JP4378709B2 - 屋根の瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の屋根の瓦葺構造、特に風等による瓦の浮き上がりやずれを防止する瓦葺構造と、それに用いられる瓦並びにその建築物に関する。
従来、住宅等の建築物の屋根瓦が例えば台風等の風圧による浮き上がりでずれたり、また瓦が屋根から吹き上げられて離脱する等によって雨漏りを引き起こすという問題や、さらにこれらの瓦の補修作業の際に人が屋根から落下して怪我をする等の問題があった。したがって、台風等の風圧に対してもずれたり、離脱したりすることがない屋根の瓦葺構造や、その構造に用いられる瓦の出現が望まれていた。このような、課題を達成するために特許文献1に示すものが開示されている。
特許文献1の図1ないし3では、瓦本体2の裏面に対して鋭角に傾斜するように形成された引掛け爪8を備えた瓦と、屋根の野地板に固定され、該引掛け爪8と掛合するように断面視逆台形状に形成された横桟100と、を含み、瓦葺の際に該引掛け爪8を横桟100に掛合させるとともに例えば釘等の係止具200で瓦を横桟100に固定し、強風等による瓦の浮き上がり防止を図ったものが開示されている。
特開2004−232247
しかし、特許文献1によれば、瓦の尻部近傍を横桟100に固定する構成となっているため、その図3に示されるように、その瓦の下側に隣接する瓦の頭部側はその瓦の尻部上面側に重ね合わせ状に載置されるだけとなっている。したがって、例えば頭部側から尻部側に向かう風によって頭部側が持ち上がり気味になって重ね合わせ部分に隙間等が生じ、その隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因になる虞があるという問題があった。さらには、瓦の裏面から上方に向かう風圧に耐え切れずに、例えば瓦が吹き上げられて屋根から離脱する虞があるという問題があった。また、特許文献1によれば、瓦葺施工の際に横側に隣接する瓦との重なり具合を位置決め調整する作業と、瓦の引掛け爪8を横桟100に掛合させる作業と、釘等を介して横桟に瓦を固定させるという作業を同時に行う必要があり、瓦葺施工作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、屋根12の下地材14に取り付けられ、水流れ方向と交差する方向xに長いガイド支持部材16と、ガイド支持部材16に係合しつつガイド支持部材16の長手方向に沿って移動自在な複数の瓦18と、それぞれの瓦18に設けられガイド支持部材16の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材16を共通の支持軸として瓦18を軸回りに回動可能とさせる回転接続部20と、を備えた構成としている。
その際に、回転接続部20は、ガイド支持部材16の屋根下地材14への取り付けステー22の存在に関わらず瓦18のガイド支持部材16の長手方向xに沿った移動を行わせる切込み部24を有していてもよい。また、瓦には併設される瓦どうしが相互に重なり合う重ね合わせ部26、62が形成され、重ね合わせ部62が断面視半円状の長円弧形状64で形成されていてもよい。
また、回転接続部20は、それぞれの瓦18に瓦本体32との一体成型により設けられ、ガイド支持部材16に貫挿されて瓦全体が該ガイド支持部材16を軸として軸回りに回転する受筒部30を含んでいてもよいし、回転接続部70は、それぞれの瓦90に取り付けられ一部にガイド支持部材16を貫挿させてガイド支持部材16を軸として軸回り回転自在とする受筒部72を有していてもよい。
また、回転接続部70が瓦90への取付部74と受筒部72を有して一体的に構成された連結具76からなっていてもよい。その際、回転接続部70の瓦90への取付けが着脱自在であってもよいし、回転接続部70の瓦90への取付部74が弾性挟持機構78からなっていてもよい。
また、請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる瓦18、60であってもよいし、請求項6ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる連結具76であってもよい。さらに、請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造を葺設した建築物であってもよい。
