JP2000045241A - 防護柵の柵体取付構造 - Google Patents

防護柵の柵体取付構造

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JP2000045241A JP10215424A JP21542498A JP2000045241A JP 2000045241 A JP2000045241 A JP 2000045241A JP 10215424 A JP10215424 A JP 10215424A JP 21542498 A JP21542498 A JP 21542498A JP 2000045241 A JP2000045241 A JP 2000045241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩斜面のみならず通常考えうるあらゆる傾
斜地への設置が可能で、かつ水平方向の微調節ができて
水平面方向の配置の屈曲に対して自在に対応し、また設
置施工法が簡便で、部品製造工程が単純で安い加工コス
トで生産可能な、防護柵の柵体取付構造。 【解決手段】 継手3の固定部31が支柱1に止着さ
れるとともに、この固定部31より柵体の接続方向に突
設された接続部32が、柵体の端部を長手方向に切欠い
て形成された隙間部20に嵌入されて防護壁の柵体が支
柱に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歩車道の境界や敷地
境界線上等、あるいは公園や遊歩道、自転車道等に沿っ
て設置される防護柵に関し、特に勾配のある設置場所に
好適に用いられる防護柵の柵体の取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】歩車道の境界、敷地境界線上や公園等に
設置される防護柵設置工法のなかで、設置される境界線
等に沿って適宜間隔に立てられた複数本数の支柱間に、
パネルユニットとして準備されたフェンスパネルを、支
柱に固定された金具等を介して簡便に架設する方法とし
て、特開平9−158547号公報において支柱に溶接
固定した係止段部を有するビーム取付金具に対し、ビー
ム端部に設けられた切欠部を嵌入・載置して該ビーム端
部の切欠部内部に溶接固定されたストッパに係止させて
フェンスパネルを組み立てる構造が開示されている。
【0003】しかしながら上記特開平9−158547
号公報に提案される構造においては、支柱に対してビー
ム取付金具が予め溶接固定されていて、かつビーム取付
金具とビーム端部の切欠部の嵌合方法に寸法的余裕が設
けられない方法であるために、柵の水平方向のレイアウ
ト上屈曲した配置に対して全く対応出来ず、設置施工に
あたっても取り付けされるビームの配置方向に対して微
調整ができないために正確な支柱の建柱がなされていな
ければならず、また設置場所の傾斜に対してもビーム取
付金具とビーム端部に設けられた切欠部内部のストッパ
との係止が可能な範囲の、緩斜面への設置にとどまって
いるなどの問題がある。
【0004】しかも上記提案による方法は、上述の如く
支柱へのビーム取付金具の取り付けとビームの端部に設
けられた切欠部のストッパは溶接加工でなされねばなら
ず、製造工程上加工コストのかかるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来工法の欠点
を解消するために本発明防護柵の柵体取付構造は、柵を
設置する際に緩斜面に限らず通常考えうるあらゆる傾斜
地への設置ができ、かつ水平面方向の微調整ができ、必
要に応じて水平面方向の配置上の屈曲に対しても自在に
対応し、また設置施工法が簡便で、そのうえ部品製造の
加工工程が単純で安い加工コストで生産可能な防護柵の
柵体取付構造を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明防護柵の柵体取付構造は次のように構成さ
れる。すなわち、支柱に継手を介して柵体の端部が支持
され、継手は固定部と接続部とからなり、固定部は支柱
に止着されるとともに固定部より接続部が柵体の接続方
向に突設され、柵体には少なくともその端部を長手方向
に切欠いた隙間部が形成され、この隙間部に継手の接続
部が嵌入されるようになされ、その隙間部の幅寸法が前
記継手の接続部の厚さ寸法より稍々大なる寸法となされ
