JP5151370B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アクセストランジスタとサイリスタ素子でメモリセル(メモリ素子)が構成される半導体装置に関するものである。
サイリスタ素子とアクセストランジスタによって形成されるメモリセル(サイリスタRAM)として様々な形態が提案されている(たとえば特許文献1〜3、非特許文献1,2参照)。
これらの提案されているメモリセルの一つにバルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモリ素子がある。
図1は、バルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモセルのセル構成の例を示す簡略断面図である。このメモリセルのサイリスタ素子は選択的エピタキシーアノード(Selective Epitaxy Anode : SEA)型である。
また、図2は図1のメモリセルの等価回路図である。
メモリ素子1は、p型のバルク型半導体基板上2に、サイリスタ素子3とアクセストランジスタ4とが素子分離領域5を挟んで並列に形成されている。
サイリスタ素子3は、n型ウェル31上に、p型アノード32、n型ベース33、p型ベース34、n型カソード35が形成されたpnpnサイリスタ構造を有する。
p型ベース34上にはゲート絶縁膜36を介してゲート電極37が形成されている。
このサイリスタ素子3は、npn型とpnp型のバイポーラトランジスタの組み合わせになっており、ベースとコレクタを共用し、npn型のベース上にいわゆるMIS型のゲート電極37が形成されている。
アクセストランジスタ4は、p型ウェル41内にn型の拡散層42,43が形成され、拡散層42,43に挟まれたp型ウェル41上にゲート絶縁膜44を介してゲート電極45が形成されている。
そして、サイリスタ素子3のp型アノード32が基準電圧VREFの供給ラインLVREFに接続され、アクセストランジスタ4の拡散層42がビットラインBLに接続され、サイリスタ素子3のn型カソード35とアクセストランジスタ4の拡散層43がストレージノードVSNにより接続されている。
また、サイリスタ素子3のゲート電極37はワードラインTWLに接続され、アクセストランジスタ4のゲート電極45がワードラインSWLに接続される。
このような構成のサイリスタ素子は、負性抵抗特性を有し、2つの安定点が存在する。そして、2つの安定点でデータの0,1を読みわける。
以下に、サイリスタRAMの動作時の電圧(電位)状態について説明する。
図3(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ保持時の電位状態を示す図である。
データ保持時は、図3(A)に示すように、ワードラインSWL、TWLが0V(Off)に設定され、ビットラインも0Vに設定される。
このとき、図3(B)に示すように、サイリスタ電流Itとアクセストランジスタ電流Iaの釣り合う安定点は2状態のみであり、この安定2状態のどちらかをデータの“0”,“1”に割り当てることでデータ記憶(保持)する。
図4(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ読み出し動作時の電位状態を示す図である。
読み出し動作時は、図4(A)に示すように、ワードラインTWLが0Vに設定され、ワードラインSWLが電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLが0Vにプリチャージされる。
このとき、図4(B)に示すように、保持状態での安定点を維持したまま、安定点によって電流値が変わるため、この電流値を読み出すことでデータの読み出し操作が可能になる。
図5(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ“1”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。
データ“1”(セル電流大)書き込み動作時は、図5(A)に示すように、ワードラインTWLが電源電圧VDDに設定され、ワードラインSWLも電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLが0Vに設定される。
この電位状態では、図5(B)に示すように、安定状態が1つのみ(セル電流大の状態)となるため、データ“1”の書き込みが可能である。
図6(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ“0”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。
データ“0”(セル電流小)書き込み動作時は、図6(A)に示すように、ワードラインTWLが電源電圧VDDに設定され、ワードラインSWLも電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLがVDDに設定される。
この電位状態では、図6(B)に示すように、安定状態が1つのみ(セル電流小の状態)となるため、データ“0”の書き込みが可能である。
特開2007−49113号公報 特開2007−67133号公報 特開2002−246560号公報 Rich Roy, Farid Nemati, Ken Young, Bruce Bateman, Rajesh Chopra, Seong-Ook Jung, Chiming Show, Hyun-Jin Cho , 2006 IEEE International Solid-State Circuits Conference , pp.632-633 Farid Nemati and James D. Plummer, Technical Digest IEDM 1999, pp.283-286)
ところが、上述したサイリスタRAMでは、マルチポート(Multi Port)動作を行うことができない。
また、上述したサイリスタRAMの読み出し動作時にいわゆるディスターブが発生するおそれがある。
ここで、読み出し動作時のディスターブについて説明する。
図4(A),(B)に示したとおり、読み出し動作時には、ビットラインBLを0Vにリセットしてからセル(Cell)電流を読み出すが、セル電流読み出しをビットラインBLを介して行う場合、セル電流が大きいとき(データ“1”)はビットラインBLの電位が上昇し、セル電流が小さいとき(データ“0”)はビットラインBLの電位をほぼ0Vのままとなる。このように、ビットラインBLの電流を電圧に変換して読み出す必要がある。
この場合、図7に示すようにビットラインBLの電位の上昇に伴い、セル安定点も遷移する。ビットラインBLの電位が高くなりすぎるとセル電流大(データ“1”)側の安定点が無くなり、データを破壊してしまうおそれがある。
たとえば、非特許文献1のように、ビットラインBLを0Vにリセットし、セル電流に応じてビットラインBLをチャージすることで読み出し動作を実施するような場合、前述のリードディスターブが懸念される。
本発明は、マルチポート動作が可能で、また、読み出し動作時のディスターブの発生を抑止することが可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の半導体装置は、半導体基板上にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子と、上記半導体基板上に形成され、一端が上記サイリスタ素子の一端のストレージノードに接続され、当該ストレージノードの電位を異なるビットラインに伝達可能な複数のアクセストランジスタと、を含むメモリセルを有し、上記メモリセルにおいて複数のアクセストランジスタは、ライト用アクセストランジスタとリード用アクセストランジスタを含み、上記サイリスタ素子のゲート、および上記リード用アクセストランジスタのゲートは異なるワードラインにそれぞれ接続され、上記ライト用アクセストランジスタのゲートに接続されるワードラインとサイリスタ素子のゲートに接続されるワードラインとが共有化される
好適には、上記複数のアクセストランジスタのうち少なくとも上記ライト用アクセストランジスタは、対応するビットラインと上記ストレージノード間に接続されている。
好適には、上記リード用アクセストランジスタは、対応するビットラインと所定電位との間に接続され、ゲートが上記ストレージノードに接続されている。
好適には、上記対応するビットラインと所定電位との間にリード用の複数のアクセストランジスタが直列に接続され、当該複数のアクセストランジスタのうち一のアクセストランジスタのゲートが上記ストレージノードに接続され、他のアクセストランジスタのゲートがワードラインに接続されている。
好適には、複数のメモリセルがマトリクスに配列され、当該マトリクス配列の各列に対応して複数のビットラインがそれぞれ配線され、当該マトリクス配列の各行に対応して複数のワードラインがそれぞれ配線されている。
好適には、リード動作時に、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプと、
ライト動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインをライトデータに応じた電圧にドライブするライトドライバと、を含む制御部を有する。
本発明によれば、マルチポート動作が可能で、また、読み出し動作時のディスターブの発生を抑止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
<第1実施形態>
図8は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。
半導体装置100は、図8に示すように、メモリアレイ部110、Xアドレス(ロウアドレス)デコーダ120、Yアドレス(カラムアドレス)デコーダ130、ワードラインデコーダ140、リードコントロール部150、ライトコントロール部160、Y制御部(カラム制御部)170、および入出力バッファ(Input/Output Buffer)180を有している。
そして、ワードラインデコーダ140、リードコントロール部150、ライトコントロール部160、Y制御部(カラム制御部)170等により本発明の制御部が構成される。
メモリアレイ部110は、複数のサイリスタRAMセル(メモリセル)111がm行n列(m×n)のマトリクス状に配置されている。ただし、図8においては、図面の簡単化のために2×2のマトリクスとして示している。
サイリスタRAMセル111は、バルク型半導体基板の半導体層にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子112と、半導体基板の半導体層に形成されてサイリスタ素子112の一端であるストレージノード(Storage Node)SNに接続されたアクセストランジスタ113,114,115と、を有している。
本実施形態のサイリスタRAMセル111は、3ポート(Port)RAMとして構成されている。
なお、サイリスタ素子112の一端とアクセストランジスタ113〜115の中間ノードはサイリスタ電流とアクセストランジスタ電流で最低2つの安定点を持つことでメモリ素子としてデータ保持することを特徴としており、その中間ノードをストレージノードSNとしている。
サイリスタRAMセル111のデバイス構造として、たとえば図1に示すような構造を採用することができる。ただし、このデバイス構造に限定されず、各種構造を採用することが可能である。
メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の行配列にそれぞれ対応した、各行に、サイリスタ用の第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>、およびアクセストランジスタ用の第2のワードラインSWLa<0>〜SWLa<m>,SWLb<0>〜SWLb<m>,SWLc<0>〜SWLc<m>が配線されている。
