JP5164626B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

この発明は、電子カメラに関し、特に光学レンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、デフォーカスの解消に必要なフォーカスレンズの駆動量が、光電変換部から繰り返し取り込まれる画像信号に基づいて繰り返し算出される。また、フォーカスレンズの駆動速度が、算出された駆動量と画像信号の取り込み時刻とに基づいて算出される。フォーカスレンズは、算出された駆動量に従う方向に、算出された駆動速度で移動される。これによって、動体に対する追従性が向上する。
特開平8−129129号公報
しかし、背景技術はいわゆるワンショットAFを想定しておらず、背景技術によるワンショットAFの性能の向上には限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ワンショットAFの性能を向上させることができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、光学レンズ(12)を経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段(16)、合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段(30r)に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測手段(S23)、前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて前記光学レンズから前記撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整手段(S11)、および調整手段によって調整された距離を示す距離情報を記憶手段に登録する登録手段(S49)を備える。
撮像手段は、光学レンズを経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、撮像面で生成された画像信号を出力する。予測手段は、合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する。調整手段は、前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて、光学レンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する。登録手段は、調整手段によって調整された距離を示す距離情報を記憶手段に登録する。
このように、光学レンズから撮像面までの距離は、合焦調整指示を受け付ける毎に合焦点に対応する距離に調整される。記憶手段には、調整された距離を示す距離情報が蓄積される。次回の合焦調整指示に応答した距離の変更方向は、記憶手段に蓄積された距離情報に基づいて予測される。これによって、撮影者の習性が合焦動作に反映され、ワンショットAFの性能が向上する。
好ましくは、予測手段は、記憶手段に登録された距離情報が示す距離が既定の規則性を有するか否かを判別する規則性判別手段(S69, S71)、および規則性判別手段の判別結果に応じて異なる態様で方向予測処理を実行する予測実行手段(S73~S83)を含む。
さらに好ましくは、予測実行手段は、規則性判別手段の判別結果が肯定的であるとき規則性に沿って合焦方向を予測する第1合焦方向予測手段(S73)、規則性判別手段の判別結果が否定的であるとき現在距離よりも長い距離の数を記憶手段に登録された距離情報が示す距離の中から検出する第1検出手段(S75)、第1検出手段の検出処理に関連して現在距離よりも短い距離の数を記憶手段に登録された距離情報が示す距離の中から検出する第2検出手段(S77)、および第1検出手段の検出結果と第2検出手段の検出結果とに基づいて合焦方向を予測する第2合焦方向予想手段(S79~S83)を含む。
好ましくは、変更手段の変更処理と並列して撮像手段から出力された被写界像に基づいて予測手段の予測結果の妥当性を判別する妥当性判別手段(S31)、および変更手段の変更方向を妥当性判別手段の判別結果に応じて反転させる反転手段(S33)をさらに備える。
この発明に従う合焦制御プログラムは、光学レンズ(12)を経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(30)に、合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段(30r)に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測ステップ(S23)、前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて光学レンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整ステップ(S11)、および調整ステップによって調整された距離を示す距離情報を記憶手段に登録する登録ステップ(S49)を実行させるための、合焦制御プログラムである。
この発明に従う合焦制御方法は、光学レンズ(12)を経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段(16)を備える電子カメラ(10)によって実行される合焦制御方法であって、合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段(30r)に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測ステップ(S23)、前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて光学レンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整ステップ(S11)、および調整ステップによって調整された距離を示す距離情報を記憶手段に登録する登