本発明の屋根の瓦葺構造は、屋根の下地材に取り付けられ、水流れ方向と交差する方向に長いガイド支持部材と、ガイド支持部材に係合しつつガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在な複数の瓦と、それぞれの瓦に設けられガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材を共通の支持軸として瓦を軸回りに回動可能とさせる回転接続部と、を備えた構成であるから、例えば瓦の一方側をガイド支持部材に係合させて、他方側を屋根の下地材に固定させれば風圧による瓦の浮き上がり等を防止できる構造を実現できるとともに、瓦をガイド支持部材に係合させて順次長手方向に沿って移動させつつ、回転接続部を介して瓦をガイド支持部材を軸回りとして回転させるという簡単な操作で瓦の縦及び横方向の位置合せを容易に行うことができる瓦葺構造を実現できる。したがって、台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに、瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造を提供できる。また、瓦葺施工作業の短時間化を図ることができる。
また、回転接続部は、ガイド支持部材の屋根下地材への取り付けステーの存在に関わらず瓦のガイド支持部材の長手方向に沿った移動を行わせる切込み部を有する構成であるから、回転接続部を介して瓦をガイド部材の長手方向に沿って自在に移動可能な構造を具体化できる。
また、瓦には併設配置される瓦どうしが相互に重なり合う重ね合わせ部が形成され、重ね合わせ部が断面視半円状の長円弧形状である構成であるから、例えばガイド支持部材の長手方向に沿って瓦を移動させつつ重ね合わせ部どうしが重なる位置になったところで瓦を重ね合わせれば済むので、瓦の横方向の位置合せ作業の容易化を実現でき、ひいては瓦葺施工作業の容易化・短時間化を図ることができる。また、瓦葺屋根の意匠的効果も奏する。
また、回転接続部は、それぞれの瓦に瓦本体との一体成型により設けられ、ガイド支持部材に貫挿されて瓦全体が該ガイド支持部材を軸として軸回りに回転する受筒部を含む構成であるから、受筒部をガイド支持部材に貫挿させることで、それぞれの瓦に設けられガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材を共通の支持軸として軸回りに回動可能とさせる回転接続部の構造を具体化できる。したがって、例えばガイド支持部材を円柱状長杆部材で形成し、受筒部を中空円柱部材で形成すること等により簡単な構造の部材でガイド支持部材並びに受筒部を実現可能となるとともに、受筒部をガイド支持部材に貫挿させる作業の容易化ひいては瓦葺施工作業の容易化を図ることができる。
また、回転接続部は、それぞれの瓦に取り付けられ一部にガイド支持部材を貫挿させてガイド支持部材を軸として軸回り回転自在とする受筒部を有する構成であるから、それぞれの瓦に設けられガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材を共通の支持軸として軸回りに回動可能とさせる回転接続部を瓦本体と別体に形成できる。したがって、例えば該受筒部を瓦と別体で形成しておき、必要に応じて瓦に取付けることで、瓦をガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材を共通の支持軸として軸回りに回動可能となるとともに、例えば隣接する瓦をガイド支持部材から外すことなく所要の瓦の交換のみが可能になる等、瓦葺施工作業や屋根の補修作業に際して実用性の高い瓦葺構造を提供できる。
また、回転接続部が瓦への取付部と受筒部を有して一体的に構成された連結具からなる構成であるから、それぞれの瓦に取り付けられ一部にガイド支持部材を貫挿させてガイド支持部材を軸として軸回り回転自在とする回転接続部を具体的に実現できる。
また、回転接続部の瓦への取付けが着脱自在である構成であるから、例えば回転接続部の瓦への取り付けを容易に行うことができる。したがって、例えば複数の連結具を受筒部を介してガイド支持部材に取付け、ガイド部材の長手方向に沿って所要の間隔を空けて配置し、該連結具に瓦を取付けた後に横方向の位置合せを行う手順を取ることもでき、瓦葺施工作業の容易化並びに短時間化を図ることができる。
また、回転接続部の瓦への取付部が弾性挟持機構からなる構成であるから、取付部の構造をシンプルな構造で実現できるので、連結具引いては瓦葺構造の簡略化、瓦葺施工作業の容易化並びに低コスト化を図ることができる。
また、請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる瓦である構成であるから、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造に用いられる瓦を提供できる。
