JP3711164B2 - アンテナ支持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数のアンテナを支持する為のアンテナ支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
夫々先部にアンテナ取付部を備えている2本のアームは、その元部に支柱に対する添え片を備えている。各アームの添え片を支柱の一方側と他方側とに夫々沿わせる。そして一方の添え片、支柱、他方の添え片の順にボルトを差し通し、ナットで締め付けることにより、2本のアームを支柱に固定するようにしている(例えば実開昭52−166438号公報参照)。
【0003】
このようなものは、二つのアンテナを設置しようとする場合、アンテナ支持用の上記2本のアームを支柱の両側に対称的に取り付けることが出来るので、それらの先部に取り付けるアンテナ相互の位置関係が一定に定まる特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの従来のアンテナ支持具では、上記取り付け作業の場合、上記2本のアームを夫々手で持ち、夫々のアームにおける添え片を支柱の両側に沿わせる。そしてその状態を保持したまま、上記ボルトを差し通してナット締めを行わねばならぬ。これらの作業を一人で行うことは困難で、複数人の作業員を必要とする問題点があった。又上記アームの保持の為に作業員に不安定な姿勢を強いる為、特に高所での取り付け作業の場合には非常に危険であるという問題点があった。
【0005】
本願発明のアンテナ支持具は上記従来技術の問題点を解決する為に提供するものである。
本願発明の目的は、アンテナ支持用の複数のアームを備えていて、複数のアンテナを所定の位置関係に設置することが出来るアンテナ支持具を提供することである。
他の目的は、上記複数のアームの取り付け作業を一人の作業員で行うことを可能に出来るようにすることである。
他の目的は、複数のアームの夫々について個別に仮止めが出来るようにすることによって、高所での取り付け作業であってもそれを安全に行い得るようにすることである。
他の目的は、アームを受部材に乗せるだけという単純な操作のみでもってアームを受部材に仮止め出来るようにすることである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明におけるアンテナ支持具は、夫々は先部にアンテナ取付部(B11)を備えると共に元部は夫々筒状に形成されている支持杆取付部(B12)を備えている複数のアーム(B1)と、それらのアームの支持杆取付部(B12)と支持杆(A)を結合する為の結合具(B2)とから成るアンテナ支持具において、上記結合具(B2)は、支持杆(A)に対する連結部(6)を有する本体(B21)と、夫々上記本体から側方に延び、各々は上記支持杆取付部(B12)を乗せる為の受面(16)を備えている複数の受部材(B22)とから成り、上記各受部材(B22)の受面(16)には、上記支持杆取付部(B12)を固着する為のねじ孔(17)を備えさせると共に上記筒状に形成されている支持杆取付部(B12)における上記ねじ孔(17)に対応させる個所には上記ねじ孔(17)に向けてボルトを貫通可能に上下に透孔(27、27)を設け、さらに上記各受部材(B22)の受面(16)には、突片(18)を設けると共に、突片(18)の本体(B21)寄りにはアーム(B1)の端面(25)を受止める為に立上がり状の受止面(12)を形成具備させ、上記各アームの支持杆取付部(B12)において上記受面(16)に乗載させる為の乗載面(24)には上記突片(18)と嵌合する透孔(28)を設けると共に、アーム(B1)の元部側の端面(25)は上記受止面(12)に当接可能に形成し、端面(25)と透孔(28)との間隔は、上記突片(18)を上記透孔(28)に嵌合させた状態で上記受面(16)に上記乗載面(24)を乗せることにより受止面(12)に端面(25)が当接する間隔に構成し、さらに、上記筒状に形成されている支持杆取付部(B12)における上記ねじ孔(17)に対応させる個所に設けられているボルト(29)貫通用の上下の透孔(27、27)位置においては、上壁(B12a)と下壁(B12b)の間に、ボルト(29)の締付状態で上壁(B12a)と、スペーサ(31)と、下壁(B12b)を一つの剛体として機能させるように硬質材で形成されたスペーサ(31)を介在させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本願発明の実施の形態を示す図面について説明する。