JP5169184B2 - エレベータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の導入部分に記載のエレベータシステムに関する。
この種のエレベータシステムそのものは、例えば欧州特許第1329412A1号明細書から知られている。そこに記載されているエレベータシステムは、共通のエレベータ昇降路に2つのエレベータケージを有し、そのそれぞれが、それぞれの駆動部およびただ1つの共通の釣り合いおもりを備える。
欧州特許第1329412A1号明細書
この知られているシステムにおいては、特に、エレベータケージのそれぞれが、特別な吊り下げによりバランスされていない点が不都合である。これは、エレベータケージに非対称な負荷が加わる場合に、案内レールにおける摩擦および摩耗という結果につながりかねない。さらに、移動の際に、可聴または検出可能な打音が生じる。
したがって、本発明の課題は、冒頭部分において述べた種類のエレベータシステムであって、技術水準の欠点を回避するエレベータシステムを提案することである。
本発明によれば、本目的が、冒頭部分において述べた種類のエレベータシステムにおいて、独立請求項1の特徴によって達成される。
本発明によるエレベータシステムの好ましい展開および詳細は、従属請求項に定められる。
以下で、本発明のさらなる詳細および利点を、図面を参照しながら例として説明する。
通常は、図面および以下の説明について下記の事項が当てはまる。
図面は、必ずしも縮尺どおりではない。
同一または類似の構成要素、あるいは同一または類似の機能を有する構成要素には、すべての図面において同じ参照符号が付されている。
右、左、上、下、などの記載は、図面におけるそれぞれの配置を指している。
偏向ローラおよび偏向補助ローラは、それらの回転軸に概ね直交する断面において黒丸として示されている。
駆動プーリは、それらの回転軸に概ね直交する断面において円形または楕円形の線として示されている。
支持手段ストランドおよび引っ張り手段ストランドの部分または走行(run)のうち、一方のエレベータケージと釣り合いおもり上部偏向ローラとの間に位置する部分が、他方のエレベータケージK2と釣り合いおもり上部偏向ローラとの間に位置する部分とは、異なる線で図示されている。
また、それぞれの走行について、対応する位置がそれぞれ1本の支持手段ストランドまたは引っ張り手段ストランドに関連するのか、あるいは2本の支持手段ストランドまたは引っ張り手段ストランドに関連するのかが、一般的な直径の記号に数字1および2のどちらかを添えることによって示されている。さらに、どの支持手段ストランドまたは引っ張り手段ストランドが関係するのかも示されている。
駆動プーリの周囲への可撓支持手段ストランドの巻き角度は、通常は90°の倍数で表示されるが、そのような巻き角度は、表示された値からわずかに外れてもよい。巻き角度を、偏向ローラの数、寸法、および位置によって実質的に変化させることができる。したがって、以下の説明および図面における偏向ローラのこれらのパラメータに関する記載は、例として考えるべきである。
図1A、図1B、および図1Cは、本発明によるエレベータシステム10の実施形態の第1の例を示している。これらは、きわめて概略的な側面図および断面図であり、これらに基づいて、本発明の基本的な構成要素を説明する。この新規なエレベータシステム10の下側のエレベータケージK1および上側のエレベータケージK2は、共通のエレベータ昇降路11内に一方が他方の上方であるように配置され、エレベータ昇降路11内を互いに独立に移動することが可能である。
さらに、共通の釣り合いおもり12が、エレベータ昇降路11内に配置されている。釣り合いおもり12は、釣り合いおもり上部偏向ローラ配置12.1において、いわゆる2:1の懸架にて吊り下げられている。2つ以上のローラを備えるローラ配置も、釣り合いおもり偏向ローラという用語によって理解される。下側のエレベータケージK1の速度が、v1によって示され、上側のエレベータケージK2の速度が、v2によって示され、釣り合いおもり12の速度が、v3によって示される。
下側のエレベータケージK1のための第1の駆動部M1、および上側のエレベータケージK2のための第2の駆動部M2が、エレベータ昇降路11の上部領域に配置されている。第1の駆動プーリ13.1が、第1の駆動部M1に接続され、第2の駆動プーリ13.2が、第2の駆動部M2に接続されている。
さらに、第1の偏向ローラ14.1が、下側のエレベータケージK1に組み合わせられ、第2の偏向ローラ14.2が、上側のエレベータケージK2に組み合わせられ、これら2つの偏向ローラが、エレベータ昇降路11の上部領域に位置している。
下側のエレベータケージK1は、その上部領域に、左側に位置する第1の固定点15.1および右側に位置する第2の固定点15.11を有する。同様に、上側のエレベータケージK2は、その上部領域に、右側に位置する第3の固定点15.2および左側に位置する第4の固定点15.22を有する。エレベータケージK1およびK2は、さらに以下で詳しく説明されるように、柔軟な支持手段TA、TBにおいて、いわゆる1:1の懸架にて吊り下げられている。
