JP5153970B2 - 挿入機器 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に挿入される細長な挿入部を具備する挿入機器に関する。
近年、被検体内に挿入される挿入部を有する挿入機器、例えば内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。
医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
また、工業用分野において用いられる内視鏡は、内視鏡の細長い挿入部をジェットエンジン内や、工場の配管等の被検体内に挿入することによって、被検体内の被検部位の傷及び腐蝕等の観察や各種処置等の検査を行うことができる。
ここで、内視鏡の挿入部内には、該挿入部の挿入方向の前後に移動自在な線状部材が設けられている。
具体的には、内視鏡の挿入部内に設けられる線状部材としては、挿入部の挿入方向の先端側(以下、単に先端側と称す)に設けられた湾曲部を複数の方向に湾曲させるために牽引弛緩される湾曲ワイヤや、該湾曲ワイヤの外周に被覆されるコイルシースが挙げられる。
さらには、線状部材としては、挿入部における湾曲部よりも挿入方向の後方(以下、単に後方と称す)に位置する可撓管部の硬度を可変するコイルパイプにおいて、該コイルパイプの硬度を可変するために牽引弛緩されるコイルパイプワイヤや、挿入部の湾曲部よりも挿入方向の前方(以下、単に前方と称す)に位置する先端部内の処置具起上台の起上、降下動作のために牽引弛緩される操作ワイヤ等が挙げられる。
また、挿入方向において前後に移動する線状部材の挿入方向における位置を固定する構成として、日本国第特開平9−108176号公報には、上述したコイルパイプワイヤの位置を固定する構成が開示されている。
具体的には、日本国第特開平9−108176号公報では、コイルパイプワイヤの挿入方向の基端(以下、単に基端と称す)に、挿入方向に沿って複数の溝が形成されたラックが設けられており、該ラックに対して、操作ノブと一緒に回動するホール部のピニオンギヤが噛合することにより、操作ノブを一方向に回転させると、ラックの複数の溝に対するピニオンギヤの噛合位置が前方にずれて、即ちラックを後方に移動させてコイルパイプワイヤを牽引する構成において、ラックの溝とピニオンギヤとの噛合を利用してコイルパイプワイヤの弛緩力に抗することにより、操作ノブから手を離しても、ラックの位置、即ち、コイルパイプワイヤの牽引位置を固定することができる固定機構が開示されている。
しかしながら、日本国第特開平9−108176号公報に開示された線状部材の固定機構では、例えば湾曲部を牽引によって湾曲させる湾曲ワイヤや、湾曲ワイヤの外周に被覆された湾曲部の湾曲状態を固定するために用いられるコイルシース等の牽引力の大きな線状部材の固定においては、ピニオンギヤとラックの溝との噛合のみによる固定では、線状部材の弛緩力に抗することが出来ず、ラックの溝に対するピニオンギヤの噛合位置が後方にずれてしまい、線状部材の位置を固定することができないといった問題があった。
このような問題に鑑み、例えば線状部材の挿入方向の基端側(以下、単に基端側と称す)を、2つの摩擦部材によって挟み込むことにより、摩擦力によって線状部材の位置を固定する構成も周知である。
しかしながら、この構成では、線状部材に対する摩擦部材の接触面積が大きい方が固定力が強くなることから、固定力を強くするためには、接触面積が大きな2つの摩擦部材を内視鏡内に設けなければならず、内視鏡が大型化してしまうといった問題があった。
また、摩擦力によって固定する構成では、摩擦部材は摩耗しやすいことから、固定力を維持するためには摩耗した摩擦部材を交換しなければならず煩雑である他、摩擦力による固定では、牽引力の大きな線状部材を確実に固定することが難しいといった問題もあった。
さらに、摩擦力によって固定する構成では、2つの摩擦部材で線状部材を挟む際の操作力量が大きく、また、2つの摩擦部材で線状部材を挟み込んだ後、線状部材を挟んだ2つの摩擦部材の位置を固定する構造が別途必要になるといった問題もあった。
尚、以上の問題は、内視鏡の挿入部内に設けられる線状部材の固定機構に限らず、他の被検体内に挿入される挿入機器における挿入部内に設けられた線状部材の固定機構であっても同様である。
以上から、耐久性に優れるとともに、小さい操作力量かつワンタッチで線状部材の挿入方向における位置を確実に固定できる小型の固定機構が望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、耐久性に優れるとともに、小さい操作力量かつワンタッチで線状部材の挿入方向における位置を確実に固定できる小型の固定機構を具備する挿入機器を提供することを目的とする。
本発明の一態様における挿入機器は、被検体内に挿入される細長な挿入部を具備する挿入機器であって、前記挿入部内に挿通された、前記挿入部の挿入方向の前後に移動自在な線状部材と、前記線状部材の外周において前記挿入方向に沿って数珠状に連なって設けられた、前記線状部材に対して前記挿入方向の前後に移動自在な複数の移動体と、前記線状部材に対して固定された、前記線状部材に対する前記各移動体の移動範囲を制限するとともに、前記線状部材からの前記各移動体の脱落を防止する制限部材と、前記複数の前記移動体から離間する第1の位置と、前記挿入方向において隣り合ういずれか2つの前記移動体間に対して嵌入される第2の位置との間において移動自在であるとともに、前記第2の位置において前記移動体間に嵌入後前記挿入方向の位置が固定される、前記移動体の前記移動範囲に該移動体間に嵌入する部位の径が一致するよう形成された固定ピンと、を具備している。
本実施の形態を示す内視鏡を具備する内視鏡装置の外観を示す斜視図 図1の挿入部の先端側の内部の構成を概略的に示す部分断面図 図2の湾曲部における第1の部位と第2の部位とが接続口金によって接続された変形例を示す部分断面図 図1の操作部の内部の構成を、挿入部の基端側とともに概略的に示す部分断面図 図4中のVで囲った部位を拡大して示す部分断面図 図4の固定ピンを示す図 図4の固定機構を拡大して示す部分斜視図 図7の固定機構を、図7中のVIIIの方向からみた図 図8の移動体の山部の斜面に、固定ピンが当接している状態を拡大して示す図 図4の移動体の山部に当接する固定ピンの分力を概略的に示す図 図4の移動体の山部に、固定ピンが挿入方向に垂直な方向から当接する状態を概略的に示す図 図8の保持部材に設けられたガイド溝により、固定ピンが移動体の山部における後方斜面に滑り込む状態を概略的に示す図 図8の保持部材に設けられたガイド溝により、固定ピンが移動体の山部における前方斜面に滑り込む状態を概略的に示す図 図8の保持部材に設けられたガイド溝の異なる形状を、移動体の一部とともに示す図 図4の外側コイルシース、内側コイルシース及び固定機構の部分斜視図 図15の外側コイルシース及び内側コイルシースに外筒が被覆されている状態を示す部分斜視図 図2の湾曲部において、第2の部位の基端側から湾曲部が湾曲された状態を概略的に示す図 図2の湾曲部において、第1の部位の基端側から湾曲部が湾曲された状態を概略的に示す図 図17の内側コイルシースの基端が固定され、図17の湾曲部の第1の部位が、第2の部位の湾曲方向とは反対側に湾曲された状態を概略的に示す図 操作部内に、湾曲部の第1の部位の形状固定用のレバーと、第2の部位の形状固定用のレバーを2つ設けた変形例を示す内視鏡の図 移動体の形状と固定ピンの形状を図4とは異ならせた変形例を示す固定機構の図 図21の移動体を拡大して示す斜視図 図4の移動体を、球状に形成した変形例を示す図 図4の移動体を、挿入方向に直交する方向に平面を有する形状に形成した変形例を示す図 図4の移動体を、両凸レンズ状に形成した変形例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、それぞれの部材の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下、挿入機器は、内視鏡を例に挙げて説明する。
図1は、本実施の形態を示す内視鏡を具備する内視鏡装置の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、挿入機器である内視鏡2と周辺装置100とにより主要部が構成されている。内視鏡2は、操作部3と、被検体内に挿入される挿入部4と、ユニバーサルコード5と、コネクタ19とから主要部が構成されている。
