JP3992836B2 - 屋根リフォーム工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイトフレームに頂部ボルトにより固定されている古くなった旧折板の上に、さらに新折板を葺く屋根リフォーム工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折板屋根が錆付いてきたときには、それを剥がして下の梁や桁等の横架材を露出させ、その横架材の上に新たな折板の葺き替えを行なう方法が用いられてきた。しかしながら、従来の方法では、作業と廃棄物の処分に多大な労力と費用が掛かることから、最近は、折板屋根をそのままにして、その上に新しく折板を葺き、二重折板屋根構造とする屋根のリフォーム工法が普及しつつある。
【0003】
一般的な折板屋根では、折板がタイトフレームの頂部に起立される頂部ボルトにナットで締め付けられている場合が多い。折板屋根の頂部ボルトを新折板の葺付けに利用できれば、従来工法のように、旧折板を剥がすことなく、リフォームを行うことができる。しかしながら、旧折板の表面は長年の使用により、錆付き等で頂部ボルトが傷んでいる場合が多く、新折板の固定に利用するには、十分な強度が得られないという問題がある。
【0004】
また、旧折板と新折板の間に断熱材を敷き込み、断熱リフォームを同時に行う場合もあるが、既存の屋根に対する新折板の固定や、新折板どうしの結合が粗雑となり、作業性も悪くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような実情に鑑みて、新折板を強固に葺くことができるとともに、作業性が良くなる屋根リフォーム工法を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、タイトフレームの頂部に起立して旧折板を固定している既存の頂部ボルトに、雄ねじ及び頂部ボルトと同一もしくは幅狭な径の雌ねじを有し、且つスリットが形成された継ねじを螺着して固定化した後、固定した該継ねじを利用して新折板を葺く屋根リフォーム工法において、新折板の葺付けに、旧折板を跨い で取り付けられる台座金物と、両側新折板を係止するために台座金物に取り付けられる支持金物とを使用し、台座金物は、旧折板を跨ぐ鞍形の平たい頂部の中心に継ねじの通し孔が設けられ、継ねじに螺入される下ナットと上ナットとに挟持することにより固定して取り付けられ、一方、支持金物は、金属板を加工して高さ中間部にほゞ水平な基部を有し基部から掛止部が立ち上がる段々状であって、その掛止部が上端で反転屈折する鉤形に形成されており、上ナットまたはその上面に露出している継ねじに該基部を受けさせ、それから下がる側部において台座金物に取付ねじとナットで締め付けて取り付けられ、新折板は、旧折板の谷間に落ち込む上広がりのチャンネル形であって、一側の上端に、掛止部の反転内側に掛かる裏止め縁が形成され、他側の上端には、掛止部の表側に掛かる表止め縁が形成され、各旧折板の頂部に設けられた上記掛止部に、左右の新折板が掛け止められることを特徴とする屋根リフォーム工法を提供するものである。
【0007】
【実施例】
次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
【0008】
図面は、一実施例を示したもので、図1において、波段状の旧折板1の上に、チャンネル形の新折板3を葺いた状態を示している。
【0009】
旧折板1は、建物の横架材4に溶接等により配設してあるタイトフレーム5に載せてあって、その各段頂に立設してある頂部ボルト6にナット7により締め付けられ、その下に座金8を有する。これらも錆付いて取外し不能であったので、そのまま残存させ、ナット7の上に突き出ている頂部ボルト6に特別な継ねじ10を取り付けた。
【0010】
継ねじ10は、図2および図4に示すように、雄ねじ10aおよび雌ねじ10bを有する筒形であるが、雌ねじ10bとしての内径が下端に行くにつれて大きく形成され、加えて、下半部に相対向する一対のスリット11,11が形成される。この継ねじ10を頂部ボルト6にねじ込む際に、ハンマーで少し打ち叩くと、頂部ボルト6の残りねじに引っ掛かりが生じたので、それからねじ込みが進行した。錆びが酷かったが、スリット11によりそれが削り採られて外に排出されるために、抵抗少なくねじ込むことができた。
【0011】
新折板3の葺付けには、この継ねじ10の他に、旧折板1に固定される台座金物13と、台座金物13に取り付けられる支持金物15とが使用される。また、旧折板1と新折板3との間に介在させる断熱材17が使用される。
【0012】
