JP5160861B2 - 受金具,屋根及びその屋根の施工法 - Google Patents

受金具,屋根及びその屋根の施工法 Download PDF

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本発明は、長手方向に湾曲する駅のプラットホームの屋根の施工において、施工を簡易且つ迅速に行うことができ、短時間にて一定の範囲を完成することができると共に、ひいては短期間でプラットホームの屋根全体の施工を完了することができる受金具,屋根及びその屋根施工法に関する。
従来、既設屋根張替え工事又は新設屋根工事等において、駅のプラットホームが、特に大型のものでは、屋根も大型となり、このような大型のプラットホームは、その長手方向が直線状であることが好ましいが、その立地条件などによって、長手方向に沿って直線状のプラットホームを建設することができないこともある。すなわち、プラットホームが長手方向に沿って弓形状に湾曲に施工されることがある。
このような場合では、プラットホーム上に柱材を設け該柱材の上端に、前記プラットホームの長手方向に略直交するようにして適宜の間隔をおいて複数の梁材が配列される。さらに前記梁材上に略直交するようにして複数の母屋が適宜の間隔をおいて略平行状態に配列される。そして、母屋に受金具が固着され、該受金具を介して母屋上に屋根板材が設置される。前記プラットホームの長手方向に沿って設置される母屋は、梁等の構造材に交差するようにして設置固着されたものであり、プラットホームの長手方向に沿って略折れ線状に連続して施工される。すなわち、前記梁材に対して基本的には略直交して配置されるものであるが、プラットホームの長手方向の端においては前記梁材と母屋とは相互に斜めに交差する部分も存在することになる。
そして、前述したように折れ線状に連続する母屋に対して、直線状の屋根板材が平行に配置されてゆくものである。このような屋根では、屋根板材が母屋に略直交する箇所以外に、屋根板材と母屋とが斜め方向に交差するようにして、屋根板材が母屋に設置される箇所も存在する。したがって、母屋と屋根板材との間において受金具は、設置角度を調整しながら母屋上に設置固着されなければならない。
特開平5―280160号 特開平7―305456号
屋根板材を金属製の折板タイプとした場合には、その長手方向に直線状である。そして、この種の屋根板材を支持する受金具は、屋根板材の長手方向に合わせて母屋上への固定方向が決定されるものであり、同様の種類のものが特許文献1或いは特許文献2に開示されている。いずれも、母屋等に一旦、固定(特に溶接手段による固定等)してしまうと、その取付位置,方向等の修正はほとんど不可能である。さらに特許文献1では、複数の受金具が連続形成されたものであり、母屋の長手方向に対して一つの受金具の位置を合わせると、その他の受金具は、母屋からはみ出してしまうことも十分にあり得る。
長手方向に湾曲する屋根に対して、母屋と受金具とを無理なく設置することができるように対応させることは、極めて困難であり、且つ作業が面倒となり、工期も長くなる。さらに、駅における工事は、夜間で且つ、終電から始発までの極めて限られた時間内でしか、許されていない。このような、短い時間内に一定の範囲の屋根施工を行わなければならず、工事における部品の取付性の効率化及び強度向上等が求められている。そこで本発明が解決しようとする目的(技術的課題)は、長手方向に湾曲する大型の屋根において、屋根板材の施工を極めて効率的且つ確実に行うことにある。
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、固定台座部と、該固定台座部上に水平方向に対して回転自在に連結される可動受部とからなり、前記固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成され、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され、両立上り側部の上端に上側支持部が形成され、前記支持頂部と前記下側支持部とが枢支連結され、前記可動受部は高さ方向を長手方向とした略長方形状に形成されてなる受金具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記支持頂部には螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記螺子軸部に螺合するナットが具備されてなる受金具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