また、請求項6ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる連結具である構成であるから、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造に用いられる連結具を提供できる。また、例えば隣接する瓦をガイド支持部材から外すことなく所要の瓦の交換のみを可能とする等の利便性・実用性の高い連結具を提供できる
また、請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造を葺設した建築物である構成であるから、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造、それに用いられる連結具並びに瓦からなる建築物を提供できる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明の屋根の瓦葺構造は、屋根の下地材に取付けられ、水流れ方向と交差する方向に長いガイド支持部材に、瓦に設けられた回転接続部を介して瓦を係合させ、該ガイド支持部材の長手方向に沿って自在に移動させるとともにガイド支持部材を共通の支持軸として軸回りに回動可能とさせつつ瓦葺を行うものである。したがって、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに、瓦の位置合せ作業が容易で、ひいては瓦葺施工作業を容易に短時間で行うことができる。なお、本発明の屋根の瓦葺構造に用いられる瓦ならびに連結具等についても以下に合わせて説明する。
図1ないし図10は、本発明の屋根の瓦葺構造の実施形態を示しており、本実施形態において屋根の瓦葺構造10は、ガイド支持部材16と、瓦18と、回転接続部20と、を備えている。本実施形態において、ガイド支持部材16は、瓦18を係合させて瓦を案内しつつ瓦の縦方向や横方向の位置合わせを容易化させる案内部材であるとともに、風等で瓦が屋根12から浮き上がってずれたり離脱しないように支持する支持部材である。本実施形態において、ガイド支持部材16は、図7、図8に示すように、後述する回転接続部20を介して複数の瓦をガイド支持部材16に係合させた場合に、曲がったり折れたりすることがない程度の径(例えば1cmないし3cm程度)の断面円形で、略屋根12全体の幅程度の長さを有し、例えば木製の無垢材からなる円柱長杆部材34で形成される。そして、図5、図8に示すように、その長手方向を水流れ方向と交差する方向xに向けた状態で、瓦18の略縦長さの間隔を空けて所要の本数を屋根の下地材14に固定して設けられている。なお、本実施形態において、ガイド支持部材16は、例えば鋼製の取り付けステー22で屋根の下地材14に固定されている。図7、図8に示すように、取り付けステー22は、所要の長さの短冊状板材を断面視L字状に折曲して形成される。そして、図8に示すように、該取り付けステー22の幅方向をガイド支持部材16の長さ方向に平行にした状態で所要の間隔を空けて配置し、図7に示すように、断面視L字の縦板片46を屋根の下地材14から上方に突出させ、断面視L字の横板片48を例えばネジ等で屋根の下地材14面に固定して設けられる。その際、ガイド支持部材16は、図7、図9に示すように、後述する回転接続部20をガイド支持部材16に係合させた状態で長手方向に沿って移動させる際に回転接続部20が屋根の下地材14に当たって移動の妨げにならないように、該下地材14から所要の高さ位置に配置させて取り付けステー22に固定されている。なお、ガイド支持部材16と取り付けステー22との固定は、例えばガイド支持部材16の所要の位置に取り付けステー22を嵌合させる穴(図示しない)を形成し、該穴に取り付けステー22を嵌合させて接着剤やネジ等で固定することができる。また、ガイド支持部材16は本実施形態における円柱長杆部材に限らず、角柱長杆部材等その長手方向に沿って回転接続部を移動させることができる任意の形状で形成されていてもよいし、材質も木製に限らずFRP等の合成樹脂や金属で形成されていてもよい。また、取り付けステーも、L字状に折曲された短冊状板部材に限らず、短棒部材をL字状に折曲して形成する等、回転接続部の通過の妨げにならず、ガイド支持部材を屋根の下地材から所要の高さに支持できる任意の形状で形成できる。
次に、本実施形態において、瓦18は、瓦本体32と、上重ね合わせ部26a、下重ね合わせ部26bと、回転接続部20と、を含む。本実施形態において、瓦本体32は、図1、図2に示すように、所要の厚味で所要の長さの辺を有する平面視でやや縦長の長方形平板部材で形成される。瓦本体は、本実施形態における長方形平板部材に限らず、例えば公知の和瓦のように屋根の下地材側に向けてやや突出するように全体を湾曲させて形成されていてもよい。
