JP2014017042A - 不揮発性メモリセル、不揮発性メモリセルアレイおよび不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリセル、不揮発性メモリセルアレイおよび不揮発性メモリ Download PDF

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Abstract

【課題】 ビット線の不要な充電による無駄な電力消費を発生させず、誤書き込みを防止することができる不揮発性メモリを実現する。
【解決手段】 不揮発性メモリセルは、ビット線BLおよび反転ビット線BLB間に直列に介挿された抵抗変化型素子R1およびR2と、抵抗変化型素子R1およびR2が共通接続された共通ノードとソース線との間に介挿され、ワード線WLを介して供給される選択電圧によりON/OFFが切り換えられる選択トランジスタT1とを有する。アクセス対象である不揮発性メモリセルのビット線BLおよび反転ビット線BLBの組とソース線SLとの間に書き込みデータに応じた極性の電圧を与え、選択トランジスタをONさせる。これにより抵抗変化型素子R1を高抵抗、抵抗変化型素子R2を低抵抗とし、またはその逆にすることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、抵抗変化型素子を利用した不揮発性メモリセルと、この不揮発性メモリセルを備えた不揮発性メモリセルアレイおよび不揮発性メモリに関する。
微細化に限界が見えてきたフラッシュメモリあるいはDRAMに代わり、近年、次世代不揮発性メモリとして抵抗変化型素子を利用してデータを記憶する抵抗変化型メモリが注目されている。この抵抗変化型素子としては、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory;磁気抵抗RAM)、PRAM(Phase change Random Access Memory;相変化RAM)、ReRAM(Resistance Random Access Memory;抵抗変化型RAM)等に用いられているものが挙げられる。このような抵抗変化型素子を利用したメモリは、フラッシュメモリのような複雑なプロセスを必要とせず、標準ロジックプロセスと相性が良く、微細化に向いていること、低電圧で動作することより、将来性を有望視されている。この種の抵抗変化型素子を利用したメモリの素子構成、特性およびアレイ構成は、例えば特許文献1または非特許文献1に開示されている。
図13(a)および(b)は、抵抗変化型素子として代表的なMTJ(Magnetic Tunnel Junction;磁気トンネル接合)素子を利用した不揮発性メモリセルの構成と動作を示す図である。また、図13(c)は、図13(a)および(b)に示す回路を利用した不揮発性メモリセルの等価回路を示す図である。
図13(a)および(b)に示すように、MTJ素子は、磁気の方向が一定のピン層と、トンネルバリア膜(絶縁膜)と、磁気の方向が変化するフリー層とからなる。図13(a)に示すように、フリー層からピン層に向かう方向の電流を流すと、フリー層の磁化方向がピン層と同一となり、MTJ素子は低抵抗となり、データ“0”を記憶した状態となる。逆に、図13(b)に示すように、ピン層からフリー層に向かう方向の電流を流すと、フリー層の磁化方向がピン層と反対になり、MTJ素子は高抵抗となり、データ“1”を記憶した状態になる。
このようなMTJ素子により不揮発性メモリセルを構成する場合には、図13(a)および(b)に例示するように、MTJ素子を選択するためのスイッチとして、Nチャネル選択トランジスタT1がMTJ素子に直列接続される。図13(c)に示す不揮発性メモリセルは、抵抗変化型素子R1とNチャネル選択トランジスタT1とにより構成されている。ここで、抵抗変化型素子R1は、図13(a)および(b)のMTJ素子である。この抵抗変化型素子R1では、矢印の先端側にフリー層があり、後端側はピン層がある。従って、図13(c)において矢印と逆方向の電流を抵抗変化型素子R1に流すと、抵抗変化型素子R1は低抵抗化し、矢印と同方向の電流を抵抗変化型素子R1に流すと、抵抗変化型素子R1は高抵抗化する。
図13(c)に示す例では、MTJ素子である抵抗変化型素子R1のフリー層にビット線BLが接続され、Nチャネル選択トランジスタT1のソースにソース線SLが接続されている。そして、ビット線BLおよびソース線SL間に書き込みデータに対応した電圧を印加し、かつ、Nチャネル選択トランジスタT1にワード線WLを介して所定の行選択電圧を与え、Nチャネル選択トランジスタT1をONさせることにより、抵抗変化型素子R1に電流を流し、抵抗変化型素子R1に対するデータ“1”または“0”の書き込みが行われる。このような不揮発性メモリセルの構成は、例えば特許文献1に開示されている。
図14は、図13(a)および(b)に示すような不揮発性メモリセルにより構成された従来の不揮発性メモリセルアレイの断面構造を例示する図である。図14に示す例では、半導体基板に図13(a)および(b)に示すNチャネル選択トランジスタT1が2個形成されている。そして、1不揮発性メモリセルを構成する2つのNチャネル選択トランジスタT1のゲートがワード線WLとなっている。これらのNチャネル選択トランジスタT1のソースは、コンタクトホールCSと第1メタル層1Mと第1層および第2層間のビアV1を介して第2メタル層2Mによるソース線SLに接続されている。また、2つのNチャネル選択トランジスタT1の共用のドレインは、コンタクトホールCSを介してMTJ素子のピン層に接続され、このMTJ素子のフリー層はビアV1を介して第2メタル層2Mによるビット線BLに接続されている。
図15は、図13および図14に示す不揮発性メモリセルの動作例を示している。MTJ素子に“0”を書き込む場合、その不揮発性メモリセルのNチャネル選択トランジスタのゲートにワード線WLを介して1.2Vの選択電圧を与え、ビット線BLに1.2Vを、ソース線SLに0Vを与える。この結果、不揮発性メモリセルのMTJ素子にフリー層からピン層に向かう方向の約49μAの電流が流れ、MTJ素子が低抵抗となり、“0”を記憶した状態となる。一方、所望の不揮発性メモリセルのMTJ素子に“1”を書き込む場合、その不揮発性メモリセルのNチャネルトランジスタのゲートに1.2Vの選択電圧WLを与え、ビット線BLに0Vを、ソース線SLに1.2Vを与える。この結果、不揮発性メモリセルのMTJ素子にピン層からフリー層に向かう方向の約49μAの電流が流れ、MTJ素子が高抵抗となり、“1”を記憶した状態となる。
所望の不揮発性メモリセルからデータを読み出す場合は、その不揮発性メモリセルのNチャネルトランジスタのゲートに1.2Vの選択電圧WLを与え、ビット線BLに0.15Vを、ソース線SLに0Vを与える。そして、ビット線BLから不揮発性メモリセルのMTJ素子に流れ込む電流を検出する。MTJ素子が“0”を記憶しており、低抵抗となっている場合、MTJ素子には15μA程度の電流が流れる。一方、MTJ素子が“1”を記憶しており、高抵抗となっている場合、MTJ素子には10μA程度の電流が流れる。従って、MTJ素子に流れ込む電流を検出して閾値と比較することにより、MTJ素子が“0”を記憶しているか“1”を記憶しているかを判定することができる。なお、このような不揮発性メモリセルアレイの構成および不揮発性メモリセルアレイを構成する不揮発性メモリセルの動作条件は例えば非特許文献2に開示されている。
