JP2005325519A - 折板屋根のリフォーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】旧折板の上に間隔をおいて新折板を葺く構造において、それを単に上から押しつけるだけで固定でき、また、新折板の頂部にのっても型崩れしなく、安定して強固な取り付け状態となる折板屋根のリフォーム構造を提供する。
【解決手段】掛止金物7が凹型でその両側上端に外側へ反転屈折して逆止爪17を形成してあり、新折板2の一端に掛止金物の両側逆止爪17に直接掛かる下部重ね代21を形成し、他端にはその下部重ね代21に上から両側逆止爪17に掛かる上部重ね代22を形成し、下部重ね代21および上部重ね代22の形状については、上に内幅が順次狭くなる台形であるとともに台形の下端部に逆止爪17に掛かるよう相対して内向する屈曲による突縁部25,26を有する蟻溝形であって、台形の上端面には両側に掛止金物の逆止爪17が反転する上端の屈折部に被嵌する突条のリブ27,28を形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、古くなった旧折板屋根をそのままにしてその上にさらに新しく折板を葺くための折板屋根のリフォーム構造に関する。
従来、折板屋根のリフォームについては、錆びついて朽ちた旧折板屋根を剥がして下の梁や桁等の基材を露出させ、その上に新たに折板の葺き替えがなされることがあるが、これでは剥離作業や廃棄物の処分等に多大の労力と費用が掛かることから、折板屋根をそのままにして、その上に新しく折板を葺かれることがある。この場合には、屋根基材としての桁等の上に配設されているタイトフレームに旧折板が起立ボルトとナットで締め付けられているので、この旧起立ボルトを利用しあるいは新ボルトと取り代えて旧折板が葺かれる。
しかし、旧折板の上に新折板を重ね合わされると、強風や振動により新旧折板が衝突して騒音が発生すること、旧折板がクッションとなるので、十分にナットを締めつけることができなく、そのこと等が原因で雨水の浸入がある等の問題があった。
そこで、この出願人においては、図4に示すように、旧折板51の上に台金物52を置くことによって旧折板51と新折板55との間に空間を設けるとともに、その間に断熱クッション材56を介在させた。また、新折板55の固定については、その山形の部分では、両側に逆止爪57,57を有する掛止金物58を起立ボルト59とナット60により締めつけ、新折板55にはその両逆止爪57,57に掛かる逆止溝61,61を屈折して形成した。一方、折板55の端の部分では、上端に起立フック62を有する側部掛止金物63をネジ止めし、新折板55の一端をそのフック62に掛止し、他端をその上から掛止するようにした。
しかしながら、上記のような新折板55の取り付け構造であると、その両端をフック62に掛けて取り付けるので、新折板を葺く作業が容易ではなく、しかも、頂部に足をのせると、山形の部分では掛止金物58の凹形の中に新折板55のトップ面が凹み(図4の二点鎖線)、また、端の部分ではフック62の位置でへし曲がるという問題があった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、旧折板の上に間隔をおいて新折板を葺く構造において、それを単に上から押しつけるだけで固定でき、また、新折板の頂部にのっても型崩れしなく、安定して強固な取り付け状態となる折板屋根のリフォーム構造を提供することを目的とした。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、タイトフレームの頂部から突出させている起立ボルトに、旧折板がナットで締めつけて葺かれていた旧折板屋根を残存させ,旧折板屋根の山形頂部の上に掛止金物を配設して起立ボルトで止着し、旧折板の上に間隔をおいて新折板を葺く屋根のリフォーム構造において、掛止金物が凹型でその両側上端に外側へ反転屈折して逆止爪を形成してあり、新折板の一端に掛止金物の両側逆止爪に直接掛かる下部重ね代を形成し、他端にはその下部重ね代に上から両側逆止爪に掛かる上部重ね代を形成し、下部重ね代および上部重ね代の形状については、上に内幅が順次狭くなる台形であるとともに台形の下端部に逆止爪に掛かるよう相対して内向する屈曲による突縁部を有する蟻溝形であって、台形の上端面には両側に掛止金物の逆止爪が反転する上端の屈折部に被嵌する突条のリブを形成したことを特徴とする折板屋根のリフォーム構造を構成した。
上記の構成によれば、リフォーム屋根を葺くには、旧折板屋根の山形頂部に掛止金物を配置し起立ボルトで固定してから、掛止金物に新折板の下部重ね代を被せて上から押圧すると、一旦弾性変形を伴って下部重ね代が逆止爪に引っ掛かるので、次の新折板の上部重ね代をその上に被せ同じように押圧して引っかける。この作業の繰り返しとなるが、押圧には足で踏みつける簡易な動作を取ることができ、そのような動作であっても、掛止金物の両側上端の屈折部に被さる突条のリブに足が掛かるために、下部重ね代と上部重ね代とが変形することがなく、確実に掛止金物に引っ掛けることができる。また、下部重ね代に凹曲部が形成してあると(請求項2)、上部重ね代を仮置きに下部重ね代に重ねやすい。
以上説明したように、この発明によれば、旧折板の上に間隔をおいて新折板を葺く構造において、それを単に上から押しつけるだけで固定できので、旧折板を残すこととも相まって作業性が良好であり、その際に足で踏みつけたり、仕上がったリフォーム屋根に上ったりしても、重みで新折板が型崩れすることがなく、安定した強固な取り付け状態が得られるという優れた効果がある。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
旧折板1とそれをタイトフレーム3に止めていた起立ボルト4を残存させ、旧折板1と間隔をおいてその上に新折板2が葺かれ、新折板2の取り付けのために、旧折板1の山形頂部に台金物5と掛止金物7とが起立ボルト4により固着される。なお、台金物5を掛止金物7と一体に形成することもある。8は、新旧折板1,2の間に介在させる発砲スチロール等の断熱クッション材である。
旧折板1が葺かれていた状態については、梁等の横架鉄骨9の上に配列されるタイトフレーム3に旧折板1を掛け、その時に起立ボルト4を上に通し、図示しないパッキンを介してナットを締めつけることによりタイトフレーム3に固着してあった。そこで、ナットとパッキンを除去して起立ボルト4を利用することとした。しかし、起立ボルト4が朽ちているときには新規のものと取り替える。
台金物5は、金属の帯板を折り曲げ加工することにより又は押出形材で二股状に形成され、下端部に旧折板1の両斜面に接合する傾斜脚部11,11を有し、中央部に起立ボルト4の通し孔13が形成される。固定を確実にするために、傾斜脚部11をねじ15で旧折板1の上からタイトフレーム3に止めることもある。
また、掛止金物7は、これも金属の帯板または押出形材から作り得る形状であって、U字形又はチャンネル形と言えるような凹形であって、その両側上端に外側に傾斜して逆止爪17,17が形成される。したがって、その両側上端にはリブ形状の屈折部16,16を有する。また、中央には起立ボルト4の通し孔14が設けられている。そこで、旧折板1の上に台金物5とこの掛止金物7を固定するには、通し孔13,14に通した起立ボルト4の上端にナット19を螺入して締めつける。
新折板2は、折板の谷部を構成するチャンネル形であるが、両端間に山部を有する形状(図4参照)とすることもある。いずれにしても、一端に下部重ね代21が形成され、他端にはその下部重ね代21に上から嵌着される上部重ね代22が形成される。両重ね代21,22は、ほゞ全面的に密接して嵌合するものであって、その形状については、下面開放の蟻溝形であるとともに、蟻溝幅が上端に行くにつれて狭く台形に形成され、上面が両側端間で溝形に凹んでいる。
そこで、下部重ね代21についてみると、蟻溝の開口両側に内向屈折形において相対向して突縁部25,25を有し、上端面の凹溝の両側に起立屈折形において内側リブ27,27を有する。また、同じように、上部重ね代22では、蟻溝の開口両側に下部重ね代21の突縁部25,25に掛かるように内向屈折する外側突縁部26,26を有し、上端には内側リブ27,27に被覆するように掛かる外側リブ28,28を有する。また、新折板2の両端、つまり下部重ね代21の端と上部重ね代22の端とには内側に反転屈折する縁内曲げ31,31が形成される。
折板を葺くときには、屋根の端から順次旧折板1の頂部において下部重ね代21を掛止金物7の逆止爪17,17に引っかけ、その上に上部重ね代22を引っかけることになるが、いずれの場合にも上から強く押しつけることによって引っかけ作業ができ、その際に足で踏みつける簡易な動作を取り得る。下部重ね代21に上部重ね代22を引っかけるために、その上に仮置きした際に外れないように、下部重ね代21の内側斜面には上部重ね代22の縁内曲げ31が掛かりやすく凹曲部33が形成されている。
この発明の一実施形態による折板屋根のリフォーム構造を示す断面図である。 図1のA部の拡大断面図である。 同折板屋根のリフォーム構造を示す分解斜視図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1 旧折板
2 新折板
3 タイトフレーム
4 起立ボルト
7 掛止金物
16 屈折部
17 逆止爪
21 下部重ね代
22 上部重ね代
25,26 突縁部
27,28 リブ
31 縁内曲げ
33 凹曲部

