JP3299138B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3299138B2
JP3299138B2 JP08895097A JP8895097A JP3299138B2 JP 3299138 B2 JP3299138 B2 JP 3299138B2 JP 08895097 A JP08895097 A JP 08895097A JP 8895097 A JP8895097 A JP 8895097A JP 3299138 B2 JP3299138 B2 JP 3299138B2
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一義 増田
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械においては、下部走行
体の上部に、エンジンが搭載される上部旋回体を旋回自
在に設けたものがあり、このような建設機械の上部旋回
体には、運転席部、作業部の他に、エンジン、油圧ポン
プ等の動力装置、燃料タンク、油タンク等のタンク類、
ラジエータ等の冷却装置、バッテリ等の各種部材装置が
それぞれ配設されることになる。そして従来のものは、
例えば図8、9に示すように、上部旋回体1の左側前方
に運転席部7を、後方にエンジン3、油圧ポンプ4等の
動力装置を、右側に燃料タンク18、油タンク19等の
タンク類を、そして、エンジン3の左側にバッテリ2
0、ラジエータ21、オイルクーラ22、ファン23を
配設するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のも
のは、燃料タンク18について、所定の容量を確保する
こともあって上下方向に長い背高状のものに形成してい
た。このため、燃料タンクの上面18aより上方に高く
する必要がある燃料補給口18bは、地上面からかなり
高位置に配され、このことは建設機械が大型化するほど
顕著になって、燃料補給時に、オペレータが地上から直
接補給口18bを操作することができず、機体に乗り上
がる等面倒な補給作業が強いられ作業性の悪いものにな
ってしまうという問題がある。これを解決するには、タ
ンク高さを低いものにして地上からの補給作業ができる
ようにすることが考えられるが、その場合に、タンク容
量を確保すべく扁平状にしたとき、他部材との配設スペ
ースの関係があって単純には扁平状にできず、ここに本
発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、下部走行体の上部に、エンジン
が搭載される上部旋回体を旋回自在に設けてなる建設機
械において、前記上部旋回体に燃料タンクを配するにあ
たり、該燃料タンクを扁平状にして、燃料タンク上面よ
り上方に突出する燃料補給口が燃料タンクを覆うタンク
カバーの上板面より低位になる状態で燃料タンクをタン
クカバー内に収容して、燃料タンク上面とタンクカバー
上板面とのあいだを部材配設用のスペースにするにあた
り、燃料タンクとエンジンルームとのあいだに作動油用
の油タンクを配設し、該油タンクと燃料タンクとのあい
だにファンを備えた冷却装置を配設した建設機械であ
る。そして、このようにすることにより、燃料タンク高
さを低いものにして補給作業が容易になるものでありな
がら、他部材の配設スペースを損なうことがないうえ、
油タンク、燃料タンクの冷却が計れる。 このものにお
いて、本発明のタンクカバーは、エンジンを覆うエンジ
ンフードと略同高さに設定されているものとすることが
できる。 さらにこのものにおいて、本発明の燃料タン
クは、上部旋回体の左右方向一側に配される運転席の後
方に配され、エンジンが収容されるエンジンルームは他
側に配されているものとすることができる。さらにまた
このものにおいて、本発明の燃料タンクの冷却装置側の
側面を、該冷却装置側ほど低位になるテーパ面とするこ
とができ、冷却風の風路を効率良く確保できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図4の図面に基づいて説明する。図面において、1は
油圧ショベルの上部旋回体であって、該上部旋回体1に
は、前方中央部に位置して作業部(バケット作業部)2
が上下揺動自在に設けられていると共に、エンジン3、
油圧ポンプ4等の動力装置、燃料タンク5、油タンク6
等のタンク類、オペレータが搭乗する運転席部7等の各
種部材装置が後述するように配設されている。
【0006】前記上部旋回体1の右側は、前部から後部
に至るあいだで都合三つの第一、第二、第三室R1、R
2、R3が区画形成されている。尚、8は各室を区画す
る区画材である。そして第一室R1にはエアクリーナ9
が収納されていると共にツールボックスが形成されてお
り、第二室(エンジンルーム)R2にはファン10aを
備えたラジエータ10とエンジン3とが収納され、第三
室R3には油圧ポンプ4が収納されている。一方、上部
旋回体1の左側には、前端に運転席7が配設され、その
後方に本発明が実施された燃料タンク5が収納される第
四室R4が形成されている。さらに上部旋回体1の後部
中央部、つまり前記第四室R4と第三室R3とのあいだ
には第五室R5が形成されており、この第五室R5に油
タンク6が配される構成となっている。ここで、各室R
1、R2、R3、R4、R5は、それぞれカバー体C
1、C2、C3、C4、C5が開閉自在に設けられてい
て対応する各室を覆蓋する構成となっているが、本実施
の形態におけるカバー体C1、C2、C3、C4、C5
(ここでC2はエンジンフード、C3はポンプカバー、
C4はタンクカバーに相当する)は、閉鎖状態で上面が
略面一状になる状態に設定されていて、上部旋回体1の
上面が略フラット面となるように構成されている。ま
た、11は燃料タンク5の右側に隣接する状態で第4室
R4に配されたオイルクーラであって、該オイルクーラ
11は、油タンク6側に隣接して配されたファン11a
による燃料タンク5から油タンク6側を向く起風作用に
よって作動油を冷却する設定となっている。また12は
上部旋回体1の後端部に設けられるカウンタウエイトで
