JP2769433B2 - 法面の鉄筋支持具 - Google Patents

法面の鉄筋支持具

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JP2769433B2
JP2769433B2 JP15675094A JP15675094A JP2769433B2 JP 2769433 B2 JP2769433 B2 JP 2769433B2 JP 15675094 A JP15675094 A JP 15675094A JP 15675094 A JP15675094 A JP 15675094A JP 2769433 B2 JP2769433 B2 JP 2769433B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オープンカット工法
などにより造成した高速道路や各種施設などに面する傾
斜した法面或いは崩壊のおそれがある急傾斜地などの法
面保護工の造成の際に用いる鉄筋の支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地山法面に対し所定の高さに主筋
を配筋するには、特開平3−81419号公報に示すよ
うに、地山法面に二本一組のアンカー鉄筋を打ち込んだ
のち、この打ち込まれたアンカー鉄筋に下側スターラッ
プの水平杆を針金を介し定着する。
【0003】次に、下側スターラップ内に落し込んだ各
主筋を下側スターラップの水平杆上に配筋する。なお、
上側の主筋は、下側スターラップ内に落し込み、次いで
下側スターラップの両垂直杆に上側スターラップの垂直
杆を針金により止め、然るのち、上側スターラップの水
平杆に針金を介し上側主筋を配筋する。また、地山に対
して所定の高さに縦方向と横方向の鉄筋を配筋する場
合、地山法面にアンカー鉄筋を打ち込んだのち、この打
ち込まれたアンカー鉄筋に針金を介し縦方向と横方向と
の鉄筋の交差部分を止める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
を採用すると、アンカー鉄筋に針金を介し主筋の受架用
下側スターラップを、またアンカー鉄筋に針金を介し鉄
筋の交差部分を止めるので、著しく手数がかかる問題が
あった。
【0005】特に地山法面に対し一定の高さに下側スタ
ーラップや鉄筋を配置しなければならないので、ゲージ
などを用いてスターラップや鉄筋の固定位置を決定し、
然るのち、アンカー鉄筋に針金を用いてスターラップや
鉄筋を固定するので、作業の能率が著しく低下して工事
費の上昇原因になる。
【0006】そこで、この発明の課題は、主筋や鉄筋の
配筋が容易になると共に、地山法面に対する主筋や鉄筋
の高さが設定寸法になるようにした法面の鉄筋支持具を
提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、打ち込み棒材と、この棒材の下部外
周に設けた打ち込みストップ部と、上記棒材の外側に回
動自在に嵌装すると共に、下縁と上記ストップ部との当
接により停止位置決めした筒状体と、この筒状体の外周
面から水平方向に突出すると共に、突出方向端に上向き
の係合部を有する受架部とから成る法面の鉄筋支持具を
採用する。
【0008】また、上記受架部が平面90度の角度で二
方向に突出し、かつ交差する鉄筋を受架するように段差
をもって設けた法面の鉄筋支持具を採用する。
【0009】さらに、打ち込み棒材と、この棒材の下部
外周に設けた打ち込みストップ部と、上記棒材の上端か
ら回動自在に嵌装すると共に、下縁と上記ストップ部と
の当接により停止位置決めした筒状体と、この筒状体の
外周面上部と下部とから平面同一線上で互いに相反する
水平方向に突出すると共に、突出方向端に上向きの係合
部を有する上段受架部を下段受架部とから成る法面の鉄
筋支持具を採用する。
【0010】
【作用】上記のように構成すると、地山法面の配筋線上
の所定間隔位置に打撃を加えながら棒材を打ち込む。打
ち込む棒材のストップ部が法面に当接すると、棒材の打
ち込みをストップする。すると、法面から受架部迄の寸
法が一定になる。また、配筋する鉄筋や主筋の下側に受
架部が位置しない(棒材の打ち込みにともない、いかな
る方向に受架部が向いても)場合、筒状体を回動させて
受架部の向きを修正する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】(第1実施例)図1、図2及び図3に示す
ように、打ち込み棒材1の下部外周には、打ち込みスト
ップ部2が設けられている。
【0013】上記の棒材1には、所定の寸法に切断した
鉄筋を用い、図示のように下端を尖鋭状にしておくと、
打ち込み時の抵抗を軽減することができる。
【0014】また、上記のストップ部2は、図示の場
合、棒材1の外側に金属製の環状板3を嵌装すると共
に、溶接などにより棒材1に環状板3を固定し、ハンマ
により打撃を加えながら棒材1を法面から地中に向け打
ち込み、法面に環状板3が当接するとそれ以上の打ち込
みをストップするようにしたが、打ち込み停止位置の目
安となる塗膜やリング或は水平の突出杆(図示省略)な
どをストップ部とすることもある。
【0015】さらに、棒材1の外側には、下縁とストッ
プ部2の上面と当接により停止位置決めし、かつ棒材1
に対してフリーに回動する筒状体4が嵌装してある。ま
た、筒状体4の外周面には、水平方向に突出し、かつ突
出方向端に係合部5を有する受架部6が設けられてい
る。
【0016】上記の受架部6は、図1に示すように1本
の鉄筋(図示省略)を受架するものと、図2に示すよう
に、所定の間隔を存して並行する二本の鉄筋(図示省
略)を受架する以外に、図3に示すように、受架部6が
平面90度の角度で二方向に突出し、かつ交差する鉄筋
を受架するように段差をもって設けておくと、図4に示
すように、法面Aに配筋する縦方向の鉄筋Bと横方向の
