JP5159643B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、杭打機や油圧ショベルなどの油圧で作動する建設機械に係り、特に、オイル(作動油)を貯留したオイルタンクを、エンジン室とは別に独立した状態で区画されたオイルタンク室の内部に収容した建設機械におけるオイルタンクの冷却構造に関する。
杭打機や油圧ショベルなどの建設機械では、エンジンにより駆動される油圧ポンプの昇温、油圧シリンダなどに供給するオイルの昇温を抑えるため、エンジンのラジエータ部分にオイルクーラを配置し、エンジンで駆動される冷却ファンによって冷却空気を流通させることにより、ラジエータと共にオイルクーラを冷却するようにしている。
また、エンジン室から区画したポンプ室内に油圧ポンプを収容したものでは、ポンプ室内に貫流ファンを設けて外気を取り込むことにより、ポンプ室内の温度上昇を抑えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−211613号公報
しかし、夏場の外気温が高いときにも十分にオイルを冷却するためには、大型のオイルクーラを設置する必要があり、また、上述の特許文献1のものをオイルタンク室に適用した場合、エンジン室及びオイルタンク室のそれぞれに冷却ファンを設置することからコストが嵩むと共に、オイルタンク室が大きくなり、スペースに制約のある小・中型の建設機械等には適用し難かった。
そこで本発明は、独立したオイルタンク室内に簡単な構造で外気を取り入れてオイルタンクを効果的に冷却することができ、オイルタンク内のオイルの温度が過度に上昇することを防止できる建設機械を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の建設機械は、下部走行体の上部に設けた上部旋回体に、オイルタンクを収容するオイルタンク室を備えた建設機械において、前記オイルタンク室の上部に設けた開口部をダクト部材にて覆い、該ダクト部材に、前記オイルタンク室の内外を連通させる上部空気流路を設けると共に、前記オイルタンク室の下部に前記オイルタンク室の内外を連通させる下部空気流路を設けたことを特徴としている。
また、前記開口部は、前記オイルタンク室の天板に設けられ、前記ダクト部材は、開口部外周の前記天板の上面に取り付けられる取付板と、該取付板の中央に開口して前記開口部に連通する空気流通口と、該空気流通口の上方を覆うと共に側面に側面開口部を備えたトンネル状のカバー部材と、該カバー部材の前記側面開口部と取付板の前記空気流通口との間で前記取付板上面から上方に向かって立ち上がり、前記カバー部材の天板下面との間に空気流路を形成する堰板とを備えていても良く、前記ダクト部材の天板に、前記オイルタンクにオイルを供給するための給油口と、該給油口を開閉可能に塞ぐ給油蓋とを備えることもでき、さらに、前記ダクト部材は、オイルタンク室の前記天板の上面に、前記開口部を開閉可能な状態で取り付けることもできる。
本発明の建設機械によれば、オイルが温度上昇すると、オイルタンク周囲のオイルタンク室内の空気が加熱されて室内を上昇し、上部の上部空気流路から外部に排出されると共に、下部の下部空気流路から外気がオイルタンク室内に流入するので、外気によってオイルタンクを冷却することができ、オイルの温度が過度に上昇することを防止できる。
また、オイルタンク室の上下に上部空気流路と下部空気流路とを設けるだけでよいことから、オイルタンク室が大型化することはなく、冷却ファンなどの機器も不要であり、簡単な構造により低コストで十分なオイル冷却効果を得ることができる。
本発明の第1形態例を示すオイルタンク室の側面図である。 同じくオイルタンク室の平面図である。 同じくオイルタンク室の底面図である。 同じくダクト部材の分解斜視図である。 同じく杭打機の要部側面図である。 同じく杭打機の平面図である。 同じく杭打機の側面図である。 本発明の第2形態例を示す杭打機の側面図である。
図1乃至図7は本発明を杭打機(地盤改良機)に適用した第1形態例を示す図で、図1はオイルタンク室の側面図、図2はオイルタンク室の平面図、図3はオイルタンク室の底面図、図4はダクト部材の分解斜視図、図5は杭打機の要部側面図、図6は杭打機の平面図、図7は杭打機の側面図である。
