JP4599287B2 - 法面保護工造成用型枠 - Google Patents

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Description

この発明は、オープンカット工法などにより造成した高速道路や各種施設などに面する傾斜した法面或いは崩壊のおそれのある急傾斜地などの法面保護工の造成の際に用いる型枠に関する。
法面保護工の造成の際に使用する型枠は、左右一対の帯網と、この帯網に両側端を回動自在に取付けて配置した等間隔のスペーサとから形成されている(特許文献1)。
この特許文献1に対する配筋は、スペーサを構成する上下の横線と左右の縦線との交差する部分に鉄筋を押し当てると共に、細い針金を用いて横線と縦線とに固定する。
上記のような鉄筋の支持(固定)方式によると、針金を巻き付けながら針金の端部を捩るため、非能率で著しく手数がかかる問題があった。
そこで、鉄筋の支持方式を迅速に行なうことができるようにしたものがある(特許文献2)。
特許第3099024号公報 特開2003−239295号公報
ところで、特許文献2の構造によると、金網用ユニットの縦棒は、弾力性を持って鉄筋を受け入れて保持する折れ曲がり部を有し、この折れ曲がり部は鉄筋に当接してこの鉄筋を縦棒と横棒との交差部の方向に向かって押し付ける係合当接部とを有し、この係合当接部と横棒との間隔及び係合当接部と縦棒との間隔は、鉄筋の直径よりも小さくしたものである。すなわち、横棒と縦棒との交差部分に鉄筋を押し込むと、鉄筋と内方向張出部分の先端との当接により縦棒に連なる外方向張出部分を外方に押し逃がし、鉄筋の通過(押し込み終了)にともない押し逃がしの解除された外方向張出部分が復帰するようになっている。
しかしながら、外方向張出部分の外方押し逃がしの支点部が縦棒と外方向張出部分との屈曲部にあり、しかも外方向張出部分の突出長さが非常に短かいために、剛性がある。
すると、鉄筋の押し込みに強力な力が必要になり、押し込み処理数が多いために指の疲労度が大きい。
このため、スムーズな押し込みができない。
特に、鉄筋の表面の点在的な膨出部に内方向張出部分の先端が当接すると、押し逃がし量が大きくなるので、抵抗が増加し、押し込みに強い力を必要とし、スムーズな押し込みができない問題があった。
そこで、この発明は、強い力を必要としないでスムーズに鉄筋を押し込むようにしたことにある。
上記の課題を解決するために、この発明は、上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記両横棒の中間部分に前記上側横棒に対し上方に、下側横棒に対し下方に突出する支持部材を設けて、この両支持部材に上記上側横棒の上側で、上記下側横棒の下側でそれぞれ平行する横添棒を配置すると共に、この横添棒を上記支持部材に溶接により固定し、上記両横添棒の各両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と前記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けた構成を採用する。
また、上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、両端部が縦棒の上下上記横棒から上方に突出する部分と下方に突出する部分とに交差するように上下にへ字状屈曲添棒を配置して、この屈曲添棒の中間屈曲部を上記横棒との交差する部分を溶接により固定し、上記両屈曲添棒の両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けた構成を採用する。
さらに、上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、両端部が縦棒の上下上記横棒から上方に突出する部分と下方に突出する部分に交差するように上下にへ字状屈曲添棒を配置して、この屈曲添棒の屈曲部を上記横棒に溶接により固定し、上記両屈曲添棒の両端に鉄筋の押し込みによって押し戻され、押し込んだ鉄筋を抱き込む抱き込み部を上記横棒に向け屈曲して設けた構成を採用する。