ることにより、接続部の寸法誤差が僅かなことから柵体
が設置された後においてほとんどグラつくことがない状
態で支柱に取り付けられるものである。
【0007】なお、ここにおいて柵体とは、防護柵の支
柱が適宜間隔で立設されてこれらの支柱間にまたはこれ
らの支柱の側面に沿って架設されるビーム、あるいは上
下のビームとそれら上下のビーム間に亘って取着された
多数の縦棧とで構成される柵パネル、あるいは鋼材等を
用いた線材によって縦横状等の格子状に構成された柵パ
ネル、その他多数の孔が開穿された有孔パネル、木製パ
ネル、無機材料による防護柵の支柱間に架設される面材
等を総称したものである。
【0008】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の接続部の先端に上方または下方に向けて係止片が形成
されたものであり、防護柵が傾斜地に設置された際には
この係止片に柵体の端部が係止されて、支柱に対して柵
体を安定して取り付けることができる。
【0009】そしてさらにまた本発明防護柵の柵体取付
構造は、継手の接続部の係止片に抜止孔が横穿されると
ともに、この抜止孔を貫通する固定具を介して柵体の端
部が固定されるようになされたものであり、固定具によ
って支柱に止着された継手の接続部と柵体の端部との接
続が確実になされる。
【0010】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の固定部が円形支柱の側面に沿った板状体として形成さ
れたもので支柱に対して継手がグラつくことなく取り付
けられ、また継手の接続部が円形支柱を中心とする放射
状の延長線の方向に突設されることによって柵体を支柱
に接続した際柵体が相となり合う支柱間の芯−芯間に配
置され、配置される防護柵の設置厚さ寸法がほぼ支柱の
外径寸法内に収まって設置による占有スペースが必要最
小限となって好ましい。
【0011】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の固定部に止着具を介して支柱に止着するために開穿さ
れた止め孔が、支柱断面周方向に細長または断続的な複
数孔として形成されることによって、固定部を止着する
際に継手が支柱の断面外周の側面に沿って回動可能に可
動継手となされたもので、継手が支柱の断面外周の側面
に沿って回動することによって、円形支柱の中心に対す
る継手の接続部の突設方向が可変となって、支柱に対し
て柵体の取り付け時の微調節ができて現場における正確
な柵体の配置がなされる。
【0012】そしてさらに本発明防護柵の柵体取付構造
は、支柱に対して上述の可動継手を含んで複数の継手が
組み合わせられて止着されることによって、該支柱から
突設された各接続部の成す突設角度が可変に調節可能と
なされ、それら複数の継手に接続される各柵体の接続角
度の調節が行われて防護柵がレイアウトに沿って設置さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1は、本発明防護柵の
柵体取付構造を適用した実施の一形態を表す防護柵の正
面図であり、図2は図1に示す実施形態例の部分を表す
分解斜視図である。
【0014】図1の実施の一形態例において柵体(柵パ
ネル)4は、適宜間隔で立設された複数の支柱1,1・
・・の間に連続して接続され、平面地および傾斜地に防
護柵が設置された状態を表している。ここにおいて柵体
(柵パネル)4は、平面地および傾斜地ともに支柱1,
1の間に架設された上下のビーム2の間に亘って多数の
縦棧22が取着されて柵体(柵パネル)4となされたも
のである。
【0015】図2は、図1に示す柵体(柵パネル)4の
端部が継手3を介して支柱1に接続される状態を表して
おり、継手3の固定部31が支柱1に止着されるととも
に、固定部31より接続部32が柵体の接続方向に突設
されており、この接続部32が柵体(柵パネル)4を構
成するビーム2の端部を長手方向に切欠いて形成された
隙間部20に嵌入されて柵体(柵パネル)4の端部が支
柱1に支持される様子を示すものである。
【0016】かくして接続・組み立てされて図1に表す
様に傾斜地〜平面地〜傾斜地に設置された防護柵を詳細
に示した正面図が図3であり、図4は図3の実施形態例
の、(イ),(ロ)は部分を表す分解斜視図で、(ハ)
