JP7390822B2 - ティーチング装置、基板搬送装置、基板処理装置、ティーチング方法、及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
ークとして、視認性、センシング性を得るための顔料や樹脂を用いることは、それらの材料からのデガス等の懸念があり、そのような材料を安易にチャンバ内に持ち込むことはできない。
特許文献2の方法では、ティーチング専用の位置検出手段が必要であり、簡易化によるコストダウンが困難である。さらには、事前のRV校正作業が必要であり、作業時間短縮が困難である。また、基板処理装置の内部機構に位置決めマークを直接設けることはコンタミ等の影響が懸念される。
マスクに形成された所定のパターンのマスク開口部を介して成膜材料が堆積され得る基板を支持して搬送するロボットによる、前記成膜材料を前記基板に堆積させるための成膜装置が設けられた基板処理室に設けられた基板載置部に対する基板の搬送動作において、前記ロボットの前記基板を支持する支持部の辿るべき経路を、前記ロボットを制御する制御部にティーチングするティーチング装置であって、
前記基板の代わりに前記支持部に支持させるティーチング用治具と、
前記治具を前記支持部に対して位置決めする位置決め手段と、
前記支持部の位置を示すためのマークと、
前記マークを撮像する、前記基板処理室に設けられた撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記支持部の位置に基づいて、前記制御部
に記憶させるべき前記経路を取得する取得部と、
を備え、
前記撮像手段は、前記マスクと前記基板の位置調整を行うために、前記マスクに設けられたアライメントマークと前記基板に設けられたアライメントマークとを撮像するものであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の基板搬送装置は、
基板を支持して搬送するロボットと、
前記ロボットを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、本発明のティーチング装置により記憶させられた前記経路に基づいて前記ロボットを制御することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の基板処理装置は、
基板載置部を有する基板処理室と、
本発明の基板搬送装置と、
を備え、
前記基板搬送装置により搬送され前記基板載置部に載置された基板に対して処理を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のティーチング方法は、
マスクに形成された所定のパターンのマスク開口部を介して成膜材料が堆積され得る基板を支持して搬送するロボットによる、前記成膜材料を前記基板に堆積させるための成膜装置が設けられた基板処理室に設けられた基板載置部に対する基板の搬送動作において、前記ロボットの前記基板を支持する支持部の辿るべき経路を、前記ロボットを制御する制御部にティーチングするティーチング方法であって、
前記基板の代わりにティーチング用治具を前記支持部に支持させ、かつ前記治具を前記支持部に対して位置決めした状態で、前記支持部が仮の経路を辿って移動するように前記制御部が前記ロボットを制御する治具搬送工程と、
前記基板処理室に設けられた撮像手段を用いて、前記支持部の位置を示すマークを撮像する撮像工程と、
前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記支持部の位置に基づいて、前記制御部に記憶させるべき前記経路を取得する取得工程と、
前記制御部に、取得した前記経路を記憶させるティーチング工程と、
を含み、
前記撮像手段は、前記マスクと前記基板の位置調整を行うために、前記マスクに設けられたアライメントマークと前記基板に設けられたアライメントマークとを撮像するものであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の成膜方法は、
基板処理室の基板載置部に載置された基板に対して成膜処理を施す成膜方法であって、
本発明のティーチング方法により、前記制御部に前記経路を記憶させるティーチング工程と、
前記経路に基づいて前記制御部が前記ロボットを制御して、前記基板を前記基板載置部に搬送、載置する搬送工程と、
前記基板載置部に載置された前記基板に対して蒸着又はスパッタリングにより成膜処理を施す成膜工程と、
を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の電子デバイスの製造方法は、
基板上に形成された金属膜を有する電子デバイスの製造方法であって、
本発明の成膜方法により前記金属膜が形成されることを特徴とする。
発明の範囲をそれらの構成に限定するものではない。また、以下の説明における、装置のハードウェア構成及びソフトウェア構成、製造条件、寸法、材質、形状などは、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、繰り返しの説明を省略する。
