JP2016007865A - 両開き収納装置 - Google Patents

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晋一 澤田
Shinichi Sawada
晋一 澤田
浅野 賢二
Kenji Asano
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Abstract

【課題】 アームの回動軸周りを小さくすることが可能な両開き収納装置を提供する。【解決手段】 両開き収納装置の開閉機構は、蓋体2の左側を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第1ロック装置26と、蓋体の右側を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第2ロック装置27と、蓋体とボックス本体1の開口11の前側周縁との間に設けられた前方アーム5とをもつ。前方アームの一端は、蓋体の左端に枢支され、他端は、ボックス本体の前側部15の右側に枢支されている。第1ロック装置は、前方アームにおける前方アームの枢支部とは異なる部位に形成された貫通穴53と、貫通穴に係合及び脱離するように前側部に設けられた第1前方ロック部材31と、第1操作部91とをもつ。第2ロック装置は、貫通穴と、貫通穴に係合及び離脱するように蓋体に設けられた第2前方ロック部材41と、第2操作部92とをもつ。【選択図】 図3

Description

本発明は、両開き収納装置に関する。
乗用車室内のセンターコンソールには、収納空間をもつ収納装置が備えられている。収納装置の多くは、収納空間の開口を蓋体により開閉可能に覆い、蓋体をアームレストとして使用している。蓋体は、運転席側と補助席側の両側から蓋体を開閉することができるようになっている。
かかる両開き収納装置は、特許文献1〜4に開示されているように、蓋体の運転席側と補助席側の両側にそれぞれロック部材を設けるとともに、ボックス本体の開口周縁に係合孔を設け、ロック部材を係合孔に係合させたり離脱させたりすることができるようになっている。運転席側から蓋体を開くときには、運転席側の操作部を操作することにより、助手席側のロック部材を係合孔に係合させた状態を維持しながら、運転席側のロック部材は係合孔から離脱させる。助手席側から蓋体を開くときには、助手席側の操作部を操作することにより、運転席側のロック部材を係合孔に係合させた状態を維持しながら、助手席側のロック部材を係合孔から離脱させる。
また、特許文献5には、ロック部材を蓋体の中央に配設し、ボックス本体の開口の前側周縁と蓋体との間、及びボックス本体の開口の後側周縁と蓋体との間をそれぞれアームで連結して、ロック部材を各アームに脱着可能に係止することが開示されている。
特開平3−189249号公報 特開2005−306220号公報 特開2010−235123号公報 特開2013−220709号公報 特開2007−245838号公報
本願発明者は、上記従来技術とは異なる構成で、ロック部材の係合孔への係合及び脱離をすることが可能な開閉機構を開発すべく鋭意探求した。開閉機構の開発を進める中で、以下の課題があった。即ち、アームはボックス本体と蓋体とに枢支されている。アームのボックス本体又は蓋体へ枢支されている枢支部は、アームの回動軸となる。このアームの回動軸線上にロック部材を配置すると、枢支部にロック部材を挿通させる穴が必要とされ、アームの枢支部の回動軸周りが大きくなり、蓋体の厚みが厚くなってしまう。そこで、アームの回動軸周りを小さくすることを課題とした。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、アームの回動軸周りを小さくすることが可能な両開き収納装置を提供することを課題とする。
(1)本発明の両開き収納装置は、開口をもつボックス本体と、該開口を左側又は右側から開閉可能に覆う蓋体と、前記蓋体を前記開口の左側又は右側から開閉させる開閉機構と、を備えた両開き収納装置であって、
前記開閉機構は、前記蓋体の左側及び右側の一方を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第1ロック装置と、前記蓋体の左側及び右側の他方を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第2ロック装置と、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の前側周縁との間に設けられた前方アームとをもち、
前記前方アームの一端は、前記蓋体の左側及び右側の一方に枢支された第1前方枢支部をもち、前記前方アームの他端は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の他方に枢支された第2前方枢支部をもち、
前記第1ロック装置は、
前記前方アームにおける前記第1前方枢支部及び前記第2前方枢支部とは異なる部位に形成された第1前方係合孔と、
前記第1前方係合孔に係合及び脱離するように前記ボックス本体の開口の前側周縁に設けられた第1前方ロック部材と、
前記第1前方ロック部材を前記第1前方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1前方付勢部材と、
手動操作により駆動され、且つ駆動されたときに前記第1前方ロック部材を前記第1前方係合孔から離脱させる第1操作部と、をもち、
前記第2ロック装置は、
前記前方アームにおける前記第1前方枢支部及び前記第2前方枢支部とは異なる部位に形成された第2前方係合孔と、
前記第2前方係合孔に係合及び離脱するように前記蓋体に設けられた第2前方ロック部材と、
前記第2前方ロック部材を前記第2前方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2前方付勢部材と、
手動操作により駆動され、且つ駆動されたときに前記第2前方ロック部材を前記第2前方係合孔から離脱させる第2操作部と、をもつことを特徴とする。
上記構成において、「左側」、「右側」は、両開き収納装置の蓋体が開く方向を左側と右側とする。「前側」は、蓋体の前方アームが配置された側をいい、「後側」は、前記前側と反対側をいう。
上記構成によれば、前方アームの一端は、蓋体の左側及び右側の一方に枢支された第1前方枢支部をもち、前方アームの他端は、ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の他方に枢支された第2前方枢支部をもつ。そして、第1前方ロック部材は、ボックス本体の開口の前側周縁に設けられ、第2前方ロック部材は蓋体に設けられている。前方アームには、第1前方ロック部材を係脱可能に係合する第1前方係合孔と、第2前方ロック部材を係脱可能に係合する第2前方係合孔とをもつ。
第1操作部を駆動させると、第1前方ロック部材が第1前方付勢部材の付勢力に抗して第1前方係合孔から離脱する。このとき、第2前方ロック部材は第2前方係合孔に係合された状態を維持する。蓋体の左側及び右側の一方が前方アームとともに開く。
第2操作部を駆動させると、第2前方ロック部材が第2前方付勢部材の付勢力に抗して第2前方係合孔から離脱する。このとき、第1前方ロック部材は第1前方係合孔に係合された状態を維持する。前方アームはボックス本体の開口の前側周縁に残り、蓋体はその左側及び右側の他方を開く。
本発明では、第1前方係合孔及び第2前方係合孔は、前方アームにおける第1前方枢支部及び第2前方枢支部とは異なる部位に形成されている。このため、前方アームの回動軸線上にロック部材を挿入させる係合孔を設けた場合に比べて、前方アームの回動軸周りを小さくすることができる。
また、第1前方ロック部材及び第2前方ロック部材の配置の自由度が増す。これに伴い、第1操作部及び第2操作部の配置位置の自由度も増す。開閉機構全体の配置の自由度が増す。
第1操作部を駆動して蓋体の左側及び右側の一方を開くときに前方アームも蓋体とともに回動する。このため、第1操作部を駆動させたときには、前方アームがボックス本体の開口の前側周縁に残らず、見栄えがよい。
(2)前記第1操作部は、前記蓋体の左側及び右側の一方に配設されており、前記第2操作部は、前記蓋体の左側及び右側の他方に配設されていることが好ましい。蓋体に第1操作部及び第2操作部を設けることで、ボックス本体の構成が簡素になる。
(3)上記(2)において、前記第2前方ロック部材は、前記第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上に配置され、且つ前記第1前方係合孔と前記第2前方係合孔とは、前記前方アームに形成された同一の穴を形成しており、
前記第2前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたときに前記穴を進入するように前記第1操作部に連係し、前記第2操作部を駆動させたときに前記穴から離脱するように前記第2操作部に連係しており、
第1操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記穴を進入して前記第1前方ロック部材を押圧して、前記第1前方ロック部材を前記穴から離脱させ、
前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材を前記穴から離脱させ、前記第1前方ロック部材は前記穴に係合させた状態を維持させることが好ましい。