また、上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連接枠を配置して、上記側板に上記横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記両縦棒の中間に支持部材を設け、また上下方向に向く両端を上記上側及び下側横棒に交差させて上記両縦棒の内側又は外側に縦添棒を配置すると共に、この縦添棒を上記支持部材に溶接により固定し、上記両縦添棒の各両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けた構成を採用することもある。
さらに、上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記上側横棒の上方で前記上側横棒に並行する左右両添棒の末端から連なる下向きの屈曲棒を上側横棒の中央部分に交差させて、この交差部分を溶接により固着し、また両添棒の上記縦棒に交差して上記側板の方向に突出する先端に上記上側横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記上側横棒と縦棒との交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けた構成や、前記下側横棒の下方で前記下側横棒に並行する左右両添棒の末端から連なる上向きの屈曲棒を下側横棒の中央部分に交差させて、この交差部分を溶接により固着し、また両添棒の縦棒に交差して側板の方向に突出する先端に上記下側横棒との交差部分に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記下側横棒と縦棒との交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けた構成を採用することもある。
以上のように、この発明の法面保護工造成用型枠の配筋する各鉄筋の支持係合当接部や抱き込み部を、横添棒や、へ字状屈曲添棒や縦添棒の両端や添棒の縦棒に交差して側板方向に向く先端に設け、そして横棒の縦棒間の中間支持部材に横添棒の中間を、また横棒の中央部分にへ字状屈曲添棒の中央部分を、さらに横棒の中央にへ字状添棒の中間や、縦棒の支持部材に縦添棒の中間や、横棒に添棒の末端から連なる屈曲棒をそれぞれ溶接により固着してあるので、固着点からの係合当接部や抱き込み部迄の距離を大幅に長くすることができる。
すると、押し込む鉄筋による係合当接部や抱き込み部の押し逃がしに強力な押し込み力を作用させる必要がなく、押し込みを極めてスムーズに行なうことができて、大幅な作業能率の向上をはかることができ、又作業者の手の疲労も軽減することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の第1の実施形態では、図1及び図2に示すAは、法面保護工造成用型枠である。
上記の法面保護工造成用型枠Aは、所定の間隔を存して並列する上下二本の横棒1、1と、この横棒1、1の両端部に上下に向く両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒2、2とで連結枠3を形成し、メラルラスやクランプ金網などの左右一対の側板4、4間に所定の間隔を存して連結枠3を配置して、両側板4、4に両横棒1、1の両端を回動自在に取付けて形成する。
上記側板4に対する横棒1の回動自在な取付けは、例えば(図示の場合)、横棒1の両端に設けた環状部5に側板4を構成する縦線材を貫通させて回動自在に(折り畳むことができるように)してある。
また、両横棒1、1の中間部分には、上側横棒1に対し上方に、下側横棒1に対し下方に突出する支持部材6が設けてある。
上記の支持部材6は、図示の場合上部が上側の横棒1を、下部が下側の横棒1をそれぞれ横切る1本の縦棒を用い、それぞれの交差部分を溶接により固定したが、限定されることなく短かい縦棒や板片を上下の横棒1、1にそれぞれ溶接により取付けて設けてもよい。
さらに、上側横棒1の上方と、下側横棒1の下方とにそれぞれ平行する横添棒7を配置して、交差する支持部材6に対し添棒7を溶接により固定する。
また、両横添棒7、7の縦棒2、2に対し交差して突出する両端部を、横棒1と縦棒2の交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と縦棒2及び横棒1の交差部分との間に配筋する鉄筋aの抱き込み間隔を有する係合当接部8が設けてある(前記係合当接部8による鉄筋aの抱き込みは、押し込んだ鉄筋aが係合当接部8を通過し終ると、鉄筋aの外周面に係合当接部8の突出端が当接して、横棒1と縦棒2との交差部分に納まる鉄筋aの脱出を防止した納まり位置に支持させる)。