周辺装置100は、架台26に配置された、光源装置21と、ビデオプロセッサ22と、接続ケーブル23と、キーボード24と、モニタ25とから主要部が構成されている。また、このような構成を有する内視鏡2と周辺装置100とは、コネクタ19により互いに接続されている。
内視鏡2の操作部3に、湾曲操作ノブ9と、送気送水操作釦16と、吸引操作釦17と、処置具挿入口18と、後述する固定用レバー80とが設けられている。
内視鏡2の挿入部4は、先端部6と湾曲部7と可撓管部8とにより構成されており、挿入方向Sに沿って細長に形成されている。
湾曲部7は、操作部3に設けられた湾曲操作ノブ9により湾曲操作されるものであり、湾曲操作ノブ9の湾曲操作による、挿入部4内に挿通された後述する4本のワイヤ30u、30d、30r、30l(図15参照)の牽引弛緩に伴い、例えば上下左右の4方向に湾曲自在となるよう、挿入部4の先端側において、先端部6と可撓管部8との間に設けられている。
尚、湾曲部7は、4本のワイヤに限らず、例えばモータ等により移動するロッド等によって湾曲自在な構成であっても構わない。
先端部6の先端側の先端面に、先端部6内に設けられた図示しない撮像ユニットにおける対物レンズ11aが設けられているととともに、被検体内の被検部位に向けて流体を供給する図示しないチャネルの先端開口12と、被検体内を照明する用の照明窓13と、図示しない処置具挿通チャネルの先端開口14とが設けられている。
先端開口12からは、操作部3の送気送水操作釦16の釦操作により、気体と液体とが選択的に噴出される。先端開口14からは、操作部3の吸引操作釦17の釦操作により、処置具挿通チャネルを介して、体腔内の粘液等が選択的に回収される他、処置具挿入口18から挿入された各種処置具が、被検部位に向けて突出される。
内視鏡2のユニバーサルコード5の先端に、コネクタ19が設けられ、このコネクタ19は、周辺装置100の光源装置21に接続されている。コネクタ19には、図示しない各種口金や、各種電気接点が設けられているとともに、ビデオプロセッサ22が、接続ケーブル23を介して電気的に接続されている。
次に、操作部3、挿入部4内の構成について、図2〜図16を用いて説明する。図2は、図1の挿入部の先端側の内部の構成を概略的に示す部分断面図、図3は、図2の湾曲部における第1の部位と第2の部位とが接続口金によって接続された変形例を示す部分断面図である。
また、図4は、図1の操作部の内部の構成を、挿入部の基端側とともに概略的に示す部分断面図、図5は、図4中のVで囲った部位を拡大して示す部分断面図、図6は、図4の固定ピンを示す図である。
さらに、図7は、図4の固定機構を拡大して示す部分斜視図、図8は、図7の固定機構を、図7中のVIIIの方向からみた図、図9は、図8の移動体の山部の斜面に、固定ピンが当接している状態を拡大して示す図である。
また、図10は、図4の移動体の山部に当接する固定ピンの分力を概略的に示す図、図11は、図4の移動体の山部に、固定ピンが挿入方向に垂直な方向から当接する状態を概略的に示す図である。
さらに、図12は、図8の保持部材に設けられたガイド溝により、固定ピンが移動体の山部における後方斜面に滑り込む状態を概略的に示す図、図13は、図8の保持部材に設けられたガイド溝により、固定ピンが移動体の山部における前方斜面に滑り込む状態を概略的に示す図、図14は、図8の保持部材に設けられたガイド溝の異なる形状を、移動体の一部とともに示す図である。
また、図15は、図4の外側コイルシース、内側コイルシース及び固定機構の部分斜視図、図16は、図15の外側コイルシース及び内側コイルシースに外筒が被覆されている状態を示す部分斜視図である。
図2に示すように、湾曲部7の内部には、複数の湾曲駒7kが挿入方向Sに沿って連結されて設けられている。また、複数の湾曲駒7kの外周に、ブレード7hが被覆されており、該ブレード7hの外周に、湾曲ゴム7gが被覆されている。
尚、以下、湾曲部7の内、挿入方向Sの前半部に位置する部位を第1の部位7aと称し、挿入方向Sの後半部に位置する部位を第2の部位7bと称す。
また、図3に示すように、湾曲部7は、第1の部位7aと第2の部位7bとが、接続口金7mによって挿入方向Sに沿って連結された構成を有していても構わない。
具体的には、第1の部位7aにおいて最も基端側に位置する湾曲駒7kと、第2の部位7bにおいて最も先端側に位置する湾曲駒7kとが、外径が各湾曲駒7kの内径よりも小さい接続口金7mの外周に嵌合されることにより、第1の部位7aと第2の部位7bとが、接続口金7mを介して接続された構成を湾曲部7は有していても構わない。
尚、第1の部位7aの最も基端側に位置する湾曲駒7kと、第2の部位7bの最も先端側に位置する湾曲駒7kとには、それぞれ図示しない穴が形成されており、各駒7kは、該穴を介して接続口金7mに設けられた図示しないネジ穴に、図示しないビス等を介して締結されている。
図2に戻って、第1の部位7aに位置する複数の湾曲駒7kに、操作部3、挿入部4内に挿通された、例えば4本のワイヤ30u、30d、30r、30l(図15参照)を保持するワイヤガイド7uがそれぞれ設けられている。
また、各ワイヤ30u、30d、30r、30lの先端は、複数の湾曲駒7kの内、挿入方向Sの最も先端側に位置する湾曲駒7kに対し、それぞれ湾曲部7の円周方向において、互いに例えば90°ずれた位置に固定されている。
さらに、上下湾曲用の2本のワイヤ30u、30dの各基端は、図示しないチェーンを介して、図4に示すように、湾曲操作ノブ9に連結されたスプロケット9sに巻回され、左右湾曲用の2本のワイヤ30r、30lの各基端は、湾曲操作ノブ9に連結されたスプロケット9sとは別の図示しないスプロケットに、別の図示しないチェーンを介して巻回されている。
また、図2に示すように、第2の部位7bにおいて、複数の湾曲駒7kの内、最も基端側に位置する湾曲駒7kには、連結部材33の先端側が固定されており、連結部材33の基端側の外周には、可撓管部8を構成するブレード8hの先端側が固定されている。尚ブレード8hの外周には、外皮チューブ8gが被覆されている。
図2、図4に示すように、操作部3、挿入部4内に挿通された4本の各ワイヤ30u、30d、30r、30lの外周には、例えば柔軟なコイルパイプから構成された線状部材である内側コイルシース40u、40d、40r、40l(図7参照)がそれぞれ被覆されている。
即ち、操作部3、挿入部4内においては、内側コイルシース40u、40d、40r、40lは、挿入部4の円周方向において、互いに例えば90°ずれた位置に4本挿通されている。
尚、各内側コイルシース40u、40d、40r、40l内において挿通されている各ワイヤ30u、30d、30r、30lは、挿入方向Sに対して進退自在となっている。
また、内側コイルシース40u、40d、40r、40lが柔軟なコイルパイプから構成されているのは、通常の金属製の硬質なパイプをワイヤ30u、30d、30r、30lの外周に被覆してしまうと、湾曲部7が湾曲しなくなってしまうばかりか、可撓管部8の可撓性が低下してしまうためである。
よって、内側コイルシース40u、40d、40r、40lは、湾曲部7の湾曲性及び可撓管部8の可撓性を低下させないものであって、湾曲部7の湾曲の際、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの延在方向に沿ってそれぞれ働く圧縮力に抗することができるものであれば、内側コイルシース40u、40d、40r、40lを構成する部材は、コイルパイプに限定されない。
また、図2に示すように、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各先端40us、40ds、40rs、40ls(40ds、40rs、40lsは図示されず)は、湾曲部7の挿入方向Sにおける中途位置、例えば、第2の部位7bの先端位置において、湾曲駒7hに対して、例えばロウ付けにより固定されている。
尚、上述した図3に示す構成においては、4本の内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各先端40us、40ds、40rs、40lsは、接続口金7mに対して、例えばロウ付け等で固定されている。
尚、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各基端40uk、40dk、40rk、40lk(図8参照、但し、40rk、40lkは図示されず)は、操作部3内に設けられた固定機構200により、固定状態と非固定状態とが切り換え可能となるよう構成されている。尚、固定機構200の説明は、後述する。