第2前方ロック部材は、第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上に配置され、且つ第1前方係合孔と第2前方係合孔とは、前方アームに形成された同一の穴を形成している。このため、第2前方ロック部材を、第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上とは異なる位置に配置したり、第1前方係合孔と第2前方係合孔とを異なる位置に形成したりした場合に比べて、開閉機構を簡素な構成とすることができる。
第1操作部を駆動させたときに、第2前方ロック部材が穴を進出して第1前方ロック部材を押圧し、強制的に穴から第1前方ロック部材を離脱させる。このため、第1操作部の駆動により確実且つ円滑に蓋体の左側及び右側の一方が開くことができる。
(4)前記第1操作部は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の一方に配設されており、前記第2操作部は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の他方に配設されていることが好ましい。ボックス本体の開口の前側周縁に第1操作部及び第2操作部を設けることにより、蓋体の構成が簡素になる。
(5)上記(4)において、前記第2前方ロック部材は、前記第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上に配置され、且つ前記第1前方係合孔と前記第2前方係合孔とは、前記前方アームに形成された同一の穴を形成しており、
前記第1前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたときに前記第1前方ロック部材を前記穴から離脱させるように前記第1操作部に連係し、且つ、前記第2操作部を駆動させたときに前記第1前方ロック部材が前記穴を進入するように前記第2操作部に連係しており、
前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記穴から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記穴に係合した状態を維持させ、
前記第2操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記穴を進入して前記第2前方ロック部材を押圧して、前記第2前方ロック部材を前記穴から離脱させることが好ましい。
この構成によれば、第2前方ロック部材を、第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上とは異なる位置に配置したり、第1前方係合孔と第2前方係合孔とを異なる位置に形成したりした場合に比べて、開閉機構を簡素な構成とすることができる。
第2操作部を駆動させたときに、第1前方ロック部材が穴に進出して第2前方ロック部材を押圧し、強制的に穴から第2前方ロック部材を離脱させる。このため、第2操作部の駆動により確実に且つ円滑に蓋体の左側及び右側の他方を開くことができる。
(6)前記第1操作部は、前記ボックス本体の開口の周縁に配設されており、前記第2操作部は、前記蓋体に配設されていることが好ましい。第1操作部をボックス本体の開口の周縁に設け、第2操作部を蓋体に設けることで、各操作部の配置の自由度が増す。
(7)上記(6)において、前記第1前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記第1前方係合孔から離脱するように連係しており、
前記第2前方ロック部材は、前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記第2前方係合孔から離脱するように連係しており、
前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記第1前方係合孔から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記第2前方係合孔に係合した状態を維持させ、
前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記第2前方係合孔から離脱し、前記第1ロック部材は前記第1前方係合孔に係合した状態を維持させることが好ましい。
この場合にも、第1操作部を駆動させたときには蓋体を左側及び右側の一方から開き、第2操作部を駆動させたときには蓋体を左側及び右側の他方から開くことができる。
(8)前記開閉機構は、更に、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の後側周縁との間に設けられた後方アームをもち、
前記後方アームの一端は、前記蓋体の左側及び右側の一方に枢支された第1後方枢支部をもち、前記後方アームの他端は、前記ボックス本体の開口の後側周縁の左側及び右側の他方に枢支された第2後方枢支部をもち、
前記第1ロック装置は、更に、前記ボックス本体の開口の後側周縁に設けられ且つ前記第1前方ロック部材と同期して移動される第1後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第1後方ロック部材を係脱可能に係合する第1後方係合孔と、前記第1後方ロック部材を前記第1後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1後方付勢部材と、をもち、
前記第2ロック装置は、更に、前記蓋体に設けられ且つ前記第2前方ロック部材と同期して移動される第2後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第2後方ロック部材を係脱可能に係合する第2後方係合孔と、前記第2後方ロック部材を前記第2後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2後方付勢部材と、をもち、
前記第1後方係合孔及び前記第2後方係合孔は、前記後方アームにおける前記第1後方枢支部及び前記第2後方枢支部とは異なる部位に形成されており、
前記第1操作部を駆動させたとき前記第1後方ロック部材が前記第1後方係合孔から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記第2後方係合孔に係合した状態を維持させ、
前記第2操作部を駆動させたとき前記第2後方ロック部材が前記第2後方係合孔から離脱し、前記第1後方ロック部材は前記第1後方係合孔に係合した状態を維持させることが好ましい。
蓋体は、その前側において前方アームにより支持され、その後側において後方アームにより支持される。後方アームの第1後方枢支部は、蓋体に枢支されており、後方アームの第2後方枢支部は、ボックス本体の開口の後側周縁に枢支されている。蓋体は安定に支持される。
後方アームに第1後方係合孔及び第2後方係合孔を形成することで、後方アームを前方アームと同様に作動させることができる。
(9)前記開閉機構は、更に、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の後側周縁との間に設けられた後方アームをもち、
前記後方アームの一端は、前記ボックス本体の開口の後側周縁の左側及び右側の一方に枢支された第1後方枢支部をもち、前記後方アームの他端は、前記蓋体の左側及び右側の他方に枢支された第2後方枢支部をもち、
前記第1ロック装置は、更に、前記蓋体に設けられ且つ前記第1前方ロック部材と同期して移動される第1後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第1後方ロック部材を係脱可能に係合する第1後方係合孔と、前記第1後方ロック部材を前記第1後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1後方付勢部材と、をもち、
前記第2ロック装置は、更に、前記ボックス本体の開口の後側周縁に設けられ且つ前記第2前方ロック部材と同期して移動される第2後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第2後方ロック部材を係脱可能に係合する第2後方係合孔と、前記第2後方ロック部材を前記第2後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2後方付勢部材と、をもち、
前記第1後方係合孔及び前記第2後方係合孔は、前記後方アームにおける前記第1後方枢支部及び前記第2後方枢支部とは異なる部位に形成されており、
前記第1操作部を駆動させたとき前記第1後方ロック部材が前記第1後方係合孔から離脱し、前記第2後方ロック部材は前記第2後方係合孔に係合した状態を維持させ、
前記第2操作部を駆動させたとき前記第2後方ロック部材が前記第2後方係合孔から離脱し、前記第1後方ロック部材は前記第1後方係合孔に係合した状態を維持させることが好ましい。
この態様は、後方アームの第1後方枢支部が、ボックス本体の開口の後側周縁に枢支されており、後方アームの第2後方枢支部が、蓋体に枢支されている点が、上記(8)と相違する。これに伴い、第1後方ロック部材は蓋体に設けられ、第2後方ロック部材は、ボックス本体の開口の後側周縁に設けられる。この場合においても、後方アームに第1後方係合孔及び第2後方係合孔を形成することで、後方アームを前方アームと同様に作動させることができる。
また、蓋体は、その前側において前方アームにより支持され、その後側において後方アームにより支持される。蓋体は安定に支持される。