アンテナの設置状態を示す図1において、Aは支持杆で、アンテナを支持する為のベースとなる部材であり、支柱(マストとも呼ばれる)を例示する。Bは複数のアンテナを所定の位置関係に支持する為のアンテナ支持具、Cは上記支持具Bによって支持されたアンテナを夫々示す。支持杆Aは、アンテナの設置状態において人の頭が支持具BやアンテナCに当ったりすることがないように出来る高さが選ばれ、例えば1.8m或いはそれ以上の高さであったり、ビルの側壁1aから側方に突出するアームであったりする。1はアンテナの設置場所として例示する建物の屋上の床面、2はそこに備えた基礎で、コンクリート製の台を示す。3は支柱Aの下端に備えたベース、4はベース3を上記台2に取付ける為のボルトを示す。
【0008】
次にアンテナ支持具Bは、その流通過程や設置の為の運搬時の嵩張りを小さくする為に、相互に別体となった複数のアームB1と結合具B2とにより構成している。複数のアームB1は夫々アンテナCを相互に離間させた状態で支える為のもので、その離間の為の長さ例えば60cmを有するものであり、結合具B2はそれらのアームB1を支柱Aに結合させる為のものである。各アームB1におけるB11はアンテナの取付を行う為のアンテナ取付部を示し、B12は支持杆に対する取付を行う為の支持杆取付部を示す。これらは上記のようにアンテナCを相互に離間させる為に、アームB1の一方の端部と他方の端部に夫々設けている。支持杆取付部B12はアームB1の支持の根本側となる為、後者の端部を元部とも呼び、前者の端部を先部とも呼ぶ。上記アームB1は軽量化及びアンテナCの重量に耐える為に例えばアルミのパイプで形成している。B21は結合具B2におけるベースとなる本体、B22は各アームB1の支持杆取付部B12を取り付ける為の受部材を夫々示す。受部材B22はアームB1を横臥状態に支持できるようにする為に本体B21から側方に延びる状態に設けている。符号B22'が本体B21に対する受部材B22の付け根を示す。又受部材B22は、複数(この例では四つ)のアームB1を相互に等角度間隔(この例では90゜)の位置関係で固定する為に、四つの受部材B22を相互に等角度間隔(この例では90゜)の位置関係で備えさせている。これら本体B21及び受部材B22は、製造の手間数を少なくする為に例えばアルミダイカストで一体に形成した例を示すが、別体に形成し、後の工程で一体化しても良い。
【0009】
上記本体B21について図2に基づき説明する。6は支持杆Aに対するしっかりとした固定を行う為の連結部で、例えばパラボラアンテナの支持具において周知の支柱取付部の構造を例示する。即ち、7は支柱の差込孔、8は差込孔の周壁の一部に穿設したねじ孔、9はねじ孔8に螺合させた固定用のボルトである。10は避雷針の取付のためのねじ孔、11は避雷針の不使用時に上記ねじ孔10を塞いでおくための栓である。図3における12は、アームB1における支持杆取付部B12を位置決する為の受止面を示し、アームB1の端面の受止の為に上記付け根B22'から後述の受面16とは交差する状態(例えば垂直)に立ち上がる面に形成している。
【0010】
上記受部材B22について図3に基づき説明する。16はアームB1の支持杆取付部B12をその取付の為に乗せる受面で、アームB1をぐらつくことなく固定できるようにする為に平坦面に形成している。17はアームを固着する為のねじ孔、18は突片で、アンテナ支持具Bの組立の際に受部材B22に対する支持杆取付部B12の位置決及び仮止めを行う為のものであり、受面16に支持杆取付部B12を乗せる操作によって支持杆取付部の透孔28との嵌合を行わせ得るよう受面16から突設させている。突片18の形状は透孔28との嵌合を行い易いよう円柱状に形成しているが、受部材B22に対する支持杆取付部B12の位置決の内、後述の如き前後左右の位置決の他に突片18を中心とする回転方向の位置決も出来るよう角柱に形成しても良い。19はアームB1における嵌合用の透孔28を該突片18に嵌め易くする為の案内面で、半球状に形成している。20は受部材B22の補強部材を示す。