支持手段は、実質的に、第1の支持手段ストランドTAおよび第2の支持手段ストランドTBで構成され、そのそれぞれが第1および第2の端部を有する。支持手段ストランドTA、TBは、エレベータケージK1およびK2のそれぞれが支持手段ストランドTAおよびTBのそれぞれにおいて吊り下げられるような形式で、固定点15.1、15.11、15.2、15.22においてエレベータケージK1およびK2へと取り付けられている。有利には、支持手段ストランドTAおよびTBのそれぞれが、例えば2本のベルトまたは2本のケーブルなど、2つ以上の平行な支持手段要素によって形成されている。しかしながら、それぞれの支持手段ストランドTAおよびTBが、ただ1本のベルトまたはケーブルを備えてもよい。これらの支持手段ストランドTAおよびTBの支持構造は、有利には、鋼、アラミド、またはVectran(登録商標)で製作される。
第1の支持手段ストランドTAは、その第1の端部によって第1の固定点15.1において下側のエレベータケージK1へと取り付けられ、そこから第1の偏向ローラ14.1へと上方に延び、さらに第1の駆動プーリ13.1へと右方に延び、少なくとも90°の巻き角度にて第1の駆動プーリ13.1を巡って導かれている。
第2の支持手段ストランドTBは、その第1の端部によって第2の固定点15.11において下側のエレベータケージK1へと取り付けられ、そこから第1の駆動プーリ13.1へと上方に延び、少なくとも180°の巻き角度にて第1の駆動プーリ13.1を巡って導かれている。
2つの支持手段ストランドTAおよびTBは、平行で一緒に、駆動プーリ13.1から釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1へと下方に延び、釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1において向きを180°変えている。
釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1から、2つの支持手段ストランドTAおよびTBは、一緒に上方向に第2の駆動プーリ13.2へと上方に延びている。第1の支持手段ストランドTAは、第2の駆動プーリ13.2を巡って少なくとも180°の巻き角度で導かれている。第2の支持手段ストランドTBは、第2の駆動プーリ13.2を巡って少なくとも90°の巻き角度で導かれている。第1の支持手段ストランドTAは、第2の駆動プーリ13.2から下方へと、上側のエレベータケージK2の第3の固定点15.2まで延び、第3の固定点15.2に第1の支持手段ストランドTAの第2の端部が取り付けられる。同様に、第2の支持手段ストランドTBは、第2の駆動プーリ13.2から偏向ローラ14.2へと左方に延び、次いで上側のエレベータケージK2の第4の固定点15.22まで延びて、第4の固定点15.22に第2の支持手段ストランドTBの第2の端部が取り付けられる。
図1Cおよび図6が、どのようにしてエレベータケージK1およびK2のそれぞれについて、中央面E1に位置する水平方向の傾き軸を中心として傾こうとするエレベータケージの傾向を打ち消す形式で、少なくともほぼ中央対称に支持手段ストランドTAおよびTBによって力の導入が行われるのかを示している。この吊り下げの形式を、本明細書においては、エレベータケージK1およびK2に非対称な負荷が加わる場合であってもエレベータケージK1およびK2の傾きを防止し、あるいは傾きの程度を管理可能な限界内に維持するバランス懸架とも称する。
図1A、図2、図3A、図4、および図5が、エレベータ昇降路の最上部の領域における駆動プーリ13.1および13.2の有利な配置構成を示している。駆動プーリ13.1および13.2は、垂直に配置され、すなわち図6から明らかであるとおり水平軸A1およびA2を有する。
支持手段ストランドTAおよびTBの干渉のない案内を備える特に好ましい配置構成を、駆動部M1およびM2を一方が他方の上方であるように高さをずらして配置することによって得ることができ、ずれは、有利には、少なくとも駆動プーリ13.1および13.2の半径に一致する。
図1A、図1B、および図1Cに関して上述した配置構成の場合には、支持手段ストランドTA、TBが、ある程度までそれらの位置を交換し、すなわち支持手段ストランドTAが、左側において下側のエレベータケージK1へと、右側において上側のエレベータケージK2へと取り付けられ、支持手段ストランドTBが、右側において下側のエレベータケージK1へと、左側において上側のエレベータケージK2へと取り付けられる。これにより、2つの支持手段ストランドTA、TBの全長が大きく異なることがないように達成でき、これは、支持手段ストランドTA、TBの挙動、特には熱膨張および弾性伸びに関して有利である。しかしながら、支持手段ストランドTA、TBを、交差させずに配置することも可能である。
ケージK1およびK2をエレベータ昇降路11において垂直方向に案内するための案内装置が、エレベータ昇降路11の両側面に沿って垂直に延びて図示されていない形式で固定されている2つの固定の案内レール19を備える。さらに、案内装置は、図示されていない案内体を備える。それぞれの案内レール19と協働する2つの案内体が、好ましくは、エレベータケージK1およびK2のそれぞれの両側面に、垂直に整列した配置にて固定される。ケージK1およびK2のそれぞれの側面の案内体は、有利には、垂直方向における間隔が可能な限り大きくなるように取り付けられる。
