JP2005089086A - エレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一つの昇降経路に複数台のかごを配置し互いに連係してそれぞれ運転する構成であって容易に設置することができるエレベーター装置を得る。
【解決手段】 昇降路1に鉛直に形成した一つの昇降経路に上かご4及び下かご6を配置して、第一巻上機8により主索13を介して上かご4を、また第二巻上機9により同じ主索13を介して下かご6を連携してそれぞれ昇降運転する。
これにより、かご内の乗客に不快感を感じさせることなく昇降速度を適宜に高速化することができて輸送効率を向上する。また、つり合おもり10を上かご4及び下かご6に共用することとも相俟って昇降経路の形成のための水平面における所要面積が少なくなりエレベーター装置の設置に要する費用を節減する。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇降路1に鉛直に形成した一つの昇降経路に上かご4及び下かご6を配置して、第一巻上機8により主索13を介して上かご4を、また第二巻上機9により同じ主索13を介して下かご6を連携してそれぞれ昇降運転する。
これにより、かご内の乗客に不快感を感じさせることなく昇降速度を適宜に高速化することができて輸送効率を向上する。また、つり合おもり10を上かご4及び下かご6に共用することとも相俟って昇降経路の形成のための水平面における所要面積が少なくなりエレベーター装置の設置に要する費用を節減する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、昇降路に形成された一つの昇降経路に複数台のかごが配置されて、これらのかごが互いに連係してそれぞれ運転されるエレベーター装置に関する。
従来のエレベーター装置においては、円筒形の内面に螺旋状の主軌道及び主軌道から分岐して水平に配置された補助軌道によって昇降経路が形成される。そして、自走する複数のかごが昇降経路に配置されてかごが主軌道を走行して昇降し、また補助軌道にかごが停止したり、退避したりするように構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベーター装置では、かごが螺旋状の主軌道又は主軌道から分岐して水平に配置された補助軌道を旋回状態に走行するので、走行時にかご内の乗客に遠心力が作用する。このため、走行時に乗客が感じる不快感を抑制する必要があって、かごの走行速度を遅くすることになり輸送効率が低下するという問題点があった。また、円筒形の内面に螺旋状の主軌道、補助軌道が設けられるので、昇降経路のための水平面における所要面積が増し、エレベーター装置の設置に要する費用が嵩むという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、一つの昇降経路に複数台のかごが互いに連係してそれぞれ運転される構成であって容易に設置することができるエレベーター装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベーター装置においては、昇降路に配置されて昇降する上かごと、上かごの昇降経路における上かごの下側に配置されて上かごと同じ昇降経路を昇降する下かごと、昇降路の上方に設けられて上かごに対応して配置された第一巻上機と、昇降路の上方に設けられて下かごに対応して配置された第二巻上機と、上部に第一つり合おもり滑車及び第二つり合おもり滑車が枢着され、昇降路に配置されて昇降するつり合おもりと、一端が昇降路上部に連結され上かご下部の両側に設けられたかご滑車に巻掛けられて第一巻上機に巻掛けられ、第一つり合おもり滑車に巻掛けられて昇降路の上方に設けられた第一滑車に巻掛けられ第二つり合おもり滑車に巻掛けられて昇降路の上方に設けられた第二滑車に巻掛けられ、第二巻上機に巻掛けられて下かご下部の両側に設けられたかご滑車に巻掛けられ他端は昇降路上部に連結された主索とが設けられる。
この発明によるエレベーター装置は、昇降路に鉛直に形成された一つの昇降経路に上かご及び下かごが配置されて、第一巻上機により主索を介して上かごが運転され、また第二巻上機により主索を介して下かごが運転され、かつ上かご及び下かごが連携してそれぞれ昇降運転される。このため、かご内の乗客に不快感を感じさせることなく昇降速度を適宜に高速化することができて輸送効率を向上する効果がある。また、つり合おもりを上かご及び下かごに共用することとも相俟って昇降経路の形成のための水平面における所要面積が少なくなりエレベーター装置の設置に要する費用を節減する効果がある。
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態を示す図で、図1は概念的に示す縦断面図、図2は図1において上かご及び下かごが互いに離れた位置に配置された状態を示す図、図3は図1において上かご及び下かごが昇降路の下部寄り位置に配置された状態を示す図である。図において、昇降路1に互いに離れて乗場2が設けられ、また昇降路1の上方に機械室3が設けられる。そして、昇降路1に配置されて昇降する上かご4が設けられて上かご4の下部の両側にそれぞれかご滑車5が枢着される。