Claims (2)

  1. タイトフレームの頂部から突出させている起立ボルトに、旧折板がナットで締めつけて葺かれていた旧折板屋根を残存させ,旧折板屋根の山形頂部の上に掛止金物を配設して起立ボルトで止着し、旧折板の上に間隔をおいて新折板を葺く屋根のリフォーム構造において、掛止金物が凹型でその両側上端に外側へ反転屈折して逆止爪を形成してあり、新折板の一端に掛止金物の両側逆止爪に直接掛かる下部重ね代を形成し、他端にはその下部重ね代に上から両側逆止爪に掛かる上部重ね代を形成し、下部重ね代および上部重ね代の形状については、上に内幅が順次狭くなる台形であるとともに台形の下端部に逆止爪に掛かるよう相対して内向する屈曲による突縁部を有する蟻溝形であって、台形の上端面には両側に掛止金物の逆止爪が反転する上端の屈折部に被嵌する突条のリブを形成したことを特徴とする折板屋根のリフォーム構造。
  2. 新折板について、下部重ね代の端と上部重ね代との端とに内側に反転する縁内曲げを形成し、下部重ね代の台形の内側斜面には、上部重ね代の仮置きにおいてその先端の縁内曲げが掛かり得る凹曲部を形成したことを特徴とする折板屋根のリフォーム構造。

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