なお、連結枠3を形成する横棒1縦棒2や支持部材6及び横添棒7は、溶接により固着するため、金属製の杆材を用いる。
図中9は、溶接による固着部である。
上記のように構成すると、地山Bに法面保護工造成用型枠Aを載置する。
次に地山Bに前もって配置してある二本の鉄筋a及び上側横棒1の両端部に受架させた二本の鉄筋aをそれぞれ横棒1と縦棒2の交差する部分に移動させる。
鉄筋aの移動にともない鉄筋aの外周面に係合当接部8の突出端が当り、この状況下から鉄筋aの押し込み方向の移動を続行すると、横添棒7を図3鎖線位置から実線位置に示すように外方に押し逃がす(横棒1に対し離反するように)。
この押し逃がしによる横添棒7の傾動は、支持部材6と横添棒7との固着部9を支点として行なわれ、固着部9と係合当接部8との間の距離が大きいために弱い力でもスムーズに行なうことになる。
しかして、押し込んだ鉄筋aが係合当接部8に対し通過し終ると、鉄筋aによる係合当接部8の押し逃がしが解除される。
すると、図3実線位置から鎖線位置に横添棒7が復帰し、この復帰によって縦棒2と横棒1との交差部分に押し込んだ鉄筋aの外周面に係合当接部8の突出端が当って、上記交差部から鉄筋aの脱出方向の移動を止めて、図2に示すように配筋した鉄筋aを定位置に支持する。
図中Cはコンクリートやモルタルなどの打設材である。
この発明の第2の実施形態では、図4に示すように第1の実施形態と同様の法面保護工造成用型枠Aの上側横棒1から上方に突出する両縦棒2の上端側と、下側横棒1から下方に突出する両縦棒2の下端側とに上下それぞれに配置するへ字状屈曲添棒11、11の両端部を交差させて、両へ字状屈曲添棒11、11の中間屈曲部分を横棒1の中間部分に交差させる。
そして、横棒1の中間部分に(金属杆材製の)へ字状屈曲添棒11の中間屈曲部分(交差している二箇所の部分)を溶接により固着(固着部9)する。
また、両へ字状屈曲添棒11の両端には、縦棒2と横棒1との交差部分に向け反転して設けた第1の実施形態と同様の係合当接部8が設けてある。
上記の係合当接部8及び法面保護工造成用の型枠Aの構成は、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
上記のように構成すると、第1の実施形態と同様に配筋する鉄筋aを横棒1と縦棒2との交差する部分に押し込むと、第1の実施形態と同様に鉄筋aに係合当接部8が当接してへ字状屈曲添棒11を図4実線位置から鎖線に示すように押し逃がし、鉄筋aの通過終了にともない押し逃がされたへ字状屈曲添棒11が図4実線位置迄復帰する。
この復帰によって鉄筋aの外周面に係合当接部8の突出端が当接して、縦棒2と横棒1との交差部分に鉄筋aを抱き込んで支持する。
勿論、へ字状屈曲添棒11の傾動支点は、溶接による固着部9となり、係合当接部8と固着部9との距離が大きいため、弱い力でも押し逃がしがスムーズになって作業性がよい。
この発明の第3の実施形態では、図5に示すように、第1の実施形態と同様の法面保護工造成用型枠Aの上側横棒1から上方に突出する両縦棒2、2の上部と、下側横棒1から下方に突出する縦棒2、2の下部とにへ字状屈曲添棒21の両端を交差させると共に、このへ字状屈曲添棒21の屈曲部を上側横棒1及び下側横棒1に溶接による固着部9を介し固定する。
また、屈曲添棒21の両端には、横棒1側に向けて屈曲すると共に、鉄筋aの押し込みによって押し戻され、押し込んだ鉄筋aを抱き込む抱き込み部22が設けてある。
上記抱き込み部22は、屈曲突出端と横棒1との間隔が鉄筋aの直径よりも若干小さくなっており、押し込む鉄筋aの外周面と抱き込み部22の突出端との接触によって抱き込み部22を押し逃がし、押し込んだ鉄筋aが通過し終ると、縦棒2と横棒1との交差部に復帰した抱き込み部22による押し込み維持によって支持する。
上記の法面保護工造成用型枠Aは、第1の実施形態と同様につき構成の詳細な説明を省略する。
上記のように、横棒1に対するへ字状屈曲添棒21の固着部9と抱き込み部22との距離が大きいために、第1の実施形態と同様に鉄筋aの押し込みにともなう屈曲添棒21の押し逃がしを極めて弱い力でもスムーズに行なうことができる。
このため、鉄筋aの押し込みを容易に行なうことができて、手の疲労がない。