は図3のA−A部の断面図、(ニ)は図3のB−B部の
断面図である。また図5は、本発明防護柵の柵体取付構
造の実施形態例における支柱と継手および柵体の端部の
接続部分の要部を表す、(イ)は上断面図、(ロ)は正
面図であり、(ハ)は(ロ)に示すA−A部の側面断面
図である。
【0017】図3において柵体(柵パネル)4は、上下
のビーム2,2´の間に亘って多数の縦棧22・・が取
着されたものであり、図4(イ)に示す如くそのビーム
2の端部に挿嵌されるキャップ26を伴ってビーム2の
端部の長手方向に形成された隙間部20に対して、継手
3の接続部32が嵌入されて、柵体の端部が支柱1に支
持されるようになされるものである。
【0018】前記隙間部20は、継手3の接続部32が
嵌入されるに必要な長さ分だけ柵体の端部に形成されて
いれば十分であるが、図4の実施形態の例の場合におい
ては柵体(柵パネル)4は図4(ハ)に示す如く、隙間
部20が上ビーム2の下方にならびに下ビーム2´の上
方に向けてそれぞれその長手方向の全長に亘って形成さ
れて、縦棧22の上下両端部が略平坦となるように圧潰
されて形成された平坦部23がこの隙間部20に挿入さ
れ取り付けられるようになされていてもよい。ここにお
いて縦棧22の上下両端の平坦部23は図4(ロ)に示
す如く上下ともに回動軸24を介して軸フレーム21に
軸着されており、多数の縦棧22と上下の軸フレーム2
1,21はそれぞれが各々平行を維持しながら様々な角
度の平行四辺形をなして連続的に変形しうるようになさ
れた枠体として構成されており、この枠体の上下軸フレ
ーム21,21各々を上下の両ビーム2,2´に挿入し
てなる柵体(柵パネル)4が用いられた防護柵は、同様
の柵体(柵パネル)4を用いながら平面地〜傾斜地に自
在に対応して設置されるようになされている。
【0019】また柵体(柵パネル)4は、図4(ニ)に
示す如く継手4の接続部32に形成された係止片33が
前述のビーム2の隙間部20に嵌入されて柵体の端部が
支持されたうえ、継手3の係止片33に横穿された抜止
孔34に固定具35を介して柵体(柵パネル)4端部の
ビーム2端部が固定されるようになされる。
【0020】さらにここで、支柱1への継手4の止着、
およびビーム2の端部と継手4との接続について、図5
(イ),(ロ),(ハ)によって詳述する。
【0021】図5(イ),(ハ)にはビーム2の端部に
キャップ26が挿嵌され、ビーム2の端部に開穿された
挿通孔25と位置合わせされてキャップ26にも挿通孔
27が設けられ、これら各挿通孔25,27と継手4の
係止片33に横穿された抜止孔34が固定具35を介し
て固定される様子を表している。
【0022】また図5(イ),(ロ)は、継手3の固定
部31が円形支柱1の側面に沿った板状体として形成さ
れて止着具37を介して支柱1に止着されるとともに、
継手の接続部32が円形の支柱1を中心とする放射状の
延長線の方向に突設されてビーム2の端部と接続される
様子を表している。さらに図5(ロ)には、継手3の接
続部32の先端に上方に向けて係止片33が形成される
ことによって、支柱1に対してビーム2が傾斜して接続
される際にビーム2端部の内径上部(または、その端部
に挿嵌されるキャップ26の内径上部)に前記係止片3
3が当接され、ビーム2の端部が安定して支持される様
子を表している。
【0023】なお、上述の方法によれば図5(ロ)に示
す場合は、可能な最大傾斜角度は約Rv=45度であ
り、本発明の実施形態を適用した際には防護柵を緩斜面
のみに限らず通常考えうるあらゆる傾斜地への設置が可
能であることを表している。
【0024】また、上述の円形の支柱1の側面に沿った
板状体として形成される継手3は、鋼製やステンレスス
チールの板材をプレス成形によって製作されるのが好適
で、部品製造の加工工程が単純なため安価な加工コスト
で製作できて好都合である。
【0025】ここで、上述の図1〜5の実施形態例の、
支柱に対して上下ビーム間に亘って取着された多数の縦
棧で構成される柵パネルを架設してなる防護柵の設置手
順について、図6(イ)〜(ニ)によって説明する。す
なわち、工程1:(イ)に示す如く、支柱1に継手3を
止着具37によって止着する。 工程2:(ロ)に示す
如く、継手3の接続部32の先端に上方に向けて形成さ
れた係止片33に対し、柵体(柵パネル)4を構成する