図16は特許文献2に開示された不揮発性メモリセルアレイの回路構成を示す図、図17は同不揮発性メモリセルアレイのレイアウト例を示す図である。図16および図17において、破線により囲った領域は1個分の不揮発性メモリセルMを示している。不揮発性メモリセルアレイは、この不揮発性メモリセルMを行列状に配列したものである。図17に示すように、不揮発性メモリセルアレイでは、垂直方向に延びた矩形のN型不純物領域NDが行列状に配列されている。そして、最上のN型不純物領域NDの行をポリシリコン層による2本のワード線WL0およびWL1が横切り、次のN型不純物領域NDの行を2本のワード線WL2およびWL3が横切り、…という具合に、N型不純物領域NDの各行を各々2本のワード線が横切っている。そして、ポリシリコン層であるワード線とN型不純物層NDとの交差部分が図16に示すNチャネルトランジスタTのゲートとなり、このゲートの両側のN型不純物層がNチャネルトランジスタTのソースまたはドレインとなる。
第1メタル層によるソース線SL01、SL23、SL45は、ワード線WL0とワード線WL1との間の領域、ワード線WL2とワード線WL3との間の領域、ワード線WL4とワード線WL5との間の領域に水平方向に配線されている。そして、ソース線SL01は、ワード線WL0およびWL1をゲートとする各トランジスタTの共通のソースにスルーホールを介して接続され、ソース線SL23は、ワード線WL2およびWL3をゲートとする各トランジスタTの共通のソースにスルーホールを介して接続され、…という具合に、各ソース線は上下に隣り合った各不揮発性メモリセルMの各トランジスタTの共通のソースに接続されている。
第2メタル層によるビット線BL0、BL1、BL2、BL3は、各々不揮発性メモリセルの列を横切って垂直方向に配線されている。各不揮発性メモリセルMは、MTJ素子Rを有している。この不揮発性メモリセルMにおけるMTJ素子Rのフリー層は、同不揮発性メモリセルMを横切るビット線に接続され、MTJ素子Rのピン層は、同不揮発性メモリセルMのNチャネルトランジスタTのドレインに接続されている。
以上説明した不揮発性メモリセルアレイは、非特許文献2に開示されたものよりも、面積を縮小することができるという利点がある。
特開2009−187631号公報 特許第4460552号
ISSCC Digest of Technical Papers,pp.258、Feb.2010. 電子情報通信学会 信学技報ICICE Technical Report ICD2010−7 p35〜p40
ところで、上述した非特許文献2や特許文献2に開示された従来技術は、重大な問題を有する。以下、この問題について説明する。例えば図16において、例えば不揮発性メモリセルM00を選択して“0”を書き込む場合、ビット線BL0に0.6V、ワード線WL0に0.6V、ソース線SLに0Vを印加すると、ビット線BLからソース線SLに電流が流れ、不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子Rは低抵抗となる。このとき非選択のビット線BL1、BL2、・・・はオープンとする。この場合、オープンとなる非選択のビット線BL1、BL2、・・・は、通常、0Vとなるので、ワード線WL0が0.6Vとなって、非選択のビット線が0Vのソース線SLと接続されても特に問題はない。
ところが、例えば不揮発性メモリセルM00を選択して“1”を書き込む場合は、選択ビット線BL0が0V,ソース線SLが0.6Vとなり、ソース線SLからビット線BL0へ電流が流れて、不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子Rが高抵抗となる。ここで、非選択のビット線BL1、BL2、・・・がオープンとなって0Vになり、ワード線WL0が0.6Vとなって不揮発性メモリセルM01、M02、・・・のトランジスタTがONになると、ソース線SLから不揮発性メモリセルM01、M02、・・・のトランジスタTを各々介してビット線BL1、BL2、・・・に充電電流が流れる。この充電電流は非選択ビット線BL1、BL2、・・・がソース線SLの電圧と同じ電圧0.6Vまで充電されれば止まるが、余分なビット線を充電するため、無駄な電力を消費する。
また、一時的ではあるが、非選択の不揮発性メモリセルM01、M02、・・・に電流が流れるので、それらの不揮発性メモリが弱い書き込み状態となり、この状態が繰り返されると、誤書き込みが発生する懸念がある。
この誤書き込み問題を解決するには、非選択ビット線BL1、BL2、・・・をソース線SLと同電位の0.6Vにビット線側から充電しておけばよいが、それでも、書換えのたびに充放電を繰り返すので、余分な電力消費は避けられない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、ビット線の不要な充電による無駄な電力消費を発生させず、誤書き込みを防止することができる不揮発性メモリセル、不揮発性メモリセルアレイおよび不揮発性メモリを提供することを目的とする。
この発明は、ビット線および反転ビット線間に直列に介挿された第1および第2の抵抗変化型素子と、前記第1および第2の抵抗変化型素子が共通接続された共通ノードとソース線との間に介挿され、ワード線を介して供給される選択電圧によりON/OFFが切り換えられる選択トランジスタとを具備し、前記第1および第2の抵抗変化型素子は、前記ビット線から前記反転ビット線に向かう電流を流したときに各々の抵抗値が第1の方向およびその逆方向の第2の方向に各々変化し、前記反転ビット線および前記ビット線に向かう電流を各々に流したときに各々の抵抗値が前記第2の方向および前記第1の方向に各々変化する抵抗変化型素子であることを特徴とする不揮発性メモリセルを提供する。
この不揮発性メモリセルおよびこの不揮発性メモリセルを利用した不揮発性メモリセルアレイ、不揮発性メモリによれば、ソース線の電位を固定した状態で、アクセス対象である不揮発性メモリセルのビット線および反転ビット線の組とソース線との間に書き込みデータに応じた極性の電圧を与え、選択トランジスタをONさせることにより、第1の抵抗変化型素子を高抵抗、第2の抵抗変化型素子を低抵抗とし、または逆に第1の抵抗変化型素子を低抵抗、第2の抵抗変化型素子を高抵抗とすることができる。このようにソース線の電位を固定してアクセス対象の不揮発性メモリセルへのデータ書き込みを行うことができるので、ビット線の不要な充電による無駄な電力消費を発生させず、誤書き込みを防止することができる。
この発明の一実施形態である不揮発性メモリセルの構成を示す回路図である。 同不揮発性メモリセルの動作条件を示す図である。 同不揮発性メモリセルを利用した不揮発性メモリセルアレイを有する不揮発性メモリの構成を示す回路図である。 同不揮発性メモリのセンスアンプの構成例を示す回路図である。 同不揮発性メモリセルアレイの構成例を示すレイアウト図である。 図5のA−A’線断面図である。 図6のB−B’線断面図である。 同不揮発性メモリセルアレイの他の構成例を示すレイアウト図である。 図8のA−A’線断面図である。 図8のB−B’線断面図である。 図8のC−C’線断面図である。 図8のD−D’線断面図である。 MTJ素子の構成および動作を示す図である。 MTJ素子を利用した不揮発性メモリセルの断面構造を例示する図である。 同不揮発性メモリセルの動作条件を示す図である。 同不揮発性メモリセルを利用した不揮発性メモリセルアレイの回路構成を例示する図である。 同不揮発性メモリセルアレイのレイアウト例を示す図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において、トランジスタはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トランジスタ)を指す。