また、メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の列配列にそれぞれ対応した、各列に、第1のビットラインBLa<0>〜BLa<n>、第2のビットラインBLb<0>〜BLb<n>、および第3のビットラインBLc<0>〜BLc<n>が、第1および第2のワードラインと直交するように配線されている。
そして、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のゲート電極112aは、対応する行に配線された第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>に共通に接続されている。
同様に、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ113のゲート電極113aは、対応する行に配線された第2のワードラインSWLa<0>〜SWLa<m>に共通に接続されている。
同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ114のゲート電極114aは、対応する行に配線された第2のワードラインSWLb<0>〜SWLb<m>に共通に接続されている。
同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ115のゲート電極115aは、対応する行に配線された第2のワードラインSWLc<0>〜SWLc<m>に共通に接続されている。
また、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ113の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線された第1のビットラインBLa<0>〜BLa<n>に共通に接続されている。
同様に、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ114の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線された第2のビットラインBLb<0>〜BLb<n>に共通に接続されている。
同様に、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ115の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線された第3のビットラインBLc<0>〜BLc<n>に共通に接続されている。
また、サイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のp型アノード(基準電位端子)が、基準電位VREFに接続されている。基準電位VREFの値は1/2VDD程度の電圧で、VDDが1.8Vの場合VREFはたとえば0.9Vである。
Xアドレスデコーダ120は、XアドレスX0、X1、・・を受けて選択するワードラインを指定するXセレクト信号XSEL0,1,・・、XSELR A,XSELR B,XSELR Cをアクティブ(たとえばハイレベル)にしてワードラインデコーダ140に出力する。
図9は、本実施形態に係るXアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。
図9のXアドレスデコーダ120は、基本的な構成として2アドレスX0,X1の入力に対応した構成を有している。
このXアドレスデコーダ120は、2入力のNAND回路NA121〜NA124、インバータIV121〜124、およびノット回路NOT121〜124を有する。
NAND回路NA121,NA123の第1入力、並びに、インバータIV121、IV123の入力がXアドレスX0の入力ラインに接続されている。
NAND回路NA121の第2入力、NAND回路NA122の第2入力、並びに、インバータIV122,IV124の入力がXアドレスX1の入力ラインに接続されている。そして、インバータIV121の出力がNAND回路NA122の第1入力に接続され、インバータIV122の出力がNAND回路NA123の第2入力に接続され、インバータIV123の出力がNAND回路NA124の第1入力に接続され、インバータIV124の出力がNAND回路NA124の第2入力に接続されている。
NAND回路NA121の出力がノット回路NOT121の入力に接続され、NAND回路NA122の出力がノット回路NOT122の入力に接続され、NAND回路NA123の出力がノット回路NOT123の入力に接続され、NAND回路NA124の出力がノット回路NOT124の入力に接続されている。
このXアドレスデコーダ120においては、Xアドレス(X1,X0)が(0,0)の場合、ノット回路NOT124からXセレクト信号X SEL3がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(0,1)の場合、ノット回路NOT123からXセレクト信号X SEL2がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(1,0)の場合、ノット回路NOT122からXセレクト信号X SEL1がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(1,1)の場合、ノット回路NOT121からXセレクト信号X SEL0がアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレスデコーダ130は、YアドレスY0、Y1、・・を受けてビットラインセレクタで選択するビットラインが接続されたYスイッチを選択的にオンするための相補的なYスイッチ信号YSW W,YSW RA,YSW RB,YSW RCをアクティブ(ハイレベル、およびその反転信号)にしてY制御部170に出力する。
図10は、本実施形態に係るYアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。
図10のYアドレスデコーダ130は、基本的な構成として2アドレスY0,Y1の入力に対応した構成を有している。
このYアドレスデコーダ130は、2入力のNAND回路NA131〜NA134、インバータIV131〜134、およびノット回路NOT131〜134を有する。
NAND回路NA131,NA133の第1入力、並びに、インバータIV131、IV133の入力がYアドレスY0の入力ラインに接続されている。
NAND回路NA131の第2入力、NAND回路NA132の第2入力、並びに、インバータIV132,IV134の入力がYアドレスY1の入力ラインに接続されている。そして、インバータIV131の出力がNAND回路NA132の第1入力に接続され、インバータIV132の出力がNAND回路NA133の第2入力に接続され、インバータIV133の出力がNAND回路NA134の第1入力に接続され、インバータIV134の出力がNAND回路NA134の第2入力に接続されている。
NAND回路NA131の出力がノット回路NOT131の入力に接続され、NAND回路NA132の出力がノット回路NOT132の入力に接続され、NAND回路NA133の出力がノット回路NOT133の入力に接続され、NAND回路NA134の出力がノット回路NOT134の入力に接続されている。
このYアドレスデコーダ130においては、Yアドレス(Y1,Y0)が(0,0)の場合、ノット回路NOT134からYセレクト信号Y SEL3がアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(0,1)の場合、ノット回路NOT123からYセレクト信号Y SEL2が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(1,0)の場合、ノット回路NOT122からYセレクト信号Y SEL1が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(1,1)の場合、ノット回路NOT121からYセレクト信号Y SEL0が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
図11は、本実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。
図11のYSWデコーダ131は、2入力のNAND回路NA131Y〜NA136Y、およびノット回路NOT131Y〜NOT136Yを有する。
NAND回路NA131YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR A0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RAが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT131Yを介してYスイッチ信号YSW RA0が活性化され出力される。
NAND回路NA132YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR B0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RBが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT132Yを介してYスイッチ信号YSW RB0が活性化され出力される。
NAND回路NA133YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR C0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RCが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT133Yを介してYスイッチ信号YSW RC0が活性化され出力される。
NAND回路NA134YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR A1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RAが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT134Yを介してYスイッチ信号YSW RA1が活性化され出力される。
NAND回路NA135YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR B1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RBが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT135Yを介してYスイッチ信号YSW RB1が活性化され出力される。
NAND回路NA136YにはYアドレスデコーダ131で生成されたYセレクト信号Y SELR C1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RCが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT136Yを介してYスイッチ信号YSW RC1が活性化され出力される。
Yアドレスデコーダ131の出力Y_SELによって指定されたYSWのみ、信号YSWEによって活性化される。読み出し時、書き込み時、それぞれのポート(Port)に対して個別にYSWは活性化される。
ワードラインデコーダ140は、Xアドレスデコーダ120によるXセレクト信号X SEL(XSELW,XSELR A,XSELR B,XSELR C)およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLE、第2のワードラインイネーブル信号SWLE A,SWLE B,SWLE Cに応答して、Xアドレスで指定された第1のワードラインTWLおよび第2のワードラインSWLa,SWLb,SWLcを駆動する(ハイレベルに設定する)。