、プラットホームの長手方向に略直交するようにして複数の梁材が設置され、該梁材上に、前記プラットホームの長手方向に沿って湾曲状の折れ線状として形成された折れ線状母屋が複数配列され、該折れ線状母屋上に所定間隔をおいて受金具が設置され、前記折れ線状母屋に交差して屋根板材が前記受金具を介して葺成され、該受金具は、固定台座部と、該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とからなり、前記固定台座部が前記折れ線状母屋上に固着され、前記可動受部によって前記屋根板材が支持されてなる屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項3において、前記受金具の固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成され、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され両立上り側部の上端に上側支持部が形成され、前記支持頂部と前記下側支持部とが枢支連結されてなる屋根としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項4において、前記受金具の可動受部は高さ方向を長手方向とした略長方形状に形成されてなる屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、請求項4又は5において、前記支持頂部には螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記螺子軸部に螺合するナットが具備されてなる屋根としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、長手方向に沿って湾曲状且つ折れ線状とすると共に複数配列した折れ線状母屋に、固定台座部と,該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とからなる受金具を、所定間隔をおいて設置し、前記折れ線状母屋に交差して屋根板材を配置し、前記受金具の可動受部は適宜回転させると共に前記屋根板材に対して支持可能とし、該屋根板材を葺成してなる屋根の施工法としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によって、固定台座部と、該固定台座部上に水平方向に対して回転自在に連結される可動受部とからなる受金具としたことにより、固定台座部が母屋に固着されても、該固定台座部に対して可動受部が水平面上を回転自在としているので、受金具に屋根板材を固定する際に、固定台座部の取付位置及び方向等の取付精度が多少、甘くても前記可動受部を回転させることで、屋根板材に前記可動受部を適正に合わせることができる利点がある。
このように、受金具に回転自在な可動受部を設けたことで、屋根板材の施工方向に対して追従するように支持する自在性を有することができる。そして、長手方向において、曲率半径の大きな湾曲状の屋根を構成する屋根板材の受金具として母屋の位置,方向における取付精度に多少の甘さ(誤差)が存在していたとしても前記受金具は、屋根を構成する屋根板材を確実且つ良好に支持することができる。しかも、母屋及び受金具とは取付位置の許容範囲を広くすることができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、請求項1の発明では、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され両立上り側部の上端に上側支持部が形成されたものであり、方形のフレーム形状となっている。また前記固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成されたもので、母屋等に設置し易い形状となっている。そして、固定台座部の支持頂部と、可動受部の下側支持部とが枢支連結される構造であり、枢支連結するための連結具、たとえばボルト・ナット等を使用した場合では、その装着が容易であり、且つフレーム形状とした可動受部は、前記枢支連結具を締め付けたり或いは緩めたりすることも容易にできるものである。
