JP5151591B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷風と温風との風量割合を調整して車室内送風空気の温度を調整するエアミックス方式の車両用空調装置に関するものである。
従来、エアミックス方式の車両用空調装置において、ケース内の温風通路と冷風通路との合流部位に、温風が冷風流れに交差して流れるように温風通路からの温風の一部をガイドする温風ガイド通路を設けたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
この温風ガイド通路は、例えば、特許文献1、2に開示されているように、冷風流れ方向の風上側部位が閉塞し、風下側部位が開口する樋形状(横断面がU字の溝形状)の温風ガイド部材によって構成されたり、特許文献2に開示されているように、温風ガイド通路の温風流れ方向で、一部が樋形状であって、他の部分が筒形状(トンネル形状)の温風ガイド部材によって構成されたりしている。
特開2004−237940号公報 特開2007−331416号公報
上記した従来技術では、温風ガイド通路の一部もしくは全領域が、冷風流れ方向の風下側部位が開口する樋形状(U字の溝形状)の温風ガイド部材で構成されているため、温風が温風ガイド通路に沿って、その温風入口側端部から温風出口側端部に向かって流れる際、温風ガイド通路に沿って流れる温風の一部が温風出口側端部に到達する前に途中で漏れてしまうので、温風の輸送効率が悪い。
そのため、上記した従来技術では、温風ガイド通路による温風の輸送量を十分に確保するために、温風の漏れ量を考慮して、温風ガイド通路の通路幅を大きくして、温風ガイド通路の流路断面積を大きくする必要がある。
しかしながら、温風ガイド通路の通路断面積を大きくすると、温風ガイド通路に交差するように流れる冷風の通風抵抗が増加し、冷風の風量低下や騒音増加という問題が生じてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、温風ガイド通路による温風の輸送量の確保しつつ、上記した従来技術と比較して、冷風の通風抵抗を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ケース(11)内の温風通路(19)と冷風バイパス通路(17)との合流部位(20)に配置され、温風通路(19)からの温風の一部を所定の吹出開口部(25)にガイドする温風ガイド通路(24d)を備え、温風ガイド通路(24d)は、温風ガイド通路(24d)の温風入口(24e)から温風出口(24f)までの全領域がトンネル状の温風ガイド部材(24a)によって構成されており、温風ガイド通路(24d)の外側で、温風ガイド通路内を流れる温風の流れ方向に対して交差する方向にて流入した冷風バイパス通路(17)からの冷風と、温風通路(19)から流入した温風とが混合するようになっており、トンネル状の温風ガイド部材を第1温風ガイド部材(24a)とし、この第1温風ガイド部材(24a)の外側に、エアミックス領域(20)の温風入口(20a)側から流入した温風を、エアミックス領域(20)にガイドする第2温風ガイド部材(24b)が設けられていることを特徴としている。
これによれば、温風入口から温風出口までの全領域がトンネル状の温風ガイド部材によって温風ガイド通路を構成しているので、温風ガイド通路の全域にわたって温風ガイド通路を通過する温風の洩れを防ぐことができる。このため、本発明によれば、温風ガイド通路による温風の輸送量を上記した従来技術と同一とした場合に、上記した従来技術と比較して、温風ガイド通路の通路幅を小さくできる。なお、温風ガイド通路の通路幅とは、温風ガイド通路内の温風流れ方向と冷風流れ方向の両方に直交する方向での通路幅を意味する。
ここで、冷風の通風抵抗の大きさは前影投影面積と抵抗係数が大きいほど大きくなる。前影投影面積とは、温風ガイド部材の冷風流れ上流側に、温風ガイド部材を冷風流れ方向に投影したときの温風ガイド部材の外形の面積であり、冷風バイパス通路から冷風流れに平行な方向で温風ガイド部材を見たときの温風ガイド部材の外形の面積のことである。また、抵抗係数とは、冷風流れに対向(対面)する温風ガイド部材の形状によって決まる比例定数のことである。
このことから、請求項1に記載の発明では、温風ガイド通路の温風流れ方向での長さを上記従来技術と同じ長さとした場合、上記従来技術よりも、温風ガイド通路の通路幅を小さくでき、温風ガイド部材の前影投影面積を小さくできるので、温風ガイド通路の外側を流れる冷風の通風抵抗を低減することができる。