なお、読み出し動作時は第2のワードラインイネーブル信号SWLEが活性化され、書き込み動作時は第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号SWLEが共に活性化される。
図12は、本実施形態に係るワードラインデコーダの構成例を示す図である。
図12のワードラインデコーダ140は、2入力のNAND回路NA141〜NA148、およびノット回路NOT141〜NOT148を有する。
NAND回路NA141にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELW0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLEが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT141を介した駆動信号DTWL0によりXアドレスにより指定された行の第1のワードラインTWL0が駆動される。
NAND回路NA142にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR A0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Aが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT142を介した駆動信号SWL A0によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLa<0>が駆動される。
NAND回路NA143にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR B0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Bが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT143を介した駆動信号SWL B0によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLb<0>が駆動される。
NAND回路NA144にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR C0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Cが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT144を介した駆動信号SWL C0によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLc<0>が駆動される。
NAND回路NA145にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELW1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLEが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT141を介した駆動信号DTWL1によりXアドレスにより指定された行の第1のワードラインTWL1が駆動される。
NAND回路NA146にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR A1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Aが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT146を介した駆動信号SWL A1によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLa<1>が駆動される。
NAND回路NA147にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR B1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Bが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT147を介した駆動信号SWL B1によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLb<1>が駆動される。
NAND回路NA148にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SELR C1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号RWLE Cが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT148を介した駆動信号SWL C1によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLc<1>が駆動される。
リードコントロール部150は、外部からのチップイネーブル信号CE、アウトプットイネーブル信号OE A,OW Bを受けて読み出しモードであるか否かを判定する。
リードコントロール部150は、読み出しモードであると判定すると、第2のワードラインイネーブル信号SWLE(SWLE A,SWLE B,SWLE C)をアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140に出力し、読み出し期間において、リードプリチャージ信号PRER(PRER A,PRER B,PRER C)をハイレベルからローレベルに切り替え、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルで、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE(RDE A,RDE B,RDE C)をハイレベルで、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE(WDE A,WDE B,WDE C)をローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWE(YSWE RA,YSWE RB,YSWE RC)をハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
ライトコントロール部160は、外部からのチップイネーブル信号CE、ライトイネーブル信号WEを受けて書き込みモードであるか否かを判定する。
ライトコントロール部160は、書き込みモードであると判定すると、第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号SWLE(SWLE A,SWLE B,SWLE C)をアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140に出力し、書き込み期間において、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルからローレベルに切り替え、リードプリチャージ信号PRER(PRER A,PRER B,PRER C)をローレベルで、ライトデータイネーブル信号WDEをハイレベルで、リードデータイネーブル信号RDE(RDE A,RDE B,RDE C)をローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWE(YSWE RA,YSWE RB,YSWE RC)をハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
Y制御部170は、第1のビットラインBLa<0>〜BLa<n>、第2のビットラインBLb<0>〜BLb<n>、第3のビットラインBLc<0>〜BLc<n>のプリチャージ制御、書き込み動作時および読み出し時の読み出し動作時の第1のビットラインBLa<0>〜BLa<n>、第2のビットラインBLb<0>〜BLb<n>、第3のビットラインBLc<0>〜BLc<n>の電圧制御、並びに、Yスイッチ信号YSWのよるYセレクタのYスイッチのオンオフ制御を伴う、ライト(書き込み)データの第1のビットラインBLa<0>〜BLa<n>、第2のビットラインBLb<0>〜BLb<n>、第3のビットラインBLc<0>〜BLc<n>への転送制御、リード(読み出し)データのセンスアンプ(SA)への転送制御等を行う。
上記したように、Y制御部170は、読み出し動作のためのセンスアンプを有するが、この読み出し制御部の構成をたとえば図13のように構成することが可能である。
ここで、Y制御部170のより具体的な構成例について説明する。
図13は、本実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。
Y制御部170は、図13に示すように、プリチャージ回路171、Yセレクタ172、ライトドライバ群173a,173b,173c、およびセンスアンプ(SA)群174a,174b,174cを有している。
プリチャージ回路171は、NMOSトランジスタNT11−0〜NT11−n、NMOSトランジスタNT12−0〜NT12−n、およびNMOSトランジスタNT13−0〜NT13−nを有している。
NMOSトランジスタNT11−0〜NT11−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応する第1のビットラインBLa0〜BLanに接続され、ゲートがプリチャージ信号PREaの供給ラインLPREaに共通に接続されている。
NMOSトランジスタNT12−0〜NT12−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応する第2のビットラインBLb0〜BLbnに接続され、ゲートがプリチャージ信号PREbの供給ラインLPREbに共通に接続されている。
NMOSトランジスタNT13−0〜NT13−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応する第3のビットラインBLc0〜BLcnに接続され、ゲートがプリチャージ信号PREcの供給ラインLPREcに共通に接続されている。
Yセレクタ172は、第1のビットラインBLa0〜BLanと第1のデータ転送ラインDTLa0〜DTLanとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSWaおよびその反転信号/YSWaにより導通制御される第1のY転送ゲートスイッチTMGa0〜TMGan、第2のビットラインBLb0〜BLbnと第2のデータ転送ラインDTLb0〜DTLbnとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSWbおよびその反転信号/YSWbにより導通制御される第2のY転送ゲートスイッチTMGb0〜TMGbn、および第3のビットラインBLc0〜BLcnと第3のデータ転送ラインDTLc0〜DTLcnとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSWcおよびその反転信号/YSWcにより導通制御される第3のY転送ゲートスイッチTMGc0〜TMGcnを有する。
なお、Y転送ゲートスイッチはNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成されている。