本発明の上記構成によれば、アームの回動軸周りを小さくすることが可能な両開き収納装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る、蓋体左側開時の両開き収納装置の斜視図である。 第1の実施形態に係る両開き収納装置の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る両開き収納装置の断面図である。 第1の実施形態に係る、前方アームの第1前方枢支部と第2前方枢支部の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る、蓋体閉止時の押さえ装置を示すための、図3のA−A矢視断面図である。 第1の実施形態に係る、蓋体左側開時の押さえ装置を示すための、図3のA−A矢視断面図である。 第1の実施形態に係る、蓋体左側開時の両開き収納装置の断面図である。 第1の実施形態に係る、蓋体右側開時の両開き収納装置の断面図である。 第2の実施形態に係る、図11のE−E矢視断面図である。 第2の実施形態に係る、両開き収納装置の分解斜視図である。 第2の実施形態に係る、図9のK−K矢視断面図である。 第2の実施形態に係る、蓋体閉止時の図11のL−L矢視断面図である。 第2の実施形態に係る、蓋体左側開時の図11のL−L矢視断面図である。 第2の実施形態に係る、蓋体右側開時の図11のL−L矢視断面図である。 第3の実施形態に係る、蓋体閉止時の両開き収納装置の断面図である。 第3の実施形態に係る、両開き収納装置の分解斜視図である。 第3の実施形態に係る、蓋体左側開時の第1ロック装置の断面図である。 第3の実施形態に係る、蓋体閉止時の第2ロック装置の断面図である。 第3の実施形態に係る、蓋体右側開時の第2ロック装置の断面図である。 第4の実施形態に係る、蓋体閉時の両開き収納装置の断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。図1及びそれ以後の図面において、前、後、右、左、上、下は、左ハンドル車の左側運転席に乗車した乗員から見た方向である。図1、図2に示すように、本実施形態の両開き収納装置10は、車両室内中央に設置されたセンターコンソールに装着される。両開き収納装置10は、開口11を有するボックス本体1と、ボックス本体1の開口11を覆う蓋体2と、蓋体2を左側又は右側から開閉可能とする開閉機構25とを有する。両開き収納装置10は、蓋体2が閉止状態にあるときには、アームレストとして用いられる。
図2に示すように、ボックス本体1は、略直方体形状をなし、ボックス本体1の内部には直方体形状の開口11が形成されている。ボックス本体1の開口11を挟んでその前側と後側には、それぞれ周縁部19が形成されている。ボックス本体1の開口11の前側と後側に形成された各周縁部19の上には、それぞれ前側部15と後側部16とが設けられている。前側部15は、本発明のボックス本体の前側周縁部に相当し、後側部16は、本発明のボックス本体の後側周縁部に相当する。前側部15の表面と後側部16の表面は、カバー材17で被覆されている。カバー材17の表面は、閉止状態の蓋体2の表面と同一平面を形成する位置にある。前側部15と後側部16は、開口11を挟んで互いに対向する側壁15a、16aをもつ。
蓋体2は、ボックス本体1の開口11を左側又は右側から開閉可能に覆っている。蓋体2は、上部材21と下部材22とからなる。上部材21は、緩やかに丸みを帯びた矩形の形状をなしている。下部材22は、上部材21に相応する矩形の板形状をなす平面部22aと、平面部22aの周縁を囲む側壁22bとを有する。上部材21と下部材22とは、図略の凹凸嵌合により、一体となって蓋体2を形成している。
図2、図3に示すように、開閉機構25は、前方アーム5と、後方アーム6と、第1ロック装置26と、第2ロック装置27とを有する。
前方アーム5は、長尺形状を呈しており、その長手方向を左右方向と平行になるように、蓋体2とボックス本体1の前側部15との間に配置されている。蓋体2の閉止時には、前方アーム5は、蓋体2の側壁22bに沿って配設されていて、側壁22bと略同一形状をなしている。前方アーム5の左端には、蓋体2の前方左側に枢支される第1前方枢支部51が設けられている。前方アーム5の右端には、ボックス本体1の前側部15の右側に枢支される第2前方枢支部52が設けられている。
図3、図4に示すように、前方アーム5の第1前方枢支部51は、前方アーム5の左端から後方側に突出する軸部51aと、軸部51aに外挿される筒体51bと、ねじりコイルばね51cと、を有する。軸部51aの基部は、円形断面をもち、蓋体2の下部材22の側壁22bの左部に形成した支持孔22cに回動可能に挿入されている。軸部51aの外面に形成した溝条51dには、座金51jが配設されている。軸部51aの先端部は、断面がD字形状などの非円形状をなす非円形部51eをもち、筒体51bの内面は、軸部51aの非円形部51eと相応する形状をなすため、筒体51bは、軸部51aの回転に伴って共回転する。筒体51bの一端には、径方向に拡径したギヤ部51fが形成されている。
ねじりコイルばね51cは、筒体51bに巻回されており、筒体51bのギヤ部51fと座金51jとの間に配設されている。ねじりコイルばね51cの一端は、筒体51bのギヤ部51fの係止部51kに係止され、ねじりコイルばね51cの他端は、蓋体2に係止されて、蓋体2に対する前方アーム5の角度が開くように前方アーム5を付勢している。筒体51bに形成されたギヤ部51fは、ダンパ装置51gに設けたダンパギヤ51iと噛み合っている。ダンパ装置51gは蓋体2の側壁22bに固定されている。ダンパ装置51gには、粘性をもつオイルが封入されている。ダンパ装置51gの外周部に形成されたダンパギヤ51iは、筒体51bの外周に形成されたギヤ部51fと噛合して、筒体51bと共回転する軸部51aの回転速度を減衰させて、蓋体2の開き速度を低減させている。
前方アーム5の第2前方枢支部52は、前方アーム5の長手方向の右端において前方側に突出する軸部52aと、軸部52aに外嵌される筒体52bと、ねじりコイルばね52cと、ダンパ装置52gとを有する。第2前方枢支部52の軸部52aの基部は、ボックス本体1の前側部15の側壁15aの右部に形成した支持孔15bに回動可能に支持されている。軸部52aは、第1前方枢支部51の軸部51aと同様の構成で、軸部52aの回転にともなって筒体52bが共回転する。
筒体52bに形成されたギヤ部52fは、ダンパ装置52gに設けたダンパギヤ52iと噛み合っている。ダンパ装置52gは前側部15の側壁15aに形成した孔15sに固定されている。ダンパ装置52gにより、筒体52bと共回転する軸部52aの回転速度を減衰させている。ねじりコイルばね52cの一端は、筒体52bに係止され、ねじりコイルばね52cの他端はボックス本体1の前側部15に係止されることで、ねじりコイルばね52cは、ボックス本体1に対する前方アーム5の角度が開くように前方アーム5を付勢している。
後方アーム6は、前方アーム5の第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52に対して、左右に延びる直線にして線対称な位置に、第1後方枢支部61及び第2後方枢支部62を有する。即ち、後方アーム6は、長尺形状を呈しており、その長手方向を左右方向と平行になるように、蓋体2とボックス本体1の後側部16との間に配置されている。
後方アーム6の左端は、蓋体2の後方左端に枢支される第1後方枢支部61をもち、後方アーム6の右端は、ボックス本体1の後側部16の右端に枢支される第2後方枢支部62をもつ。後方アーム6の第1後方枢支部61は軸部61aをもち、軸部61aは、蓋体2の側壁22bの左部に形成された支持孔22dに回動可能に挿入されている。後方アーム6の第2後方枢支部62は軸部62aをもち、軸部62aは後側部16の側壁16aの右部に形成した支持孔16rに回動可能に挿入されている。
図2、図3に示すように、第1ロック装置26は、蓋体2の左側を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる装置である。第1ロック装置26は、前方アーム5に形成された貫通穴53と、ボックス本体1の前側部15に設けられた第1前方ロック部材31と、ボックス本体1の後側部16に設けた第1後方ロック部材32と、第1操作部91とをもつ。貫通穴53は、前方アーム5の長手方向の中央部であって、第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52とは異なる部位に形成されている。
第1前方ロック部材31は、ボックス本体1の前側室15の中央部に設けられている。第1前方ロック部材31は、係合部31aと長孔31bとばね室31cとをもつ。ボックス本体1の前側室15には、2つの突起部15bが形成されている。突起部15bは、第1前方ロック部材31の長孔31bに外嵌され、その状態で、突起部15bに図略のピンを嵌め込むことで、第1前方ロック部材31を前側部15に対して前後方向に移動可能に保持している。本明細書において、長孔に突起部を嵌めてピンで保持する構造は、長孔をもつ要素を、突起部をもつ要素に対して移動可能に保持する共通の構成になっている(図11参照)。
第1前方ロック部材31の係合部31aは、前方アーム5の貫通穴53に係合されている。ばね室31cには、第1前方付勢部材33が収容されている。第1前方付勢部材33は圧縮コイルばねである。第1前方付勢部材33の一端は第1前方ロック部材31のばね室31cの座面31dに係止され、第1前方付勢部材33の他端は前側部15の凸部15cに係止されていて、第1前方付勢部材33は第1前方ロック部材31を後方側に向けて付勢している。