またさらに、請求項1の発明では、可動受部を高さ方向において長手方向とした略長方形状に形成されたことにより、断面形状で台形山形状を構成する折板タイプの屋根板材に対して、前記可動受部の幅方向を、台形山形部の頂部幅方向寸法に合わせることにより、相互に干渉することなく、装着することができる。請求項2の発明は、前記支持頂部には連結螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記連結螺子軸部に螺合するナットが具備されることにより、固定台座部と可動受部との連結構造を簡単に構成することができるものである。
請求項3の発明では、プラットホームの長手方向に略直交するようにして複数の梁材が設置され、該梁材上に、前記プラットホームの長手方向に沿って湾曲状の折れ線状として形成された折れ線状母屋が複数配列され、該折れ線状母屋上に所定間隔をおいて受金具が設置され、前記折れ線状母屋に交差して屋根板材が前記受金具を介して葺成され、該受金具は、固定台座部と、該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とからなり、前記固定台座部が前記折れ線状母屋上に固着され、前記可動受部によって前記屋根板材が支持されてなる屋根としたことによって、長手方向に曲率半径が大きく湾曲するプラットホームの大型屋根において、折れ線状母屋に固定台座部が固着され受金具の可動受部に屋根板材を固定する際に、固定台座部の取付位置及び方向等の取付精度が多少、甘くても前記可動受部を回転させることにより、屋根板材に前記可動受部を適正に合わせることができる。
すなわち、大型の駅におけるプラットホームでは、母屋は、プラットホームの長手方向に沿って、折れ線状に連続するものである。そして、平行に配置された屋根板材において、各屋根板材と折れ線状の母屋とが交差する角度は、該母屋の各地点でそれぞれ異なることになる。そのために、受金具は回転自在な可動受部を設けたことで前記折れ線状母屋と屋根板材とが交差する角度が、折れ線状母屋の各地点にて異なったものであっても、受金具の可動受部が、前記屋根板材の長手方向に正確に追従するように支持する自在性を有することができる。
よって、長手方向において、曲率半径の大きな湾曲状の屋根の受金具として母屋の位置,方向に多少の甘さ(誤差)が存在していたとしても前記受金具は、屋根を構成する屋根板材を、無理なく確実且つ良好に支持する構造にすることができる。このように、折れ線状母屋の連続する方向に対して、受金具を合わせればよく、屋根板材の施工方向を考慮して設置することがなく、取付位置に多少の誤差が生じたとしても良好な屋根を構成することができ、熟練した施工技術が不要であり、作業効率も向上させることができる。
請求項4の発明では、前記受金具を固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成され、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され両立上り側部の上端に上側支持部が形成され、前記支持頂部と前記下側支持部とが枢支連結されてなる屋根としたことにより、前記可動受部は、長方形或いは正方形等の方形状のフレーム(枠)形状となっている。
また前記固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成されたもので、その形状は母屋等に設置し易いものとなっている。さらに、前記固定台座部の支持頂部と、前記可動受部の下側支持部とは枢支連結されており、前記可動受部が正方形等の方形状のフレーム(枠)形状であるために、その可動受部内に工具を入り込ませて、回転させるだけの余裕のあるスペースが確保されており、連結具、たとえばボルト・ナット等を使用した場合では、装着が容易となり、前記枢支連結具を締め付けたり或いは緩めたりすることが容易にでき、現場施工を極めて効率的に行うことができるものである。
請求項5の発明では、前記可動受部は高さ方向を長手方向とした略長方形状に形成された屋根としたことにより、隣接する屋根板材同士によって形成される台形山形状の屋根板材に対して、前記受金具は、前記可動受部の幅方向を、台形山形部の頂部幅方向寸法に合わせることにより相互に干渉することなく装着することができる。
請求項6の発明では、前記支持頂部には連結螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記連結螺子軸部に螺合するナットが具備されてなる屋根構造としたことにより、前記受金具の支持頂部には連結螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記連結螺子軸部に螺合するナットが具備されることにより、固定台座部と可動受部との連結構造を簡単に構成することができ、ひいては屋根構造を極めて簡単なものにでき、よって施工作業も容易にさせることができる。