ライトドライバ群173aは、各第1のデータ転送ラインDTLa0〜DTLanに入力データDINa<0>〜DINa<n>を転送する複数のライトドライバWDRVa0〜WDRVanを有する。
各ライトドライバWDRVa1〜WDRVanは共通の構成を有し、ライトデータイネーブル信号WDE Aをトリガとするクロックドインバータとして構成されている。
ライトドライバWDRVaは、PMOSトランジスタPT21a,PT22a、NMOSトランジスタNT21a,NT22a、およびインバータIV21aを有する。
PMOSトランジスタPT21aのソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22aのソース接続され、PMOSトランジスタPT22aのドレインがNMOSトランジスタNT22aのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT22aのソースがNMOSトランジスタNT21aのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT21aのソースが接地されている。インバータIV21aの入力端子がライトデータイネーブル信号WDE Aの供給ラインに接続されている。
そして、各ライトドライバWDRVa1〜WDRVanのPMOSトランジスタPT21aのゲートがインバータIV21aの出力に共通に接続され、NMOSトランジスタNT21aのゲートがライトデータイネーブル信号WDE Aの供給ラインに共通に接続されている。
各ライトドライバWDRVa1〜WDRVanのPMOSトランジスタPT22aおよびNMOSトランジスタNT22aのゲートが入力データDINa<0>〜DINa<n>の入力ラインに接続されている。
ライトドライバ群173bは、各第2のデータ転送ラインDTLb0〜DTLbnに入力データDINb<0>〜DINb<n>を転送する複数のライトドライバWDRVb0〜WDRVbnを有する。
各ライトドライバWDRVb1〜WDRVbnは共通の構成を有し、ライトデータイネーブル信号WDE Bをトリガとするクロックドインバータとして構成されている。
ライトドライバWDRVbは、PMOSトランジスタPT21b,PT22b、NMOSトランジスタNT21b,NT22b、およびインバータIV21bを有する。
PMOSトランジスタPT21bのソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22bのソース接続され、PMOSトランジスタPT22bのドレインがNMOSトランジスタNT22bのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT22bのソースがNMOSトランジスタNT21bのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT21bのソースが接地されている。インバータIV21bの入力端子がライトデータイネーブル信号WDE Bの供給ラインに接続されている。
そして、各ライトドライバWDRVb1〜WDRVbnのPMOSトランジスタPT21bのゲートがインバータIV21bの出力に共通に接続され、NMOSトランジスタNT21bのゲートがライトデータイネーブル信号WDE Bの供給ラインに共通に接続されている。
各ライトドライバWDRVb1〜WDRVbnのPMOSトランジスタPT22bおよびNMOSトランジスタNT22bのゲートが入力データDINb<0>〜DINb<n>の入力ラインに接続されている。
ライトドライバ群173cは、各第3のデータ転送ラインDTLc0〜DTLcnに入力データDINc<0>〜DINc<n>を転送する複数のライトドライバWDRVc0〜WDRVcnを有する。
各ライトドライバWDRVc1〜WDRVcnは共通の構成を有し、ライトデータイネーブル信号WDE Cをトリガとするクロックドインバータとして構成されている。
ライトドライバWDRVcは、PMOSトランジスタPT21c,PT22c、NMOSトランジスタNT21c,NT22c、およびインバータIV21cを有する。
PMOSトランジスタPT21cのソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22cのソース接続され、PMOSトランジスタPT22cのドレインがNMOSトランジスタNT22cのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT22cのソースがNMOSトランジスタNT21cのドレインに接続され、NMOSトランジスタNT21cのソースが接地されている。インバータIV21cの入力端子がライトデータイネーブル信号WDE Cの供給ラインに接続されている。
そして、各ライトドライバWDRVc1〜WDRVcnのPMOSトランジスタPT21cのゲートがインバータIV21cの出力に共通に接続され、NMOSトランジスタNT21cのゲートがライトデータイネーブル信号WDE Cの供給ラインに共通に接続されている。
各ライトドライバWDRVc1〜WDRVcnのPMOSトランジスタPT22cおよびNMOSトランジスタNT22cのゲートが入力データDINc<0>〜DINc<n>の入力ラインに接続されている。
センスアンプ群174aは、各第1のデータ転送ラインDTLa0〜RDTLanを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSAa0〜SAanを有する。
各センスアンプSAa0〜SAanは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31a、転送ゲートTMG31a、NMOSトランジスタNT31a,NT32a、およびインバータIV31aを有する。
転送ゲートTMG31aは、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応する第1のデータ転送ラインDTLa0〜DTLaおよびNMOSトランジスタNT31aの一方のソースドレインに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31aの非反転入力端子(+)およびNMOSトランジスタNT32aの一方のソースドレインに接続されている。
そして、転送ゲートTMG31aのNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDE Aの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31aを介してリードデータイネーブル信号RDE Aの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31aはリードデータイネーブル信号RDE Aがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
そして、アンプAMP31aの反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT31aは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Aの反転信号/RDE Aの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT32aは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Aの反転信号/RDE Aの供給ラインに接続されている。
センスアンプ群174bは、各第1のデータ転送ラインDTLb0〜RDTLbnを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSAb0〜SAbnを有する。
各センスアンプSAb0〜SAbnは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31b、転送ゲートTMG31b、NMOSトランジスタNT31b,NT32b、およびインバータIV31bを有する。
転送ゲートTMG31bは、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応する第2のデータ転送ラインDTLb0〜DTLbおよびNMOSトランジスタNT31bの一方のソースドレインに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31bの非反転入力端子(+)およびNMOSトランジスタNT32bの一方のソースドレインに接続されている。
そして、転送ゲートTMG31bのNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDE Bの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31bを介してリードデータイネーブル信号RDE Bの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31bはリードデータイネーブル信号RDE Bがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
そして、アンプAMP31bの反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT31bは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Bの反転信号/RDE Bの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT32bは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Bの反転信号/RDE Bの供給ラインに接続されている。
センスアンプ群174cは、各第3のデータ転送ラインDTLc0〜RDTLcnを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSAc0〜SAcnを有する。
各センスアンプSAc0〜SAcnは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31c、転送ゲートTMG31c、NMOSトランジスタNT31c,NT32c、およびインバータIV31cを有する。
転送ゲートTMG31cは、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応する第3のデータ転送ラインDTLc0〜DTLcおよびNMOSトランジスタNT31cの一方のソースドレインに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31cの非反転入力端子(+)およびNMOSトランジスタNT32cの一方のソースドレインに接続されている。
そして、転送ゲートTMG31cのNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDE Cの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31cを介してリードデータイネーブル信号RDE Cの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31cはリードデータイネーブル信号RDE Cがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
そして、アンプAMP31cの反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT31cは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Cの反転信号/RDE Cの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT32cは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Cの反転信号/RDE Cの供給ラインに接続されている。