第1後方ロック部材32は、ボックス本体1の後側部16の中央部に設けられている。第1後方ロック部材32は、第1前方ロック部材31と同様に、係合部32aと長孔32bとばね室32cとをもつ。ボックス本体1の後側室16には、2つの突起部16bが形成されていて、これらは第1後方ロック部材32の長孔32bに前後方向移動可能に嵌合されている。第1後方ロック部材32の係合部32aは、後方アーム6の貫通穴63に係合されている。ばね室32cには、第1後方付勢部材34が収容されている。第1後方付勢部材34は、圧縮コイルばねである。第1後方付勢部材34の一端が第1後方ロック部材32のばね室32cの座面32dに係止され、第1後方付勢部材34の他端はボックス本体1の後側部16の凸部16cに係止されていて、第1後方付勢部材34は第1後方ロック部材を前方側に向けて付勢している。
第2ロック装置27は、蓋体2の右側を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる装置である。第2ロック装置27は、前方アーム5に形成された貫通穴53と、後方アーム6に形成された貫通穴63と、蓋体2に設けられた第2前方ロック部材41及び第2後方ロック部材42と、第2操作部92とをもつ。貫通穴53は、本発明の第1前方係合孔と第2前方係合孔との役目を担う。貫通穴63は、本発明の第1後方係合孔と第2後方係合孔との役目を担う。
第2前方ロック部材41は、長尺形状をなし、その長尺方向を前後方向に向けて、蓋体2の左右中央に配置されている。第2前方ロック部材41は、第1前方ロック部材31の移動軌跡の延長線上に位置している。第2前方ロック部材41の前端には、係合部41aが形成されている。第2前方ロック部材41は、長孔41b,41cをもち、長孔41b,41cは、蓋体2の下部材22から突設された突起部22d,22vを前後方向に移動可能に嵌合している。第2前方ロック部材41が前後方向に移動することによって、係合部41aは貫通穴53に係合及び離脱する。第2前方ロック部材41の長手方向の中央部の若干後側には、位置調整機構71が設けられている。
位置調整機構71は、第2前方ロック部材41に形成された2つの長孔41b,41c及び凹状傾斜部41dと、調整板72と、圧縮コイルばね73とをもつ。調整板72は、凸状傾斜部72a,長孔72b,72e及びばね室72cをもつ。蓋体2の突起部22dは、第2前方ロック部材41に形成された長孔41bに挿通され、更に調整板72の長孔72bに嵌合されている。蓋体2における突起部22dの左側に突設された突起部22eは、調整板72の他方の長孔72eに嵌合されている。第2前方ロック部材41の凹状傾斜部41dは、中心から両端に向かってV字状に突出する傾斜面41eをもつ。調整板72の凸状傾斜部72aは、凹状傾斜部41dと相応する形状の傾斜面72dをもつ。
圧縮コイルばね73は、調整板72のばね室72cに収容されている。圧縮コイルばね73の一端は調整板72に係止され、圧縮コイルばね73の他端は蓋体2の座部22mに係止されていて、圧縮コイルばね73は、調整板72を第2前方ロック部材41の凹状傾斜部41dに向けて付勢して、第2前方ロック部材41の係合部41aが前方アーム5の貫通穴53の深さ方向の中央部分に位置するように、第2前方ロック部材41を位置決めしている。貫通穴53は、第2前方ロック部材41を係脱可能に挿入しているため、本発明の第2前方係合孔及び第1前方係合孔に相当する。
第2後方ロック部材42は、蓋体2に設けられ、第2前方ロック部材41の後方側に配置されている。第2後方ロック部材42は、第1後方ロック部材32の移動軌跡の延長線上に位置している。第2後方ロック部材42の後端の係合部42aは、後方アーム6の貫通穴63に係合及び離脱可能に係合している。第2後方ロック部材42は、長孔42b、42cをもち、長孔42b,42cは、蓋体2に突設された突起部22w、22jを前後移動可能に嵌合している。第2後方ロック部材42と第2前方ロック部材41との間には、ピニオンギヤ43が設けられている。ピニオンギヤ43は、蓋体2の中心軸部22rに回動自在に支持されていて、第2前方ロック部材41に形成されたラックギヤ41fと第2後方ロック部材42に形成されたラックギヤ42fに噛み合っている。第2前方ロック部材41に形成されたラックギヤ41fは、第2後方ロック部材42に形成されたラックギヤ42fとピニオンギヤ43を挟んで対称の位置に配置されている。このため、第2後方ロック部材42は、第2前方ロック部材41の前後方向の移動と逆方向に同期して移動する。
位置調整機構71の圧縮コイルばね73は、第2前方ロック部材41を貫通穴63に係合する方向に付勢している。また、第2後方ロック部材42は、ピニオンギヤ43を介して第2前方ロック部材41と同期して移動するため、圧縮コイルばね73の付勢力は、第2前方ロック部材41及びピニオンギヤ43を介して、第2後方ロック部材42に間接的に伝わる。このため、圧縮コイルばね73は、本発明の第2前方付勢部材及び第2後方付勢部材に相当する。
第1ロック装置26の第1操作部91及び第2ロック装置27の第2操作部92は、いずれも第2前方ロック部材41に連係している。第2前方ロック部材41の長手方向の中央部から若干前側には、ばね室41xを囲む枠状部41yが形成されている。枠状部41yの左右両側には、それぞれ凸部41f,41gが形成されている。また、第1操作部91及び第2操作部92は、いずれも、ボタン部91a,92aと、ボタン部91a,92aの裏面側に延びる脚部91b,92bと、脚部91b,92bに形成された長孔91c,92c及びガイド孔91d,92dと、をもつ。第1操作部91と第2操作部92は、左右対称形状をなす。第1操作部91のボタン部91a及び第2操作部92のボタン部92aは、それぞれ蓋体2の下部材22の左側及び右側の側壁22bに形成された支持枠22cに進退可能に保持されている。第1操作部91の長孔91c及び第2操作部92の長孔92cは、それぞれ蓋体2の下部材22に突出された突起部22y,22fを左右方向に移動可能に嵌合させている。第1操作部91のガイド孔91d及び第2操作部92のガイド孔92dは、それぞれ第2前方ロック部材41の枠状部41yの左側の凸部41f及び右側の凸部41gを移動可能に嵌合させている。ガイド孔91d,92dは、いずれも前方に対して左右方向外側に向かって傾斜する傾斜部91e,92eと、前後方向に延びる平行部91f,92fと、をもつ。第1操作部91のガイド孔91dの平行部91fは傾斜部91eの後方側に配置され、第2操作部92のガイド孔92dの平行部92fは傾斜部92eの前方側に配置されている。
第2前方ロック部材41の枠状部41yに囲まれたばね室41xには圧縮コイルばね93が収容されている。圧縮コイルばね93の一端は第1操作部91の脚部91aの先端に係止されており、圧縮コイルばね93の他端は第2操作部92の脚部92aの先端に係止されていて、圧縮コイルばね93は、第1操作部91と第2操作部92を左右方向外側に向かって付勢している。第1操作部91のボタン部91aを押し込むと、第2前方ロック部材41の左側の凸部41fが、ガイド孔91dの傾斜部91eに移動され第2前方ロック部材41を前方側に移動させる。第2操作部92のボタン部92aを押し込むと、第2前方ロック部材41の右側の凸部41gが、ガイド孔92dの傾斜部92eに移動され第2前方ロック部材41を後方側に移動させる。
また、蓋体2が開いているときには、第1前方ロック部材31の係合部31a及び第1後方ロック部材32の係合部32aが、それぞれ第1前方付勢部材33及び第1後方付勢部材34の付勢力により開口11に突出しようとする。これらの係合部31a,32aが、開口11を囲む側壁15a,16aの穴部15e,16eから突出すると開口11周縁の見栄えが良くない。そこで、前側部15及び後側部16には、それぞれ、蓋体2が開いているときに係合部31a,32aの飛び出しを防止する押さえ装置75が設けられている。
図2、図5に示すように、押さえ装置75は、揺動板76と、ピン77と、ねじりコイルばね78とをもつ。揺動板76の左右外側の一端部には、屈曲部76aが形成されていて、屈曲部76aの上にはピン77が固定されている。ピン77は、ボックス本体1の開口11の周縁に形成した穴11cから進退可能に設けられている(図1)。揺動板76の左右内側の端部は、第1前方ロック部材31の係合部31aの手前に位置している。各ねじりコイルばね78は、揺動板76の略中央部に形成した揺動軸部76bに巻回されている。各ねじりコイルばね78の一端は、揺動板76の係止突部76cに係止され、他端は前側部15の内面の突部15f及び後側部16の内面の図略の突部に係止されている。各ねじりコイルばね78は、揺動板76を図5、図6において左周りに付勢している。図5に示すように、蓋体2が閉止状態にあるときには、蓋体2の上面によりピン77が押されて、揺動板76の一端に形成した屈曲部76aは下降し、揺動板76の他端は上昇して、第1前方ロック部材31及び第1後方ロック部材を側壁15a,16aの穴部15e,16eから突出させる。図6に示すように、蓋体2が開いているときには、ねじりコイルばね78の付勢力により、揺動板76の一端が上昇してピン77が上側に突出する。揺動板76の他端は下降して、穴部15e,16eを塞ぎ、第1前方ロック部材31及び第1後方ロック部材32が穴部15e,16eから飛び出すことを防止する。