録ステップ(S49)を備える。
この発明によれば、光学レンズから撮像面までの距離は、合焦調整指示を受け付ける毎に合焦点に対応する距離に調整される。記憶手段には、調整された距離を示す距離情報が蓄積される。次回の合焦調整指示に応答した距離の変更方向は、記憶手段に蓄積された距離情報に基づいて予測される。これによって、撮影者の習性が合焦動作に反映され、ワンショットAFの性能が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、フォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た被写界の光学像は、撮像装置16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界像を表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU30は、フォーカスレンズ12を無限端に配置するとともに、スルー画像処理を実行するべくプリ露光動作および間引き読み出し動作の繰り返しをドライバ18に命令する。ドライバ18は、SG(Signal Generator)20から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面にプリ露光を施し、かつ撮像面で生成された電荷を間引き態様で読み出す。撮像装置16からは、読み出された電荷に基づく低解像度の生画像データが、ラスタ走査態様で周期的に出力される。
信号処理回路22は、撮像装置16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、これによって作成されたYUV形式の画像データをメモリ制御回路32を通してSDRAM34に書き込む。LCDドライバ36は、SDRAM34に格納された画像データをメモリ制御回路32を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ38を駆動する。この結果、被写界のリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
図2を参照して、撮像面の中央には評価エリアEAが割り当てられる。輝度評価回路24は、信号処理回路22から出力されたYデータのうち評価エリアEAに属するYデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。積分値つまり輝度評価値は、垂直同期信号Vsyncの発生周期で輝度評価回路24から出力される。CPU30は、輝度評価回路24から出力された輝度評価値に基づいて適正EV値を算出するべく、上述のスルー画像処理と並列してスルー画像用AE処理(簡易AE処理)を繰り返し実行する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間は、絞りユニット14およびドライバ18にそれぞれ設定される。この結果、LCDモニタ38に表示されるスルー画像の明るさが適度に調整される。
キー入力装置28上のシャッタボタン28sが半押しされると、輝度評価回路24から出力された輝度評価値に基づいて最適EV値を算出するべく、厳格な記録用AE処理が実行される。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、絞りユニット14およびドライバ18にそれぞれ設定される。
記録用AE処理が完了すると、フォーカス評価回路26の出力に基づくワンショットAF処理が実行される。フォーカス評価回路26は、信号処理回路22から出力されたYデータのうち図2に示す評価エリアEAに属するYデータの高周波成分を、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。積分値つまりAF評価値は、垂直同期信号Vsyncの発生周期でフォーカス評価回路26から出力される。
CPU30は、フォーカス評価回路26からAF評価値を取り込み、いわゆる山登り処理によって合焦位置(=合焦点)を探索する。フォーカスレンズ12は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に光軸方向に段階的に移動し、検出された合焦位置に配置される。
シャッタボタン28sが全押しされると、記録処理が実行される。CPU30は、本露光動作および全画素読み出しを1回ずつ実行することをドライバ18に命令する。ドライバ18は、垂直同期信号Vsyncの発生に応答して撮像面に本露光を施し、電荷読み出しエリアで生成された全ての電荷をラスタ走査態様で読み出す。この結果、被写界を表す高解像度の生画像データが撮像装置16から出力される。
出力された生画像データは上述と同様の処理を施され、この結果、YUV形式に従う高解像度の画像データがSDRAM34に確保される。I/F40は、こうしてSDRAM34に格納された高解像度の画像データをメモリ制御回路32を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体42に記録する。なお、スルー画像処理は、高解像度の画像データがSDRAM34に格納された時点で再開される。
ワンショットAF処理は、以下に示す要領で実行される。まず、フォーカスレンズ12の現在位置から合焦位置に向かう方向つまり合焦方向が、図3に示す揮発性のレジスタ30rを参照して予測される。図3によれば、レジスタ30rは10個のカラムを有し、電源投入後に検出された合焦位置はこれらのカラムに循環的に登録される。