【0011】
上記アームB1における支持杆取付部B12について図3に基づき説明する。24は受部材B22の受面16に乗せることによりその受面16と重合状態となる乗載面を示し、受面16に対応した面であるところの平坦面に形成している。25はアンテナ支持具Bの組立の際に突片18を中心とするアームB1の水平方向の回転の位置決を行わせる為の部分で、前記受止面12と対峙させるようにした面であり、アームB1の元部側の端面をもって該対峙面としている。27はボルト貫通用の透孔、29は支持杆取付部B12を受部材B22に固定するためのボルトを夫々示す。端面25と透孔27との間隔は、後述の如き位置決のときに透孔27とねじ孔17とがぴったりと重合状態となるようにする為に、受止面12とねじ孔17との間隔と一致させてある。28は突片18との嵌合用の透孔で、アンテナ支持具Bの組立の際に受部材B22に対する支持杆取付部B12の位置決及び仮止めを行う為のものである。該透孔28の形状は、突片18との嵌合の為に突片18と対応した形状に形成している。例えば本例では円形である。突片18が角柱の場合はそれに対応する角形に形成すると良い。その直径は、後述の如き仮止めの為に、突片18の直径及び長さとの関係で定めている。端面25と透孔28との間隔は、受止面12と突片18との間隔と一致させてある。
【0012】
図4乃至図6に示す31はボルト29の締付力によって支持杆取付部B12が潰れることを防止する為のスペーサで、支持杆取付部B12の内部においてその上壁B12aと下壁B12bとの間に介在させている。該スペーサ31は硬質の合成樹脂製である。該スペーサ31は上壁B12aと下壁B12bとの間のつっかい棒として作用し、ボルト29によって受部材B22に支持杆取付部B12を固定する場合に、上壁B12a、スペーサ31、下壁B12bを一つの剛体として機能させる。従ってボルト29を締めてもそのボルト頭29aによって支持杆取付部B12の上壁B12aが潰されることはない。又ボルト29の締付力を、支持杆取付部B12を受部材B22に固定する目的に充分に機能させることが出来る。尚32はボルト29の軸部29bを貫通させる為の透孔である。33はボルト29がアームB1の透孔27から抜け落ちることを防止する為の手段を示し、この例では、透孔32の内周面がボルト29の軸部29bにおけるねじ山の先端に圧接することによってボルト29の抜け落ちを防止するようにしている。34はスペーサ31の弾性変形、即ち上記内周面33をボルト29に圧接させる為の弾性変形を容易化する為に設けたスリットを示す。35はスペーサ31が突片18と干渉することを回避する為の透孔である。
【0013】
上記支持杆取付部B12は、アンテナの設置現場での作業を容易化する為に、メーカーでの製造の際に次のような状態まで組み立てておかれる。即ち、図6の状態からスペーサ31をアームB1の内部に押し込む。ボルト29は、その軸部29bを上壁B12aの透孔27を通して透孔32内に圧入し、軸部29bが下壁B12bの透孔27から突出せぬ位置まで差し込んでおかれる。
【0014】
図1に示す38はアンテナ取付部B11に備えたアンテナ取付具である。次にアンテナCは、例えば携帯電話用の電波の送受信を行うためのアンテナを示す。重量は例えば1kg程度である。該アンテナCとしてはその他に、無線通信用、アマチュア無線用のアンテナなどがある。39は信号伝送用のケーブルである。
【0015】
次にアンテナ設置場所1でのアンテナCの設置を説明する。設置場所1には予め台2が用意されている。アンテナの設置に当たっては、先ずそこに支柱Aを固定する。固定状態は略鉛直である。次に結合具B2をその支柱Aの先端に図2の如く取付ける。このとき支柱Aを中心に結合具B2を回して、その受部材B22が適正な方向に来るようにする。又この状態では受面16は略水平となる。次に各アンテナCに夫々ケーブル39を接続し、それらのアンテナCを各アームB1のアンテナ取付部B11に夫々アンテナ取付具38でもって取付ける。