本実施形態の両開き収納装置10の作動について説明する。図3に示すように、蓋体2を閉止しているときには、第2ロック装置27の第2前方ロック部材41は、位置調整機構71により前方アーム5の貫通穴53に係合する位置に設定されている。第2前方ロック部材41がこのように位置決めされると、ピニオンギヤ43を介して、第2後方ロック部材42も、後方アーム6の貫通穴63に係合される位置に設定される。このとき、第2前方ロック部材41及び第2後方ロック部材42は、それぞれ貫通穴53,63のちょうど半分程度まで挿入された位置に留まる。貫通穴53,63には、この挿入側と反対側から、それぞれ第1前方ロック部材31の係合部31a、及び第1後方ロック部材32の係合部32aが挿入されている。第2前方ロック部材41の係合孔41aは、貫通穴53において第1前方ロック部材31の係合部31aに当接しており、第2後方ロック部材42の係合部42aは、貫通穴63において第1後方ロック部材32の係合部32aに当接している。この状態では、前方アーム5及び後方アーム6は回動することができず、蓋体2は閉止状態を維持する。
図7に示すように、左側の第1操作部91のボタン部91aを押し込むと、ガイド孔91dの中の凸部41fが傾斜部91eに移動される。第2前方ロック部材41が前進し、前方アーム5の貫通穴53から第1前方ロック部材31を押し出し、第1前方ロック部材31を貫通穴53から離脱させる。また、第2後方ロック部材42は、ピニオンギヤ43により、第2前方ロック部材41の前側への移動方向とは逆方向に移動される。第2後方ロック部材42は、後方アーム6の貫通穴63を前進して、第1後方ロック部材42を貫通穴63から離脱させる。これにより、蓋体2の左側の閉止状態の規制が解除される。ねじりコイルばね52cの付勢力により、前方アーム5の第2前方枢支部52及び後方アーム6の第2後方枢支部62が回動して、蓋体2の左側が開く。
図8に示すように、右側の第2操作部92のボタン部92aを押し込むと、ガイド孔92dの中の凸部41gが傾斜部92eに移動され、第2前方ロック部材41が前方アーム5の貫通穴53から離脱される。また、第2後方ロック部材42も第2前方ロック部材41と同期して後方アーム6の貫通穴63から離脱される。第1前方ロック部材31及び第1後方ロック部材32は、それぞれ貫通穴53,63に係合した状態を維持する。ねじりコイルばね51cの付勢力により、前方アーム5の第1前方枢支部51及び後方アーム6の第1後方枢支部61を回動中心に、蓋体2が揺動し、蓋体2の右側が開く。
本実施形態においては、前方アーム5の左端は、蓋体2の左側に枢支された第1前方枢支部51をもち、前方アーム5の右端は、ボックス本体1の前側部15の右側に枢支された第2前方枢支部52をもつ。そして、第1前方ロック部材31は、ボックス本体1の前側部15に設けられ、第2前方ロック部材41は蓋体2に設けられている。前方アーム5には、第1前方ロック部材31及び第2前方ロック部材41を係脱可能に係合する貫通穴53をもつ。
貫通穴53は、前方アーム5の第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52とは異なる部位に形成されている。このため、前方アーム5の回動軸線上に第1前方ロック部材31及び第2前方ロック部材41を挿入させる貫通穴を設けた場合に比べて、前方アーム5の回動軸周りを小さくすることができる。後方アーム6も、前方アーム5と同様に、回動作軸周りを小さくすることができる。また、第1前方ロック部材31及び第2前方ロック部材41の配置の自由度が増す。これに伴い、第1操作部91及び第2操作部92の配置位置の自由度も増す。開閉機構25全体の配置の自由度が増す。
また、第1操作部91を駆動して蓋体2の左側を開くときに前方アーム5及び後方アーム6も蓋体2とともに回動する。このため、第1操作部91を駆動させたときには、前方アーム5及び後方アーム6がボックス本体1の開口11の周縁に残らず、見栄えがよい。
蓋体に第1操作部91及び第2操作部92を設けることで、ボックス本体1の構成が簡素になる。
第2前方ロック部材41は、第1前方ロック部材31の移動軌跡の延長線上に配置されている。また、前方アーム5に形成された貫通穴53は、第1前方ロック部材31を係合する第1前方係合孔と、第2前方ロック部材41を係合する第2前方係合孔とを兼ねている。このため、第2前方ロック部材41を、第1前方ロック部材31の移動軌跡の延長線上とは異なる位置に配置したり、第1前方係合孔と第2前方係合孔とを互いに異なる位置に形成したりした場合に比べて、開閉機構25を簡素な構成とすることができる。
第1操作部91を駆動させたときに、第2前方ロック部材41が貫通穴53を進出して第1前方ロック部材31を押圧し、強制的に貫通穴53から第1前方ロック部材31を離脱させる。このため、第1操作部91の駆動により確実且つ円滑に蓋体2の左側及び右側の一方が開くことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、図9、図10に示すように、第1ロック装置26の第1操作部91と第2ロック装置27の第2操作部92は、ボックス本体1の前側部15に設けられている。これに伴い、本実施形態の第1ロック装置26と第2ロック装置27は、第1の実施形態の第1ロック装置26と第2ロック装置27と相違する。本実施形態のその他の構成は同様である。以下、本実施形態の第1ロック装置26及び第2ロック装置27について説明する。
第1ロック装置26は、前方アーム5に形成した貫通穴53と、ボックス本体1の前側部15に設けられた第1前方ロック部材31と、後方アーム6に形成した貫通穴63と、ボックス本体1の後側部16に設けた第1後方ロック部材32と、位置調整機構81と、第1操作部91とをもつ。貫通穴53は、本発明の第1前方係合孔及び第2前方係合孔に相当し、貫通穴63は、本発明の第1後方係合孔及び第2後方係合孔に相当する。貫通穴53,63は、第1実施形態と同様に、前方アーム5及び後方アーム6の中央に形成されている。
第1前方ロック部材31の後端は、貫通穴53に係合及び離脱可能な係合部31aをもつ。図12に示すように、第1前方ロック部材31の位置は、位置調整機構81により係合部31aが貫通穴53のちょうど中央まで進入するように調整されている。位置調整機構81は、調整板82と、第1前方付勢部材83と、第1前方ロック部材31に形成された長孔31b及び凹状傾斜部31eと、前側部15の底面から突出した2つの突起部15h、15hとを有する。調整板82は、凸状傾斜部82aと、2つの長孔82b,82bと、座部82cをもつ。2つの突起部15h,15hは、調整板82に形成された長孔82b,82bに前後方向に移動可能に嵌合されている。第1前方付勢部材83は圧縮コイルばねであり、第1前方付勢部材83の一端は調整板82の座部82cに係止され、第1前方付勢部材83の他端は前側部15の座部15kに係止されている。第1前方付勢部材83は、調整板82を第1前方ロック部材31の凹状傾斜部31eに向けて付勢している。第1前方ロック部材31の係合部31aが前方アーム5の貫通穴53の深さ方向の中央部分に位置するように、第1前方ロック部材31を付勢している。
第1後方ロック部材32は、係合部32aと長孔32bとばね室32cとをもつ。係合部32aは、後方アーム6の貫通穴63に係脱可能に係合している。長孔32bには、後側部16から突出した2つの突起部16b,16bが前後方向に移動可能に嵌合されている。これにより、第1後方ロック部材32は前後方向に移動可能である。ばね室32cには、第1後方付勢部材34が収容されており、第1後方ロック部材32を前側に付勢している。第1後方付勢部材34は圧縮コイルばねである。
図9に示すように、第2ロック装置27は、前方アーム5に形成された貫通穴53と、後方アーム6に形成された貫通穴63と、蓋体2に設けられた第2前方ロック部材41及び第2後方ロック部材42と、第2操作部92とをもつ。貫通穴53は、本発明の第1前方係合孔と第2前方係合孔との役目を担う。貫通穴63は、本発明の第1後方係合孔と第2後方係合孔との役目を担う。
第2前方ロック部材41は、長尺形状をなし、その長尺方向を前後方向に向けて、蓋体2の左右中央に配置されている。第2前方ロック部材41は、前後方向に移動することによって、貫通穴53に係合及び離脱する。第2前方ロック部材41の長孔41b,41cは、蓋体2の突起部22d,22vを前後方向に相対移動可能に嵌合させている。第2前方ロック部材41の長手方向の中央部の若干前側と蓋体2との間には、圧縮コイルばね44が設けられている。圧縮コイルばね44の一端は蓋体2の下部材22に突設されたL字状の座部22hが係止され、圧縮コイルばね44の他端は第2前方ロック部材41から突出させた座部41gに係止されていて、この圧縮コイルばね44は、第2前方ロック部材41を前側に付勢して、前方アーム5の貫通穴53に第2前方ロック部材41を係合させている。
第2後方ロック部材42は、第2前方ロック部材41と対称の構造をなしている。第2後方ロック部材42の長孔42b,42cは、蓋体2に形成された突起部22w,22jを相対的に前後移動可能に嵌合している。第2前方ロック部材41と第2後方ロック部材42との先端には、それぞれラックギヤ41f,42fが形成されている。蓋体2の中央にはピニオンギヤ43が回動自在に支持されている。ラックギヤ41f,42fは、ピニオンギヤ43と噛み合っていて、ピニオンギヤ43の回転中心を中心にして対称の位置に配置されている。第2前方ロック部材41が圧縮コイルばね44により貫通穴53に係合される方向に付勢されていると、第2後方ロック部材42は第2前方ロック部材41と逆方向の後側に付勢されて、後方アーム6の貫通穴63に係合されている。本実施形態において、圧縮コイルばね44は、本発明の第2前方付勢部材及び第2後方付勢部材に相当する。