次に、本実施形態において、重ね合わせ部26a、26bは、瓦をガイド支持部材16の長手方向に沿って葺設させる際に、該長手方向に隣どうしの瓦を重ね合わせる重ね合わせ部位である。本実施形態において、下重ね合わせ部26bは、瓦本体32と同じ厚さで瓦本体32の横辺の略1/10程度の横辺と、瓦本体32の縦辺よりやや短い縦辺を有する短冊状板部材で形成され、図1に示すように、瓦本体32の右側に設けられている。また、上重ね合わせ部26aは、図1に示すように、瓦本体32と同じ厚さで、下重ね合わせ部26bの横辺よりやや長い横辺と、下重ね合わせ部26bの縦辺と略同じ長さの縦辺を有する短冊状板部材で形成される。そして、該上重ね合わせ部26aの下側面が瓦本体32の上側面の高さ位置となるように、瓦本体32の左側面に所要高さの段部38(図2)を上側に突出させ、該段部38上端部から該上重ね合わせ部26aを左側に突出させて瓦本体32と一体に形成される。したがって、図10に示すように、瓦をガイド支持部材16の長手方向に沿って重ね合わせた場合に、該長手方向xの隣の瓦の重ね合わせ部どうし26a、26bを上下に隙間なく密着させて葺設させることができる。また、重ね合わせ部は、本実施形態の形状に限らず、例えば和瓦に設けられた公知の重ね合わせ部の形状であってもよい。
なお、本実施形態において、瓦18は、瓦を屋根の下地材14に固定させるための固定部36を備えている。図1に示すように、固定部36は下重ね合わせ部26の下側寄りに設けられ、図2に示すように、瓦を板厚方向に貫通させる貫通孔37で形成される。そして、図9に示すように、瓦18を所定の位置に配置させ、例えば釘等の固定具を介して屋根の下地材14に設けられた桟部材44等に瓦18を固定できる。したがって、瓦18は、後述する回転接続部20を介してガイド支持部材16に係合しつつ屋根の下地材14に係止されるとともに、さらに固定部36を介して屋根の下地材14に固定されるので、例えば台風等の風圧により瓦が浮き上がってずれたり、さらに該下地材14から離脱したりすることを確実に防止できる。また、固定部は、本実施形態の貫通孔に限らず、例えばフック部材等で形成されていてもよい。
次に、本実施形態において、回転接続部20は、それぞれの瓦18に設けられ、該瓦をガイド支持部材16の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材16を共通の支持軸として軸回りに回動可能とさせる。本実施形態において、回転接続部20は、受筒部30と、切込み部24と、を含む。受筒部30は、図1、図3、図7に示すように、瓦本体32の横辺よりやや短い長さで、ある程度の肉厚を有し、上述したガイド支持部材16を形成する円柱長杆部材34をその軸方向に貫挿させる程度の内径を有する中空円柱状の短棒部材42で形成される。そして、図1、図3に示すように、例えば瓦本体32の裏面側であって上端近傍に、該短棒部材42の長手方向を瓦本体32の横辺と平行(x)に配置し、瓦本体32と一体成型で形成される。したがって、該受筒部30をガイド支持部材16に貫挿させることで、図8に示すように、該受筒部30を介してガイド支持部材16に沿って瓦18を移動させることができるとともに、図9に示すように、ガイド支持部材16を軸として瓦全体をその軸回りに回転させることができる。よって、一旦受筒部30をガイド支持部材16に貫挿させれば,水流れ方向に対する瓦18の位置合わせを容易に行うことができるとともに、図8に示すように、該瓦18をガイド支持部材16に沿って自在に移動させつつ所要の位置まで容易に移動させることができる。その際、ガイド支持部材16を軸回りとして瓦18を回転させることで、図9に示すように、例えば該瓦の下側19を持上げ状に把持しつつガイド支持部材16に沿って瓦を滑らせるように動かしつつ移動させることができるので、ある程度重量を有する瓦であっても容易に移動させることができる。さらに、重ね合わせ作業の際にも、瓦をガイド支持部材16に沿って少しずつ移動させて重ね合わせ部26a、26bどうしの位置合わせを行いつつ、ガイド支持部材16を軸回りとして瓦18を回転させることで、重ね合わせ部62どうしを容易に重ね合わせることができる。また、回転接続部は、本実施形態における中空円柱状の受筒部に限らず、例えばリング状部材やベアリング部材等で形成されていてもよい。
本実施形態において、切込み部24は、回転接続部20をガイド支持部材16に沿って移動させる際に、上述した取り付けステー22を通過させる空隙である。図4に示すように、切込み部24は、上述した中空円柱状の短棒部材(受筒部30)の下端側を、その長手方向に亘って、取り付けステー22を形成する短冊状板材の略厚さ程度の幅で切り欠いて形成される。したがって、瓦18をガイド支持部材16に沿って移動させる際に、図9に示すように、瓦をガイド支持部材16を軸回りに回転させつつ、切込み部24が取り付けステー22を通過するように位置合せすれば、回転接続部20が取り付けステー22に当接して瓦の移動が規制されることもない。すなわち、該取り付けステー22の存在に関わらず瓦のガイド支持部材16の長手方向に沿った移動を容易に行わせることができる。