レジスタ30rに複数の合焦位置が登録されていれば、これらの合焦位置の変化の態様が検証される。レジスタ30rに登録された合焦位置が図4(A)に示すように中央よりも無限側の位置と中央よりも至近側の位置との間で交互に変化する場合、合焦位置の変化に既定の規則性があるとみなされ、この規則性に沿って合焦方向が予測される。前回の合焦位置つまりフォーカスレンズ12の現在位置が中央よりも無限側の位置であれば、至近方向が合焦方向であると予測される。一方、フォーカスレンズ12の現在位置が中央位置或いは中央よりも至近側の位置であれば、無限方向が合焦方向であると予測される。
合焦位置の変化の態様から既定の規則性が見出されなければ、フォーカスレンズ12の現在位置よりも至近側の合焦位置の数とフォーカスレンズ12の現在位置よりも無限側の合焦位置の数とがレジスタ30rから検出され、検出された2つの数値に基づいて合焦方向が予測される。つまり、図4(B)に示すように現在位置よりも至近側の合焦位置の数が現在位置よりも無限側の合焦位置の数以上であれば、至近方向が合焦方向であると予測される。一方、図4(C)に示すに示すように現在位置よりも至近側の合焦位置の数が現在位置よりも無限側の合焦位置の数を下回れば、無限方向が合焦方向であると予測される。
レジスタ30rに登録された合焦位置の数が“0”または“1”であれば、フォーカスレンズ12の位置を考慮して合焦方向が予測される。つまり、フォーカスレンズ12の現在位置が中央よりも無限側の位置であれば、至近方向が合焦方向であると予測される。一方、フォーカスレンズ12の現在位置が中央位置或いは中央よりも至近側の位置であれば、無限方向が合焦方向であると予測される。
なお、電源投入後の最初のAF処理の時点では、レジスタ30rには合焦位置が登録されておらず、フォーカスレンズ12は無限端に配置されている。このときは、至近方向が合焦方向であると予測される。
このような合焦方向予測処理が完了すると、図5(A)に示す要領で粗調整動作が実行される。フォーカスレンズ12は、予測された合焦方向に移動量W1ずつ移動される。CPU28は、このような粗調整動作と並列してフォーカス評価回路26から繰り返し出力されたAF評価値を取り込む。今回取り込まれたAF評価値は、前回までに取り込まれたAF評価値を上回る場合に、最大AF評価値として退避される。
最大AF評価値が検出されないままAF評価値が連続して2回減少すると、合焦方向の予測に誤りがあったとみなされ、フォーカスレンズ12の移動方向が反転される。フォーカスレンズ12は、逆方向に移動量W1ずつ移動される。最大AF評価値が検出された後に取り込まれたAF評価値が2回連続して最大AF評価値を下回ると、フォーカスレンズ12は合焦位置を通り過ぎたと判断される。これによって粗調整動作が終了し、微調整動作が開始される。
図5(B)を参照して、フォーカスレンズ12は、これまでの移動方向とは逆の方向に、移動量W1よりも小さい移動量W2ずつ移動される。フォーカス評価回路26は、上述と同様、微調整動作と並列してAF評価値を繰り返し出力する。微調整動作においても、前回までに取り込まれたAF評価値を上回るAF評価値が、最大AF評価値として退避される。その後に取り込まれたAF評価値が2回連続して最大AF評価値を下回ると、フォーカスレンズ12は合焦位置を通り過ぎたとみなされ、最大AF評価値に対応する位置が合焦位置として決定される。決定された合焦位置はレジスタ30rに登録され、フォーカスレンズ12は決定された合焦位置に配置される。
CPU30は、図6〜図9に示す撮像タスクに従う処理を実行する。この撮像タスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
まずステップS1でフォーカスレンズ12を無限端に配置し、ステップS3でスルー画像処理を実行する。スルー画像処理の結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ38から出力される。ステップS5ではシャッタボタン28sが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限りステップS7のスルー画像用AE処理を繰り返す。この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。シャッタボタン28sが半押しされると、ステップS9で記録用AE処理を実行し、ステップS11でAF処理を実行する。ステップS9の処理によってスルー画像の明るさが最適値に調整され、ステップS11の処理によってフォーカスレンズ12が合焦位置に配置される。
ステップS13ではシャッタボタン28sが全押しされたか否かを判別し、ステップS15ではシャッタボタン28sの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS13でYESであればステップS17の記録処理を経てステップS3に戻る。ステップS15でYESであればそのままステップS3に戻る。
ステップS11のAF処理は、図7〜図9に示すサブルーチンに従って実行される。まず、粗調整動作のために、ステップS21でフォーカスレンズ12の移動量を“W1”に設定し、ステップS23で合焦方向予測処理を実行する。合焦方向予測処理によって合焦方向が予測され、予測された合焦方向がフォーカスレンズ12の移動方向とされる。
垂直同期信号Vsyncが発生するとステップS25でYESと判断し、ステップS27でフォーカス評価回路26からAF評価値を取り込む。ステップS29では、合焦位置を通過したか否かをステップS27で取り込まれたAF評価値に基づいて判別する。ステップS31では、合焦方向の予測に誤りがあったか否かをステップS27で取り込まれたAF評価値に基づいて判別する。具体的には、ステップS29はAF評価値が2回連続して最大AF評価値を下回ったか否かを判別する処理に相当し、ステップS31は最大AF評価値が検出されないままAF評価値が連続して2回減少したか否かを判別する処理に相当する。