図1〜図3は、この発明の実施の形態を示す図で、図1は概念的に示す縦断面図、図2は図1において上かご及び下かごが互いに離れた位置に配置された状態を示す図、図3は図1において上かご及び下かごが昇降路の下部寄り位置に配置された状態を示す図である。図において、昇降路1に互いに離れて乗場2が設けられ、また昇降路1の上方に機械室3が設けられる。そして、昇降路1に配置されて昇降する上かご4が設けられて上かご4の下部の両側にそれぞれかご滑車5が枢着される。
また、上かご4の昇降経路における上かご4の下側に下かご6が設けられて下かご6の下部の両側にそれぞれかご滑車7が枢着される。そして、昇降路1の上方すなわち機械室3に第一巻上機8が設けられて上かご4に対応した位置に配置される。また、機械室3に第二巻上機9が設けられて下かご6に対応した位置に配置される。そして、昇降路1を昇降するつり合おもり10が設けられて、上部に第一つり合おもり滑車11及び第二つり合おもり滑車12が水平方向に互いに離れて枢着される。
そして、主索13の一端が昇降路1上部に連結されて下方に張設され上かご4のかご滑車5に巻掛けられて上方に張設され第一巻上機8に巻掛けられて下方に張設され、第一つり合おもり滑車11に巻掛けられて上方に張設され昇降路1の上方に設けられた第一滑車14に巻掛けられて下方に張設され、第二つり合おもり滑車12に巻掛けられて上方に張設され昇降路1の上方に設けられた第二滑車15に巻掛けられ、第二巻上機9に巻掛けられて下かご6のかご滑車7に巻掛けられて上方に張設され他端は昇降路1上部に連結される。
また、昇降路1を昇降する移動ケーブル用おもり16が設けられて、上部移動ケーブル滑車17が枢着される。そして、機械室3に第一移動ケーブル滑車18が設けられて上かご4に対応した位置に配置され、また機械室3に第二移動ケーブル滑車19が設けられて移動ケーブル用おもり16に対応した位置に配置される。また、機械室3にエレベーター装置の制御盤20が設けられる。
そして、第一移動ケーブル21の一端が上かご4に接続されて上方に張設されて第一移動ケーブル滑車18及び第二移動ケーブル滑車19に巻掛けられ、下方に張設されて上部移動ケーブル滑車17に巻掛けられて上方に張設され他端は制御盤20に接続される。また、第二移動ケーブル22の一端が下かご6に接続され昇降路1に湾曲部を形成して吊設され他端は制御盤20に接続される。
上記のように構成されたエレベーター装置において、上かご4は第一巻上機8により主索13による2:1ローピングの綱掛けによって、また下かご6は第二巻上機9により主索13による2:1ローピングの綱掛けによって牽引される。また、つり合おもり10は第一巻上機8及び第二巻上機9の少なくとも一方により主索13による4:1ローピングの綱掛けによって牽引される。また、第一移動ケーブル21に緩みが生じないように移動ケーブル用おもり16によって張力が付与される。
また、上かご4のかご操作盤(図示しない)が第一移動ケーブル21によって、また下かご6のかご操作盤(図示しない)が第二移動ケーブル22によって制御盤20に接続される。そして、第一巻上機8及び第二巻上機9が制御盤20により制御されて、上かご4及び下かご6の両者がそれぞれ連携して動作し、上記両者の相互が所定間隔を超えて接近しないように運転される。
そして、上かご4及び下かご6が共に昇降路1の上部寄り位置に移動した場合には、つり合おもり10、移動ケーブル用おもり16が図1に示すように配置される。また、上かご4及び下かご6が昇降路1の互いに離れた位置に移動した場合には、つり合おもり10、移動ケーブル用おもり16が図2に示すように配置される。さらに、上かご4及び下かご6が昇降路1の下部寄り位置に移動した場合には、つり合おもり10、移動ケーブル用おもり16が図3に示すように配置される。
このようなエレベーター装置において、昇降路1に鉛直に形成された一つの昇降経路に上かご4及び下かご6が連携して昇降運転される。このため、かご内の乗客に不快感を感じさせることなく昇降速度を適宜に高速化することができて輸送効率を向上することができる。また、つり合おもり10を上かご4及び下かご6に共用することとも相俟って昇降経路の形成のための水平面における所要面積が少なくなりエレベーター装置の設置に要する費用を節減することができる。
また、移動ケーブル用おもり16によって第一移動ケーブル21に張力が付与されるので、第一移動ケーブル21が弛緩して昇降する下かご6に絡みつくことを防止することができる。このため、第一移動ケーブル21が下かご6に接触して損傷したり、断線したりする不具合の発生を未然に防ぐことができる。
1 昇降路、4 上かご、5 かご滑車、6 下かご、7 かご滑車、8 第一巻上機、9 第二巻上機、10 つり合おもり、11 第一つり合おもり滑車、12 第二つり合おもり滑車、13 主索、14 第一滑車、15 第二滑車、16 移動ケーブル用おもり、17 上部移動ケーブル滑車、18 第一移動ケーブル滑車、19 第二移動ケーブル滑車、20 制御盤、21 第一移動ケーブル。
Claims (2)