【0016】
次に上記結合具B2に対して、上記の各アームB1を夫々取付ける。その取付は以下の通りである。一つのアームB1を手に持ち、それにおける乗載面24を一つの受部材B22における受面16に乗せる。この場合、突片18が嵌合孔28に嵌合するようにする。この嵌合操作は例えば次のようにすると突片18や透孔28が見えずとも簡単に出来る。即ちアームB1の端面25を受止面12に当て付け、受止面12をガイド面にしてアームB1を下降させる。するとそのまま突片18が透孔28に嵌合する。乃至は透孔28の横における乗載面24が突片18に当接するので、アームB1を受止面12に沿って左又は右に僅かにずらせば突片18が透孔28に嵌合する。上記のように支持杆取付部B12の乗載面24を受部材B22の受面16に乗せた状態では、嵌合孔28に対する突片18の嵌合によって、受部材B22に対する支持杆取付部B12の縦方向即ち図3の矢印X方向と横方向即ち矢印Y方向の位置決がなされる。又図5の(B)のように端面25が受止面12に当接することにより、上記突片18を中心とするアームB1の回転方向(矢印θ方向)の位置決がなされる。その結果、下壁B12bの透孔27はねじ孔17に対して丁度重合する位置関係となる。
【0017】
又上記突片18と透孔28との嵌合によりアームB1は結合具B2に仮止めされる。即ちアームB1を外から支える必要なく結合具B2に対するアームB1の結合状態を一時的に維持できる状態が達成される。その作用を説明する。上記のように突片18を透孔28に嵌合させただけの状態では、アームB1はアンテナCが取り付いている先部の側が重いため、アームB1から手を離すと、アームB1は図7に示す如く、受面16の先端16aを中心に先部の側が矢印42方向に下がり、支持杆取付部B12が矢印43方向に浮き上がろうとする。しかしこの場合、その浮き上がりに伴い下壁B12bは突片18に対して斜めになるので、嵌合孔28の孔縁28a,28bが突片18の外周面に引っかかり、それ以上の浮き上がりが阻止される。このようにしてアームB1は受部材B22に仮止めされた状態となる。突片18と透孔28の嵌合の一例として、このような状態が達成される程度の嵌まり合いを例示する。このような嵌合が達成されるように、透孔28の直径と突片18の直径及び長さとが設定しておかれる。例えば突片18の長さが長い場合には、突片18の直径と透孔28の直径の差は比較的大きくて良く、突片18が短い場合には突片18の直径と透孔28の直径とは出来るだけ近く形成する。一例を示せば、透孔28の直径が8mm、突片18の直径が8mmで、両者の公差を例えば1/100〜2/100mm程度以下にする。突片18の長さは例えば20mmである。
【0018】
上記の状態となったならば、次に受部材B22に対し支持杆取付部B12の本固定を行う。例えばボルト29によって受部材B22に対する支持杆取付部B12の固定を行う。この場合、上記のように位置決がなされている為、ボルト29の軸部29bをスムーズにねじ孔17に進入させることが出来る。又上記のようにアームB1の仮止めがなされている為、アームB1を手で支える必要が無い。従って作業者は、片手で支柱Aにつかまるなどして自身の身体を支え、他方の手で上記ボルト29の操作を行えば良く、作業を安全に行うことが出来る。
【0019】
上記のような作業を複数のアームB1について全て行う。それが済んだならば図1に示されるようにバインド部材41でもってケーブル39を周知の如く固定することにより、アンテナCの設置作業が完了する。
【0020】
次に上記突片18と透孔28との嵌合は以下に述べるような嵌合であっても良い。その一つは、突片18が透孔28にきつく嵌まる嵌合。この嵌合の場合には、突片18が透孔28に嵌まるように乗載面24を受面16に乗せると、乗載面24は受面16から浮き上がることなく仮止めとなる。他の一つは、突片18が透孔28に嵌まるように乗載面24を受面16に乗せたときに、孔縁28aが突片18の側面に圧接すると共に端面25が受止面12に圧接する。この場合、突片18は透孔28に対してきつく嵌まっても或いは緩く嵌まっても良い。この場合も、乗載面24は受面16から浮き上がることなく仮止めとなる。