<製造装置及び製造プロセス>
図1は、電子デバイスの製造装置の全体構成を模式的に示す上視概略図である。図1の製造装置(基板処理装置)100は、例えば、スマートフォン用の有機EL表示装置の表示パネルの製造に用いられる。スマートフォン用の表示パネルの場合、例えば約1800mm×約1500mm、厚み約0.5mmのサイズの基板に有機ELの成膜を行った後、該基板をダイシングして複数の小サイズのパネルが作製される。
た軽量な部材で構成されることが望ましい。
ント(「ファインアライメント」とも称す)の2段階のアライメントを実施することが好ましい。その場合、低解像だが広視野の第1アライメント用のカメラと狭視野だが高解像の第2アライメント用のカメラの2種類のカメラを撮像手段として用いるとよい。
搬送用ロボット5は、概略、基板Wを担持するためのロボットハンド6と、ロボットハンド6をXYZ直交座標の任意の位置へ自在に移動させるためのロボットアーム51と、からなる。
また、第1アーム511は、ベース510に対して、ジョイント520に沿った方向に昇降移動可能に構成されている(Z方向)。第1アーム511の昇降によって第2アーム512及び第3アーム513も昇降することで、ロボットハンド6の高さを変化させ、基板Wの高さを変化させることができる(Z方向)。
ド6に載置された状態、つまり基板載置部11に載置される前の状態で、撮像手段12にて撮像されてもよい。
室圧制御部は、真空計や真空ポンプを備え処理室1の室圧を制御する。
アクチュエータ制御部は、位置補正手段13の各種アクチュエータを制御する。
画像処理部は、撮像手段12の撮影した画像から上述したアライメントマーク間のずれ量を抽出・取得し、モニタに表示させる。
ティーチングデータ取得部は、後述するティーチングプロセスにおいてティーチングデータを取得する。
記憶部は、ロボットハンド6の座標情報などを含むティーチングデータやその他の各種情報を記憶する。
ロボット制御部は、搬送用ロボット5を制御する。
モニタ制御部は、膜厚モニタの動作の制御、成膜レートの測定、取得を行う。
加熱制御部は、ヒータに供給する電力を制御することで、蒸着装置8において蒸着材料が収容された坩堝の加熱制御を行う。
図4、図5を用いて、本実施例の特徴である、搬送用ロボット5に基板搬送の経路をティーチングする際の構成(ティーチング装置)について説明する。図5は、本実施例による処理室1における搬送用ロボット5のティーチング時の構成(ティーチング装置)を上面から見た図にて概略的に表したものである。
一方、図5に示すように、ティーチング用治具Tには、ロボットハンド6の基準6aおよびサブ基準6bに対応した位置決め機構TaおよびTbとして、基準6aおよびサブ基準6bに嵌合する突起が設けられている。本実施例では、Taは円筒状の、Tbはダイヤ状の突起であるが、搬送用ロボット、つまりは基準6aおよびサブ基準6bに、治具Tを位置再現良く載置できれば前記以外でもよい。なお、Tbは不要であれば設けなくてもよ
い。
また、基準6aおよびサブ基準6bは、搬送用ロボット5に設けてもよいが、基板が載置される近傍に設けることが望ましい。搬送用ロボット5に複数のロボットハンド6が含まれる場合は、各々のロボットハンド6ごとに基準6aおよびサブ基準6bを設ける。なお、サブ基準6bは不要であれば設けなくてもよい。
また、治具Tは、基板Wと同じ重量、同じ重心位置であることが望ましい。すなわち、実際の基板Wを乗せたときと同様の重量バランスを再現できるように構成されていれば良く、全体形状は特定の形状に限定されるものではない。本実施例における治具Tは、実際の基板Wの重量バランを再現するために、複数の肉抜き部Th1、Th2、Th3を複数設けた、平板に複数の開口(貫通孔)を開けたような構成としているが、かかる構成に限定されるものではない。また、例えば、単体ではなく複数の部分に分割されたような構成としてもよい。
れた映像を図6(b)にて概略的に示す。なお、図6(b)にて示す座標系は、図1~図5にて示す座標系と一致させたものである。その後、搬送用ロボット5の動作データ記憶手段に、上記位置のポイントを記録させる(S106:Yes、S107)。すなわち、図7において、ティーチングデータ取得部が、ロボットハンド6が上記位置にあるときの各アームの動作量、昇降量、あるいはそれらから換算して取得されるロボットハンド6の座標などを取得し、記憶部に記憶させる。なお、ティーチング時において、搬送用ロボット5は低速で動作させることが望ましい。
なお、以上のティーチングは、処理室以外、例えば図1における搬入室や搬出室に、基板WのアライメントマークWの位置を検出する撮像手段を備えていれば、それらの場所でも行うことができる。すなわち、基板Wの移動経路上の各地点において理想的な搬送位置を取得することで、基板処理装置100全体における理想的な基板の搬送経路を取得することができる(S103~S110)。