本発明による構成は、釣り合いおもり12が一方の案内レール19の領域に配置され、釣り合いおもり案内レール(図示されていない)において垂直方向の案内によって、同様にこの案内レール19に沿って移動し、案内レール19が、一方のケージK1およびK2と他方の釣り合いおもり12との間に配置されているような構成である。
図2が、本発明の実施形態の第2の例を示している。これは、図1A、図1B、および図1Cに関して説明したすべての構成要素を備えるとともに、支持手段ストランドTAおよびTBをより良好に引っ張り、エレベータケージK1およびK2ならびに釣り合いおもり12をより良好に案内するための追加の装置(補償ケーブル引っ張り装置(ASS)としても知られている)を備える。
図2によるエレベータシステム10は、本目的のために、釣り合いおもり12の底部に吊り下げられた釣り合いおもり下部偏向ローラ12.2を備える。下側のエレベータケージK1の下部領域において、第5の固定点15.3が、底部左側に配置され、第6の固定点15.33が、底部右側に配置されている。上側のエレベータケージK2の下部領域において、第7の固定点15.2が、底部右側に配置され、第8の固定点15.44が、底部左側に配置されている。
さらに、第1の補助ローラ16.1および第2の補助ローラ16.2と称される2つの偏向ローラが、昇降路11の下部領域の左側に位置している。さらに、第3の補助ローラ17.1および第4の補助ローラ17.2と称される2つのさらなる偏向ローラが設けられている。加えて、図2によるエレベータシステム10は、実質的に第1の引っ張り手段ストランドSAおよび第2の引っ張り手段ストランドSBで構成された引っ張り手段を備える。
第1の引っ張り手段ストランドSAは、その第1の端部によって下側のエレベータケージK1の第5の固定点15.3に取り付けられ、そこから補助ローラ16.1および17.1を巡って延びている。第2の引っ張り手段ストランドSBは、その第1の端部の下側のエレベータケージK1の第6の固定点15.33に取り付けられ、そこから補助ローラ17.1を巡って延びている。次いで、2つの引っ張り手段ストランドSAおよびSBが一緒に、偏向ローラ17.1から釣り合いおもり下部偏向ローラ12.2へと延び、そこで向きを変えた後に、一緒に補助ローラ17.2へと導かれている。補助ローラ17.2から出て、第1の引っ張り手段ストランドSAは、上側のエレベータケージK2の第7の固定点15.4へと上方に延びている。同様に、第2の引っ張り手段ストランドSBは、補助ローラ17.2から出て、補助ローラ16.2へと延び、そこから上側のエレベータケージK2の第8の固定点15.44へと上方に延びている。図1に関して支持手段ストランドTAおよびTBの位置の交換について説明した内容が、引っ張り手段ストランドSAおよびSBの交差についても同様に当てはまる。
有利には、引っ張り手段ストランドSA、SBのそれぞれが、例えば2本のベルトまたは2本のケーブルなど、2つ以上の平行な引っ張り手段要素によって形成されている。しかしながら、それぞれの引っ張り手段ストランドSA、SBが、ただ1本のベルトまたはケーブルを備えてもよい。これらの支持手段ストランドSA、SBの支持構造は、有利には、鋼、アラミド、またはVectran(登録商標)で製作される。
好ましくは、引っ張り手段ストランドSA、SBを機械的に引っ張ることができるように、引っ張りの補助が、引っ張り手段ストランドSA、SBの領域において昇降路11に設けられる。これらの引っ張りの補助は、図には示されていない。
第1および第2の固定領域15.1、15.11、ならびに第5および第6の固定領域15.3、15.33が、図2に示されているように、ケージK1の下部領域または上部領域のどちらかにそれぞれ位置し、あるいは図3Aおよび図3Bに示されているように、共にケージK1の下部または上部領域に位置している。第1および第2の固定領域15.1、15.11が、ケージK1の上部領域に位置し、第5および第6の固定領域15.3、15.33が、ケージK1の下部領域に位置する場合には、より短い支持手段ストランドTA、TBを使用できるという利点が存在する。原理的には、ケージK1の下部領域の第1および第2の固定領域15.1、15.11、ならびにケージK1の上部領域の第5および第6の固定領域15.3、15.33という反対の配置構成も可能である。第1および第2の固定領域15.1、15.11が、第5および第6の固定領域15.3、15.33と一緒に、ケージK1の下部または上部領域に位置する場合には、ケージK1の構成が簡潔になるという利点が存在する。その結果、力導入用の構造が、実質的に単一の梁で構成される。
