JP3199501B2 - コンクリート構築物に使用する鉄筋金網の配筋方法 - Google Patents

コンクリート構築物に使用する鉄筋金網の配筋方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構築物に
使用する鉄筋金網の配筋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、床等のコンクリート構築物の
内部に使用する鉄筋金網を2段に配筋する方法は、図3
に示すように、まず、型枠70の上にスペーサ71を配
設し、そのスペーサ71の上に下鉄筋金網72を載設す
る。そして、脚の長いスペーサ73を型枠70上に配設
すると共に、該スペーサ73を上鉄筋金網74の下方に
位置するように動かし、その後スペーサ73上に上鉄筋
金網74を配筋して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の床等のコンクリート構築物の内部に使用する鉄筋金
網を配筋する方法は、上鉄筋金網74を下鉄筋金網72
から所定の高さ浮かせて配筋するために、脚が長く重心
の高いスペーサ73を使用しなければならず、上鉄筋金
網74の配筋作業においてスペーサ73が簡単に転倒し
てしまい、配筋に危険を伴うという問題点があった。ま
た、スペーサ73は、上鉄筋金網74の下方に位置する
ように動かしてやらなければならず、作業効率が悪いと
いう問題点もあった。本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、床等のコンクリートの構築物の内部に
使用する鉄筋金網の配筋作業を安全に行うことができ、
更には配筋作業の効率を高めるコンクリート構築物に使
用する鉄筋金網の配筋方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のコンクリート構築物に使用する鉄筋金網の配筋方
法は、所定長の鉄筋の両側を下方に屈曲させた脚部を備
える複数の屈曲筋と、該複数の屈曲筋を所定間隔を設け
て立設し、該複数の屈曲筋の両側の各々の側に位置する
脚部の相互に支持筋を渡して固定した下スペーサを複数
配設し、下鉄筋金網を形成する縦鉄筋または横鉄筋のい
ずれかを前記下スペーサの支持筋に載置して前記下鉄筋
金網を所定高浮かせて配筋する工程と、下部に略水平に
下鉄筋を複数本並設し、該下鉄筋相互の中間上方に上鉄
筋を前記下鉄筋に対して略平行に設け、更には一方及び
他方の前記下鉄筋のそれぞれと前記上鉄筋を連結鉄筋を
介してそれぞれ固定した上スペーサを、前記下スペーサ
の屈曲筋に被設する工程と、前記上スペーサの上鉄筋に
上鉄筋金網を形成する縦鉄筋または横鉄筋のいずれかを
載置して、前記上鉄筋金網を下鉄筋金網から所定高浮か
せて配筋する工程とを有して構成されている。ここに、
前記下鉄筋金網を形成する縦鉄筋または横鉄筋とは、既
に形成された下鉄筋金網の縦鉄筋または横鉄筋の他、下
鉄筋金網を形成するための縦鉄筋または横鉄筋をも含む
ものとする。また、前記上鉄筋金網を形成する縦鉄筋ま
たは横鉄筋についても同様に解釈するものとする。
【0005】
【作用】請求項1記載のコンクリート構築物に使用する
鉄筋金網の配筋方法においては、屈曲させた脚部を備え
る複数の屈曲筋相互を支持筋にて固定した下スペーサを
複数配設し、下鉄筋金網を形成する縦鉄筋または横鉄筋
のいずれかを前記下スペーサの支持筋に載置して前記下
鉄筋金網を所定高浮かせて配筋する。次いで、下鉄筋を
複数本並設し、該下鉄筋相互の中間上方に上鉄筋を設
け、更には一方及び他方の前記下鉄筋のそれぞれと前記
上鉄筋を連結鉄筋を介してそれぞれ固定した上スペーサ
を、前記下スペーサの屈曲筋に被設する。そして、前記
上スペーサの上鉄筋に上鉄筋金網を形成する縦鉄筋また
は横鉄筋のいずれかを載置して前記上鉄筋金網を下鉄筋
金網から所定高浮かせて配筋する。前記上鉄筋金網の配
筋時には、前記上スペーサが前記下スペーサに被設され