さらに、図2、図4に示すように、可撓管部8内に位置する4本の内側コイルシース40u、40d、40r、40lの外周には、例えば柔軟なコイルパイプから構成された外側コイルシース50u、50d、50r、50l(図15参照)がそれぞれ被覆されている。
尚、各外側コイルシース50u、50d、50r、50l内において挿通されている各内側コイルシース40u、40d、40r、40lは、各基端40uk、40dk、40rk、40lkが固定されていない状態においては、挿入方向Sに対して進退自在となっている。
また、各基端40uk、40dk、40rk、40lkは、非固定状態においては、内部に挿通された各ワイヤ30u、30d、30r、30lの挿入方向Sの前後の動きに追従して、挿入方向Sの前後に移動自在となっている。
尚、外側コイルシース50u、50d、50r、50lは、4本、全ての内側コイルシース40u、40d、40r、40lの外周にそれぞれ被覆されていなくても良く、例えば湾曲部7をUP方向に湾曲させるワイヤ30uの外周に被覆された内側コイルシース40uの外周のみに外側コイルシース50uが被覆されていても構わない。
また、外側コイルシース50u、50d、50r、50lが柔軟なコイルパイプから構成されているのは、通常の金属製の硬質なパイプを内側コイルシース40u、40d、40r、40lの外周に被覆してしまうと、可撓管部8の可撓性が低下してしまうためである。
よって、外側コイルシース50u、50d、50r、50lは、可撓管部8の可撓性を低下させないものであって、湾曲部7の湾曲の際、外側コイルシース50u、50d、50r、50lの延在方向にそれぞれ働く圧縮力に抗することができるものであれば、外側コイルシース50u、50d、50r、50lを構成する部材は、コイルパイプに限定されない。例えば、圧縮方向には強く湾曲可能な合成樹脂製のパイプ、または複数のミゾや穴を形成した金属パイプなどでも良い。
また、図2に示すように、外側コイルシース50u、50d、50r、50lの先端50us、50ds、50rs、50ls(先端50ds、50rs、50lsは図示されず)は、可撓管部8の先端、具体的には、連結部材33の基端側に対して、例えばロウ付けによって固定されている。
また、基端50uk、50dk、50rk、50lkは、可撓管部8よりも挿入方向Sの後方、具体的には、図4、図15、図16に示すように、操作部3内に設けられた外筒170(図16参照)に対し挿入方向Sの前後に移動自在に固定された固定部材61に対して、例えば嵌合により固定されている。
尚、図15、図16に示すように、操作部3における把持部を挿入方向Sに短くする目的により、固定部材61は外筒170に対して、固定部材109によって固定された処置具挿入口18よりも前方に設けられていることが好ましい。
また、図16に示すように、外筒170に挿入方向Sに沿った長孔105が4つ設けられていることにより、該長孔105を用いて、固定部材61を挿入方向Sの前後に移動させることができるようになっている。
このことにより、各外側コイルシース50u、50d、50r、50lの基端50uk、50dk、50rk、50lkの位置を、長孔105を介して挿入方向の前後に移動させることができることから、外側コイルシース50u、50d、50r、50lの張りが調整可能となっている。
また、図16に示すように、外筒170の基端には、該外筒170に、内側コイルシース40u、40d、40r、40lが接触してしまうのを防止する挿入方向に沿った切り欠き106が形成されている。
さらには、図15に示すように、処置具挿入口18が固定された固定部材109にも、該固定部材109に内側コイルシース40u、40d、40r、40lが接触してしまうのを防止するガイドパイプ107が設けられている。
尚、切り欠き106や、ガイドパイプ107は、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各基端40uk、40dk、40rk、40lkが固定されていない状態において、内側コイルシース40u、40d、40r、40lが、外筒170や固定部材109に引っ掛かることにより、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの挿入方向Sにおける移動を妨げることを防止し、湾曲部7の第2の部位7bの後述する図19に示す湾曲形状が固定できなくなってしまうことを防ぐ他、外筒170や固定部材109に接触する内側コイルシース40u、40d、40r、40lの損傷を防ぐものである。
よって、ガイドパイプ107は、固定部材109に限らず、挿入部4及び操作部3内における内側コイルシース40u、40d、40r、40lが接触しそうな他の部材に設けられていても構わない。
外側コイルシース50u、50d、50r、50lは、各先端50us、50ds、50rs、50ls及び各基端50uk、50dk、50rk、50lkが固定された状態において、可撓管部8内に挿通されていることにより、ワイヤ30u、30d、30r、30lのいずれかが牽引されて湾曲部7を上下左右のいずれかの方向に湾曲させる際、外側コイルシース50u、50d、50r、50lが該外側コイルシース50u、50d、50r、50lの延在方向に沿って可撓管部8に働く圧縮力に抗する。このことから、可撓性を有する可撓管部8までもが、湾曲部7とともに湾曲してしまうことが防止されている。
尚、内側コイルシース40u、40d、40r、40lは、各先端40us、40ds、40rs、40lsが第2の部位7bの先端に固定され、外側コイルシースの各先端50us、50ds、50rs、50ls及び各基端50uk、50dk、50rk、50lkが固定された状態において、各基端40uk、40dk、40rk、40lkが、外側コイルシース50u、50d、50r、50lの基端50uk、50dk、50rk、50lkよりも先端側に引き込まれない長さに、挿入方向Sに沿って形成されている。
また、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各基端側は、図15、図16に示すように、内側コイルシースガイド103を介して、固定機構200の後述する保持部材70に形成された後述する第3の溝73u、73d、73r、73l(図7参照)内に挿通されている。
尚、内側コイルシースガイド103は、上述したガイドパイプ107や切り欠き106とともに、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各基端側が、第3の溝73u、73d、73r、73lに真っ直ぐ挿通されることをガイドする機能を有している。
図4、図7に示すように、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの各基端40uk、40dk、40rk、40lkに、制限部材である止め部材62u、62d、62r、62lがそれぞれ固定されており、該止め部材62u、62d、62r、62l(止め部材62lは図示されず)から後方に、ワイヤ30u、30d、30r、30lの外周を被覆するパイプ部材75u、75d、75r、75l(パイプ部材75rは図示されず)がそれぞれ延出されている。
パイプ部材75u、75d、75r、75lの外周には、それぞれ複数の移動体78u、78d、78r、78l(移動体78rは図示されず)が挿入方向Sに沿って数珠状に連なって設けられている。
具体的には、パイプ部材75uの外周には、移動体78ua〜78uhまでの、例えば7つの移動体が、挿入方向Sに沿って数珠状に連なって設けられており、パイプ部材75dの外周には、移動体78da〜78dhまでの、例えば7つの移動体が、挿入方向Sに沿って数珠状に連なって設けられており、パイプ部材75rの外周には、移動体78ra〜78rhまでの、例えば7つの移動体が、挿入方向Sに沿って数珠状に連なって設けられており、パイプ部材75lの外周には、移動体78la〜78lh、までの、例えば7つの移動体が、挿入方向Sに沿って数珠状に連なって設けられている。
尚、移動体78uh、78dh、78rh、78lhは、それぞれパイプ部材75u、75d、75r、75lの延出端付近に固定されていることから、制限部材を構成している。即ち、移動体78uh、78dh、78rh、78lhは、挿入方向Sの前後に移動することがない。よって、移動体78u、78d、78r、78lにおいて、それぞれ、実際に移動する移動体は、6個ずつとなっている。
