JP5153386B2 - 両開きリッドの連動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、一対のリッドが観音開き構成からなり互いの回動を伴って本体側対応部を開閉する両開きリッドの連動機構に関する。
両開きリッドの連動機構は、一対のリッドが観音開き構成の場合に採用され、各リッドの開から閉、閉から開への回動切り換えを同期ないしは連動可能にするものである。第1従来機構としては、各リッドにそれぞれ設けられた対のギアと、そのギア同士を、互いに噛み合っている2つの連動ギアとで作動連結する構成がある(例えば、特開2005−263317号の図21を参照)。また、第2従来機構としては、特許文献1に開示のごとく本体に上下動可能に設けられたラックと、各リッドに設けられて前記ラックに噛み合うギア(ピニオン)とからなる構成がある。
特開2003−205788号公報
上記第1従来機構では、各リッドのギア同士が2つの連動ギアで作動連結されるため、例えば、各リッドのギア同士の間隔が大きくなる設計だと、各連動ギアが大きくなって配置的に制約され易くなる。また、上記第2従来機構では、各リッドのギア同士が上下動されるラックを介して作動連結されるため、例えば、本発明形態のごとく本体の高さが低かったり本体上下方向のスペースが制約される設計だと配置的に制約されたり採用不能となる。
本発明の目的は、以上のような背景から、従来機構に比べて小型化及び軽量化を図って省スペースに優れた両開きリッドの連動機構を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、図1〜図10の形態を特定したもので、一対のリッドが観音開き構成からなり互いの回動を伴って本体側対応部を開閉するものに適用され、前記各リッドの回転中心にそれぞれ設けられた対のギアと、前記対のギアのうち、一方ギアと、他方ギアに噛合して該ギアの回転方向を変える反転用ギアとを、ギア部材にそれぞれ噛み合わせることにより前記一対のリッドを連動させる両開きリッドの連動機構において、前記ギア部材は、弓形であり、外周に連続して形成されて前記一方ギアと前記反転用ギアとに噛み合う歯部と、内周に連続して形成されて回転式ダンパーの回転ギアと噛み合う歯部とを有していると共に、前記ギア部材の両端が前記リッドの全閉時及全開時共に前記各リッドの回転中心に設けられた前記各ギアの最も離れたギア外径部同士の間の距離内に収まっていることを特徴としている。
以上の各発明において、本体側対応部は、形態に挙げた本体の開口部に限られず、例えば、リッドで開閉される本体側操作部等も含む。
リッドは、本体側対応部に対し観音開きにより開閉する構成であればよくドアやカバー等であってもよい。また、以上の各発明は、例えば、形態に挙げたような軽量化やコンパクト化が特に要求される車両用収納装置に好適なものとなる。
請求項1の発明では、一方ギアと他方ギア側反転用ギアとが弓状のギア部材を介して作動連結されているため、上記第1従来機構や第2従来機構に比べて配置スペースを減じて小型化や軽量化を図り易く設計自由度を拡大できる。
また、この発明では、図2及び図3に例示されるごとくギア部材の両端がリッドの全閉時及全開時共に各リッドの回転中心に設けられた各ギアの最も離れたギア外径部同士の間の距離内に収まっているため、特に幅方向の配置スペースを抑えて本体の幅方向へのはみ出しを無くすことができる。
請求項2の発明では、ギア部材がゴム等のごとく変形可能に形成されていることから、例えば図11のごとくギア部材の両端部分を中間部分の弓形曲率よりもガイドリブの案内作用により小さくなるよう、要は内側へ変位した状態にすることで、ギア部材の両端間の長さを抑えて本体の幅方向へのはみ出しを無くすことができる。
請求項3発明では、前記ギア部材は内周に突設された張出部、及び前記張出部の突出端面に形成されて前記回転式ダンパーの回転ギアと噛み合う前記歯部を有していると共に、前記本体の側壁はそれぞれ円弧状に設けられて、前記ガイド部材を間に摺動自在に配置する外側と内側の2本のリブ、及び前記内側のリブの中間部を一段低く形成して前記張出部をリブ同士の間から外へ突出可能にする逃げ部を有している。
