JPH0769559A - 工事用エレベーター装置 - Google Patents

工事用エレベーター装置

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Publication number
JPH0769559A
JPH0769559A JP21896793A JP21896793A JPH0769559A JP H0769559 A JPH0769559 A JP H0769559A JP 21896793 A JP21896793 A JP 21896793A JP 21896793 A JP21896793 A JP 21896793A JP H0769559 A JPH0769559 A JP H0769559A
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JP
Japan
Prior art keywords
hoistway
machine room
car
moving
construction work
Prior art date
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Application number
JP21896793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Satake
義典 佐竹
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0769559A publication Critical patent/JPH0769559A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築工事の上層階進捗に伴う昇降行程の延長
が容易にできる工事用エレベーター装置を得る。 【構成】 かご(7)が昇降する昇降路(1)の下部に定置機
械室(14)を仮設する。また定置機械室(14)よりも上方の
昇降路(1)に移動滑車装置(16)を仮設して、定置機械室
(14)の巻上機(5)に巻掛けた主索(8)を介してかご(7)を
吊持してかご(7)を運転する。そして、移動滑車装置(1
6)は背丈を低く、また軽量に製作することができ、クレ
ーンにおける揚重量が少なく、また揚重距離が減少して
移動滑車装置(16)移動の作業性を向上させることができ
る。 【効果】 建築工事の進捗に伴う昇降行程延長が容易に
でき費用を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築工事が下層階か
ら上層階へ進捗するに従って昇降行程が上方へ延長され
る工事用エレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば特公昭56−51995
号公報に示された従来の工事用エレベーター装置を示す
図で、エレベーター昇降路の要部縦断面図である。図に
おいて、(1)は昇降路、(2)は昇降路(1)のピット、(3)は
昇降路(1)内に配置されて昇降路(1)の中間に仮設された
移動機械室で、昇降路(1)に掛合される掛合体(4)、巻上
機(5)及び制御盤(6)によって構成されている。(7)は移
動機械室(3)よりも下方に配置されたかごである。
【0003】(8)は主索で、巻上機(5)に巻掛けられて一
端がかご(7)に設けられた巻胴(9)に巻掛けられて固定さ
れ、他端はつり合おもり(10)に連結されている。(11)は
ピット(2)に設けられてつり合おもり(10)に対向して設
置された衝突台、(12)は移動機械室(3)の移動時にかご
(7)を移動機械室(3)に固定するチェーンである。(13)は
建築中の建物(図示しない)に設けられて移動機械室
(3)の移動時に移動機械室(3)を吊り上げるクレーンであ
る。
【0004】従来の工事用エレベーター装置は上記のよ
うに構成され、図3に実線で示すように建築工事の進捗
による下層階に移動機械室(3)の掛合体(4)が支持され、
この状態で移動機械室(3)の巻上機(5)により主索(8)を
介して下層階間をかご(7)が運転される。そして、建築
工事が下層階から上層階へ進捗するに従って次に述べる
ように移動機械室(3)の移動が行われる。すなわち、つ
り合おもり(10)を主索(8)から外して衝突台(11)に載
せ、図3に鎖線で示すようにかご(7)が移動機械室(3)に
チェーン(12)によって支持されて、クレーン(13)によっ
て支持される。
【0005】次いで、移動機械室(3)の掛合体(4)を昇降
路(1)の掛合部から引退させて移動機械室(3)がクレーン
(13)により昇降路(1)内を引き上げられる。次に、所定
位置に上昇した移動機械室(3)の掛合体(4)が昇降路(1)
の掛合部に掛合されて固定される。この状態でかご(7)
に設けられた巻胴(9)に巻掛けられた主索(8)が繰り出さ
れてつり合おもり(10)に連結される。このようにして移
動機械室(3)が上方へ移動し建築工事の進捗に対応して
工事用エレベーター装置の昇降行程が上方へ延長される
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の工