【0021】
次に実施形態の異なる例を説明する。上記各アームB1の固定用のボルト29は1本でも良い。その場合には、該ボルト29によって支持杆取付部B12を受部材B22に固定した状態では、突片18が受部材B22に対するアームB1の固定部材の一つとして機能し、ボルト29を中心とするアームB1の回転を阻止する。
【0022】
次に図8は、本体に対するアームの仮止状態におけるアームの傾きを僅少にして、アームが取り付いた状態を仮止めの段階でリアルに把握することを可能にすると共に、その仮止めに引き続く本固定の作業を容易化することを目的とするものである。図において、突片18eは図示の如くアームB1eを貫通可能な長寸に形成しており、支持杆取付部B12eにおいては、その上壁B12aeにも上記突片18eとの嵌合用の透孔28’を設けている。このような構成のものにあっては、支持杆取付部B12eを受部材B22eに乗せた場合、図示の如く突片18eは下壁B12beの透孔28eと上記上壁B12aeの透孔28’の両方に嵌合する。この為、アームB1eが前実施形態において矢印42で示したように傾いて支持杆取付部B12eが受部材B22eから持ち上がることは殆ど無い。従ってこの段階でアームB1eの取付状態をリアルに把握でき、又その後の本固定の作業が容易となる。なお、機能上前図のものと同一又は均等の構成で説明が重複すると考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファベットのeを付して重複する説明を省略した。(また次図のものにおいても同様の考えでアルファベットのfを付して重複する説明を省略する。)
【0023】
次に図9は、本体に対するアームの仮止状態におけるアームの傾きを僅少にして、アームが取り付いた状態をリアルに把握することを可能にすると共に、その仮止めに引き続く本固定の作業を容易化することを目的とする他の例を示すものである。本例では、受止面12fを受面16f側に傾斜した傾斜面に形成すると共に、アームB1fにおける端面25fを上記傾斜面に対応した傾斜面に形成している。このような構成のものにおいては、支持杆取付部B12fが受面16fの先端16afを中心に持ち上がろうとすると、端面25fは上記先端16afを中心に円弧を描いて上昇しようとする為、上記受止面12fに当接しその上昇が阻止される。その結果、支持杆取付部B12fの持ち上がりは阻止され、アームB1fの傾きが防止される。尚この例では、支持杆取付部B12fを受面16fに乗せることを可能にする為に、突片18fにおける受止面12f側の面18aを受止面12fと同様の傾斜の面に形成している。従って支持杆取付部B12fを受面16fに乗せる操作は、支持杆取付部B12fを受止面12fと平行な方向に斜めに下降移動させて行う。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本願発明にあっては、
複数のアンテナCを設置する場合、アンテナ支持用の複数のアームB1における各支持杆取付部B12を、結合具B2に備わっている複数の受部材B22に夫々取付けることによって、それらのアームB1が一定の位置関係で配列され、それらのアームB1に夫々取付けるアンテナCを所定の位置関係に配列できる特長がある。
しかも上記複数のアームB1の取付の場合、各アームB1は夫々の元部の支持杆取付部B12を結合具B2における受部材B22に夫々個別に取り付ければよいので、一つずつ取付を行いうる特長がある。このことは、上記取り付け作業を一人の作業員で行うことを可能に出来る効果がある。
しかも上記アームB1の取付の場合、突片18と透孔28とを嵌合させた状態で受面16に乗載面24を乗せることによって、アームB1を受部材B22に仮止め出来る特長がある。このことは、受部材B22に対してアームB1の支持杆取付部B12を本固定する場合、アームB1を別途支えたりする必要がないので、たとえ高所での取付であっても、その作業を安全に行うことを可能に出来る効果がある。