ているので、前記下鉄筋金網と上鉄筋金網の網目を重ね
るようにすれば簡単に配筋することができ、作業効率を
向上させることができる。また、上スペーサが前記上鉄
筋金網の荷重により下スペーサに食い込んで転倒するこ
とはなく、作業の安全を確保することができる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係るコンクリー
ト構築物に使用する鉄筋金網の配筋方法の作業工程の説
明図、図2は同コンクリート構築物に使用する鉄筋金網
の配筋状態を示す要部正面図である。図1及び図2に示
すように本発明の一実施例に係るコンクリート構築物に
使用する鉄筋金網の配筋方法は、まず、下スペーサの一
例である山型鉄筋スペーサ10及び上スペーサの一例で
ある波型鉄筋スペーサ11を準備する。ここで、準備す
る山型鉄筋スペーサ10は、鉄筋の両側を下方に屈曲さ
せて対向する脚部12を備える2本の屈曲筋の一例であ
る山型鉄筋13と、2本の直線状の支持筋14からな
る。そして、山型鉄筋13と支持筋14相互の連結は、
山型鉄筋13のそれぞれを所定間隔を備えて立設し、そ
れぞれの側にある脚部12の相互をその中間部に支持筋
14を渡して溶接にて固定したものである。また、波型
鉄筋スペーサ11は、下部に略水平に下鉄筋15を2本
並設し、該下鉄筋15相互の中間上方に1本の上鉄筋1
6を下鉄筋15に対して略平行に設け、更には一方及び
他方の下鉄筋15のそれぞれと上鉄筋16を固定する連
結鉄筋の一例である波状鉄筋17にてそれぞれ連結した
ものである。
【0007】以上のように構成された山型鉄筋スペーサ
10及び波型鉄筋スペーサ11を用いたコンクリート構
築物に使用する鉄筋金網の配筋方法について詳しく説明
する。まず山型鉄筋スペーサ10を床等のコンクリート
構築物の築造に使用する型枠18の上に複数配設する。
次いで、山型鉄筋スペーサ10に下鉄筋金網19を配筋
するが、この下鉄筋金網19は、横鉄筋20と縦鉄筋2
1を交叉させ、その交叉部分を溶接にて固定したもので
ある。もっとも、下鉄筋金網19の交叉部分は針金等で
結束して固定したものや、横鉄筋20と縦鉄筋21を固
定せずに施工時に横鉄筋20に縦鉄筋21を載置して金
網状に形成されるものをも含むものとする。そして、複
数配設された山型鉄筋スペーサ10に下鉄筋金網19を
載置する具体的な方法は、山型鉄筋スペーサ10の支持
筋14の上に横鉄筋20を載置させて下鉄筋金網19を
型枠18から所定高浮かせて配筋する。
【0008】次いで、波型鉄筋スペーサ11を、並設さ
れた下鉄筋15相互の間に山型鉄筋スペーサ10の山型
鉄筋13の上部が位置するように被設する。更に、波型
鉄筋スペーサ11の上鉄筋16に、下部に縦鉄筋21が
上部には横鉄筋20が備えられた上鉄筋金網22の横鉄
筋20を載置し、上鉄筋金網22を下鉄筋金網19から
所定高浮かせて配筋する。前記波型鉄筋スペーサ11
は、その上に載設された上鉄筋金網22の荷重により山
型鉄筋スペーサ10に食い込む。そのために、上鉄筋金
網22の配筋時に波型鉄筋スペーサ11は転倒すること
はなく、作業の安全を確保することができる。また、上
鉄筋金網22の配筋時には、波型鉄筋スペーサ11が山
型鉄筋スペーサ10に被設されているので、下鉄筋金網
19と上鉄筋金網22の網目を重ねるようにすれば簡単
に配筋することができ、作業効率を向上させることがで
きる。なお、上鉄筋金網22の横鉄筋20及び縦鉄筋2
1の交叉部分における連結は支持筋14の場合と同様に
針金等にて結束する場合等をも含むものとする。最後
に、型枠18上にコンクリートを流し込んで床等のコン
クリート構築物を築造する。
【0009】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない限り本発明に含まれる。例えば、本発明の一実施
例に係るコンクリート構築物に使用する鉄筋金網の配筋
方法においては、下スペーサの一例として山型鉄筋13
を備えた山型鉄筋スペーサ10を使用したが、波型鉄筋