次に、請求項7の発明によって、極めて効率的かつ迅速に施工ができる。すなわち、受金具は固定台座部と,該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とから構成されたものとしており、前記折れ線状母屋に前記受金具の可動受部を適宜回転させて、前記屋根板材に対して支持可能な状態とすることによって、受金具を前記折れ線状母屋に設置固着するときに、従来のように屋根板材と折れ線状母屋との交差する角度に合わせて極めて高い精度にて設置する必要はなく、受金具を折れ線状母屋におおよその精度にて設置固着しても、水平方向に回転自在な可動受部を適宜回転させて前記屋根板材を支持可能な状態にすることができる。
これによって、屋根板材の流れ方向(長手方向)における墨出しと角度調整が不要となり、屋根板材を支持する受金具の幅方向の墨出しのみが必要となり、作業員には高度な熟練性が要求されない。また、受金具をビス又はボルト・ナット等の固着具を使用することで溶接を不要にすることができ、溶接火花を防ぐための養生が不要となる。さらに前述したように、受金具は折れ線状母屋に対しておおよその精度で設置固着すればよいので、屋根改修工事における、1日分の施工範囲の予定を設定し易く、同一の仕事を略規則的に毎日繰り返すことができ、予定施工部分を完成させることができるものである。これによって施工時間の短縮がより一層可能となり、特に夜間の限られた時間で施工しなければならないような場所、特に駅のプラットホームの屋根の改修施工には好適である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず受金具Aは、図1(A), (B)及び図2(A),(B)に示すように、固定台座部1と可動受部2と連結部3とから構成される。前記固定台座部1に対して前記可動受部2が水平方向に回転自在となるように前記連結部3を介して連結されている。前記固定台座部1は、金属帯板材が適宜に折り曲げられて形成されたものである。
そして、前記固定台座部1は、支持頂部11の幅方向両側から脚部12,12が形成され、該脚部12,12の下端には脚座部121,121が水平状に形成され、略門形状をなしている〔図1(B),図2(A)参照〕。該脚座部121,121には、図1(A),(B)に示すように、固定孔122,122,…が形成され、ドリルビス,ボルト等の固着具が貫通する部位となっている。前記支持頂部11は平坦状の面であり、前記可動受部2が載置され、且つ該可動受部2が水平面上を回動し易い面となっている。前記脚部12,12は、その脚座部121,121が後述する折れ線状母屋6に設置固着されるものであるが、前記固定孔122にドリルビス,ボルト等の固着具を貫通させて折れ線状母屋6に固着したり、或いは前記脚部12,12は、その脚座部121,121を折れ線状母屋6に溶接による固着手段にて固着するものである。
前記可動受部2は、金属帯板材が適宜に切り曲げられて形成されたものであり、下側支持部21の幅方向両側から立上り側部22,22が形成され、該立上り側部22,22の上端に上側支持部23が形成され、これらによって略長方形状のフレーム形状に形成されたものである〔図1(B),図2(A)参照〕。前記下側支持部21は、前記固定台座部1の支持頂部11上に載置され、且つ連結部3を介して回動自在となるものである。
前記下側支持部21には、後述する連結部3の螺子軸部31が挿通する回動支持孔211が形成されている〔図1(B),図2(B)参照〕。該回動支持孔211は前記支持頂部11の横方向及び縦方向の略中心位置に形成されている。長方形フレーム形状とした可動受部2は、その長方形状の長手方向が高さ方向となるようにして使用されることが好ましい〔図2(C)参照〕。前記上側支持部23は、後述する屋根板材7が設置される部位であり、且つ屋根板材7を支持固定する部位である。上側支持部23には、屋根板支持部4が装着され、前記屋根板材7が固定される。屋根板支持部4は、屋根板材7のタイプに応じて、螺子軸部41或いは種々のタイプの吊子本体42が装着されることになる。
前記連結部3は、図1(A)及び図2(A),(B)に示すように、前記固定台座部1と前記可動受部2とを連結する役目をなすものであり、前記固定台座部1に対して前記可動受部2が水平面上を回動すると共に、前記固定台座部1上に前記可動受部2が回動して、前記固定台座部1に対して適宜の角度に設定された状態で前記連結部3によって、回動方向に固定されるものである。該連結部3は、螺子軸部31と、ナット32とから構成され、前記螺子軸部31の下端部が支持頂部11の略中心部に垂直状に固着される。