ステップS29およびS31のいずれもNOであれば、ステップS35でフォーカスレンズ12を移動量W1だけ移動させ、その後にステップS25に戻る。ステップS29のNOと判断されかつステップS31でYESと判断されると、ステップS33でフォーカスレンズ12の移動方向を反転させてからステップS35でフォーカスレンズ12を移動量W1だけ移動させ、その後にステップS25に戻る。
ステップS29でYESと判断されると、微調整動作を開始するべく、ステップS37でフォーカスレンズ12の移動方向を反転させ、ステップS39でフォーカスレンズ12の移動量を“W2”に設定する。垂直同期信号Vsyncが発生するとステップS41でYESと判断し、ステップS43でフォーカス評価回路26からAF評価値を取り込む。ステップS45では、合焦位置を通過したか否かを上述のステップS29と同じ要領で判別する。ここでNOであれば、ステップS47でフォーカスレンズ12を移動量W2だけ移動させてから、ステップS41に戻る。ステップS45でYESであればステップS49に進み、最大AF評価値に対応する位置を合焦位置としてレジスタ30rに登録する。ステップS51では登録された合焦位置にフォーカスレンズ12を配置し、その後に上階層のルーチンに復帰する。
図7に示すステップS23の合焦方向予測処理は、図9に示すサブルーチンに従って実行される。まず複数の合焦位置がレジスタ30rに登録されているか否かをステップS61で判別する。レジスタ30rに登録された合焦位置の数が“0”または“1”であれば、現在のフォーカスレンズ12の位置が無限端寄りであるか否かをステップS63で判別する。ここでYESであればステップS65で至近方向が合焦方向であると予測する一方、NOであればステップS67で無限方向が合焦方向であると予測する。ステップS65またはS67の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
レジスタ30rに登録された合焦位置の数が“2”以上であれば、ステップS69で合焦位置の変化の態様を検証し、検証された変化の態様に既定の規則性があるか否かをステップS71で判別する。ここでYESであればステップS73に進み、既定の規則性に沿って合焦方向を予測する。これによって、前回予測された合焦方向と逆の方向が今回の合焦方向として予測される。予測が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
ステップS71でNOであれば、ステップS75以降の処理に進む。ステップS75では、フォーカスレンズ12の現在位置よりも至近側の合焦位置をレジスタ30rから検出し、検出された合焦位置の数を変数Nnearに設定する。ステップS77では、フォーカスレンズ12の現在位置よりも無限側の合焦位置をレジスタ30rから検出し、検出された合焦位置の数を変数Nfarに設定する。
ステップS79では、変数Nnearが変数Nfar以上であるか否かを判別し、YESであればステップS81に進む一方、NOであればステップS83に進む。ステップS81では至近方向が合焦方向であると予測し、ステップS83では無限方向が合焦方向であると予測する。ステップS81またはS83の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、撮像装置16は、フォーカスレンズ12を経た被写界の光学像が照射される撮像面を有し、撮像面で生成された被写界像を出力する。CPU30は、シャッタボタン28sが半押しされたとき(合焦調整指示を受け付けたとき)、レジスタ30rに登録された合焦位置(距離情報)に基づいて合焦方向を予測する(S23)。CPU30はまた、フォーカスレンズ12の位置を合焦方向の予測結果を参照して変更し(S35, S37, S47)、合焦方向の予測処理の後に撮像装置16から出力された被写界像に基づいてフォーカスレンズ12の位置を合焦位置に調整する(S51)。CPU30はさらに、調整されたフォーカスレンズ12の位置を合焦位置としてレジスタ30rに登録する(S49)。
このように、フォーカスレンズ12の位置は、シャッタボタン28sが半押しされる毎に合焦位置に調整される。レジスタ30rには、調整された位置が過去の合焦位置として蓄積される。次回のシャッタボタン28sの半押しに応答したフォーカスレンズ12の移動方向つまり合焦方向は、レジスタ30rに蓄積された合焦位置に基づいて予測される。これによって、撮影者の習性が合焦動作に反映され、ワンショットAFの性能が向上する。
なお、この実施例では、フォーカスレンズ12から撮像面までの距離を調整するにあたって、フォーカスレンズ12を光軸方向に移動させるようにしているが、フォーカスレンズ12に代えて或いはフォーカスレンズ12とともに撮像面を光軸方向に移動させるようにしてもよい。撮像面のみを光軸方向に移動させる場合、“合焦方向”とは、撮像面の現在位置から合焦位置に向かう方向を意味する。また、フォーカスレンズ12および撮像面の両方を光軸方向に移動させる場合、“合焦方向”とは、現時点のフォーカスレンズ12から撮像面までの距離から合焦位置に対応するフォーカスレンズ12から撮像面までの距離に向かう方向を意味する。
また、この実施例では、レジスタ30rに登録された合焦位置が中央よりも無限側の位置と中央よりも至近側の位置との間で交互に変化する規則性を“既定の規則性”として定義するようにしているが、シャッタボタン28sの半押しに応答したフォーカスレンズ12の移動開始方向が無限方向と至近方向との間で交互に切り換わる規則性を“既定の規則性”として定義するようにしてもよい。この場合、“既定の規則性”を有するか否かはレジスタ30rに登録された合焦位置の隣接カラム間での差分に注目して判別され、今回の移動開始方向は前回の移動開始方向と逆方向に設定される。