上部ビーム2の左右両側端部に形成された隙間部20を
嵌入して柵パネルを仮置き載置する。工程3:(ハ)に
示す如く、固定具35を用いてビーム2の両端におい
て、柵体(柵パネル)4の仮止めを行い、ビーム2端部
が継手3の係止片33から脱落しないように備える。
工程4:(ニ)に示す如く、継手3の工程1〜3の上部
用と上下が逆の継手3を用いて、その接続部32の先端
に下方に向けて形成された係止片33を、柵体(柵パネ
ル)4の端部を構成する下部のビーム2両端に形成され
た隙間部20に図中に示した矢印の方向に嵌入を行い、
固定具35を用いて下部のビーム2´の左右両端部にお
いて、柵体(柵パネル)4の仮止めを行う。工程5:工
程1〜4で仮止めした柵体(柵パネル)4の端部の各固
定具35を、柵パネルにひずみによる変形のないように
留意しながら確実に固定する。
【0026】上述では、支柱1に対して上下のビーム
2,2´間に亘って取着された多数の縦棧22とで構成
される柵パネル4を架設してなる防護柵の設置手順につ
いて、支柱1に対して継手3を、図6(ニ)においては
その接続部32の先端に形成された係止片33を上方お
よび下方のそれぞれに向けて互いに逆向きに突設させた
状態にて使用する場合について説明したが、必ずしもこ
れに限るものではなく、柵体(柵パネル)4を構成する
上下ビーム2,2´の各隙間部20のそれぞれの開口部
の上下の向きに適応させて、継手3の接続部32の先端
部の係止片33の突設方向の向きを、上下の継手共に上
方または下方となされてもよい。
【0027】さらにまた上述では、上下のビーム間に亘
って多数の縦棧が取着されて構成される柵パネルを、適
宜間隔で立設された支柱間に架設されてなる防護柵の場
合について説明してきたが、支柱が適宜間隔で立設され
てこの各支柱間に架設されるビームだけで構成される
(縦桟を用いない)防護柵の場合も、上述説明における
支柱に止着される継手の接続部と柵パネルを構成するビ
ーム端部との接続と同様にして支柱にビームが架設され
ればよい。
【0028】なお図5に示した実施形態例においては、
継手の接続部32が円形の支柱1を中心とする放射状の
延長線の方向に突設されてビーム2の端部と接続される
として説明したが、図6には板状の継手3はビーム2の
接続がなされる際に実際には接続部32が支柱1を中心
とする放射状の延長線の方向より±Rh度の範囲内にお
いて微調節がなされて突設されうることを示しており、
ここでRhは継手3の材質や寸法によってほぼ決まり、
例えば厚さ5ミリの鋼製の継手を用いて接続部の根元付
近の高さ寸法を3〜6センチ程度とした場合にはRh=
約10〜15度となる。
【0029】次に図8に示す実施形態の例においては、
継手3の固定部31に止着具37を介して支柱1に止着
するための止め孔が、支柱の断面周方向に細長に開穿さ
れた細長孔51となされて可動継手5となされ、可動継
手5が支柱1の断面外周側面に沿って回動可能となさ
れ、この可動継手5と継手の接続部32の突設方向が逆
となされた可動継手5´が重ねられて支柱1に止着され
る様子を示している。
【0030】そしてさらに図9には、支柱1の断面の中
心を貫通する止着具37を介して可動継手5,5がそれ
ぞれ支柱1の反対側の側面に止着される様子を表してい
る。ここにおいて、可動継手5,5は継手の各接続部3
2の突設方向の微調節が可能であるとともに、それぞれ
の可動継手5,5の接続部32,32の各突設方向の成
す角度が可変となって、支柱1に対してこれに接続され
る柵体(柵パネル)4や各ビームの成す接続角度を調節
することができる。
【0031】なお、可動継手5に開穿される止め孔は図
9(イ)に示す横長の細長孔51、(ロ)に示す断続孔
52、(ハ)に示す連続孔53等が用いられる。
【0032】そしてさらに図10においては、支柱1に
対して上述の可動継手を含んで複数の継手が組み合わせ
られて止着された場合に、各接続部が成す角度が可変に
調節可能となされる実施形態の例を、柵体接続用継手の
接続部が支柱1から2方向に突設される場合について、
支柱1に継手3を止着するための止着孔11を支柱1の
断面の中心を貫通する中心線上に配設される貫通孔1種
類にのみ限定した場合において組み合わせ展開したもの
であるが、前述した継手の接続部の突設角度の誤差Rh
=±10度を考慮に入れれば70度以下(つまり290
