネルと前記中間部材を接着する前記透明接着剤の周囲にスペーサを有し、前記前面板の湾曲が凹方向で、前記透明接着剤の厚さが、前記スペーサの周辺部よりも前記前面板の中央部の方が薄いことを特徴とした請求項17に記載の表示装置。
  19. 前記表示パネルと前記中間部材を接着する前記透明接着剤の周囲にスペーサを有し、前記前面板の湾曲が凸方向で、前記透明接着剤の厚さが、前記スペーサの周辺部よりも前記中間部材の中央部の方が厚いことを特徴とした請求項17に記載の表示装置。
  20. 前記中間部材の前記前面板及び前記表示パネルと貼合する面が平面であり、前記中間部材と前記前面板を接着する前記透明接着剤の周囲にスペーサを有し、前記前面板の湾曲が凹方向で、前記透明接着剤の厚さが、前記スペーサの周辺部よりも前記前面板の中央部の方が薄いことを特徴とした請求項17に記載の表示装置。
  21. 前記中間部材の前記前面板及び前記表示パネルと貼合する面が平面であり、前記中間部材と前記前面板を接着する前記透明接着剤の周囲にスペーサを有し、前記前面板の湾曲が凸方向で、前記透明接着剤の厚さが、前記スペーサの周辺部よりも前記前面板の中央部の方が厚いことを特徴とした請求項17に記載の表示装置。
  22. 前記前面板が湾曲した形状であり、前記上側シャーシの内側面がテーパ形状であることを特徴とした請求項3に記載の表示装置。
  23. 前記前面板は、皿形状に形成してある前記シャーシの開口を覆うように配置されていることを特徴とした請求項1に記載の表示装置。
  24. 前記前面板は、前記シャーシの外側に配置されていることを特徴とした請求項2に記載の表示装置。
  25. 表示パネルと、前記表示パネルの前面に設けられ、前記表示パネルを吊り下げ保持する前面板と、前記表示パネルとの間に隙間を有して前記表示パネルを収納するシャーシと、前記前面板及び前記表示パネルの間に設けられ、前記前面板よりも小さい寸法を有する中間部材とを有した表示装置の製造方法において、
    前記前面板と前記中間部材と前記表示パネルとを貼合し、
    前記シャーシの内側面と前記中間部材の側面とで水平方向を位置決めし、
    前記前面板もしくは前記中間部材の下面と前記シャーシの上面とで垂直方向を位置決めし、
    前記表示パネルの側面が前記シャーシの内側面に接しておらず、前記表示パネルの背面が前記シャーシに保持されたバックライトとの間に隙間を有するように、前記表示パネルを前記シャーシに組込む
    ことを特徴とした表示装置の製造方法。
  26. 表示パネルと、前記表示パネルの前面に設けられ、前記表示パネルを吊り下げ保持する前面板と、前記表示パネルとの間に隙間を有して前記表示パネルを収納するシャーシと、前記前面板及び前記表示パネルの間に設けられ、前記前面板よりも小さい寸法を有する中間部材とを有し、前記中間部材と前記シャーシの隙間の間隔が前記表示パネルと前記シャーシの隙間の間隔以下である表示装置の製造方法であって、
    前記前面板と前記中間部材と前記表示パネルとを貼合し、
    前記中間部材の側面と水平方向を位置決めする位置合せ部品とを介して、前記シャーシの内側面と前記位置合せ部品とで水平方向を位置決めし、
    前記シャーシの水平方向の位置決め後に、前記位置合せ部品を取外し、
    前記前面板もしくは前記中間部材の下面と前記シャーシの上面とで垂直方向を位置決めし、
    前記表示パネルを前記シャーシに組込む
    ことを特徴とした表示装置の製造方法。
  27. 前記中間部材は偏光板であり、
    前記表示パネルは、カラーフィルタ基板を有し、前記カラーフィルタ基板表面にタッチセンサーをさらに有し、
    前記タッチセンサーから出力信号を取り出すタッチパネル用FPCは、前記カラーフィルタ基板の表示領域外周で前記タッチセンサーに接続してあり、
    前記前面板に前記偏光板を貼合し、
    前記表示パネルに前記タッチパネル用FPCを接続し、
    前記前面板と前記表示パネルとを貼合する
    ことを更に含むことを特徴とした請求項2または2に記載の表示装置の製造方法。
  28. 前記前面板が湾曲しており、
    前記湾曲した前面板に前記中間部材を湾曲させながら貼合し、
    前記表示パネルの周囲または前記中間部材の前記前面板を貼合した面と反対側の面の周囲にスペーサを設け、
    前記スペーサの内側に透明接着剤を塗布し、
    前記湾曲した前面板に貼合された中間部材と前記表示パネルとを貼合する
    ことを特徴とした請求項2または2に記載の表示装置の製造方法。
  29. 前記前面板が湾曲しており、
    前記表示パネルに前記中間部材を貼合し、
    前記中間部材の前記表示パネルを貼合した面と反対側の面の周囲にスペーサを設け、
    前記スペーサの内側に透明接着剤を塗布し、
    前記表示パネルに貼合された中間部材に前記湾曲した前面板を貼合する
    ことを特徴とした請求項2または2に記載の表示装置の製造方法。
  30. 前記前面板が湾曲しており、
    前記湾曲した前面板の周囲にスペーサを設け、
    前記スペーサの内側に透明接着剤を塗布し、
    前記湾曲した前面板に前記中間部材を貼合し、
    前記湾曲した前面板に貼合された前記中間部材に前記表示パネルを貼合する
    ことを特徴とした請求項2または2に記載の表示装置の製造方法。
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