次に、本実施形態による屋根の瓦葺構造10の作用について図5ないし図10に基づいて説明する。まず、図5、図8に示すように、ガイド支持部材16を、その長手方向を屋根12の水流れ方向と交差する方向xに向けた状態で、瓦の縦長よりやや短い間隔を空けて所要の位置に複数本配置する。そして、図7に示すように、取り付けステー22を介して屋根12の下地材14に固定する。次に、図7、図8に示すように、桟部材44を上述したガイド支持部材16と平行にした状態で、ガイド支持部材16の間の所要の位置に、例えば釘等を介して下地材14に固定する。次に、例えば、ガイド支持部材16のうち最下列のものに、第一の瓦の回転接続部20を嵌挿させ、その状態でガイド支持部材16に沿って、屋根12の左端近傍等の所定の位置まで瓦18を移動させる。その際、ガイド支持部材16を軸回りとして瓦18を回転させることで、図9に示すように、例えば該瓦の下側19を持上げ状に把持しつつガイド支持部材16に沿って瓦を滑らせるように動かしつつ移動させることができるので、ある程度重量を有する瓦であっても容易に移動させることができる。次に、瓦を所定の位置に配置させたところで、図9に示すように、固定部36を介して釘等により瓦を桟部材44に固定する。
次に、上述した最下列のガイド支持部材16に、第2の瓦の回転接続部20を貫挿させ、上述したと同様にしてガイド支持部材16に沿って、第1の瓦の方に移動させる。そして、第1の瓦の下重ね合わせ部26bに、第2の瓦の上重ね合わせ部26aを重ね合わせる。その際、例えば瓦をガイド支持部材16に沿って少しずつ移動させて重ね合わせ部26a、26bどうしの位置合わせを行いつつ、ガイド支持部材16を軸回りとして瓦18を回転させるという操作で、重ね合わせ部62どうしを容易に重ね合わせることができる。したがって、細かな重ね合わせ作業であっても作業が煩雑にならず短時間で行うことができる。次に、第2の瓦と第1の瓦の重ね合わせが済んだところで、上述したと同様に、固定部36を介して釘等によって第2の瓦を桟部材44に固定する。以上の作業を、最下列のガイド支持部材16について繰り返して所要の枚数の瓦を葺設させる。次に、図8、図10に示すように、瓦を葺設したすぐ上のガイド支持部材16について、上述した手順を繰り返しながら瓦を葺設する。そして、この作業を繰り返すことで、例えば図6、図10に示すような組み込み状態で瓦を重ね合わせつつ屋根全体(図5)の瓦を葺設させることができる。
次に、本発明の屋根の瓦葺構造の第2の実施形態について図11、図12に基づいて説明するが、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態における屋根の瓦葺構造50の第1実施形態との相違点は、図12に示すように、瓦60の重ね合わせ部62が断面視半円状の長円弧状に形成される点である。具体的には、下重ね合わせ部62bは、図11、図12に示すように、所要の径と瓦本体32の略縦長の長さを有し、断面視半円状の長円弧状部材で形成され、瓦本体32の、例えば平面視左側に瓦本体32と一体に形成される。次に、上重ね合わせ部62aは、図11、図12に示すように、該下重ね合わせ部62bの上側に密着状に重ね合わせることができる程度の径で断面視半円状の長円弧状部材で形成され、瓦本体32の、平面視右側に瓦本体32と一体に設けて形成される。したがって、瓦60どうしを重ね合わせる際に、瓦の回転接続部20をガイド支持部材16係合させた状態で、既に固定された瓦の下重ね合わせ部62aの上に、次の瓦60の上重ね合わせ部62bが概ね重なるように瓦を移動させ、その後上重ね合わせ部62aを下重ね合わせ部62bに押し付けるようにしてこれらを重ね合わせることができるので、重ね合わせ作業がさらに容易となる。また、葺設後の屋根の意匠的効果が高まる。