図1は、この発明の一実施形態である不揮発性メモリセルアレイの構成を示す回路図である。この不揮発性メモリセルアレイは、2個の抵抗変化型素子R1およびR2と、Nチャネル選択トランジスタT1とからなる不揮発性メモリセルMijを行列状に配列してなるものである。この不揮発性メモリセルMij(i=0〜m、j=0〜n)により構成された不揮発性メモリセルアレイでは、不揮発性メモリセルの各列Mij(i=0〜m)に沿ってビット線BLjおよび反転ビット線BLBjが配線されている。また、不揮発性メモリセルの各行Mij(j=0〜n)に沿ってワード線WLiおよびソース線SLが配線されている。
第i行第j列の不揮発性メモリセルMijでは、ビット線BLjおよび反転ビット線BLBj間に抵抗変化型素子R1およびR2が直列に介挿されている。抵抗変化型素子R1およびR2としては、MRAM、PRAM、ReRAM等に用いられるものと同様なバイポーラ型抵抗変化型素子を使用することができる。図示の例において、抵抗変化型素子R1およびR2はMRAMに使用されるMTJ素子である。そして、抵抗変化型素子R1のピン層はビット線BLjに、抵抗変化型素子R2のフリー層は反転ビット線BLBjに接続されており、抵抗変化型素子R1のフリー層と抵抗変化型素子R2のピン層が共通接続されている。Nチャネル選択トランジスタT1は、この抵抗変化型素子R1のフリー層と抵抗変化型素子R2のピン層との共通接続点にドレインが接続され、ソース線SLにソースが接続され、ワード線WLiにゲートが接続されている。
以上が本実施形態による不揮発性メモリセルアレイの構成である。
図2は本実施形態による不揮発性メモリセルの動作条件を示す図である。図2に示す例では、第0行のワード線WL0、第0列のビット線BL0および反転ビット線BLB0が選択され、第0行第0列の不揮発性メモリセルM00がアクセス対象となっている。
不揮発性メモリセルM00に“0”を書く場合、ソース線SLを0.6Vとし、選択するビット線BL0および反転ビット線BLB0を0Vとし、選択するワード線WL0を1.2Vとし、選択しないビット線BL1および反転ビット線BLB1を0.6Vとし、選択しないワード線WL1を0Vとする。この場合、アクセス対象である不揮発性メモリセルM00では、抵抗変化型素子R1にフリー層からピン層へ向かう順方向電流が流れるため、抵抗変化型素子R1が低抵抗となり、抵抗変化型素子R2にピン層からフリー層へ向かう逆方向電流が流れるため、抵抗変化型素子R2が高抵抗になる。
一方、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM01では、ワード線WL0が1.2Vであるため、選択トランジスタT1がONとなるが、ビット線BL1、反転ビット線BLB1、ソース線SLが0.6Vとなっているため、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。また、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM10では、ワード線WL1が0V、ビット線BL0、反転ビット線BLB0が0Vなので、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。また、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM11では、ワード線WL1が0V、ビット線BL1および反転ビット線BLB1が0.6Vなので、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。このようにアクセス対象である不揮発性メモリセルM00のみに“0”が書き込まれる。
不揮発性メモリセルM00に“1”を書く場合は、ソース線SLを0.6Vとし、選択するビット線BL0および反転ビット線BLB0を1.2V、選択するワード線WL0を1.2Vとし、選択しないビット線BL1および反転ビット線BLB1を0.6V、選択しないワード線WL1を0Vとする、この場合、アクセス対象である不揮発性メモリセルM00では、抵抗変化型素子R1は逆方向電流が流れて高抵抗になり、抵抗変化型素子R2は順方向電流が流れて低抵抗になる。
一方、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM01では、ワード線WL0が1.2Vであるため、Nチャネル選択トランジスタT1がONとなるが、ビット線BL1、反転ビット線BLB1、ソース線SLが0.6Vとなるため、Nチャネル選択トランジスタT1がONであっても、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。また、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM10では、ワード線WL1が0V、ビット線BL0、反転ビット線BLB0が1.2Vなので、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。また、アクセス対象でない不揮発性メモリセルM11では、ワード線WL1が0V、ビット線BL1および反転ビット線BLB1が0.6Vなので、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れず、抵抗変化型素子R1およびR2の抵抗は変化しない。このようにアクセス対象である不揮発性メモリセルM00のみに“1”が書き込まれる。
次に、読み出し動作を説明する。読み出し動作では、ソース線SLを0.6Vとし、選択するビット線BL0および反転ビット線BLB0をソース線SLの電圧から所定電圧αだけ隔たった電圧0.6V+αとし、選択するワード線WL0を1.2Vとし、選択しないビット線BL1およびBLB1をソース線SLと同様な0.6Vとし、選択しないワード線WL1を0Vとする。
この結果、アクセス対象である不揮発性メモリセルM00では、Nチャネル選択トランジスタT1がONとなり、ビット線BL0およびソース線SL間に電圧αが印加されるとともに、反転ビット線BLB0およびソース線SL間に電圧αが印加されるため、ビット線BL0から抵抗変化型素子R1およびNチャネル選択トランジスタT1を介してソース線SLに電流が流れ、反転ビット線BLB0から抵抗変化型素子R2およびNチャネル選択トランジスタT1を介してソース線SLに電流が流れる。
この場合において、アクセス対象である不揮発性メモリセルM00が“0”を記憶していると、この不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子R1は低抵抗、抵抗変化型素子R2は高抵抗になっている。従って、ビット線BL0から抵抗変化型素子R1に流れ込む電流I(BL0)の方が、反転ビット線BLB0から抵抗変化型素子R2に流れ込む電流I(BLB0)よりも大きくなる。この結果、図示しない電流センス型センスアンプにより、データ“0”が読み出される。なお、この電流センス型センスアンプの構成については後述する。