同じことが、図3Aおよび図3Cに示されているように共通にケージK2の上部または下部領域のいずれかに位置し、あるいは図2に示されているようにケージK2の上部領域または下部領域B2にそれぞれ位置する第3、第4、第7、および第8の固定領域15.2、15.22、15.4、15.44にも当てはまる。第7および第8の固定領域15.4、15.44が、ケージK2の下部領域B2に位置し、第3および第4の固定領域15.2、15.22が、ケージK2の上部領域に位置する場合には、より短い引っ張り手段ストランドSA、SBを使用できるという利点が存在する。原理的には、ケージK2の下部領域の第3および第4の固定領域15.2、15.22、ならびにケージK2の上部領域の第7および第8の固定領域15.4、15.44という反対の配置構成も可能である。第7および第8の固定領域15.4、15.44が、第3および第4の固定領域15.2、15.22と一緒に、ケージK2の上部または下部領域に位置する場合には、ケージK1の構成が簡潔になるという利点が存在する。その結果、力導入用の構造が、実質的に単一の梁で構成される。
図2、図3A、図3B、および図3Cに示した固定領域15の位置決めの形態は、図4および図5に示される後述の実施形態の例においても、同様に使用可能である。さらに、図4および図5の実施形態の例に、図2、図3A、図3B、および図3CによるASSシステムを同様に備えることができることは、当業者にとって明らかである。
図4は、昇降路11が省略されているが、支持手段ストランドTAおよびTBの引っ張りの改善または保証のために、駆動プーリを巡る支持手段ストランドTA、TBの巻き角度を90°よりも大きく、好ましくは180°〜270°とすることによって支持手段ストランドTAおよびTBの案内が変更されている点で、図1に類似した実施形態の例を示している。
この目的のため、図4によれば、第1の支持手段ストランドTAが、第1の固定点15.1から下側のエレベータケージK1へと上方に延びて、偏向ローラ14.1を巡り、そこから第1の駆動プーリ13.1へと右方に延びている。次いで、第1の支持手段ストランドTAは、第1の駆動プーリ13.1の周囲を、図1による配置構成の場合と同様の90°にわたる第1の巻き段階にて導かれ、続けてさらなる90°にわたって導かれる。第1の支持手段ストランドTAは、ここから左方へと通過して偏向ローラ14.1へと戻り、偏向ローラ14.1から再び第1の駆動プーリ13.1へと右方に通過し、今や第1の駆動プーリ13.1を巡って、再び少なくとも90°にわたる第2の巻き段階にて案内される。第1の駆動プーリ13.1の周囲における第1の支持手段ストランドTAの全体としての巻き角度は、図1によれば90°であるが、今や図4によれば、270°である。そのうちの180°が、第1の巻き段階へと割り当てられ、90°が第2の巻き段階に割り当てられている。第1の支持手段ストランドTAは、第1の駆動プーリ13.1から釣り合いおもり偏向ローラ12.1へと下方に延び、次いで第2の駆動プーリ13.2へと上方に延びている。次に、第1の支持手段ストランドTAは、駆動プーリ13.2の周囲を180°にわたって導かれ、最終的に上側のエレベータケージK2の第3の固定点15.2へと通過する。
第2の支持手段ストランドTBが、下側のエレベータケージK1の第2の固定点15.11から第1の駆動プーリ13.1を巡って延び、第1の駆動プーリ13.1の周囲での巻き角度は180°である。第2の支持手段ストランドTBは、第1の駆動プーリ13.1から出て、第1の支持手段ストランドTAと一緒に釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1へと延び、ここから第2の駆動プーリ13.2へと上方に延びている。ここで、第2の支持手段ストランドTBは、第2の駆動プーリ13.2の周囲を90°の巻き角度にて巡る第1の巻き段階にて導かれる。次いで、第2の支持手段ストランドTBは、第2の駆動プーリ13.2から左方に偏向ローラ14.2へと通過し、偏向ローラ14.2において180°にわたって向きを変え、再び第2の駆動プーリ13.2へと右方に導かれる。ここで、第2の支持手段ストランドTBは、駆動プーリ13.2を再び巡る第2の巻き段階にて導かれ、特にはこのときの巻き角度は180°である。さらに、第2の支持手段ストランドTBは、再び偏向ローラ14.2へと左方に導かれ、ここから最終的に下方へと、上側のエレベータケージK2の第4の固定点15.22へと導かれる。第2の駆動プーリ13.2の周囲における第2の支持手段ストランドTBの全体としての巻き角度は、図1によれば90°であるが、今や図4によれば、270°である。そのうちの90°が、第1の巻き段階へと割り当てられ、180°が第2の巻き段階に割り当てられている。
図5は、新規なエレベータシステム10の実施形態のさらなる形式を示し、図4と同様に、駆動プーリ13.1、13.2の周囲において90°よりも大きな巻き角度が達成されているが、これが、図5においては、上側のエレベータケージK2および第2の駆動プーリ13.2についてのみ示されている。上側のエレベータケージK2、釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1を備える釣り合いおもり12、偏向ローラ14.2、駆動プーリ13.2、ならびに固定点15.2および15.22と釣り合いおもり上部偏向ローラ12.1との間に位置する支持手段ストランドTAおよびTBの走行が、図示されている。図5に示した形式の実施形態は、さらなる偏向ローラ14.3および14.4を備える。