請求項1に記載の発明においては、具体的には、請求項2に示すように、温風ガイド部材(24a)を冷風バイパス通路(17)側から見たときにおける温風ガイド通路内の温風の流れ方向に直交する方向での温風ガイド部材(24a)の幅(41)を5mm以上20mm以下とすることができる。本願発明者が調査したところ、上記した従来技術では、温風ガイド通路の幅は20mmを超えていたことから、請求項2に記載の発明によれば、上記した従来技術と比較して、冷風の通風抵抗を低減できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、温風ガイド通路による温風の輸送量合計を上記従来技術と同じとした場合、温風ガイド通路の通路幅が小さいことから、温風ガイド通路の外側を流れる冷風と温風の領域を上記従来技術よりも増加させることができるので、冷温風の衝突面積を増加させることができ、冷温風の混合を促進させることができる。
請求項3に記載の発明では、温風ガイド部材(24a)の温風ガイド通路内の温風の流れ方向に直交する方向での横断面における外形は、冷風バイパス通路(17)からの冷風の流れ方向に平行な方向に長い形状であって、冷風バイパス通路(17)からの冷風流れに対して流線形状であることを特徴としている。
これによれば、温風ガイド部材(24a)の外形が流線形状でない場合と比較して、通風抵抗の大きさに寄与する上記抵抗係数を小さくできるので、冷風の通風抵抗を小さくすることができる。なお、流線形状としては、例えば、請求項4に示す楕円形状や、請求項5に示す翼形状が採用可能である。
また、温風ガイド部材(24a)に関しては、温風ガイド部材(24a)の温風出口(24f)における端面を、例えば、請求項6に示すように、冷風バイパス通路(17)側に傾斜させたり、請求項7に示すように、冷風バイパス通路(17)側とは反対側に傾斜させたりすることが可能である。
また、請求項8に示すように、温風ガイド部材(24a)の冷風バイパス通路(17)側とは反対側の端部(24h)に整流板(24i)を設けても良い。
また、請求項9に示すように、温風通路(19)からの温風の流れ方向と冷風バイパス通路(17)からの冷風の流れ方向の両方に直交する方向に、温風ガイド部材(24a)を所定間隔で複数並列に配置して用いることが好ましい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態における車両用空調装置を示す。図1は、車両用空調装置における室内空調ユニットの空調ユニット10の断面図である。なお、図1の上下、前後の各矢印は、空調ユニット10の車両搭載状態における方向を示している。
まず、室内空調ユニットの全体構成を説明する。室内空調ユニットは、図1に示す空調ユニット10および空調ユニット10へ空気を送風する送風機ユニット(図示せず)に大別される。この空調ユニット10は車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側のうち、車両幅方向の略中央部に配置されている。これに対し、送風機ユニットはインストルメントパネルの内側のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されている。
送風機ユニットは、周知の如く、外気(車室外空気)と内気(車室内空気)とを切替導入する内外気切替箱、および、この内外気切替箱を介して吸入した空気を車室内へ向けて送風する送風機を有して構成される。
空調ユニット10は、主として、ケース11と、冷却用熱交換器としての蒸発器13と、加熱用熱交換器としてのヒータコア15と、冷風バイパス通路17と、温風通路19と、第1、第2エアミックスドア21、22と、複数の吹出開口部としてのデフロスタ開口部25、フェイス開口部27a、27b、フット開口部29a、29bと、グリッドトンネル式のエアガイド24とを備えている。このエアガイド24が本願発明の特徴部分である。
ケース11は、空調ユニット10の外殻を形成するとともに、内部に車室内へ向かって室内送風空気が流れる空気通路を形成している。このケース11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
さらに、ケース11は、車両幅方向の略中央部に車両上下方向の分割面を有しており、この分割面で左右2つの分割部に分割できる。そして、左右2つの分割部は、その内部に蒸発器13、ヒータコア15、第1、第2エアミックスドア21、22、エアガイド24等を収容した状態で、金属バネクリップやネジなどの締結手段によって一体に結合されている。
ケース11の車両最前方側の部位には、図1の二点差線で示す空気入口空間12が形成されている。この空気入口空間12は、前述の送風機ユニットの送風機から送風された空気が空調ユニット10へ流入する流入空間である。
蒸発器13は、空気入口空間12の空気流れ下流側直後に配置されている。蒸発器13は、周知の蒸気圧縮式冷凍サイクル(図示せず)を構成する構成機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることによって、室内送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。なお、蒸発器13は、その熱交換面(熱交換コア面)が略上下方向(略鉛直方向)となるように配置されている。
ケース11内のうち、蒸発器13の車両後方側(空気流れ下流側)には、蒸発器13通過後の冷風を流す、加熱用冷風通路16、冷風バイパス通路17、補助冷風通路18といった冷風用の空気通路が形成されている。