以上の請求項1と3の発明では、ギア部材の内側の歯部と噛み合う回転式ダンパーによって制動されることによりリッドの回動速度も緩やかとなり高級感を付与できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図10は請求項1の発明を収納装置のリッドに適用した形態を示し、図11はそのリッドの回動範囲及び弓形のギア部材を変更した第1変形例を示している。以下の説明では、概要、連動機構、その作動、第1変形例順で詳述する。
(概要)図1〜図10に開示の収納装置は、例えば、自動車のセンターコンソールの一部を構成するよう用いられるもので、本体1が上開口しており、該上開口部が一対のリッド2A,2Bにより開閉される構成である。装置特徴は、一対のリッド2A,2Bが観音開き構成からなり互いの回動を伴って本体1の上開口部を開閉する両開きリッドの連動機構として、各リッド2A,2Bの回転中心にそれぞれ設けられた対のギア30,30を有し、各ギア30のうち、一方ギア30と、他方ギア30に噛合して該ギアの回転方向を変える反転用ギア35とを、弓状のギア部材4にそれぞれ噛み合わせることで作動連結している。他の装置特徴は、ギア部材4に作動して各リッド2A,2Bを閉から開方向へ回動する付勢手段としての捩りばね8と、各リッド2A,2Bを付勢力に抗して閉状態に係止するロック手段5と、ギア部材4に連繋している制動用ダンパー9とを備えている。以下、これらについて詳述する。
(連動機構)本体1は、図1と図5及び図6に示されるごとく底壁10と前後壁11,12と両側壁13,14とで区画されて上開口した略偏平容器である。両側壁13,14は、前壁11及び後壁12の内側に張り出した4箇所のコーナー部13a,14aを有しているとともに、それら各コーナー部13a,14aで区画される部分の上側を凹状に形成している。符号13b,14bはその凹状の底面、符号10aは各側壁13,14の外側に張り出している底壁10の張出部である。前壁11の内側には逆L形の壁部15が設けられている。壁部15は、上面が側壁13,14と同一面で、垂直面が前壁11と平行になっている。このため、本体1を下側から見ると、底壁10の前側には凹状空洞Sが設けられている。該空洞Sは、壁部15の上面に設けられた小矩形状の開口15aを介して本体1の上方に通じている。空洞S内には、開口15aの両側から下へ突出された対の支持片部18と、各支持片部18の外側に突出された対の規制片部19とが設けられている。各支持片部18には図6(d)のごとく軸受孔18aが設けられている。各規制片部19は、軸受孔18aに枢支される後述するラッチ部材55の取付軸部58の抜けを防ぐ。
また、前後壁11,12の両側には、軸孔11a,12aが対向した状態に設けられている。前壁11は、図6(a)のごとく所定間隔を保って設けられた2本の円弧状リブ16,17と、一方の軸孔11aと外側のリブ16との間に設けられた軸部11bと、左右略中間で下側に設けられたばね用保持部11c及び保持部11cと間隔を保って設けられた掛止部11dと、保持部11cの上側に突設されているダンパー用受部11e及び取付孔11fとを有している。各リブ16,17は、同芯円上に設けられ、間に配置されるギア部材4を摺動自在にガイドする。リブ16は、該リブ両端と所定の間隔を保ち、かつ、同円弧線上に設けられた両側のリブ16aを有している。リブ17は、中間部を一段低くした逃げ部17aを有している。
各リッド2A,2Bは左右対称である。図7は左側リッド2Aを示している。各リッド2A,2Bは、本体上開口部の半分を覆う大きさの平板部20と、平板部20の先端前側角部に設けられた切欠部21と、平板部20の下面にあって切欠部21の付近に突設された片部22と、平板部20の下面にあって前後部に設けられた取付部23,24とを一体に有している。切欠部21は、後述する釦部材50の対応部を逃げる箇所である。片部22は凹状の係合部22aを形成している。取付部23,24は、上記本体側コーナー部13a,14aの上側凹状に配置される大きさで後端側を開口23a,24aした袋状をなし、外面に設けられた矩形の穴部23b,24bと、外面の内側で斜め下向きに突設された爪部25,26とを有している。