一方、アクセス対象である不揮発性メモリセルM00が“1”を記憶していると、この不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子R1は高抵抗、抵抗変化型素子R2は低抵抗になっている。従って、ビット線BL0から抵抗変化型素子R1に流れ込む電流I(BL0)よりも、反転ビット線BLB0から抵抗変化型素子R2に流れ込む電流I(BLB0)の方が大きくなる。この結果、図示しない電流センス型センスアンプにより、データ“1”が読み出される。
このような1T2R型の不揮発性メモリセル構成にすれば、差動方式のセンスアンプを採用しても不揮発性メモリ全体の面積を縮小することができ、高速で低価格なメモリを実現することができる。また、ソース線SLは、書き込み/読出し動作のときに、常に0.6Vと一定電圧に固定することができるので、充放電の無駄な電流消費を抑え、低消費電力を実現することができる。また、不揮発性メモリセルの誤書き込みの発生も防止することができる。
図3はこの発明の一実施形態である不揮発性メモリの構成を示す回路図である。図3において、水平方向に並んだ16個の不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)の各々は、m+1行n+1列の行列状に配列された不揮発性メモリセルMij(i=0〜m、j=0〜n)により構成されている。
ワード線WLi(i=0〜m)は、不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)を水平方向に順次横切っている。また、不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)の第0行および第1行の不揮発性メモリセルの対に対してソース線SL01が配線され、第2行および第3行の不揮発性メモリセルの対に対してソース線SL23が配線され、…、という具合に各々2行からなる不揮発性メモリセルの各対に対して水平方向にソース線が配線されている。これらのソース線SL01、SL23、…、SL(m−1)mは、共通ソース線COMSLに各々接続されている。
また、不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)の各々に着目すると、第j列(j=0〜n)の不揮発性メモリセルMij(i=0〜m)に沿って当該列に対応したビット線BLjhおよび反転ビット線BLBjhが各々垂直方向に配線されている。
第j列(j=0〜n)の不揮発性メモリセルMij(i=0〜m)において、抵抗変化型素子R1のピン層はビット線BLjhに接続され、抵抗変化型素子R2のフリー層は反転ビット線BLBjhに接続され、抵抗変化型素子R1のフリー層と抵抗変化型素子R2のピン層は共通接続されている。そして、この抵抗変化型素子R1およびR2の共通接続点にNチャネル選択トランジスタT1のドレインが接続されている。そして、第j列(j=0〜n)の不揮発性メモリセルMij(i=0〜m)において、第i行の不揮発性メモリセルMijのNチャネル選択トランジスタT1のゲートにはワード線WLiが接続されている。
図3に示す例では、第j列(j=0〜n)の不揮発性メモリセルMij(i=0〜m)において、上下に隣接した2行分の不揮発性メモリセル(例えばM0jとM1j)は対をなしており、上下対称にレイアウトされ、各々のNチャネル選択トランジスタT1のソースが共通接続されている。この対をなす2行の不揮発性メモリセルM(i−1)jおよびMijの各Nチャネル選択トランジスタT1のソースの共通接続点がソース線SL(i−1)iに接続されている。
以上が不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)の構成である。
行デコーダ200は、ワード線WLi(i=0〜m)のうち行アドレスが示す行iに対応したワード線を選択し、選択したワード線にNチャネル選択トランジスタT1をONさせる電圧を出力し、他のワード線にNチャネル選択トランジスタT1をOFFさせる電圧を出力する回路である。
列デコーダ300は、第j列(j=0〜n)に対応した各列選択電圧COLj(j=0〜n)のうち列アドレスが示す列jに対応した列選択電圧COLjをアクティブレベルとし、他の列選択電圧を非アクティブレベルとする回路である。
カラムスイッチ部400は、水平方向に配線されたデータ線DLh(h=0〜15)および反転データ線DLhB(h=0〜15)と、水平方向に並んだ不揮発性メモリセルアレイ100−h(h=0〜15)との間に挟まれている。
このカラムスイッチ部400は、カラムスイッチCGjh(j=0〜n、h=0〜15)およびCGBjh(j=0〜n、h=0〜15)により構成されている。ここで、1つの不揮発性メモリセルアレイ100−hには、カラムスイッチCGjh(j=0〜n)およびCGBjh(j=0〜n)が対応している。カラムスイッチCGjh(j=0〜n)は、不揮発性メモリセルアレイ100−hに配線された各列のビット線BLjh(j=0〜n)とデータ線DLhとの間に各々介挿されている。また、カラムスイッチCGBjh(j=0〜n)は、不揮発性メモリセルアレイ100−hに配線された各列の反転ビット線BLBjh(j=0〜n)と反転データ線DLhBとの間に各々介挿されている。
第j列に対応した列選択電圧COLjがアクティブレベル、他の列選択電圧が非アクティブレベルである場合、カラムスイッチCGjh(j=0〜n)およびCGBjh(j=0〜n)のうち第j列に対応したカラムスイッチCGjhおよびCGBjhのみがONとなり、第j列のビット線BLjhおよび反転ビット線BLBjhがデータ線DLhおよび反転データ線DLhBに各々接続される。
バイアス回路500は、NチャネルトランジスタPRjh(j=0〜n、h=0〜15)およびPRBjh(j=0〜n、h=0〜15)と、インバータ501と、レベルシフタ502とを有する。
NチャネルトランジスタPRjh(j=0〜n、h=0〜15)およびPRBjh(j=0〜n、h=0〜15)の各ソースは、共通ソース線COMSLとともに、ソース電圧VSLを発生する電源ノードに接続されている。また、NチャネルトランジスタPRjh(j=0〜n、h=0〜15)の各ドレインは、ビット線BLjh(j=0〜n、h=0〜15)に各々接続され、NチャネルトランジスタPRBjh(j=0〜n、h=0〜15)の各ドレインは、反転ビット線BLBjh(j=0〜n、h=0〜15)に各々接続されている。
インバータ501は、プリチャージ信号PREを論理反転して出力する。レベルシフタ502は、インバータ501の出力信号を論理反転し、かつ、レベルシフトし、所定のHighレベルまたはLowレベルを持った信号として、NチャネルトランジスタPRjh(j=0〜n、h=0〜15)およびPRBjh(j=0〜n、h=0〜15)の各ゲートに出力する。
書き込みドライバ600−h(h=0〜15)は、Highレベル出力、Lowレベル出力および出力ハイインピーダンス状態の3状態をとりうる3ステートバッファを含む。書き込みドライバ600−h(h=0〜15)は、ライトアクセス時、入力データDinh(h=0〜15)に応じた書き込み電圧VWDh(h=0〜15)をデータ線DLh(h=0〜15)および反転データ線DLBh(h=0〜h)に印加する。また、書き込みドライバ600−h(h=0〜15)は、リードアクセス時には、データ線DLh(h=0〜h)および反転データ線DLBh(h=0〜15)を切り離してフローティング状態にする。