加熱用冷風通路16は、蒸発器13通過後の冷風を矢印A方向へ流してヒータコア15へ導く空気通路であり、蒸発器13の車両後方側であってケース11の下方側に形成されている。
ヒータコア15は、図示しないエンジン冷却水回路を循環する高温のエンジン冷却水を内部に流入させ、エンジン冷却水と蒸発器13通過後の冷風とを熱交換させて、冷風を再加熱するものである。さらに、ヒータコア15は、その熱交換面の上方側が下方側よりも車両前方側(空気流れ上流側)に傾斜するように配置されている。
ケース11内のうち、ヒータコア15の空気流れ下流側には、ヒータコア15を通過した温風を矢印B方向へ流して、図1の二点鎖線で示すエアミックス領域20に導く温風通路19が形成されている。この温風通路19は、下方側から上方側に向かって延びる形状に形成されている。
エアミックス領域20は、ケース11内における温風通路19と冷風バイパス通路17との合流部位であり、温風通路19を通過した温風と冷風バイパス通路17を通過した冷風とを混合する混合空間である。エアミックス領域20は、ヒータコア15および温風通路19の上方側に配置されている。
冷風バイパス通路17は、蒸発器13通過後の冷風を、ヒータコア15を迂回するように、車両前方から後方に向かう方向、例えば、矢印C方向へ流して、エアミックス領域20へ流入させる空気通路である。冷風バイパス通路17は、ケース11内のうち、蒸発器13の車両後方側であって、かつ、ヒータコア15の上方側、さらに、エアミックス領域20の車両前方側に形成されている。なお、図1では、エアミックス領域20へ流入する冷風の流れ方向を矢印Cにて模式的に表しているが、エアミックス領域20へ流入する冷風の流れ方向は第1エアミックスドア21の開度に伴って変化する。
また、加熱用冷風通路16および冷風バイパス通路17は、ケース内の左右方向(図1の紙面垂直方向)に伸びるように形成された第1仕切壁11aによって仕切られている。この第1仕切壁11aは、ヒータコア15の上端側を支持固定する支持固定部材としても機能している。
補助冷風通路18は、最大冷房時に車室内送風空気を最大風量とするために設けられた空気通路であり、蒸発器13の車両後方側であって、かつ、冷風バイパス通路17の上方側に形成されている。なお、冷風バイパス通路17および補助冷風通路18は、ケース内に左右方向に伸びるように形成された第2仕切壁11bによって仕切られている。
第1、第2エアミックスドア21、22は、ケース11内に配置され、温風通路19を通過する温風と冷風バイパス通路17を通過する冷風との風量割合を調整するものであり、本実施形態では、いわゆるバタフライドアで構成されている。
第1エアミックスドア21は、冷風バイパス通路17の通風面積のみを変化させるものであり、冷風バイパス通路17に配置されている。第1エアミックスドア21は、平板状の第1ドア本体部21aの中央部側に第1回転軸21bが設けられた構成である。第2エアミックスドア22は、加熱用冷風通路16の通風面積のみを変化させるものであり、加熱用冷風通路16に配置されている。第2エアミックスドア22は、第1エアミックスドア21と同様の第2ドア本体部22aおよび第2回転軸22bを有して構成されている。
また、補助冷風通路18には、補助冷風通路18を開閉させる補助冷風通路開閉ドア23が配置されている。この補助冷風通路開閉ドア23も、第1、2エアミックスドア21、22と同様のバタフライドアで構成されている。
本実施形態では、第1、第2エアミックスドア21、22および補助冷風通路開閉ドア23は、図示しないリンク機構を介して、図示しないエアミックスドア駆動用のサーボモータに連結されており、このサーボモータによって連動して回転操作される。なお、エアミックスドア駆動用のサーボモータは、図示しない空調制御装置から出力される制御信号によってその作動が制御される。
具体的には、第1エアミックスドア21の開度が、冷風バイパス通路17を閉塞する開度(図1の破線位置)から冷風バイパス通路17を最大通風面積とする開度(図1の実線位置)へ矢印D方向に変位するに伴って、第2エアミックスドア22の開度が、加熱用冷風通路16を最大通風面積(図1の破線位置)から加熱用冷風通路16を閉塞する開度(図1の実線位置)とする開度へ矢印E方向に変位する。
これにより、エアミックス領域20に流入する冷風(矢印C)と温風(矢印B)との風量割合(混合割合)が調整され、エアミックス領域20から車室内へ送風される空調風の温度が調整される。なお、補助冷風通路開閉ドア23は、第1エアミックスドア21の開度が冷風バイパス通路17を最大通風面積とする開度になったときのみ、補助冷風通路18を開き(図1の実線位置)、第1エアミックスドア21の開度がその他の開度の場合は、補助冷風通路18を閉塞する位置(図1の破線位置)に変位する。
また、本実施形態では、ケース11内のうちエアミックス領域20が形成される部位に、エアガイド24が配置されている。このエアガイド24は、トンネル状の第1温風ガイド部材24aと第2温風ガイド部材24bとを有している。このエアガイド24の詳細については後述する。