第1の支持手段ストランドTAは、第3の固定点15.2から出て偏向ローラ14.4へと上方に延び、さらに駆動プーリ13.2へと延びて、駆動プーリ13.2に沿って約90°にわたる第1の巻き段階にて案内される。ここから、第1の支持手段ストランドTAは、下方へと延び、偏向ローラ14.3を巡り、駆動プーリ13.2へと戻り、駆動プーリ13.2に沿って今度は約180°にわたる第2の巻き段階にて導かれる。したがって、支持手段TAは、全体としては、駆動プーリ13.2を270°にわたって囲んでいる。支持手段ストランドTAは、駆動プーリ13.2から釣り合いおもり偏向ローラ12.1へと下方に延びている。
第2の支持手段ストランドTBは、上側のエレベータケージK2の第4の固定点15.22から出て偏向ローラ14.2へと上方に延び、さらに駆動プーリ13.2へと延びて、駆動プーリ13.2を巡って約90°にわたる第1の領域段階にて導かれる。ここから、第2の支持手段ストランドTBは、下方へと延び、偏向ローラ14.3を巡り、さらに駆動プーリ13.2へと延びて、駆動プーリ13.2に沿って今度は約180°にわたる第2の巻き段階にて導かれる。したがって、支持手段ストランドTBは、全体としては、駆動プーリ13.2を270°にわたって囲んでいる。次いで、第2の支持手段ストランドTBは、第1の支持手段ストランドTAと一緒に、釣り合いおもり偏向ローラ12.1へと下方に延びている。支持手段ストランドTAおよびTBのさらなる経路は、図示はされていないが、上述の説明から当業者にとって明らかである。
図6は、図1Bには現われておらず、あるいは図1Bにおいては明瞭でない細部を示す図1Bの拡大図である。特には、2つの案内レール19の長手軸によって定められる垂直な中央面、ならびに中央面E1に対して直角に向けられた垂直な中央面E2が示されている。2つの中央面E1およびE2は、垂直方向の中央軸(図6においては、最も上部の点Xとしてしか見ることができない)において交差している。
下側のエレベータケージK1において、第1の固定点15.1だけでなく、第2の固定点15.11も、特には同じまたは少なくともほぼ同じ距離s1だけ、第1の中央面E1から離間している。2つの固定点15.1、15.11は、下側のエレベータケージK1のバランス懸架を達成するために、第1の中央面E1および第2の中央面E2の両側に位置している。2つの固定点15.1、15.11は、好ましくは、垂直な中央軸に位置する点に関して、回転対称に配置され、あるいは少なくともほぼ回転対称に配置される。しかしながら、それぞれの用途に応じ、平面E1に対する離間s1が同一であれば充分である。
同様に、上側のエレベータケージK2の第3の固定点15.2および第4の固定点15.22も、特には同じまたは少なくともほぼ同じ距離s2だけ、第1の中央面E1から離間している。2つの固定点15.2、15.22は、第1の中央面E1および第2の中央面E2の両側に位置し、さらにいずれの場合にも、2つの中央面について固定点15.1および15.11の反対側に位置している。この配置構成もまた、バランス懸架を達成する。固定点15.2、15.22は、好ましくは、垂直な中央軸に位置する点Xに関して、回転対称に配置され、あるいは少なくともほぼ回転対称に配置される。しかしながら、それぞれの用途に応じ、平面E1に対する離間s2が同一であれば充分である。
このような固定点15.1、15.11、または15.2、15.22の特別な配置により、エレベータケージK1およびK2が、垂直な中央面E1に位置する水平方向の傾き軸を中心とするエレベータケージの傾きの運動が大幅に抑制されるようなバランスされた形式で吊り下げられる。
第1の駆動プーリ13.1が、第1の軸A1を有し、第2の駆動プーリ13.2が、第2の軸A2を有する。偏向ローラ14.1が、第3の軸A3を有し、偏向ローラ14.2が、第4の軸A4を有する。
第1の軸A1の投影と第2の軸A2の投影とが、第1の中央面E1上の点Pにおいて交差し、角度Wを含む。この角度Wは、好ましくは、180度および90度の間にある。
2つのケージK1、K2が、ただ1つの釣り合いおもり12を有する共通の支持手段TA、TBによって接続されていること、ならびにケージK1、K2の1:1の懸架および釣り合いおもり12の2:1の懸架という特別な形態により、それぞれの移動の状況に従って、さまざまな速度v1、v2、およびv3が生じる。ケージK1が速度v1で上方へと移動する一方で、ケージK2が静止している場合、釣り合いおもり12は、v3=v1/2で下方に移動する。ケージK2が速度v2で下方へと移動する一方で、ケージK1が静止している場合、釣り合いおもり12は、v3=v2/2で上方に移動する。ケージK1、K2が、同じ速度v1=v2で互いに向かって移動する場合、v3はゼロに等しい。ケージK1およびケージK2が、同じ速度v1=v2で下方に移動する場合、釣り合いおもり12は、v3=v1=v2で上方に移動する。