次に、本発明の屋根の瓦葺構造の第3の実施形態について図13ないし図15に基づいて説明するが、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態における屋根の瓦葺構造52の第1実施形態との相違点は、図13に示すように、回転接続部70が、瓦本体32と別体で形成されて瓦に取付けられる点である。本実施形態において、回転接続部70は、取付部74と、受筒部72と、を有して一体的に形成される連結具76からなる。図13ないし図15に示すように、連結具76は、瓦18をガイド支持部材16の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材16を共通の支持軸として軸回りに回動可能な状態でガイド支持部材16に連結させるための連結手段である。本実施形態において、取付部74は、瓦に連結具76を着脱自在に取付けるための取付け手段であり、弾性挟持機構78から形成される。弾性挟持機構78は、例えば瓦本体32の横幅と略同じ程度の長辺と、その長辺の略1/3程度の幅で弾性を有する長方形状の薄板部材86を、図13、図15に示すように、その長辺の略半分程度の位置を折曲部82として折曲させて形成される。より詳しくは、図13に示すように、薄板部材86の折曲部82を挟んで例えば一方側を受け片80、他方側を抑え片84とし、受け片80と抑え片84との板面どうしを接触させる程度まで折曲して形成される。したがって、図13、図15に示すように、受け片80と抑え片84との間に瓦18を挿入するという簡単な操作で、薄板部材86の弾性を利用して受け片80と抑え片84との間に瓦18を挟持させることができ、また、受け片80と抑え片84との間から瓦を引き抜くという操作で連結具76を瓦から外すことができる。すなわち、連結具76の瓦への取付けを着脱自在におこなうことができる。なお、抑え片84は、図13、図15に示すように、瓦を挟持する力を高めるために、その板面を受け片80に向けて突出状に湾曲させて形成されていてもよいし、その際湾曲部は本実施形態の一箇所に限らず複数個所を湾曲させて断面視波うち状(図示せず)に形成されていてもよい。また、瓦90は、図13に示すように、取付部74を瓦90に取付ける部位を挟持部位92とし、該狭持部位92を瓦本体32の板厚よりやや薄い薄肉厚で形成されていてもよい。そうすることで、例えば隣接する瓦を挟持部位92の上に重ね合わせても該連結具の特に抑え片84が、上側に重ね合わせた瓦と当接しないとともに、挟持部位92を狭持しやすくするためである。さらに、挟持部位92は抑え片84の湾曲形状に倣うように表面を湾曲面(図示しない)で形成されていてもよい。そうすることで、挟持した後に瓦が挟持部位92から抜けにくくなるので有効である。本実施形態において、薄板部材82は弾性を有する例えば鋼製の薄板部材で形成されるが、弾性を有するものであれば、ステンレス製等の他の金属製や合成樹脂製で形成されていてもよい。また、弾性挟持機構は、本実施形態のものに限らず、バネ部材を利用した例えば公知の洗濯ばさみ等の機構であってもよい。
本実施形態において、受筒部72は、図13に示すように、第1の実施形態における受筒部30と略同じ断面形状寸法で、上述した取付け部74の幅と略同じ長さを有する中空円柱状の短棒部材で形成される。そして、図13、図15に示すように、上述した取付け部74の受け片80の下面の中間位置に、その長さ方向を幅方向に向けた状態で配置され、取付け部74と一体に形成される。なお、受筒部72は、第1実施形態と同じ切込み部24を有し、取り付けステー22の存在に関らず回転接続部70をガイド支持部材16の長手方向に沿って移動可能としている。
次に、本実施形態による屋根の瓦葺構造52の作用について図13ないし図15に基づいて説明する。先ず、図14aに示すように、所要の数の連結具76、76、・・・をガイド支持部材16に受筒部72を介して係合させる。次に、ガイド支持部材16の例えば左端近傍から反対方向に向かって瓦の略横幅程度の間隔を設けてこれらの連結具76、76、・・・を配置させる。その際、連結具76のみをガイド支持部材16に沿って移動させれば済むので配置作業が容易で短時間で行うことができる。次に、例えばガイド支持部材16の左端に配置された連結具76に第1の瓦を取付ける。その際、図13に示すように、弾性挟持機構78を介して瓦の挟持部位92を取付け部74に挿入するという操作で連結具76を瓦90に容易に取付けることができる。次に、第1の瓦が屋根の左端等の所定の位置となるように、瓦位置の微調整を行い、上述したと同様に固定部36を介して釘等で瓦を、例えば桟部材に固定する。次に、第1の瓦の右隣に位置する第2の瓦を連結具76に差し込んで連結させ、第1の実施形態の際に説明したと同様にして第2の瓦を第1の瓦に位置合せした後に固定する。そして、以上の作業を繰り返して瓦を屋根全体に葺設させる。なお、図14bに示すように、例えば、最初に連結具76を瓦の挟持部92に取付けておき、その瓦を第1の実施形態の場合と同様な手順で葺設させてもよい。
以上のように、本発明の瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物によれば、例えば台風等の風圧を受けても瓦が浮き上がったりすることがないとともに瓦葺施工作業を容易に行うことができる瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物装置を提供できる。