杭打機10は、クローラ11aを備えた下部走行体11と、該下部走行体11上に旋回可能に設けられた上部旋回体12とを備え、上部旋回体12の前部に、リーダ13を起伏可能に設けている。上部旋回体12は、メインフレーム12a上の右側後方にオイルタンク室14が、右側前方に運転台16がそれぞれ設けられ、左側には、エンジンや油圧ポンプなどを収容したエンジン室15が設けられている。
オイルタンク17を収容するオイルタンク室14は、平面視長方形状の天板14a及び底板14bと、四周壁14cとで形成された箱状のものであって、天板14aには矩形の開口部14dが設けられ、車体外側の壁面には点検扉18が設けられている。また、オイルタンク室14の底板14bの一部には、グレーチングなどの通気性を有するメッシュ状の板材が用いられており、オイルタンク室14の下部でオイルタンク室14の内外を連通させる下部空気流路A1を形成している。
前記開口部14dは、ダクト部材19で覆われている。このダクト部材19は、前記開口部14dよりも大きな取付板19aと、該取付板19aの中央に開口して前記開口部に連通する空気流通口19bと、該空気流通口19bの上方を覆うと共に側面に側面開口部19cを備えた偏平なトンネル状のカバー部材19dと、該カバー部材19dの前記側面開口部19cと前記空気流通口19bとの間で前記取付板19aから上方に向かって立ち上がってから側面開口部19cの方向に傾斜し、傾斜部上端縁と前記カバー部材19dの天板下面との間に空気流路を形成する堰板20とを一体に備えている。取付板19aの外周部には複数のボルト孔19eが設けられ、該ボルト孔19eに挿通したボルト21によって、天板14aの上面にダクト部材19が固定される。さらに、オイルタンク17の給油口17aの上方位置となるカバー部材19dの天板中央部には、前記オイルタンク17にオイルを供給するための給油口19fと、該給油口19fを塞ぐ給油蓋22とが設けられ、給油蓋22は、ヒンジ23を介して給油口19fを開閉可能に形成されている。
前記開口部14d及びダクト部材19は、オイルタンク室14の上部でオイルタンク室14の内外を連通させる上部空気流路A2を構成しており、オイルタンク室14の内部と外気とは、オイルタンク室14の下部では、底板14bの一部に設けた前記下部空気流路A1を介して連通しており、オイルタンク室14の上部では、天板14aの開口部14d、取付板19aの空気流通口19b、堰板20の上方の空気流路及びカバー部材19dの側面開口部19cからなる上部空気流路A2を介して連通した状態に形成されている。
このように形成したオイルタンク室14を備えた杭打機10は、夏場の外気温が高いときに油圧オーガ等のフロント装置を駆動することによってオイルの温度が上昇し、オイルタンク17の外面温度が高くなると、オイルタンク17の周囲のオイルタンク室14内の空気が加熱されて室内を上昇し、開口部14d、空気流通口19b、空気流路及びカバー部材19dからなる前記上部空気流路A2から外部に排出されると共に、下部の下部空気流路A1から外気がオイルタンク室14内に流入するので、オイルタンク室14に熱気が籠もることがなく、外気によってオイルタンク17を冷却することができ、オイルの温度が過度に上昇することを防止できる。
これにより、オイルタンク17の温度上昇を防ぎ、夏場の暑い時期であってもオイルがオーバーヒートすることを防止できる。また、熱気はオイルタンク室14内を上昇することから、前記上部空気流路A2をオイルタンク室14の天板14aに設けることにより、熱気を上部空気流路A2から良好に外部に排出することができる。これにより、オイルクーラの小型化も図れる。また、開口部14dをダクト部材19で覆った状態とし、上部空気流路A2の途中に堰板20を設けているので、オイルタンク室14内に雨水が流入することを防止できる。なお、堰板20の一部を上方に延出してカバー部材19dの下面に接合することにより、堰板20を補強することができる。