本発明の実施形態の第1の例を、側方から示している。 図1Aに示した本発明の実施形態を、図1Aの線A−A’に沿った断面で示している。 図1Aに示した本発明の実施形態を、図1Aの線B−B’に沿った断面で示している。 追加の引っ張り手段を備える本発明の実施形態の第2の例を、図1Aと同じ図にて示している。 支持手段ストランドおよび引っ張り手段ストランドのための固定領域をケージの同じ領域に(上側のケージについては下部領域に、下側のケージについては上部領域に)備える実施形態の第2の例を示している。 図3Aに示した上側のケージであるが、支持手段ストランドおよび引っ張り手段ストランドのための固定領域をケージの上部領域に備える上側のケージを示している。 図3Aに示した下側のケージであるが、支持手段ストランドおよび引っ張り手段ストランドのための固定領域をケージの下部領域に備える下側のケージを示している。 駆動プーリの周囲における支持手段ストランドの巻き角度が大きくされている本発明の実施形態の第3の例を、図1Aおよび図2と同じ図にて示している。 同様に駆動プーリの周囲における支持手段ストランドの巻き角度が大きくされている本発明の実施形態の第4の例を示している。 図1Bを、さらに詳しく拡大図で示している。
符号の説明
10 エレベータシステム
11 昇降路
12 釣り合いおもり
12.1 釣り合いおもり上部偏向ローラ
12.2 釣り合いおもり下部偏向ローラ
13.1 (第1の)駆動プーリ
13.2 (第2の)駆動プーリ
14.1 (第1の)偏向ローラ
14.2 (第2の)偏向ローラ
14.3 (第3の)偏向ローラ
14.4 (第4の)偏向ローラ
15.1 (第1の)固定点
15.11 (第2の)固定点
15.2 (第3の)固定点
15.22 (第4の)固定点
15.3 (第5の)固定点
15.33 (第6の)固定点
15.4 (第7の)固定点
15.44 (第8の)固定点
16.1 (第1の)補助ローラ
16.2 (第2の)補助ローラ
17.1 (第3の)補助ローラ
17.2 (第4の)補助ローラ
19 案内レール
K1 下側のエレベータケージ
K2 上側のエレベータケージ
TA (第1の)支持手段ストランド
TB (第2の)支持手段ストランド
SA (第1の)引っ張り手段ストランド
SB (第2の)引っ張り手段ストランド
E1 垂直な中央面
E2 中央面E1に直交する垂直な中央面
s1 固定点の中央面E1からの離間
s2 固定点の中央面E1からの離間
v1 下側のエレベータケージの速度
v2 上側のエレベータケージの速度
v3 釣り合いおもりの速度

Claims (14)

  1. 下側のエレベータケージ(K1)、
    上側のエレベータケージ(K2)、
    釣り合いおもり(12)、
    下側のエレベータケージ(K1)を駆動するための第1の駆動部(M1)、
    上側のエレベータケージ(K2)を駆動するための第2の駆動部(M2)、
    垂直な中央面(E1)の領域に位置し、間を下側のエレベータケージ(K1)および上側のエレベータケージ(K2)が案内される2本の平行に延びる案内レール(19)、ならびに
    エレベータケージ(K1、K2)および釣り合いおもり(12)のための支持手段(TA、TB)
    を備えるエレベータシステム(10)であって、
    支持手段(TA、TB)が、
    第1および第2の端部を有する第1の支持手段ストランド(TA)と、
    第1および第2の端部を有する第2の支持手段ストランド(TB)と
    を備え、
    下側のエレベータケージ(K1)が、
    中央面(E1)の第1の側、および第1の中央面(E1)に対して直角に向けられた第2の垂直な中央面(E2)の第1の側において、第1の支持手段ストランド(TA)の第1の端部に吊り下げられるとともに、
    第1の中央面(E1)の第2の側、および第2の中央面(E2)の第2の側において、第2の支持手段ストランド(TB)の第1の端部に吊り下げられ、
    上側のエレベータケージ(K2)が、
    第1の中央面(E1)の第1の側、および第2の中央面(E2)の第2の側において、第1の支持手段ストランド(TA)の第2の端部に吊り下げられるとともに、
    第1の中央面(E1)の第2の側、および第2の中央面(E2)の第1の側において、第2の支持手段ストランド(TB)の第2の端部に吊り下げられている
    ことを特徴とする、エレベータシステム(10)。
  2. 下側のエレベータケージ(K1)の上部領域において、
    第1の支持手段ストランド(TA)の第1の端部が、第1の固定点(15.1)に取り付けられるとともに、
    第2の支持手段ストランド(TB)の第1の端部が、第2の固定点(15.11)に取り付けられ、
    2つの固定点(15.1、15.11)の第1の中央面(E1)からの離間(s1)が、少なくともほぼ等しいことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム(10)。
  3. 下側のエレベータケージ(K1)の下部領域において、
    第1の支持手段ストランド(TA)の第1の端部が、第1の固定点(15.1)に取り付けられるとともに、
    第2の支持手段ストランド(TB)の第1の端部が、第2の固定点(15.11)に取り付けられ、
    2つの固定点(15.1、15.11)の第1の中央面(E1)からの離間(s1)が、少なくともほぼ等しいことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム(10)。