事用エレベーター装置では、移動機械室(3)に巻上機(5)
及び制御盤(6)が設けられているため、背丈が高く、ま
た重量が増す。このためクレーン(13)における揚重量が
増し、また揚重距離が増して移動機械室(3)移動の作業
性が悪くなるという問題点があった。また、昇降路(1)
の横断面積が狭い場合は、移動機械室(3)の床面積が制
約されるために巻上機(5)、制御盤(6)の設置が困難にな
る。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、建築工事の上層階進捗に伴う昇
降行程の上方延長が容易にできる工事用エレベーター装
置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係る工事用エレベーター装置においては、かご
が昇降する昇降路の下部に仮設された定置機械室と、こ
の定置機械室よりも上方の昇降路に仮設され、定置機械
室の巻上機に巻掛けられた主索を介してかごを吊持した
移動滑車装置とが設けられる。
【0009】また、この発明の請求項2記載の発明に係
る工事用エレベーター装置においては、かごが昇降する
昇降路の側面に仮設された定置機械室と、昇降路に仮設
されて定置機械室の巻上機に巻掛けられた主索を介して
かごを吊持した移動滑車装置とが設けられる。
【0010】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明では、昇降行程の上方延長時に移動滑車装置が
昇降路内を上方へ移動され、この移動滑車装置を介して
昇降路下部の定置機械室によりかごが運転される。
【0011】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項2記載の発明では、昇降行程の上方延長時に移動
滑車装置が昇降路内を上方へ移動され、この移動滑車装
置を介して昇降路側面の定置機械室によりかごが運転さ
れる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示すエレベー
ター昇降路の要部縦断面図である。図において、(1)は
昇降路、(2)は昇降路(1)のピット、(14)はピット(2)の
下に仮設された定置機械室で、巻上機(5)、制御盤(6)及
びそらせ車(15)が設けられている。(16)は昇降路(1)内
に配置されて昇降路(1)の中間に仮設された移動滑車装
置で、昇降路(1)に掛合される掛合体(4)、かご側滑車(1
7)及びつり合おもり滑車(18)によって構成されている。
【0013】(7)は移動滑車装置(16)よりも下方に配置
されたかご、(8)は主索で、巻上機(5)に巻掛けられて、
一側がそらせ車(15)及びかご側滑車(17)に巻掛けられて
その端部はかご(7)に設けられた巻胴(9)に巻掛けられて
固定されている。また、主索(8)の他側はそらせ車(15)
及びつり合おもり側滑車(18)に巻掛けられてつり合おも
り(10)に連結されている。(11)はピット(2)に設けられ
てつり合おもり(10)に対向して設置された衝突台であ
る。
【0014】上記のように構成された工事用エレベータ
ー装置において、図1に示すように建築工事の進捗によ
る下層階に移動滑車装置(16)の掛合体(4)が支持され、
この状態で定置機械室(14)の巻上機(5)により下層階間
をかご(7)が運転される。そして、建築工事が下層階か
ら上層階へ進捗するに従って次に述べるように移動滑車
装置(16)の移動が行われる。すなわち、つり合おもり(1
0)を主索(8)から外して衝突台(11)に載せ、図3の場合
と同様に移動滑車装置(16)にかご(7)がチェーン(12)に
よって支持されて、クレーン(13)によって支持される。
【0015】次いで、移動滑車装置(16)の掛合体(4)を
昇降路(1)の掛合部から引退させて移動滑車装置(16)が
クレーン(13)により昇降路(1)内を引き上げられる。次
に、所定位置に上昇した移動滑車装置(16)の掛合体(4)
が昇降路(1)の掛合部に掛合されて固定される。この状
態でかご(7)に設けられた巻胴(9)に巻掛けられた主索
(8)が繰り出されてつり合おもり(10)に連結される。こ
のようにして移動滑車装置(16)が上方へ移動し建築工事
の進捗に対応して工事用エレベーター装置の昇降行程が
上方へ延長される。
【0016】この工事用エレベーター装置における移動
滑車装置(16)は、主要部がかご側滑車(17)及びつり合お
もり滑車(18)によって構成されているため、背丈を低
く、また軽量に製作することができる。このためクレー
ン(13)における揚重量が少なく、また揚重距離が減少し
て移動滑車装置(16)移動の作業性を向上させることがで
き、工事用エレベーター装置の費用を低減することがで
きる。また、昇降路(1)の横断面積が狭い場合であって
も、移動滑車装置(16)を容易に設置することができる。
したがって、昇降路(1)の横断面積による制約が緩和さ
れて建築工事の進捗に対応した工事用エレベーター装置
の昇降行程の上方への延長が容易になる。
【0017】実施例2.図2は、この発明の他の実施例
を示すエレベーター昇降路の要部縦断面図である。図に