以上の各リッド2A,2Bは、本体1に対し、取付部23、24が本体側コーナー部13a,14aの上側凹状部に配置されて、前側が歯軸部材3により枢支され、後側が軸部材34により枢支されることにより、本体1の上開口部を閉じる図2の閉状態と本体1の上開口部を開放する図3の開状態に略90度だけ切換可能に取り付けられる。ここで、歯軸部材3は、図7(c)に示されるごとく所定径のギア30と、ギア30の前端面に設けられたギア30より少し径大の円盤部31と、ギア30の後端面に突設された軸部32と、軸部32の先端側周囲に設けられた係止溝32aとを一体に有している。そして、歯軸部材3は、軸部32が本体前壁11の軸孔11aから取付部23の穴部23bに挿通されると、爪部25が係止溝32aに係合するこで抜け止めされる。これに対し、軸部材34は、径大頭部及び該頭部から突出した軸部からなり、軸部先端周囲に設けられた係止溝34aを有している。そして、軸部材34は、軸部が本体後壁12の軸孔12aから取付部24の穴部24bに挿通されると、爪部26が係止溝34aに係合するこで抜け止めされる。
次に、本体前壁11には、反転用ギア35と、ギア部材4と、捩りばね8と、回転式ダンパー9とが配設される。このうち、反転用ギア35は軸部11bに回転自在に組み付けられる。このギア35は、左右の歯軸部材3,3のうち、右側の歯軸部材3のギア30と噛合する。
ギア部材4は、図8に示されるごとく全体が円弧ないしは弓形であり、弓形の外周に連続した歯部40を形成している。また、ギア部材4は、弓形内周側の中間部分に設けられた張出部42と、該張出部42の内周に形成された連続した歯部43と、張出部42の外面に突出されてばね用係止部45を形成している突起部44とを一体に有している。歯部40は歯軸部材3のギア30及び反転用ギア35と噛み合うよう形成され、歯部43は回転式ダンパー9の回転ギア9aと噛み合うよう形成されている。以上のギア部材4は、本体前壁11に設けられている外側リブ16(及びリブ16a)と内側リブ17との間に摺動自在に配置される。その際、歯部40は、一方歯軸部材3のギア30及び反転用ギア35に噛み合わせられる。
ダンパー9は、周知のロータリー式オイルダンパー等からなり、作動油の抵抗を受けている出力軸に装着された回転ギア9aを有している。そして、ダンパー9は、本体前壁11に設けられている受部11eに配置され、かつ取付孔11fに螺入されるねじなどにより固定される。その際、回転ギア9aは、ギア部材4の歯部43と噛み合わせられる。なお、組立手順としてはダンパー9を取り付けた後、ギア部材4を配置することも可能である。また、回転式ダンパー9はロータリー式であればエアダンパーでもよい。
捻りばね8は、図1のごとく両端8b,8cの間に巻線部8aを有しており、巻線部8aが本体前壁11に設けられている保持部11cに支持された状態から、一端8bがをギア部材側突起部44の軸回りに設けられた係止部45(図8を参照)に係止され、他端8cが掛止部11dに係止される。この状態では、ギア部材4が捻りばね8を介して時計回りの方向へ付勢移動され、各リッド2A,2Bが図3の開状態となっている。
また、以上の本体壁部15の開口15a及び空洞S内には、各リッド2A,2Bを捻りばね8の付勢力に抗して閉状態に係止するロック手段5が組み付けられる。このロック手段5は、図9及び図10に示されるごとく開口15aに出没可能に取り付けられる操作用釦部材50と、上記した空洞S内の軸受孔18aに枢支されるラッチ部材55と、ラッチ部材55を一方向に付勢しているばね部材59とから構成されている。
ここで、釦部材50は、内部空洞で下側を開口しており、両側の下端面から突設した左右の爪片部51と、本体1の内側に配置される側面に形成した窓部52とを有している。これに対し、ラッチ部材55は、窓部52から出没される係止部56と、係止部56の下背面側に突設された当接部57と、当接部57の一部に設けられたばね用係止部57aと、係止部56の下両側に突出された左右の取付軸部58とを有している。ばね部材59は、前記捻りばね8を小さくしたような捻りばね、つまり両端の間に巻線部を形成した構成である。
以上の釦部材50は、例えば、下側が本体開口15aに挿入されると、各爪片部51が間隔を狭めるよう変位しながら、上記した両支持片部18(図6を参照)の間を通過すると同時に、元の形状に復元されることで対応する支持片部18の下端に係合し抜け止め状態に取り付けられる。ラッチ部材55は、例えば、図10(a)のごとく係止部56が下側から釦部材50の内部に挿入されると共に、両側の取付軸部58が対応支持片部18の軸受孔18aに抜け止め状態に嵌合される。その際、ばね部材59は、前記した巻線部が一方の取付軸部58の外周に支持され、ラッチ部材55が組み付けられた後、一端が壁部15の垂直面側に係止され、他端がラッチ部材側の係止部57aに付勢力を発現した状態で係止される。