度以上)の鋭角を除いて、少なくとも3種類の継手によ
って70〜290度のあらゆる設置角度に対応して設置
可能となることを示している。
【0033】すなわち、図10(イ),(ロ)は通常の
レイアウトに汎用的に使用される、継手直a;180
度,継手直角b;90度(つまり270度)専用継手を
示し、また(ハ),(ニ)については、可動継手c,可
動継手dの各々可動継手が組み合わせられて構成される
継手の接続部の突設角度間隔を示しており、この図10
の実施形態の例における場合、(ハ)においてα=13
0〜β=180度に可変(つまり230〜180度)、
(ニ)においてγ=120〜η=165度に可変(つま
り240〜195度)の突設角度間隔となされた場合を
示している。
【0034】なお、継手の組み合わせ展開は上述の実施
形態例の場合に限るものではなく、支柱1に継手3を止
着させるための止着孔11の数や位置、或いは可動継手
5の形態や細長孔51の寸法等種々の設定によって、色
々な継手の接続部の突設角度の設定が可能であり、例え
ば突設角度間隔が70度以下の場合についても対応が可
能となる等、様々な組み合わせ展開が可能である。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明防護柵の柵体取付構
造は、支柱に継手を介して柵体の端部が支持され、継手
は固定部と接続部とからなり、固定部は支柱に止着され
るとともに固定部より接続部が柵体の接続方向に突設さ
れて、柵体には少なくともその端部を長手方向に切欠い
た隙間部が形成され、この隙間部に継手の接続部が嵌入
されるようになされ、その隙間部の幅寸法が前記継手の
接続部の厚さ寸法よりも稍々大なる寸法となされること
により、接続部の寸法誤差が僅かなので、柵体が設置さ
れた後においてもほとんどグラつくことがない状態で支
柱に取り付けられ、堅牢な防護柵の設置がなされる。
【0036】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の接続部の先端に上方または下方に向けて係止片が形成
された場合には、防護柵が傾斜地に設置された際にこの
係止片に柵体の端部が係止されるので、支柱に対して柵
体を安定して取り付けることができる。
【0037】なお、上述したように本発明防護柵の柵体
取付構造を適用した場合には支柱と柵体の端部との接続
部分は、傾斜角度およそ45度に対しても対応可能であ
り、防護柵を緩斜面のみならず通常考えうるあらゆる傾
斜地へ設置が可能である。
【0038】そしてさらにまた本発明防護柵の柵体取付
構造は、継手の接続部の係止片に抜止孔が横穿されると
ともに、この抜止孔を貫通する固定具を介して柵体の端
部が固定されるようになされた場合には、支柱に止着さ
れた継手の接続部と柵体端部との固定が固定具によって
なされて柵体が支柱間に確実に固定される。
【0039】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の固定部が円形支柱の側面に沿った板状体として形成さ
れた場合には、支柱に対して継手がグラつくことなく取
り付けられ、また継手の接続部が円形支柱を中心とする
放射状の延長線の方向に突設された場合には、柵体が相
となり合う支柱間の芯−芯間に配置されて接続されるの
で、配置される防護柵の設置厚さ寸法がほぼ支柱の外径
寸法内に収まって設置による占有スペースが必要最小限
となって好ましい。
【0040】また、上述したように本発明防護柵の柵体
取付構造を適用した、円形の支柱の側面に沿った板状体
として形成された継手は、鋼製やステンレススチールの
板材をプレス成形によって製作されるのが好適で、部品
製造の加工工程が単純なため安価な加工コストで製作で
きて好都合である。
【0041】また本発明防護柵の柵体取付構造は、継手
の固定部に止着具を介して支柱に止着するために開穿さ
れた止め孔が、支柱断面周方向に細長または断続的な複
数孔として形成された場合には、継手の固定部を止着す
る際に継手が支柱の断面外周の側面に沿って回動可能な
可動継手となされて、継手が支柱の断面外周の側面に沿
って回動することによって円形支柱の中心に対して継手
の接続部の突設方向が可変となり、支柱に対して柵体の
取り付け時の微調節ができて設置施工に際して現場にお
ける正確な柵体の配置がなされる。
【0042】そしてさらに本発明防護柵の柵体取付構造