おいて、図1と同符号は相当部分を示し、(14)は昇降路
(1)の側面に接して仮設された定置機械室である。図2
の実施例においても図1の実施例の場合と同様に移動滑
車装置(16)が仮設されて、建築工事が下層階から上層階
へ進捗するに従って移動滑車装置(16)の移動が行われ、
建築工事の進捗に対応して工事用エレベーター装置の昇
降行程が上方へ延長される。
【0018】したがって、詳細な説明を省略するが図2
の実施例においても図1の実施例と同様な作用が得られ
ることは明白である。また、図2の実施例において、定
置機械室(14)が昇降路(1)の側面に配置されるので、昇
降路(1)の横断面積による定置機械室(14)の広さの制約
が少なくなる。このため、昇降路(1)の横断面積が狭い
場合であっても、定置機械室(14)を容易に設置すること
ができる。
【0019】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、かごが昇降する昇降路の下部に仮設され
た定置機械室と、この定置機械室よりも上方の昇降路に
仮設され、定置機械室の巻上機に巻掛けられた主索を介
してかごを吊持した移動滑車装置とを設けたものであ
る。
【0020】これによって、昇降行程の上方延長時に移
動滑車装置が昇降路内を上方へ移動され、この移動滑車
装置を介して昇降路下部の定置機械室によりかごが運転
される。そして、移動滑車装置は背丈を低く、また軽量
に製作することができて、移動滑車装置を上方へ引き上
げるクレーンにおける揚重量が少なく、また揚重距離が
減少して移動滑車装置移動の作業性を向上させることが
できる。したがって、建築工事の進捗に対応した工事用
エレベーター装置の昇降行程の上方延長が容易にでき工
事用エレベーター装置の費用を低減する効果がある。
【0021】また、この発明の請求項2記載の発明は以
上説明したように、かごが昇降する昇降路の側面に仮設
された定置機械室と、昇降路に仮設されて定置機械室の
巻上機に巻掛けられた主索を介してかごを吊持した移動
滑車装置とを設けたものである。
【0022】これによって、昇降行程の上方延長時に移
動滑車装置が昇降路内を上方へ移動され、この移動滑車
装置を介して昇降路側面の定置機械室によりかごが運転
される。そして、移動滑車装置は背丈を低く、また軽量
に製作することができて、移動滑車装置を上方へ引き上
げるクレーンにおける揚重量が少なく、また揚重距離が
減少して移動滑車装置移動の作業性を向上させることが
できる。したがって、建築工事の進捗に対応した工事用
エレベーター装置の昇降行程の上方延長が容易にでき工
事用エレベーター装置の費用を低減する効果がある。ま
た、定置機械室が昇降路の側面に配置されるので、昇降
路の横断面積による定置機械室の広さが制約が少なく、
昇降路の横断面積が狭い場合であっても、定置機械室の
設置を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すエレベーター昇降路
の要部縦断面図。
【図2】この発明の実施例2を示すエレベーター昇降路
の要部縦断面図。
【図3】従来の工事用エレベーター装置の昇降路の要部
縦断面図。
【符号の説明】
1 昇降路 5 巻上機 7 かご 8 主索 14 定置機械室 16 移動滑車装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごが昇降する昇降路の下部に仮設され
    た定置機械室と、この定置機械室よりも上方の上記昇降
    路に仮設され、上記定置機械室の巻上機に巻掛けられた
    主索を介して上記かごを吊持した移動滑車装置とを備え
    た工事用エレベーター装置。
  2. 【請求項2】 かごが昇降する昇降路の側面に仮設され
    た定置機械室と、上記昇降路に仮設されて上記定置機械
    室の巻上機に巻掛けられた主索を介して上記かごを吊持
    した移動滑車装置とを備えた工事用エレベーター装置。
JP21896793A 1993-09-03 1993-09-03 工事用エレベーター装置 Pending JPH0769559A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990027217A (ko) * 1997-09-29 1999-04-15 이종수 승강로의 피트 내에 권상기 및 제어반이 배치된 엘리베이터
KR100895121B1 (ko) * 2007-05-22 2009-04-29 (주)상아엘리베이터 엘리베이터용 구동장치의 설치구조
US20140231179A1 (en) * 2011-11-28 2014-08-21 Kone Corporation Elevator arrangement and method
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KR101976476B1 (ko) * 2018-03-02 2019-05-10 백명국 화재 재난용 긴급탈출 승강장치

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