さらに、この実施例では、スルー画像処理の期間においてはフォーカスレンズ12は停止し続けるが、スルー画像処理の期間にコンティニュアスAF処理によってフォーカスレンズ12を継続的に移動させるようにしてもよい。この場合、フォーカスレンズ12の現在位置が前回の合焦位置と一致する保証はない。したがって、好ましくは、少なくとも1つの合焦位置がレジスタ30rに登録済みであるか否かがステップS61で判別され、現在位置と同じか現在位置よりも至近側の合焦位置の数がステップS75で検出される。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 (A)は移動方向予測処理の一例を示す図解図であり、(B)は移動方向予測処理の他の一例を示す図解図であり、(C)は移動方向予測処理のその他の一例を示す図解図である。 (A)は粗調整動作の一例を示す図解図であり、(B)は微調整動作の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一例を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一例を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一例を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一例を示すフロー図である。
符号の説明
10 …ディジタルカメラ
12 …フォーカスレンズ
16 …撮像装置
26 …フォーカス評価回路
30 …CPU

Claims (6)

  1. 光学レンズを経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、前記撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段、
    合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測手段、
    前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて前記光学レンズから前記撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整手段、および
    前記調整手段によって調整された距離を示す距離情報を前記記憶手段に登録する登録手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記予測手段は、前記規則性を有するか否かに応じて異なる態様で方向予測処理を実行する予測実行手段を含む、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記予測実行手段は、前記規則性を有するとき前記規則性に沿って合焦方向を予測する第1合焦方向予測手段、前記規則性を有しないとき現在距離よりも長い距離の数を前記記憶手段に登録された距離情報が示す距離の中から検出する第1検出手段、前記第1検出手段の検出処理に関連して前記現在距離よりも短い距離の数を前記記憶手段に登録された距離情報が示す距離の中から検出する第2検出手段、および前記第1検出手段の検出結果と前記第2検出手段の検出結果とに基づいて合焦方向を予測する第2合焦方向予想手段を含む、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記調整手段の調整処理と並列して前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて前記予測手段の予測結果の妥当性を判別する妥当性判別手段、および
    前記変更手段の変更方向を前記妥当性判別手段の判別結果に応じて反転させる反転手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 光学レンズを経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、前記撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測ステップ、
    前記光学レンズから前記撮像面までの距離を前記予測ステップの予測結果に基づいて変更する変更ステップ、
    前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて前記光学レンズから前記撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整ステップ、および
    前記調整ステップによって調整された距離を示す距離情報を前記記憶手段に登録する登録ステップを実行させるための、合焦制御プログラム。
  6. 光学レンズを経た被写の光学像が照射される撮像面を有し、前記撮像面で生成された画像信号を出力する撮像手段を備える電子カメラによって実行される合焦制御方法であって、
    合焦調整指示を受け付けたとき記憶手段に登録された距離情報が示す距離が規則性を有するか否かに基づいて合焦方向を予測する予測ステップ、
    前記予測結果と前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて前記光学レンズから前記撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に調整する調整ステップ、および
    前記調整ステップによって調整された距離を示す距離情報を前記記憶手段に登録する登録ステップを備える、合焦制御方法。
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