移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgは、それぞれパイプ部材75u、75d、75r、75lの外周に対して周方向C2に回動自在になっているとともに、止め部材62u、62d、62r、62lと移動体78uh、78dh、78rh、78lhとの間において、挿入方向Sの前後に、図7に示すように移動範囲Mだけ移動自在となっている。
尚、移動体78u、78d、78r、78lが周方向C2に回動自在となっているのは、移動体78u、78d、78r、78lにおいて挿入方向Sに隣りあう移動体間に、後述する固定ピン77x、77yを嵌入させやすくするためである。
また、移動体78u、78d、78r、78lがパイプ部材75u、75d、75r、75lの外周に設けられているのは、即ち、ワイヤ30u、30d、30r、30lの外周に直接設けられていないのは、ワイヤの外周に直接設けられていると、移動体78u、78d、78r、78lにおいて挿入方向Sに隣りあう移動体間に、後述する固定ピン77x、77yが嵌入した際、固定ピン77x、77yによってワイヤに力が加わり湾曲できなくなるのを防止するためである。
よって、止め部材62u、62d、62r、62lと移動体78uh、78dh、78rh、78lhは、パイプ部材75u、75d、75r、75lに対する各移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgの移動を制限するとともに、パイプ部材75u、75d、75r、75lから各移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgの脱落を防止する機能を有している。
移動体78ua〜78uh、78da〜78dh、78ra〜78rh、78la〜78lhは、周方向C2に沿った側面に山部78m(図9参照)が形成された形状、例えば図8に示すように、そろばん玉形状、具体的には、図8に示すように、同形状を有する台形回転体の各底面を貼り合わせた形状に形成されている。
よって、移動体78u、78d、78r、78lにおける隣り合う各移動体間には、挿入方向Sに沿って山部78mの斜面78ms、78mk(図9参照)により、谷部78t(図8参照)が形成されている。
次に、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側の固定機構200の構成について説明する。
図4に示すように、固定機構200は、操作部3内に設けられており、図15に示すように箱状を有する、後述する移動部材74、固定ピン77x、77yを保持する保持部材70を有している。
保持部材70には、図5に示すように、挿入方向Sに沿って、移動部材74が、後述する第3の位置から後述する第4の位置まで挿入方向Sの前後に移動自在となるよう嵌入されるとともに、後述する第1の位置において固定ピン77x、77yの一部が嵌入される第1の溝71が形成されている。
尚、移動部材74の第3の位置とは、図4に示すように、固定ピン77x、77yが移動部材74の後述する第1の部位74aの側面に当接する位置であり、第4の位置とは、図8に示すように、固定ピン77x、77yが移動部材74の後述する第3の部位74cの側面に当接する位置のことである。
また、固定ピン77x、77yの第1の位置とは、固定ピン77x、77yが、移動体78u、78d、78r、78lから離間して、一部が第1の溝71に嵌入され、移動部材74の第1の部位74aの側面に当接する位置のことである。
また、保持部材70には、挿入方向Sとは異なる方向、具体的には、図5に示すように、挿入方向Sに対して設定角度θを有する第2の溝72u、72d、72r、72l(第2の溝72r、72lは図示されず)が形成されている。
尚、第2の溝72u、72d、72r、72lは、各入口72ui、72di、72ri、72li(入口72ri、72liは図示されず)が第1の溝71に連通するよう形成されているとともに、固定ピン77x、77yの一部が第1の位置において嵌入する溝となっている。
さらに、保持部材70には、挿入方向Sに沿って、保持部材70の先端から基端まで貫通する第3の溝73u、73d、73r、73l(図7参照)がそれぞれ形成されている。
第3の溝73u、73d、73r、73lは、第2の溝72u、72d、72r、72lの各出口72ue、72de、72re、72le(出口72re、72leは図示されず)がそれぞれ連通するよう形成されている。
第3の溝73uは、それぞれ内側コイルシース40u、止め部材62u、パイプ部材75u、移動体78uが挿入方向Sの前後に移動自在に嵌入されるとともに、後述する第2の位置において、出口72ueから飛び出した固定ピン77xの一部が嵌入される溝となっている。
また、第3の溝73dは、それぞれ内側コイルシース40d、止め部材62d、パイプ部材75d、移動体78dが挿入方向Sの前後に移動自在に嵌入されるとともに、後述する第2の位置において、出口72deから飛び出した固定ピン77yの一部が嵌入される溝となっている。
さらに、第3の溝73rは、それぞれ内側コイルシース40r、止め部材62r、パイプ部材75r、移動体78rが挿入方向Sの前後に移動自在に嵌入されるとともに、後述する第2の位置において、出口72reから飛び出した固定ピン77xの一部が嵌入される溝となっている。
また、第3の溝73lは、それぞれ内側コイルシース40l、止め部材62l、パイプ部材75l、移動体78lが挿入方向Sの前後に移動自在に嵌入されるとともに、後述する第2の位置において、出口72leから飛び出した固定ピン77yの一部が嵌入される溝となっている。
尚、固定ピン77xの第2の位置とは、固定ピン77xが、移動体78u、78rにおいて挿入方向Sに隣りあう移動体間に、一部が第3の溝73u、73rにおいて嵌入される位置のことである。
また、固定ピン77yの第2の位置とは、固定ピン77yが、移動体78d、78lにおいて挿入方向に隣りあう移動体間に、一部が第3の溝73d、73lにおいて嵌入される位置のことである。
移動部材74は、第1の溝71内において、移動機構により、挿入方向Sの後方に移動することにより、第3の位置から第4の位置へと移動することによって、固定ピン77x、77yを、第1の位置から第2の位置まで移動させるものである。
移動機構は、図4に示すように、上述した図1に示した固定用レバー80と、リンク部材85とにより主要部が構成されている。また、移動機構は、固定用レバー80が一方向F1に回転されると、リンク部材85により、移動部材74を牽引して、第1の溝71内において、移動部材74を、第3の位置から第4の位置へと移動させるものである。
また、固定用レバー80は、他方向F2に回転されると、リンク部材85により、移動部材74を前方に押圧して、第1の溝71内において、移動部材74を、第4の位置から第3の位置へと移動させるものである。
移動部材74は、図5に示すように、第1の径d1を有する第1の部位74aと、第1の径d1よりも大きな第2の径d2を有する第2の部位74cと、第1の部位74aと第2の部位74cとを挿入方向Sに沿って連結する第3の部位74bとを有する楔形状を有している。
よって、移動部材74は、第1の溝71内を、移動機構によって第3の位置から第4の位置まで移動することに伴い、第1の溝71内において、図示しない戻り部材によって第1の位置において第1の部位74aの側面に押圧されて当接する固定ピン77x、77yを、第3の部位74bの側面に形成された斜面74bsを介して第2の部位74cの側面まで、移動部材74の挿入方向Sに沿った側面に沿って摺動移動させる。即ち、移動部材74は、固定ピン77x、77yを、挿入方向Sに垂直な方向Iに拡径移動させる。
尚、戻り部材は、移動部材74が第3の位置に移動している際、固定ピン77x、77yを、第1の位置へと移動させるものである。即ち、戻り部材により、固定ピン77x、77yは、移動部材74が第4の位置から第3の位置に移動した際は、第2の位置から第1の位置へと移動する。
移動部材74は、固定ピン77xを、戻り部材の動作に抗して、第1の溝71から第2の溝72u、72rを介して第3の溝73u、73rに移動させ、第1の位置から第2の位置へと移動させる。さらに、移動部材74は、固定ピン77yを、戻り部材の動作に抗して、第1の溝71から第2の溝72d、72lを介して第3の溝73d、73lに移動させ、第1の位置から第2の位置へと移動させる。このことにより、移動部材74は、第2の溝72u、72d、72r、72lの各出口72ue、72de、72re、72leから、第3の溝73u、73d、73r、73lに一部が飛び出した固定ピン77x、77yの一部を、移動体78u、78d、78r、78lにおいて、上述したように、挿入方向Sに隣りあう移動体間の谷部78tに嵌入させる部材となっている。