空調ケース11の上面部であって、エアミックス領域20の略上方側部位には、デフロスタ開口部25が設けられている。デフロスタ開口部25は、図示しないデフロスタダクトを介して車室内に配置されたデフロスタ吹出口に接続され、このデフロスタ吹出口から車両窓ガラスの内面に向けて空調風が吹き出される。
空調ケース11の最後方部には、デフロスタ開口部25の後方側で、上方側から下方側へ伸びるフェイス通路26が形成されており、このフェイス通路26のうち、デフロスタ開口部25の後方側には前席側フェイス開口部27aが設けられ、さらに、フェイス通路26の最下流部には後席側フェイス開口部27bが設けられている。
前席側、後席側フェイス開口部27a、27bは、それぞれ図示しない前席側、後席側フェイスダクトを介して車室内に配置された前席側、後席側フェイス吹出口に接続され、これらの前席側、後席側フェイス吹出口から前席側、後席側の乗員の上半身側に向けて空調風が吹き出される。
温風通路19とフェイス通路26との間には、上方側から下方側へ伸びるように形成されたフット通路28が形成されており、このフット通路28の左右方向側面には、前席側フット開口部29aが設けられ、さらに、フット通路28の最下流部には後席側フット開口部29bが設けられている。
前席側、後席側フット開口部29a、29bは、それぞれ図示しない前席側、後席側フットダクトを介して車室内に配置された前席側、後席側フット吹出口に接続され、これらの前席側、後席側フット吹出口から前席側、後席側の乗員の足下側に向けて空調風が吹き出される。
デフロスタ開口部25、前席側、後席側フェイス開口部27a、27bおよび前席側、後席側フット開口部29a、29bの空気流れ上流側には、それぞれ、デフロスタ開口部25を通過する送風量を調整するデフロスタドア31、前席側、後席側フェイス開口部27a、27bを通過する送風量を調整するフェイスドア32、前席側、後席側フット開口部29a、29bを通過する送風量を調整するフットドア33が配置されている。
これらの各ドア31〜33は、吹出モードを切替える吹出モードドアを構成するものであって、図示しないリンク機構を介して、吹出モードドア駆動用のサーボモータに連結されて連動して回転操作される。なお、吹出モードドア駆動用のサーボモータも、図示しない空調制御装置から出力される制御信号によってその作動が制御される。
次に、エアガイド24の詳細について説明する。図2にエアガイド24の斜視図を示し、図3(a)に車両前方側から見たエアガイド24の正面図を示し、図3(b)に図3(a)中のエアガイド24の右側面図を示し、図3(c)に図3(a)中のエアガイド24の上面図を示す。また、図4に図3(a)中のエアガイド24のX−X線断面図を示し、図5に図3(a)中のエアガイド24のY−Y線断面図を示し、図6に図3(a)中のエアガイド24のZ−Z線断面図を示す。なお、X−X線断面は、温風ガイド通路内の温風流れに直交する方向でのエアガイド24の横断面である。
本実施形態のエアガイド24は、図2、図3(a)、(c)、図4に示すように、2つの第1温風ガイド部材24aと、エアガイド24の外枠を形成する2つの外枠部材24cとを有しており、2つの第1温風ガイド部材24aおよび2つの外枠部材24cは、グリッド状、すなわち、所定間隔で並列に配置されている。これらの並び方向は、車両左右方向(図1中の紙面垂直方向)であり、言い換えると、エアガイド24に流入する直前の温風通路19からの温風の流れ方向(矢印B方向)とエアガイド24に流入する直前の冷風バイパス通路17からの冷風の流れ方向(矢印C方向)の両方に直交する方向である。また、所定間隔、つまり、図3(a)中の2つの第1温風ガイド部材24aの間隔42は、ケース11の車両左右方向での幅と図3(a)中の第1温風ガイド部材24aの幅41とに応じて決定されるものである。
さらに、これらの2つの第1温風ガイド部材24aの外側に、第1温風ガイド部材24a同士および第1温風ガイド部材24aと外枠部材24cとを連結するように、複数の第2温風ガイド部材24bが設けられている。
第1温風ガイド部材24aは、その内部に温風を通過させる通路穴24dが形成されたトンネル状、すなわち、管状の部材であって、冷風流れを横切るように、温風通路19からの温風の一部をデフロスタ開口部25近傍に向けてガイドする温風ガイド通路24dを構成するものである。この第1温風ガイド部材24aは、図2に示すように、その温風入口24eから温風出口24fまでの全領域がトンネル状になっている。
そして、通路穴24d、すなわち、温風ガイド通路24dの横断面形状および第1温風ガイド部材24aの外形の横断面形状は、図2、4に示すように、冷風バイパス通路17からエアミックス領域20に流入する冷風の流れ方向(矢印C方向)に平行な方向に細長くなっている扁平形状であって、冷風流れに対して流線形状となっている。流線形状とは、第1温風ガイド部材24aに向かって冷風が流れるときに、第1温風ガイド部材24aからの冷風流れの剥離が発生せず、第1温風ガイド部材24aの前後で渦やよどみが発生しない形状のことである。ここで、図7に、図4中の第1温風ガイド部材24aの拡大図を示す。具体的には、図7に示すように、第1温風ガイド部材24aの外形の横断面形状は、冷風流れ(矢印C方向)の上流側および下流側の両端部24g、24hが円弧形状(丸みをおびた形状)の楕円形状となっている。