  4. 第1の固定点(15.1)および第2の固定点(15.11)が、第1の固定点(15.1)から出発する第1の支持手段ストランド(TA)および第2の固定点(15.11)から出発する第2の支持手段ストランド(TB)を、上側のエレベータケージ(K2)の側方を通過させて上方へと案内するために、下側のエレベータケージ(K1)の側方に隣接して位置していることを特徴とする、請求項2または3に記載のエレベータシステム(10)。
  5. 上側のエレベータケージ(K2)の上部領域において、
    第1の支持手段ストランド(TA)の第2の端部が、第3の固定点(15.2)に取り付けられるとともに、
    第2の支持手段ストランド(TB)の第2の端部が、第4の固定点(15.22)に取り付けられ、
    2つの固定点(15.2、15.22)の第1の中央面(E1)からの離間(s2)が、少なくともほぼ等しいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  6. 上側のエレベータケージ(K2)の下部領域において、
    第1の支持手段ストランド(TA)の第2の端部が、第3の固定点(15.2)に取り付けられるとともに、
    第2の支持手段ストランド(TB)の第2の端部が、第4の固定点(15.22)に取り付けられ、
    2つの固定点(15.2、15.22)の第1の中央面(E1)からの離間(s2)が、少なくともほぼ等しいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  7. 第1の支持手段ストランド(TA)が、下側のエレベータケージ(K1)の第1の固定点(15.1)から出発して、
    上方へと第1の偏向ローラ(14.1)を過ぎ、第1の偏向ローラ(14.1)から横方向に、第1の駆動部(M1)によって駆動される第1の駆動プーリ(15.1)を過ぎ、釣り合いおもり(12)を支持する釣り合いおもり上部偏向ローラ(12.1)まで延び、
    釣り合いおもり上部偏向ローラ(12.1)から上方へと、第2の駆動部(M2)によって駆動される第2の駆動プーリ(13.2)を巡って延び、
    第2の駆動プーリ(13.2)から下方へと、上側のエレベータケージ(K2)の第3の固定点(15.2)まで延びるとともに、
    第1の支持手段ストランド(TA)のうちの第1の固定点(15.1)と第1の偏向ローラ(14.1)との間に位置する部位が、上側のエレベータケージ(K2)の側方を通過して導かれ、
    第2の支持手段ストランド(TB)が、下側のエレベータケージ(K1)の第2の固定点(15.11)から出発して、
    上方へと延びて第1の駆動部(M1)によって駆動される駆動プーリ(13.1)を巡って延び、
    駆動プーリ(13.1)から下方へと、釣り合いおもり(12)を支持する釣り合いおもり上部偏向ローラ(12.1)へと延び、
    釣り合いおもり上部偏向ローラ(12.1)から上方へと、第2の駆動部(M2)によって駆動される第2の駆動プーリ(13.2)を巡って延び、
    第2の駆動プーリ(13.2)から側方へと、第2の偏向ローラ(14.2)まで延び、
    次いで下方へと、上側のエレベータケージ(K2)の第4の固定点(15.22)まで延びるとともに、
    第2の支持手段ストランド(TB)のうちの第2の固定点(15.11)と第1の駆動部(M1)によって駆動される第1の駆動プーリ(13.1)との間に位置する部位が、上側のエレベータケージ(K2)の側方を通過して導かれていることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム(10)。
  8. 支持手段ストランド(TA、TB)が、2つの巻き段階にて、合計で180°を超えて駆動プーリ(13.1、13.2)の周囲を巡っていることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータシステム(10)。
  9. 第1の支持手段ストランド(TA)が、下側のエレベータケージ(K1)の第1の固定点(15.1)から出発し、第1の偏向ローラ(14.1)によって向きを変え、第1の巻き段階にて第1の駆動プーリの周囲を90°巡った後で、この第1の巻き段階において第1の駆動プーリ(13.1)の周囲をさらなる90°にわたって巡り、再び第1の偏向ローラ(14.1)へと延び、第1の駆動プーリ(13.1)へと戻り、第2の巻き段階にて再び第1の駆動プーリ(13.1)の周囲を90°巡り、
    第2の支持手段ストランド(TB)が、上側のエレベータケージ(K2)の第4の固定点(15.22)から出発し、第2の偏向ローラ(14.2)によって向きを変え、第1の巻き段階にて第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を90°巡った後で、この第1の巻き段階において第2の駆動プーリ(13.2)の周囲をさらなる90°にわたって巡り、再び第2の偏向ローラ(14.2)へと延び、第2の駆動プーリ(13.2)へと戻り、第2の巻き段階にて再び第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を90°巡る
