JP5167103B2 - 成膜装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の第2の目的は、上記アライメント装置またはアライメント方法を用い、高精度に蒸着できる有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することである。
さらに、本発明の第3の目的は、駆動部等を大気側に配置することで真空内の粉塵や発熱を低減し、生産性の高い有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することである。
また、本発明4の目的は、駆動部等を大気側に配置することで保守性を高め、稼働率の高い有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することである。
また、上記目的を達成するために、上記第1の特徴に加え、前記貫通孔は前記シャドウマスクの前後に貫通した孔であり、前記アライメント光学系は前記少なくとも前記基板への処理時に前記貫通孔への処理材の付着を遮蔽する遮蔽手段を有することを特徴とする請求項1に記載のアライメント装置。
また、上記目的を達成するために、上記第2の特徴に加え、前記アライメント光学系は、前記遮蔽手段を処理時は処理位置に、アライメント時はアライメント位置に移動させる遮蔽移動手段を有することを第3の特徴とする。
また、上記目的を達成するために、上記第2の特徴に加え、前記貫通孔の一端はアライメント用の開口部であり、前記貫通孔はL字部を有していることを第5の特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、上記第6の特徴に加え、前記追随手段は、前記アライメント動作を駆動する駆動部の移動にリンクする手段であることを第7の特徴とする。
また、上記目的を達成するために、上記第1〜10の特徴に加え、前記アライメントは真空チャンバ内で行ない、蒸発源内の蒸着材料を基板に蒸着処理をする真空蒸着チャンバを有することを第11の特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、上記第11の特徴に加え、前記アライメント光学系のうち少なくとも前記撮像手段を前記真空チャンバの上部の大気側から突出た凹部に内蔵し、前記凹先端には光学窓を設けたこと有することを第12の特徴とする。
また、本発明によれば、上記アライメント装置またはアライメント方法を用い、高精度に蒸着できる有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、駆動部等を大気側に配置することで真空内の粉塵や発熱を低減し、生産性の高い有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することができる。
また、本発明によれば、駆動部等を大気側に配置することで保守性を高め、稼働率の高い有機ELデバイス製造装置及び成膜装置を提供することができる。
2本ハンドにするか1本ハンドにするかは要求される生産能力によって決める。以後の説明では、説明を簡単にするために1本ハンドで説明する。
本実施形態では、アライメント時は、基板6を固定し、シャドウマスク81を移動させ、基板6の必要な部分に蒸着させることができるように位置合せをする。
アライメント部8は、シャドウマスク81、シャドウマスク81を固定するアライメントベース82、アライメントベース82を保持し、アライメントベース82即ちシャドウマスク81のXZ平面での姿勢を規定するアライメント駆動部83、アライメントベース82を下から支持し、アライメント駆動部83と協調してシャドウマスク81の姿勢を規定するアライメント従動部84、基板6と前記シャドウマスク81に設けられた後述するアライメントマークを検出するアライメント光学系85、アライメントマークの映像を処理し、アライメント量を求めアライメント駆動部83を制御する制御装置60(図7参照)からなる。
各回転支持部と後述する駆動部または従動部の作用点とを連結するアライメント軸83a、84aは、スプライン83s、84sによって傾斜することなくZ方向に垂直かつ/またはX方向に平行移動する。そのために、各回転支持部はアライメントベース82に対して回転可能に取付けられている。従って、前述の回転支持部81c、81dの従動回転は、X方向及びZ方向に分解された動きとなる。
即ち、本実施形態では、回転支持部81a、81bのZ方向の移動によりZ位置の補正を、また両者の差により回転補正を、さらに回転支持部81bのX方向の移動によりX位置補正を行なう。また、回転支持部81a、81bの両者間の距離は長いほうが、同じZ方向の動きに対して回転補正を精度良くできる利点がある。
また、図7(b)に示すようにアライメント時に光源側反射ミラー85kmが蒸着領域を遮断しない場合は、アライメントベース82に遮蔽型アームを固定にすることができ、常に遮蔽状態にすることができる。
次に、アライメント実施前に基板を立て、アライメント終了後、基板6をシャドウマスクに接近させる機構について説明する。図3に示す処理受渡部9は、搬送ロボット5の櫛歯状ハンド58と干渉することなく基板6を受渡し可能とする櫛歯状ハンド91と、前記櫛歯状ハンド91上にあり基板6を固定して載置し、その基板6を旋回させて立て、さらにアライメント部8に接近させる基板旋回接近手段93を有する。前記固定する手段としては、真空中であることを考慮して静電吸着や機械的クランプ等で構成し、少なくとも基板を立てたときの上部側94uに設ける。