また、図8に示すように、挿入方向S及び方向Iに直交する方向J(図8参照)において、保持部材70の第3の溝73u、73dが形成されている側の面に設けられているカバー部材70qに、固定ピン77x、77yの第1の位置から第2の位置への移動をガイドするガイド溝76vが形成されている。尚、ガイド溝76vは、カバー部材70qに限らず、保持部材70の第3の溝73u、73dが形成されている側の面に直接形成されていても構わない。
また、図15に示すように、方向Jにおいて、保持部材70の第3の溝73r、73lが形成されている側の面70tに、固定ピン77x、77yの第1の位置から第2の位置への移動をガイドするガイド溝76wが形成されている。
ガイド溝76v、76wは、図8、図15に示すように平面視した形状が、略V字状を有しており、図12、図13に示すように、挿入方向Sに対して、上述した設定角度θを有するとともに、第2の溝72u、72d、72r、72lに重畳する位置に、第2の溝72u、72d、72r、72lに沿ってV字状に延出されて形成された第1の部位76va、76wa(第1の部位76waは図示されず)と、第1の部位76va、76waの延出端から後方に延出された第2の部位76vb、76wb(第2の部位76waは図示されず)とから構成されている。尚、第2の部位76vb、76wbは、第1の部位76va、76waよりも幅広な溝に形成されている。
また、ガイド溝76v、76wの第1の部位76va、76waと、上述した第2の溝72u、72d、72r、72lの設定角度θは、図9に示すように、固定ピン77x、77yが移動体78の山部78mの斜面78msに垂直に当接する角度に設定されていることが好ましい。
これは、図10に示すように、ガイド溝76v、76wの第1の部位76va、76wa、第2の溝72u、72d、72r、72lが設定角度θに形成されていると、移動体に対して、固定ピン77x、77yが斜めに当接することから、例えば固定ピン77xが第2の位置において、移動体78ddに対して設定角度θを有して斜めに力P1で当接した際、力P1から、移動体78ddを後方に移動させる分力P2が発生するため、移動体78ddを押しのけて移動させやすくなるためである。
よって、図11に示すように、仮にガイド溝76v、76wの第1の部位76va、76waと、第2の溝72u、72d、72r、72lとが挿入方向Sに対して垂直方向Iに形成されていると、例えば移動体78ddの山部78mの頂部に固定ピン77xが垂直に当接してしまい、固定ピン77xの移動力が移動体78ddに吸収され、移動体78ddを挿入方向Sに動かす力に変え難い。さらには、移動部材74の第3の位置から第4の位置への移動に伴い、第2の溝72u、72d、72r、72l内を移動する固定ピン77x、77yが、第2の溝72u、72d、72r、72lの前方壁面に押し付けられてしまい、固定ピン77x、77yのスムーズな移動を妨げてしまう。
このことから、ガイド溝76v、76wの第1の部位76va、76wa、第2の溝72u、72d、72r、72lは、設定角度θを有して形成されているのである。
また、ガイド溝76v、76wに第2の部位76vb、76wbが形成されているのは、図14に示すように、ガイド溝76v’、76w’が第1の部位76v’a、76w’aのみから形成されていると、固定ピン77x、77yを第2の位置までガイドした際、移動体78の山部78mの頂部に接触する固定ピン77x、77yが、前方側の斜面78ms側に落ちるか、後方側の斜面78mk側に落ちるか迷い、固定ピン77x、77yのスムーズな移動を妨げるためである。
即ち、第2の部位76vb、76wbが形成されておれば、図12に示すように、第2の位置において、例えば固定ピン77xが、例えば移動体78dにおいて移動体78ddの山部78mの頂部にぶつかった際、移動体78deの前方斜面78ms側の谷部78tに落ち込みやすくなるばかりか、図13に示すように、移動体78dcの後方斜面78mk側の谷部78tに落ち込みやすくなることから、固定ピン77xの移動がスムーズになる。尚、このことは、固定ピン77yであっても同様である。
固定ピン77x、77yは、円柱状を有するとともに、保持部材70によって第1の位置と第2の位置との間において移動自在に保持されたものであり、方向Iにおいて、第1の溝73uと第1の溝73dとの間、第1の溝73rと第1の溝73rとの間に位置している。
また、固定ピン77x、77yは、図6に示すように、円柱状の軸体77aと、該軸体77aの外周に、周方向C1に沿って回動自在となるよう設けられたリング状の回動体77bとにより主要部が構成されている。
回動体77bは、回動に伴い、移動体78u、78d、78r、78lにおいて挿入方向Sに隣りあう移動体間の谷部78tに、固定ピン77x、77yを嵌入させやすくするものである。これは、回動体77bは、回動により、接触する移動体78への摺動抵抗が低くなるためである。
また、固定ピン77xは、図8に示すように、方向Jにおける各一端及び各他端が、例えばEリング88u、88rによって係止されていることにより、回動体77bの抜けが防止されている他、Eリング88u、88rを外すのみにより、回動体77bを容易に交換できるように構成されている。
また、固定ピン77yは、図8に示すように、方向Jにおける各一端及び各他端が、例えばEリング88d、88lによって係止されていることにより、回動体77bの抜けが防止されている他、Eリング88d、88lを外すのみにより、回動体77bを容易に交換できるように構成されている。
固定ピン77xは、移動部材74が第3の位置から第4の位置まで移動された際、ガイド溝76v、76wにガイドされ、第1の溝71から第2の溝72u、72rを介して、第3の溝73u、73rまで移動し、一部が、第2の位置において、図8に示すように、移動体78u、78rにおいて、挿入方向Sに隣りあういずれか2つの移動体間の谷部78tに嵌入される。
固定ピン77yは、移動部材74が第3の位置から第4の位置まで移動された際、ガイド溝76v、76wにガイドされ、第1の溝71から第2の溝72d、72lを介して、第3の溝73d、73lまで移動し、一部が、第2の位置において、図8に示すように、移動体78d、78lにおいて挿入方向Sに隣りあういずれか2つの移動体間の谷部78tに嵌入される。
例えば、図8に示すように、移動体78uにおいて、固定ピン77xの一部は、移動体78ucと移動体78udとの間に、例えば移動体78udの山部78mの前方斜面78msに当接することにより、移動体78udを後方に押しのけて動かすことによって形成した谷部78tに嵌入される。この際、固定ピン77xの一部は、図示しないが、移動体78rの所定の移動体間の谷部78tに同様に嵌入される。
また、固定ピン77yの一部は、移動体78daと移動体78dbとの間に、例えば移動体78dbの山部78mの前方斜面78msに当接することにより、移動体78dbを後方に押しのけて動かすことによって形成した谷部78tに嵌入される。この際、固定ピン77yの一部は、図示しないが、移動体78lの所定の移動体間の谷部78tに同様に嵌入される。
尚、移動体間に嵌入後は、固定ピン77x、77yは、第2の溝72u、72d、72r、72lにより、挿入方向の位置が固定される。即ち、移動体間に嵌入後、移動体とともに、挿入方向Sの前後に移動することがない。
また、移動体間に嵌入後は、図8に示すように、固定ピン77x、77yは、移動体78ua、78da、78ra、78laを、それぞれ止め部材62u、62d、62r、62lに押し付けるとともに、移動体78ug、78dg、78rg、78lgを、それぞれ移動体78uh、78dh、78rh、78lhに押し付ける。即ち、移動体間の挿入方向Sにおける間隔はゼロとなり、移動体は、挿入方向Sの前後に移動できなくなる。
これは、固定ピン77x、77yの移動体間に嵌入する径は、移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgの挿入方向Sにおける移動範囲Mに一致しているためである。
その結果、固定ピン77x、77yにより、移動体78の移動が固定される。即ち、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側の移動が固定される。
次に、上述において説明した固定機構200を用いた内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側の固定動作を簡単にまとめて説明する。