次に、上記構成による動作を、Y制御部170の動作を中心に図14〜図16に関連付けて説明する。
まず、メモリセルデータの読み出し動作について説明する。
図14は、第2のワードラインSWLa<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、スタンバイ状態ではプリチャージ信号PREaはハイレベルで供給され、その結果、ビットラインBLa0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。
このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE A,RDE B,RDE C、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE A,WDE B,WDE C、第2のワードラインSWLa,SWLb,SWLc、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSWa,YSWb,YSWcは接地電位GNDにリセットされている。
次に、読み出し状態に遷移すると、所望の第2のワードラインSWLa<0>がハイレベルに立ち上がり、サイリスタRAMセル111のセル電流がオン状態になる(セル電流が流れるようになる
また、プリチャージ信号PREaがハイレベル(電源電圧レベル)からローレベル(接地電位レベル)に立ち下がることで、ビットラインBLa<0>は接地電位GNDからフローティング状態となる。
また、所望のYスイッチ信号YSWa<0>とリードデータイネーブル信号RDE Aがハイレベルに立ち上がることで転送ゲートTMG31がオンし、センスアンプSAとビットラインBLa0が第1のデータ転送ラインDTLa0を介して接続される。
ハイデータ(1データ)読み出し動作時はセル電流が大なので、ビットラインBLa0がセルによって接地電位GNDからチャージされていく。ここで、ビットラインBLa0の電位が参照電圧VREFSAよりも高くなるとセンスアンプSAが1判定をして出力SAOUTがハイレベルとなる。
図15は、第2のワードラインSWLa<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、基本的には図14で示した動作と同じであるが、セル電流が小さいためビットラインBLa0のチャージ量が小さい。よってセンスアンプSAは0判定をする。
次に、メモリセルへのデータの書き込み動作について説明する。
図16は、第2のワードラインSWLa<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時および第2のワードラインSWLb<0>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合の読み出し動作は、図14に関連付けて説明した動作と同様に行われることから、ここでは、ワードラインSWLb<0>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作について説明する。
この場合、スタンバイ状態ではプリチャージ信号PREbはハイレベルで供給され、その結果、ビットラインBLb0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。
このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE A,RDE B,RDE C、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE A,WDE B,WDE C、第2のワードラインSWLa,SWLb,SWLc、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSWa,YSWb,YSWcは接地電位GNDにリセットされている。
次に、書き込み状態に遷移すると、所望の第2のワードラインSWLb<0>、第1のワードラインTWL<0>、Yスイッチ信号YSWb<0>が立ち上がる。また、プリチャージ信号PREbがローレベルに立ち下がることでビットラインBLa0は接地電位からフローティング状態となる。
また、所望のYスイッチ信号YSWb<0>とライトデータイネーブル信号WDE Bがローレベルからハイレベルに立ち上がることで、Y転送ゲートスイッチTMGb0がオンし、所望のライトドライバWDRVb1とビットラインBLb0が第2のデータ転送ラインDTLb1を介して接続される。
ライトドライバWDRVb1によってビットラインBLb0が0Vにドライブされた状態で、第2のワードラインSWLb<0>、第1のワードラインTWL<0>がハイレベルに活性化されと、図5に示したように安定点がセル電流大側に遷移し、ハイデータ(1データ)の書き込み動作が完了する。
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、サイリスタRAMセル111は、バルク型半導体基板の半導体層にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子112と、半導体基板の半導体層に形成されてサイリスタ素子112の一端であるストレージノード(Storage Node)SNに接続されたアクセストランジスタ113,114,115と、を有し、サイリスタ素子112のゲート、各アクセストランジスタ113,114,115のゲートは異なるワードラインTWL,SWLa,SWLb,SWLcに接続され、各アクセストランジスタ113,114,115の一端が異なるビットラインBLa,BLb,BLcに接続されて、3ポート(Port)RAM(1RW1RW1RW)として構成されていることから、マルチポート動作が可能となる。
なお、上記第1の実施形態においては、3ポートのサイリスタRAMセルを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図17に示すように、2ポートあるいは4ポート以上のサイリスタRAMセルを構成することも可能である。
図17は、図8の1RW1RW1RWタイプのサイリスタRAMセルの2ポートの構成例を示す図である。また、図18は、図17のサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図である。
この例のサイリスタRAMセルは、アクセストランジスタ113,114の2つと1つのサイリスタ素子により1RW1RWのメモリ素子として構成される。
また、サイリスタRAMセルの構成は、図8や図17の構成に限られるものではない。
図19は、1RW1RタイプのサイリスタRAMセルの構成例を示す図である。また、図20は、図19の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図であり、図21は、図19のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。
このサイリスタRAMセル111Aは、基本的に、3つのアクセストランジスタ113,116,117、1サイリスタ素子112により構成される。
アクセストランジスタ113は基本的に図8や図17の構成と同様の機能を有することから同一符号を付している。
リード用アクセストランジスタ116,117は、接地電位GNDとリードビットラインRBLとの間に直列に接続されている。アクセストランジスタ116のソースが接地電位GNDに接続され、アクセストランジスタ117のドレインがビットラインRBLに接続されている。
そして、リード用アクセストランジスタ116のゲートがストレージノードSNに接続され、アクセストランジスタ117のゲートがワードラインRWLに接続されて、1RW(Read/Write) 1R(Read)マルチポート構成が実現されている。
図8や図17のサイリスタRAMセルとの違いは、ストレージノードSN電位をNMOSゲートで受けることで、ゲインする構成である点である。
なお、ゲインするMOSはPMOSでも構成可能である。また、リード用アクセストランジスタのソース電位は接地電位GNDレベルとしているが、その他任意の電圧に設定することも可能である。
特にPMOSでストレージノードSNの電位をゲートで受ける場合はソース電位は電源電圧VDDになる。
本構成の効果は、図8や図17のサイリスタRAMセルに対してビットラインRBL電位によるリードディスターブ(Read Disturb)の影響を増加させること無くマルチポート化が可能な点である。ビットラインBLに接続されるポートから読み出す場合は、図8や図17のアレイと同様にリードディスターブの影響があるが、同一アドレス(メモリセル)に対して複数のポートから読み出すケースでは、RBL電位によるディスターブは受けなくなるため、同一のメモリセルへのディスターブは、図8や図17のアレイに比べて軽減されることになる。
図21の例はさらに多ポート化して1RW2Rマルチポート構成とした場合である。
この場合のサイリスタRAMセル111Bは、図19および図20のサイリスタRAMセル111Aの構成にさらにアクセストランジスタ118,119とビットラインRBLを増やした構成となっている。
サイリスタRAMセル111Bはアクセストランジスタ116,117が接続されるビットラインRBL A0とアクセストランジスタ118,119が接続されるビットラインRBL B0とを有する。
機能的には上述した説明と同様である。
なお、上述したサイリスタRAMセルではライト動作時に制御するサイリスタ用ワード線とアクセストランジスタ用ワードラインを別に設けていたが、こられのライト制御用ワードラインは共有化可能である。
図22は、図17の1RW1RWタイプのサイリスタRAMセルをライト制御用ワードラインは共有化した構成例を示す図である。また、図23は、図22の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図であり、図24は、図22のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。
同様に、図25は、図19の1RW1RタイプのサイリスタRAMセルをライト制御用ワードラインは共有化した構成例を示す図である。また、図26は、図25の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図であり、図27は、図25のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。
本構成によりアクセストランジスタを介しての動作は1RW(Read/Write)から1W(Write)へと減少するが、リード用アクセストランジスタの追加によって1W1Rポート動作が可能である。
本構成の効果は、ワードラインTWLとワードラインSWLをマージ(Marge)することによるセルサイズの減少と、ワードラインTWLとSWL駆動ドライバを1つにマージ(WWL)することによるワードデコーダサイズを減少することが可能となることである。
以下の、図27のメモリセルアレイ部を採用した半導体装置100Aを第2の実施形態として説明する。
<第2実施形態>
図28は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。
半導体装置100は、図28に示すように、メモリアレイ部110A、Xアドレス(ロウアドレス)デコーダ120A、Yアドレス(カラムアドレス)デコーダ130A、ワードラインデコーダ140A、リードコントロール部150A、ライトコントロール部160A、Y制御部(カラム制御部)170A、および入出力バッファ(Input/Output Buffer)180を有している。
そして、ワードラインデコーダ140A、リードコントロール部150A、ライトコントロール部160A、Y制御部(カラム制御部)170A等により本発明の制御部が構成される。