- 昇降路に配置されて昇降する上かごと、上記上かごの昇降経路における上記上かごの下側に配置されて上記上かごと同じ昇降経路を昇降する下かごと、上記昇降路の上方に設けられて上記上かごに対応して配置された第一巻上機と、上記昇降路の上方に設けられて上記下かごに対応して配置された第二巻上機と、上部に第一つり合おもり滑車及び第二つり合おもり滑車が枢着され、上記昇降路に配置されて昇降するつり合おもりと、一端が上記昇降路上部に連結され上記上かご下部の両側に設けられたかご滑車に巻掛けられて上記第一巻上機に巻掛けられ、上記第一つり合おもり滑車に巻掛けられて上記昇降路の上方に設けられた第一滑車に巻掛けられ上記第二つり合おもり滑車に巻掛けられて上記昇降路の上方に設けられた第二滑車に巻掛けられ、上記第二巻上機に巻掛けられて上記下かご下部の両側に設けられたかご滑車に巻掛けられ他端は上記昇降路上部に連結された主索とを備えたエレベーター装置。
- 昇降路を昇降する移動ケーブル用おもりと、この移動ケーブル用おもりの上部に枢着された上部移動ケーブル滑車と、上記昇降路の上方に設けられて上かご対応位置に配置された第一移動ケーブル滑車と、上記昇降路の上方に設けられて上記移動ケーブル用おもり対応位置に配置された第二移動ケーブル滑車と、上記昇降路の上方に設けられたエレベーター装置の制御盤と、一端が上記上かごに接続されて上方に張設されて上記第一移動ケーブル滑車及び第二移動ケーブル滑車に巻掛けられ、下方に張設されて上記上部移動ケーブル滑車に巻掛けられて上方に張設され他端は上記制御盤に接続された第一移動ケーブルとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324309A JP2005089086A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003324309A JP2005089086A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | エレベーター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005089086A true JP2005089086A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34455094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003324309A Withdrawn JP2005089086A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | エレベーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005089086A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112617A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Hitachi Ltd | エレベーター装置 |
JP2008115015A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Inventio Ag | 昇降路内に2つのエレベータケージを互いに上下に配置して備えるエレベータ |
JP2008150213A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Inventio Ag | エレベータシステム |
CN113800362A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-17 | 重庆迈高电梯有限公司 | 一种港口双提升电梯 |
-
2003
- 2003-09-17 JP JP2003324309A patent/JP2005089086A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008115015A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Inventio Ag | 昇降路内に2つのエレベータケージを互いに上下に配置して備えるエレベータ |
TWI386359B (zh) * | 2006-10-31 | 2013-02-21 | Inventio Ag | 在井道中具有兩個被上下配置之升降車廂之升降機 |
JP2008150213A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Inventio Ag | エレベータシステム |
CN113800362A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-17 | 重庆迈高电梯有限公司 | 一种港口双提升电梯 |
CN113800362B (zh) * | 2021-10-29 | 2024-05-31 | 重庆迈高电梯有限公司 | 一种港口双提升电梯 |
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Legal Events
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