内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を固定する場合には、先ず、操作者は、図4に示すように、固定用レバー80を一方向F1に回転させる。
その結果、リンク部材85により、第1の溝71内において第3の位置に位置している移動部材74は、第4の位置へと移動する。
この際、第3の位置において、第1の部位74aの側面に図示しない戻り部材によって押し付けられている第1の位置の固定ピン77x、77yは、第2の部位74bの斜面74bsを介して第3の部位74cの側面まで摺動移動することにより、図8、図15に示すガイド溝76v、76wによってガイドされ、第1の溝71から入口72ui、72di、72ri、72liを介して第2の溝72u、72d、72r、72lに嵌入し、出口72ue、72de、72re、72leを介して、一部が、第3の溝73u、73d、73r、73lに嵌入し、第2の位置まで移動する。
この第2の位置においては、固定ピン77x、77yは、移動体78u、78d、78r、78lにおいて、所定の隣り合う移動体の谷部78t間に嵌入し、移動体78u、78d、78r、78lを押しのけて移動範囲Mだけ動かす。このことにより、固定ピン77x、77yは、移動体78ua、78da、78ra、78laを、止め部材62u、62d、62r、62lに押し付けるとともに、移動体78ug、78dg、78rg、78lgを、パイプ部材75u、75d、75r、75lに固定された移動体78uh、78dh、78rh、78lhに押し付ける。
その結果、移動体78の移動が固定されることから、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側が固定される。
次に、本実施の形態の作用について、図17〜図19を用いて説明する。図17は、図2の湾曲部において、第2の部位の基端側から湾曲部が湾曲された状態を概略的に示す図、図18は、図2の湾曲部において、第1の部位の基端側から湾曲部が湾曲された状態を概略的に示す図である。
また、図19は、図17の内側コイルシースの基端が固定され、図17の湾曲部の第1の部位が、第2の部位の湾曲方向とは反対側に湾曲された状態を概略的に示す図である。
先ず、湾曲部7を第2の部位7bの基端側から湾曲させたい場合は、即ち、湾曲部7全体を湾曲させたい場合は、操作者は、固定用レバー80の操作を行わず、固定機構200を用いた内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端40uk、40dk、40rk、40lkの固定を解除しておく。
この状態において、操作者は、湾曲操作ノブ9を操作して、4本のワイヤ30u、30d、30r、30lの内、例えばワイヤ30uを牽引すると、内側コイルシース40u、40d、40r、40eは、基端40uk、40dk、40rk、40lkが固定されていないことから、湾曲部7の第2の部位7bにおいて内側コイルシース40u、40d、40r、40lの延在方向に沿って作用する圧縮力に抗することができず、内側コイルシース40uの基端40ukが後方に移動するとともに、内側コイルシース40dの基端40dkが前方に移動する。
また、可撓管部8内においては、外側コイルシース50u、50d、50r、50eは、先端50us、50ds、50rs、50lsと基端50uk、50dk、50rk、50lkとが固定されていることから、外側コイルシース50u、50d、50r、50eは、外側コイルシース50u、50d、50r、50eの延在方向に沿って作用する圧縮力に抗する。
その結果、湾曲部7は、外側コイルシース50u、50d、50r、50eの先端を起点として、第2の部位7bの基端側から、図17に示すように、第1の部位7a及び第2の部位7bが上側に湾曲する。即ち、湾曲部7全体が上側に湾曲する。
次に、湾曲部7において、第1の部位7aだけを湾曲させたい場合には、操作者は、図18に示すように、固定用レバー80の操作を行って、上述したように、固定機構200を用いて内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端40uk、40dk、40rk、40lkを固定する。
この状態において、操作者は、湾曲操作ノブ9を操作して、4本のワイヤ30u、30d、30r、30lの内、例えばワイヤ30uを牽引すると、内側コイルシース40u、40d、40r、40lは、基端40uk、40dk、40rk、40lkが固定されていることから、湾曲部7の第2の部位7bにおいて内側コイルシース40u、40d、40r、40lの延在方向に沿って作用する圧縮力に抗する。
その結果、湾曲部7は、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの先端を起点として、第1の部位7aの基端側から、第1の部位7aのみが上側に湾曲する。
また、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端40uk、40dk、40rk、40lkが非固定状態において、ワイヤ30uが牽引されると、上述した図17に示すように、第1の部位7a、第2の部位7bは、上述したように上側に湾曲する。
その後、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端40uk、40dk、40rk、40lkを、内側コイルシース40uの基端側が後方に移動し、内側コイルシース40dの基端側が前方に移動した状態において、固定機構200を用いて固定し、ワイヤ30dを牽引すると、図19に示すように、基端40uk、40dk、40rk、40lkが固定されていることから、第2の部位7bは上側への湾曲形状が固定された状態において、第1の部位7aのみが基端側から、上側とは反対の下側に湾曲する。
また、第2の部位7bの湾曲形状は、上述した固定機構200によって固定されていることから、湾曲形状が解除されてしまうことがない。
尚、湾曲方向は、上側及び下側に限定されない。即ち、第2の部位7bが上側に湾曲している状態で、それぞれ対応するワイヤ30を牽引することにより第1の部位7aを左または右に湾曲させても良い他、第2の部位7bが、上、下、左、右のいずれか側に湾曲している状態で、第1の部位7aを、第2の部位7bの湾曲方向とは異なる上、下、左、右のいずれか側に湾曲させても良い。
このような図19に示す構成によれば、第1の部位7aと第2の部位7bとを別方向に湾曲させることができることから、胃の噴門や、直腸の肛門裏近傍、大腸の襞裏等の病変を正面視し難い場所において、観察・処置が行いやすくなるといった効果が期待できる他、術者は、片手のみで簡単に操作することができる。
このように、本実施の形態においては、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を、固定機構200によって固定すると示した。
詳しくは、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側に設けられた、パイプ部材75u、75d、75r、75lの外周において、止め部材62u、62d、62r、62lと、移動体78uh、78dh、78rh、78lhとの間において、挿入方向Sの前後に、移動範囲Mだけ移動自在な移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgを設け、移動部材74の第3の位置から第4の位置への移動に伴い、ガイド溝76v、76wによってガイドされて第1の位置から第2の位置へと移動する固定ピン77x、77yが、移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgにおけるいずれか2つの隣り合う移動体間の谷部78tに嵌入することにより、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を固定すると示した。
また、固定ピン77x、77yが移動体間に嵌入する際、固定ピン77x、77yは、移動体を、挿入方向Sの前後に移動範囲Mだけ押しのけて移動させると示した。
さらに、固定ピン77x、77yは、外周に周方向C1に回動自在な回動体77bを有するとともに、移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgは、周方向C2に回動自在であると示した。
また、固定ピン77x、77yは、ガイド溝76v、76w、第2の溝72u、72d、72r、72lにより、移動体に対して斜めに当接すると示した。