該螺子軸部31は、前記可動受部2の下側支持部21に形成された回動支持孔211に挿通され、前記ナット32によって締め付けられて可動受部2が固定台座部1に固定される。前記ナット32は、2つ具備され、その2つのナット32のうちの1つは、ロックナットとして使用される。図3(A)は、前記受金具Aの可動受部2が略台形状に形成された実施形態である。
次に、屋根Bを構成する屋根板材7は、図1(D)及び図2(C)に示すように、金属製の折板タイプであり、その幅方向において、断面形状が山形状部7aと谷形状部7bとが交互に連続するものである。前記山形状部7aは、略台形状であり、谷形状部7bは略平坦状である。前記屋根板材7は、主板71の幅方向両側部に山形部72,72が形成され、前記山形部72の頂部722の外端より被嵌合屈曲部73が形成されている。前記山形部72,72によって、屋根Bの山形状部7aを構成する。前記被嵌合屈曲部73は、上方に向かって略逆「L」字形状となる屈曲片731が形成され,該屈曲片731の端部から前記頂部722側に向かって下向き傾斜状に被嵌合片732が形成され、該被嵌合片732の下端には、内部側に向かって円弧状となるようにロール成形された被嵌合端縁733が形成されている。
その隣接する屋根板材7,7 の対向する被嵌合屈曲部73,73上にキャップ材74が嵌合固定される。該キャップ材74は、上部741の幅方向両側に外方下向きに傾斜する嵌合側片742,742 が形成されている。該嵌合側片742,742の上下方向の略中間には、嵌合屈曲片743 ,743が形成されている。両屋根板材7,7の対向する嵌合屈曲片743 ,743間には、嵌合用の吊子本体42が前記受金具Aの上側支持部23に設置固着される。この嵌合屈曲片743,743で前記キャップ材74が嵌合固定される。前記両被嵌合屈曲部73,73と前記キャップ材74とにより、嵌合タイプの連結構造部が構成される。
次に、本発明の屋根の構造について説明する。まず、本発明における屋根が適用されるプラットホーム9は、図1(C)に示すように、その長手方向において平面的に見て略湾曲したものである。プラットホーム9の長手方向については、該プラットホーム9に対して列車が進入してくる方向のことである。プラットホーム9の湾曲の曲率半径は実際には極めて大きなものであり、該プラットホーム9の長手方向の一方の最端部から他方側の最端部を見ることによって初めて湾曲していることが確認できる程度のものである。このプラットホーム9の長手方向に沿って複数本の主柱8,8,…が建てられている〔図1(D)参照〕。
図7は、屋根Bの実施形態を示すものであり、図7(A)は両流れ屋根とした実施形態であり前記主柱8が前記プラットホーム9の幅方向の略中央に位置し、前記主柱8の上端より2本の梁材5,5が前記プラットホーム9の幅方向両側に延びる様にして、それぞれ反対方向に向かって装着されたものである。このような構成では、前記主柱8と梁材5とによって、略「T」字形状又は「Y」字形状に構成され、このような構成としたものがプラットホーム9の長手方向に沿って適宜の間隔をおいて存在している。また、図7(B)は片流れ屋根とした実施形態であり、前記プラットホーム9の幅方向両側箇所に2本の主柱8,8が建てられて、両主柱8,8間に梁材5が掛け渡されたアーチ形又は門形の構成としたものである。この片流れ屋根では、前記梁材5及び屋根板材7は傾斜するように設置される。
前記屋根板材7は、前記折れ線状母屋6に受金具Aを介して施工されたものであるが、前記屋根板材7によって葺成された屋根Bの軒先箇所の位置は、前記プラットホーム9の幅方向の外縁91箇所から突出している。すなわち、最外端の位置にある折れ線状母屋6から屋根板材7の長手方向が突出した状態である。この突出する構造でプラットホーム9の外縁91から前記屋根Bの軒先の先端箇所までの突出量Sに応じて前記屋根板材7,7,…は、その山形部72,72によって構成される山形状部7aの高さ方向の寸法が高くなるものが適宜選定されて使用される(図7参照)。特に突出量Sが大きいときには、前記山形状部7aが大型で、力学的強度を有するものが使用される。
図5(A)は、屋根Bの平面図で、複数の屋根板材7,7,…が平行に配置されていることを示す。また屋根Bの中央に位置するのは雨樋である。図5(B)は、複数の梁材5,5,…に複数の折れ線状母屋6,6,…が交差して配置された構造を示す平面図である。その複数の梁材5,5,…は、前記主柱8によって支持され、プラットホーム9の長手方向に対して略直交して配列されている。前記梁材5,5,…上に、複数の折れ線状母屋6,6,…が配置され、前記プラットホーム9の長手方向の平面形状に沿うようにして下地部が形成される。