センスアンプ700−h(h=0〜15)は、リードアクセス時に、データ線DLh(h=0〜15)に流れる各電流と反転データ線DLBh(h=0〜15)に流れる各電流との間の各電流差を検知して増幅して出力する回路である。出力回路800−h(h=0〜15)は、リードアクセス時に、センスアンプ700−h(h=0〜15)の出力信号を増幅し、アクセス先である不揮発性メモリセルからの読み出しデータDouth(h=0〜15)として出力する回路である。
書き込み制御回路900には、書き込み信号WEと入力データDinh(h=0〜15)が与えられる。書き込み制御回路900は、書き込み信号WEがアクティブレベルであるとき、入力データDinh(h=0〜15)を書き込みドライバ600−h(h=0〜15)に各々供給する。
次に本実施形態の動作を説明する。初期状態では、書き込み信号WEがLowレベル、プリチャージ信号PREがHighレベル、全ての行選択電圧WLおよび列選択電圧COLがLowレベル、ソース電圧VSLが0.6Vとされる。この場合、プリチャージ信号PRがHighレベルなので、NチャネルトランジスタPRjh(j=0〜n、h=0〜15)およびPRBjh(j=0〜n、h=0〜15)が全てONとなり、全てのビット線BLjh(j=0〜n、h=0〜15)および反転ビット線BLBjh(j=0〜n、h=0〜15)が略0.6Vにプリチャージされる。
次に、書き込みモードになると、書き込み信号WEがHighレベルとなり、アクセス対象を指定する行アドレスおよび列アドレスが入力される。ここで、アクセス対象が不揮発性メモリセルM00である場合、この不揮発性メモリセルM00に対する列選択電圧COL0が1.2V、行選択電圧WL0が1.2Vとされ、プリチャージ信号PRがLowレベルとされる。ここで、“0”書き込みの場合は、入力データDin0がLowレベル、書き込み電圧VWD0が0Vになるので、データ線DL0および反転データ線DL0Bの電圧が0V、ビット線BL00および反転ビット線BLB00の電圧が0Vとなる。このため、不揮発性メモリセルM00では、抵抗変化型素子R1のフリー層からピン層に向かう順方向電流が流れ、抵抗変化型素子R1が低抵抗になり、抵抗変化型素子R2のピン層からフリー層に向かう逆方向電流が流れ、抵抗変化型素子R2が高抵抗になり、不揮発性メモリセルM00はデータ“0”を記憶した状態となる。
また、“1”書き込みの場合は、入力データDin0がHighレベル、書き込み電圧VWD0が1.2Vになるので、データ線DL0および反転データ線DL0Bの電圧が1.2V、ビット線BL00および反転ビット線BLB00の電圧が1.2Vとなる。このため、不揮発性メモリセルM00では、抵抗変化型素子R1のピン層からフリー層に向かう逆方向電流が流れ、抵抗変化型素子R1が高抵抗になり、抵抗変化型素子R2のフリー層からピン層に向かう順方向電流が流れ、抵抗変化型素子R2が低抵抗になり、不揮発性メモリセルM00はデータ“1”を記憶した状態となる。
ここで、非選択のビット線は、あらかじめ0.6Vにプリチャージされているので、行選択電圧WL0として1.2Vが与えられても、非選択の不揮発性メモリセル(例えば不揮発性メモリセルM01〜M0n)の選択トランジスタT1を介して抵抗変化型素子R1およびR2に充電電流が流れることはなく、誤書き込みの問題は起きない。また、ソース電圧VSLの電圧源から共通ソース線COMSLに無駄な充電電流が流れないので、消費電流を削減することができる。
また、選択ビット線BL00および選択反転ビット線BLB00に接続された他の不揮発性メモリセル(この例では不揮発性メモリセルM10〜Mm0)では、選択トランジスタT1がOFFになるため、抵抗変化型素子R1およびR2に電流が流れない。
次に、読み出しモードの場合は、書き込み信号WEがLowレベルとなる。行アドレスおよび列アドレスが確定すると、プリチャージ信号PREがLowレベルとなる。
アクセス対象が不揮発性メモリセルM00である場合、不揮発性メモリセルM00に対する行選択電圧WL0と列選択電圧COL0が1.2Vとなる。また、ビット線BL0および反転ビット線BLB0が選択され、データ線DL0および反転データ線DL0Bを各々介してセンスアンプ700−0に接続される。この結果、ビット線BL0から不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子R1およびNチャネル選択トランジスタT1を介して共通ソース線COMSLへ電流が流れ、反転ビット線BLB0から不揮発性メモリセルM00の抵抗変化型素子R2およびNチャネル選択トランジスタT1を介して共通ソース線COMSLへ電流が流れる。このビット線BL0に流れる電流と反転ビット線BLB0に流れる電流の電流差を、センスアンプ700−0が増幅し、出力回路800−0がセンスアンプ700−0の出力信号に基づいて不揮発性メモリセルM00からの読み出しデータDout0を出力する。
ここで、不揮発性メモリセルM00に“0”が記憶されている場合、抵抗変化型素子R1が低抵抗、抵抗変化型素子R2が高抵抗になっているので、ビット線BL0に流れる電流I(BL0)は反転ビット線BLB0に流れる電流I(BLB0)よりも大きくなる。センスアンプ700−0は、この微小な電流差を検知し、検知結果を示す信号を出力する。これにより出力回路800−0は、データDout0として“0”を出力する。
また、不揮発性メモリセルM00に“1”が記憶されている場合、抵抗変化型素子R1が高抵抗、抵抗変化型素子R2が低抵抗になっているので、ビット線BL0に流れる電流I(BL0)は反転ビット線BLB0に流れる電流I(BLB0)よりも小さくなる。センスアンプ700−0は、この微小な電流差を検知し、検知結果を示す信号を出力する。これにより出力回路800−0は、データDout0として“1”を出力する。
図4はセンスアンプ700−h(h=0〜15)の構成例を示す回路図である。図4において、Pチャネルトランジスタ705、703、701、702、704および706の各ソースは、センスアンプの高電位側電源に接続されている。Pチャネルトランジスタ705、703、701の各ゲートはPチャネルトランジスタ705のドレインに共通接続されており、このPチャネルトランジスタ705のドレインとデータ線DLとの間にはNチャネルトランジスタ711が介挿されている。このNチャネルトランジスタ711のゲートにはバイアス電圧VBIASが与えられる。このバイアス電圧VBIASは、共通ソース線に対するソース電圧VSLにNチャネルトランジスタの閾値電圧Vthnと所定電圧値αとを加えた電圧値を有している。
また、Pチャネルトランジスタ706、704、702の各ゲートはPチャネルトランジスタ706のドレインに共通接続されており、このPチャネルトランジスタ706のドレインと反転データ線DLBとの間にはNチャネルトランジスタ712が介挿されている。このNチャネルトランジスタ712のゲートにはバイアス電圧VBIASが与えられる。