このことによれば、移動部材74を、第3の位置から第4の位置へと移動させるのみで、固定ピン77x、77yを、梃子の原理を用いて第1の位置から第2の位置へと少ない力量で容易に移動させることができる他、固定ピン77x、77yの回動体77bは回動するとともに、移動体78自体も回動することから、固定ピン77x、77yは移動体間に滑らかに嵌入するため、さらには、固定ピン77x、77yの嵌入により、移動体は、移動範囲Mだけ押しのけられて移動することから、固定用レバー80の操作力用が極めて小さくて済む。
また、移動体間に嵌入後の固定ピン77x、77yは、移動体78ua、78da、78ra、78laを、止め部材62u、62d、62r、62lに押し付け、移動体78ug、78dg、78rg、78lgを、移動体78uh、78dh、78rh、78lhに押し付けることから、確実に移動体の移動を固定することができる。即ち、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの移動を確実に固定することができる。
また、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側の固定を、上述したように、固定用eレバー80を方向F1に回転させるのみのワンタッチで行うことができる。
さらには、摩擦力を用いて、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を固定する構造とは異なり、摩耗が発生する部材が無いことから、耐久性に優れるため、メンテナンスも不要となる。
また、移動体に接触する固定ピン77x、77yの回動体77bは回動自在であり、移動体自在も回動自在なことから、移動体に対する固定ピン77x、77yの接触箇所が接触の都度異なるため、移動体及び回動体77bの摩耗を防ぐことができる。
さらには、摩擦力を用いて、内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を固定する構造とは異なり、摩擦力を発生させるため線状部材に対して大きな面積を持って接触する部材が不要となることから、固定機構200を小型化することができ、内視鏡2も小型化することができる。
以上から、耐久性に優れるとともに、小さい操作力量かつワンタッチで内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側の挿入方向Sにおける位置を確実に固定できる小型の固定機構200を具備する内視鏡2を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図20を用いて示す。図20は、操作部内に、湾曲部の第1の部位の形状固定用のレバーと、第2の部位の形状固定用のレバーを2つ設けた変形例を示す内視鏡の図である。
図20に示すように、操作部3内に、例えば湾曲部7の第1の部位7aの先端に固定されたコイルシースの基端の固定を切り替える固定機構200aと、第2の部位7bの先端に固定されたコイルシースの基端の固定を切り替える固定機構200bとを設け、固定用レバー80a、80bの操作により、第1の部位7aの湾曲形状と第2の部位7bの湾曲形状とを別々に、または両方とも固定する構成を内視鏡2は有していても構わない。
尚、この構成においては、移動体78u、78d、78r、78sは、第1の部位7aを湾曲させるワイヤと、第2の部位7bを湾曲させるワイヤとにそれぞれ設けられていれば良い。
また、その他の変形例を示す。
本実施の形態においては、固定機構200において、パイプ部材75u、75d、75r、75lの止め部材62u、62d、62r、62lと、移動体78uh、78dh、78rh、78lhとの間において、実際に移動する移動体をそれぞれ6つ設けた場合を例に挙げたが、移動体の数は、その数が増える程、また、移動体間の間隔が小さくなる程、固定精度を良くすることができる。
例えば内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を固定する構成において、図19に示すように、湾曲部7の第2の部位7bの湾曲形状を固定する際は、湾曲角度を、移動体の個数分だけ、細かく規定することができる。即ち、固定精度を良くすることができる。
これは、移動体間に固定ピン77x、77yが嵌入している状態において湾曲形状が固定されることから、移動体が6個の場合は、固定ピン77x、77yの嵌入位置により湾曲角度を6段階に固定することができるとともに、移動体が10個の場合は、固定ピン77x、77yの嵌入位置により湾曲角度を10段階に固定することができるためである。
より具体的には、湾曲角度が180°でそのときのワイヤ30の移動量を10mm、移動体の個数を10個として、移動体間の間隔を1mmとすると、第2の部位7bを、180/10=18となることから、18°おきに湾曲角度を固定することができるが、移動体の間隔を0.5mmとし、移動体の個数を20個とすると、180/20=9となることから、9°おきに湾曲角度を細かく固定することが可能となるため、固定精度を良くすることができるためである。
また、別の変形例を、図21、図22を用いて示す。図21は、移動体の形状と固定ピンの形状を図4とは異ならせた変形例を示す固定機構の図、図22は、図21の移動体を拡大して示す斜視図である。
上述した本実施の形態においては、移動体78ua〜78uh、78da〜78dh、78ra〜78rh、78la〜78lhは、周方向C2に沿った側面に山部78m(図9参照)が形成された形状、例えば図8に示すように、そろばん玉形状に形成されていると示した。
また、移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgは、周方向C2に回動自在であるとし、このことにより、固定ピン77x、77yが接触しても摩耗し難い構成を有していると示した。
しかしながら、移動体が周方向C2に回転可能である構成では、回転半径を考慮して、保持部材70のカバー部材70q(図8参照)及び面70t(図15参照)に移動体78が接触しないよう、カバー部材70q及び面70tの方向Jにおける位置が規定されているため、固定機構200が方向Jに大きくなってしまうといった問題があった。
このような問題に鑑み、図21、図22に示すように、移動体78ua〜78ug、78da〜78dg、78ra〜78rg、78la〜78lgの平面視した形状を、周方向C2に沿った側面に山部78m(図9参照)が形成された形状において、山部78mが尖った涙型形状とし、挿入方向Sの前後には移動できるが、周方向C2に回動自在できない構成としても良い。
また、この場合、移動体78の耐久性を向上させるため、移動体78の外表面に、ダイアモンドライクコートや、窒化処理等が施されている。
このような構成によれば、移動体78を回転させる必要がなくなるため、図22に示すように、移動体78の挿入方向Sに直交する方向Iの幅Zを小さくすることができ、さらに、方向Jにおける移動体78と、カバー部材70qまたは面70tとの距離を小さくすることができることから、固定機構200を小型化することができる。
さらには、本実施の形態においては、固定ピン77x、77yは、円柱状を有していると示したが、これに限らず、図21に示すように、移動体と同様に、移動体間に嵌入される部位が尖った涙型形状を有していても構わないし、移動体間に嵌入できる形状であればどのような形状であっても構わない。
また、以下、別の変形例を、図23〜図25を用いて示す。図23は、図4の移動体を、球状に形成した変形例を示す図、図24は、図4の移動体を、挿入方向に直交する方向に平面を有する形状に形成した変形例を示す図、図25は、図4の移動体を、両凸レンズ状に形成した変形例を示す図である。
上述した本実施の形態においては、移動体78ua〜78uh、78da〜78dh、78ra〜78rh、78la〜78lhは、周方向C2に沿った側面に山部78m(図9参照)が形成された形状、例えば図8に示すように、そろばん玉形状に形成されていると示した。
これに限らず、側面に山部78mが形成された形状であれば、図23に示すように、移動体78は、球状に形成されていても構わないし、図24に示すように、挿入方向Sに直交する方向Iに平面78fを有する形状に形成されていても構わない。さらには、図25に示すように、凸レンズ形状を有する部材78i1、78i2を貼り合わせた、例えば両凸レンズ状、より具体的には、球面の一部を、球体の中心を通らない位置で直線的に切り取ったものを2つ、切断した平面を貼り合わせて形成した形状、所謂碁石状に形成されていても構わないし、その他の形状に形成されていても構わない。