前記折れ線状母屋6は、複数の母屋材61,61,…から構成される〔図5(B),図6(A)参照〕。該母屋材61は、長手方向に長尺な構造材であり、例えば駅の長手方向に平面的に見て湾曲したプラットホーム9上に、その長手方向に沿って配置施工される。複数の母屋材61は、長手方向に連続して連なっており、相互に連結され略折れ線状となって、略多角形状の弓形状に構成されている〔図5(B),図6参照〕。湾曲状のプラットホーム9の曲率半径は、実際には極めて大きく形成されるものであり、同様に複数の母屋材61,61,…からなる折れ線状母屋6の略曲率の半径も極めて大きなものである。
そして、プラットホーム9の長手方向に沿って直交するように配置された複数の梁材5,5,…上に前記折れ線状母屋6,6,…が交差するようにして設置される。前記複数の梁材5,5,…と、前記折れ線状母屋6,6,…とは、略格子状となるように直交する箇所と、斜めに交差する箇所とが存在することになる〔図5(B)参照〕。それぞれの折れ線状母屋6(母屋材61,61,…)には、図1(D),図6に示すように、長手方向に沿って複数の受金具A,A,…が配置固着され、該受金具Aを介して前記屋根板材7が葺成されてゆく。複数の屋根板材7,7,…は平行に配置され、前記折れ線状母屋6の湾曲形状に沿って連続して配置されてゆくものである。〔図1(C)参照〕。
前記受金具Aの可動受部2は、固定台座部1上に水平方向に対して回動自在であり(図4参照)、或いは適宜の回動角度に対して、螺子軸部31及びナット32にて固定することができるようにしたものである。したがって、前記受金具Aの可動受部2は、前記吊子42を介して第1又は第2タイプの屋根板材7を施工するときには、前記可動受部2を前記固定台座部1に対して適宜の角度に回動させて、前記屋根板材7を最適な設置状態となる角度に設定し、最良の取付状態にて屋根板材7を設置する。具体的には、可動受部2の幅方向(横方向)が前記屋根板材7の長手方向に直角(略直角も含む)となる位置に設定し、連結部3の螺子軸部31及びナット32によって、可動受部2が固定台座部1に固定される。
次に、本発明における屋根の施工法について説明する。まずおおよその工程については、長手方向に沿って湾曲状且つ折れ線状とすると共に複数配列した折れ線状母屋6,6,…に、固定台座部1と,該固定台座部1に水平方向に回転自在に連結される可動受部2とからなる受金具Aを、所定間隔をおいて設置する。そして、前記折れ線状母屋6に交差して屋根板材7を配置し、前記受金具Aの可動受部2を適宜回転させると共に前記屋根板材7に対して支持可能とし、該屋根板材7を葺成するものである。
上記施工法を具体的に説明すると、前記屋根板材7が折れ線状母屋6,6,…に対して葺成されるときにおいて、前記折れ線状母屋6が屋根板材7と直交して交差する箇所と、前記折れ線状母屋6が前記屋根板材7と斜め状に交差する箇所で、前記受金具Aの固定台座部1の向きを前記屋根板材7の長手方向に合わせる必要がなく、前記固定台座部1は、折れ線状母屋6に合わせて方向がおおよその目安にて固着すればよい。すなわち、前記受金具Aの可動受部2は、前記固定台座部1に対して自由に回転させることができ、設置する屋根板材7の長手方向に対応する方向に合わせるのみで、簡単に屋根板材7を受金具Aにて支持することができるものである。よって、プラットホーム9において、特に長手方向における平面形状が曲率半径の大きな湾曲状の屋根の施工を極めて簡単且つ迅速にでき、作業効率を向上させることができるものである。
図8(A)は、受金具Aが固定台座部1と可動受部2とを一体的に形成された実施形態であり、上側支持部23の幅方向両側に脚部12,12が形成されたものであり、そして回動可動する部位が存在しないものである。この場合には、特に、上側支持部23の幅方向寸法Laは前記屋根板材7によって構成される屋根の頂部の幅寸法Lbより小さく形成されている。
これによって、受金具Aを中心として屋根板材7が水平方向に回動して、前記受金具Aに対して屋根板材7が平面上において傾斜状に交差しても、相互に干渉することがない〔図8(B)参照〕。また図8(C)は、同様に受金具Aが固定台座部1と可動受部2とを一体的に形成された実施形態であり、脚部12,12の下端が上側支持部23の幅方向両側端部よりも内方側に向かうように形成されたものであり、正面より見て略逆台形状に形成されたものである。本発明では、主に、工事時間が限定された場所の工事、たとえば駅のプラットホームの改修屋根(新設屋根も含む)の施工に好適である。また駅のプラットホーム以外の建築物(工場,駐車場等)の場所の適用をさまたげない。