図2,図3、図11に示すように、第1操作部91は、ボックス本体1の前側部15の左側に設けられ、第2操作部92は前側部15の右側に設けられている。第1操作部91及び第2操作部92は、それぞれボタン部材91j,92jと脚部材91k,92kとをもつ。各ボタン部材91j,92jは、それぞれボックス本体1の左右の側壁に形成した支持穴1c,1dに進退可能に挿入されている。各ボタン部材91j,92jと脚部材91k,92kとの間にはばね94が介在されている。また、脚部材91kの先端部と脚部材92kの間には、圧縮コイルばね93が設けられている。圧縮コイルばね93は、脚部材91kと脚部材92kとが離間する方向に付勢している。
図11に示すように、脚部材91kの2カ所には長孔91mが形成されていて、長孔91mは前側部15に下方に突設された突起部15hを左右方向に相対移動可能に嵌合している。脚部材92kの2カ所には長孔92mが形成されていて、長孔92mは前側部15に下方に突設された突起部15iを左右方向に相対移動可能に嵌合している。突起部15h,15iは、それぞれ筒状をなし、長孔91m,92mを外嵌した状態で、内部にピン15xを嵌挿することで、脚部材91k,92kを左右方向に移動可能に保持している。各脚部材91k,92kの先端には、ガイド孔91n,92nが形成されている。脚部材91kのガイド孔91nは、第1前方ロック部材31の凹状傾斜部31eに形成された凸部31fを移動可能に嵌合させている。脚部材92kのガイド孔92nは、第1前方ロック部材31の凸部31gを移動可能に嵌合させている。ガイド孔91n,92nは、いずれも前方に対して左右方向外側に向かって傾斜する傾斜部91p,92pと、前後方向に延びる平行部91q,92qとをもつ。脚部材91kのガイド孔91nの平行部91qは傾斜部91pの後方側に配置され、脚部材92kのガイド孔92nの平行部92qは傾斜部92pの前方側に配置されている。
図9、図13に示すように、本実施形態の両開き収納装置の蓋体2の左側を開く場合には、左側の第1操作部91を押し込む。脚部材91kのガイド孔91nの中の凸部31fが傾斜部91pに移動される。第1前方ロック部材31が前側に移動され、係合部31aが前方アーム5の貫通穴53から離脱する。第2前方ロック部材41は、圧縮コイルばね44により、前方に付勢されて、貫通穴53に進入する。第2前方ロック部材41の圧縮コイルばね44を保持している座部41gは、蓋体2の下部材22から突出されたストッパ22iに当たり、それ以上第1前方ロック部材31が前側に移動されることを規制している。ストッパ22iで規制された位置で第2前方ロック部材41の係合部41aは貫通穴53の中に留まる。このとき、第1前方ロック部材31は貫通穴53から完全に離脱される。また、第2後方ロック部材42は、ピニオンギヤ43で第2前方ロック部材41と同期して反対方向に移動され、後方アーム6の貫通穴63に進入し、第1後方ロック部材32を貫通穴63から離脱させる。これにより、第1ロック装置26による蓋体2の左側の閉止状態の規制が解除される。蓋体2の左側を上側に持ち上げると、蓋体2が前方アーム5及び後方アーム6とともに第2前方枢支部52及び第2後方枢支部62を中心に揺動し、蓋体2の左側が開く。
図14に示すように、右側の第2操作部92を押し込んだときには、脚部材92kのガイド孔92nの中の凸部31gが傾斜部92pに移動される。第1前方ロック部材31が後側に移動され、前方アーム5の貫通穴53を進入し、第2前方ロック部材41を押圧して、貫通穴53から第2前方ロック部材41を離脱させる。これにともない、第2後方ロック部材42も後方アーム6の貫通穴63から離脱する。蓋体2の右側の閉止状態の規制が解除される。蓋体2の右側を上側に持ち上げると、左側の第1前方枢支部51及び第2後方枢支部61を中心にして蓋体2が揺動して蓋体2の左側が開く。このとき、前方アーム5と後方アーム6は開口11の周縁に残る。
本実施形態においては、第1、第2操作部91,92が、前側部15に配設されている。この場合にも、第1の実施形態と同様に、蓋体2を左側又は右側から開くことができる。
また、第1、第2操作部91,92を前側部15に設けたため、これらを蓋体2に設けた場合よりも蓋体2の構成が簡素となりまた軽量化される。
また、第1、第2の実施形態においては、前方アーム5に形成した貫通穴53は、第1前方ロック部材31と第2前方ロック部材41との共通の係合孔である。しかし、これらの係合孔を別々に形成してもよい。また、後方アーム6に形成した貫通穴63は、第1後方ロック部材32と第2後方ロック部材42との共通の係合孔であるが、しかし、これらの係合孔を別々に形成してもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態の両開き収納装置は、図15に示すように、第1操作部91が前側部15の中央部に配設され、第2操作部92が蓋体2の右側に配設されている。これにともない、第1,第2ロック装置26,27の構成が、第1実施形態と相違する。本実施形態の両開き収納装置のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
図15、図16に示すように、第1ロック装置26は、前方アーム5に形成した第1前方係合孔54と、ボックス本体1の前側部15に設けられた第1前方ロック部材31と、後方アーム6に形成した第1後方係合孔64と、ボックス本体1に設けた第1後方ロック部材32と、第1操作部91とをもつ。
本実施形態において、第1前方係合孔54及び第2前方係合孔64は、前方アーム5及び後方アーム6の中央よりも左側に形成されている。第1前方係合孔54と第1後方係合孔64は、左右方向の位置が同じである。
第1操作部91は、ボタン部材93と、伝達部材94と、圧縮コイルばね95とをもつ。ボタン部材93は、ボタン93aとばね室93bと凸部93dとをもち、伝達部材94は、凸部93dを移動可能に嵌合するガイド孔94aと、長孔94bと、ばね室94cと、ギヤ部94dとをもつ。長孔94bは、前側部15から突出する突起部15mを左右方向に相対的に移動可能に嵌合して、伝達部材94が前側部15に対して左右方向に移動可能とする。ばね室93b内のばね93eは、ボタン部材93を前側に突出するように付勢している。圧縮コイルばね95は、伝達部材94のばね室94cに収容されている。圧縮コイルばね95の一端はばね室94cの内壁に保持され、他端は前側部15から突出する座部15tに保持されている。圧縮コイルばね95は、伝達部材94を左側に付勢している。本実施形態において、圧縮コイルばね95は、本発明の第1前方付勢部材及び第1後方付勢部材に相当する。
第1前方ロック部材31は、第1前方係合孔54に係合及び離脱可能な係合部31aと、ギヤ部31hと、長孔31rとをもつ。長孔31rは、前側部15から突出する突起部15rを前後方向に相対的に移動可能に嵌合している。第1後方ロック部材32は、第1操作部91及び第1前方ロック部材31と同期して移動される。
第1後方ロック部材32は、ロッド形状をなす。第1後方ロック部材32の後方部は、屈曲していて、屈曲部の端部に係合部32aが形成されている。また、第1後方ロック部材32は、長孔32rとピニオン32eとラック部32fとをもつ。長孔32rは、前側部15から突出する突起部15sを前後方向に相対的に移動可能に嵌合している。ピニオン32eは前側部15に回転自在に支持されている。ピニオン32eは、第1前方ロック部材31のギヤ部31hと、第1操作部91の伝達部材94に形成されたギヤ部94dと、第1後方ロック部材32のラック部32fに噛み合っている。
図17に示すように、第1操作部91のボタン93aが押し込まれると、凸部93dがガイド孔94aに沿って移動され、伝達部材94が右側に移動される。これに伴い、伝達部材94のギヤ部94dがピニオン32eを図17の左周りに回転させる。ピニオン32eに噛み合っている第1前方ロック部材31のギヤ部31hは後方に移動され、第1前方ロック部材31の係合部31aは第1前方係合孔54から離脱される。ピニオン32eに噛み合っている第1後方ロック部材32のラック部32fは後側に移動され、第1後方ロック部材32の屈曲した部分の先端に設けた係合部32aは、後方アーム6の第1後方係合孔64から離脱する。これにより、第1ロック装置26による蓋体2の左側の閉止状態の規制が解除される。蓋体2の左側を開くことができる。
図18に示すように、第2ロック装置27は、前方アーム5に形成された第2前方係合孔55と、第2前方ロック部材41と、後方アーム6に形成された第2後方係合孔65と、第2後方ロック部材42と、第2操作部92とをもつ。
第2前方係合孔55と第2後方係合孔65は、それぞれ、前方アーム5及び後方アーム6の左右の中央よりも右側に形成されている。第2前方ロック部材41及び第2後方ロック部材42は、いずれも蓋体2に設けられており、両者の間にはピニオンギヤ43が介在していて、両者を同期して互いに左右反対方向に移動させる。第2前方ロック部材41には、2つの長孔41b、41cが形成されていて、蓋体2に突設された2つの突起部22d、22vを移動可能に嵌合することで、第2前方ロック部材41は蓋体2に左右方向に移動可能に支持されている。