先ず、基板旋回接近手段93の基板旋回機能を説明する。基板旋回接近手段93は基板6を載置する載置台93dと、蒸着時に基板6を冷却する冷却ジャケット93jと、基板6、載置台93d及び冷却ジャケット93jを一体となって回転させる基板旋回駆動部93b、冷却ジャケット93j等を回転可能に支持する回転支持台93kから構成されている。冷却ジャケット93jには冷却水管43,44が敷設されている。また、基板旋回駆動部93bは、大気側に設けられた旋回用モータ93smと、旋回用モータ93smにより歯車93h1、93h2を介して矢印Aの方向に旋回する中空の第1リンク41と、第1リンク41に第1リンクの中空部と連続した中空部を持つように固定され、前記冷却ジャケット93Jの側面部に沿うよう設けられた第2リンク42を有する。なお、第1リンクは真空蒸着チャンバ1buの側壁に設けられたシール部93sに一端を固定されたベローズ93vを介しており、回転支持台93kにより回転可能に支持されている。なお、旋回用モータ93smは大気側にもうけられた制御装置60で制御される。
本実施形態では、基板蒸着面を上面にして搬送しているので、基板6を立てればそのままアライメントができる。
真空内配線・配管機構40は、上記第1リンク41及び第2リンク42から構成され、その中空部には、冷却ジャケット93Jに冷却水を流すために、供給用43と回収用44の冷却水配管が配設されている。各リンクは錆に強く十分な強度を持つ金属、例えばステンレス、アルミニウムで構成され、第1リンク41の中空部の旋回用モータ93sm側は大気に開放されている。前記2本の冷却水配管は、一般的に大気中で使用されている柔軟性を有する材料で構成するか、金属性で構成し、リンク内で可撓部を有しないように第1リンク41及び第2リンク42で形成される形であるL字状に配管し、可撓部は大気側に設ける。後者を用いればより疲労損傷に少ない配管を構成できる。また、万が一冷却水が冷却水配管43、44から漏洩しても大気側に排水されように、前記真空蒸着チャンバ1buの側壁での接続部を冷却ジャケット93Jでの接続部より低くしている。
高真空を保持でき、信頼性の高い蒸着した処理をすることができる。
2:搬送チャンバ 3:ロードクラスタ
6:基板 6m:基板のアライメントマーク
7:蒸着部 8:アライメント部
9:処理受渡部 60:制御装置
71:蒸発源 81:シャドウマスク
81a〜d:回転支持部 81m:シャドウマスクのアライメントマーク
82:アライメントベース 83:アライメント駆動部
83Z:Z軸駆動部 83X:X軸駆動部
84:アライメント従動部 85:アライメント光学系
81a〜d:アライメント支持部 81m:シャドウマスクのアライメントマーク
81k:シャドウマスクフレームに設けた貫通孔
82:アライメントベース 83:アライメント駆動部
83Z:Z軸駆動部 83X:X軸駆動部
84:アライメント支持部 85:アライメント光学系
85as:遮蔽型アーム 85c:撮像カメラ
85cm:撮像カメラ側反射ミラー 85k:光源
85km:光源側反射ミラー 85r:疎アライメント光学系
85s:精密アライメント光学系 93:基板旋回接近手段
93b:基板旋回駆動部 93g:基板接近駆動部
100:有機ELデバイスの製造装置 A〜D:クラスタ。
Claims (6)
- 基板とシャドウマスクとのアライメントを行なうアライメント装置と、蒸着材料を基板に蒸着処理をするための蒸発源と、を有する備えた成膜装置において、
前記シャドウマスクは、該シャドウマスクの前後を貫通する、アライメント用の貫通孔を有し、前記アライメント装置は、前記貫通孔の一端側から光を入射する光源と前記貫通孔の他端から撮像する撮像手段とを有するアライメント光学系と、前記撮像手段の出力に基づいてアライメントを行なう制御部とを有し、前記アライメント光学系は、少なくとも前記基板への蒸着処理時には、前記貫通孔への前記蒸着材料の付着を遮蔽する遮蔽手段を有することを特徴とする成膜装置。 - 請求項1記載の成膜装置において、
前記遮蔽手段は、前記蒸着処理時は前記貫通孔を遮蔽する位置に遮蔽物を位置付け、アライメント時は前記貫通孔を遮蔽する位置とは異なる位置に該遮蔽物を位置付けるように移動させる遮蔽移動手段を有することを特徴とする成膜装置。 - 請求項2記載の成膜装置において、
前記遮蔽物に光源からの光を反射させるか、または前記撮像手段へ入射するように光を反射させる反射ミラーを設けたことを特徴とする成膜装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の成膜装置において、
前記アライメント装置における基板は前記シャドウマスクとアライメントする際は、該基板を立てて行うことを特徴とする成膜装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の成膜装置において、
前記アライメント光学系のうち少なくとも前記撮像手段を前記真空チャンバの上部の大
気側から突出た凹部に内蔵し、前記凹先端には光学窓を設けたこと有することを特徴とする成膜装置。 - 請求項2記載の成膜装置において、
前記遮蔽移動手段は、大気側に設けられた駆動手段と、該駆動手段と前記遮蔽物とを真空シール手段を介して連結する連結手段とを有することを特徴とする成膜装置。
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