以上説明した本発明の屋根の瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の屋根の瓦葺構造、それに用いられる瓦並びにその建築物は、一般住宅のみならず、例えばある程度の大きさの公共施設等の建築物に至るまで、広範囲にわたって利用することができる。
本発明の実施形態に係る瓦の平面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB矢視図である。 図1の底面図である。 本発明の実施形態に係る屋根の瓦葺構造を説明する平面図である。 本発明の実施形態に係る瓦の重ね合わせ状態の説明図である。 図6の一部省略A−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る屋根の瓦葺構造の実施状況の概略説明図である。 図8のB−B線断面図である。 図8のC−C線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る瓦の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る屋根の瓦葺構造を説明する一部省略斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る連結具を説明する一部省略斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る屋根の瓦葺構造の実施状況の概略説明図である。 本発明の第3実施形態に係る屋根の瓦葺構造の実施状況の概略説明図である。 図14aのD−D線断面図である。
符号の説明
10、50、52 屋根の瓦葺構造
12 屋根
14 下地材
16 ガイド支持部材
18、60、90 瓦
20、70 回転接続部
22 取り付けステー
24 切込み部
26、62 重ね合わせ部
30、72 受筒部
64 長円弧形状
74 取付部
76 連結具
78 弾性挟持機構
x 水流れ方向と交差方向

Claims (11)

  1. 屋根の下地材に取り付けられ、水流れ方向と交差する方向に長いガイド支持部材と、
    ガイド支持部材に係合しつつガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在な複数の瓦と、
    それぞれの瓦に設けられガイド支持部材の長手方向に沿って移動自在としつつガイド支持部材を共通の支持軸として瓦を軸回りに回動可能とさせる回転接続部と、を備えたことを特徴とする屋根の瓦葺構造。
  2. 回転接続部は、ガイド支持部材の屋根下地材への取り付けステーの存在に関わらず瓦のガイド支持部材の長手方向に沿った移動を行わせる切込み部を有することを特徴とする請求項1記載の屋根の瓦葺構造。
  3. 瓦には併設配置される瓦どうしが相互に重なり合う重ね合わせ部が形成され、
    重ね合わせ部が断面視半円状の長円弧形状であることを特徴とする請求項1または2記載の屋根の瓦葺構造。
  4. 回転接続部は、それぞれの瓦に瓦本体との一体成型により設けられ、ガイド支持部材に貫挿されて瓦全体が該ガイド支持部材を軸として軸回りに回転する受筒部を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の屋根の瓦葺構造。
  5. 回転接続部は、それぞれの瓦に取り付けられ一部にガイド支持部材を貫挿させてガイド支持部材を軸として軸回り回転自在とする受筒部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の屋根の瓦葺構造。
  6. 回転接続部が瓦への取付部と受筒部を有して一体的に構成された連結具からなることを特徴とする請求項5記載の屋根の瓦葺構造。
  7. 回転接続部の瓦への取付けが着脱自在であることを特徴とする請求項6記載の屋根の瓦葺構造。
  8. 回転接続部の瓦への取付部が弾性挟持機構からなることを特徴とする請求項6または7記載の屋根の瓦葺構造。
  9. 請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる瓦。
  10. 請求項6ないし8の屋根の瓦葺構造に用いられる連結具。
  11. 請求項1ないし8の屋根の瓦葺構造を葺設した建築物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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