この発明の第4の実施形態では、図6に示すように、第1の実施形態と同様の法面保護工造成用型枠Aの両縦棒2、2の中間部分には、水平な支持部材6が設けてある。
上記の支持部材6は、図示の場合両縦棒2、2の中間部分に両端部が交差(横切る)するように1本の横棒を用い、それぞれ交差する部分を固着部9としての溶接により固定したが、限定されることなく短かい横棒や板片を縦棒2、2にそれぞれ溶接により取付けて設けてもよい。
また、両横棒1、1に上下方向に向く両端を交差させて、両縦棒2、2の内側又は外側に縦添棒31、31を配置すると共に、交差する支持部材6に縦添棒31をそれぞれ固着部9として溶接により固定する。
なお、図示の場合、縦棒2、2の外側に縦添棒31を配置したが、縦棒2、2の内側に縦添棒31を配置してもよい。
さらに、両縦添棒31、31の両端には、第1の実施形態と同様の係合当接部8が設けてある。
上記法面保護工造成用型枠Aの構成及び係合当接部8は、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
上記のように構成すると、配筋する鉄筋aを上方から係合当接部8と縦棒2の上端との間に、地山Bに前もって並べてある鉄筋aを持ち上げながら係合当接部8を縦棒2の下端との間に押し込みながら、係合当接部8を押し逃がし、押し込んだ鉄筋aが通過し終ると、鉄筋aによる係合当接部8の押し逃がしが解除され、復帰する係合当接部8により鉄筋aを抱き込んで支持する。
この発明の第5の実施形態では、第1の実施形態と同様の法面保護工造成用型枠Aの上側横棒1の上方で、それぞれの先端側が縦棒2、2を横切る添棒41、41の末端部を下方に屈曲させて屈曲棒42を設けると共に、上側横棒1の中間部に屈曲棒42を交差させ、この横棒1と屈曲棒42との交差する部分を溶接による固着部9により固着する。
また、両添棒41、41の先端部を横棒1と縦棒2との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と横棒1と縦棒2との交差部との間に鉄筋aの抱き込み間隔を有する係合当接部8が設けてある。
上記法面保護工造成用型枠Aを形成する連結枠3の構成及び連結枠3の上側横棒1及び下側横棒1に対する側板4の取付けは、第1の実施形態と同様につき、また係合当接部8による鉄筋aの抱き込みは、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
上記のように構成すると、地山Bに法面保護工造成用の型枠Aを載置する。
次に、地山Bに前もって配置してある二本の下部鉄筋aを横棒1と縦棒2との交差部の側板4側下コーナーに引き上げて、針金43により止める。
その後に、上側横棒1の両端側上に配筋した上部鉄筋aを縦棒2の方向にすべり移動させることで、鉄筋aと係合当接部8との当接にともない添棒41を図9鎖線位置から実線位置に屈曲棒42側が支点となって押し逃がされ、鉄筋aが係合当接部8の部分を通過し終ると、添棒41が復元して、横棒1と縦棒2との交差部分に鉄筋aを押し込んで、鉄筋aを抱き込んで保持する。
上記の鉄筋aの抱き込み方法(作用)は、第1の実施形態と同様につき詳細な説明を省略する。
この発明の第6の実施形態では、図10に示すように下側横棒1の下側両端部には、第5の実施形態の上側横棒1の上側両端に設けた当接係合部8を有する添棒41が設けてある(横棒1に対し屈曲棒42を溶接による固着部9を介して)。
すると、上下の鉄筋aを第5の実施形態と同様に縦棒2と横棒1との各交差部に係合当接部8により押し込みながら抱き込む。
上記鉄筋aの抱き込み方法(作用)は、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
すると、上下計四本の鉄筋aの支持作業がスムーズに、かつ迅速に行なうことができる。
第5、6の実施形態の図中Cは、コンクリートやモルタルなどの打設材である。
この発明の第1の実施形態を示す斜視図 同上の正面図 同上の要部を示す拡大正面図 第2の実施形態を示す正面図 第3の実施形態を示す正面図 第4の実施形態を示す正面図 第5の実施形態を示す斜視図 同上の正面図 同上の要部の作用拡大正面図 第6の実施形態を示す正面図
符号の説明
A 法面保護工造成用型枠
a 鉄筋
B 地山
1 横棒
2 縦棒
3 連結枠
4 側板
5 環状部
6 支持部材
7 横添棒
8 係合当接部
9 固着部
11 屈曲添棒
21 屈曲添棒
22 抱き込み部
31 縦添棒