メモリアレイ部110Aは、複数のサイリスタRAMセル(メモリセル)111がm行n列(m×n)のマトリクス状に配置されている。ただし、図28においては、図面の簡単化のために2×2のマトリクスとして示している。
サイリスタRAMセル111は、バルク型半導体基板の半導体層にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子112と、半導体基板の半導体層に形成されてサイリスタ素子112の一端であるストレージノード(Storage Node)SNに接続されたアクセストランジスタ113,116,117,118,119と、を有している。
本実施形態のサイリスタRAMセル111は、1W2RRAMとして構成されている。
メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の行配列にそれぞれ対応した、各行に、サイリスタ用の第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>、およびアクセストランジスタ用の第2のワードラインRWL A<0>〜SWL A<m>,SWL B<0>〜SWL B<m>が配線されている。
また、メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の列配列にそれぞれ対応した、各列に、ライトビットラインWBL<0>〜WBL<n>、リードビットラインRBL A<0>〜RBL A<n>、および第リードビットラインRBL B<0>〜RBL B<n>が、第1および第2のワードラインと直交するように配線されている。
そして、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のゲート電極112aおよびアクセストランジスタ113のゲート電極は、対応する行に配線された第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>に共通に接続されている。
同様に、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ117のゲート電極は、対応する行に配線された第2のワードラインRWL A<0>〜RWL A<m>に共通に接続されている。
同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ119のゲート電極は、対応する行に配線された第2のワードラインRWL B<0>〜RWL B<m>に共通に接続されている。
また、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ113の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線されたライトビットラインWBL<0>〜WBL<n>に共通に接続されている。
同様に、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ116の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線されたリードビットラインRBL A<0>〜RBL A<n>に共通に接続されている。
同様に、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ119の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線されたリードビットラインRBL B<0>〜RBL B<n>に共通に接続されている。
そして、アクセストランジスタ116および118のゲートがストレージノードSNに接続されている。
また、サイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のp型アノード(基準電位端子)が、基準電位VREFに接続されている。基準電位VREFの値は1/2VDD程度の電圧で、VDDが1.8Vの場合VREFはたとえば0.9Vである。
Xアドレスデコーダ120Aは、XアドレスX0、X1、・・を受けて選択するワードラインを指定するXセレクト信号XSEL0,1,・・、XSELR A,XSELR Bをアクティブ(たとえばハイレベル)にしてワードラインデコーダ140に出力する。
このXアドレスデコーダ120Aの構成は図9と同様である。
Yアドレスデコーダ130Aは、YアドレスY0、Y1、・・を受けてビットラインセレクタで選択するビットラインが接続されたYスイッチを選択的にオンするための相補的なYスイッチ信号YSW W,YSW RA,YSW RBをアクティブ(ハイレベル、およびその反転信号)にしてY制御部170に出力する。
このYアドレスデコーダ130Aの基本的な構成は図10と同様である。
図29は、本第2の実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。
図29のYSWデコーダ131Aは、2入力のNAND回路NA131A〜NA136A、およびノット回路NOT131A〜NOT136Aを有する。
NAND回路NA131AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SEL W0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE Wが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT131Aを介してYスイッチ信号YSW W0が活性化され出力される。
NAND回路NA132AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SELR A0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RAが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT132Aを介してYスイッチ信号YSW RA0が活性化され出力される。
NAND回路NA133AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SELR B0、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RBが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT133Aを介してYスイッチ信号YSW RB0が活性化され出力される。
NAND回路NA134AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SEL W1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE Wが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT134Aを介してYスイッチ信号YSW W1が活性化され出力される。
NAND回路NA135AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SELR A1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RAが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT135Aを介してYスイッチ信号YSW RA1が活性化され出力される。
NAND回路NA136AにはYアドレスデコーダ131Aで生成されたYセレクト信号Y SELR B1、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWE RBが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT136Aを介してYスイッチ信号YSW RB1が活性化され出力される。
Yアドレスデコーダ131の出力Y_SELによって指定されたYSWのみ、信号YSEWによって活性化される。読み出し時、書き込み時、それぞれのポート(Port)に対して個別にYSWは活性化される。
ワードラインデコーダ140Aは、Xアドレスデコーダ120によるXセレクト信号X SEL(XSELW,XSELR A,XSELR B)およびリードコントロール部150Aまたはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLE、第2のワードラインイネーブル信号RWLE A,RWLE Bに応答して、Xアドレスで指定されたワードラインTWLおよびワードラインRWL A,RWL Bを駆動する(ハイレベルに設定する)。
なお、読み出し動作時は第2のワードラインイネーブル信号RWLEが活性化され、書き込み動作時は第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号RWLEが共に活性化される。
ワードラインデコーダ140Aの構成は基本的に図12の構成と同様である。第2のワードラインが2本であることから、NAND回路NA144,148、ノット回路NOT144、148が不要となる。
リードコントロール部150Aは、外部からのチップイネーブル信号CE、アウトプットイネーブル信号OE A,OW Bを受けて読み出しモードであるか否かを判定する。
リードコントロール部150は、読み出しモードであると判定すると、第2のワードラインイネーブル信号RWLE(RWLE A,RWLE B)をアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140Aに出力し、読み出し期間において、リードプリチャージ信号PRER(PRER A,PRER B)をハイレベルからローレベルに切り替え、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルで、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE(RDE A,RDE B)をハイレベルで、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDEをローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWE(YSWE W,YSWE RA,YSWE RB)をハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
ライトコントロール部160Aは、外部からのチップイネーブル信号CE、ライトイネーブル信号WEを受けて書き込みモードであるか否かを判定する。
ライトコントロール部160Aは、書き込みモードであると判定すると、第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号RWLE(RWLE A,RWLE B)をアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140Aに出力し、書き込み期間において、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルからローレベルに切り替え、リードプリチャージ信号PRER(PRER A,PRER B)をローレベルで、ライトデータイネーブル信号WDEをハイレベルで、リードデータイネーブル信号RDE(RDE A,RDE B)をローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWE(YSWE W,YSWE RA,YSWE RB)をハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