本実施例によれば、実際の被処理物(被成膜対象物)である基板を用いることなく、処理室内の基板載置部への搬送用ロボットの動作ポイントを精度良くティーチングすることが可能である。また、ティーチングには、装置に設けられている基板上のアライメントマークの位置を検出する撮像手段を用いるため、ティーチング専用の位置検出手段は不要である。そのため、簡易かつ安価な手段でティーチング用治具を実現する事が可能となる。また、処理室内の載置部もしくは搬送用ロボットに位置決めマークを設けないため、コンタミ等の影響はなく、装置内のクリーン度を担保することが可能である。
また、ティーチング用治具が有する位置決め機構により、搬送手段に治具を位置再現良く載置することができるため、精度良くティーチングすることが可能である。これにより、ティーチング作業の大幅な時間短縮や省力化が可能となる。
また、搬送用ロボットの位置を前記撮像手段にて検出することで、作業者がティーチング位置に接近することなくティーチングでき、ティーチング作業の大幅な時間短縮や省力化が可能となる。
また、精度良くティーチングすることが可能となるため、処理室に供給される基板のアライメントマークを、撮像手段の画角内かつ被写界深度内に確実に入れることが可能となる。これにより、アライメントマークが検出されないことによる装置のエラー停止が無くなり、歩留りの向上や人的確認作業の低減が可能となる。
次に、本実施例の成膜装置を用いた電子デバイスの製造方法の一例を説明する。以下、電子デバイスの例として有機EL表示装置の構成及び製造方法を例示する。
まず、製造する有機EL表示装置について説明する。図10(a)は有機EL表示装置60の全体図、図10(b)は1画素の断面構造を表している。
。画素62は、赤色発光素子と緑色発光素子と青色発光素子の組合せで構成されることが多いが、黄色発光素子とシアン発光素子と白色発光素子の組み合わせでもよく、少なくとも1色以上であれば特に制限されるものではない。
第1電極64が形成された基板63の上にアクリル樹脂をスピンコートで形成し、アクリル樹脂をリソグラフィ法により、第1電極64が形成された部分に開口が形成されるようにパターニングし絶縁層69を形成する。この開口部が、発光素子が実際に発光する発光領域に相当する。
絶縁層69がパターニングされた基板63を第1の成膜装置に搬入し、基板保持ユニットにて基板を保持し、正孔輸送層65を、表示領域の第1電極64の上に共通する層として成膜する。正孔輸送層65は真空蒸着により成膜される。実際には正孔輸送層65は表示領域61よりも大きなサイズに形成されるため、高精細なマスクは不要である。
発光層66Rの成膜と同様に、第3の成膜装置により緑色を発する発光層66Gを成膜し、さらに第4の成膜装置により青色を発する発光層66Bを成膜する。発光層66R、66G、66Bの成膜が完了した後、第5の成膜装置により表示領域61の全体に電子輸送層67を成膜する。電子輸送層67は、3色の発光層66R、66G、66Bに共通の層として形成される。
電子輸送層67までが形成された基板をスパッタリング装置に移動し、第2電極68を
成膜し、その後プラズマCVD装置に移動して保護層70を成膜して、有機EL表示装置60が完成する。
このようにして得られた有機EL表示装置は、発光素子ごとに発光層が精度よく形成される。従って、上記製造方法を用いれば、発光層の位置ずれに起因する有機EL表示装置の不良の発生を抑制することができる。
Claims (20)
- マスクに形成された所定のパターンのマスク開口部を介して成膜材料が堆積され得る基板を支持して搬送するロボットによる、前記成膜材料を前記基板に堆積させるための成膜装置が設けられた基板処理室に設けられた基板載置部に対する基板の搬送動作において、前記ロボットの前記基板を支持する支持部の辿るべき経路を、前記ロボットを制御する制御部にティーチングするティーチング装置であって、
前記基板の代わりに前記支持部に支持させるティーチング用治具と、
前記治具を前記支持部に対して位置決めする位置決め手段と、
前記支持部の位置を示すためのマークと、
前記マークを撮像する、前記基板処理室に設けられた撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記支持部の位置に基づいて、前記制御部に記憶させるべき前記経路を取得する取得部と、
を備え、
前記撮像手段は、前記マスクと前記基板の位置調整を行うために、前記マスクに設けられたアライメントマークと前記基板に設けられたアライメントマークとを撮像するものであることを特徴とするティーチング装置。 - 前記マークは、前記治具に設けられていることを特徴する請求項1に記載のティーチング装置。
- 前記位置決め手段は、前記治具と前記支持部のいずれか一方に設けられた凸部と、他方に設けられ前記凸部が嵌合する凹部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のティーチング装置。
- 前記治具は、前記基板と略同じ重量及び重心位置を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のティーチング装置。
- 前記制御部が、前記位置決め手段により前記治具が前記支持部に位置決め支持された状態で、前記支持部が仮の経路を辿って移動するように、前記ロボットを制御したときに、