第2後方ロック部材42には、2つの長孔42b,42cが形成されている。長孔42i,42jは、蓋体2に突設された2つの突起部22w,22jを移動可能に嵌合することで、第2後方ロック部材42は蓋体2に左右方向に移動可能に支持されている。第1前方ロック部材31の後端には、圧縮コイルばね35が設けられており、第2前方ロック部材41を前進方向に付勢している。ピニオンギヤ43により、第2後方ロック部材42は後方側に付勢される。圧縮コイルばね35は、本発明の第2前方付勢部材及び第2後方付勢部材に相当する。
図16、図18に示すように、第2操作部92は、蓋体2の前側の右側に設けられている。第2操作部92は、ボタン92aと脚部92bとをもつ。脚部92bは、長孔92cとガイド孔92dとばね室92hとをもつ。ガイド孔92dは、略三角形状をなし、後方側に向けて右側に傾斜する傾斜面92iをもつ。長孔92cは、蓋体2に形成された突起部22tを左右方向に相対移動可能に嵌合している。ガイド孔92dには、第2前方ロック部材41に突出させた凸部41rが移動可能に嵌合されている。ばね室92hには圧縮コイルばね93が保持されていて、第1操作部91を蓋体2の右側の側壁に形成した支持穴22cから突出する方向に付勢している。
図19に示すように、第2操作部92を押し込むと、凸部41rがガイド孔92dの傾斜面92iに沿って前側に移動され、第2前方ロック部材42を後方側に移動させる。これに伴い、第2前方ロック部材41及び第2後方ロック部材42は、第2前方係合孔55及び第2後方係合孔65から離脱される。蓋体2の右側の閉止状態の規制が解除され、蓋体2の右側を開けることができる。
本実施形態においては、前方アーム5における第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52とは異なる部位に、第1前方係合孔54及び第2前方係合孔55を形成している。このため、第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52に第1前方係合孔54及び第2前方係合孔55を形成した場合に比べて、第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52を小さくすることができる。また、前方アーム5と同様に、後方アーム6の第1後方枢支部61及び第2後方枢支部62も、小さくすることができる。蓋体2及び前側部15を薄くすることが可能である。
本実施形態は、左側の蓋体2を開けるための第1操作部91を前側部の中央に配置している。両開き収納装置の前にはナビゲーションシステムの操作パネルが配置されていることがある。この場合、操作パネルから近い位置に第1操作部91を配置することで、操作パネルでの操作から両開き収納装置10の蓋体2の開閉のための第1操作部91まで、手の移動距離を短くでき、左ハンドル車のドライバー席に着座した乗員の操作性が向上する。
第1〜第3の実施形態では、左側運転席から蓋体2の左側を開いたときに前方アーム5及び後方アーム6も蓋体2とともに揺動させ、蓋体2の右側を開いたときに前方アーム5及び後方アーム6を開口11の周縁に残した。しかし、これとは前方アーム5と後方アーム6の左右方向を逆にすることで、蓋体2の右側を開いたときには、前方アーム5及び後方アーム6を開口11の周縁に残して、蓋体2の左側を開いたときには、前方アーム5及び後方アーム6を蓋体2とともに回動させてもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、両開き収納装置10の左側に運転席が配置されている。この運転席に座った乗員がボタン91aを押し込んで蓋体2の右側を開いて時には、前方アーム5と後方アーム6が蓋体2とともに回動する。このため、ボックス本体1の開口11周縁には前方アーム5及び後方アーム6が見えず、見栄えがよい。一方、両開き収納装置10の右側に位置する助手席に座った乗員が蓋体2の左側を開いたときには、ボックス本体1の開口11周縁に前方アーム5及び後方アーム6が残り、乗員から見える。しかし、図1に示すように、蓋体2の左側が置いている時には、前方アーム5及び後方アーム6は、蓋体2の側壁21bに沿って配設されていて、側壁21bと略同一形状をなしている。このため、前方アーム5及び後方アーム6があたかも蓋体2の側壁21bであるかのように見え、外観を損なうものではない。
(第4実施形態)
本実施形態は、図20に示すように、後方アーム6の第1後方枢支部61がボックス本体1の後側部16の左側に設けられ、第2後方枢支部62が蓋体2の右側に設けられている。第1後方枢支部61は、後方アーム6の右側に突出する軸部61hをもつ。軸部61hは、後側部16の側壁に形成した支持孔16bに回動可能に挿入されている。後方アーム6の第2後方枢支部62は軸部62hをもち、軸部62hは蓋体2の側壁に形成した支持孔22dに回動可能に挿入されている。
前方アーム5は、第1の実施形態と同様である。第2前方ロック部材41は、第1後方ロック部材32と一体となってロック体37を形成している。このロック体37は、蓋体2の前後方向の全体に渡って延びており、蓋体2の左右方向の略中央に配置されている。ロック体37の前端は、前方アーム5の貫通穴53に係脱可能に係合される係合部41aをもつ。ロック体37の後端は、後方アーム6の貫通穴63に係脱可能に係合される係合部32aをもつ。ロック体37の後端は貫通穴63の中で、第2後方ロック部材42と当接している。第2後方ロック部材42は、後側部16に設けられている。第2後方ロック部材42は、第1前方ロック部材31と同様に、係合部42aと長孔42bとばね室42cとをもち、後側部16に突設させた突起部16bを長孔42bに嵌合することで、第2後方ロック部材42は前後方向に移動可能とされている。ばね室42cに保持された第2後方付勢部材45は、第2後方ロック部材42を第2後方係合孔65に係合する方向に付勢している。
第1操作部91及び第2操作部92は、第1の実施形態と同様に、蓋体2に設けられたロック体37に連係されている。左側の第1操作部91を押し込むと、ロック体37が前側に移動される。ロック体37の前端の係合部41aは前方アーム5の貫通穴53に進入して第1前方ロック部材31の係合部31aを貫通穴53から離脱させる。ロック体37の後端の係合部32aは、第2後方ロック部材42の係合部42aを後方アーム6の貫通穴63から離脱させる。第2後方ロック部材42は貫通穴63に係合された状態を維持する。これにより、蓋体2の左側の閉止状態の維持が解除される。蓋体2の左側を持ち上げると、前方アーム5は蓋体2とともに揺動する。後方アーム6はボックス本体1の開口11の周縁に留まる。
右側の第2操作部92を押し込むと、ロック体37が後側に移動される。ロック体37の前端の係合部41aは前方アーム5の貫通穴53から離脱する。ロック体37の後端の係合部32aは後方アーム6の貫通穴63に進入して第2後方ロック部材42を貫通穴63から離脱させる。これにより、蓋体2の右側の閉止状態の維持が解除される。蓋体2の右側を持ち上げると、後方アーム6は蓋体2とともに揺動する。前方アーム5はボックス本体11の開口11の周縁に留まる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、後方アーム6における第1後方枢支部61及び第2後方枢支部62とは異なる部位に、貫通穴63を形成している。このため、第1後方枢支部61及び第2後方枢支部62にロック用の貫通穴63を形成した場合に比べて、第1後方枢支部61及び第2後方枢支部62を小さくすることができる。また、前方アーム5の第1前方枢支部51及び第2前方枢支部52も、同様に、小さくすることができる。
第4の実施形態では、ロック体37が、本発明の第2前方ロック部材と第1後方ロック部材との役目を果たしている。しかし、第2前方ロック部材と第1後方ロック部材とを別々の部材としてもよい。
また、前方アーム5に形成した貫通穴53は、第1前方ロック部材31とロック体との共通の係合孔である。しかし、これらの係合孔を別々に形成してもよい。また、後方アーム6に形成した貫通穴63は、第1後方ロック部材とロック体との共通の係合孔であるが、しかし、これらの係合孔を別々に形成してもよい。
1:ボックス本体、10:両開き収納装置、11:開口、15:前側部、16:後側部、17:カバー材、2:蓋体、21:上部材、22:下部材、25:開閉機構、26:第1ロック装置、27:第2ロック装置、31:第1前方ロック部材、32:第1後方ロック部材、33:第1前方付勢部材、34:第1後方付勢部材、35:圧縮コイルばね(第2前方付勢部材、第2後方付勢部材)、41:第2前方ロック部材、42:第2後方ロック部材、44:圧縮コイルばね(第2前方付勢部材、第2後方付勢部材)、5:前方アーム、53:貫通穴(第1前方係合孔、第2前方係合孔)、63:貫通穴(第1後方係合孔、第2後方係合孔)、6:後方アーム、71:81:位置調整機構、75:押さえ装置、83:第1前方付勢部材、91:第1操作部、92:第2操作部、95:圧縮コイルばね(第1前方付勢部材、第1後方付勢部材)。

Claims (9)

  1. 開口をもつボックス本体と、該開口を左側又は右側から開閉可能に覆う蓋体と、前記蓋体を前記開口の左側又は右側から開閉させる開閉機構と、を備えた両開き収納装置であって、
    前記開閉機構は、前記蓋体の左側及び右側の一方を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第1ロック装置と、前記蓋体の左側及び右側の他方を閉止位置に規制させ又は該規制を解除させる第2ロック装置と、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の前側周縁との間に設けられた前方アームとをもち、