その上上記の場合、突片18を受部材B22の受面16に備えさせ、透孔28をアームB1の支持杆取付部B12における乗載面24に備えているので、アームB1を受部材B22に乗せるだけという単純な操作でもってアームB1を受部材B22に仮止め出来る操作上の効果もある。
さらに、上記筒状に形成されている支持杆取付部 (B12) における上記ねじ孔 (17) に対応させる個所に設けられているボルト (29) 貫通用の上下の透孔 (27 27) 位置においては、上壁 (B12a) と下壁 (B12b) の間には硬質材で形成されたスペーサ (31) を介在させてあるから、スペーサ 31 は上壁 B12a と下壁 B12b との間のつっかい棒として作用し、ボルト 29 によって受部材B 22 に支持杆取付部B 12 を固定する場合に、下壁 B12b をも上記受面 16 に押さえ付けて補強一体化に役立つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンテナの設置状態を示す斜視図。
【図2】 支柱に対する連結部を示す縦断面図。
【図3】 受部材と支持杆取付部とを示す斜視図。
【図4】 受部材に対する支持杆取付部の取り付け状態を示す縦断面図。
【図5】 (A)は図4における5A−5A線断面図、(B)は5B−5B線断面図。
【図6】 支持杆取付部の分解斜視図。
【図7】 受部材に支持杆取付部を仮止めした状態を示す断面図。
【図8】 異なる実施形態を示す図7と同様の図。
【図9】 更に異なる実施形態を示す図7と同様の図。
【符号の説明】
B1 アーム
B11 アンテナ取付部
B12 支持杆取付部
B2 結合具
B21 本体
B22 受部材
16 受面
18 突片
28 透孔

Claims (1)

  1. 夫々は先部にアンテナ取付部(B11)を備えると共に元部は夫々筒状に形成されている支持杆取付部(B12)を備えている複数のアーム(B1)と、
    それらのアームの支持杆取付部(B12)と支持杆(A)を結合する為の結合具(B2)とから成るアンテナ支持具において、
    上記結合具(B2)は、支持杆(A)に対する連結部(6)を有する本体(B21)と、夫々上記本体から側方に延び、各々は上記支持杆取付部(B12)を乗せる為の受面(16)を備えている複数の受部材(B22)とから成り、
    上記各受部材( B22) の受面( 16 )には、上記支持杆取付部 (B12) を固着する為のねじ孔 (17) を備えさせると共に上記筒状に形成されている支持杆取付部 (B12) における上記ねじ孔 (17) に対応させる個所には上記ねじ孔 (17) に向けてボルトを貫通可能に上下に透孔 (27 27) を設け、
    さらに上記各受部材(B22)の受面(16)には突片(18)を設けると共に、突片 (18) の本体( B21 )寄りにはアーム (B1) の端面 (25) を受止める為に立上がり状の受止面 (12) を形成具備させ、
    上記各アームの支持杆取付部(B12)において上記受面(16)に乗載させる為の乗載面(24)には上記突片(18)と嵌合する透孔(28)を設けると共に、アーム (B1) の元部側の端面 (25) は上記受止面 (12) に当接可能に形成し、
    端面 (25 )と透孔 (28) との間隔は、上記突片(18)を上記透孔(28)に嵌合させた状態で上記受面(16)に上記乗載面(24)を乗せることにより受止面 (12) に端面 (25 )が当接する間隔に構成し、
    さらに、上記筒状に形成されている支持杆取付部 (B12) における上記ねじ孔 (17) に対応させる個所に設けられているボルト (29) 貫通用の上下の透孔 (27 27) 位置においては、上壁 (B12a) と下壁 (B12b) の間に、ボルト (29) の締付状態で上壁 (B12a) と、スペーサ (31) と、下壁 (B12b) を一つの剛体として機能させるように硬質材で形成されたスペーサ (31) を介在させてあることを特徴とするアンテナ支持具。
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