    ことを特徴とする、請求項8に記載のエレベータシステム(10)。
  10. 2つの支持手段ストランド(TA、TB)の向きを変えるための第3の偏向ローラ(14.3)、および
    第1の支持手段ストランド(TA)の向きを変えるための第4の偏向ローラ(14.4)
    が配置され、
    第1の支持手段ストランド(TA)が、上側のエレベータケージ(K2)の第3の固定点(15.2)から出発し、第4の偏向ローラ(14.4)を経由して第2の駆動プーリ(13.2)へと導かれ、第1の巻き段階にて第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を90°巡り、第2の駆動プーリ(13.2)から第3の偏向ローラ(14.3)へと延び、第2の駆動プーリ(13.2)へと戻り、第2の巻き段階にて再び第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を少なくとも180°巡り、
    第2の支持手段ストランド(TB)が、第1の固定点(15.22)から出発し、第2の偏向ローラを経由して、第1の巻き段階にて第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を90°巡った後で、第3の偏向ローラ(14.3)へと延び、第2の駆動プーリ(13.2)へと戻って、第2の巻き段階にて再び第2の駆動プーリ(13.2)の周囲を少なくとも180°巡る
    ことを特徴とする、請求項に記載のエレベータシステム(10)。
  11. エレベータケージ(K1、K2)に下向きの引っ張り力を加える引っ張り手段(16.1、16.2、17.1、17.2、12.2、SA、SB)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  12. 引っ張り手段(16.1、16.2、17.1、17.2、12.2、SA、SB)が、
    第1の端部および第2の端部を有する第1の引っ張り手段ストランド(SA)、
    第1および第2の端部を有する第2の引っ張り手段ストランド(SB)、
    第1の引っ張り手段ストランド(SA)の第1の端部を取り付けるための下側のエレベータケージ(K1)の下部領域の第5の固定点(15.3)、
    第2の引っ張り手段ストランド(SB)の第1の端部を取り付けるための下側のエレベータケージ(K1)の下部領域の第6の固定点(15.33)、
    第1の引っ張り手段ストランド(SA)の第2の端部を取り付けるための上側のエレベータケージ(K2)の下部領域の第7の固定点(15.4)、
    第2の引っ張り手段ストランド(SB)の第2の端部を取り付けるための上側のエレベータケージの下部領域の第8の固定点(15.44)、
    4つの偏向補助ローラ(16.1、16.2、17.1、17.2)、および
    釣り合いおもり(12)に吊り下げられる釣り合いおもり下部偏向ローラ(12.2)
    を備え、
    第1の引っ張り手段ストランド(SA)が、下側のエレベータケージ(K1)の第5の固定点(15.3)から下方へと延びて第1の補助ローラ(16.1)を巡り、第1の補助ローラ(16.1)から横方向に延びて第3の補助ローラ(17.1)を巡り、第3の補助ローラ(17.1)から上方へと延びて釣り合いおもり下部偏向ローラ(12.2)を巡り、釣り合いおもり下部偏向ローラ(12.2)から下方へと延びて第4の補助ローラ(17.2)を巡り、第4の補助ローラ(17.2)から上方へと上側のエレベータケージ(K2)の第7の固定点(15.4)まで延び、
    第2の引っ張り手段ストランド(SB)が、下側のエレベータケージ(K1)の第6の固定点(15.33)から下方へと延びて第3の補助ローラ(17.1)を巡り、第3の補助ローラ(17.1)から上方へと延びて釣り合いおもり下部偏向ローラ(12.2)を巡り、釣り合いおもり下部偏向ローラ(12.2)から下方へと延びて第4の補助ローラ(17.2)を巡り、第4の補助ローラ(17.2)から横方向に延びて第2の補助ローラ(16.2)を巡り、第2の補助ローラ(16.2)から上方へと上側のエレベータケージ(K2)の第8の固定点(15.44)まで延び、
    第1の支持手段ストランド(SA)のうちの上側のエレベータケージ(K2)の第7の固定点(15.4)と第4の補助ローラ(17.2)との間を延びている部位、ならびに第2の引っ張り手段ストランド(SB)のうちの第8の固定点(15.44)と第2の補助ローラ(16.2)との間を延びている部位が、下側のエレベータケージ(K1)の側方を通過して導かれていることを特徴とする、請求項11に記載のエレベータシステム(10)。
  13. 支持手段ストランド(TA、TB)が、ケーブルまたはベルトから形成されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  14. 引っ張り手段ストランド(SA、SB)が、ケーブルまたはベルトから形成されていることを特徴とする、請求項11または12に記載のエレベータシステム(10)。
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