さらに、図7に示すように、第1温風ガイド部材24aの横断面における冷風の流れ方向(矢印C方向)に直交する方向での第1温風ガイド部材24aの外形の幅寸法41は5mm以上20mm以下となっている。すなわち、図3(a)に示すように、第1温風ガイド部材24aを冷風バイパス通路17側から見たときにおける第1温風ガイド部材24a内の温風流れに直交する方向(車両左右方向)での第1温風ガイド部材24aの幅41は、5mm以上20mm以下となっている。
また、第1温風ガイド部材24a(温風ガイド通路24d)は、図5に示すように、円弧状に湾曲しながら伸びる形状に形成されており、エアガイド24がケース内11に配置された際には、図1に示すように、略上下方向に湾曲しながら伸びて、温風通路19の最下流側とデフロスタ開口部25の近傍の領域とを連通させる。
また、第1温風ガイド部材24a(温風ガイド通路24d)の温風出口24fの端面は、図1、5に示すように、車両上方を向く平坦な面であって、冷風パイバス通路17側とは反対側を向いて傾斜している。傾斜とは、温風出口24fの端面が冷風バイパス通路17からの冷風の流れ方向(図中の矢印C方向)に対して平行でないことを意味する。
このような第1温風ガイド部材24aにより、ヒータコア15を通過した温風のうち、第1温風ガイド部材24aに流入した温風を、エアミックス領域20に流入した冷風と混合させることなく直接、デフロスタ開口部25の近傍の領域に流出させることが可能となっている。なお、デフロスタ開口部25が開口している場合、第1温風ガイド部材24aは第1温風ガイド部材24aに流入した温風をデフロスタ開口部25に導き、デフロスタ開口部25が閉じられ、フェイス開口部27a、27bが開口している場合、第1温風ガイド部材24aは第1温風ガイド部材24aに流入した温風をフェイス開口部27a、27bに導くこととなる。
一方、第1温風ガイド部材24aの外側では、第1温風ガイド部材24a内を流れる温風流れに対して交差する方向にて流入した冷風バイパス通路17からの冷風と、温風通路19から流入した温風とが衝突して混合するようになっている。この混合風が、開状態とされているデフロスタ開口部25、フェイス開口部27a、27b、フット開口部29a、29bのいずれかに流れる。
第2温風ガイド部材24bは、第1温風ガイド部材24aの外側において、エアミックス流域20の温風入口20a側から流入した温風を、図1中の矢印Fのように、エアミックス領域20の冷風入口20b側に向けてガイドするものである。
第2温風ガイド部材24bは、図6に示すように、断面略円弧状に形成されており、エアガイド24がケース内11に配置された際には、図1に示すように、温風流れ下流側の先端部が冷風入口20b側へ向かって伸びるように配置される。
これにより、ヒータコア15を通過した温風のうち、第1温風ガイド部材24aに流入せずにエアミックス領域20へ流入する温風の向き(矢印F)を冷風入口20b側へ、具体的には、エアミックス領域20の車両前方側へ向けるようにガイドしている。
また、図2、図3(b)、(c)、図4〜7に示すように、第1温風ガイド部材24aの外側を流れる混合風流れの下流側、すなわち、冷風バイパス通路17側の端部24hには(図7参照)、整流板24iが形成されている。この整流板24iは、第1温風ガイド部材24aに連なっている部分であって、温風ガイド通路24dよりも混合風流れ下流側に位置する平板形状部分であり、第1温風ガイド部材24aの外側で混合された混合風の流れを整流するものである。
なお、2つの第1温風ガイド部材24a、外枠部材24cは、連結部材24jによっても連結された状態となっており、第1温風ガイド部材24a、第2温風ガイド部材24b、外枠部材24c、整流板24i、連結部材24jは、ケース11と同じ材質の樹脂で一体成形されている。
また、本実施形態では、上記した構成のエアガイド24を2つ用いており、これらのエアガイド24が、ケース11の左右2つの分割部に対して、それぞれ1個ずつ配置されており、外枠部材24cに設けられた穴24kにケース11に設けられたピンが挿入されてケース11に固定され、ケース11に設けられたピン等で位置決めされた状態で、ケース11の左右両側面に支持されている。したがって、ケース11を分割すれば、エアガイド24を取り外すこともできる。なお、ケース11の左右両側面にエアガイド24挿入用の挿入穴を設けて、この挿入穴からケース11内にエアガイド24を挿入後、金属バネクリップやネジなどで取り外し可能に固定してもよい。