台座金物13は、旧折板1を跨ぐ鞍形であって、頂部が平たくなっており、頂部の中心に継ねじ10の通し孔21が設けられ、上端部の一側面に支持金物15の取付ねじ19が突設されている。そこで、この台座金物13の取り付けについては、継ねじ10に下ナット25をねじ込んでから、上ナット27で下ナット25に台座金物13を締め付ける。また、台座金物13は、一側において、側部ねじ29によりタイトフレーム5に締め付けられる。
【0013】
支持金物15は、金属板を加工してなる段々状であって、高さ中間部のほゞ水平な基部が上ナット27またはその上面に露出している継ねじ10に受けられ、それから下がる側部において台座金物13に取付ねじ19とナット20で締め付けられるもので、また、基部から掛止部32が立ち上がり、その掛止部32が上端で反転屈折する鉤形に形成される。これに左右の新折板3,3が掛け止められる。30は、断熱材17の上面が掛かる爪である。
【0014】
支持金物15については、さらに、前記側部のほゞ中間部、つまり取付ねじ19の通し孔37の高さから上が幅広く形成され、これによって、掛止部32の幅Lが補強された状態で幅広くなるために、新折板3の結合強度が向上する。
【0015】
新折板3は、旧折板1の谷間に落ち込む上広がりのチャンネル形であって、一側の上端には、掛止部32の内側に掛かる裏止め縁33が形成され、また、他側の上端には、旧折板1の頂部を覆って先端が掛止部32に掛かる表止め縁35が形成される。
【0016】
断熱材17は、旧折板1と新折板3との間に全体的に納まるチャンネル形であって、発泡スチロールで成形されている。これが旧折板1と新折板3との間に充填材として介在するために、断熱性および遮音性が向上し、雨音が著しく遮蔽される。また、この断熱材17には、両側上端部に旧折板1の段頂に掛かる鍔部36,36を設ける他、台座金物13および支持金物15の箇所における切欠部38,38が設けられる。断熱材17は、このような発泡スチロール等の発泡プラスチック系の断熱材が望ましいが、無機繊維系の断熱材であっても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の屋根リフォーム工法によれば、たとえ残存の頂部ボルトが錆付いていても、特殊な継ねじを用い、さらに、台座金物や支持金物を介して強固に新折板を葺くことができ、しかも、要領を得て作業性も良好で工期短縮に適するという優れた効果がある。
【0018】
加えて、取付ねじが、台座金物により予め一体化されていると、作業性がさらに良くなる。また、支持金物の新折板への掛止部分が幅広く形成してあると、新折板を支持する力が一層強固となる。さらに、加えて、旧折板と新折板間に断熱材を隙間無く充填すると、断熱リフォームを同時に行うことができる上、雨音の遮音効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 屋根リフォーム工法の一例を示す断面図である。
【図2】 同構造の分解斜視図である。
【図3】 旧折板と新折板との間に介在させる断熱材の納まり状態を示す断面図である。
【図4】 継ねじの下端面を示す底面図である。
【符号の説明】
1 旧折板
3 新折板
5 タイトフレーム
6 頂部ボルト
7 ナット
8 座金
10 継ねじ
10a 雄ねじ
10b 雌ねじ
11 スリット
13 台座金物
15 支持金物
17 断熱材
19 取付ねじ
20 ナット
21 通し孔
25 下ナット
27 上ナット
29 側部ねじ
30 爪
32 掛止部
33 裏止め縁
35 表止め縁
36 鍔部
38 切欠部

Claims (1)

  1. タイトフレームの頂部に起立して旧折板を固定している既存の頂部ボルトに、雄ねじ及び頂部ボルトと同一もしくは幅狭な径の雌ねじを有し、且つスリットが形成された継ねじを螺着して固定化した後、固定した該継ねじを利用して新折板を葺く屋根リフォーム工法において、新折板の葺付けに、旧折板を跨いで取り付けられる台座金物と、両側新折板を係止するために台座金物に取り付けられる支持金物とを使用し、台座金物は、旧折板を跨ぐ鞍形の平たい頂部の中心に継ねじの通し孔が設けられ、継ねじに螺入される下ナットと上ナットとに挟持することにより固定して取り付けられ、一方、支持金物は、金属板を加工して高さ中間部にほゞ水平な基部を有し基部から掛止部が立ち上がる段々状であって、その掛止部が上端で反転屈折する鉤形に形成されており、上ナットまたはその上面に露出している継ねじに該基部を受けさせ、それから下がる側部において台座金物に取付ねじとナットで締め付けて取り付けられ、新折板は、旧折板の谷間に落ち込む上広がりのチャンネル形であって、一側の上端に、掛止部の反転内側に掛かる裏止め縁が形成され、他側の上端には、掛止部の表側に掛かる表止め縁が形成され、各旧折板の頂部に設けられた上記掛止部に、左右の新折板が掛け止められることを特徴とする屋根リフォーム工法。
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