スペーサ11を被設することができるような形状であれ
ば良く、山型鉄筋13の替わりに、台形状の鉄筋等を使
用することも可能である。山型鉄筋スペーサ10及び波
型鉄筋スペーサ11の長さは必要長、延長して形成する
ことができ、その高さや大きさについても下鉄筋金網1
9あるいは上鉄筋金網22に使用する鉄筋の太さや網目
の大きさに応じて製造することも可能である。波型鉄筋
スペーサ11は、その上部に上鉄筋16を1本備える
が、複数備えるようにしても良く、また上鉄筋16及び
下鉄筋15を連結する連結鉄筋として波状鉄筋17を使
用せずに他の形状の鉄筋を使用するようにしても良い。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載のコンクリート構築物に使
用する鉄筋金網の配筋方法においては、下鉄筋金網が載
設された下スペーサに上スペーサを被設し、該上スペー
サに上鉄筋金網を載設するので、前記上スペーサは下ス
ペーサに食い込み、上鉄筋金網の配筋時に前記上スペー
サは転倒せず、安全な配筋作業を確保することができ
る。また、前記コンクリート構築物に使用する鉄筋金網
の配筋方法においては、前記上鉄筋金網の配筋時に前記
上スペーサが転倒してその配筋位置がずれることがない
ので、所定の強度を備えたコンクリート構築物を得るこ
とができる。更に、前記上鉄筋金網の配筋時には、前記
上スペーサが前記下スペーサに被設されているので、前
記下鉄筋金網と上鉄筋金網の網目を重ねるようにすれば
簡単に配筋することができ、作業効率を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンクリート構築物に
使用する鉄筋金網の配筋方法の作業工程の説明図であ
る。
【図2】同コンクリート構築物に使用する鉄筋金網の配
筋状態を示す要部正面図である。
【図3】従来のコンクリート構築物に使用する鉄筋金網
の配筋方法の説明図である。
【符号の説明】
10 山型鉄筋スペーサ 11 波型鉄筋スペーサ 12 脚部 13 山型鉄筋 14 支持筋 15 下鉄筋 16 上鉄筋 17 波状鉄筋 18 型枠 19 下鉄筋金網 20 横鉄筋 21 縦鉄筋 22 上鉄筋金網
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−144049(JP,A) 実開 昭52−39619(JP,U) 実開 昭63−91618(JP,U) 実開 平1−150822(JP,U) 実開 昭59−109830(JP,U) 実開 昭58−179359(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 5/18 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長の鉄筋の両側を下方に屈曲させた
    脚部を備える複数の屈曲筋と、該複数の屈曲筋を所定間
    隔を設けて立設し、該複数の屈曲筋の両側の各々の側に
    位置する脚部の相互に支持筋を渡して固定した下スペー
    サを複数配設し、下鉄筋金網を形成する縦鉄筋または横
    鉄筋のいずれかを前記下スペーサの支持筋に載置して前
    記下鉄筋金網を所定高浮かせて配筋する工程と、 下部に略水平に下鉄筋を複数本並設し、該下鉄筋相互の
    中間上方に上鉄筋を前記下鉄筋に対して略平行に設け、
    更には一方及び他方の前記下鉄筋のそれぞれと前記上鉄
    筋を連結鉄筋を介してそれぞれ固定した上スペーサを、
    前記下スペーサの屈曲筋に被設する工程と、 前記上スペーサの上鉄筋に上鉄筋金網を形成する縦鉄筋
    または横鉄筋のいずれかを載置して、前記上鉄筋金網を
    下鉄筋金網から所定高浮かせて配筋する工程とを有する
    ことを特徴とするコンクリート構築物に使用する鉄筋金
    網の配筋方法。
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