(A)は本発明における受金具の斜視図、(B)は受金具の分解斜視図、(C)はプラットホームに本発明の屋根を施工した平面略示図、(D)は(C)のXa−Xa矢視断面略示図である。 (A)は本発明における受金具の正面図、(B)は(A)のXb−Xb矢視断面図、(C)は受金具を屋根に使用した状態を示す一部断面にした正面図である。 可動受部を台形状とした実施形態の受金具の正面図である。 折れ線状母屋に設置された受金具にて屋根を支持している状態を示す一部切除した斜視図である。 (A)は屋根の平面略示図、(B)は梁材及び折れ線状母屋の構成を示す平面略示図である。 (A)は受金具が設置された折れ線状母屋の要部拡大平面図、(B)は受金具が設置された折れ線状母屋の要部斜視図である。 (A)はプラットホームの屋根を両流れ屋根とした実施形態の略示図、(B)はプラットホームの屋根を片流れ屋根とした実施形態の略示図である。 (A)は本発明における固定台座部と可動受部とを一体化した実施形態の受金具を使用した屋根の一部断面にした正面図、(B)は受金具に対して屋根板材が平面上において傾斜しても相互に干渉しない状態を示す作用図、(C)は脚部の下端側を狭めた実施形態の受金具を使用した屋根の一部断面にした正面図である。
符号の説明
A…受金具、1…固定台座部、11…支持頂部、12…脚部、121…脚座部、
2…可動受部、21…下側支持部、211…回動支持孔、22…立上り側部、
23…上側支持部、3…連結部、31…螺子軸部、32…ナット、5…梁材、
6…折れ線状母屋、7…屋根板材、9…プラットホーム。

Claims (7)

  1. 固定台座部と、該固定台座部上に水平方向に対して回転自在に連結される可動受部とからなり、前記固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成され、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され、両立上り側部の上端に上側支持部が形成され、前記支持頂部と前記下側支持部とが枢支連結され、前記可動受部は高さ方向を長手方向とした略長方形状に形成されてなることを特徴とした受金具。
  2. 請求項1において、前記支持頂部には螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記螺子軸部に螺合するナットが具備されてなることを特徴とした受金具。
  3. プラットホームの長手方向に略直交するようにして複数の梁材が設置され、該梁材上に、前記プラットホームの長手方向に沿って湾曲状の折れ線状として形成された折れ線状母屋が複数配列され、該折れ線状母屋上に所定間隔をおいて受金具が設置され、前記折れ線状母屋に交差して屋根板材が前記受金具を介して葺成され、該受金具は、固定台座部と、該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とからなり、前記固定台座部が前記折れ線状母屋上に固着され、前記可動受部によって前記屋根板材が支持されてなることを特徴とした屋根。
  4. 請求項3において、前記受金具の固定台座部は、支持頂部の幅方向両側から脚部が形成され、前記可動受部は下側支持部の幅方向両側から立上り側部が形成され両立上り側部の上端に上側支持部が形成され、前記支持頂部と前記下側支持部とが枢支連結されてなることを特徴とした屋根。
  5. 請求項4において、前記受金具の可動受部は高さ方向を長手方向とした略長方形状に形成されてなることを特徴とした屋根。
  6. 請求項4又は5において、前記支持頂部には螺子軸部が装着され、前記下側支持部には前記螺子軸部が挿通する回動支持孔が形成されると共に、前記螺子軸部に螺合するナットが具備されてなることを特徴とした屋根。
  7. 長手方向に沿って湾曲状且つ折れ線状とすると共に複数配列した折れ線状母屋に、固定台座部と,該固定台座部に水平方向に回転自在に連結される可動受部とからなる受金具を、所定間隔をおいて設置し、前記折れ線状母屋に交差して屋根板材を配置し、前記受金具の可動受部は適宜回転させると共に前記屋根板材に対して支持可能とし、該屋根板材を葺成してなることを特徴とした屋根の施工法。
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