Y制御部170Aは、ライトビットラインWBL<0>〜WBL<n>、リードビットラインRBL A<0>〜RBL A<n>、リードビットラインRBL B<0>〜RBL B<n>のプリチャージ制御、書き込み動作時および読み出し時の読み出し動作時のライトビットラインWBL<0>〜WBL<n>、リードビットラインRBL A<0>〜RBL A<n>、リードビットラインRBL B<0>〜RBL B<n>の電圧制御、並びに、Yスイッチ信号YSWのよるYセレクタのYスイッチのオンオフ制御を伴う、ライト(書き込み)データのライトビットラインWBL<0>〜WBL<n>、リードビットラインRBL A<0>〜RBL A<n>、リードビットラインRBL B<0>〜RBL B<n>への転送制御、リード(読み出し)データのセンスアンプ(SA)への転送制御等を行う。
上記したように、Y制御部170Aは、読み出し動作のためのセンスアンプを有するが、この読み出し制御部の構成をたとえば図13のように構成することが可能である。
ここで、Y制御部170Aのより具体的な構成例について説明する。
図30は、本第2の実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。
Y制御部170Aは、図30に示すように、プリチャージ回路171A、Yセレクタ172A、ライトドライバ群173A、およびセンスアンプ(SA)群174A,174Bを有している。
プリチャージ回路171Aは、NMOSトランジスタNT11A−0〜NT11A−n、NMOSトランジスタNT12A−0〜NT12A−n、およびNMOSトランジスタNT13A−0〜NT13A−nを有している。
NMOSトランジスタNT11A−0〜NT11A−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応するライトビットラインWBL0〜WBLnに接続され、ゲートがライトプリチャージ信号PREWの供給ラインLPREWに共通に接続されている。
NMOSトランジスタNT12A−0〜NT12A−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応するリードビットラインRBL A0〜RBL Anに接続され、ゲートがプリチャージ信号PREAの供給ラインLPREAに共通に接続されている。
NMOSトランジスタNT13A−0〜NT13A−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応するリードビットラインRBL B0〜RBL Bnに接続され、ゲートがプリチャージ信号PREBの供給ラインLPREBに共通に接続されている。
Yセレクタ172Aは、ライトビットラインWBL0〜WBLnとライトデータ転送ラインWDTL0〜WDTLnとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSW Wおよびその反転信号/YSW Wにより導通制御される第1のY転送ゲートスイッチTMGW0〜TMGWn、リードビットラインRBL A0〜RBL Anとリードデータ転送ラインRDTLA0,RDTLA2nとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSW RAおよびその反転信号/YSW RAにより導通制御される第2のY転送ゲートスイッチTMGA0〜TMGAn、およびリードビットラインRBL B0〜RBL Bnとリードデータ転送ラインRDTLB0〜RDTLBnとをアドレス応じて生成されたYスイッチ信号YSW RBおよびその反転信号/YSW RBにより導通制御される第3のY転送ゲートスイッチTMGB0〜TMGBnを有する。
なお、Y転送ゲートスイッチはNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成されている。
ライトドライバ群173Aは、各ライトデータ転送ラインWDTL0〜WDTLnに入力データDIN<0>〜DIN<n>を転送する複数のライトドライバWDRV0〜WDRVnを有する。
各ライトドライバWDRV1〜WDRVnは共通の構成を有し、ライトデータイネーブル信号WDEをトリガとするクロックドインバータとして構成されている。
ライトドライバWDRVは、PMOSトランジスタPT21,PT22、NMOSトランジスタNT21,NT22、およびインバータIV21を有する。
PMOSトランジスタPT21のソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22のソース接続され、PMOSトランジスタPT22のドレインがNMOSトランジスタNT22のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT22のソースがNMOSトランジスタNT21のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT21のソースが接地されている。インバータIV21の入力端子がライトデータイネーブル信号WDEの供給ラインに接続されている。
そして、各ライトドライバWDRV1〜WDRVnのPMOSトランジスタPT21のゲートがインバータIV21の出力に共通に接続され、NMOSトランジスタNT21aのゲートがライトデータイネーブル信号WDEの供給ラインに共通に接続されている。
各ライトドライバWDRV1〜WDRVnのPMOSトランジスタPT22およびNMOSトランジスタNT22のゲートが入力データDIN<0>〜DIN<n>の入力ラインに接続されている。
センスアンプ群174Aは、各リードデータ転送ラインRDTLA0〜RDTLAnを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSAa0〜SAanを有する。
各センスアンプSAa0〜SAanは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31A、転送ゲートTMG31A、NMOSトランジスタNT31A,NT32A、およびインバータIV31Aを有する。
転送ゲートTMG31Aは、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応するリードデータ転送ラインRDTLA0,RDTLA1およびNMOSトランジスタNT31Aの一方のソースドレインに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31Aの非反転入力端子(+)およびNMOSトランジスタNT32Aの一方のソースドレインに接続されている。
そして、転送ゲートTMG31AのNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDE Aの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31Aを介してリードデータイネーブル信号RDE Aの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31Aはリードデータイネーブル信号RDE Aがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
そして、アンプAMP31Aの反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT31Aは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Aの反転信号/RDE Aの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT32aは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Aの反転信号/RDE Aの供給ラインに接続されている。
センスアンプ群174Bは、各リードデータ転送ラインRDTLB0〜RDTLBnを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSAb0〜SAbnを有する。
各センスアンプSAb0〜SAbnは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31B、転送ゲートTMG31B、NMOSトランジスタNT31B,NT32B、およびインバータIV31Bを有する。
転送ゲートTMG31Bは、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応するリードデータ転送ラインRDTLB0,RDTLB1およびNMOSトランジスタNT31Bの一方のソースドレインに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31Bの非反転入力端子(+)およびNMOSトランジスタNT32Bの一方のソースドレインに接続されている。
そして、転送ゲートTMG31BのNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDE Bの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31Bを介してリードデータイネーブル信号RDE Bの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31Bはリードデータイネーブル信号RDE Bがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
そして、アンプAMP31Bの反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT31Bは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Bの反転信号/RDE Bの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT32Bは、他方のソースドレインが接地電位GNDに接続され、リードイネーブル信号RDE Bの反転信号/RDE Bの供給ラインに接続されている。
次に、上記構成による動作を、Y制御部170の動作を中心に図31〜図36に関連付けて説明する。
まず、メモリセルデータの読み出し動作について説明する。
図31は、第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、スタンバイ状態ではプリチャージ信号PREAはハイレベルで供給され、その結果、ビットラインRBL A0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。
このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE A,RDE B、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE、第2のワードラインRWL A,RWL B、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSW RA,YSW RB,YSW Wは接地電位GNDにリセットされている。
次に、読み出し状態に遷移すると、所望の第2のワードラインRWL A<0>がハイレベルに立ち上がり、サイリスタRAMセル111のセル電流がオン状態になる(セル電流が流れるようになる。
また、プリチャージ信号PREAがハイレベル(電源電圧レベル)からローレベル(接地電位レベル)に立ち下がることで、ビットラインRBL A<0>は接地電位GNDからフローティング状態となる。
また、所望のYスイッチ信号YSW RA<0>とリードデータイネーブル信号RDE Aがハイレベルに立ち上がることで転送ゲートTMG31Aがオンし、センスアンプSAとビットラインRBL A0がデータ転送ラインRDTLA0を介して接続される。