(作動)次に作動特徴を詳述する。まず、以上のロック手段5は、通常時つまり釦部材50が押圧されていない状態において、図10(a)のごとくラッチ部材55がばね部材59の付勢力により係止部56を窓部52から突出する方向へ回動された係止態様となっている。また、通常時には、釦部材50の下端対応部がラッチ部材側当接部57の上面に当接ないしは接近している。
(1)そして、各リッド2A,2Bは、ロック手段5のロック態様で、捻りばね8の付勢力に抗して(換言すると、捻りばね8に付勢力を蓄積しながら)図3の開から閉方向に回動操作される。通常、この操作はリッド2A,2Bの一方を回動することになる。例えば、ここではリッド2Aを閉方向へ回動操作する。すると、他方のリッド2Bは、リッド2A側歯軸部材3のギア30の回動により、該ギア30に噛合している反転用ギア35を同期して回動すると共に、反転用ギア35に噛合しているギア部材4を該ギアの回動方向へ摺動し、その結果、ギア部材4に噛合しているリッド2B側歯軸部材3のギア30を介してリッド2Aと連動して閉方向へ回動される。
(2)この過程では、図2のごとくギア部材4が反転用ギア35を介して摺動されと、捻りばね8が両端間を狭められるよう変位されながら付勢力を蓄える。また、各リッド2A,2Bは、全閉状態に近づくと、各リッド側片部22が窓部52から突出している係止部56に当たりラッチ部材55をばね部材59の付勢力に抗して窓部52からの突出量を減じる方向へ回動し、それにより各リッド側片部22が対応する係止部56の突出先端を通過する。すると、ロック手段5は、ラッチ部材55がばね部材59の付勢力で元の突出位置まで回動し、それにより係止部56が各リッド側片部22の係合部22aに係止し、各リッド2A,2Bを閉状態に保つ。
(3)リッドを再び開状態に切り換える場合は図10(b)のごとく釦部材50の上部を下向きに押圧する。すると、ロック手段5は、ラッチ部材55が当接部57を介して釦部材50の下向き荷重を受け、それによりばね部材59の付勢力に抗し、かつ左右の取付軸部58を支点として時計回り、つまり係止部56が窓部52の内側に没する方向へ回動されて、前記リッド側係合部22aに対する規制を解放する係止解除態様となる。そして、係止解除されると、各リッド2A,2Bは、ギア部材4が前記した捻りばね8に蓄積された付勢力により前記とは逆方向へ摺動され、このギア部材4の摺動によりリッド2A側では反転用ギア35、該ギア35に噛合している歯軸部材3のギア30を介して、リッド2B側では対応する歯軸部材3のギア30を介して連動して開状態に切り換えられることになる。
(4)以上の連動機構において、各リッド2A,2Bは、ロック手段5及び付勢手段である捻りばね8を有していることから、ロック手段5の係止態様で閉状態をがたつき無く確実に保持でき、また、ロック手段5を係止解除すると自動的に開状態まで切り換えられる。また、各リッド2A,2Bは、回転式ダンパー9が回転ギア9aとギア部材側歯部43との噛合を介してギア部材4の摺動速度を制動することによりリッドの回動速度も緩やかとなり高級感を付与できる。しかも、以上の連動機構では、一方ギア(例えば、リッド2B側の歯軸部材30のギア30)と他方ギア(例えば、リッド2A側の歯軸部材30のギア30)に噛合した反転用ギア35とが円弧ないしは弓状のギア部材4を介して作動連結されているため、上記従来機構に比べて配置スペースを減じることが可能となり、それにより小型化や軽量化を図り易く設計自由度を拡大できる。この場合、形態例のごとくギア部材4の両端がリッド2A,2Bの全閉時及全開時共に各リッドの回転中心に設けられた各ギア30,30の最も離れたギア外径部同士の間の距離内に収まるようにすることにより、特に幅方向の配置スペースを抑えて本体1の幅方向へのはみ出しを無くすことができる。
(第1変形例)図11の変形例は、上記したリッド2A,2Bが同図のごとく開方向へより広い角度(例えば120度)で回動されるようにする場合、上記したギア部材4だと本体1の前壁11からはみ出すだすという不具合を解消した一例である。この説明では、上記形態と作動的に同じ部材及び部位に同一符号を付し、変更点だけを詳述する。