前記撮像手段は、前記支持部が前記仮の経路上の所定の位置にあるときの前記マークを
撮像し、
前記取得部は、前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記マークの位置と前記所定の位置における基準位置とのずれに基づいて、前記制御部に記憶させるべき前記経路を取得することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のティーチング装置。 - 前記所定の位置は、前記基板載置部との間で基板の受け渡しを行う受け渡し位置であることを特徴とする請求項5に記載のティーチング装置。
- 基板を支持して搬送するロボットと、
前記ロボットを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、請求項1~6のいずれか1項に記載のティーチング装置により記憶させられた前記経路に基づいて前記ロボットを制御することを特徴とする基板搬送装置。 - 基板載置部を有する基板処理室と、
請求項7に記載の基板搬送装置と、
を備え、
前記基板搬送装置により搬送され前記基板載置部に載置された基板に対して処理を行うことを特徴とする基板処理装置。 - 前記処理は、蒸着又はスパッタリングによる成膜処理であることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
- マスクに形成された所定のパターンのマスク開口部を介して成膜材料が堆積され得る基板を支持して搬送するロボットによる、前記成膜材料を前記基板に堆積させるための成膜装置が設けられた基板処理室に設けられた基板載置部に対する基板の搬送動作において、前記ロボットの前記基板を支持する支持部の辿るべき経路を、前記ロボットを制御する制御部にティーチングするティーチング方法であって、
前記基板の代わりにティーチング用治具を前記支持部に支持させ、かつ前記治具を前記支持部に対して位置決めした状態で、前記支持部が仮の経路を辿って移動するように前記制御部が前記ロボットを制御する治具搬送工程と、
前記基板処理室に設けられた撮像手段を用いて、前記支持部の位置を示すマークを撮像する撮像工程と、
前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記支持部の位置に基づいて、前記制御部に記憶させるべき前記経路を取得する取得工程と、
前記制御部に、取得した前記経路を記憶させるティーチング工程と、
を含み、
前記撮像手段は、前記マスクと前記基板の位置調整を行うために、前記マスクに設けられたアライメントマークと前記基板に設けられたアライメントマークとを撮像するものであることを特徴とするティーチング方法。 - 前記マークは、前記治具に設けられていることを特徴する請求項10に記載のティーチング方法。
- 前記治具を前記支持部に対して位置決めする位置決め手段は、前記治具と前記支持部のいずれか一方に設けられた凸部と、他方に設けられ前記凸部が嵌合する凹部と、を有することを特徴とする請求項10または11に記載のティーチング方法。
- 前記治具は、前記基板と略同じ重量及び重心位置を有することを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載のティーチング方法。
- 前記取得工程において、前記支持部が前記仮の経路上の所定の位置にあるときに、前記撮像手段が撮像した画像から取得される前記マークの位置と前記所定の位置における基準位置とのずれに基づいて、前記制御部に記憶させるべき前記経路を取得することを特徴とする請求項10~13のいずれか1項に記載のティーチング方法。
- 前記所定の位置は、前記基板載置部との間で基板の受け渡しを行う受け渡し位置であることを特徴とする請求項14に記載のティーチング方法。
- 少なくとも、前記治具搬送工程及び前記撮像工程は、前記基板処理室内が大気圧環境にある状態において行われることを特徴とする請求項10~15のいずれか1項に記載のティーチング方法。
- 基板処理室の基板載置部に載置された基板に対して成膜処理を施す成膜方法であって、
請求項10~16のいずれか1項に記載のティーチング方法により、前記制御部に前記経路を記憶させるティーチング工程と、
前記経路に基づいて前記制御部が前記ロボットを制御して、前記基板を前記基板載置部に搬送、載置する搬送工程と、
前記基板載置部に載置された前記基板に対して蒸着又はスパッタリングにより成膜処理を施す成膜工程と、
を含むことを特徴とする成膜方法。 - 基板上に形成された有機膜を有する電子デバイスの製造方法であって、
請求項17に記載の成膜方法により前記有機膜が形成されることを特徴とする電子デバイスの製造方法。 - 基板上に形成された金属膜を有する電子デバイスの製造方法であって、
請求項17に記載の成膜方法により前記金属膜が形成されることを特徴とする電子デバイスの製造方法。 - 前記電子デバイスが、有機EL表示装置の表示パネルであることを特徴とする請求項18または19に記載の電子デバイスの製造方法。
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