Nチャネルトランジスタ709、707、710、708の各ソースは、センスアンプの低電位側電源に接続されている。ここで、Nチャネルトランジスタ709および707の各ゲートはNチャネルトランジスタ709のドレインに共通接続されており、このNチャネルトランジスタ709のドレインはPチャネルトランジスタ703のドレインに接続されている。また、Nチャネルトランジスタ710および708の各ゲートはNチャネルトランジスタ710のドレインに共通接続されており、このNチャネルトランジスタ710のドレインはPチャネルトランジスタ704のドレインに接続されている。また、Nチャネルトランジスタ707のドレインはPチャネルトランジスタ702のドレインに接続され、Nチャネルトランジスタ708のドレインはPチャネルトランジスタ701のドレインに接続されている。そして、Nチャネルトランジスタ707のドレインとPチャネルトランジスタ702のドレインとの接続点がこのセンスアンプの正転出力信号OUTの出力ノードとなっており、Nチャネルトランジスタ708のドレインとPチャネルトランジスタ701のドレインとの接続点がこのセンスアンプの反転出力信号OUTBの出力ノードとなっている。
以上の構成において、リードアクセス時には、データ線DLがアクセス対象である不揮発性メモリセルの接続されたビット線BLに接続され、反転データ線DLBがアクセス対象である不揮発性メモリセルの接続された反転ビット線BLBに接続される。ここで、Nチャネルトランジスタ711および712の各ゲートにはバイアス電圧VBIAS=VSL+Vthn+αが与えられるので、データ線DLおよび反転データ線DLBにはこのバイアス電圧VBIASから閾値電圧Vthnだけ低下した電圧VSL+αが出力され、この電圧VSL+αがアクセス対象である不揮発性メモリセルの接続されたビット線BLおよび反転ビット線BLBに印加される(図2参照)。この結果、アクセス対象である不揮発性メモリセルでは、ビット線BLから抵抗変化型素子R1およびNチャネル選択トランジスタT1を介してソース線SLに電流が流れ、反転ビット線BLBから抵抗変化型素子R2およびNチャネル選択トランジスタT1を介してソース線SLに電流が流れる。そして、このビット線BLに流れる電流I(BL)および反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)がデータ線DLおよび反転データ線DLBに各々流れる。
図4において、Pチャネルトランジスタ705とPチャネルトランジスタ703はカレントミラーを構成し、Nチャネルトランジスタ709とNチャネルトランジスタ707はカレントミラーを構成しているので、Nチャネルトランジスタ707にはアクセス対象の不揮発性メモリセルが接続されたビット線BLに流れる電流I(BL)に比例した電流が流れる。また、Pチャネルトランジスタ706とPチャネルトランジスタ704はカレントミラーを構成し、Nチャネルトランジスタ710とNチャネルトランジスタ708はカレントミラーを構成しているので、Nチャネルトランジスタ708にはアクセス対象の不揮発性メモリセルが接続された反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)に比例した電流が流れる。
一方、Pチャネルトランジスタ705とPチャネルトランジスタ701はカレントミラーを構成しており、Pチャネルトランジスタ706とPチャネルトランジスタ702はカレントミラーを構成している。従って、Nチャネルトランジスタ707にはビット線BLに流れる電流I(BL)に比例した電流が流れるのに対し、Nチャネルトランジスタ707の負荷であるPチャネルトランジスタ702には反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)に比例した電流が流れる。また、Nチャネルトランジスタ708には反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)に比例した電流が流れるのに対し、Nチャネルトランジスタ708の負荷であるPチャネルトランジスタ701にはビット線BLに流れる電流I(BL)に比例した電流が流れる。
従って、アクセス対象である不揮発性メモリセルが“0”を記憶しており、ビット線BLに流れる電流I(BL)が反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)よりも大きい場合、正転出力信号OUTがLowレベル、反転出力信号OUTBがHighレベルとなる。
また、アクセス対象である不揮発性メモリセルが“1”を記憶しており、ビット線BLに流れる電流I(BL)が反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)よりも小さい場合、正転出力信号OUTがHighレベル、反転出力信号OUTBがLowレベルとなる。
図4に示すセンスアンプは、Pチャネルトランジスタ702がNチャネルトランジスタ707の負荷となり、Pチャネルトランジスタ701がNチャネルトランジスタ708の負荷となっているため、差動増幅のゲインが高く、ビット線BLに流れる電流I(BL)と反転ビット線BLBに流れる電流I(BLB)の僅かな差を検知して増幅することが可能である。
図5は本実施形態における不揮発性メモリセルアレイの構成例を示すレイアウト図である。図6は図5のA−A’線断面図、図7は図5のB−B’線断面図である。
図5において破線で囲まれた領域には1ビット分の不揮発性メモリセルが形成されている。1ビット分の不揮発性メモリセルは、選択トランジスタT1と、2個の抵抗変化型素子R1およびR2を含む。
図5〜図7に示すように、本実施形態では、p型の半導体基板に不揮発性メモリセルの各列間を分離するためのトレンチ分離層STIが形成されている。そして、半導体基板において、各トレンチ分離層STIに挟まれた領域に、不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のソースまたはドレインとなるn+拡散領域が形成されている。
また、この構成例では、配線層として、ポリシリコン配線層と、第1メタル層1Mと、その上層である第2メタル層2Mとが用いられている。そして、図5に示すように、最上行をなすn+拡散領域をポリシリコン配線層による2本のワード線WL0およびWL1が横切り、次の1行をなすn+拡散領域をポリシリコン配線層による2本のワード線WL2およびWL3が横切り、という具合に、n+拡散領域の各行を1行当たり2本のワード線が横切っている。ここで、ワード線WL0は第0行の不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のゲートとなっており、ワード線WL1は第1行の不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のゲートとなっている。他のワード線も同様である。
また、第0行の不揮発性メモリセルおよび第1行の不揮発性メモリセルの共用の第1メタル層1Mによるソース線SL01が2本のワード線WL0およびWL1の間の領域を横切っており、その下のn+拡散層とコンタクトホールCS1を介して接続されている。同様に第2行の不揮発性メモリセルおよび第3行の不揮発性メモリセルの共用の第1メタル層1Mによるソース線SL23が2本のワード線WL2およびWL3の間の領域を横切っており、その下のn+拡散層とコンタクトホールCS1を介して接続されている。このコンタクトホールCS1を介してソース線と接続されたn+拡散領域が不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のソースである。