特に、スペースに制約のある中型又は小型の杭打機で、ラジエータ用ファンによって空気の流れが得られるエンジン室15とは別の側に独立したオイルタンク室14を配置した建設機械で、前記ラジエータ用ファンによる気流を得られないオイルタンク室14の場合であっても、オイルタンク室14内に外気を効果的に取り入れることができるので、冷却ファンなどの冷却用機器を必要とせず、オイルタンク室14を大型化することもなく、オイルタンク17を良好に冷却することができる。
図8は本発明の第2形態例を示すオイルタンク室の側面図で、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例では、天板14aに形成した開口部14dの開口縁部に上方に立ち上がった突片14eを連続して設けるとともに、ダクト部材19の取付板19aの外縁部に、前記突片14eの外側を囲む状態の覆い片19gを設け、さらに、取付板19aの一側縁をヒンジ24を介して前記天板14aに回動可能に取り付け、取付板19aの他側縁には把手19hを取り付けている。
このように、ダクト部材19を天板14aの上面にヒンジ24を介して取り付け、開口部14dをダクト部材19で開閉可能に覆うことにより、給油口19f及び給油蓋22が不要となり、天板14a部分の構造を簡略化できるとともに、オイルタンク17へのオイルの補給やフィルタの交換なども容易に行うことができる。
尚、本発明は、上述の形態例のように杭打機の適用されるものに限らず、油圧ショベルやブルドーザー等その他の建設機械にも適用することができる。また、オイルタンク室の開口を円形にし、ダクト部材も円筒状に形成しても良く、円筒部に開口部を設けて空気の流路を形成するようにしても良い。さらに、オイルタンクをフレームなどで支持することにより、オイルタンク室の底板を省略することができ、オイルタンク室の底面部全体を下部空気流路とすることもできる。
10…杭打機、11…下部走行体、11a…クローラ、12…上部旋回体、12a…メインフレーム、13…リーダ、14…オイルタンク室、14a…天板、14b…底板、14c…四周壁、14d…開口部、14e…突片、15…エンジン室、16…運転台、17…オイルタンク、17a…給油口、18…点検扉、19…ダクト部材、19a…取付板、19b…空気流通孔、19c…側面開口部、19d…カバー部材、19e…ボルト孔、19f…給油孔、19g…覆い片、19h…把手、20…堰板、21…ボルト、22…給油蓋、23,24…ヒンジ、A1…下部空気流路、A2…上部空気流路

Claims (4)

  1. 下部走行体の上部に設けた上部旋回体に、オイルタンクを収容するオイルタンク室を備えた建設機械において、前記オイルタンク室の上部に設けた開口部をダクト部材にて覆い、該ダクト部材に、前記オイルタンク室の内外を連通させる上部空気流路を設けると共に、前記オイルタンク室の下部に前記オイルタンク室の内外を連通させる下部空気流路を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記開口部は、前記オイルタンク室の天板に設けられ、前記ダクト部材は、開口部外周の前記天板の上面に取り付けられる取付板と、該取付板の中央に開口して前記開口部に連通する空気流通口と、該空気流通口の上方を覆うと共に側面に側面開口部を備えたトンネル状のカバー部材と、該カバー部材の前記側面開口部と取付板の前記空気流通口との間で前記取付板上面から上方に向かって立ち上がり、前記カバー部材の天板下面との間に空気流路を形成する堰板とを備えていることを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 前記ダクト部材の天板に、前記オイルタンクにオイルを供給するための給油口と、該給油口を開閉可能に塞ぐ給油蓋とを備えていることを特徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 前記ダクト部材は、オイルタンク室の前記天板の上面に、前記開口部を開閉可能な状態で取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の建設機械。
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