41 添棒
42 屈曲棒

Claims (6)

  1. 上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記両横棒の中間部分に前記上側横棒に対し上方に、下側横棒に対し下方に突出する支持部材を設けて、この両支持部材に上記上側横棒の上側で、上記下側横棒の下側でそれぞれ平行する横添棒を配置すると共に、この横添棒を上記支持部材に溶接により固定し、上記両横添棒の各両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と前記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けたことを特徴とする法面保護工造成用型枠。
  2. 上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、両端部が縦棒の上下上記横棒から上方に突出する部分と下方に突出する部分とに交差するように上下にヘ字状屈曲添棒を配置して、この屈曲添棒の中間屈曲部を上記横棒との交差する部分を溶接により固定し、上記両屈曲添棒の両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けたことを特徴とする法面保護工造成用型枠。
  3. 上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記両横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、両端部が縦棒の上下上記横棒から上方に突出する部分と下方に突出する部分に交差するように上下にヘ字状屈曲添棒を配置して、この屈曲添棒の屈曲部を上記横棒に溶接により固定し、上記両屈曲添棒の両端に鉄筋の押し込みによって押し戻され、押し込んだ鉄筋を抱き込む抱き込み部を上記横棒に向け屈曲して設けたことを特徴とする法面保護工造成用型枠。
  4. 上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連接枠を配置して、上記側板に上記横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記両縦棒の中間に支持部材を設け、また上下方向に向く両端を上記上側及び下側横棒に交差させて上記両縦棒の内側又は外側に縦添棒を配置すると共に、この縦添棒を上記支持部材に溶接により固定し、上記両縦添棒の各両端に上記横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記横棒及び縦棒の交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けたことを特徴とする法面保護工造成用型枠。
  5. 上下二本の横棒と、この両横棒の両端部に上下の両端部を交差すると共に、この交差部分を溶接により固着した左右二本の縦棒とで連結枠を形成し、左右一対の側板間に所定の間隔を存して上記連結枠を配置して、上記側板に上記横棒の各端を回動自在に取付けた法面保護工造成用型枠において、上記上側横棒の上方で前記上側横棒に並行する左右両添棒の末端から連なる下向きの屈曲棒を上側横棒の中央部分に交差させて、この交差部分を溶接により固着し、また両添棒の上記縦棒に交差して上記側板の方向に突出する先端に上記上側横棒と縦棒との交差部に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記上側横棒と縦棒との交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けたことを特徴とする法面保護工造成用型枠。
  6. 前記下側横棒の下方で前記下側横棒に並行する左右両添棒の末端から連なる上向きの屈曲棒を下側横棒の中央部分に交差させて、この交差部分を溶接により固着し、また両添棒の縦棒に交差して側板の方向に突出する先端に上記下側横棒との交差部分に向けて反転屈曲すると共に、反転屈曲の突出端と上記下側横棒と縦棒との交差部分との間に鉄筋の抱き込み間隔を有する係合当接部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の法面保護工造成用型枠。
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