図11に示されたギア部材4Aは、上記形態のギア部材4に対し、ゴム等の変形可能な材質で形成されていること、全寸が少し長く設定されている点で異なっている。また、図11に示された本体1は、リッド2A,2Bが閉状態から90度以上に回動されて開状態に切り換えられるよう上記した両側壁13,14などが内側に変更されている。本体前壁11に設けられた2本の円弧状リブ16,17は、各両端部16b,17bの曲率が中間部に比べて小さく、つまり中間部の曲率と異なっている。
従って、以上の機構では、ギア部材4Aが反転側ギア35又はリッド2B側ギア30を介して摺動されるとき、リブ16とリブ17にガイドされながら、ギア部材4Aの両端部分が変形しながらリブ16からリブ16b、又は、リブ17から17bへ摺動されることになる。換言すると、この機構では、ギア部材4Aが例えば、両端部分を中間部分の弓形曲率よりもガイドリブの案内作用により小さくなるよう、要は内側へ変位されるようにすることで、ギア部材4Aの両端間の長さを抑えて本体1の幅方向へのはみ出しを無くすことができる。
なお、本発明は、上記した形態及び変形例に制約されるものではなく、細部については種々変更可能なものであり、また、リッド及び本体についても形態例に何ら制約されるものではない。
本発明を適用した収納装置を示す概略外観図である。 (a)と(b)は上記収納装置をリッド閉状態で示す上面図と正面図である。 (a)と(b)は上記収納装置をリッド開状態で示す上面図と正面図である。 (a)と(b)は上記収納装置をリッド閉状態と開状態で示す側面図である。 (a)と(b)は上記収納装置の本体を示す上面図と下面図である。 上記本体を示し、(a)は正面図、(b)は図5のA−A線断面図、(c)は図5のB−B線断面図、(d)は図5のC−C線断面図である。 上記リッドを示し、(a)は上面図、(b)は下面図、(c)は右側面図、(d)は正面図である。 上記収納装置に配置されたギア部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図である。 上記収納装置に設けられたロック手段の構成部材を示し、(a)はラッチ部材の概略斜視図、(b)は釦部材を天地逆転した状態での概略斜視図である。 上記ロック手段の作動を示し、(a)は係止状態を示し、(b)は係止解除状態を示している。 上記形態の第1変形例をリッド開状態で示す正面図である。
1…本体(11と12は前後壁、13と14は側壁、15は壁部、15aは開口部)
2A,2B…リッド(22は片部、22aは係合部、23,24は取付部)
3…歯軸部材(30はギア、32は軸部、32aは係止溝)
4,4A…ギア部材(44は突起部)
5…ロック手段(50は釦部材、55はラッチ部材、59はばね部材)
8…捻りばね(付勢手段、8aは巻線部、8bは一端、8cは他端)
9…制動用ダンパー(9aは回転ギア)
35…反転用ギア
16,16a,16b,17,17b…リブ

Claims (3)

  1. 一対のリッドが観音開き構成からなり互いの回動を伴って本体側対応部を開閉するものに適用され、前記各リッドの回転中心にそれぞれ設けられた対のギアと、前記対のギアのうち、一方ギアと、他方ギアに噛合して該ギアの回転方向を変える反転用ギアとを、ギア部材にそれぞれ噛み合わせることにより前記一対のリッドを連動させる両開きリッドの連動機構において、
    前記ギア部材は、弓形であり、外周に連続して形成されて前記一方ギアと前記反転用ギアとに噛み合う歯部と、内周に連続して形成されて回転式ダンパーの回転ギアと噛み合う歯部とを有していると共に、
    前記ギア部材の両端が前記リッドの全閉時及全開時共に前記各リッドの回転中心に設けられた前記各ギアの最も離れたギア外径部同士の間の距離内に収まっていることを特徴とする両開きリッドの連動機構。
  2. 前記ギア部材が変形可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の両開きリッドの連動機構。
  3. 前記ギア部材は内周に突設された張出部、及び前記張出部の突出端面に形成されて前記回転式ダンパーの回転ギアと噛み合う前記歯部を有していると共に、前記本体の側壁はそれぞれ円弧状に設けられて、前記ガイド部材を間に摺動自在に配置する外側と内側の2本のリブ、及び前記内側のリブの中間部を一段低く形成して前記張出部をリブ同士の間から外へ突出可能にする逃げ部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の両開きリッドの連動機構。
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