ハイデータ(1データ)読み出し動作時はセル電流が大なので、ビットラインRBL A0がセルによって接地電位GNDからチャージされていく。ここで、ビットラインRBL A0の電位が参照電圧VREFSAよりも高くなるとセンスアンプSAが1判定をして出力SAOUTがハイレベルとなる。
図32は、第2のワードラインRWL A<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、基本的には図31で示した動作と同じであるが、セル電流が小さいためビットラインBLa0のチャージ量が小さい。よってセンスアンプSAは0判定をする。
図33は、第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)および第2のワードラインRWL B<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、それぞれ独立してリード系回路が制御されていることから、互いに干渉することなくマルチポート動作が可能である。
次に、メモリセルへのデータの書き込み動作について説明する。
図34は、ワードラインTWL上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、スタンバイ状態ではライトプリチャージ信号PREWはハイレベルで供給され、その結果、ビットラインWBL0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。
このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE A,RDE B、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE、第2のワードラインRWL A,RWL B、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSW RA,YSW RB,YSW Wは接地電位GNDにリセットされている。
次に、書き込み状態に遷移すると、所望のワードラインTWL<0>、Yスイッチ信号YSW W<0>が立ち上がる。また、ライトプリチャージ信号PREWがローレベルに立ち下がることでビットラインWBL0は接地電位からフローティング状態となる。
また、所望のYスイッチ信号YSW W<0>とライトデータイネーブル信号WDEがローレベルからハイレベルに立ち上がることで、Y転送ゲートスイッチTMGW0がオンし、所望のライトドライバWDRV0とビットラインWBL0がライトデータ転送ラインWDTL0を介して接続される。
ライトドライバWDRV0によってビットラインWBL0が0Vにドライブされた状態で、ワードラインTWL<0>がハイレベルに活性化されと、図5に示したように安定点がセル電流大側に遷移し、ハイデータ(1データ)の書き込み動作が完了する。
図35は、ワードラインTWL上セルで0データ書き込み(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、基本的には図34で示した動作と同じである。
図36は、第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)およびワードラインTWL <1>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、それぞれ独立してライト系回路が制御されていることから、互いに干渉することなくマルチポートのリード、ライト動作が可能である。
以上に、本実施形態によるマルチポート動作が可能な各種サイリスタRAMセルについて説明した。
最後に、図37〜図40に、一般的なサイリスタRAMセルおよび本実施形態に係るサイリスタRAMセルの等価回路およびレイアウトパターン例を示す。
図39および図40は、同一回路でレイアウトパターンが異なる場合を示している。
本実施形態に係るサイリスタRAMセルは図37の一般的なサイリスタRAMセルに対してアクセストランジスタ数が増えているが、レイアウトの工夫により、回路サイズを縮小することが可能である。
バルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモリ素子の1セル構成の例を示す簡略断面図である。 図1のメモリ素子の等価回路図である。 サイリスタRAMのデータ保持時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ読み出し動作時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ“1”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ“0”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。 読み出し動作時のディスターブ発生の要因を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。 Xアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。 Yアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。 本実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。 本実施形態に係るワードラインデコーダの構成例を示す図である。 本実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)および第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 図8のサイリスタRAMセルの2ポートの構成例を示す図である。 図17のサイリスタRAMセルを2×2にアレイ化して示す図である。 1RW1RタイプのサイリスタRAMセルの構成例を示す図である。 図19の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図である。 図19のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。 図17の1RW1RWタイプのサイリスタRAMセルをライト制御用ワードラインは共有化した構成例を示す図である。 図22の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図である。 図22のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。 図19の1RW1RタイプのサイリスタRAMセルをライト制御用ワードラインは共有化した構成例を示す図である。 図25の2ポートサイリスタRAMセルを2×2でアレイ化して示す図である。 図25のサイリスタRAMセルを3ポートして2×2でアレイ化して示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。 本第2の実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。 本第2の実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。 第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインRWL A<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)および第2のワードラインRWL B<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 ワードラインTWL上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である ワードラインTWL上セルで0データ書き込み(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインRWL A<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)およびワードラインTWL <1>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 一般的なサイリスタRAMセルの等価回路およびレイアウトパターン例を示す図である。 本実施形態に係るサイリスタRAMセルの等価回路およびレイアウトパターンの第1例を示す図である。 本実施形態に係るサイリスタRAMセルの等価回路およびレイアウトパターンの第2例を示す図である。 本実施形態に係るサイリスタRAMセルの等価回路およびレイアウトパターンの第3例を示す図である。
符号の説明
100,100A・・・半導体装置、110,100A・・・メモリアレイ部、111・・・サイリスタRAMセル、112・・・サイリスタ素子、113〜119・・・アクセストランジスタ、120,120A・・・Xアドレス(ロウアドレス)デコーダ、130,130A・・・Yアドレス(カラムアドレス)デコーダ、140,140A・・・ワードラインデコーダ、150,150A・・・リードコントロール部、160,160A・・・ライトコントロール部、170,170A・・・Y制御部(カラム制御部)、180・・・入出力バッファ。

Claims (6)

  1. 半導体基板上にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子と、
    上記半導体基板上に形成され、一端が上記サイリスタ素子の一端のストレージノードに接続され、当該ストレージノードの電位を異なるビットラインに伝達可能な複数のアクセストランジスタと、を含むメモリセルを有し、
    上記メモリセルにおいて
    複数のアクセストランジスタは、ライト用アクセストランジスタとリード用アクセストランジスタを含み、
    上記サイリスタ素子のゲート、および上記リード用アクセストランジスタのゲートは異なるワードラインにそれぞれ接続され、
    上記ライト用アクセストランジスタのゲートに接続されるワードラインとサイリスタ素子のゲートに接続されるワードラインとが共有化される
    半導体装置。
  2. 上記複数のアクセストランジスタのうち少なくとも上記ライト用アクセストランジスタは、対応するビットラインと上記ストレージノード間に接続されている
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 上記リード用アクセストランジスタは、対応するビットラインと所定電位との間に接続され、ゲートが上記ストレージノードに接続されている
    請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 上記対応するビットラインと所定電位との間にリード用の複数のアクセストランジスタが直列に接続され、当該複数のアクセストランジスタのうち一のアクセストランジスタのゲートが上記ストレージノードに接続され、他のアクセストランジスタのゲートがワードラインに接続されている
    請求項3記載の半導体装置。
  5. 複数のメモリセルがマトリクスに配列され、
    当該マトリクス配列の各列に対応して複数のビットラインがそれぞれ配線され、
    当該マトリクス配列の各行に対応して複数のワードラインがそれぞれ配線されている
    請求項1から4のいずれか一に記載の半導体装置。
  6. リード動作時に、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプと、
    ライト動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインをライトデータに応じた電圧にドライブするライトドライバと、を含む制御部を有する
    請求項1から5のいずれか一に記載の半導体装置。
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