は、支柱に対して上述の可動継手を含んで複数の継手が
組み合わせられて止着された場合には、各接続部が成す
角度が可変に調節可能となされ、それら複数の継手に接
続される各々柵体の成す接続角度を防護柵の設置レイア
ウトに沿って自在に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明防護柵の柵体取付構造の実施形態の一例
を示す正面図である。
【図2】図1に示す実施形態例の部分を表す分解斜視図
である。
【図3】図1に示す実施形態例の詳細な正面図である。
【図4】図3に示す実施形態例の、(イ),(ロ)は組
み立て方法を表す分解斜視図、(ハ)は図3のA−A部
の断面図、(ニ)は図3のB−B部の断面図である。
【図5】本発明防護柵の柵体取付構造の実施形態例の要
部を示す、(イ)は上断面図、(ロ)は正面図であり、
(ハ)は(ロ)に示すA−A部の側面断面図である。
【図6】(イ)〜(ニ)は、本発明防護柵の柵体取付構
造の実施形態例の、設置工程について説明する正面図で
ある。
【図7】本発明の実施形態例について説明する上面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施形態の例の取付部分を示す斜
視図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態例を示す、(イ)
は取付部分を示す分解斜視図、(ロ),(ハ)はその他
の実施形態例を示す部品の斜視図である。
【図10】(イ)〜(ニ)は、本発明のさらに他の実施
形態例について説明するための、上面からの略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 支柱 11 止着孔 2 ビーム 2´ ビーム 20 隙間部 21 軸フレーム 22 縦桟 23 平坦部 24 回動軸 25 挿通孔 26 キャップ 27 挿通孔 3 継手 31 固定部 32 接続部 33 係止片 34 抜止孔 35 固定具 36 止め孔 37 止着具 4 柵体(柵パネル) 5 可動継手 5´ 可動継手 51 細長孔 52 断続孔 53 連続孔 a 継手直 b 継手直角 c 可動継手c d 可動継手d

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱に継手を介して柵体の端部が支持され
    てなる防護柵の柵体取付構造において、継手は固定部と
    接続部とからなり、固定部は支柱に止着されるととも
    に、固定部より接続部が柵体の接続方向に突設されて、
    柵体には少なくともその端部を長手方向に切欠いた隙間
    部が形成され、この隙間部に前記継手の接続部が嵌入さ
    れて柵体の端部が支柱に支持されるようになされたこと
    を特徴とする防護柵の柵体取付構造。
  2. 【請求項2】継手の接続部の先端に、上方または下方に
    向けて係止片が形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の防護柵の柵体取付構造。
  3. 【請求項3】継手の接続部の係止片に抜止孔が横穿され
    るとともに、この抜止孔を貫通する固定具を介して柵体
    の端部が固定されたことを特徴とする請求項2記載の防
    護柵の柵体取付構造。
  4. 【請求項4】継手の固定部が円形支柱の側面に沿った板
    状体として形成されるとともに、継手の接続部が円形支
    柱を中心とする放射状の延長線の方向に突設されたこと
    を特徴とする請求項1、2または3記載の防護柵の柵体
    取付構造。
  5. 【請求項5】継手の固定部に止着具を介して支柱に止着
    するための止め孔が開穿されるとともに、止め孔は支柱
    断面周方向に細長にまたは断続的な複数孔として形成さ
    れ、固定部を止着する際に継手が支柱の断面外周の側面
    に沿って回動可能となされたことを特徴とする請求項4
    記載の防護柵の柵体取付構造。
  6. 【請求項6】複数の継手の組み合わせによって、各接続
    部の成す角度が可変に調節可能となされたことを特徴と
    する請求項5記載の防護柵の柵体取付構造。
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