上記の通り、本実施形態のエアガイド24は、温風入口24eから温風出口24fまでの全領域がトンネル状の第1温風ガイド部材24aによって温風ガイド通路24dを構成しているので、温風ガイド通路24dの途中からの温風の洩れを防ぐことができ、温風ガイド通路による温風の輸送効率を向上させることができる。このため、第1温風ガイド部材24aの幅41を5mm以上20mm以下にすることができ、温風ガイド通路の一部もしくは全領域が、冷風流れ方向の風下側部位が開口した形状の温風ガイド部材で構成されている上記従来技術と温風ガイド通路の温風流れ方向での長さを同じとした場合、上記従来技術よりも、冷風の通風抵抗に寄与する図3(a)に示される第1温風ガイド部材24aの面積、すなわち、前影投影面積を小さくできる。
さらに、エアガイド24の第1温風ガイド部材24aの横断面における外形を楕円状の流線形状としているので、冷風の通風抵抗に寄与する冷風流れの抵抗係数を小さくすることができる。
したがって、本実施形態のエアガイド24によれば、上記した従来技術と温風ガイド通路による温風の輸送量を同等とした場合に、前影投影面積と抵抗係数とを上記した従来技術よりも小さくできるので、上記した従来技術よりも温風ガイド通路の外側を流れる冷風の通風抵抗を低減することができ、冷風流れに起因する騒音を低減することができる。
また、本実施形態によれば、エアガイド24の温風ガイド通路24dによる温風の輸送量合計を上記従来技術と同じとした場合、上記従来技術よりも温風ガイド通路24dの通路幅が小さいことから、温風ガイド通路24dの外側を流れる冷風と温風の混合領域を上記従来技術よりも増加させることができるので、冷温風の衝突面積を増加させることができ、冷温風の混合を促進させることができる。
また、本実施形態によれば、第1温風ガイド部材24aにより、ヒータコア15を通過した温風のうち、第1温風ガイド部材24aに流入した温風を、エアミックス領域20に流入した冷風と混合させることなく直接、デフロスタ開口部25の近傍の領域に流出させることが可能となっているので、デフロスタ開口部25もしくはフェイス開口部27a、27bに十分な量の温風を導くことができ、例えば、下記の通り、バイレベルモード時における上下温度差の低減が可能となる。
図8に、本実施形態の車両空調装置のバイレベルモード時におけるフェイス吹出口からの吹出空気温度とフット吹出口からの吹出空気温度とを示し、図9に、比較例として本実施形態の車両用空調装置に対してエアガイド24を省略した場合のバイレベルモード時におけるフェイス吹出口からの吹出空気温度とフット吹出口からの吹出空気温度とを示す。なお、バイレベルモードは、前席側、後席側フェイス吹出口から乗員の上半身側と向けて空調風を吹き出すと同時に前席側、後席側フット吹出口から乗員の足元側に向けて空調風を吹き出すモードであり、図8、図9では、前席側、後席側フェイス吹出口の平均温度と、前席側、後席側フット吹出口の平均温度とを示している。
図8と図9とを比較してわかるように、本実施形態によれば、バイレベルモード時におけるフェイス吹出口からの吹出空気温度とフット吹出口からの吹出空気温度との差、すなわち、上下温度差を低減することができる。具体的には、比較例における上下温度差が25〜31.5℃であったとき、本実施形態によれば、上下温度差を13〜16℃とすることができる。
また、本実施形態では、エアガイド24の構成を、2つの第1温風ガイド部材24aおよび2つの外枠部材24cを所定間隔で並列に配置し、第1温風ガイド部材24aの外側に冷風と温風が流れるようになっているので、第1温風ガイド部材24a自体が、第1温風ガイド部材24aの外側を流れる温風と冷風の整流作用を有している。さらに、第1温風ガイド部材24aの冷風バイパス通路17側の端部24hに整流板24iを設けているので、本実施形態のエアガイド24は整流作用が高くなっている。
ここで、本実施形態と異なり、上記した空調ユニット10においてエアガイド24を用いない場合、エアミックス領域20では、温風が冷風に押されて車両左右方向のケースサイドに偏ってしまうので、冷温風の混合が不十分である。これに対して、本実施形態では、第1温風ガイド部材24aおよび整流板24iで切り分けられた複数の通路の中を流れる風の直進性が確保されるので、この通路内に導かれた冷風と暖風は細分化された混合域内で安定して衝突せざるを得ず、この効果により冷温風の混合が促進される。
(第2実施形態)
図10に、第2実施形態における第1温風ガイド部材24aの横断面を示す。なお、図10は図7に相当するものであり、図7と同様の構成部には同一の符号を付している。
第1実施形態では、図7に示すように、第1温風ガイド部材24aの横断面における外形を、楕円形状とすることによって、第1温風ガイド部材24aの外形を冷風流れに対する流線形状としていたが、本実施形態では、図10に示すように、冷風流れ(矢印C方向)の上流側の部位24gが円弧形状であって冷風流れの下流側の部位24hが絞り形状(先細り形状)の翼形状とすることによって、第1温風ガイド部材24aの外形を冷風流れに対する流線形状としている。