また、図5に示すレイアウト例では、最左列をなすn+拡散領域を第2メタル層2Mによるビット線BL0および反転ビット線BLB0が横切り、次の1列をなすn+拡散領域を第2メタル層2Mによるビット線BL1および反転ビット線BLB1が横切り、という具合に、n+拡散領域の各列をビット線BLおよび反転ビット線BLBが横切っている。
図6に示すように、第2メタル層2Mによる反転ビット線BLBの下方にはMTJ素子である抵抗変化型素子R2が配置されており、反転ビット線BLBはこの抵抗変化型素子R2のフリー層とビアV1を介して接続されている。また、図6および図7に示すように、第2メタル層2Mによるビット線BLの下方にはMTJ素子である抵抗変化型素子R1が配置されており、ビット線BLはこの抵抗変化型素子R1のピン層とビアV1を介して接続されている。そして、抵抗変化型素子R2のピン層と抵抗変化型素子R1のフリー層は第1メタル層1Mによる配線に接続されており、この配線はコンタクトホールCS2を介してn+拡散領域に接続されている。この抵抗変化型素子R2のピン層と抵抗変化型素子R1のフリー層とが接続されたn+拡散領域が不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のドレインである。
このような、1個のトランジスタと2個の抵抗変化型素子からなる1T2Rの構成にすることにより、従来の2T2R方式より小さな面積で、高速動作が可能であり、かつ、低消費電力で安価な不揮発性メモリを実現することができる。
図8は本実施形態による不揮発性メモリセルアレイの他の構成例を示すレイアウト図である。また、図9は図8のA−A’線断面図、図10は図8のB−B’線断面図、図16にC−C‘面の断面図、図17にD−D’面の断面図を示す。
図8において、破線で囲まれた領域に不揮発性メモリセルM00がある。このレイアウト例では、第2メタル層によるソース線SL、第1メタル層1Mによるビット線BL、第3メタル層による反転ビット線BLBが使用されている。
このレイアウト例においても、図9〜図12に示すように、p型の半導体基板に不揮発性メモリセルの各列間を分離するためのトレンチ分離層STIが形成されている。そして、半導体基板において、各トレンチ分離層STIに挟まれた領域に、不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のソースまたはドレインとなるn+拡散領域が形成されている。
図8に示すように、ワード線WL0、WL1、WL2、WL3、…は、図5の不揮発性メモリセルアレイと同様である。また、ソース線SL01、SL12、…は、図5のものと同様に2本のワード線の間の領域に配線されているが、これらのソース線は第2メタル層2Mにより構成されている。そして、この第2メタル層2Mによるソース線SL01、SL12、…は、図10に示すように、ビアV1−1を介して第1メタル層1Mの配線に接続され、この配線がコンタクトホールCS1を介してn+拡散領域に接続されている。このビアV1−1、第1メタル層1Mによる配線、コンタクトホールCS1を介してソース線SLと接続されたn+拡散領域が不揮発性メモリセルの選択トランジスタT1のソースである。
また、図8に示すレイアウト例では、最左列をなすn+拡散領域を第1メタル層1Mによるビット線BL0および第3メタル層3Mによる反転ビット線BLB0が横切り、次の1列をなすn+拡散領域を第1メタル層1Mによるビット線BL1および第3メタル層3Mによる反転ビット線BLB1が横切り、という具合に、n+拡散領域の各列をビット線および反転ビット線BLBが横切っている。
図8および図9に示すように、第3メタル層3Mによる反転ビット線BLBとその下方の第1メタル層1Mによるビット線BLは、深さ方向に平行に並んで配線されている。そして、第3メタル層3Mによる反転ビット線BLBと第1メタル層1Mによるビット線BLの間に第2メタル層2Mによる配線が配置されている。この第2メタル層2Mによる配線には抵抗変化型素子R2であるMTJ素子MTJ2のピン層が載っており、このMTJ素子MTJ2のフリー層はビアV2を介して反転ビット線BLBに接続されている。また、MTJ素子MTJ2が載った第2メタル層2Mの配線の下面はビアV1−3を介して抵抗変化型素子R1であるMTJ素子MTJ1のフリー層に接続されている。そして、このMTJ素子MTJ1のピン層は第1メタル層1Mによるビット線BLの上に載っている。
また、MTJ素子MTJ2が載った第2メタル層2Mの配線は、図8および図9に示すように、ワード線WLと平行に(すなわち、水平方向)n+拡散領域の右端境界付近まで延びており、この第2メタル層2Mの配線の右端部は、図9および図12に示すように、ビアV1−2、第1メタル層1Mによる配線、コンタクトホールCS2を介してn+拡散領域に接続されている。この第1メタル層1Mによる配線、ビアV1−2、第1メタル層1Mによる配線、コンタクトホールCS2を介してMTJ素子MTJ1のピン層と接続されたn+拡散領域が不揮発性メモリの選択トランジスタT1のドレインである。
このレイアウト例においても、図5〜図7のレイアウト例と同様な効果が得られる。まや、上述した図5〜図7のレイアウト例では、抵抗変化型素子R1およびR2のピン層とフリー層の向きが逆であり、抵抗変化型素子の製造工程が多少複雑となるが、図8〜図12のレイアウト例では、抵抗変化型素子R1、R2の向きが同一方向となり、製造が容易であるという利点がある。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば図5において、ソース線SLを第2メタル層2Mとし、ビット線BLおよび反転ビット線BLBを第1メタル層1Mとしてもよい。また、図8において、ビット線BLを第3メタル層3Mとし、反転ビット線BLBを第1メタル層1Mとしてもよい。
T1……選択トランジスタ、R1,R2……抵抗変化型素子、BL,BLjh(j=0〜n、h=0〜15)……ビット線、BLB,BLBjh(j=0〜n、h=0〜15)……反転ビット線、WL,WLi(i=0〜m)……ワード線、SL,SLi−1,i(i=1、3、…)……ソース線、100−h(h=0〜15)……不揮発性メモリセルアレイ、Mij(i=0〜m、j=0〜n)……不揮発性メモリセル、200……行デコーダ、300……列デコーダ、400……カラムゲート部、CGjh(j=0〜n、h=0〜15)、CGBjh(j=0〜n、h=0〜15)……カラム選択スイッチ、DLh(h=0〜15)……データ線、DLhB(h=0〜15)……反転データ線、900……書込制御回路、600−h(h=0〜15)……書き込みドライバ、700−h(h=0〜15)……センスアンプ、800−h(h=0〜15)……出力回路、500…バイアス回路。

Claims (8)

  1. ビット線および反転ビット線間に直列に介挿された第1および第2の抵抗変化型素子と、
    前記第1および第2の抵抗変化型素子が共通接続された共通ノードとソース線との間に介挿され、ワード線を介して供給される選択電圧によりON/OFFが切り換えられる選択トランジスタとを具備し、
    前記第1および第2の抵抗変化型素子は、前記ビット線から前記反転ビット線に向かう電流を流したときに各々の抵抗値が第1の方向およびその逆方向の第2の方向に各々変化し、前記反転ビット線および前記ビット線に向かう電流を各々に流したときに各々の抵抗値が前記第2の方向および前記第1の方向に各々変化する抵抗変化型素子であることを特徴とする不揮発性メモリセル。