    前記前方アームの一端は、前記蓋体の左側及び右側の一方に枢支された第1前方枢支部をもち、前記前方アームの他端は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の他方に枢支された第2前方枢支部をもち、
    前記第1ロック装置は、
    前記前方アームにおける前記第1前方枢支部及び前記第2前方枢支部とは異なる部位に形成された第1前方係合孔と、
    前記第1前方係合孔に係合及び脱離するように前記ボックス本体の開口の前側周縁に設けられた第1前方ロック部材と、
    前記第1前方ロック部材を前記第1前方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1前方付勢部材と、
    手動操作により駆動され、且つ駆動されたときに前記第1前方ロック部材を前記第1前方係合孔から離脱させる第1操作部と、をもち、
    前記第2ロック装置は、
    前記前方アームにおける前記第1前方枢支部及び前記第2前方枢支部とは異なる部位に形成された第2前方係合孔と、
    前記第2前方係合孔に係合及び離脱するように前記蓋体に設けられた第2前方ロック部材と、
    前記第2前方ロック部材を前記第2前方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2前方付勢部材と、
    手動操作により駆動され、且つ駆動されたときに前記第2前方ロック部材を前記第2前方係合孔から離脱させる第2操作部と、をもつことを特徴とする両開き収納装置。
  2. 前記第1操作部は、前記蓋体の左側及び右側の一方に配設されており、前記第2操作部は、前記蓋体の左側及び右側の他方に配設されている請求項1記載の両開き収納装置。
  3. 前記第2前方ロック部材は、前記第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上に配置され、且つ前記第1前方係合孔と前記第2前方係合孔とは、前記前方アームに形成された同一の穴を形成しており、
    前記第2前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたときに前記穴を進入するように前記第1操作部に連係し、前記第2操作部を駆動させたときに前記穴から離脱するように前記第2操作部に連係しており、
    第1操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記穴を進入して前記第1前方ロック部材を押圧して、前記第1前方ロック部材を前記穴から離脱させ、
    前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材を前記穴から離脱させ、前記第1前方ロック部材は前記穴に係合させた状態を維持させる請求項2記載の両開き収納装置。
  4. 前記第1操作部は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の一方に配設されており、前記第2操作部は、前記ボックス本体の開口の前側周縁の左側及び右側の他方に配設されている請求項1記載の両開き収納装置。
  5. 前記第2前方ロック部材は、前記第1前方ロック部材の移動軌跡の延長線上に配置され、且つ前記第1前方係合孔と前記第2前方係合孔とは、前記前方アームに形成された同一の穴を形成しており、
    前記第1前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたときに前記第1前方ロック部材を前記穴から離脱させるように前記第1操作部に連係し、且つ、前記第2操作部を駆動させたときに前記第1前方ロック部材が前記穴を進入するように前記第2操作部に連係しており、
    前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記穴から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記穴に係合した状態を維持させ、
    前記第2操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記穴を進入して前記第2前方ロック部材を押圧して、前記第2前方ロック部材を前記穴から離脱させる請求項4記載の両開き収納装置。
  6. 前記第1操作部は、前記ボックス本体の開口の周縁に配設されており、前記第2操作部は、前記蓋体に配設されている請求項1記載の両開き収納装置。
  7. 前記第1前方ロック部材は、前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記第1前方係合孔から離脱するように連係しており、
    前記第2前方ロック部材は、前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記第2前方係合孔から離脱するように連係しており、
    前記第1操作部を駆動させたとき前記第1前方ロック部材が前記第1前方係合孔から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記第2前方係合孔に係合した状態を維持させ、
    前記第2操作部を駆動させたとき前記第2前方ロック部材が前記第2前方係合孔から離脱し、前記第1ロック部材は前記第1前方係合孔に係合した状態を維持させる請求項6記載の両開き収納装置。
  8. 前記開閉機構は、更に、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の後側周縁との間に設けられた後方アームをもち、
    前記後方アームの一端は、前記蓋体の左側及び右側の一方に枢支された第1後方枢支部をもち、前記後方アームの他端は、前記ボックス本体の開口の後側周縁の左側及び右側の他方に枢支された第2後方枢支部をもち、
    前記第1ロック装置は、更に、前記ボックス本体の開口の後側周縁に設けられ且つ前記第1前方ロック部材と同期して移動される第1後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第1後方ロック部材を係脱可能に係合する第1後方係合孔と、前記第1後方ロック部材を前記第1後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1後方付勢部材と、をもち、
    前記第2ロック装置は、更に、前記蓋体に設けられ且つ前記第2前方ロック部材と同期して移動される第2後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第2後方ロック部材を係脱可能に係合する第2後方係合孔と、前記第2後方ロック部材を前記第2後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2後方付勢部材と、をもち、
    前記第1後方係合孔及び前記第2後方係合孔は、前記後方アームにおける前記第1後方枢支部及び前記第2後方枢支部とは異なる部位に形成されており、
    前記第1操作部を駆動させたとき前記第1後方ロック部材が前記第1後方係合孔から離脱し、前記第2前方ロック部材は前記第2後方係合孔に係合した状態を維持させ、
    前記第2操作部を駆動させたとき前記第2後方ロック部材が前記第2後方係合孔から離脱し、前記第1後方ロック部材は前記第1後方係合孔に係合した状態を維持させる請求項1〜7のいずれか1項に記載の両開き収納装置。
  9. 前記開閉機構は、更に、前記蓋体と前記ボックス本体の開口の後側周縁との間に設けられた後方アームをもち、
    前記後方アームの一端は、前記ボックス本体の開口の後側周縁の左側及び右側の一方に枢支された第1後方枢支部をもち、前記後方アームの他端は、前記蓋体の左側及び右側の他方に枢支された第2後方枢支部をもち、
    前記第1ロック装置は、更に、前記蓋体に設けられ且つ前記第1前方ロック部材と同期して移動される第1後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第1後方ロック部材を係脱可能に係合する第1後方係合孔と、前記第1後方ロック部材を前記第1後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第1後方付勢部材と、をもち、
    前記第2ロック装置は、更に、前記ボックス本体の開口の後側周縁に設けられ且つ前記第2前方ロック部材と同期して移動される第2後方ロック部材と、前記後方アームに形成され且つ前記第2後方ロック部材を係脱可能に係合する第2後方係合孔と、前記第2後方ロック部材を前記第2後方係合孔に係合させる方向に直接的又は間接的に付勢する第2後方付勢部材と、をもち、
    前記第1後方係合孔及び前記第2後方係合孔は、前記後方アームにおける前記第1後方枢支部及び前記第2後方枢支部とは異なる部位に形成されており、
    前記第1操作部を駆動させたとき前記第1後方ロック部材が前記第1後方係合孔から離脱し、前記第2後方ロック部材は前記第2後方係合孔に係合した状態を維持させ、
    前記第2操作部を駆動させたとき前記第2後方ロック部材が前記第2後方係合孔から離脱し、前記第1後方ロック部材は前記第1後方係合孔に係合した状態を維持させる請求項1〜7のいずれか1項に記載の両開き収納装置。
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