なお、第1温風ガイド部材24aの外形が冷風流れに対して流線形状であれば、第1温風ガイド部材24aの外形を第1、第2実施形態とは異なる形状としても良い。ただし、本明細書でいう流線形状には、例えば、冷風流れの上流側の部位24gを鋭角な形状(先細り形状)とすることが含まれ、冷風流れの上流側の部位24gを冷風流れに直交する平面部を有する形状とすることや第1温風ガイド部材24aの横断面における外形を単に円形状とすることは含まれない。
(第3実施形態)
図11に、第3実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図を示す。図11は、図3(a)中のY−Y線断面図である図5に相当するものであり、図5と同様の構成部に図5と同一の符号を付している。なお、図11の第1温風ガイド部材24aでは、整流板24iを省略している。
本実施形態では、図11に示すように、第1温風ガイド部材24a(温風ガイド通路24d)は、直線状に伸びる形状であり、温風出口24fの端面は車両上方を向く平坦な面であって、冷風流れに平行な面となっている。このように、第1温風ガイド部材24aの温風出口24fの端面の向きを変更しても良い。
(第4実施形態)
図12に、第4実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図を示す。図12は、図3(a)中のY−Y線断面図である図5に相当するものであり、図5と同様の構成部に図5と同一の符号を付している。なお、図12の第1温風ガイド部材24aでは、整流板24iを省略している。
本実施形態では、図12に示すように、第1温風ガイド部材24a(温風ガイド通路24d)は、直線状に伸びる形状であり、温風出口24fの端面は車両上方を向く平坦な面であって、冷風パイバス通路17側を向いて傾斜している。このように、第1温風ガイド部材24aの温風出口24fの端面の向きを変更しても良い。
本実施形態によれば、図1中のエアガイド24に対して、第1温風ガイド部材24aを短くする等により、温風ガイド部材24aの温風出口24fの位置を車両下側にずらし、冷風が温風出口24fの上側を通過するようにさせることで、第1温風ガイド部材24a(温風ガイド通路24d)を流れる温風の風量を調整することができる。
(第5実施形態)
図13に、第5実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図を示す。図15は、図3(a)中のZ−Z線断面図である図6に相当するものであり、図6と同様の構成部に図6と同一の符号を付している。
第1実施形態では、第2温風ガイド部材24bを断面略円弧状としていたが、本実施形態では、
図13に示すように、第2温風ガイド部材24bを平板形状としている。
このように、第2温風ガイド部材24bの形状は、第1温風ガイド部材24aの外側を流れる温風の流れ方向を所望の向きとなるように、任意に変更可能である。
(他の実施形態)
上記した実施形態では、ケース11の左右2つの分割部に対して、エアガイド24をそれぞれ1個ずつ配置していたが、ケース11の左右方向の長さと同等の長さである1つのエアガイドを配置しても良い。すなわち、エアガイド24に設ける第1温風ガイド部材24aの数を1つにしたり、3以上の複数としたりしても良い。
そして、第1温風ガイド部材24aを複数所定間隔で並列配置させた状態に対して、複数の第1温風ガイド部材24aのいくつかを、外枠部材24cと同様の形状の仕切り部材に置き換えても良い。このとき、例えば、2つの外枠部材24cの間に、第1温風ガイド部材24aおよび仕切り部材を並べる際に、端に第1温風ガイド部材24aを配置し、中央に仕切り部材を配置しても良い。このようにして、エアミックス領域20よりも空気流れ下流側のうち温度が特に低い部位のみに温風を導くようにしても良い。
また、上記した実施形態では、第1、第2エアミックスドア21、22を、いわゆるバタフライドアで構成していたが、板状のドア本体部の一端側に回転軸が設けられた、いわゆる片持ちドアで構成しても良い。また、上記した実施形態では、エアミックスドアを2つ用いていたが、エアミックスドアの数を1つに変更しても良い。
本発明の第1実施形態における空調装置の断面構成を示す図である。 図1中のエアガイド24の斜視図である。 (a)はエアガイド24の正面図であり、(b)はエアガイド24の右側面図であり、(c)はエアガイド24の上面図である。 図3(a)中のエアガイド24のX−X線断面図である。 図3(a)中のエアガイド24のY−Y線断面図である。 図3(a)中のエアガイド24のZ−Z線断面図である。 図4中の第1温風ガイド部材24aの拡大図である。 第1実施形態のバイレベルモード時におけるエアミックスドアの開度変化に対する車室内吹出温度変化を示す図である。 比較例のバイレベルモード時におけるエアミックスドアの開度変化に対する車室内吹出温度変化を示す図である。 本発明の第2実施形態における第1温風ガイド部材24aの横断面図である。 本発明の第3実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図である。 本発明の第4実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図である。 本発明の第5実施形態における第1温風ガイド部材24aの縦断面図である。