  2. 請求項1に記載の不揮発性メモリセルを複数使用した不揮発性メモリセルアレイを備えた不揮発性メモリにおいて、
    前記不揮発性メモリセルアレイの所望の不揮発性メモリセルに対して入力データの書き込みを行う場合に、当該不揮発性メモリセルに接続されたソース線にソース電圧を与えるとともに、当該不揮発性メモリセルが接続されたビット線および反転ビット線の組と前記ソース線との間に前記入力データに応じた極性の電圧を与えるとともに、当該不揮発性メモリセルの選択トランジスタをONにする選択電圧をワード線に出力し、
    前記不揮発性メモリセルアレイの所望の不揮発性メモリからデータの読み出しを行う場合に、当該不揮発性メモリセルに接続されたソース線にソース電圧を与えるとともに、前記ソース電圧から所定電圧だけ隔たった電圧を当該不揮発性メモリセルが接続されたビット線および反転ビット線の組に与え、このビット線および反転ビット線に流れる各電流の電流差に基づいて当該不揮発性メモリセルからの読み出しデータを判定することを特徴とする不揮発性メモリ。
  3. 行列状に配列された複数の不揮発性メモリセルからなる不揮発性メモリセルアレイであって、各不揮発性メモリセルが、前記不揮発性メモリセルアレイにおける不揮発性メモリセルの各列に沿って配線されたビット線および反転ビット線間に直列に介挿された第1および第2の抵抗変化型素子と、前記第1および第2の抵抗変化型素子が共通接続された共通ノードとソース線との間に介挿され、前記不揮発性メモリセルアレイにおける不揮発性メモリセルの各行に沿って配線されたワード線を介して供給される選択電圧によりON/OFFが切り換えられる選択トランジスタとを具備し、前記第1および第2の抵抗変化型素子は、前記ビット線から前記反転ビット線に向かう電流を流したときに各々の抵抗値が第1の方向およびその逆方向の第2の方向に各々変化し、前記反転ビット線および前記ビット線に向かう電流を各々に流したときに各々の抵抗値が前記第2の方向および前記第1の方向に各々変化する抵抗変化型素子である不揮発性メモリセルアレイと、
    前記不揮発性メモリセルアレイにおいてアクセス対象である不揮発性メモリセルが属する行のワード線に前記選択トランジスタをONさせる選択電圧を出力する行デコーダと、
    前記不揮発性メモリセルアレイにおいてアクセス対象である不揮発性メモリセルが属する列のビット線および反転ビット線をデータ線および反転データ線に接続する列デコーダと、
    ライトアクセス時、前記データ線および反転データ線の組に対して入力データに応じた極性の書き込み電圧を印加する書き込み手段と、
    リードアクセス時、前記データ線に流れる電流と前記反転データ線に流れる電流との電流差に基づいて、アクセス対象である不揮発性メモリセルからの読み出しデータを判定する読み出し手段とを具備し、
    前記不揮発性メモリセルアレイのソース線の電位を固定して、前記ライトアクセスおよびリードアクセスを行うことを特徴とする不揮発性メモリ。
  4. リードアクセスおよびライトアクセスが行われていない期間、前記不揮発性メモリセルアレイにおける全てのビット線および全ての反転ビット線にプリチャージ電圧を印加するバイアス回路を具備し、リードアクセス時およびライトアクセス時に、アクセス対象でない不揮発性メモリセルが属する各列のビット線および反転ビット線にプリチャージ電圧を保持させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の不揮発性メモリ。
  5. 行方向に延び、かつ、列方向に並び、行列状に配列された複数のトランジスタのゲートを各々構成する複数本のワード線と、
    前記複数本のワード線と平行に配線され、前記行列状に配列された複数のトランジスタのソースに接続された複数本のソース配線と、
    前記ソース線と異なるレイヤの配線により構成されており、前記複数本のワード線と直交し、前記行列状に配列された複数のトランジスタの各列に沿って配線された複数本のビット線および複数本の反転ビット線と、
    前記複数のトランジスタにおける各列の各トランジスタの各ドレインと当該列のビット線との間に介挿された複数の第1の抵抗変化型素子と、
    前記複数のトランジスタにおける各列の各トランジスタの各ドレインと当該列の反転ビット線との間に介挿された複数の第2の抵抗変化型素子と
    を具備することを特徴とする不揮発性メモリセルアレイ。
  6. 前記第1および第2の抵抗変化型素子はMTJ素子であり、
    前記第1の抵抗変化型素子は、ピン層およびフリー層のうちの一方が前記ビット線に接続され、他方を下方に向け、前記第2の抵抗変化型素子は、ピン層およびフリー層のうちの他方が前記反転ビット線に接続され、一方を下方に向けて、前記ビット線および前記反転ビット線の各々の下方に配置されており、前記第1の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層のうちの他方と、前記第2の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層のうちの一方は、メタル層配線を介して前記トランジスタのドレインに接続されていることを特徴とする請求項5に記載の不揮発性メモリセルアレイ。
  7. 行方向に延び、かつ、列方向に並び、行列状に配列された複数のトランジスタのゲートを各々構成する複数本のワード線と、
    前記複数本のワード線と平行に配線され、前記行列状に配列された複数のトランジスタのソースに接続された複数本のソース配線と、
    前記ソース線と異なるレイヤの配線により構成されており、前記複数本のワード線と直交し、前記行列状に配列された複数のトランジスタの各列に沿って配線された複数本のビット線と、
    前記複数本のビット線と深さ方向に平行に並んで配線され、前記ソース線および前記ビット線のいずれとも異なるレイヤの配線により構成された複数本の反転ビット線と、
    前記複数のトランジスタにおける各列の各トランジスタの各ドレインと当該列のビット線との間に介挿された複数の第1の抵抗変化型素子と、
    前記複数のトランジスタにおける各列の各トランジスタの各ドレインと当該列の反転ビット線との間に介挿された複数の第2の抵抗変化型素子と
    を具備することを特徴とする不揮発性メモリセルアレイ。
  8. 前記第1の抵抗変化型素子および前記第2の抵抗変化型素子は、各々MTJ素子であり、前記ビット線および前記反転ビット線の間に深さ方向に並んで配置されており、前記第1の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層の一方は前記ビット線に接続され、前記第2の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層の他方は前記反転ビット線に接続され、前記第1の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層の他方および前記第2の抵抗変化型素子におけるピン層およびフリー層の一方はメタル層配線を介して前記トランジスタのドレインと接続されていることを特徴とする請求項7に記載の不揮発性メモリセルアレイ。
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