鉄筋Bとの交差する部分に打ち込み棒材1を打ち込ん
で、1本の鉄筋支持具により二方向の各受架部6に上記
縦横に配筋した鉄筋Bの交差部を落し込んで受架するこ
とができる。このとき、受架部6から鉄筋Bの浮き上が
りによる落脱を防止するには、細い針金を用いて止めて
おけばよい。
【0017】なお、鉄筋Bに対して受架部6が直角に交
差しない場合は、筒状体4の回動により修正する。ま
た、上記係合部5付の受架部6は、図示の場合側面L形
に金属片を屈曲して形成し、筒状体4に金属片の末端を
溶接により固着したが、金属片にかえて金属棒を用いる
こともある。
【0018】さらに、鉄筋Bの両側に配置する金網など
の側板21は、例えば、図示のように、側板21の適当
な位置に回動自在に取付けてなるフック杆22のフック
部23を鉄筋Bに係合して取付ければよい。
【0019】(第2実施例)図5に示すように、打ち込
み棒材1及び棒材1の外側の筒状体4は、第1実施例と
同様につき説明を省略する。
【0020】上記筒状体4の外周には、平面180度の
角度で二方向(互いに相反する方向)に突出すると共
に、平面同一線上に位置する係合部5付の受架部6が設
けてある。
【0021】上記のように構成すると、図6に示すよう
に、法面Aに棒材1を打ち込んだのち、各受架部5によ
って配筋する下部主筋B’、上部主筋B’を受架させ、
次いで、倒して下側受架部5の下に挿入した下部スター
ラップCを起こし、かつ下部主筋B’に下側スターラッ
プCのコーナーが外接するように下側スターラップCを
持ち上げると共に、下部主筋B’に針金Dを介し下側ス
ターラップCを止め、その後に上方から上側スターラッ
プCを落し込むと共に、上部主筋B’に上側スターラッ
プCのコーナーを当接し、針金Dによって上部主筋B’
に上側スターラップCを止める。
【0022】なお、側板21は、フック杆22のフック
部を介し主筋B’に係止する。また、上部主筋B’及び
下部主筋B’に対して受架部6が直角に交差しない(棒
材1の打ち込みにともない、いかなる方向に受架部6が
向いても)場合には、筒状体4を回動させて修正する。
【0023】なお、図7に示すように、棒材1に下部筒
状体4、中間筒状体4、上部筒状体4を順次嵌装すると
共に、下部筒状体4と上部筒状体4とに受架部6を設け
ておくことにより、丈の異なる中間筒状体4を選び出し
て、上部筒状体4と下部筒状体4との間に介在すると、
上部主筋B’と下部主筋B’との間の寸法を変更するこ
とができる。
【0024】また、ストップ部2が塗膜などで、筒状体
4の下縁停止位置決めができない場合には、例えば棒材
1の外周面に設ける環状溝に切り離しリング(図示省
略)を嵌め込み係合して、上記のリングに筒状体4の下
縁を当接させることもある。
【0025】
【発明の効果】この発明に係る法面の鉄筋支持具は、以
上のように構成してあるので、ストップ部により打ち込
み棒材の打ち込み停止位置が一定になって、法面に対す
る受架部の高さが一定になる。このため、受架部に受架
させて配筋する鉄筋や主筋の法面に対する高さが均等化
することができる。また、平面十字状に交差する鉄筋を
一本の支持具によって支持することができる。
【0026】さらに、法面に対し浮上した状態に主筋を
配筋することができるので、下側スターラップの挿入並
びに組み立て作業が著しく容易になる。また、係合部に
より鉄筋の落下を止める。
【0027】さらに、棒材の打ち込み後筒状体を回動さ
せながら受架部の向きを修正することができるので、鉄
筋や主筋に対して直角に受架部を交差させて、安定よく
鉄筋や主筋を受架することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1実施例の斜視図。
【図2】第1実施例の他の支持具を示す斜視図。
【図3】第1実施例の他の支持具を示す斜視図。
【図4】使用状態を示す平面図。
【図5】第2実施例の斜視図。
【図6】使用状態を示す縦断正面図。
【図7】筒状体の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 棒材 2 ストップ部 3 環状板 4 筒状体 5 係合部 6 受架部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打ち込み棒材と、この棒材の下部外周に
    設けた打ち込みストップ部と、上記棒材の外側に回動自
    在に嵌装すると共に、下縁と上記ストップ部との当接に
    より停止位置決めした筒状体と、この筒状体の外周面か
    ら水平方向に突出すると共に、突出方向端に上向きの係
    合部を有する受架部とから成る法面の鉄筋支持具。
  2. 【請求項2】 上記受架部が平面90度の角度で二方向
    に突出し、かつ交差する鉄筋を受架するように段差をも
    って設けてなる請求項1に記載の法面の鉄筋支持具。
  3. 【請求項3】 打ち込み棒材と、この棒材の下部外周に
    設けた打ち込みストップ部と、上記棒材の上端から回動
    自在に嵌装すると共に、下縁と上記ストップ部との当接
    により停止位置決めした筒状体と、この筒状体の外周面
    上部と下部とから平面同一線上で互いに相反する水平方
    向に突出すると共に、突出方向端に上向きの係合部を有
    する上段受架部と下段受架部とから成る法面の鉄筋支持
    具。
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JP2018193665A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 株式会社グリーンエース 鉄筋保持具、鉄筋骨組み構造、および、受圧板の成形方法

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