さらには、移動体間に固定ピン77x、77yが嵌入できるのであれば、側面に山部78mが無い形状であっても構わない。
尚、本実施の形態においては、線状部材は、内側コイルシース40u、40d、40r、40lを例に挙げて示したが、これに限らず、内視鏡の挿入部において、挿入方向Sの前後に移動自在なものであれば、他のものに適用しても構わないと云うことは勿論である。
例えば、上述したワイヤ30u、30d、30r、30lや、挿入部4における可撓管部8の硬度を可変するコイルパイプにおいて、該コイルパイプの硬度を可変するために牽引弛緩されるコイルパイプワイヤや、挿入部4の先端部6内の処置具起上台の起上、降下動作のために牽引弛緩される操作ワイヤ等であっても構わない。
この場合、これらの線状部材に、挿入方向Sに沿って複数の移動体を数珠状に設け、本実施の形態と同様に、固定ピンを移動体間に嵌入させることにより、線状部材の移動を固定すれば良い。
また、本実施の形態においては、移動部材43を後方に移動させることにより、第3の位置から第4の位置へと移動させて、固定ピン77x、77yを第1の位置から第2の位置へと移動させる構成を例に挙げて示したが、これに限らず、移動部材43を前方に移動させることにより、第3の位置から第4の位置へと移動させて、固定ピン77x、77yを第1の位置から第2の位置へと移動させる構成であっても構わないことは勿論である。
さらには、本実施の形態においては、4本の内側コイルシース40u、40d、40r、40lの基端側を、2本の固定ピン77x、77yで固定すると示したが、線状部材の本数は、何本でも良く、固定ピンの個数も線状部材の本数に応じて変更した個数であれば良い。
また、本実施の形態においては、挿入機器は、湾曲部が2つ設けられた内視鏡を例に挙げて示したが、湾曲部が1つ設けられた内視鏡であっても構わないし、内視鏡に限らず、ガイドチューブや、観察手段を有さない各種処置具、マニュピレータ等の他の挿入機器であっても適用可能である。

本出願は、2011年3月8日に日本国に出願された特願2011−050535号及び2011年3月8日に日本国に出願された特願2011−050536号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。

Claims (13)

  1. 被検体内に挿入される細長な挿入部を具備する挿入機器であって、
    前記挿入部内に挿通された、前記挿入部の挿入方向の前後に移動自在な線状部材と、
    前記線状部材の外周において前記挿入方向に沿って数珠状に連なって設けられた、前記線状部材に対して前記挿入方向の前後に移動自在な複数の移動体と、
    前記線状部材に対して固定された、前記線状部材に対する前記各移動体の移動範囲を制限するとともに、前記線状部材からの前記各移動体の脱落を防止する制限部材と、
    前記複数の前記移動体から離間する第1の位置と、前記挿入方向において隣り合ういずれか2つの前記移動体間に対して嵌入される第2の位置との間において移動自在であるとともに、前記第2の位置において前記移動体間に嵌入後前記挿入方向の位置が固定される、前記移動体の前記移動範囲に該移動体間に嵌入する部位の径が一致するよう形成された固定ピンと、
    を具備していることを特徴とする挿入機器。
  2. 前記固定ピンを前記第1の位置と前記第2の位置との間において移動自在に保持する保持部材と、
    前記保持部材に、前記挿入方向に対して設定角度を有して形成された、前記固定ピンを前記第1の位置から前記第2の位置へと案内するガイド溝と、
    をさらに具備し、
    前記複数の前記移動体は、前記各移動体における前記線状部材の周方向に沿った側面に山部が形成された形状を有し、
    前記ガイド溝により、前記固定ピンは、いずれか1つの前記移動体の前記山部の斜面に当接することにより、該当接する前記移動体を動かして前記第2の位置において前記移動体間に嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  3. 前記ガイド溝の前記設定角度は、前記第2の位置において、前記固定ピンが前記移動体の前記山部の前記斜面に垂直に当接する角度に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の挿入機器。
  4. 前記固定ピンを、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させる移動部材をさらに具備していることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
  5. 前記移動部材及び前記固定ピンを保持する保持部材と、
    前記保持部材に対して、前記移動部材を前記挿入方向の前方または後方に第3の位置から第4の位置へと移動させる移動機構と、
    をさらに具備し、
    前記移動部材は、前記移動機構によって前記第3の位置から前記第4の位置へと移動することに伴い、該移動部材に接触する前記固定ピンを、前記挿入方向とは異なる方向に前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させて、前記移動体間に嵌入させることを特徴とする請求項4に記載の挿入機器。
  6. 前記保持部材に、前記移動部材が前記第3の位置に移動している際、前記固定ピンを前記第1の位置へと移動させる戻り部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の挿入機器。
  7. 前記保持部材は、
    前記移動部材が前記第3の位置と前記第4の位置との間において移動自在となるよう嵌入されるとともに前記固定ピンの一部が前記第1の位置において嵌入される、前記挿入方向に沿った第1の溝と、
    前記挿入方向とは異なる方向に沿って形成された、入口が前記第1の溝に連通する、前記固定ピンが嵌入されて移動する第2の溝と、
    前記線状部材、前記各移動体及び前記制限部材が前記挿入方向の前後に移動自在となるよう嵌入されるとともに前記固定ピンの一部が前記第2の位置において嵌入される、前記第2の溝の出口が連通する前記挿入方向に沿った第3の溝と、
    を具備し、
    前記移動部材は、前記第1の溝内を前記移動機構によって前記第3の位置から前記第4の位置へと移動されることに伴い、前記固定ピンを、前記戻り部材の動作に抗して前記第1の溝から前記第2の溝を介して前記第3の溝に移動させ、前記第1の位置から前記第2の位置に移動させることにより、前記第2の溝の前記出口から、前記第3の溝に一部が飛び出した前記固定ピンを前記移動体間に嵌入させることを特徴とする請求項6に記載の挿入機器。
  8. 前記第2の溝は、前記設定角度に沿って形成されていることを特徴とする請求項7に記載の挿入機器。
  9. 前記移動部材は、第1の径を有する第1の部位と、前記第1の径よりも大きな第2の径を有する第2の部位と、前記第1の部位と前記第2の部位とを前記挿入方向に沿って連結する第3の部位と、
    を具備し、
    前記移動部材は、前記第3の位置から前記第4の位置に移動することにより、前記第1の溝内において、前記戻り部材によって前記移動部材に押圧されて当接する前記固定ピンが前記第1の部位から前記第3の部位を介して前記第2の部位まで摺動移動することによって、前記固定ピンを前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
  10. 前記保持部材に、前記固定ピンを前記第1の位置から前記第2の位置へと案内するガイド溝が、前記第2の溝に沿って形成されていることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
  11. 前記各移動体は、前記線状部材に対して、該線状部材の周方向に回動自在となっていることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
  12. 前記各移動体の前記山部により、隣り合う前記各移動体間に複数の谷部が前記挿入方向に沿って形成されており、
    いずれか1つの前記谷部に、前記第2の位置において、前記固定ピンが嵌入されることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
  13. 前記固定ピンは、外周に、該固定ピンの周方向に沿って回動自在な回動体が設けられていることを特徴とする請求項に記載の挿入機器。
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