符号の説明
17 冷風バイパス通路
19 温風通路
20 エアミックス領域
24 エアガイド
24a 第1温風ガイド部材
24b 第2温風ガイド部材
24c 外枠部材
24d 温風ガイド通路
24e 温風ガイド通路の温風入口
24f 温風ガイド通路の温風出口

Claims (9)

  1. 車室内へ向かって空気が流れる空気通路を形成するケース(11)と、
    前記ケース(11)内に配置され、空気を加熱する加熱用熱交換器(15)と、
    前記ケース(11)内に形成され、前記加熱用熱交換器(15)を通過した温風が流れる温風通路(19)と、
    前記ケース(11)内に形成され、前記暖房用熱交換器(15)をバイパスして冷風が流れる冷風バイパス通路(17)と、
    前記ケース(11)内に配置され、前記温風通路(19)を通過する温風と前記冷風バイパス通路(17)を通過する冷風との風量割合を調整するエアミックスドア(21、22)と、
    前記ケース(11)に設けられ、前記エアミックスドア(21、22)により温度調整された空調風を車室内の複数の部位に吹き出すための複数の吹出開口部(25、27a、27b、29a、29b)とを備える車両用空調装置において、
    前記ケース(11)内の前記温風通路(19)と前記冷風バイパス通路(17)との合流部位(20)に配置され、前記温風通路(19)からの温風の一部を所定の前記吹出開口部(25)にガイドする温風ガイド通路(24d)を備え、
    前記温風ガイド通路(24d)は、前記温風ガイド通路(24d)の温風入口(24e)から温風出口(24f)までの全領域がトンネル状の温風ガイド部材(24a)によって構成されており、
    前記温風ガイド通路(24d)の外側で、前記温風ガイド通路内を流れる温風の流れ方向に対して交差する方向にて流入した前記冷風バイパス通路(17)からの冷風と、前記温風通路(19)から流入した温風とが混合するようになっており、
    トンネル状の前記温風ガイド部材を第1温風ガイド部材(24a)とし、
    前記第1温風ガイド部材(24a)の外側に、エアミックス領域(20)の温風入口(20a)側から流入した温風を、前記エアミックス領域(20)にガイドする第2温風ガイド部材(24b)が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記温風ガイド部材(24a)を前記冷風バイパス通路(17)側から見たときにおける前記温風ガイド通路内の温風の流れ方向に直交する方向での前記温風ガイド部材(24a)の幅(41)は、5mm以上20mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記温風ガイド部材(24a)の前記温風ガイド通路内の温風の流れ方向に直交する方向での横断面における外形は、前記冷風バイパス通路(17)からの冷風の流れ方向に平行な方向に長い形状であって、前記冷風バイパス通路(17)からの冷風の流れに対して流線形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記温風ガイド部材(24a)の前記横断面における外形は、楕円形状であることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記温風ガイド部材(24a)の前記横断面における外形は、前記冷風流れの上流側の部位(24g)が円弧形状であって前記冷風流れの下流側の部位(24h)が絞り形状の翼形状であることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  6. 前記温風ガイド部材(24a)の前記温風出口(24f)における端面は、前記冷風バイパス通路(17)側に傾斜していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 前記温風ガイド部材(24a)の前記温風出口(24f)における端面は、前記冷風バイパス通路(17)側とは反対側に傾斜していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 前記温風ガイド部材(24a)の前記冷風バイパス通路(17)側とは反対側の端部(24h)に整流板(24i)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  9. 前記温風ガイド部材(24a)は、前記温風通路(19)からの温風の流れ方向と前記冷風バイパス通路(17)からの冷風の流れ方向の両方に直交する方向に、所定間隔で複数並列に配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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