あり、13は油タンク6の前方に配される作動バルブで
ある。
【0007】さて、前記第四室R4に収納される燃料タ
ンク5は、上下高さが第四室R4の高さの略半分(この
高さは半分に限定されるものでなく、タンク容量が確保
されるなら例えば1/3の高さとしてもよいことは勿論
である)となって上下高さが低い扁平状に形成され、そ
して燃料タンク上面5aと、第四室R4のカバー体であ
るタンクカバーC4の上板面とのあいだにスペースSが
形成されている。ここで、燃料タンク5は、前述したよ
うに上下高さを低く設定しているが、これを補うため、
前後および左右方向に幅広に形成して底面積が広く確保
されたものとなっており、これによって燃料タンク5の
必要なタンク容量を確保できるように配慮されている。
一方、燃料タンク5は略矩形状をし、その扁平状上面5
aの外側部には、燃料補給用の補給口5bが、閉鎖状態
のタンクカバーC4には覆われる設定で、上方外方(左
方)を向くようにして突出形成されている。そして、燃
料タンク上面5aとタンクカバーC4の上板面とのあい
だの前記スペースSには、バッテリ14、および適宜給
脂部位に自動給脂するためのオートルブリケータ15が
補給口5bを避ける状態で配設されていて、部材配設用
のスペースSとして機能している。
【0008】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、燃料タンク5は運転席7の後部の第四室R4
に収納されることになるが、この場合に、燃料タンク5
は扁平状に幅広く形成されていて底面積を広く確保し
て、上下高さが低いものでも必要なタンク容量を確保で
きるようになっており、このように低いものとすること
で補給口5bの高さを低くでき、この結果、オペレータ
は燃料補給を地上からの作業で行うことも可能になって
補給作業の作業性を改善することができる。しかもこの
ものでは、燃料タンク5を前後左右方向に幅広な扁平状
にして底面積の広いものにしたが、燃料タンク上面5a
のスペースSに必要な部材を配設できることになって、
燃料タンク底面積を広くしたことにより部材の配設スペ
ースSが減少することを回避できる。またこのもので
は、オイルクーラ11用のファン11aは、油タンク6
と燃料タンク5とのあいだに設けられているため、ファ
ン11aにより起風される冷却風によって、オイルクー
ラ11だけでなく、風上側に配設される燃料タンク5や
配設スペースSにあるバッテリ14等の部材、風下側に
配設される油タンク6や作動バルブ13をも冷却するこ
とができる。さらにこのものでは、燃料タンク5が、燃
料補給口5bも含めてタンクカバーC4によって覆蓋さ
れるので、タンクカバーC4を施錠具付きのものにして
おけば、燃料補給口5bを塞ぐキャップに施錠具を設け
る必要がない。
【0009】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、図5〜図7に示す第二の実施の形態の
ようにすることもできる。尚、図中、第一の実施の形態
と共通するもの(同一のもの)については、同一の符号
を付して引出すと共にその詳細については省略する。つ
まりこのものでは、背低扁平状の燃料タンク16は、そ
のオイルクーラ17側の側面が、オイルクーラ17側ほ
ど低位になるテーパ面16cに形成されており、これに
よって、ファン17aにより起風される冷却風路がさら
に良好な状態で確保できるようになり、この結果、オイ
ルクーラ17の下端を、前記第一の実施の形態のものよ
り低位なものにできて冷却面積の拡大が計れるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの全体側面図である。
【図2】上部旋回体の側面図である。
【図3】上部旋回体の平面図である。
【図4】上部旋回体の背面図である。
【図5】第二の実施の形態における上部旋回体の側面図
である。
【図6】第二の実施の形態における上部旋回体の平面図
である。
【図7】第二の実施の形態における上部旋回体の背面図
である。
【図8】従来例における上部旋回体の側面図である。
【図9】従来例に置ける上部旋回体の平面図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体 2 作業部 3 エンジン 4 油圧ポンプ 5 燃料タンク 6 油タンク 7 運転席部 R4 エンジンルーム C4 タンクカバー S スペース

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に、エンジンが搭載さ
    れる上部旋回体を旋回自在に設けてなる建設機械におい
    て、前記上部旋回体に燃料タンクを配するにあたり、該
    燃料タンクを扁平状にして、燃料タンク上面より上方に
    突出する燃料補給口が燃料タンクを覆うタンクカバーの
    上板面より低位になる状態で燃料タンクをタンクカバー
    内に収容して、燃料タンク上面とタンクカバー上板面と
    のあいだを部材配設用のスペースにするにあたり、燃料
    タンクとエンジンルームとのあいだに作動油用の油タン
    クを配設し、該油タンクと燃料タンクとのあいだにファ
    ンを備えた冷却装置を配設した建設機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、タンクカバーは、エ
    ンジンを覆うエンジンフードと略同高さに設定されてい
    る建設機械。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、燃料タンク
    は、上部旋回体の左右方向一側に配される運転席の後方
    に配され、エンジンが収容されるエンジンルームは他側
    に配されている建設機械。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、燃料タ
    ンクの冷却装置側の側面を、該冷却装置側ほど低位にな
    るテーパ面とした建設機械。
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